JP2021135978A - 管理装置および管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】継手付きホースの管理の容易化を図る。【解決手段】本発明に係る管理装置３０は、継手付きホース３を構成するホースに関する情報、ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報が入力される通信部３１と、入力された継手付きホース情報と、継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部３２と、継手付きホース情報に対応付けて記憶されている識別子に対応する識別符号を継手付きホース情報の入力元に発行する制御部３３と、を備える。制御部３３は、識別符号の読み取りにより得られた識別子が入力されると、識別子に対応付けて記憶部３２に記憶されている継手付きホース情報を、識別子の入力元および継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する。【選択図】図２

Description

本発明は、管理装置および管理システムに関する。

ゴムホースあるいは樹脂ホースなどのホースの端部に継手金具が加締められた継手付きホースは、建設機器、および、プラントなどで稼働する産業機器などの、油圧で作動する種々の機器における油圧ホースなど、種々の用途で用いられている。

特許文献１には、ホースの識別番号、ホースの設置位置およびホースの設置時期などの情報を情報タグに記憶し、その情報タグをホースに取り付けることで、ホースの交換時期などを管理する技術が開示されている。

国際公開第２０１９／１３１６６５号

従来、上述した継手付きホースの管理は、ホースおよび継手金具に付された管理番号を用いて行われていた。そのため、例えば、継手付きホースを交換する場合、ホースおよび継手金具に付された管理番号を目視により読み取り、読み取った管理番号に基づき、交換する継手付きホースを特定するといった煩雑な作業が生じていた。特に、継手付きホースは、使用用途、使用場所などに応じて、ホースと継手金具との組み合わせおよびホースの長さが個別に異なり、上述したような管理番号の読み取りによる管理は非常に煩雑であった。特許文献１に記載の技術では、交換時期などを管理することは可能であるが、継手付きホース自体の管理の容易化には改善の余地があった。

上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、継手付きホースの管理の容易化を図ることができる管理装置および管理システムを提供することにある。

本発明の一態様に係る管理装置は、ホースの端部に継手金具が加締められた継手付きホースを管理する管理装置であって、前記継手付きホースを構成するホースに関する情報、前記ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、前記ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記継手付きホース情報と、前記継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記継手付きホース情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている識別子に対応する識別符号を前記継手付きホース情報の入力元に発行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別符号の読み取りにより得られた識別子が入力されると、前記識別子に対応付けて前記記憶部に記憶されている継手付きホース情報を、前記識別子の入力元および前記継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する。
上記構成を有することにより、ホースおよび継手金具に付された管理番号などを参照することなく、識別符号に示される識別子を読み取るだけで、継手付きホースを構成するホースおよび継手金具ならびにホースの長さを容易に把握することができる。そのため、継手付きホースの管理の容易化を図ることができる。

本発明の一態様に係る管理装置において、前記継手付きホース情報には、前記継手付きホースに付随する付随物に関する情報がさらに含まれてよい。
上記構成を有することにより、継手付きホースの付随物についても容易に把握することができる。

本発明の一態様に係る管理装置において、前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに当該継手付きホースの注文依頼が入力されると、前記識別子の入力元からの前記継手付きホースの注文を受け付けてよい。
上記構成を有することにより、継手付きホースに関連付けられた識別符号を読取装置により読み取り、所定の発注操作を行うだけで、その継手付きホースを発注することができるので、継手付きホースの注文の手間を削減することができる。

本発明の一態様に係る管理装置において、前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに、前記継手付きホースの利用に係る情報が入力されると、前記識別子に対応付けて前記継手付きホースの利用に係る情報を前記記憶部に記憶させてよい。
上記構成を有することにより、管理装置において、継手付きホースの利用に係る情報をさらに管理することができる。

