JP2021132250A - 水晶デバイス - Google Patents

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周一 水沢
Shuichi Mizusawa
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Abstract

【課題】 小型化されたパッケージサイズであっても水晶デバイスのCI値などの性能を向上させた水晶デバイスを提供する。【解決手段】 水晶デバイス(100)は、長方形の水晶振動片(130)と、セラミックで形成された第1平面と該第1平面の反対面の第2平面とを有し、平面視で第1長さの長辺及び第2長さの短辺を有する長方形のベース平板(120)と、第2平面に長辺と短辺とに沿って枠状に形成される金属層(125)と、ベース平板(120)に載置され、水晶振動片を覆うキャビティ(111)と平面視で第3長さの長辺及び第4長さの短辺とを有し、キャビティを囲う側壁(112)の下端面が前記金属層に接合材を介し接合される平面視長方形の封止キャップ(110)とを備え、と、を備える。そして封止キャップの第3長さの長辺は、ベース平板の第1長さの長辺よりも長く、ベース平板に封止された際に、封止キャップの長辺方向の両端が、ベース平板の長辺方向の両端から出ている。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器等に用いられる水晶デバイスに関する。特に接合材によりベース板と封止キャップとが接合される水晶デバイスに関する。
水晶デバイスの製造方法は、接続パッドと水晶素子とを導通させて固定した後、封止キャップとベース板とを接合させている。電気製品の小型化に伴い水晶デバイスのパッケージサイズも小型化が要求されるとともに、水晶デバイスの性能の向上も要求されている。水晶デバイスのパッケージの小型化は、水晶デバイスの性能を悪化、特にスプリアスが出やすくなる 又はCI値(クリスタルインピーダンス値)を悪化させることになる。
水晶振動片の主面の面積が同じである場合に、特許文献1に開示されるように、厚みすべり振動する水晶振動片、例えばATカット水晶振動片は、X軸に沿う寸法を大きくした方が、設計自由度が高まり、電気的特性の改善、例えばCI値の改善等が図り易い。
特開2017−220954号公報
しかしながら、単純に水晶デバイスのパッケージサイズをX軸方向に伸ばすだけでは、標準的なパッケージサイズ(ベース板を基準にした1008(1mm×0.8mm)サイズ、0806(0.8mm×0.6mm)サイズ等)に合わないためコストがかかり、また実用的ではない問題があった。
そこで、簡易な構造でありながら、小型化されたパッケージサイズであっても水晶デバイスのCI値などの性能を向上させた水晶デバイスを提供する。
本実施形態の水晶デバイスは、長方形の水晶振動片と、セラミックで形成された第1平面と該第1平面の反対面の第2平面とを有し、平面視で第1長さの長辺及び第2長さの短辺を有する長方形のベース平板と、第2平面に長辺と短辺とに沿って枠状に形成される金属層と、ベース平板に載置され、水晶振動片を覆うキャビティと平面視で第3長さの長辺及び第4長さの短辺とを有し、キャビティを囲う側壁の下端面が金属層に接合材を介し接合される平面視長方形の封止キャップと、を備える。そして封止キャップの第3長さの長辺は、ベース平板の第1長さの長辺よりも長く、ベース平板に封止された際に、封止キャップの長辺方向の両端が、ベース平板の長辺方向の両端から出ている水晶デバイスである。 水晶振動片は、長辺が水晶のX軸に沿っている水晶片である。
また封止キャップの第4長さの短辺は、ベース平板の第2長さの短辺よりも短く、ベース平板に封止された際に、ベース平板の短辺方向の両端が、封止キャップの短辺方向の両端から出ていることが好ましい。
また封止キャップは、メタライズ層に接する枠状の平面を有し、且つ枠状の平面は長辺方向に第5長さを有しており、封止キャップの長辺方向の両端の一方がベース平板の長辺方向の両端の一方から出ている第6長さは、第5長さの1/2以下であることが好ましい。
封止キャップは、金属製又はセラミック製である。
この発明に係る水晶デバイスは、特に、小型化されたパッケージサイズであっても長辺方向のキャビティが長くなるので、水晶デバイスのCI値などの性能を向上させることができる。
