JP2021134814A - 開閉弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォータハンマー音を低減することができる開閉弁装置を提供する。【解決手段】開閉弁装置50は、流入口62と流出口64が形成され、流入口62と流出口64の何れかが第1開口であり、流入口62と流出口64のうち第1開口とは異なるものが第2開口である通水部材60と、閉弁時において、上記第1開口における流路面積を低減する抵抗体70と、抵抗体70によって上記第1開口における流路面積が低減された後に、上記第2開口を閉弁する弁体80と、を備えている。【選択図】図8

Description

本開示は、開閉弁装置に関する。
特許文献1には、水栓の開閉弁が開示されている。開閉弁は、ボタンが押し込み操作されることにより、吐水及び止水が行なわれるように切換えられる。
特開2017−67182号公報
吐水及び止水が行なわれるように切換えられる開閉弁装置において、止水時に生じるウォータハンマー音を低減する技術が求められている。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ウォータハンマー音を低減することができる開閉弁装置を提供することを目的とする。
本開示の開閉弁装置は、流入口と流出口が形成され、前記流入口と前記流出口の何れかが第1開口であり、前記流入口と前記流出口のうち前記第1開口とは異なるものが第2開口である通水部材と、閉弁時において、前記第1開口における流路面積を低減する抵抗体と、前記抵抗体によって前記第1開口における流路面積が低減された後に、前記第2開口を閉弁する弁体と、を備えている。
実施形態1に係るシャワーヘッド装置を示す縦断面図である。 開閉弁装置及び保持機構の分解斜視図である。 第2接続部材、通水部材、及び抵抗体を示す分解斜視図である。 通水部材、弁体、及び第1接続部材を示す分解斜視図である。 開弁状態における開閉弁装置の断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 1回目の押圧操作時の開閉弁装置の断面図である。 1回目の押圧操作直後の開閉弁装置の断面図である。 閉弁状態における開閉弁装置の断面図である。
<実施形態1>
シャワーヘッド装置10は、浴室内等において、把持部13を把持して使用される。シャワーヘッド装置10は、図1に示すように、浴室壁面Wに取り付けられたシャワーフック(図示せず)に掛けて使用することもできる。シャワーヘッド装置10の上流側端部は、給水ホース11の一端に接続されている。給水ホース11の他端は、図示しない湯水混合水栓(図示せず)に接続されている。給水ホース11からシャワーヘッド装置10への給水及び止水は、使用者が湯水混合水栓を操作することによって切り換えることができる。本開示において「水」は、湯水混合水栓装置において温度調節された湯水を含む。以下の説明において、図1に示す浴室壁面Wと反対側がシャワーヘッド装置10の前側であり、浴室壁面W側がシャワーヘッド装置10の後側である。左右方向は、シャワーヘッド装置10を前側から見た場合における左右の向きである。上下方向は、鉛直方向に沿った上下の向きである。
シャワーヘッド装置10は、カバー部材12、散水板14、ボタン17、保持機構20、第1接続部材30、第2接続部材40、開閉弁装置50、を備える。カバー部材12は、シャワーヘッド装置10の外形を構成する。散水板14は、散水板14を厚さ方向に貫通する複数の散水孔15が形成されている。シャワーヘッド装置10内に流入した水は、散水孔15を通って散水板14の表面側から散水される。
ボタン17は、開閉弁装置50の開弁状態と閉弁状態とを切り替えるための操作部である。ボタン17は、把持部13の前側に設けられ、後方に向けて押圧操作される。ボタン17が押圧操作されると、保持機構20及び開閉弁装置50が作動して、開閉弁装置50の開弁状態と閉弁状態が交互に切り換えられる。このような構成によれば、使用者が手元でボタン17を押圧操作することによって、シャワーヘッド装置10を簡便に一時止水することができ、節水に寄与できる。
