JP2021134439A - 下半身用被覆具 - Google Patents

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Abstract

【課題】リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせる下半身用被覆具を提供する。【解決手段】この下半身用被覆具100は、足指280を露出するともに、足甲270から膝上(太腿近傍)210までを被覆する(トゥレス仕様でオーバーニー丈の)筒状編地で形成され、平面に載置した状態で、身体後側である背中側が身体前側である腹側よりも曲線で形成されるとともに、足首250から膝上210への方向に着圧が段階的に変化しており、足首250から膝上210への方向に着圧が低下する。【選択図】図2

Description

本発明は、下半身用被覆具に関し、特に、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせることのできる下半身用被覆具に関する。
近年の生活習慣上、人が靴を履くときに足に装着する衣料としての靴下を多くの人々が使用している。そのような衣料の中で、特に、女性の下半身を覆うパンティストッキングは、外出時における女性の脚部の保護および保温さらには脚線美の向上の観点等から、広く世間に浸透している。
このようなパンティストッキングの1種として、着用中の血行を促進し、脚部のむくみ、疲れ等を防止する効果を有するサポ−トパンティストッキングが知られており、特許第2914614号公報(特許文献1)はこのようなサポートパンティストッキングを開示する。
この特許文献1に開示されたサポ−トパンティストッキングは、脚部において、太股部、ふくらはぎ部、土踏まず部の3か所を着用時の着圧が強い部分とし、それらの3か所のうち、ふくらはぎ部の着圧を他の部分と比較して最も強くし、かつ、それら3か所の部分の間に着圧が弱い部分を設け、着圧の強弱の部分が交互に位置するようにしたことを特徴とする。
特許第2914614号公報
上述した特許文献1に開示されたパンティストッキングによると、ふくらはぎ部に最も強い着圧を与えることにより、歩行によるふくらはぎ部に位置する腓腹筋、ひらめ筋の筋肉収縮をサポートし、歩行時のミルキングアクション(筋肉の動きで血流を心臓に送っている動作)効果を素足の時よりも増大するものであり、同じく土踏まず部、太股部の筋肉をサポートし、同様の作用を与えるものである。そして、従来のサポ−トパンティストッキングが長時間着用することにより血行を阻害し脚のむくみや疲れが生じていたことを解消することができ、健康の維持に好適なパンティストッキングを提供することができる。
ところで、外出先から帰宅した自宅でくつろいでいるリラックスタイムや就寝している時に下半身を被覆する(少なくとも脚部(レッグ部)を覆う)着用具を着用することにより、脚部を引き締たり、むくみ等を予防したりすることに、本願出願人は、着目して開発を鋭意進めた。しかしながら、上述した特許文献1に開示されたサポ−トパンティストッキングは、単に着圧の強弱の部分が交互に位置するように工夫して、歩行することにより、素足のときよりも血行を良くすることを立証しているに過ぎない。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせることのできる下半身用被覆具を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る下半身用被覆具は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る下半身用被覆具は、足指を露出するともに、足甲から膝上までを被覆する筒状編地で形成された下半身用被覆具であって、前記下半身用被覆具を平面に載置した側面視で、身体前側である腹側の脛ホールド部よりも、身体後側である背中側の脹脛ホールド部が、曲線で形成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記脛ホールド部および前記脹脛ホールド部は、肌側の地糸としてウレタ
ン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、前記肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みで編成され、前記プレーティング編みの編み目のループに絡ませずかつ前記編み目のつながり部に沿う方向と平行に編み込んでこれらループ間に挿入されたレイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、前記脛ホールド部と前記脹脛ホールド部とで、前記レイイン糸の挿入形態が異なるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記脛ホールド部と前記脹脛ホールド部とで、前記レイイン糸におけるタックに対するミスの比率が異なるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記脛ホールド部が前記脹脛ホールド部よりも、前記レイイン糸におけるタックに対するミスの比率が高いように構成することができる。
さらに好ましくは、前記レイイン糸におけるタックに対するミスの比率が、前記脛ホールド部が1:3であって、前記脹脛ホールド部が1:1であるように構成することができる。
さらに好ましくは、肌側の編糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたシングルカバリング糸を用いて、前記レイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を二重に巻着させたダブルカバリング糸を用いるように構成することができる。
