JP2021131319A - 作物収容体の重量測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】穀物を収容するタンク等の重量を計測する重量計測装置において、安価な構成及び傾斜設置における影響を少なくする重量センサを得ること。【解決手段】作物収容体Tの土台部Dに作物収容体T内作物の重量を検出する重量センサ31を設け、この重量センサ31の傾斜度を検出する傾斜センサ40を設け、傾斜センサ40の検出結果によって重量センサ31の検出値を補正するよう構成した。【選択図】 図17
Description
本発明は、穀物乾燥機や穀物貯留用タンク等作物収容体の重量を測定する装置に関する。
重量センサ支持体に重量センサを収容し、重量センサの上面が乾燥機の本体を受けて乾燥機の重量を測定する構成がある(特許文献1)。
特許文献1の構成によると、支持体を作物収容体の下に据えやすい等の効果がある。ところが、例えば、穀物を収容した乾燥機の重量は最大で10tにもなるため、その分、高価な重量センサを用いる必要がある。また、作物収容体の設置に際しては水平状態を基本とするが、接地面の状況においては若干の傾斜設置を余儀なくされるが、作物収容体の重心は、傾斜設置によって水平状態の重心位置から僅かながら変位して重量センサの検出に影響する。
本発明は、安価な構成の重量センサとすること及び傾斜設置における影響を少なくすることを課題とする。
上記に鑑みて、請求項1記載の発明は、作物収容体Tの土台部Dに作物収容体T内作物の重量を検出する重量センサ31を設け、この重量センサ31の傾斜度を検出する傾斜センサ40を設け、傾斜センサ40の検出結果によって重量センサ31の検出値を補正することを特徴とする作物収容体の重量測定装置とした。
本発明によれば、作物収容体Tが水平状態に対して所定に傾斜状態にあっても傾斜センサによって補正することで精度良く重量検出できる。
本発明の実施の形態の穀物乾燥機について説明する。
図1、図2、図3に示すように、作物の一例としての穀物を収容する箱体状の作物収容体(以下、穀物収容体)Tの内部には、貯留部1と、穀物を乾燥する乾燥部2と、乾燥部2を通過した穀物が集まる集穀部3を設ける。そして、穀物収容体Tは貯留部1を形成する上部パネルJと、乾燥部2を形成する中部パネルCと、集穀部3を形成する土台部Dから構成している。
乾燥部2にはバーナケース4内の燃焼バーナ(図示せず)で生成される熱風が通過する熱風室5と、穀物が流下する穀物流下室6と、熱風室5から穀物流下室6を通過した熱風を排風ファン7の吸引により排風として通過する排風室8を設ける。
穀物流下室6の下端部には穀物を集穀部3へ繰り出すロータリバルブ15を設け、集穀部3には穀物を搬送する下部ラセン9と、下部ラセン9へ穀物を案内する傾斜板10を設ける。
図2に示すように、穀物収容体Tの前方には、下部ラセン9で搬送された穀物を揚穀する昇降機11とバーナケース4と制御部(図示せず)を内蔵する操作盤16を設ける。昇降機11の上部から穀物収容体Tの天井部には、穀物を貯留室1へ搬送する上部ラセン12を設ける。図2の符号13は燃料タンクで、土台部Dの斜め前方に設けている。
図6から図9に示すように、土台部Dは下部枠体20と傾斜板10と上部枠体21を備える。上部枠体21及び下部枠体20は平面視で前後左右を枠形状に形成している。下部枠体20の前部及び上部枠体21の前部を前支柱22で連結し、下部枠体20及び上部枠体21の側部を中支柱23で連結し、下部枠体20と上部枠体21の後部を後支柱24で連結する。傾斜板10の上部は上部枠体21の側部に連結し、傾斜板10の下部は下部枠体20の前部及び後部に連結する。傾斜板10の下部の外面と中支柱23の内側下部を左右方向に延びる補強体25で連結する。傾斜板10の外側から中支柱23にかけて空間部
26を形成している。
26を形成している。
下部枠体20の外周に沿ってフランジ部27を形成する。フランジ部27の前部には後述する調節具用孔28を形成している。また、下部枠体20の四隅の下面にはそれぞれキャスタ29を取り付けている。キャスタ29は穀物乾燥機の組み立て時に土台部Dを設置位置まで移動させるためのものである。
