JP2021132817A - 医療デバイス、医療デバイスセット - Google Patents
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Abstract
【課題】バルーンカテーテルの生体管腔に対する通過性とバルーンの保護性を向上させることが可能な医療デバイス及び医療デバイスセットを提供する。【解決手段】医療デバイス100は、バルーンカテーテル200用の補助デバイスであって、長尺状の基部シャフト110と、基部シャフト110の長手方向Xに沿って延在する延在部121と、延在部121に対して先端側に設けられ螺旋状に形成しているバルーン保護部122と、を備える先端部材120を有する。バルーン保護部122は、螺旋形状の径方向rにおいて内方に設けられ、バルーンカテーテル200のバルーン210を少なくとも部分的に収容可能な空間部123と、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部124と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、医療デバイス、医療デバイスセットに関する。
血管等の生体管腔に形成された病変部(狭窄部等)を拡張させる医療器具としてバルーンカテーテルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
バルーンカテーテルは、長尺状のシャフトと、シャフトの先端部に配置されたバルーンと、を備えている。バルーンカテーテルは、ガイディングカテーテル等を介して穿刺部位から生体管腔に導入され、病変部に送達される。バルーンカテーテルは、バルーンが病変部において拡張されることによって血管壁等に対して処置を行うことができる。
しかしながら、バルーンカテーテルを病変部に送達する際(デリバリー時)に、例えば、下記のような課題が生じ得る。
バルーンカテーテルが挿入される生体管腔は、平坦ではなく、曲がっていたり、部分的に狭まっていたりする可能性がある。そのため、バルーンカテーテルが生体管腔内を移動(通過)しにくい場合がある。そのため、生体管腔に対するバルーンカテーテルの通過性(プッシャビリティ)を向上させる必要がある。
また、デリバリー時のバルーンカテーテルは、生体管腔の壁面にバルーンの外表面が当たってしまう可能性がある。バルーンは、生体管腔の壁面に当たると、外表面のコーティングが剥がれ落ちる可能性がある。そのため、生体管腔に対するバルーンの保護性を向上させる必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、バルーンカテーテルの生体管腔に対する通過性とバルーンの保護性を向上できるバルーンカテーテル用の医療デバイス及び医療デバイスセットを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る医療デバイスは、バルーンカテーテル用の補助デバイスであって、長尺状の基部シャフトと、前記基部シャフトの長手方向に沿って延在する延在部と、前記延在部に対して先端側に設けられ螺旋状に形成している保護部と、を備える先端部材と、を有し、前記保護部は、螺旋形状の径方向において内方に設けられ、バルーンカテーテルのバルーンを少なくとも部分的に収容可能な空間部と、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る医療デバイスセットは、流体の供給または排出によって膨張収縮可能なバルーンを備えるバルーンカテーテルと、前記基部シャフトの長手方向に沿って延在する延在部と、前記延在部に対して先端側に設けられ螺旋状に形成している保護部と、を備える先端部材を有し、前記保護部は、螺旋形状の径方向において内方に設けられ、前記バルーンカテーテルの前記バルーンを少なくとも部分的に収容可能な空間部を備え、前記保護部は、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部を備える。
上記医療デバイス、医療デバイスセットによれば、生体管腔に対するバルーンカテーテルの通過性とバルーンの保護性が向上する。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また、以下では基部シャフト110の長手方向を長手方向Xとする。また、長手方向Xと交差する基部シャフト110の周方向を周方向θとし、基部シャフト110の周方向θに対する径方向を径方向rとする。図1〜図9は本発明の第1実施形態に係る医療デバイスセット10の説明に供する図である。