本発明の一態様に係る管理システムは、ホースの端部に継手金具が加締められた継手付きホースを管理する管理装置と、前記継手付きホースを構成するホースに関する情報、前記ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、前記ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報を前記管理装置に入力する情報入力装置と、を含み、前記管理装置は、前記情報入力装置から前記継手付きホース情報が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記継手付きホース情報と、前記継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記継手付きホース情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている識別子に対応する識別符号を前記情報入力装置に発行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別符号の読み取りにより得られた識別子が入力されると、前記識別子に対応付けて前記記憶部に記憶されている継手付きホース情報を、前記識別子の入力元および前記継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する。
上記構成を有することにより、ホースおよび継手金具に付された管理番号などを参照することなく、識別符号に示される識別子を読み取るだけで、継手付きホースを構成するホースおよび継手金具ならびにホースの長さを容易に把握することができる。そのため、継手付きホースの管理の容易化を図ることができる。

本発明の一態様に係る管理システムにおいて、前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに当該継手付きホースの注文依頼が入力されると、前記識別子の入力元からの前記継手付きホースの注文を受け付けてよい。
上記構成を有することにより、継手付きホースに関連付けられた識別符号を読取装置により読み取り、所定の発注操作を行うだけで、その継手付きホースを発注することができるので、継手付きホースの注文の手間を削減することができる。

本発明の一態様に係る管理システムにおいて、前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに、前記継手付きホースの利用に係る情報が入力されると、前記識別子に対応付けて前記継手付きホースの利用に係る情報を前記記憶部に記憶させてよい。
上記構成を有することにより、管理装置において、継手付きホースの利用に係る情報をさらに管理することができる。

本発明によれば、継手付きホースの管理の容易化を図ることができる、管理装置および管理システムを提供することができる。

本発明の一実施形態に係る管理システムの構成例を示す図である。 図１に示す管理装置の構成例を示す図である。 図２に示す記憶部が記憶するデータベースの構成の一例を示す図である。 図２に示す管理装置による識別符号の発行の際の動作の一例を示すフローチャートである。 図２に示す管理装置による、識別符号の読み取りに応じた動作の一例を示すフローチャートである。

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して例示説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または同等の構成要素を示している。

図１は、本発明の一実施形態に係る管理システム１の構成例を示す図である。

図１に示す管理システム１は、情報入力装置１０と、読取装置２０と、管理装置３０とを備える。情報入力装置１０、読取装置２０および管理装置３０は、ネットワーク２を介して互いに接続される。ネットワーク２は、インターネット、携帯電話網などの、有線通信および／または無線通信による通信が可能な種々のネットワークである。

情報入力装置１０は、例えば、ゴムホースあるいは樹脂ホースなどのホースの端部に継手金具を取り付けて（加締めて）、継手付きホース３を製造する製造業者において使用される装置である。継手付きホース３の製造業者は、ホースおよび継手金具の製造業者と同じであってもよいし、ホースおよび継手金具の製造業者の少なくとも一方が継手付きホース３の製造業者と異なっていてもよい。情報入力装置１０は、パーソナルコンピュータなどの汎用的な機器であってもよいし、専用の機器であってもよい。

情報入力装置１０は、継手付きホース情報が入力される。継手付きホース情報は、継手付きホース３を構成するホースに関する情報、ホースに加締められた継手金具に関する情報およびホースの長さに関する情報を少なくとも含む。ホースに関する情報は、品番、型番などの当該ホースを特定可能な情報である。継手金具に関する情報は、品番、型番などの当該継手金具を特定可能な情報である。ホースの長さに関する情報は、継手付きホース３を構成するホースの長さを示す情報である。継手付きホース情報には、継手付きホース３に付随する付随物に関する情報が含まれてもよい。継手付きホース３に付随する付随物は、例えば、ホースの軸方向に沿って設けられた、ホースを保護する保護部材などである。

継手付きホース３の製造に応じて、継手付きホース情報が情報入力装置１０に入力される。情報入力装置１０は、入力された継手付きホース情報を、ネットワーク２を介して、管理装置３０に入力（送信）する。

