JP2021133301A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ装置の交換作業の過程で、フィルタ装置に捕捉された物質から作業者を可及的に保護する構造を備えたフィルタ装置の提供。【解決手段】一次側開口1’の前方にあって胴部2に駆動用軸5を介して前後方向に移動可能に支持されると共に、後方に移動されきった位置で一次側開口1’を閉鎖する蓋体4とを備える。軸体5aの雄ネジ5a’を内部に形成された雌ネジ5b’に螺進退可能にかみ合わせて軸体5aと組み合わされたスリーブ体5bとを備えてなる駆動用軸5の前端部5cを前記蓋体4に止着させると共に、駆動用軸5の後端部5d側を胴部2の二次側開口1”側においてこの後端部5d側から駆動用軸5に外部より回転力を作用可能な状態で胴部2に回転可能に支持させている。駆動用軸5の側方に、前端部5cを蓋体4に止着させて後方に延びるガイド軸を胴部2に前後動可能に支持させてなる。【選択図】図6

Description

この発明は、人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間を備えた装置の排気部に取り外し可能に接続されて前記排気部から送り出されるエア中から前記物質を除去するフィルタ装置に関する。
いわゆるハザード物質などの人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間からの排気中より前記物質を除去するフィルタユニットにおいて、これを構成するフィルタを密封したままの状態で交換できるようにしたものとして、特許文献1に示されるものがある。
この特許文献1のものにあっては、フィルタユニットを構成するハウジング形成させたフィルタを取り出し可能とする開口に袋状のバッグの口を取り付け、フィルタの交換時は取り外したフィルタをバック内に収納しバックの口とフィルタの収納箇所との間でバックを密封して切断することで、フィルタを密封したままの状態で交換可能としている。
特公平7−63576号公報
前記特許文献1のものは、フィルタとは別体のバッグを要し、交換作業において前記密封と切断を必要とする。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、フィルタ装置の交換作業の過程でフィルタ装置に捕捉された前記物質から作業者を可及的に保護する構造を、この種のフィルタ装置の構造の複雑化を招くことなく、この種のフィルタ装置に適切に備えさせることにある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、フィルタ装置を、人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間を備えた装置の排気部に取り外し可能に接続されて前記排気部から送り出されるエア中から前記物質を除去するフィルタ装置であって、
前記接続により前記排気部に連通される一次側開口を備えると共に、この一次側開口の後方に二次側開口を備えてなる胴部と、
前記胴部内に納められるろ材と、
前記一次側開口の前方にあって前記胴部に駆動用軸を介して前後方向に移動可能に支持されると共に、後方に移動されきった位置で前記一次側開口を閉鎖するように構成された蓋体とを備え、
外周に雄ネジを備えた軸体と、この軸体の前記雄ネジを内部に形成された雌ネジに螺進退可能にかみ合わせて前記軸体と組み合わされたスリーブ体とを備えてなる前記駆動用軸の前端部を前記蓋体に止着させると共に、前記駆動用軸の後端部側を前記胴部の前記二次側開口側においてこの後端部側から前記駆動用軸に外部より回転力を作用可能な状態で前記胴部に回転可能に支持させており、
しかも、前記駆動用軸の側方において、前端部を前記蓋体に止着させて後方に延びるガイド軸を前記胴部に前後動可能に支持させてなる、ものとした。
蓋体を一次側開口の前方に蓋体の内面と一次側開口との間に間隔を開けて位置させることで、前記排気部からのエアを一次側開口からフィルタ装置内に導入しこのエアが二次側開口から流出されるまでの間に前記ろ材によって前記物質を捕捉・除去することが可能となる。フィルタ装置の交換は、前記蓋体を移動させて前記一次側開口を閉塞させることで、フィルタ装置内のろ材に捕捉された物質から交換作業者を保護した状態でなすことができる。蓋体の前記移動は、フィルタ装置と排気部との接続を解く先立ち、フィルタ装置の二次側開口側から駆動用軸の後端部に回転力を作用させることでなすことができる。駆動用軸の後端部に回転力を作用させると、前記ガイド軸の作用により、駆動用軸を構成するスリーブ体及び軸体のいずれか一方が回転し、これらの他方を蓋体を前記一次側開口を閉鎖する位置に移動させる向きに移動させることができる。