図1、図4に示すように、本実施形態に係る医療デバイスセット10は、医療デバイス100と、バルーンカテーテル200と、を有する。
本明細書において、バルーンカテーテル200は、血管B(「生体管腔」に相当する)の病変部Lに薬剤を塗布するための薬剤コーテッドバルーン(DCB)として説明する。薬剤コーテッドバルーンは、病変部Lまでデリバリーされるときに、バルーン210が病変部Lの手前の血管Bの壁面に当たると、バルーン210に塗布した薬剤が流出してしまう可能性がある。このため、病変部Lにおいて効果的に薬剤を塗布するためには、デリバリー時のバルーン210を保護する必要がある。なお、薬剤を塗布する対象となる生体管腔は、血管に限定されず、例えば、胆管、気管、食道、その他消化管、尿道、耳鼻内腔等であってもよく、好ましくは冠動脈または下肢動脈である。
(医療デバイス)
医療デバイス100は、バルーンカテーテル200用の補助デバイスである。
医療デバイス100は、バルーンカテーテル200用の補助デバイスである。
医療デバイス100は、図2、図3に示すように、基部シャフト110と、先端部材120と、固定部130と、を備える。なお、本明細書の説明において、医療デバイス100の生体内に導入される側(先端部材120側)を「先端側」と称し、基部シャフト110側を「基端側」と称し、基部シャフト110が延伸する方向(図2の左右方向)を軸方向又は長手方向Xと称する。
基部シャフト110は、長尺状であり、かつ中空状である。基部シャフト110は、所定の剛性を備えた部材で構成され、生体管腔に挿入可能に構成している。すなわち、基部シャフト110は、外力を付与しない状態では略直線状に延在しつつ、生体管腔の形状に合わせて変形できるように構成している。基部シャフト110は、手元での操作を先端側に伝え易く、生体管腔に合わせて変形可能であれば特に限定されず、例えばニッケルとチタン(Ni−Ti)系合金等の超弾性合金、真鍮、ステンレス鋼(SUS)、アルミ等の金属あるいは合金によって構成できる。
先端部材120は、線材である。先端部材120は、少なくとも部分的に基部シャフト110の先端側に設けられ、基部シャフト110と同様に手元での操作を先端側に伝え易く、生体管腔に合わせて変形可能である。本実施形態において先端部材120は、基部シャフト110と同時の材料によって構成されるが、先端部材120と基部シャフトが異なる材料であってもよい。
先端部材120は、図3に示すように、基部シャフト110の長手方向Xに沿って延在する延在部121と、延在部121に対して先端側に設けられるバルーン保護部(「保護部」に相当する)122と、を備えている。
延在部121は、略直線状である。延在部121の基端側は、図3に示すように、基部シャフト110の先端側から基端側に向けて少なくとも部分的に基部シャフト110の内腔に挿入され、延在部121の先端側は、基部シャフト110の先端側に向かって部分的に延在するように配置される。そのため、延在部121は、医療デバイス100の基端側の剛性を向上することができる。したがって、先端部材120は、生体管腔に対する医療デバイス100の通過性を向上させることができる。
本実施形態に係る医療デバイス100は、先端側から基端側に向けて剛性が大きくなるため、長手方向Xの各部において急激な物性段差が生じるのを抑制できる。そのため、医療デバイス100の先端側におけるキンク等の発生を抑制することができる。
バルーン保護部122は、螺旋形状である。バルーン保護部122は、基部シャフト110よりも先端側に設けられ、延在部121(または基部シャフト110)の長手方向Xに対して螺旋状に形成される。
バルーン保護部122は、螺旋形状の径方向rにおいて、バルーン保護部122を形成する線材122aよりも内方に設けられた空間部123を有している(図6Aを参照)。そのため、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた際に、バルーン210は、バルーン保護部122によって形成される空間部123に少なくとも部分的に収容される。そのため、バルーン保護部122は、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた状態でバルーンカテーテル200を血管Bの病変部Lまでデリバリーする際に、バルーン210が病変部Lの手前の血管Bの壁面に当たることを防ぐことができる。したがって、バルーン保護部122は、生体管腔に対するバルーン210の保護性を向上させることができる。