第1実施形態の水晶デバイス100の分解斜視図である。 (a)は、封止された水晶デバイス100の斜視図であり、(b)は水晶デバイス100の底面図である。 水晶デバイス100のA−A断面図である。 図3における、フランジ114及び金属膜125の周辺拡大断面図である。 第2実施形態の水晶デバイス200の断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、説明に用いる各図はこれら発明を理解できる程度に概略的に示してあり、大きさ、角度又は厚み等は誇張して描いている。また説明に用いる各図において、同様な構成成分については同一の番号を付して示し、その説明を省略する場合もある。また、以下の実施形態中で述べる形状、寸法、材質等はこの発明の範囲内の好適例に過ぎない。
<水晶デバイス100の構成>
図1は、水晶デバイス100の分解斜視図である。水晶デバイス100は、金属製のキャップ110と、セラミック製のベース板120と、水晶振動片130と、により構成されている。水晶振動片130には例えばATカット又はSCカット等の水晶振動片が用いられる。以下の説明では、圧電片である水晶振動片を使用した水晶デバイスを説明するが、水晶等の圧電フィルタ、圧電発振器などの水晶デバイスにも本実施形態を適用できる。水晶デバイス100の長辺方向をX軸方向、水晶デバイス100の高さ方向をY軸方向、X及びY軸方向に垂直な方向をZ軸方向として説明する。
水晶デバイス100では、セラミック製のベース板120の+Y軸側の面に水晶振動片130が載置される。さらに水晶振動片130を密封するように金属製のキャップ110がセラミック製のベース板120の+Y軸側の面に接合される。このようにして水晶デバイス100が完成する。水晶デバイス100は、プリント基板等に実装される表面実装型の水晶デバイスである。
金属製のキャップ110は、不図示の金型でプレスされて+Y軸方向に凹んだキャビティ111を有する箱型形状に形成されている。また、金属製のキャップ110は、キャビティ111を囲む4枚の壁面112と、各壁面112の+Y軸側の辺に接合されている天井面113と、各壁面112の−Y軸側の辺に、壁面112から外側に折れ曲がるようにリング状に形成されるフランジ114と、により構成されている。金属製のキャップ110は、Y軸方向からみると短辺114ns(Z軸方向)と長辺114ls(X軸方向)とを有する長方形状である。なお、製造及び取扱等を考慮して、フランジ114の角は面取りされた形状であり、金属製のキャップ110は、面取りされた長方形である。
水晶振動片130において、+Y軸側及び−Y軸側の面に励振電極131が形成されており、それぞれ引出電極132が各励振電極131から引き出されている。水晶振動片130の+Y軸側の面に形成されている励振電極131からは引出電極132が−X軸側に引き出され、さらに引出電極132が水晶振動片130の−Z軸側の側面を介して−Y軸側の面に引き出されている。また、水晶振動片130の−Y軸側の面に形成されている励振電極131から引き出される引出電極132は、励振電極131から−X軸側に伸び、さらに水晶振動片130の+Z軸側の側面を介して+Y軸側の面にまで引き出されている。
セラミック製のベース板120は、上下の主面を有するベース平板126を有する。ベース平板126は、Y軸方向からみると短辺126ns(Z軸方向)と長辺126ls(X軸方向)とを有する長方形状である。+Y軸側の主面に一対の接続パッド121が、セラミック製のベース平板126に形成されている。各接続パッド121は、水晶振動片130の各引出電極132に電気的に接続される。また、4つの実装端子124が、セラミック製のベース板120の−Y軸側の主面に形成される。Y軸方向に貫通する一対の貫通電極123がセラミック製のベース平板126に形成されている。接続パッド121と実装端子124とは、それぞれ貫通電極123(図3を参照)を介して、又は配線電極122及び貫通電極123を介して電気的に接続される。また、セラミック製のベース板120の+Y軸側の面に形成される電極の全体を囲むように、外周側に枠状の金属膜125が、ベース平板126の+Y軸側の面に形成されている。枠状の金属膜125は、ベース平板126の外周面126eから幅W2で形成されている。