前記駆動用軸を挟んだ両側にそれぞれ前記ガイド軸を備えさせておくことが、この発明の態様の一つとされる。このようにした場合、二箇所のガイド軸間において前記駆動用軸に前記回転力を作用させたときに、前記スリーブ体及び軸体の非回転側を安定的に胴部に支持させることができ、この回転力の作用により蓋体を前記閉塞位置にスムースに移動させることができる。
また、前記胴部の前記一次側開口側の外面に、前記一次側開口を内方に位置させる周回シール部材を備えさせると共に、
前記周囲シール部材の外周部を前記作業空間の外側において前記排気部を巡る外面に対する第一シール部分とし、
前記周囲シール部材の内周部を前記蓋体が前記一次側開口を閉鎖したときに前記蓋体の内面に接する第二シール部分とするようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
このようにした場合、前記周回シール部によって、排気部からのエアを漏れなく一次側開口からフィルタ装置内に導入可能となる。それと共に、蓋体を一次側開口を閉鎖する位置に移動させたときは、蓋体の内面に前記周回シール部材の第二シール部を密着させてフィルタ装置の一次側開口を気密状態に閉鎖可能となる。
この発明によれば、フィルタ装置の交換作業の過程でフィルタ装置に捕捉された前記物質から作業者を可及的に保護する構造を、この種のフィルタ装置の構造の複雑化を招くことなく、この種のフィルタ装置に適切に備えさせることができる。
図1は、この発明の一実施の形態にかかるフィルタ装置の斜視構成図である。 図2は、前記フィルタ装置の使用状態をアイソレーター装置の作業空間側から見て示した斜視構成図である。 図3は、前記フィルタ装置の使用状態をアイソレーター装置の作業空間の外側から見て示した斜視構成図である。 図4は、前記フィルタ装置の使用状態をアイソレーター装置の作業空間側から見て示した斜視構成図であり、蓋体によって一次側開口を閉鎖した様子を示している。 図5は、前記フィルタ装置の使用状態をアイソレーター装置の作業空間の外側から見て示した側面構成図である。 図6は図5におけるA−A線位置での切断端面構成図である。 図7は図5におけるB−B線位置での切断端面構成図である。 図8は図5におけるC−C線位置での切断端面構成図である。 図9は図5におけるA−A線位置での切断端面構成図であり、蓋体によって一次側開口を閉鎖した様子を示している。 図10は図5におけるB−B線位置での切断端面構成図であり、蓋体によって一次側開口を閉鎖した様子を示している。 図11は図5におけるC−C線位置での切断端面構成図であり、蓋体によって一次側開口を閉鎖した様子を示している。
以下、図1〜図11に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるフィルタ装置1は、人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間100を備えた装置におけるこの作業空間100からのエアの排気部101に取り外し可能に接続されて前記排気部101から送り出されるエア中から前記物質を除去するものである。
典型的には、かかるフィルタ装置1は、内部に前記作業空間100を備えたアイソレーター装置などにおける排気部101に取り外し可能に接続されて用いられる。
図2にアイソレーター装置の要部の概要を示す。図2中符号100で示すのは作業空間(庫内)、符号102で示すのは作業空間100を形成する内壁、符号103で示すのは作業空間100の外側(庫外)にエアの流路104を形成させる外壁である。排気部101は前記内壁102に形成されている。ブロア、ファンなどの図示しない空気流を作り出す手段によって、作業空間100から前記流路104への空気流が常時生じるようになっている(この空気流の向きを図2において矢印で示す。)。排気部101は前記内壁102に形成された窓穴となっている。フィルタ装置1は、前記流路104側にあって、その一次側開口1’を前記排気部101に接続させる態様となっている。より具体的には、フィルタ装置1は、排気部101からのエアは全てフィルタ装置1の一次側開口1’からフィルタ装置1内に流入するように、排気部101に接続される。フィルタ装置1の交換が必要となったときは、ブロアなどの駆動を止めて空気流をなくし、次いで、前記外壁103に形成された図示しない点検口を開けてフィルタ装置1の後述の駆動用軸5に回転力を作用させ後述の蓋体4によって一次側開口1’を閉鎖し、次いで、この蓋体4の外面4bに付着した前記物質を洗浄などにより取り除き、この後に前記接続を解いてアイソレーター装置からフィルタ装置1を取り外す。これによって交換作業の過程で前記物質から作業者を可及的に保護することが可能とされる。