詳細は後述するが、継手付きホース３に対応する識別符号４が、管理装置３０から情報入力装置１０に発行される。発行された識別符号４は、対応する継手付きホース３と関連付けられて、ユーザに販売などされる。情報入力装置１０に発行された識別符号４は、例えば、印刷され、継手付きホース３に貼り付けられるなどして、継手付きホース３と関連付けられる。識別符号４は、例えば、ＱＲコード（登録商標）であるが、これに限られない。識別符号４は、バーコード、データマトリックス、ドットコードなどであってもい。

読取装置２０は、継手付きホース３に関連付けられた識別符号４を読み取り可能な装置である。読取装置２０は、例えば、継手付きホース３が配置されたプラントの管理者などにより使用される装置である。読取装置２０は、例えば、バーコードリーダ、ＱＲコード（登録商標）リーダ、識別符号４の読み取り機能を備えたスマートフォンあるいはタブレット端末などである。読取装置２０は、識別符号４から読み取った識別子を、ネットワーク２を介して管理装置３０に送信可能である。

管理装置３０は、継手付きホース３を個体ごとに管理する。管理装置３０は、情報入力装置１０から送信されてきた継手付きホース３の継手付きホース情報を、その継手付きホース３を識別する識別子と対応付けて記憶する。そして、管理装置３０は、その識別子に対応する識別符号４を、ネットワーク２を介して、継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０に発行する。また、管理装置３０は、読取装置２０により読み取られた、識別符号４で示される識別子を受信すると、その識別子に対応付けて記憶している継手付きホース情報を、識別子の入力元である読取装置２０および継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０の少なくとも一方に出力する。

図２は、本実施形態に係る管理装置３０の構成例を示す図である。なお、情報入力装置１０および読取装置２０の構成は、上述した各装置の機能を達成できれば任意の構成でよいため、説明を省略する。

図２に示す管理装置３０は、通信部３１と、記憶部３２と、制御部３３とを備える。通信部３１は、入力部の一例である。

通信部３１は、ネットワーク２を介した通信が可能な通信モジュールを含む。通信部３１は、当該通信モジュールを介して、情報入力装置１０および読取装置２０と通信する。通信部３１は、情報入力装置１０から送信されてきた、継手付きホース情報を受信する（継手付きホース情報が入力される）。通信部３１は、入力された継手付きホース情報を制御部３３に出力する。また、通信部３１は、読取装置２０から送信されてきた、識別符号４で示される識別子を受信する（識別子が入力される）。通信部３１は、入力された識別子を制御部３３に出力する。また、通信部３１は、制御部３３の制御に従い、発行された識別符号４を情報入力装置１０に送信する。また、通信部３１は、制御部３３の制御に従い、継手付きホース情報を、情報入力装置１０および読取装置２０の少なくとも一方に送信する。

記憶部３２は、継手付きホース情報を記憶するデータベースを有する。記憶部３２は、制御部３３の制御に従い、当該データベースに、継手付きホース３の継手付きホース情報と、その継手付きホース３を識別する識別子とを対応付けて記憶する。

図３は、記憶部３２が記憶するデータベースの構成例を示す図である。

図３に示すように、記憶部３２は、継手付きホース３の識別子に対応付けて、ホース情報、第１継手金具情報、第２継手金具情報および長さ情報を記憶する。

ホース情報は、継手付きホース３を構成するホースの品番、型番などの、ホースを特定可能な情報である。ホース情報は、継手付きホース３を構成するホースに関する情報の一例である。

第１継手金具情報は、ホースの一端に取り付けられた継手金具の品番、型番などの、継手金具を特定可能な情報である。第２継手金具情報は、ホースの他端に取り付けられた継手金具の品番、型番などの、継手金具を特定可能な情報である。第１継手金具情報および第２継手金具情報は、継手金具に関する情報の一例である。

長さ情報は、継手付きホース３を構成するホースの長さを示す情報である。長さ情報は、ホースの長さに関する情報の一例である。

上述したように、継手付きホース情報には、継手付きホース３に付随する付随物情報がさらに含まれてよい。この場合、記憶部３２は、図３に示すように、継手付きホース３の識別子に対応付けて、付随物情報をさらに記憶してよい。付随物情報は、継手付きホース３に付随する保護部材などの付随物の品番、型番などの、付随物を特定可能な情報である。付随物情報は、継手付きホース３に付随する付随物に関する情報の一例である。