さらに好ましくは、足首から膝上への方向に着圧が低下するように構成することができる。
本発明の下半身用被覆具によれば、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせることのできる下半身用被覆具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る下半身用被覆具の着用状態を示す図である。 図1の下半身用被覆具を平面に載置した側面図である。 図1の下半身用被覆具の編み組織を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態に係る下半身用被覆具100を、図面に基づき詳しく説明する。図1は、下半身用被覆具100の着用状態を示す図であって、図2は、この下半身用被覆具100を平面に載置した側面図であって、図3は、この下半身用被覆具100の編み組織を説明するための図である。
この下半身用被覆具100は、足指280を露出するともに、足甲270から膝上(太腿近傍)210までを被覆する(トゥレス仕様でオーバーニー丈の)筒状編地で形成され、下半身である主として脚部を被覆する。このように足指280を露出するトゥレス仕様であるために窮屈感が低く、リラックスタイムの着用に適している。
また、この下半身用被覆具100を平面に載置した側面視で、身体前側である腹側の脛ホールド部130Fよりも、身体後側である背中側の脹脛ホールド部130Rが、曲線で形成されている。脚の前側(腹側:脛230の側)の脛ホールド部130Fと後側(背中側:脹脛240の側)の脹脛ホールド部130Rとで異なる編み組織を配置することにより、脚の前側(腹側)は直線形状に後側(背中側)は曲線形状に形成して、脚に沿ってフィット感を高めることができ、快適に脚をサポートすることができる。
より詳しくは、脛ホールド部130Fおよび脹脛ホールド部130Rは、肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みで編成されている。そして、このプレーティング編みの編み目のループに絡ませずかつ編み目のつながり部に沿う方向と平行に編み込んでこれらループ間に挿入されたレイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いている。この場合において、脛ホールド部130Fと脹脛ホールド部130Rとで、レイイン糸の挿入形態が異なることにより、上述した脚の前側(腹側)は直線形状に後側(背中側)は曲線形状に形成して、脚に沿ってフィット感を高めることができる。
ここで、レイイン糸の挿入形態が異なる一例として、脛ホールド部130Fと脹脛ホールド部130Rとで、レイイン糸におけるタック△に対するミス×の比率が異なることが挙げられる。
また、レイイン糸の挿入形態が異なる一例として、脛ホールド部130Fが脹脛ホールド部130Rよりも、レイイン糸におけるタック△に対するミス×の比率が高いことが挙げられる。
また、レイイン糸の挿入形態が異なる一例として、レイイン糸におけるタック△に対するミス×の比率が、脛ホールド部130Fが1:3(レイインストライプ)であって、脹脛ホールド部130Rが1:1(レイインメッシュ)であることが挙げられる。
ここで、詳しくは図3を参照して後述するが、タック△は編み目をウェール方向に飛ばして編むことであり、ミス×は編み目を形成しないで編むことである(ニット〇は編み目を形成して編むことである)。
また、プレーティング編みにおける肌側の編糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたシングルカバリング糸(SCY)を用いて、レイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を二重に巻着させたダブルカバリング糸(DCY)を用いることも好ましい。レイイン糸としてダブルカバリング糸を用いて、さらに挿入形態が異なることにより、上述した脚の前側(腹側)は直線形状に後側(背中側)は曲線形状に形成して、脚に沿ってフィット感を高めることができる。
また、足首250から膝上210への方向に着圧が段階的に変化しており、足首250から膝上210への方向に着圧が低下する。たとえば、足首250あたりで21hPa、脛230あたりで17hPa、膝上210あたりで12hPaである。このように段階的に着圧を変化させることにより脚をしっかり引き締めることができる。
また、踵260の部分および膝220の部分に、弾性糸を含む編糸により編成される編み組織(より詳しくは肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編み)においてニット〇とタック△とを繰り返して編成されて着用圧が高いホールド部(踵ホールド部140および膝ホールド部120)を備える。この下半身用被覆具100は、踵部150を備える踵付き仕様としており、踵ホールド部140および踵部150により、踵260および踵260の周囲をしっかりホールドして好ましいフィット感を実現する。また、膝ホールド部120により、膝220および膝220の周囲をしっかりホールドして好ましいフィット感を実現する。
また、履き口部110は、脹脛ホールド部130Rと同じ編み組織であって、キュプラ混紡糸をウーリーナイロン糸に変更した編み組織を備える。
また、踵部150および開口部160は、肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みの平編み組織である。