次に、穀物乾燥機の組み立て作業について図4及び図5に基づいて説明する。
穀物乾燥機の組み立て時には、まず土台部Dを設置位置までキャスタ29により移動し、次いで、土台部Dの上に中部パネルCを載置する(図5参照)。さらに、中部パネルC上に上部パネルJを穀物収容量に応じた枚数組み付ける。
穀物乾燥機の組み立て時には、まず土台部Dを設置位置までキャスタ29により移動し、次いで、土台部Dの上に中部パネルCを載置する(図5参照)。さらに、中部パネルC上に上部パネルJを穀物収容量に応じた枚数組み付ける。
穀物乾燥機の組み立てが完成すると、穀物乾燥機の設置位置を固定するためのセンサ支持体30を土台部Dの下部枠体20の四隅に取り付ける。図1、図6にはそれぞれセンサ支持体30を穀物乾燥機に取り付けた状態を示す。すなわち、本実施の形態では前記センサ支持体30にそれぞれ重量センサ31を組み込んだものを穀物重量計測用センサユニットYAとし、土台部Dの下部枠体20の四隅にそれぞれ設けてなる。
なお、本実施の形態の重量センサ31は筒形状で、その重量受面31aに計測対象の物品に接触して荷重を感知し電気信号に変換することにより重量を計測できる所謂ロードセル形態としている。
図10、図11に示すように、穀物重量計測用センサユニットYAは、重量センサ31を載置状態に支持するホルダフレーム32、土台部Dの四隅の下部枠体20に接して分担荷重を支持する上部フレーム33、地面に接するベースフレーム34を備える。そして、ホルダフレーム32と上部フレーム33との間はスペーサパイプ35とこれに貫通する締結ボルト36により重量センサ31を囲うセンサ支持体30を形成できる構成とし、複数のスペーサパイプ35と締結ボルト36をもって、上部フレーム33とホルダフレーム32の上下間隔を所定に維持される構成としている。
さらに、ホルダフレーム32とベースフレーム34との間は、複数の調整ボルト37及びこれら調整ボルト37に螺合するナット38を備え、調整ボルト37端部はホルダフレーム32に貫通させると共に、ホルダフレーム32下面にナット38を当接するもので、ナット38の正逆転によってセンサ支持体30を上下に高さ調整できる構成としている。なお、ベースフレーム34には調整ボルト37の頭部を位置させる凹部34aを備えており、この凹部34aを平面視6角に形成して調整ボルト37の周り止めと位置決めを行う。なお、調整ボルト37とナット38によって調整具を構成するが、この調整具は、ナット38をホルダフレーム32に固定しておき調整ボルト37を正逆回転させることによって高さ調整できる構成としてもよい。さらにナット38固定に代替してホルダフレーム32に直に螺合溝を形成してもよい。穀物重量計測用センサユニットYAの3方を覆う重量計カバー39を着脱自在に設ける。
上記のように、調整ボルト37を構成することにより、重量センサ31が無負荷の状態から重量センサ31が負荷を検知する高さに上昇させることができ、上昇の目安としては、穀物収容体Tの機種型式に設定された規定荷重(例えば、機種型式と石数による乾燥機の1/3)する適正高さに初期設定できる。なお、図示省略するが、重量センサ31側は接地固定状態とし、穀物収容体T側を徐々に下げ得る構成として上記規定荷重まで下げて初期設定することもできる。 前記重量センサ31について、上部フレーム33の中央部に形成する孔部33bに重量受面31aを貫通状にのぞませるが、この重量受面31aは、上部フレーム33の重量受面33aと同一平面となるように設けられ、穀物収容体Tの重量を分担して受け得る構成である。重量センサ31(又は後述の代替支持ブロック)は四隅に設けられて分担するものであるが、穀物収容体T全体の重量Wの一部荷重Wnは、センサの重量受面31aの面積Asと上部フレームの重量受面33aの面積Auとの比率に応じて分担する。したがって、重量センサ31による検出重量Wsは、Ws=Wn×(As/(As+Au))で算
出できる。したがって、重量センサ31の計測可能重量の低減化が図れ、重量センサ31を小型化し、低廉に構成できる。なお、四隅に穀物重量計測用センサユニットYAを設けるものであるから、n=1,2,3及び4で、W1,W2,W3及びW4である。そしてセンサユニットYAはYAnで、YA1,YA2,YA3及びYA4である。符号はそれぞれ対応している。