また、記憶部３２は、継手付きホース３の識別子に対応付けて、入力元情報、製造年月日情報および出荷年月日情報をさらに記憶してよい。

入力元情報は、継手付きホース情報を入力した入力元の名称、連絡先（例えば、メールアドレス）などを示す情報である。したがって、入力元情報は、例えば、ホースに継手金具を加締めて、継手付きホース３を製造した製造業者を示す情報である。

製造年月日情報は、継手付きホース３が製造された年月日を示す情報である。出荷年月日情報は、継手付きホース３がユーザなどに出荷された年月日を示す情報である。入力元情報、製造年月日情報および出荷年月日情報は、例えば、情報入力装置１０から管理装置３０に入力される。

図２を再び参照すると、制御部３３は、１つ以上のプロセッサである。プロセッサとしては、ＣＰＵ（Central Processing Unit）などの汎用プロセッサまたは特定の処理に特化した専用プロセッサを使用することができる。制御部３３には、１つ以上の専用回路が含まれてよい。また、制御部３３において、１つ以上のプロセッサを１つ以上の専用回路に置き換えてもよい。専用回路としては、例えば、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）またはＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）を使用することができる。制御部３３は、管理装置３０全体の動作を制御する。

制御部３３は、通信部３１から継手付きホース３の継手付きホース情報が入力されると、その継手付きホース３を識別する識別子を生成する。制御部３３は、生成した識別子と対応付けて、通信部３１から出力された継手付きホース情報を記憶部３２に記憶させる。また、制御部３３は、継手付きホース３を識別する識別子に対応する識別符号４を生成し、通信部３１に、生成した識別符号４を継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０へ送信させる。また、制御部３３は、通信部３１から継手付きホース３を識別する識別子が入力されると、その識別子に対応付けて記憶部３２に記憶されている継手付きホース情報を、識別子の入力元である読取装置２０および継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０の少なくとも一方に送信する。継手付きホース情報を情報入力装置１０に送信する場合、制御部３３は、記憶部３２に記憶されている、継手付きホース情報の入力元情報を参照することで、継手付きホース情報の送信先を特定することができる。

本実施形態に係る管理装置３０によれば、継手付きホース３に関連付けられた識別符号４を読取装置２０により読み取ることで、その継手付きホース３の継手付きホース情報が、情報入力装置１０および読取装置２０の少なくとも一方に送信される。したがって、ホースおよび継手金具に付された管理番号などを参照することなく、継手付きホース３に関連付けられた識別符号４を読み取るだけで、継手付きホース３を構成するホースおよび継手金具ならびにホースの長さを容易に把握することができる。そのため、継手付きホース３の管理の容易化を図ることができる。

次に、本実施形態に係る管理装置３０の動作について説明する。

図４は、識別符号４の発行の際の管理装置３０の動作の一例を示すフローチャートである。

通信部３１は、情報入力装置１０から送信されてきた継手付きホース情報を受信し、継手付きホース情報の入力を受け付ける（ステップＳ１１）。

制御部３３は、継手付きホース３の継手付きホース情報が入力されると、その継手付きホース３を識別する識別子を生成する。そして、制御部３３は、生成した識別子と、入力された継手付きホース情報とを対応付けて、記憶部３２に記憶させる（ステップＳ１２）。

次に、制御部３３は、生成した識別子に対応する識別符号４を生成し、生成した識別符号４を継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０に発行（送信）する（ステップＳ１３）。

図５は、識別符号４の読み取りに応じた管理装置３０の動作の一例を示すフローチャートである。

読取装置２０は、識別符号４の読み取りにより得られた、継手付きホース３を識別する識別子を管理装置３０に送信する。継手付きホース３に関連付けられた識別符号４の読み取りは、例えば、その継手付きホース３の交換が必要な場合に、継手付きホース３が取り付けられたプラントの管理者などにより、読取装置２０を用いて行われる。