図示の例では、フィルタ装置1は、六面体状を呈している。図示の例では、フィルタ装置1は、その前面1aに一次側開口1’を持ち、その後面1bに二次側開口1”を持ち、上面1c、底面1d、左右の側面1eを持った形態となっている。図示の例では、アイソレーター装置の内壁102の外面102b(内壁102における前記作業空間100の外側となる前記流路104内の面)には、フィルタ装置1の底面1dが載置される座板105と、フィルタ装置1の左右の側面1eの一方が突き当たる位置決め板106とが備えられている。また、前記内壁102に一端を止着させて水平方向に突き出す軸体107aと、この軸体107aに沿って移動可能にこの軸体107aに組み合わされたクランプ体107bと、このクランプ体107bよりも後方において前記軸体107aにネジ付けられたナット体107cとからなる接続用装置107が複数備えられている。図示の例では、排気部101は、四角形の窓穴となっている。排気部101の下辺下に前記座板105が備えられ、排気部101の左右の辺の一方の外側に前記位置決め板106が備えられ、さらに、排気部101の各辺の外側に前記接続用装置107が二個づつ備えられている。フィルタ装置1の前面1aによって排気部101が塞がれるように前記座板105と前記位置決め板106とによってフィルタ装置1を位置づけた状態から、各接続用装置107のナット体107cを軸体107aの一端側に螺進させてクランプ体107bによってフィルタ装置1の後面1bを押圧してフィルタ装置1の前面1aの外周にこの外周を巡るように備えられてその内方に一次側開口1’を位置させる後述の周回シール部材8を前記排気部101を巡る内壁102の外面に密着させることで、フィルタ装置1の前記接続がなされるようになっている。フィルタ装置1の交換時には、前記接続用装置107のナット体107cを他端側に螺退させてクランプ体107bの前記押圧を解くこととなる。
かかるフィルタ装置1は、胴部2と、ろ材3と、蓋体4と、駆動用軸5と、ガイド軸6とを備えている。
胴部2は、前記接続により排気部101に連通される一次側開口1’を備えると共に、この一次側開口1’の後方に二次側開口1”を備えている。
図示の例では、この胴部2によってフィルタ装置1は六面体状を呈している。図示の例では、胴部2は、前記左右の側面1e間に二枚の仕切り部2aを有し、これにより、胴部2内は三つの空間に分割されている。仕切り部2aは前記側面1eと実質的に同じ大きさを持ち、その上端を前記上面1cに一体化させ、かつ、その下端を前記底面1dに一体化させている。二枚の仕切り部2a間の空間(以下、中間空間2bという。)は、前記前面1a及び後面1bにおいてぞれぞれ、閉塞板2cによって閉塞されており、この中間空間2bには前記排気部101からのエアは通過しないようになっている。前記排気部101からのエアはこの中間空間2bを挟んだ両側においてフィルタ装置1内を通過するようになっている。すなわち、図示の例では、前記前面1aにおける前記中間空間2bを挟んだ両側にそれぞれ一次側開口1’が形成され、前記後面1bにおける前記中間空間2bを挟んだ両側にそれぞれ二次側開口1”が形成されている。図示の例では、中間空間2bの左右寸法は一次側開口1’及び二次側開口1”の左右寸法よりも小さくなっている。
ろ材3は、前記胴部2内に納められてエアが前記胴部2を通過する過程でエア中の前記物質を捕捉・除去するものであり、この機能を備えるものであれば良く、この機能を備える公知のろ材3から必要に応じて選択される。図示の例では、ろ材3は、胴部2における前記中間空間2bを挟んだ両側にそれぞれ充填され、前記排気部101からのエアに含まれる前記物質をこのエアが前記中間空間2bの両側においてそれぞれ胴部2を通過する過程で捕捉・除去するようになっている。
なお、図示の例では、一次側開口1’及び二次側開口1”にはメッシュ体7が張り込まれており、ろ材3は胴部2内にあって一次側開口1’を覆うメッシュ体7と二次側開口1”を覆うメッシュ体7との間に保持されるようになっている。
