JP2021133750A - 車両のフロアパネル補強構造 - Google Patents

車両のフロアパネル補強構造 Download PDF

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Abstract

【課題】キャブの捩れ変形を抑える。【解決手段】左右のアンダーフレーム15は、フロアパネル13の下面に沿って前後方向に延びる。アンダーフレーム15は、フロントキャブマウントのブラケット上板部に下方から支持される支持領域20を有する。ガセットプレート16は、左右のアンダーフレーム15に固定される左右のフレーム固定部21と、左右のフレーム固定部21間で車幅方向に延びてフロアパネル13の中パネル部13aに固定されるパネル固定部22とを有する。パネル固定部22は、フロアパネル13の中パネル部13aとの間に車幅方向に延びる閉空間を区画する。左右のフレーム固定部21は、アンダーフレーム15の支持領域20の一部の領域を下方から覆う。左右のフレーム固定部21は、アンダーフレーム15の支持領域20とフロントキャブマウントのブラケット上板部との間に挟持される。【選択図】図4

Description

本開示は、車両のフロアパネル補強構造に関する。
特許文献1には、キャブフロア補強構造が記載されている。キャブフロアはその前部中央にフロアトンネル部を形成し、かつ段差を介して両側に平坦なキャブフロア部を形成するものからなる。キャブフロアのキャブフロア部の部分にはアンダーフレームが固着される。アンダーフレームは鍔を有する逆ハット状の横断面形状を有するものからなる。補強構造は、フロアトンネル部のほぼ全域にわたって配設される複数本の補強部材からなる。補強部材は車両の前後方向に沿って適宜間隔で延出して配設され、夫々の補強部材の側端はアンダーフレームの鍔に固着される。補強部材は、横断面がコ字形状の逆ハット型のものからなる。補強部材はフランジ部をフロアトンネル部の下面に固着すると共にアンダーフレームの鍔に固着しこれ等に固定される。
特開2000−135989号公報
ところで、キャブは、左右のアンダーフレームの前端部に設けられるフロントキャブマウントと、左右のアンダーフレームの後端部に設けられるリアキャブマウントによって車体フレーム側から支持される場合があり、この場合、車両の振動時等に車体フレーム側からの荷重がフロントキャブマウント及びリアキャブマウントを介して左右のアンダーフレームに入力するので、フロントキャブマウントから左右の一側(例えば、右側)のアンダーフレームに入力する荷重が他側(例えば、左側)のアンダーフレームに入力する荷重よりも大きい場合に、キャブが捩れ変形してしまうおそれがある。
特許文献1に記載のキャブフロア補強構造では、左右のアンダーフレーム間に補強部材を設けているが、フロントキャブマウントから左右の一側のアンダーフレームに入力する荷重が他側のアンダーフレームに入力する荷重よりも大きい場合、一側のアンダーフレームに入力する荷重の大きさによっては、補強部材の側端とアンダーフレームの鍔との固着部分が変形し、キャブが捩れ変形してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、キャブの捩れ変形を抑えることが可能な車両のフロアパネル補強構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、キャブのフロアパネルがフロントキャブマウントを介して車体フレームに下方から支持される車両のフロアパネル補強構造であって、左右1対のアンダーフレームと補強部材とを備える。左右のアンダーフレームは、フロントキャブマウントに下方から支持される支持領域を前端部にそれぞれ有し、車両の車幅方向両側でフロアパネルの下面に沿って前後方向に延びてフロアパネルに固定される。補強部材は、左右のアンダーフレームの支持領域の少なくとも一部を下方から覆う状態で左右のアンダーフレームに対して固定される左右のフレーム固定部と、左右のフレーム固定部間で車幅方向に延びて左右のフレーム固定部同士を連結して左右のアンダーフレーム間のフロアパネルに対して固定されるパネル固定部とを有する。補強部材のパネル固定部は、左右のアンダーフレーム間のフロアパネルとの間に車幅方向に延びる閉空間を区画する。補強部材の左右のフレーム固定部は、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームの支持領域との間に挟持される。
上記構成では、補強部材の左右のフレーム固定部は、左右のアンダーフレームのうちフロントキャブマウントに下方から支持される支持領域の少なくとも一部を下方から覆う状態で左右のアンダーフレームに対して固定され、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームの支持領域との間に挟持される。このため、車両の振動時等に車体フレーム側からの荷重は、フロントキャブマウントから補強部材に直接的に入力する。