金属製のキャップ110は、セラミック製のベース板120の枠状の金属膜125に載置されて、接合材である共晶金属EAによって、封止される。図1では共晶金属EAの存在を明確にするために、個別の枠状の部材として描かれているが、実際には、フランジ114又は金属膜125に共晶金属EAが塗布されて、リフロー炉等の封止装置で溶融される。
図2(a)は、封止された水晶デバイス100の斜視図である。また図2(b)は封止された水晶デバイス100の底面図である。図2(a)に示されるように、セラミック製のベース板120と金属製のキャップ110とが、接合材である共晶金属EAで封止されると、Z軸方向の金属膜125が幅W4で観察できる。図2(a)では、+Z軸側の金属膜125しか観察できないが、+Z軸側の金属膜125も同様である。
図2(b)に示されるように、接合されたセラミック製のベース板120と金属製のキャップ110を−Y軸方向から観察すると、±X軸方向のフランジ114(封止面114p)が観察できる。ベース平板126から飛び出しているフランジ114の量は、ベース平板126の外周面126eから幅W1である。
図3は、図1のA−A断面図である。図4は、図3の左側のフランジ及び平板の拡大断面図である。水晶振動片130が、セラミック製のベース板120の+Y軸側の面に載置されている。接続パッド121の下側(−Y軸側)には金属層を積層しており、接続パッド121の高さをY軸方向に高くしている。そして、水晶振動片130の引出電極132とセラミック製のベース板120の接続パッド121とが導電性接着剤CAを介して電気的に接続されている。つまり、水晶振動片130の励振電極131は実装端子124に電気的に接続される。
X軸方向に関して、フランジ114の一方の外周側114eから他方の外周側114eまでの長さは、ベース平板126の一方の外周面126eから他方の外周面126eの長さよりもW1×2だけ長くなっている。つまり、X軸方向において、金属製のキャップ110は、セラミック製のベース板120よりも長くなっている。図3では確認できないが図2(a)で示されたように、Z軸方向に関して、フランジ114の一方の外周側114eから他方の外周側114eまでの長さは、ベース平板126の一方の外周面126eから他方の外周面126eの長さよりもW4×2だけ短くなっている。つまり、Z軸方向において、金属製のキャップ110は、セラミック製のベース板120よりも短くなっている。なお、長さW4は10μmから30μmである。
厚み滑り振動する水晶振動片130は、小さくなればなるほどCI値が悪化する。特にX軸方向の長さが短いとCI値が悪化しやすい。本実施形態では、特に金属製のキャップ110の長辺方向(X軸方向)が長くなっているため、そのキャビティ内に載置される水晶振動片130もX軸方向を長くすることができる。このため、本実施形態のパッケージ(キャップ110及びベース板120)は、スプリアスを出にくくしたりCI値を悪化させにくくしたりすることになる。
接合材である共晶合金EAは、実装端子34を外部電子機器等の外部基板に接続する際に用いる合金(例えば鉛フリーハンダ等)の250℃〜280℃の融点より高い融点を有する。共晶合金EAとして、例えば亜鉛アルミニウム(ZnAl)系、金スズ(AuSn)系又は銅スズ(CuSn)系で(融点300℃。合金化後は融点が400℃を越えるもの)が好ましい。キャップ110の接合面114p又はベース板120の枠状の金属膜125の少なくともいずれか一方に共晶合金EAが塗布される。共晶金属EAが塗布された際は、共晶金属EAは、接合面114に平行(XZ面)もしくは金属膜125に平行(XZ面)に塗布されている。その塗布された共晶金属EAの厚さは12〜15μmである。
実装端子124は、ベース平板126の外周面126eからX軸方向に所定幅だけ内側に4つ形成されている。4つのうちの1つの実装端子124はアース端子であってもよい。図2では示されていないが、実装端子124は、ベース板120の外周面126eからZ軸方向にも幅W2だけ内側に形成されている。水晶デバイス100は、実装端子124にハンダなどで、プリント基板などに実装される。
ここで図4を参照して、セラミック製のベース板120の枠状の金属膜125及び、フランジ114の封止面114pについて詳述する。