保持機構20は、ボタン17が押圧操作される毎に、開閉弁装置50の制御軸51を図5に示す開弁位置と、図9に示す閉弁位置とに交互に移動させ、保持する。保持機構20は、図2に示すように、伝達部材21、カム本体22、回転子23によって構成されている。伝達部材21は、ボタン17側からの動力を、制御軸51の軸方向に沿った向きに変換して回転子23に伝達する。保持機構20の動作態様は、回転子23をカム本体22に対して上下2段階に変位させる公知のオルタネイト機構と同様であり、その説明を省略する。回転子23は、制御軸51の上端に接触して、制御軸51の上端位置を規定する。
図2に示すように、第1接続部材30は、開閉弁装置50(後述する通水部材60)における上流側に接続されている。第1接続部材30は、内部に上流側通水路31が形成されている。第2接続部材40は、開閉弁装置50(通水部材60)における下流側に接続されている。第2接続部材40は、内部に下流側通水路41(図3参照)が形成されている。上流側通水路31から開閉弁装置50に流入した水は、開閉弁装置50を通って下流側通水路41に流出する。開閉弁装置50は、第1接続部材30から第2接続部材40への給水及び止水を切り替える開閉弁である。
開閉弁装置50は、図2及び図5に示すように、制御軸51、通水部材60、抵抗体70、弁体80、背圧室90、パイロット流路91、パイロット弁92を備えている。制御軸51は、細長い棒状であり、通水部材60の中心に配置されている。制御軸51の上端は、通水部材60から上方に突出して回転子23に接触している。
通水部材60は、内部に通水路61が形成された筒状部材である。通水部材60は、流入口62と流出口64が形成されている。流出口64が第1開口に対応し、流入口62が第2開口に対応する。流入口62は、通水部材60における下端において、下方に向けて開口する。流入口62の開口縁には、弁体80が着座する弁座63が設けられている。流出口64は、通水部材60における流入口62よりも上側において、通水部材60を径方向に貫通する形で形成されている。通水部材60は、上部に壁部65が設けられている。壁部65は、貫通孔66が形成され、貫通孔66に制御軸51が挿入されている。
抵抗体70は、図8に示すように、流出口64における流量を絞る部材である。抵抗体70は、通水部材60の内部に配置されている。抵抗体70は、制御軸51に一体的に設けられ、制御軸51と連動する。抵抗体70は、図3に示すように、制御軸51から径方向外側に向けて延びた延出部71と、延出部71の先端に接続された環状部72と、を有している。延出部71は、制御軸51を中心とする円周方向において等間隔に3個設けられている。複数の延出部71は、放射状に配置され、環状部72の内側における水の通過を許容する。環状部72は、抵抗体70が最も上昇すると、流出口64に対して通水路61側から重なる形で配置される。環状部72は、抵抗体70が上昇するのに従って、流出口64における流路面積を徐々に小さくする。
弁体80は、図5及び図9に示すように、流入口62を開閉する部材である。弁体80は、弁座63に着座することによって流入口62を閉塞し、弁座63から下方に離れることによって流入口62を開放する。弁体80は、上方に向かうにつれて縮径するテーパ部81と、テーパ部81の下方に設けられたシール部材82とを有している。弁体80の閉弁時において、テーパ部81が流入口62に進入して、シール部材82が弁座63に水密に接触する。
弁体80は、抵抗体70と別体である。弁体80は、閉弁時において一時的に制御軸51から離れて、抵抗体70よりも遅い速度で上昇する。弁体80は、中心を上下に貫通する貫通孔84が設けられている。弁体80の背面側(下側)には、第2筒部97が弁体80と一体に設けられている。第2筒部97の内部空間は、貫通孔84に通じてパイロット流路91を形成する。
背圧室90は、弁体80の背面側に形成されている。背圧室90は、有底筒状の第1筒部93と、第1筒部93の内部を上下に移動する可動部94とによって形成されている。可動部94は、パイロット弁92と一体に設けられている。背圧室90は、弁体80よりも上流側に位置する上流側通水路31に通じる穴95が形成されている。穴95は、後述するように弁体80の閉弁方向への移動速度を調整できる程度に小さい穴である。穴95は、第1筒部93の底を貫通して、上流側通水路31に連通する。背圧室90は、穴95を通じて内部に水が流入することによって、弁体80の閉弁方向への移動を許容する。背圧室90内には、パイロット弁92を閉弁方向に向けて付勢するバネ96が設けられている。バネ96を構成する巻線の一端部は、穴95に進退自在に挿入されている。