また、補強部材は、左右のフレーム固定部が、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームの支持領域との間に挟持され、パネル固定部が、左右のフレーム固定部間で車幅方向に延びて左右のフレーム固定部同士を連結する。すなわち、補強部材は、左右のアンダーフレームの支持領域同士を補強部材単体で連結する。また、補強部材のパネル固定部は、左右のアンダーフレーム間のフロアパネルに対して固定され、左右のアンダーフレーム間のフロアパネルとの間に車幅方向に延びる閉空間を区画するので、左右のアンダーフレームの支持領域間のフロアパネルの剛性を確保することができる。
従って、フロントキャブマウントから左右の一側のアンダーフレームへ入力する荷重が他側のアンダーフレームへ入力する荷重よりも大きい場合であっても、フロントキャブマウントから上記一側のアンダーフレームへ入力する荷重を、補強部材の上記一側の被覆部に直接的に入力させてパネル固定部を介して上記他側のアンダーフレーム側へ効率よく伝達することができるので、キャブの捩れ変形を抑えることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両のフロアパネル補強構造であって、左右のアンダーフレームの支持領域と補強部材の左右のフレーム固定部とが重なる領域には、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームとを固定する固定部が設けられる。
上記構成では、左右のアンダーフレームの支持領域と補強部材の左右のフレーム固定部とが重なる領域には、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームとを固定する固定部が設けられるので、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームの支持領域と補強部材の左右のフレーム固定部とが固定部で一体化される。このため、フロントキャブマウントと左右のアンダーフレームの支持領域と補強部材の左右のフレーム固定部とを強固に固定することができるので、フロントキャブマウントから一側のアンダーフレームへ入力する荷重を、補強部材を介して更に効率よく他側のアンダーフレーム側へ伝達することができ、キャブの捩れ変形を抑えることができる。
本開示によれば、キャブの捩れ変形を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るフロアパネル補強構造を適用した車両の前部の斜視図である。 キャブの底面図である。 フロアパネルの前端部を上方から視た斜視図である。 図2のIV部分の拡大図である。 フロントキャブマウントを取り付けた状態の図4に対応するキャブの底面図である。 図4のVI−VI矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るフロアパネル補強構造を適用する車両1は、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型の車両1であって、キャブ2を下方から支持する車体フレーム3を有する。キャブ2の前端側は、後述するフロントキャブマウント6を介して車体フレーム3側から支持され、キャブ2の後端側は、リアキャブマウント(図示省略)を介して車体フレーム3側から支持される。
車体フレーム3は、キャブ2の下方で前後方向に延びる左右1対のサイドメンバ4と、左右のサイドメンバ4間で車幅方向に延びて左右のサイドメンバ4同士を連結する複数のクロスメンバ5とを有する。車体フレーム3の左右のサイドメンバ4の前端部の上方には、キャブ2の前端側を下方から支持するフロントキャブマウント6が固定される。
フロントキャブマウント6は、左右のサイドメンバ4に固定される左右のキャブマウントブラケット7と、左右のキャブマウントブラケット7に弾性支持される円筒状のマウントチューブ8と、マウントチューブ8に固定される左右のレバーブラケット9とを有する。左右のキャブマウントブラケット7の上端部には、車幅方向に貫通する円筒状のマウントラバー(図示省略)が設けられたマウントチューブ支持部10が設けられる。左右のキャブマウントブラケット7のマウントチューブ支持部10のマウントラバーには、マウントチューブ8が挿通している。マウントチューブ8は、左右の両端側が左右のキャブマウントブラケット7のマウントチューブ支持部10に弾性支持された状態で車幅方向に延びる。左右のレバーブラケット9は、左右のキャブマウントブラケット7間のマウントチューブ8に固定されて後方へ延びる。左右のレバーブラケット9は、キャブ2側に固定されるブラケット上板部11(図5参照)と、ブラケット上板部11の左右の両端部から下方へ延びてマウントチューブ8に固定される左右のブラケット側板部12とをそれぞれ有する。