枠状の金属膜125は、メタライズ層125aが形成されてその表面に貴金属層125bが形成されている。配線電極122も、メタライズ層122aが形成されてその表面に貴金属層122bが形成されている。メタライズ層122a及びメタライズ層125aは、Mo(モリブデン)、W(タングステン)又はそれらの酸化物を主成分とするペーストをセラミックス製のベース平板126の表面に塗布し、摂氏1300度から1700度での焼成でMo又はWのメタライズ層を形成する。また貴金属層122b及び貴金属層125bは、Au(金)又は銀(Ag)等でメッキされて形成される。この貴金属層122b及び貴金属層125bは、接合材である共晶金属EAが溶けて流れやすく材料である。
フランジ114の接合面114pの幅W3は、金属膜125の幅W2とほぼ同じ幅である。また枠状の金属膜125の幅W2は、金属膜125の厚さT2の1倍から3倍である。例えば、接合面114pの幅W3が70μmから80μmであり、金属膜125の幅W2も70μmから80μmであり、金属膜125のT2は20μmから30μmである。そして、フランジ114の接合面114pが、ベース平板126の外周面126eから外側に飛び出ている幅W1は、接合面114pの幅W3の1/2以下が好ましい。接合面114pが、1/2以上出てしまうと封止不良が出る可能性が高くなるからである。なお、フランジ114の接合面114pはベース平板126の主面と平行な面である。また接合面114pの内側(キャビティ側)には、曲面部114cが形成されている。
金属製のキャップ110とベース板120とが封止される際に、接合面114pが枠状の金属膜125に載置されて、キャップ110とベース板120とは所定の封止装置に入れられる。そして共晶合金EAが溶けると、溶けた共晶合金EAが金属膜125の外周端125eにも流れてフィレットFTが形成される。また溶けた共晶合金EAが金属膜125の内周端125iにも流れ、それとともに接合面114pから曲線状につながった金属製のキャップ110の曲面部114cにも共晶金属EAが流れてフィレットFTが形成される。共晶合金EAのフィレットFTが外周端125e及び内周端125iにも形成されるため、金属製のキャップ110と枠状の金属膜125とが強固に封止され、水晶振動片130はキャビティ111内に密封されることになる。
<水晶デバイス200の構成>
図5は、水晶デバイス200の断面図である。図1から図4と同じ部材には同じ符号を付している。水晶デバイス200は、セラミック製のキャップ210と、セラミック製のベース板120と、水晶振動片130とにより構成されている。つまり図1から図4では金属製のキャップであったが、水晶デバイス200はセラミック製のキャップ210に代わっている。また図3で示された金属製のキャップと同様に、セラミック製のキャップ210は、ベース平板126の外周面126eから幅W1だけ飛び出ている。セラミック製のキャップ210は、平板の天井板213と枠状の枠板212とからなり、水晶振動片を収容するキャビティ211を形成している。天井板213は上面213Uとその反対の下面213Bとを有する。天井板213の下面213Bはその面の全体にわたって金属膜215が形成される。
天井板213は、短辺(Z軸方向)と長辺(X軸方向)とからなる長方形の平板である。天井板213の長辺の長さは、ベース平板126の長辺の長さよりもW1×2長いことが好ましい。図5では図示されていないが、図2(a)と同様に、天井板213の短辺の長さは、ベース平板126の短辺の長さよりもW4×2短いことが好ましい。つまり−Y軸方向から見て、セラミック製のキャップ210は長辺が飛び出しており、長辺が隠れるようになっている。
枠板212は、短辺と長辺とからなる長方形の枠体である。枠板212の長辺の長さは、ベース平板126の長辺の長さよりもW1×2長いことが好ましい。枠板212の短辺の長さは、ベース平板126の短辺の長さよりもW4×2短いことが好ましい。枠板212は上面212Uとその反対の下面212Bとを有する。