このように、この下半身用被覆具100を構成する筒状編地は、キュプラ混紡糸を含んで(後述するプレーティング編みにおける肌側と反対側の外側の添え糸として使用して)編成されている。より詳しくは、このキュプラ混紡糸は、キュプラ、リヨセルおよびポリエステルの混紡糸であって、消臭性、吸放湿性に優れているとともに、プレーティング編みの添え糸として使用することにより、なめらかでソフトタッチの編地(肌あたりの良好な編地)を実現している。
このように、肌触りおよび機能性に優れた天然系繊維(キュプラ混紡糸)を用いて着圧アイテムでありながらもソフトな生地感を実現するとともに、身体の前側(腹側)に配置される脛ホールド部130Fと身体の後側(背中側)に配置される脹脛ホールド部130Rとで編み組織を変化させて、脚の前側(腹側)は直線形状に後側(背中側)は曲線形状に形成して前後差がある立体設計により脚の形状に沿ってフィットするとともに、踵付き仕様、踵ホールド部140および膝ホールド部120により着用感を高めることが実現でき、トゥレス仕様であるために窮屈感が低く、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を
予防して脚をリフレッシュさせることができる。
さらに、この下半身用被覆具100について詳しく説明する。この下半身用被覆具100は、基本的に左右同じ形状を備えるが、左右別形状であっても構わず、左右同じ形状を備えるために履き間違いがない点で好ましい。
この下半身用被覆具100は、履き口部110と、膝ホールド部120と、脛ホールド部130Fと、脹脛ホールド部130Rと、踵ホールド部140と、踵部150と、開口部160とを含み、これらを含めて足甲270から膝上(太腿近傍)210までを被覆するとともに足指280を露出する(トゥレス仕様で踵付き仕様でオーバーニー丈の)筒状編地で形成されている。
履き口部110と開口部160とは(特に履き口部110はずれを防止するために)、詳しくは後述する編み組織で編成されていることが好ましい。
膝220に当接する膝ホールド部120は、この下半身用被覆具100を平面に載置した図2に示すように、横H字型形状を備え、後述する弾性糸を含む編糸により編成される編み組織(より詳しくは肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編み)においてニット〇とタック△とを繰り返す編み組織のタック△の部分で)好ましい伸縮性を発現させて、膝220を好ましくホールドする。
踵260に当接する踵ホールド部140は、この下半身用被覆具100を平面に載置した図2に示すように、コ字型形状を備え、後述する弾性糸を含む編糸により編成される編み組織(より詳しくは肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編み)においてニット〇とタック△とを繰り返す編み組織のタック△の部分で)好ましい伸縮性を発現させて、踵部150とともに踵260を好ましくホールドする。これらの膝ホールド部120および踵ホールド部140は、詳しくは後述する編み組織で編成されていることが好ましい。
図3を参照して、この下半身用被覆具100の具体的な編み組織について詳しく説明する。ここで、ニットを表す記号「○」、タックを表す記号「△」およびミスを表す記号「×」は、編み針の運動から見たときの編み目の形成のされ方を表しているもので、ニットとは、編み目を形成して編むことであり、タックとは、編み目をウェール方向に飛ばして編むことであり、ミスとは、編み目を形成しないで編むことである。
図3(A)を参照して脛ホールド部130F、および、図3(B)を参照して脹脛ホールド部130Rの編み組織について説明する。
脛ホールド部130Fも脹脛ホールド部130Rも、肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸(ここではSCY)を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みでニット〇を繰り返して編み目を編成して、このプレーティング編みの編み目のループに絡ませずかつ編み目のつながり部に沿う方向と平行に編み込んでこれらループ間に挿入されたレイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸(ここではDCY)を用いている。この場合において、脛ホールド部130Fと脹脛ホールド部130Rとで、レイイン糸の挿入形態が、脛ホールド部130Fが1:3(レイインストライプ)であって、脹脛ホールド部130Rが1:1(レイインメッシュ)である点が異なる。脛ホールド部130Fも脹脛ホールド部130Rも、第1コース、第2コース、第4コースおよび第5コースが肌側の地糸としてSCYを用いて肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みでニット〇を繰り返している。
脛ホールド部130Fは、第3コースと第6コースとがレイイン糸であるDCYによりタック△とミス×とを1タック△毎に3ミス×繰り返して編成されている。第3コースと第6コースとでタック△の位置もミス×の位置も同じである。脛ホールド部130Fは、ウェール方向にこれらの第1コースから第6コースが繰り返されている。
脹脛ホールド部130Rは、第3コースと第6コースとがレイイン糸であるDCYによりタック△とミス×とを交互に繰り返して、第3コースと第6コースとでタック△の位置
とミス×の位置とが入れ替わっている。脹脛ホールド部130Rは、ウェール方向にこれらの第1コースから第6コースが繰り返されている。
このように、脛ホールド部130Fと脹脛ホールド部130Rとで編み組織を異なることにより、上述したように、脚の前側(腹側)は直線形状に後側(背中側)は曲線形状に形成して、脚に沿ってフィット感を高めることができる。