バルーン保護部122は、図6A等に示すように、少なくとも部分的に先端部材120(バルーン保護部122)の先端側に向かって外径が小さくなる(外径が漸減する)テーパー部124を有している。テーパー部124は、生体管腔に対する医療デバイス100の挿入性を向上させることができる。
テーパー部124(バルーン保護部122)の最小内径r1は、医療デバイス100に組付けられるバルーンカテーテル200のバルーン210の最大外径r2よりも大きい(図6Aを参照)。バルーン210の外径r2とは、拡張前の状態での外径を指す。このように構成することによって、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた際に、バルーン保護部122を形成する線材122aとバルーン210の間に隙間が形成される。そのため、バルーン保護部122は、バルーンカテーテル200のデリバリー時にバルーン210が血管Bの壁面に当たることをより防ぐことができる。
なお、バルーン保護部122の長手方向Xに対する長さは、医療デバイス100に組付けられるバルーンカテーテル200のバルーン210を部分的に収容し、保護できる限り、特に限定されないが、少なくともバルーン210の全長より長いほうが好ましい。また、バルーン保護部122を形成する線材122aの線型や、線材122aが螺旋方向に延在する際のピッチ、巻き数は特に限定されない。また、バルーン保護部122の長手方向Xに対する長さに対するテーパー部124の割合は、特に限定されない。
固定部130は、図3に示すように、基部シャフト110に対する先端部材120の位置を固定している。そのため、固定部130は、基部シャフト110に対するバルーン保護部122の位置を固定することができる。固定部130は、図3に示すように、基部シャフト110の先端側に設けられている。先端部材120は、前述したように、基部シャフト110の先端側から基端側に向けて少なくとも部分的に基部シャフト110の内腔に挿入されているため、固定部130は、基部シャフト110と先端部材120が重なった状態で基部シャフト110と先端部材120を固定することができる。これにより、基部シャフト110と先端部材120の接続部分が補強され、キンク等の発生を抑制することができる。
固定部130の固定方法は、例えば、ろう付けやはんだ付け等のろう接が適用される。固定箇所は、基部シャフト110や先端部材120を構成する材料に対して全周溶接であってもよく、スポット溶接であってもよい。なお、固定方法は溶接に限定されず、例えば、接着剤による接着を適用してもよい。
なお、基部シャフト110と先端部材120は上記において別体であると説明したが、一体的に構成されていてもよく、同一外径の線材の一部をコイル巻きして先端部材120を形成してもよく、線材の一部の外径を小さくしてコイル巻きして先端部材120を形成し、外径の太い線材部分を基部シャフト110としてもよい。
また、基部シャフト110は中実状の長尺体であってもよい。
また、基部シャフト110や先端部材120の断面形状は特に限定されない。該断面形状は略真円形(または円環形)が好ましいが、例えば、楕円形、矩形、その他の多角形であってもよい。
また、基部シャフト110や先端部材120には親水性コーティングが施されていてもよい。親水性コーティングを構成する材料は、吸水して膨潤性を示すものであればどのようなものであってもよい。例えば、親水性材料が挙げられ、親水性材料としては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド系ポリマー、セルロース系ポリマー、アクリルアミド系ポリマー、ヒアルロン酸、ポリアクリル酸、無水マレイン酸系ポリマー、水溶性ナイロン及びそれらの誘導体が挙げられる。
また、医療デバイス100は、手元部140をさらに有していてもよい。手元部140は、基部シャフト110の基端側に設けることができ、医師等の手技を行う者によって把持可能に構成できる。手元部140は、プラスチック等の比較的剛直な部材によって構成することができ、ハブでもよく、平板状でもよい。
(バルーンカテーテル)
バルーンカテーテル200は、医療分野において一般的に使用されるラピッドエクスチェンジ型のバルーンカテーテルで構成している。
バルーンカテーテル200は、医療分野において一般的に使用されるラピッドエクスチェンジ型のバルーンカテーテルで構成している。
図2、図4に示すように、バルーンカテーテル200は、流体の供給および排出によって膨張収縮可能なバルーン210と、バルーン210が先端部に配置された長尺状のシャフト220と、シャフト220の基端側に配置されたハブ230と、を備える。シャフト220には、シャフト220のルーメン内にガイドワイヤGWを導入するためのガイドワイヤポート200Aを設けることができる。