パイロット流路91は、背圧室90に連通する水抜路である。パイロット流路91には、制御軸51の軸方向に延びた細長い棒状の挿入部99が進退自在に挿入されている。パイロット流路91は、弁体80の貫通孔84と第2筒部97の内部空間に挿入部99が挿入された状態において、貫通孔84と第2筒部97の内部空間に形成された隙間である。第2筒部97は、パイロット弁92よりも上方において、第1筒部93に進退自在に挿入されている。第2筒部97の下端側の開口縁には、パイロット弁92が着座するパイロット弁座98が設けられている。パイロット流路91は、背圧室90内の水を、弁体80よりも下流側に位置する通水路61に排出する。挿入部99は、制御軸51からの動力をパイロット弁92に伝達する部材である。パイロット弁92の閉弁時において、挿入部99の上端は弁体80の貫通孔84から上方に突出している(図9参照)。この状態から、挿入部99が弁体80に対して下方に移動すると、パイロット弁92がパイロット弁座98から離れて開弁する。
パイロット弁92は、パイロット流路91を開閉する部材である。パイロット弁92は、パイロット弁座98に着座することによってパイロット流路91を閉塞し、パイロット弁座98から下方に離れることによってパイロット流路91を開放する。パイロット弁92は、挿入部99の下端に設けられている。つまり、弁体80とパイロット弁92は、制御軸51の軸方向に並んで配置されている。パイロット弁92は、バネ96によって閉弁方向に向けて付勢されており、制御軸51から挿入部99に力が作用していない状態では、閉弁状態に保持される。
開閉弁装置50における各部の動作について説明する。開閉弁装置50の開弁状態においては、図5に示すように、制御軸51が保持機構20によって開弁位置に保持されている。制御軸51の開弁位置においては、抵抗体70が流出口64の下方に位置するとともに、弁体80が流入口62の弁座63から下方に離れている。開閉弁装置50の開弁状態においては、上流側通水路31から流入口62に水が流入し、通水路61を通って、流出口64から下流側通水路41に水が流出する(図6参照)。このようにして、開閉弁装置50に通水され、シャワーヘッド装置10から散水される。
開閉弁装置50を開弁状態から閉弁状態に切り替える場合には、使用者は、図7に示すように、ボタン17を押圧する。開閉弁装置50を開弁状態から閉弁状態に切り替える場合の押圧操作を1回目の押圧操作とも称する。1回目の押圧操作では、保持機構20が作動して、制御軸51は、一旦、開弁位置よりも下方に押し下げられる。制御軸51に押される形で、弁体80及び可動部94が下方に移動する。可動部94が第2筒部97内を下方に移動すると、背圧室90内の水が排水され、背圧室90が縮小する。この際、パイロット弁92は開弁状態であり、背圧室90内の水は、主にパイロット流路91を通って通水路61に排出される。
1回目の押圧操作の後、ボタン17から手を離すと、保持機構20が作動して、通水部材60を流通する水の流動圧によって、図8に示すように、回転子23、制御軸51、及び抵抗体70が上方に向けて移動する。回転子23は図5に示す開弁位置を超えて更に上方に移動し、抵抗体70は開弁位置から流出口64における流量を絞る方向に移動する。回転子23が閉弁位置に至ると、回転子23の上方への移動が規制され、制御軸51及び抵抗体70は閉弁位置に保持される。制御軸51及び抵抗体70の閉弁位置において、抵抗体70が流路抵抗として作用して、流出口64における流量が絞られる。抵抗体70によって絞られる流出口64の流量は、ウォータハンマー音の低減という観点から、図5に示す開弁状態における流量に対して30%以上70%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることがより好ましく、約50%がさらに好ましい。