また、図示の例では、フィルタ装置1の前面1aでは、中間空間2bの閉塞板2cよりも一次側開口1’のメッシュ体7はやや後方に位置しており、両者の間には段差が形成されている。
蓋体4は、前記一次側開口1’の前方にあって前記胴部2に駆動用軸5を介して前後方向に移動可能に支持されると共に、後方に移動されきった位置(以下、閉塞位置と称する。)で前記一次側開口1’を閉鎖するように構成されている。
図示の例では、蓋体4は、四角形の板状を呈している。蓋体4は、その一面(内面4a)をフィルタ装置1の前面1aに向き合わせると共に、その各辺をフィルタ装置1の前面1aの対応する辺に平行とするようにして、配されている。蓋体4の上下寸法はフィルタ装置1の前面1aの上下寸法よりもやや小さく、蓋体4の左右寸法はフィルタ装置1の前面1aの左右寸法よりもやや小さくなっている。
駆動用軸5は、外周に雄ネジ5a’を備えた軸体5aと、この軸体5aの前記雄ネジ5a’を内部に形成された雌ネジ5b’に螺進退可能にかみ合わせて前記軸体5aと組み合わされたスリーブ体5bとを備えてなる(図6参照)。
図示の例では、スリーブ体5bは、一端から軸体5aを螺進退可能に受け入れると共に、この一端側の内部に軸体5aの雄ネジ5a’にかみ合う雌ネジ5b’を備えた構成となっている。軸体5aが最もスリーブ体5b内から突き出した状態(図6の状態)において駆動用軸5の全長はもっとも長くなる。
駆動用軸5は、その前端部5cを前記蓋体4に止着させると共に、その後端部5d側を前記胴部2の前記二次側開口1”側においてこの後端部5d側から前記駆動用軸5に外部より回転力を作用可能な状態で前記胴部2に回転可能に支持されている。
図示の例では、軸体5aのスリーブ体5bへの受け入れ側と反対の端部が蓋体4に止着された駆動用軸5の前端部5cとなり、スリーブ体5bの他端が胴部2に回転可能に支持された駆動用軸5の後端部5dとなっている。図示の例では、軸体5aは、蓋体4の中央に形成させた穴を通じて蓋体4の外面4b側からボルト5eを軸体5aの前記端部にネジ付けることで蓋体4に止着されている。
図示の例では、駆動用軸5は、中間空間2bの上下方向中程の位置において、胴部2に支持されている。具体的には、前記軸体5aは、中間空間2bにおけるフィルタ装置1の前面1aの一部をなす閉塞板2cに前後動可能に支持されている。軸体5aは前記閉塞板2cに取り付けられた筒状受け具5f内を通過し、この筒状受け具5fを介して前記前面1aの一部をなす閉塞板2cに前後動可能に支持されている。また、前記スリーブ体5bは、中間空間2bにおけるフィルタ装置1の後面1bの一部をなす閉塞板2cに回転可能に支持されている。スリーブ体5bの他端側は、前記後面1bの一部をなす閉塞板2cに取り付けられた軸受け具5gを通過しており、この軸受け具5gを介してスリーブ体5bは前記後面1bの一部をなす閉塞板2cに前後方向に沿った中心軸x(図6参照)を中心とした回転を可能とするように支持されている。図示の例では、前記後面1bの一部をなす閉塞板2cの外側に位置される駆動用軸5の後端部5dとしてのスリーブ体5bの他端に図示しないボックスレンチの先端を嵌め、このボックスレンチを操作することでスリーブ体5bに回転力を作用できるようになっている。図示の例では、後述のガイド軸6によって前記軸体5aは前後動が可能で回転は不能となっていることから、スリーブ体5bを回転させると軸体5aは螺進退され、一次側開口1’が開放された状態からスリーブ体5bを回転させて蓋体4を前記閉塞位置に移動させて前記一次側開口1’を閉鎖することができるようになっている。また、前記筒状受け具5f及び軸受け具5gと閉塞板2cとの接合箇所は気密状態にシールされ、筒状受け具5fと軸体5aとの間は図6中符号5hで示されるシールリングにより、軸受け具5gとスリーブ体5bとの間は図6中符号5iで示されるシールリングにより、それぞれ気密状態にシールされる。
ガイド軸6は、前記駆動用軸5の側方にあって、その前端部を前記蓋体4の内面4aに止着させて後方に延び、前記胴部2に前後動可能に支持されている。