図2及び図3に示すように、キャブ2は、フロントキャブマウント6等を介して車体フレーム3に下方から支持されるフロアパネル13を有する。フロアパネル13は、上下方向と交叉する板状に形成される。フロアパネル13は、車幅方向中央に位置する中パネル部13aと、中パネル部13aの左側に位置する左パネル部13bと、中パネル部13aの右側に位置する右パネル部13cとを一体的に有する。中パネル部13aは、左パネル部13b及び右パネル部13cよりも上方へ突出した状態でフロアパネル13の前端側から後端側まで前後方向に延びている。中パネル部13aの後端側の車幅方向の長さは、中パネル部13aの前端側の車幅方向の長さよりも長くなっている。フロアパネル13の下面14には、車幅方向側に配置されて前後方向に延びる左右1対のアンダーフレーム15と、左右のアンダーフレーム15の前端部同士を連結するガセットプレート(補強部材)16とが固定される。
図2に示すように、左右のアンダーフレーム15は、フロアパネル13の左パネル部13b及び右パネル部13cの下面14に固定され、左パネル部13b及び右パネル部13cの車幅方向内端部に沿って前後方向に延びる。アンダーフレーム15は、車幅方向と交叉する左右1対のフレーム縦板部17と、左右のフレーム縦板部17の下端同士を連結するフレーム底板部18と、左右のフレーム縦板部17の上端から互いに離間する方向へ延びる左右のフランジ部19とをそれぞれ有し、上方へ開口する断面ハット状に形成されてフロアパネル13の前端部から後端部まで延びる。左右のフランジ部19は、互いに左右に離間して配置され、フロアパネル13の下面14(左パネル部13b及び右パネル部13cの下面14)に接合されて固定される。左右のフレーム縦板部17は、互いに左右に離間して配置され、フロアパネル13の下面14側から下方へ延びる。フレーム底板部18は、フロアパネル13の下面14から下方へ離間した位置に配置される。アンダーフレーム15の内部空間は、上方がフロアパネル13に塞がれた閉空間となっている。
図4及び図5に示すように、左右のアンダーフレーム15の前端部には、フロントキャブマウント6の左右のレバーブラケット9が固定される。左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18は、左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11に下方から支持される支持領域20(図4の二点鎖線20に囲まれる領域)を有する。左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20には、左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11を固定するための複数(本実施形成では3つ)のボルト挿通孔(固定部)26が前後に互いに離間した状態で形成される。なお、図5では、フロントキャブマウント6の左右のキャブマウントブラケット7の図示を省略している。
図4〜図6に示すように、ガセットプレート16は、上下方向と交叉した状態で車幅方向に延びる板状に形成され、フロアパネル13及び左右のアンダーフレーム15に固定される。ガセットプレート16は、左右のアンダーフレーム15の前端部に固定される左右のフレーム固定部21と、左右のフレーム固定部21間で車幅方向に延びてフロアパネル13の中パネル部13aの前端部の下面14に固定されるパネル固定部22とを有する。
ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21は、断面ハット状の左右のアンダーフレーム15の前端部を下方から覆うように断面ハット状に形成される。すなわち、左右のフレーム固定部21は、左右のアンダーフレーム15の左右のフランジ部19を下方から覆う左右のフランジ被覆部23と、左右のアンダーフレーム15の左右のフレーム縦板部17を外側から覆う左右の縦板被覆部24と、フレーム底板部18を下方から覆う底板被覆部25とをそれぞれ有する。左右のフランジ被覆部23は、アンダーフレーム15の左右のフランジ部19に対して面接触した状態で(例えば、スポット溶接によって)固定される。左右の縦板被覆部24は、アンダーフレーム15の左右のフレーム縦板部17から外側へ離間した位置に配置される。底板被覆部25は、アンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20の前端側の一部の領域を下方から覆う状態で、フレーム底板部18に下方から面接触する。左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20のうち、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25に覆われる領域には、左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11を固定するための複数のボルト挿通孔26のうちの1つのボルト挿通孔26(本実施形態では、最も前方に位置するボルト挿通孔26)が配置される。左右のフレーム固定部21の底板被覆部25には、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20のボルト挿通孔26と連通するボルト挿通孔(固定部)27が形成される。