図6Aに示すように、バルーンカテーテル200は、医療デバイス100のバルーン保護部122が形成する空間部123に少なくとも部分的に挿入可能である。
本実施形態に係るバルーンカテーテル200は、空間部123に挿入された状態で血管B内をデリバリーされる。そのため、バルーン210が血管Bの壁面に当たることによってバルーン210の外表面などが傷付くことを防止することができる。なお、バルーンカテーテル200が担持する薬剤は、抗がん剤あるいは免疫抑制剤など血管内皮細胞の増殖を抑制する化合物が好ましく、具体的には例えばパクリタキセル、シロリムス、エベロリムスまたはバイオリムスのいずれか少なくとも1種類以上あるいは混合物を含む化合物によって構成することができ、好ましくは固体であり、より好ましくは結晶であるものが好ましい。
なお、バルーンカテーテル200の手元付近(基端部付近)には、バルーン210を血管Bの病変部L、あるいは医療デバイス100に対して位置合わせするためのマーカー240(図1を参照)等を設けてもよい。マーカー240を医療デバイス100に対して位置合わせするために使用する場合、医療デバイス100にはマーカー240に対応するマーカー150を設けてもよい(図1を参照)。
(処置方法)
次に、図5〜図6Cを参照して、本実施形態に係る薬剤の塗布方法を説明する。
次に、図5〜図6Cを参照して、本実施形態に係る薬剤の塗布方法を説明する。
薬剤の塗布方法は、図5を参照して概説すると、医療デバイスセット10等の準備(S1)、医療デバイスセット10の生体管腔への導入(S2)、医療用デバイス100の後退(S3)、病変部Lへの薬剤の塗布(S4)、及び医療デバイスセット10の抜去(S5)、を有する。
まず、医師等の術者は、薬剤を塗布する処置を開始するにあたり、バルーンカテーテル200を準備する。また、術者は、バルーンカテーテル200のバルーン210を保護するために使用する医療デバイス100を準備する(S1)。
次に、術者は、図2、図4に示すように、バルーンカテーテル200に医療デバイス100を組み付ける(バルーン210をバルーン保護部122の空間部123に配置する)ことによって医療デバイスセット10を用意し、医療デバイスセット10を生体管腔の一例である動脈の病変部Lに導入する(S2)。具体的には、術者は、例えば腕の橈骨動脈から医療デバイスセット10を導入し、冠動脈の狭窄部あるいは閉塞部である病変部Lにバルーン保護部122を配置する。バルーン保護部122は、前述したように線材で構成されているため、術者の操作に合わせて柔軟に変形しながらバルーン210が狭窄部あるいは閉塞部である病変部Lを通過することができ、病変部Lに配置されやすくなる。
術者は、医療デバイスセット10を血管B内に導入する際、ガイディングカテーテル等の医療器具を適宜使用することができる。
術者は、医療デバイスセット10を血管B内に導入する際、ガイディングカテーテル等の医療器具を適宜使用することができる。
次に、術者は、図6Aに示すように、バルーンカテーテル200のバルーン210を血管Bの病変部L(塗布対象部位)に配置する。そして、術者は、図6Bに示すように、医療デバイス100のバルーン保護部122の先端側がバルーンカテーテル200のバルーン210より基端側に配置されるように、医療デバイス100を基端側へ後退させる(S3)。バルーン保護部122は、前述したように線材で構成されているため、術者の操作に合わせて柔軟に変形しながら医療デバイスセット10の基端側へ移動する。
次に、術者は、図6Cに示すように、バルーン210を拡張させる。これにより、バルーン210は、図9に示すように径方向rの外方に変位し、外表面が病変部Lの内壁面に付着する。そのため、バルーン210に担持されていた薬剤が、病変部Lの内壁面に塗布される(S4)。
なお、バルーン210を拡張させる回数は、1回以上であれば特に限定されない。
次に、術者は、バルーン210を収縮させる(図示省略)。そして、術者は、バルーン210を収縮させた後、医療デバイスセット10を基端側へ移動させることによって生体管腔から抜去する(S5)。医療用デバイスセット10の後退は、医療用デバイス100をバルーンカテーテル200とともに抜去してもよく、病変部Lへの薬剤塗布前に医療用デバイス100を体外に抜去してもよい。