出できる。したがって、重量センサ31の計測可能重量の低減化が図れ、重量センサ31を小型化し、低廉に構成できる。なお、四隅に穀物重量計測用センサユニットYAを設けるものであるから、n=1,2,3及び4で、W1,W2,W3及びW4である。そしてセンサユニットYAはYAnで、YA1,YA2,YA3及びYA4である。符号はそれぞれ対応している。
前記構成の穀物重量計測用センサユニットYAを構成する前記センサ支持体30は、これを支持するベースフレーム34を交換可能に着脱できる構成であるから、錆が発生しても交換によって対応でき、耐久性を回復する。
上記実施例における穀物重量計測用センサユニットYAnの設定手順等について説明する。例えば、図12(A)の穀物収容体Tの概略平面図において、正面側左隅下方に符号「1」を、同右隅下方に符号「2」、背面側左隅下方に符号「3」、同右隅下方に符号「4」を割り当てるものとし、穀物重量計測用センサユニットYAもこれに倣い、それぞれ1〜4の夫々の位置に配置されるユニットをYA1,YA2,YA3及びYA4とする。
ところで、穀物収容体Tの構造物重量及び収容穀物が均等であって四隅に作用する場合、穀物重量計測用センサユニットYA1,YA2,YA3及びYA4の各センサ31は略同重量を計測するものであるが、穀物収容体Tの構成部材により、また穀物の張込状況により均等でない。そこで、均等分担比率、つまり四隅に設ける場合には1/4の0.25からの差異を鑑みて補正係数として把握することにより、より精度高く計測しようとする。
例えば、前記昇降機11は、穀物収容体Tの前側又は背面側に選択的に取り付けられる。また、排風ファン7は背面側において左側又は右側に偏位して設けられる。そして、穀物収容体T内部構造も相まって、四隅で作用する穀物空の重量計測値w01,w02,w03,w04から予め記憶する補正係数、すなわち分担重量比率、F1,F2,F3,F4により全体重量を演算できる。上記補正係数F1,F2,F3,F4は、昇降機11配置に基づく第1補正係数e01,e02,e03,e04、吸引ファン7配置に基づく第2補正係数f01,f02,f03,f04との平均によって算出されるもので、平均補
正係数としている。例えば、F1=(e01+f01)/2である。なおF1+F2+F3+F4=1としている。平均補正係数を均等分担比率としている所以である。
正係数としている。例えば、F1=(e01+f01)/2である。なおF1+F2+F3+F4=1としている。平均補正係数を均等分担比率としている所以である。
そして穀物重量計測用センサユニットYA1の重量センサ31の前記測定値w01であるから、穀物収容体Tの穀物空状態の全体重量W0は、W0≒w01/F1で算出演算できる。同様に、平均補正係数F2,F3,F4、重量計測値w02,w03,w04によっても算出でき、W0≒w02/F2≒w03/F3≒w04/F4である。
したがって、平均補正係数F1,F2,F3又はF4を予め知っておくことにより、対応する穀物重量計測用センサユニットYA1,YA2,YA3又はYA4の重量センサ31の測定値に基づいて全体の重量を演算できる。このため、穀物重量計測用センサユニットYAを少なくとも1基設けてその重量センサ31の測定出力によって全体重量を計測できる。なお2基以上設ける場合は、適宜平均演算して全体重量を知ることができる。また、穀物重量計測用センサユニットYAを設けない隅部には高さを揃えた支持ブロック42を設けるものとする。
第1補正係数、第2補正係数、及び平均処理した平均補正係数の一例を図12(B),(C)及び(D)に示す。この場合は、穀物が空の状態での値であるが、穀物が張り込まれると四隅に掛かる重量比率が変動すると考えられ、したがって所定張込量毎に、前記第1補正係数e01m,e02m,e03m,e04m、第2補正係数f01m,f02m,f03m,f04m、平均補正係数F1m,F2m,F3m,F4mの値を予め実測して記憶するものとする。なお、m=1,2…で、所定張込量毎に対応するものである。