ガセットプレート16のパネル固定部22は、左右のフレーム固定部21間で車幅方向に延びて左右のフレーム固定部21同士を連結する。パネル固定部22は、左右のフレーム固定部21の車幅方向内側のフランジ被覆部23間で車幅方向に直線上に延びて車幅方向内側のフランジ被覆部23同士を連結する中板部28と、中板部28の前端から前方へ延びる前板部29と、中板部28の後端から後方へ延びる後板部30とを有する。中板部28は、フロアパネル13の中パネル部13aから下方へ離間した位置に配置される。前板部29及び後板部30は、フロアパネル13の中パネル部13aに対して面接触した状態で(例えば、スポット溶接によって)固定される。すなわち、パネル固定部22は、フロアパネル13の中パネル部13aとの間に車幅方向に延びる閉空間31を区画する。
図5に示すように、フロントキャブマウント6の左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11は、左右のアンダーフレーム15の複数のボルト挿通孔26及びガセットプレート16のボルト挿通孔27を挿通するボルト32によって、左右のアンダーフレーム15及びガセットプレート16に対して締結固定される。フロントキャブマウント6の左右のレバーブラケット9を左右のアンダーフレーム15及びガセットプレート16に対して固定した状態で、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25の後端側は、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20と左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11との間に挟持される。
上記構成では、フロントキャブマウント6の左右のレバーブラケット9を左右のアンダーフレーム15及びガセットプレート16に対して固定した状態で、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25が、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20と左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11との間に挟持される。このため、車両1の振動時等に車体フレーム3側からの荷重(上下方向の荷重)は、フロントキャブマウント6からガセットプレート16に直接的に入力する。
また、ガセットプレート16は、左右のフレーム固定部21が左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20と左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11との間に挟持され、パネル固定部22が、左右のフレーム固定部21間で車幅方向に延びて左右のフレーム固定部21同士を連結する。すなわち、ガセットプレート16は、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20同士をガセットプレート16単体で連結する。また、ガセットプレート16のパネル固定部22は、フロアパネル13の中パネル部13a(左右のアンダーフレーム15間のフロアパネル13)に対して固定され、中パネル部13aとの間に車幅方向に延びる閉空間31を区画するので、左右のアンダーフレーム15の支持領域20間のフロアパネル13の剛性を確保することができる。
従って、本実施形態によれば、フロントキャブマウント6から左右の一側のアンダーフレーム15へ入力する荷重が他側のアンダーフレーム15へ入力する荷重よりも大きい場合であっても、フロントキャブマウント6から上記一側のアンダーフレーム15へ入力する荷重を、ガセットプレート16を介して上記他側のアンダーフレーム15側へ効率よく伝達することができるので、キャブ2の捩れ変形を抑えることができる。