次に、図3(C)を参照して、履き口部110の編み組織について説明する。履き口部110の編み組織は、上述したように、図3(B)に示す脹脛ホールド部130Rと同じ編み組織であって、編糸が異なる。脹脛ホールド部130Rにおけるプレーティング編みにおける添え糸であるキュプラ混紡糸がウーリーナイロン糸に変更された編み組織を備える。
次に、図3(D)を参照して、膝ホールド部120および踵ホールド部140の編み組織について説明する。本実施の形態においては、膝ホールド部120と踵ホールド部140とは同じ編み組織であるとするが、これに限定されるものではない。膝ホールド部120および踵ホールド部140の編み組織は、脹脛ホールド部130Rに似ている。ただし、脹脛ホールド部130Rにおいては肌側の地糸としてSCYを用いて肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みにおいてニット〇を繰り返していたが、膝ホールド部120および踵ホールド部140においては肌側の地糸としてSCYを用いて肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みにおいてニット〇とタック△とを交互に繰り返しているコースを備える点が異なる。
膝ホールド部120も踵ホールド部140も、第1コース、第2コース、第4コースおよび第5コースが肌側の地糸としてSCYを用いて肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みで、第2コースと第5コースとはニット〇を繰り返しているが、第1コースと第4コースとはニット〇とタック△とを交互に繰り返している(第1コースと第4コースとでタック△の位置とミス×の位置とが入れ替わっていない)。
膝ホールド部120も踵ホールド部140も、第3コースと第6コースとがレイイン糸であるDCYによりタック△とミス×とを交互に繰り返して、第3コースと第6コースとでタック△の位置とミス×の位置とが入れ替わっていない。膝ホールド部120および踵ホールド部140は、ウェール方向にこれらの第1コースから第6コースが繰り返されている。
次に、図3(E)を参照して、踵部150および開口部160の編み組織について説明する。肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸(ここではSCY)を用いて、肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みの平編み組織である。
[具体例]
この下半身用被覆具100の具体的な編糸について説明する。なお、以下に示す編糸および編み組織は一例に過ぎず、本発明がこの具体例に限定されるものではない。
・肌側の地糸(下糸)
ウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたシングルカバリング糸
芯糸:22デシテックスのポリウレタン弾性糸
捲糸:56デシテックスのナイロン糸
・肌側とは反対側の外側の添え糸(上糸)
キュプラ混紡糸
キュプラ:30重量%
リヨセル:40重量%
ポリエステル:30重量%
・レイイン糸(編み目のループに絡ませずかつ編み目のつながり部に沿う方向と平行に編み込んでこれらループ間に挿入される編糸)
ウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を二重に巻着させたダブルカバリング糸
芯糸:154デシテックスのポリウレタン弾性糸
捲糸:44デシテックスのナイロン糸
捲糸:44デシテックスのナイロン糸
以上のようにして、本実施の形態に係る下半身用被覆具100によると、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、下半身の脚を少なくとも被覆する下半身用被覆具に好適であり、リラックスタイムに(外出先から帰宅した自宅でくつろいでいる時や就寝している時に)着用して脚を引き締めてむくみ(浮腫)を予防して脚をリフレッシュさせることのできる下半身用被覆具に特に好適である。
100 下半身用被覆具
110 履き口部
120 膝ホールド部
130F 脛ホールド部
130R 脹脛ホールド部
140 踵ホールド部
150 踵部
160 開口部

Claims (3)

  1. 足指を露出するともに、足甲から膝上までを被覆する筒状編地で形成された下半身用被覆具であって、
    前記下半身用被覆具を平面に載置した側面視で、身体前側である腹側の脛ホールド部よりも、身体後側である背中側の脹脛ホールド部が、曲線で形成されていることを特徴とする、下半身用被覆具。
  2. 前記脛ホールド部および前記脹脛ホールド部は、肌側の地糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、前記肌側と反対側の外側の添え糸としてキュプラ混紡糸を用いたプレーティング編みで編成され、
    前記プレーティング編みの編み目のループに絡ませずかつ前記編み目のつながり部に沿う方向と平行に編み込んでこれらループ間に挿入されたレイイン糸としてウレタン系弾性糸である芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いて、
    前記脛ホールド部と前記脹脛ホールド部とで、前記レイイン糸の挿入形態が異なることを特徴とする、請求項1に記載の下半身用被覆具。
  3. 前記脛ホールド部が前記脹脛ホールド部よりも、前記レイイン糸におけるタックに対するミスの比率が高いことを特徴とする、請求項2に記載の下半身用被覆具。
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