次いで、穀物の張込状態に応じて補正係数を設定する場合について説明する。穀物種類や産地、収穫時期等に起因して貯留部1に張り込まれる穀物の堆積状況が偏る場合がある。具体的には、前高になったり後高になるものである。図13に第3補正係数の一例を示す。堆積量が大きい部分ほど補正係数値を大としている。なお、貯留部1内の前後に穀物堆積量検知センサ(図示せず)を配置し、それぞれのセンサが検知する時刻のズレ時間をもって前後の堆積量の大小を演算できる。なお、穀物種類の相違と機器ばらつきによって、例えば、張込に際して籾は均等に堆積できるが、大豆では偏って堆積する特性を知り、補正係数に反映させると測定精度が向上する。
次いで、運転使用時間に基づいて補正係数を変更する場合について説明する。新規使用時に比較して数回使用後の補正係数を変更するものである。図14に示すように、第4補正係数は、使用時間が大となるほど、均等分担比率に近づくように設定される。新規使用時では、機器ばらつきが大であるため、第4補正係数は均等分担比率との差異が大とし、運転時間が大なるほどばらつき小となるため、第4補正係数は均等分担比率に近づく。
前記したように、張込量に応じて補正係数を変更設定するが、その一例を図15に示す。張込量が少ないほど第5補正係数は、均等分担比率に対する差異が大きく設定され、張込量が大なるほど四隅分担重量の影響が小さくなって、第5補正係数は均等分担比率つまり四隅に設ける場合には1/4の0.25に近づく。ここで張込量に代替して予め重量が既知の重量物あるいは重錘を準備してこの重錘の有無で変動状況を把握し、補正係数に反映させるように構成してもよい。またこの重量物又は重錘はルーフ上の中心部に配置することで荷重の偏りを無くし補正係数の精度を向上する。
次いで、図16に基づき、重量センサ31の零調整を含む補正の手順について説明する。穀物収容体Tを組立てた後の穀物空の状態で重量センサ31の測定出力値につき零調整を行う。そして、予め重量が既知の、例えば排風ファン7を後付けする。この際の重量センサ31が受ける重量は四隅のいずれの位置であるかによって、予め記憶されているその位置での補正係数を選択して重量を演算する。この排風ファン7設置による分担重量の測定値を、補正係数で演算した重量と比較し、その差異を勘案して調整する。また、穀物満量状態での分担重量の測定値を、補正係数で演算した重量と比較し、その差異を勘案して
調整する。さらに、複数所定回数の乾燥を行った後で、各部が馴染んだ状態での穀物重量の測定値をもって補正係数の当否を判定し、場合によっては変更調整できる。
調整する。さらに、複数所定回数の乾燥を行った後で、各部が馴染んだ状態での穀物重量の測定値をもって補正係数の当否を判定し、場合によっては変更調整できる。
なお、前記零調整のタイミングについて、各別の零調整スイッチ(図示せず)の操作に基づく場合、及び穀物排出モードで重量センサ31が穀物空を検出する時としている。このように構成すると、自動、手動を問わず毎回零調整を実行することができる。
以上、補正係数の例について説明したが、他に以下のように行うこともできる。すなわち、機種型式毎に仕様書等に示された重量を入力し、実際の重量センサ31の検出値と対比し、誤差を解消すべく補正する。
次いで、図17に基づいて、傾斜センサを備えて重量センサ31を補正する構成について説明する。穀物収容体Tの設置に際しては水平状態を基本とするが、接地面の状況においては若干の傾斜設置を余儀なくされる。穀物収容体Tの重心は、傾斜設置によって水平状態の重心位置から僅かながら変位して重量センサ31の検出に影響する。特に重量センサ31を単一仕様とする場合、その影響を無視できない。重量センサ31位置が傾斜上位にある場合には重量センサ31検出値は低く、傾斜下位にある場合は重量センサ31検出値は高く検出される。そこで穀物収容体Tの傾斜状態を検出できる傾斜センサ40を備え、その検出結果を重量センサ31の検出値を補正しようとするものである。