また、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20のうち、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25に覆われる領域には、左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11を固定するためのボルト挿通孔26が配置され、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25には、左右のアンダーフレーム15の支持領域20のボルト挿通孔26と連通するボルト挿通孔27が形成される。このため、フロントキャブマウント6をキャブ2に対して固定した状態で、フロントキャブマウント6と左右のアンダーフレーム15とガセットプレート16の左右のフレーム固定部21とがボルト32によって一体化される。このため、フロントキャブマウント6と左右のアンダーフレーム15の支持領域20とガセットプレート16の左右のフレーム固定部21とを強固に固定することができるので、フロントキャブマウント6から左右の一側のアンダーフレーム15へ入力する荷重を、ガセットプレート16を介して更に効率よく他側のアンダーフレーム15側へ伝達することができ、キャブ2の捩れ変形を抑えることができる。
なお、本実施形態では、左右のアンダーフレーム15のフレーム底板部18の支持領域20とガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25とが重なる領域にボルト挿通孔26,27を設けたが、フレーム底板部18の支持領域20とガセットプレート16の底板被覆部25とが重なる領域にボルト挿通孔26,27を設けなくてもよい。すなわち、ガセットプレート16の左右のフレーム固定部21の底板被覆部25は、左右のアンダーフレーム15の支持領域20に固定されることなく、左右のアンダーフレーム15の支持領域20とフロントキャブマウント6の左右のレバーブラケット9のブラケット上板部11との間に挟持されていてもよい。
また、本実施形態では、左右のアンダーフレーム15間のフロアパネル13の中パネル部13aを、左パネル部13b及び右パネル部13cよりも上方へ突出させたが、これに限定されるものではなく、左右のアンダーフレーム15間の中パネル部13aを、左パネル部13b及び右パネル部13cと略同じ高さ位置、或いは、左パネル部13b及び右パネル部13cよりも下方に配置してもよい。
また、本実施形態では、フロントキャブマウント6を、左右のキャブマウントブラケット7とマウントチューブ8と左右のレバーブラケット9とによって構成したが、これに限定されるものではなく、車体フレーム3に固定されてキャブ2の前端下部のフロアパネル13を下方から支持するフロントキャブマウント6であれば、他の構成であってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係るフロアパネル補強構造は、キャブのフロアパネルがフロントキャブマウントを介して車体フレームに下方から支持される車両に広く適用することができる。
1:車両
2:キャブ
3:車体フレーム
6:フロントキャブマウント
13:フロアパネル
15:左右のアンダーフレーム
16:ガセットプレート(補強部材)
20:左右のアンダーフレームの支持領域
21:左右のフレーム固定部
22:パネル固定部
26,27:ボルト挿通孔(固定部)
31:閉空間

Claims (2)

  1. キャブのフロアパネルがフロントキャブマウントを介して車体フレームに下方から支持される車両のフロアパネル補強構造であって、
    前記フロントキャブマウントに下方から支持される支持領域を前端部にそれぞれ有し、前記車両の車幅方向両側で前記フロアパネルの下面に沿って前後方向に延びて前記フロアパネルに固定される左右1対のアンダーフレームと、
    前記左右のアンダーフレームの前記支持領域の少なくとも一部を下方から覆う状態で前記左右のアンダーフレームに対して固定される左右のフレーム固定部と、前記左右のフレーム固定部間で車幅方向に延びて前記左右のフレーム固定部同士を連結して前記左右のアンダーフレーム間の前記フロアパネルに対して固定されるパネル固定部とを有する補強部材と、を備え、
    前記補強部材の前記パネル固定部は、前記左右のアンダーフレーム間の前記フロアパネルとの間に車幅方向に延びる閉空間を区画し、
    前記補強部材の前記左右のフレーム固定部は、前記フロントキャブマウントと前記左右のアンダーフレームの前記支持領域との間に挟持される
    ことを特徴とする車両のフロアパネル補強構造。
  2. 請求項1に記載の車両のフロアパネル補強構造であって、
    前記左右のアンダーフレームの前記支持領域と前記補強部材の前記左右のフレーム固定部とが重なる領域には、前記フロントキャブマウントと前記左右のアンダーフレームとを固定する固定部が設けられる
    ことを特徴とする車両のフロアパネル補強構造。
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