図示の例では、ガイド軸6は、中間空間2bにおける前記駆動用軸5の支持位置の側方において、胴部2に支持されている。図示の例では、前記駆動用軸5を挟んだ両側にそれぞれ前記ガイド軸6が備えられている。具体的には、前記駆動用軸5の上側と下側とにおいてそれぞれ、ガイド軸6が中間空間2bにおけるフィルタ装置1の前面1aの一部をなす閉塞板2cに前後動可能に支持されている。ガイド軸6は前記閉塞板2cに取り付けられた筒状受け具6a内を通過し、この筒状受け具6aを介して前記前面1aの一部をなす閉塞板2cに前後動可能に支持されている。ガイド軸6は軸体5aより短い。ガイド軸6は蓋体4に形成させた穴を通じて蓋体4の外面4b側からボルト6bをガイド軸6の前端部にネジ付けることで蓋体4に止着されている。ガイド軸6の後端部は常時中間空間2b内に位置されると共に、この後端には抜け止め用のフランジ6cが形成されている。前記筒状受け具6aと閉塞板2cとの接合箇所は気密状態にシールされ、筒状受け具6aとガイド軸6との間は図7中符号6dで示されるシールリングにより気密状態にシールされる。
蓋体4を一次側開口1’の前方において蓋体4の内面4aと一次側開口1’との間に間隔を開けた位置(以下、開放位置と称する。)に位置させることで、前記排気部101からのエアを一次側開口1’からフィルタ装置1内に導入しこのエアが二次側開口1”から流出されるまでの間に前記ろ材3によって前記物質を捕捉・除去することが可能となる(図2)。フィルタ装置1の交換は、蓋体4を前記閉塞位置に移動させて前記一次側開口1’を閉塞させることで、フィルタ装置1内のろ材3に捕捉された物質から交換作業者を保護した状態でなすことができる(図4)。蓋体4の閉塞位置への移動は、フィルタ装置1と排気部101との接続を解くに先立ち、フィルタ装置1の二次側開口1”側から駆動用軸5の後端部5dに回転力を作用させることでなすことができる。駆動用軸5の後端部5dに回転力を作用させると、前記ガイド軸6の作用により、駆動用軸5を構成するスリーブ体5b及び軸体5aのいずれか一方が回転し、これらの他方を蓋体4を前記閉塞位置に移動させる向きに移動させることができる。図示の例では、ガイド軸6は、駆動用軸5を挟んだ両側にそれぞれ備えられていることから、二箇所のガイド軸6間において前記駆動用軸5に前記回転力を作用させたときに、前記スリーブ体5b及び軸体5aの非回転側(図示の例では、軸体5a側)を安定的に胴部2に支持させることができ、この回転力の作用により蓋体4を前記閉塞位置にスムースに移動させることができる。
前記駆動用軸5への回転力の作用は、前記ボックスレンチなどの手動工具や電動工具によって行うことができる。また、図示は省略するが、フィルタ装置1に別途モータと、このモータの回転力を前記駆動用軸5の後端部5dに伝達させる手段と、モータの制御手段を付加し、前記蓋体4をこのモータの駆動により移動させるようにしてあっても良い。
なお、図示は省略するが、軸体5aのスリーブ体5bへの受け入れ側と反対の端部が駆動用軸5の後端部5dとなり、スリーブ体5bの他端を蓋体4に止着させた駆動用軸5の前端部5cとなるようにすることもできる。この場合、軸体5aに回転力を作用させることでスリーブ体5bが前後動されることとなる。
また、この実施の形態にあっては、前記胴部2の前記一次側開口1’側の外面には、前記一次側開口1’を内方に位置させる周回シール部材8が備えられている。それと共に、前記周回シール部材8の外周部が前記作業空間100の外側において前記排気部101を巡る外面102bに対する第一シール部分8aとなり、前記周囲シール部材の内周部が前記蓋体4が前記一次側開口1’を閉鎖したときに前記蓋体4の内面4aに接する第二シール部分8bとなるようにしてある。
図示の例では、フィルタ装置1の前面1aの外周部は、四角形の枠状をなす周回シール部材8によって縁取られている。フィルタ装置1の一次側開口1’はこの周回シール部材8の内方に位置されるようになっている。そして、フィルタ装置1は、前記排気部101を取り巻く内壁102の外面に周回シール部材8の第一シール部分8aを密着させて前記一次側開口1’をこの排気部101に接続させるようになっている。これにより、排気部101からのエアを漏れなく一次側開口1’からフィルタ装置1内に導入可能となっている。また、蓋体4を閉塞位置に移動させたときは、蓋体4の内面4aに周回シール部材8の第二シール部分8bを密着させてフィルタ装置1の一次側開口1’を気密状態に閉鎖可能となっている。図示の例では、周回シール部材8は、帯状をなすゴム状弾性を備えたシートの一面をフィルタ装置1の前面1aの外周に接着することによってフィルタ装置1に備え付けられている。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
1’ 一次側開口
1” 二次側開口
2 胴部
4 蓋体
5 駆動用軸
5a 軸体
5a’ 雄ネジ
5b スリーブ体
5b’ 雌ネジ
5c 前端部
5d 後端部