以上のように、本実施形態に係る医療デバイス100は、バルーンカテーテル200用の補助デバイスであって、長尺状の基部シャフト110と、基部シャフト110の長手方向Xに沿って延在する延在部121と、延在部121に対して先端側に設けられ螺旋状に形成しているバルーン保護部(保護部)122と、を備える先端部材120と、を有する。バルーン保護部122は、螺旋形状の径方向rにおいて内方に設けられ、バルーンカテーテル200のバルーン210を少なくとも部分的に収容可能な空間部123と、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部124と、を備える。
このように構成することによって、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた状態でバルーンカテーテル200をデリバリーする際に、バルーン保護部122は、バルーン210が血管Bの壁面に当たることを防ぐことができるため、生体管腔に対しバルーン210の保護できる。また、バルーン保護部122は、テーパー部124を利用することによって生体管腔に対するバルーンカテーテル200の挿入性、特に病変部Lの通過性を向上させることができる。
また、テーパー部124の最小内径r1は、バルーンカテーテル200のバルーン210の最大外径r2よりも大きい。これにより、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた際に、バルーン保護部122を形成する線材122aとバルーン210の間に隙間が形成される。そのため、医療デバイス100にバルーンカテーテル200を組付けた状態でバルーンカテーテル200をデリバリーする際に、バルーン保護部122は、バルーン210が血管Bの壁面に当たることをより防ぐことができる。
また、基部シャフト110は、中空状であり、延在部121の基端側は、基部シャフト110の先端側から基端側に向けて少なくとも部分的に基部シャフト110の内腔に挿入される。これにより、延在部121は、医療デバイス100の基端側の剛性を向上させることができる。したがって、先端部材120は、生体管腔に対する医療デバイス100の通過性、特に病変部Lの通過性を向上させることができる。
また、医療デバイス100は、基部シャフト110の先端側に設けられ、基部シャフト110に対するバルーン保護部122の位置を固定する固定部130を有する。これにより、基部シャフト110に対する先端部材120の位置を固定することができる。
また、本実施形態に係る医療デバイスセット10は、流体の供給または排出によって膨張収縮可能なバルーン210を備えるバルーンカテーテル200と、長尺状の基部シャフト110と、基部シャフト110の先端側に設けられる先端部材120と、を備える医療デバイス100と、を有する。先端部材120は、基部シャフト110の長手方向Xに沿って延在する延在部121と、延在部121に対して先端側に設けられ螺旋状に形成しているバルーン保護部122と、を備える。バルーン保護部122は、螺旋形状の径方向rにおいて内方に設けられ、バルーンカテーテル200のバルーン210を少なくとも部分的に収容可能な空間部123と、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部124と、を備える。
このように構成することによって、バルーンカテーテル200をデリバリーする際に、バルーン保護部122は、バルーン210が血管Bの壁面に当たることを防ぐことができる。そのため、生体管腔に対するバルーン210の保護性を向上させることができる。また、バルーン保護部122は、テーパー部124を利用することによって生体管腔に対するバルーンカテーテル200の挿入性を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変できる。
例えば、医療デバイス100の固定部130は、術者が基部シャフト110に対する先端部材120(バルーン保護部122)の位置を固定するか否かを選択することができる部材によって構成されていてもよい。先端部材120は基部シャフト110の内腔を移動可能に構成されていてもよい。
また、バルーンカテーテル200の種類は特に限定されない。バルーンカテーテル200は、例えば、バルーン210に形成されたマイクロポアから薬剤を放出することによって、病変部Lに薬剤を塗布する薬物溶出型のバルーンカテーテルであってもよい。
また、バルーンカテーテル200は上記においてラピッドエクスチェンジ型であると説明したが、バルーンカテーテル200は、例えば、オーバーザワイヤ型のバルーンカテーテルであってもよい。
10 医療デバイスセット、
100 医療デバイス、
110 基部シャフト、
120 先端部材、
121 延在部、
122 バルーン保護部(保護部)、