通信部３１は、読取装置２０から送信されてきた継手付きホース３を識別する識別子を受信し、当該識別子の入力を受け付ける（ステップＳ２１）。

制御部３３は、継手付きホース３を識別する識別子が入力されると、その識別子に対応付けて記憶部３２に記憶されている継手付きホース情報を、識別子の入力元である読取装置２０および継手付きホース情報の入力元である情報入力装置１０の少なくとも一方に送信する（ステップＳ２２）。継手付きホース情報を読取装置２０に送信する場合、継手付きホース３の交換などのために、識別符号４を読取装置２０により読み取った管理者などは、交換などが必要な継手付きホース３の詳細を容易に把握することができるので、製造業者・販売業者への注文などを容易に行うことができる。また、継手付きホース情報を情報入力装置１０に送信する場合、プラントなどに設置され、交換などが必要な継手付きホース３の詳細を把握し、交換用の継手付きホース３の製造を容易に行うことができる。

なお、読取装置２０は、ユーザが情報入力可能な情報入力部を備えていてもよい。読取装置２０には情報入力部を介して、例えば、継手付きホース３の設置日時、設置場所などに関する情報が入力されてよい。読取装置２０は、継手付きホース３に関連付けられた識別符号４に示される識別子とともに、入力された継手付きホース３の設置日時、設置場所などの、継手ホース３の利用に係る情報を管理装置３０に送信されてもよい。制御部３３は、識別子とともに送信されてきた、継手付きホース３の設置日時、設置場所などに関する情報を、その手付きホース３の識別子と対応付けて記憶部３２に記憶させてよい。すなわち、制御部３３は、継手付きホース３の識別子とともに、継手付きホース３の利用に係る情報が入力されると、識別子に対応付けて継手付きホース３の利用に係る情報を記憶部３２に記憶させる。こうすることで、エンドユーザーにおける継手付きホース３の利用に係る情報をさらに、管理装置３０において管理することができる。その結果、例えば、継手付きホース３が設置されてから一定期間が経過した場合、その継手付きホース３の利用者に継手付きホース３交換を提案するといった管理が可能となる。

また、本実施形態においては、読取装置２０により識別符号４で示される識別子を読み取ることで、その識別子で識別される継手付きホース３を注文できるようにしてもよい。例えば、識別符号４の読み取りにより継手付きホース情報が読取装置２０に送信されたのち、読取装置２０のユーザにより、その継手付きホース３を発注する旨の操作が行われると、読取装置２０は、発注された継手付きホース３の識別子とともに、その継手付きホース３の注文依頼を管理装置３０に送信する。制御部３３は、継手付きホース３の識別子とともに、当該継手付きホース３の注文依頼が入力されると、その識別子の入力元からの継手付きホース３の注文を受け付けてよい。そして、制御部３３は、例えば、入力された識別子で識別される継手付きホース３の製造元に、識別子の入力元から所定の数の継手付きホース３が発注されたことを通知する。これにより、エンドユーザーは、継手付きホース３に関連付けられた識別符号４を読取装置２０により読み取り後に、所定の発注操作を行うだけで、その継手付きホース３を発注することができるので、継手付きホース３の注文の手間を削減することができる。また、ユーザが継手付きホース３を注文する手間が削減されることで、当該継手付きホース３の製造元・販売元にとっては、継手付きホース３の継続的な購入を期待することができる。

このように本実施形態に係る管理装置３０は、継手付きホース３を構成するホースに関する情報、ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報が入力される入力部としての通信部３１と、入力された継手付きホース情報と、継手付きホース３を識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部３２と、継手付きホース情報に対応付けて記憶部３２に記憶されている識別子に対応する識別符号４を継手付きホース情報の入力元に発行する制御部３３とを備える。制御部３３は、識別符号４の読み取りにより得られた識別子が入力されると、識別子に対応付けて記憶部３２に記憶されている継手付きホース情報を、識別子の入力元および前記継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する。