枠板212の上面212Uは、金属膜215に接合され、また下面212Bはその面の全体にわたって金属膜217が形成される。枠板212の内周面及び外周面にも金属膜216が形成される。金属膜216を含む枠板212の幅は幅W3で形成されることが好ましい。また枠板212の内周面に4面及び外周面に4面があるが、すべての面に金属膜216が形成されてもよいし、金属膜216が形成されていない面があってもよい。水晶デバイスのシールド効果を高めるためには、枠板212の内周面、外周面のすべての面に金属膜216又は金属膜217が形成されていることが好ましい。また、シールド効果を高めるため、枠板212の内周面又は外周面すべてに金属膜217が形成されていることが好ましい。金属膜215、金属膜216及び金属膜217は、Ni(ニッケル)、W(タングステン)、またはスズ(Sn)等からなり、印刷、スパッタ、蒸着、メッキまたはこれらの組み合わせ等によって形成される。
金属膜216を含む枠板212の幅W3は、幅W2と同じ長さである。所定の封止装置で共晶合金EAが溶けると、溶けた共晶合金EAが金属膜125の外周端125eにも流れてフィレットが形成される。共晶合金EAのフィレットが外周端125eにも形成されるため、セラミック製のキャップ210と枠状の金属膜125とが強固に封止され、水晶振動片130はキャビティ211内に密封されることになる。
また第2実施形態では、セラミック製のパッケージとしてアルミナ製を本実施形態に適用してもよいし、アルミナに限らず、窒化アルミニウム、ムライト、ガラス等のセラミックあるいはその他の絶縁材料製のパッケージに適用してもよい。
また本実施形態では、片端固定方式の表面実装型の水晶振動片を提示したが、両端固定方式の表面実装型の水晶振動片に適用可能なことはいうまでもない。
また本実施形態では、パッケージ内に水晶振動片を単体で収容したものを例に説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、パッケージ内に水晶振動片とともにIC等の発振回路を備えて構成した発振器等の電子部品、あるいは半導体素子やチップコンデンサ等の電子部品に適用してもよい。
100、200 … 水晶デバイス
110 … 金属製のキャップ
111 … キャビティ、 112 … 壁面
113 … 天井面、 114 … フランジ
114p … 接合面、 114ls … 長辺、 114ns … 短辺
120 … セラミック製のベース板
121 … 接続パッド、 122 … 配線電極
123 … 貫通電極、 124 … 実装端子
125 … 枠状の金属膜 125e … 外周端 125i … 内周端
126 … ベース平板 126e … 外周面
126ls … 長辺、 126ns … 短辺
130 … 水晶振動片、 131 … 励振電極、 132 … 引出電極
210 … セラミック製のキャップ
CA … 導電性接着剤
EA … 接合材(共晶合金)
FT … フィレット?

Claims (4)

  1. 長方形の水晶振動片と、
    セラミックで形成された第1平面と該第1平面の反対面の第2平面とを有し、平面視で第1長さの長辺及び第2長さの短辺を有する長方形のベース平板と、
    前記第2平面に、前記長辺と短辺とに沿って枠状に形成される金属層と、
    前記ベース平板に載置され、前記水晶振動片を覆うキャビティと平面視で第3長さの長辺及び第4長さの短辺とを有し、前記キャビティを囲う側壁の下端面が前記金属層に接合材を介し接合される平面視長方形の封止キャップとを備え、
    前記封止キャップの第3長さの長辺は、前記ベース平板の第1長さの長辺よりも長く、前記ベース平板に封止された際に、前記封止キャップの長辺方向の両端が、前記ベース平板の長辺方向の両端から出ている水晶デバイス。
  2. 前記封止キャップの第4長さの短辺は、前記ベース平板の第2長さの短辺よりも短く、前記ベース平板に封止された際に、前記ベース平板の短辺方向の両端が、前記封止キャップの短辺方向の両端から出ている請求項1に記載の水晶デバイス。
  3. 前記封止キャップは、前記メタライズ層に接する枠状の平面を有し、且つ前記枠状の平面は長辺方向に第5長さを有しており、
    前記封止キャップの長辺方向の両端の一方が前記ベース平板の長辺方向の両端の一方から出ている第6長さは、前記第5長さの1/2以下である請求項1又は請求項2に記載の水晶デバイス。
  4. 前記封止キャップは、金属製又はセラミック製である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の水晶デバイス。
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