前記課題を達成するために、この発明にあっては、フィルタ装置を、人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間を備えた装置の排気部に取り外し可能に接続されて前記排気部から送り出されるエア中から前記物質を除去するフィルタ装置であって、
前記接続により排気部に連通される一次側開口を備えると共に、この一次側開口の後方に二次側開口を備えてなる胴部と、
前記胴部内に納められるろ材と、
前記一次側開口の前方にあって前記胴部に駆動用軸を介して前後方向に移動可能に支持されると共に、後方に移動されきった位置で前記一次側開口を閉鎖するように構成された蓋体とを備え、
外周に雄ネジを備えた軸体と、この軸体の前記雄ネジを内部に形成された雌ネジに螺進退可能にかみ合わせて前記軸体と組み合わされたスリーブ体とを備えてなる前記駆動用軸の前端部を前記蓋体に止着させると共に、前記駆動用軸の後端部側を前記胴部の前記二次側開口側においてこの後端部側から前記駆動用軸に外部より回転力を作用可能な状態で前記胴部に回転可能に支持させており、
しかも、前記駆動用軸の側方において、前端部を前記蓋体に止着させて後方に延びるガイド軸を前記胴部に前後動可能に支持させてなり、
さらに、前記胴部を、前記エアを通過させないように構成された中間空間の両側にそれぞれ前記一次側開口及び前記二次側開口を備えた空間を形成させた構成とすると共に、前記駆動用軸と前記ガイド軸とを前記中間空間において前記胴部に支持させるようにしてなる、ものとした。
また、前記胴部の前記一次側開口側の外面に、前記一次側開口を内方に位置させる周回シール部材を備えさせると共に、
前記周回シール部材の外周部を前記作業空間の外側において前記排気部を巡る外面に対する第一シール部分とし、
前記周回シール部材の内周部を前記蓋体が前記一次側開口を閉鎖したときに前記蓋体の内面に接する第二シール部分とするようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
また、この実施の形態にあっては、前記胴部2の前記一次側開口1’側の外面には、前記一次側開口1’を内方に位置させる周回シール部材8が備えられている。それと共に、前記周回シール部材8の外周部が前記作業空間100の外側において前記排気部101を巡る外面102bに対する第一シール部分8aとなり、前記周回シール部材の内周部が前記蓋体4が前記一次側開口1’を閉鎖したときに前記蓋体4の内面4aに接する第二シール部分8bとなるようにしてある。

Claims (3)

  1. 人体に影響を及ぼす物質を取り扱う作業を行う作業空間を備えた装置の排気部に取り外し可能に接続されて前記排気部から送り出されるエア中から前記物質を除去するフィルタ装置であって、
    前記接続により排気部に連通される一次側開口を備えると共に、この一次側開口の後方に二次側開口を備えてなる胴部と、
    前記胴部内に納められるろ材と、
    前記一次側開口の前方にあって前記胴部に駆動用軸を介して前後方向に移動可能に支持されると共に、後方に移動されきった位置で前記一次側開口を閉鎖するように構成された蓋体とを備え、
    外周に雄ネジを備えた軸体と、この軸体の前記雄ネジを内部に形成された雌ネジに螺進退可能にかみ合わせて前記軸体と組み合わされたスリーブ体とを備えてなる前記駆動用軸の前端部を前記蓋体に止着させると共に、前記駆動用軸の後端部側を前記胴部の前記二次側開口側においてこの後端部側から前記駆動用軸に外部より回転力を作用可能な状態で前記胴部に回転可能に支持させており、
    しかも、前記駆動用軸の側方において、前端部を前記蓋体に止着させて後方に延びるガイド軸を前記胴部に前後動可能に支持させてなる、フィルタ装置。
  2. 前記駆動用軸を挟んだ両側にそれぞれ前記ガイド軸を備えてなる、請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記胴部の前記一次側開口側の外面には、前記一次側開口を内方に位置させる周回シール部材が備えられていると共に、
    前記周囲シール部材の外周部を前記作業空間の外側において前記排気部を巡る外面に対する第一シール部分とし、
    前記周囲シール部材の内周部を前記蓋体が前記一次側開口を閉鎖したときに前記蓋体の内面に接する第二シール部分としてなる、請求項1又は請求項2に記載のフィルタ装置。
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