また、本実施形態に係る管理システム１は、管理装置３０と、継手付きホース３を構成するホースに関する情報、ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報を管理装置３０に入力する情報入力装置１０と、を含む。管理装置３０は、情報入力装置１０から継手付きホース情報が入力される入力部としての通信部３１と、入力された継手付きホース情報と、継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部３２と、継手付きホース情報に対応付けて記憶部３２に記憶されている識別子に対応する識別符号４を情報入力装置１０に発行する制御部３３と、を備える。制御部３３は、識別符号４の読み取りにより得られた識別子が入力されると、識別子に対応付けて記憶部３２に記憶されている継手付きホース情報を、識別子の入力元および継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する。

そのため、ホースおよび継手金具に付された管理番号などを参照することなく、識別符号４に示される識別子を読み取るだけで、継手付きホース３を構成するホースおよび継手金具ならびにホースの長さを容易に把握することができる。そのため、継手付きホース３の管理の容易化を図ることができる。

本発明に係る管理装置３０および管理システム１は、上述した実施形態に示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。

１：管理システム、２：ネットワーク、３：継手付きホース、４：識別符号、１０：情報入力装置、２０：読取装置、３０：管理装置、３１：通信部（入力部）、３２：記憶部、３３：制御部

Claims (7)

1. ホースの端部に継手金具が加締められた継手付きホースを管理する管理装置であって、
   前記継手付きホースを構成するホースに関する情報、前記ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、前記ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報が入力される入力部と、
   前記入力部に入力された前記継手付きホース情報と、前記継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
   前記継手付きホース情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている識別子に対応する識別符号を前記継手付きホース情報の入力元に発行する制御部と、を備え、
   前記制御部は、前記識別符号の読み取りにより得られた識別子が入力されると、前記識別子に対応付けて前記記憶部に記憶されている継手付きホース情報を、前記識別子の入力元および前記継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する管理装置。
2. 請求項１に記載の管理装置において、
   前記継手付きホース情報には、前記継手付きホースに付随する付随物に関する情報がさらに含まれる、管理装置。
3. 請求項１または２に記載の管理装置において、
   前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに当該継手付きホースの注文依頼が入力されると、前記識別子の入力元からの前記継手付きホースの注文を受け付ける、管理装置。
4. 請求項１から３のいずれか一項の記載の管理装置において、
   前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに、前記継手付きホースの利用に係る情報が入力されると、前記識別子に対応付けて前記継手付きホースの利用に係る情報を前記記憶部に記憶させる、管理装置。
5. ホースの端部に継手金具が加締められた継手付きホースを管理する管理装置と、前記継手付きホースを構成するホースに関する情報、前記ホースに加締められた継手金具に関する情報、および、前記ホースの長さに関する情報を少なくとも含む継手付きホース情報を前記管理装置に入力する情報入力装置と、を含み、
   前記管理装置は、
   前記情報入力装置から前記継手付きホース情報が入力される入力部と、
   前記入力部に入力された前記継手付きホース情報と、前記継手付きホースを識別する識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
   前記継手付きホース情報に対応付けて前記記憶部に記憶されている識別子に対応する識別符号を前記情報入力装置に発行する制御部と、を備え、
   前記制御部は、前記識別符号の読み取りにより得られた識別子が入力されると、前記識別子に対応付けて前記記憶部に記憶されている継手付きホース情報を、前記識別子の入力元および前記継手付きホース情報の入力元の少なくとも一方に出力する、管理システム。
6. 請求項５に記載の管理システムにおいて、
   前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに当該継手付きホースの注文依頼が入力されると、前記識別子の入力元からの前記継手付きホースの注文を受け付ける、管理システム。
7. 請求項５または６に記載の管理システムにおいて、
   前記制御部は、前記継手付きホースの識別子とともに、前記継手付きホースの利用に係る情報が入力されると、前記識別子に対応付けて前記継手付きホースの利用に係る情報を前記記憶部に記憶させる、管理システム。
   
   

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