傾斜センサ40は、公知の方法によるもので、例えばポテンショ式、静電容量式等どのような構成であってもよいが、例えば前記下部枠体20の四隅の少なくとも一隅の下部に、ベース部材41を介して前記穀物重量計測用センサユニットYAを構成するものとし、このベース部材41内に傾斜センサ40を設ける。ベース部材41は下部枠体20即ち穀物収容体Tと一体固定されるので、傾斜センサ40は穀物収容体Tの傾斜度を検出できる。なお、ベース部材41に対する穀物重量計測用ユニットYA乃至重量センサ31はベース部材41に掛かる荷重を負担できる構成であれば足り両者は剛体的でなくともよく若干の角度のずれに対応できるよう融通を持たせてもよい。なお、傾斜センサ40は、当該センサ40検出位置を通る水平基準線に対する傾斜度を検出するもので、水平基準線として、例えば穀物収容体Tが水平状態のときの重心を通る垂線と交差する水平線が好ましく、近似的には、下部枠体20の平面視における対角線としている。
図18に基づき、傾斜センサ40に基づく重量センサ31検出値の補正について説明する。穀物収容体Tの装置各部を駆動し運転開始すると(S101)、制御部は穀物重量計測センサユニットYA1〜YA4のいずれかを検出する(S102〜S106)。つまり、穀物収容体Tの四隅のいずれの位置に重量センサ31が備わっているかを判定するもので、四隅にはセンサユニット検出用のリミットスイッチかリードスイッチを設けてある。そして、前記説明の各種補正係数を読み込み、重量センサ31検出値の補正に適用させる(S107)。
穀物張込作業を開始し、張込作業完了すると(S108,S109)、重量センサ31検出値読込み、傾斜センサ40検出値を読み込む(S110,S111)。なおここでは一旦運転各部を停止しておいた後に両センサの読込みを行うのが好ましい。重量センサ31読込みによって全体重量W0を算出し、傾斜センサ40の検出角度α0により、補正重量W0´=W0+f(α0)で算出される。ここで、f(α0)は検出角度α0に対する重量補正演算値で、重量センサ31が傾斜上位にあるときはマイナス(W0´<W0)に、傾斜下位にあるときはプラス(W0´>W0)となる(S112)。
次いで、乾燥運転に入ると、予め設定した時間T置きに重量センサ31による検出が行われ、併せて傾斜角度検出値で補正する(S113〜S115)。補正重量W´の演算方法は上記に準じて、補正重量Wn´=Wn+f(αn)で算出される。ここで、f(αn)は検出角度αnに対する重量補正演算値である。各測定タイミングでは予め設定した測定時間t(例えば1分間)に亘り重量検出を繰り返し、これらの平均値を検出重量値とすれば、精度の高い検出を行える。
さて、S115で順次検出された全体重量が予め設定した重量値を下回ると、穀物から所定に水分が除去されるもので乾燥終了と判定され、装置各部は運転停止される(S116,S117)。
以上のように、単一の重量センサ31をもって全体重量を検出する場合にも傾斜センサ40の検出結果を補正することによって精度良く検出できる。
前記の例においては、傾斜センサ40を重量センサ31近傍のベース部材41に設けることとしたが、別に設けてもよい。例えば、前記下部枠体20の四隅上面に配置する、前記前支柱22又は後支柱24のうち重量センサ31に最も近い支柱途中部に配置する、上部ラセン12の中央に配置する、等である。また、傾斜センサ40形態としては、電気的に変換できる形態であればよく、例えば昇降機11他適宜の壁部に重錘を吊り下げて設け、重錘の変位をポテンショメータで検出できる形態としてもよい。
31 重量センサ
40 傾斜センサ
D 土台部
T 穀物収容体(作物収容体)
40 傾斜センサ
D 土台部
T 穀物収容体(作物収容体)
Claims (1)
- 作物収容体(T)の土台部(D)に作物収容体(T)内作物の重量を検出する重量センサ(31)を設け、この重量センサ(31)の傾斜度を検出する傾斜センサ(40)を設け、傾斜センサ(40)の検出結果によって重量センサ(31)の検出値を補正することを特徴とする作物収容体の重量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020027154A JP2021131319A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 作物収容体の重量測定装置 |
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