上述のように制御軸51が閉弁位置に向けて移動を開始すると、図8に示すように、制御軸51が挿入部99から離れて、パイロット弁92がバネ96の付勢力によって上方に移動する。パイロット弁92がパイロット弁座98に着座すると、パイロット流路91が閉塞される。背圧室90内の水圧は、バネ96の付勢力によって上流側通水路31における水圧よりも小さくなり、穴95から背圧室90内に水が徐々に流入する。穴95から水が流入すると、流入した水の体積に応じて、可動部94が上方に向けて徐々に移動する。可動部94が移動すると、弁体80は、可動部94と連動して上方に向けて徐々に移動する。つまり、弁体80の閉弁方向への移動速度は、穴95から流入する水の流量(例えば、単位時間において穴95の断面を通過した水の体積)に応じて設定される。開閉弁装置50の閉弁時において、弁体80の閉弁方向への移動速度は、制御軸51及び抵抗体70の閉弁位置への移動速度よりも小さく設定されている。弁体80が通水部材60における弁座63に着座すると、上流側通水路31から流入口62への水の流入が遮断され、図9に示すように開閉弁装置50における閉弁が完了する。つまり、開閉弁装置50は、閉弁時において、図8に示すように抵抗体70によって流出口64における流量が絞られた後に、図9に示すように弁体80が流入口62を閉弁する。このようにして、開閉弁装置50によって一時止水され、シャワーヘッド装置10からの散水が停止される。
開閉弁装置50を閉弁状態から開弁状態に切り替える場合には、使用者は、再度、ボタン17を押圧する。開閉弁装置50を閉弁状態から開弁状態に切り替える場合の押圧操作を2回目の押圧操作とも称する。2回目の押圧操作では、保持機構20が作動して、制御軸51は、一旦、閉弁位置よりも下方に押し下げられる。開閉弁装置50の閉弁状態においては、上述したようにパイロット弁92が閉弁しており、挿入部99の上端が弁体80の貫通孔84から上方に突出している。挿入部99の上端は、制御軸51によって押し下げられて弁体80の上面と同じ高さまで下方に移動する。挿入部99と連動して、パイロット弁92が下方に移動すると、パイロット弁92が開弁して、パイロット流路91が開放される。パイロット流路91が開放されると、背圧室90内の圧力が下がり、可動部94及び弁体80の押し下げを小さい力で行うことができる。制御軸51が下方に移動すると、制御軸51に押される形で、可動部94が下方に移動する。すると、背圧室90内にある水が、主にパイロット流路91から排水される。挿入部99の上端が弁体80の上面と同じ高さまで下げられた後、弁体80は、制御軸51によって可動部94とともに押し下げられ、開弁する。抵抗体70は、制御軸51とともに下方に移動して、流出口64を開放する。弁体80が開弁し、抵抗体70が流出口64を開放すると、開閉弁装置50への通水が再開され、シャワーヘッド装置10から散水される。
2回目の押圧操作の後、ボタン17から手を離すと、保持機構20が作動して、通水部材60を流通する水の流動圧によって、図8に示すように、回転子23、制御軸51、及び抵抗体70が上方に向けて移動する。回転子23が開弁位置に至ると、回転子23の上方への移動が規制される。すると、制御軸51及び抵抗体70の上方への移動が規制され、保持機構20によって制御軸51及び抵抗体70は開弁位置に保持される。弁体80は、制御軸51及び抵抗体70と連動して、上述した開弁状態における位置に復帰する(図5参照)。
本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態の開閉弁装置50は、流入口62と流出口64が形成された通水部材60と、閉弁時において、流出口64における流路面積を低減する抵抗体70と、抵抗体70によって流出口64における流路面積が低減された後に、流入口62を閉弁する弁体80と、を備えている。この構成によれば、抵抗体70によって流量が絞られた後に弁体80が閉弁するため、抵抗体70を備えない構成に比して、閉弁時における水の圧力変化を緩和でき、ウォータハンマー音を低減できる。
本実施形態において、弁体80は、抵抗体70と別体である。このような構成によれば、抵抗体70によって流量を絞った後に、弁体80によって閉弁する構成をコンパクトに実現できる。例えば、弁体を制御軸に一体に設けた構成では、抵抗体70と弁体80が同時に移動するから、抵抗体70と弁体80が移動した際の流動圧の変化等を考慮して、各部の位置及び大きさ等を設計する必要があり、開閉弁装置50の大型化が懸念される。これに対して、本実施形態では、例えば、抵抗体70及び弁体80が移動するタイミングをズラすことによって、抵抗体70によって流量を絞った後に、弁体80によって閉弁することができ、各部の設計自由度が大きくなる。このような構成は、設置空間の大きさに制約があるシャワーヘッド装置10において、特に有効である。