123 空間部、
124 テーパー部、
200 バルーンカテーテル、
200A ガイドワイヤポート、
210 バルーン、
220 シャフト、
B 血管(生体管腔)、
r1、r2 寸法、
r 径方向、
X 長手方向。
100 医療デバイス、
110 基部シャフト、
120 先端部材、
121 延在部、
122 バルーン保護部(保護部)、
123 空間部、
124 テーパー部、
200 バルーンカテーテル、
200A ガイドワイヤポート、
210 バルーン、
220 シャフト、
B 血管(生体管腔)、
r1、r2 寸法、
r 径方向、
X 長手方向。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また、以下では基部シャフト110の長手方向を長手方向Xとする。また、長手方向Xと交差する基部シャフト110の周方向を周方向θとし、基部シャフト110の周方向θに対する径方向を径方向rとする。図1〜図6Cは本発明の第1実施形態に係る医療デバイスセット10の説明に供する図である。
次に、術者は、図6Cに示すように、バルーン210を拡張させる。これにより、バルーン210は、図6Cに示すように径方向rの外方に変位し、外表面が病変部Lの内壁面に付着する。そのため、バルーン210に担持されていた薬剤が、病変部Lの内壁面に塗布される(S4)。
Claims (5)
- バルーンカテーテル用の補助デバイスであって、
長尺状の基部シャフトと、
前記基部シャフトの長手方向に沿って延在する延在部と、前記延在部に対して先端側に設けられ螺旋状に形成している保護部と、を備える先端部材と、を有し、
前記保護部は、螺旋形状の径方向において内方に設けられ、バルーンカテーテルのバルーンを少なくとも部分的に収容可能な空間部と、
先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部と、を備える、医療デバイス。 - 前記テーパー部の最小内径は、前記バルーンカテーテルのバルーンの最大外径よりも大きい、請求項1に記載の医療デバイス。
- 前記基部シャフトは、中空状であり、
前記延在部の基端側は、前記基部シャフトの先端側から基端側に向けて少なくとも部分的に前記基部シャフトの内腔に挿入される、請求項1または請求項2に記載の医療デバイス。 - 前記基部シャフトの先端側に設けられ、前記基部シャフトに対する前記保護部の位置を固定する固定部を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の医療デバイス。
- 流体の供給または排出によって膨張収縮可能なバルーンを備えるバルーンカテーテルと、
長尺状の基部シャフトと、前記基部シャフトの先端側に設けられる先端部材と、を備える医療デバイスと、を有し、
前記先端部材は、前記基部シャフトの長手方向に沿って延在する延在部と、前記延在部に対して先端側に設けられ螺旋状に形成している保護部と、を備え、
前記保護部は、螺旋形状の径方向において内方に設けられ、前記バルーンカテーテルの前記バルーンを少なくとも部分的に収容可能な空間部と、先端側に向かって外径が小さくなるテーパー部と、を備える、医療デバイスセット。
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JP2020030626A JP2021132817A (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | 医療デバイス、医療デバイスセット |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020030626A JP2021132817A (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | 医療デバイス、医療デバイスセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2021132817A (ja) |
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2021
- 2021-02-09 US US17/171,478 patent/US20210260348A1/en active Pending
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Legal Events
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