本実施形態において、抵抗体70は、通水部材60を流通する水の流動圧によって、流出口64における流量を絞る方向に移動する。このような構成によれば、抵抗体70を移動させるために、バネ等の付勢部材を設ける必要がなく、部品点数の低減及び開閉弁装置50の小型化に寄与できる。
本実施形態の開閉弁装置50は、弁体80の背面側に形成された背圧室90を備えている。背圧室90は、弁体80よりも上流側に位置する上流側通水路31に通じる穴95が形成されている。弁体80は、穴95から背圧室90内に水が流入して、流入口62を閉弁する方向に移動する。このような構成によれば、背圧室90に流入する水の流量に応じて弁体80が移動する速度を調整することができ、抵抗体70によって流量を絞った後に、弁体80によって閉弁するタイミングを調整しやすい。
本実施形態の開閉弁装置50は、背圧室90に連通するパイロット流路91と、パイロット流路91を開閉するパイロット弁92と、を備えている。開閉弁装置50は、パイロット弁92が開弁して背圧室90内にある水が背圧室90から排水され、弁体80が流入口62を開弁する。このような構成によれば、開弁時には、背圧室90から水を速やかに排水して、弁体80の開弁に要する力を小さくすることができる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)開閉弁装置は、閉弁時において、抵抗体が流入口における流路面積を低減し、弁体が流出口を閉弁する構成であってもよい。
(2)上記実施形態以外にも、通水部材、弁体、及び抵抗体の構成は適宜変更可能である。例えば、流出口は通水部材の上端において上方に開口する形で設けられていてもよい。弁体は抵抗体と一体であってもよい。弁体は第2筒部と別体であってもよい。
(3)抵抗体は、通水部材を流通する水の流動圧のみならず、バネ等の付勢力が付与されて移動する構成であってもよい。
(4)弁体の背面側に背圧室を設けず、その他の機構によって弁体の移動速度を調整してもよい。
(5)保持機構は、ハートカム機構等の他のオルタネイト機構であってもよい。
(6)開閉弁装置は、シャワーヘッド装置以外の水栓装置に設けられもよい。
31…上流側通水路、50…開閉弁装置、60…通水部材、62…流入口(第2開口)、64…流出口(第1開口)、70…抵抗体、80…弁体、81…テーパ部、82…シール部材、90…背圧室、91…パイロット流路、92…パイロット弁、95…穴

Claims (5)

  1. 流入口と流出口が形成され、前記流入口と前記流出口の何れかが第1開口であり、前記流入口と前記流出口のうち前記第1開口とは異なるものが第2開口である通水部材と、
    閉弁時において、前記第1開口における流路面積を低減する抵抗体と、
    前記抵抗体によって前記第1開口における流路面積が低減された後に、前記第2開口を閉弁する弁体と、を備えた開閉弁装置。
  2. 前記弁体は、前記抵抗体と別体である請求項1に記載の開閉弁装置。
  3. 前記抵抗体は、前記通水部材を流通する水の流動圧によって、前記第1開口における流量を絞る方向に移動する請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の開閉弁装置。
  4. 前記弁体の背面側に形成された背圧室を備えており、
    前記背圧室は、前記弁体よりも上流側に位置する上流側通水路に通じる穴が形成され、
    前記弁体は、前記穴から前記背圧室内に水が流入して、前記第2開口を閉弁する方向に移動する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の開閉弁装置。
  5. 前記背圧室に連通するパイロット流路と、
    前記パイロット流路を開閉するパイロット弁と、を備えており、
    前記パイロット弁が開弁して前記背圧室内にある水が前記パイロット流路から排水され、前記弁体が前記第2開口を開弁する請求項4に記載の開閉弁装置。
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