JP2021130857A - 水電解システムおよび水位誤差算出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水電解システムに用いられる気液分離装置の水位の検出誤差を容易に算出すること。【解決手段】水電解システム1は、水を電気分解して酸素および水素を生成する高圧水電解スタック3と、高圧水電解スタック3で生成された水素を気液分離する高圧気液分離装置4と、高圧気液分離装置4の重量を検出する重量センサ5と、高圧気液分離装置4の容器40内の圧力を検出する圧力センサ9と、圧力センサ9により検出された高圧気液分離装置4の容器40内の圧力に基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量の誤差を補正するための補正係数を算出するコントローラ(補正係数算出部)とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、水を電気分解して酸素と水素とを製造させる水電解システムおよび圧力に基づいて水位の検出誤差を算出する水位誤差算出装置に関する。
この種のシステムとして、電解質膜を使用して水を電気分解し、酸素と水素とを生成させるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のシステムは、電解質膜を透過した水を気液分離装置に貯留し、気液分離装置内の水位が所定の水位になるとその一部を排水するように構成されており、気液分離装置内の水位の検出に静電容量式の水位センサが用いられる。
しかしながら、特許文献1記載のシステムでは、静電容量式の水位センサが用いられるので、気液分離装置内の水位の検出誤差の算出が困難であった。
本発明の一態様である水電解システムは、水を電気分解して酸素および水素を生成する水電解装置と、水電解装置で生成された水素を気液分離する気液分離装置と、気液分離装置内の水位を検出する水位検出部と、気液分離装置内の圧力を検出する圧力検出部と、圧力検出部により検出された気液分離装置内の圧力に基づいて、水位検出部により検出された気液分離装置内の水位の誤差を算出する演算部と、を備える。
また本発明の他の態様は、気液分離装置内の水位の検出誤差を算出する水位誤差算出装置である。水位誤差算出装置は、気液分離装置内の水位を検出する水位検出部と、気液分離装置内の圧力を検出する圧力検出部と、圧力検出部により検出された気液分離装置内の圧力に基づいて、水位検出部により検出された気液分離装置内の水位の誤差を算出する演算部と、を備える。
本発明によれば、水電解システムに用いられる気液分離装置の水位の検出誤差を容易に算出することができる。
以下、図1から図4を参照して本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る水電解システムは、コンテナ等に全体が収容されている、いわゆるパッケージ型の水電解システムである。コンテナの大きさとしては、例えば、幅300〜400mm、奥行き200〜300mm、高さ200〜300mm程度である。
図1は、本実施形態に係る水電解システムの概略構成図である。図1に示すように、水電解システム1は、純水(以下、単に「水」ともいう。)を貯留する純水系気液分離装置2と、水を電気分解して酸素および水素を生成する高圧水電解スタック3と、水素を気液分離する高圧気液分離装置4と、高圧気液分離装置4の重量を検出する重量センサ5と、高圧気液分離装置4に貯留される水を排出する高圧排水装置6と、高圧排水装置6により排水された水を純水系気液分離装置2に供給する低圧気液分離装置7と、を備える。なお、図1の純水系気液分離装置2、高圧水電解スタック3、高圧気液分離装置4および低圧気液分離装置7は、重力方向に合わせて図示される。
純水系気液分離装置2の上部には、純水供給ライン21、気体排出ライン22および循環ライン23の一端部がそれぞれ接続される。純水供給ライン21の他端部は、純水(水)を製造する純水製造装置20に接続される。気体排出ライン22の他端部は、大気に開放される。循環ライン23の他端部は、高圧水電解スタック3に接続される。純水系気液分離装置2の底部には、供給ライン24の一端部が接続され、供給ライン24の他端部は、循環水ポンプ25および冷却器26を介して、高圧水電解スタック3に接続される。
純水系気液分離装置2には、純水供給ライン21を介して純水製造装置20から水が供給されるとともに、循環ライン23を介して高圧水電解スタック3から酸素および水素の混合ガスが供給される。高圧水電解スタック3から供給される混合ガスは、純水系気液分離装置2内で液化した水分が分離され、水分が分離した混合ガスは、気体排出ライン22を介して大気に排出される。そして、混合ガスから分離された水分や未反応の水、純水製造装置20から供給される水は、純水系気液分離装置2に貯留され、循環水ポンプ25により供給ライン24を介して高圧水電解スタック3に供給される。
高圧水電解スタック3は、純水系気液分離装置2から供給される水を電気分解して酸素および水素を生成する。より詳細には、高圧水電解スタック3には、直流電源である電解電源31が接続されており、電解電源31によって所定の電解電圧が高圧水電解スタック3に印加されることで高圧水電解スタック3に所定の電解電流が流れ、水が電気分解される。
高圧水電解スタック3は、積層された複数の水電解セル30を備える。各水電解セル30は、例えば、円盤状に形成される。図示は省略するが、水電解セル30は、電解質膜−電極構造体と、電解質膜−電極構造体の両側に配設されるアノードセパレータおよびカソードセパレータとを有する。電解質膜−電極構造体は、固体高分子電解質膜と、固体高分子電解質膜の両面に設けられるアノード給電体およびカソード給電体とを有する。アノードセパレータには、水を流通させる純水流路が設けられ、カソードセパレータには、反応により生成された水素を流通させる水素流路が設けられる。
高圧水電解スタック3は、水電解セル30を鉛直方向に積層して構成され、積層方向の両端に、エンドプレート32a,32bが配設される。
下方のエンドプレート32aには、供給ライン24の他端部が接続される。より詳細には、下方のエンドプレート32aは、各水電解セル30のアノードセパレータに設けられる純水流路の入口側(水供給側)と連通する入口連通部を有し、この入口連通部と供給ライン24の他端部とが接続される。
上方のエンドプレート32bには、循環ライン23の他端部および水素排出ライン33の一端部が接続される。より詳細には、上方のエンドプレート32bは、各水電解セル30のアノードセパレータに設けられる純水流路の出口側(水排出側)と連通する第1出口連通部を有し、第1出口連通部と循環ライン23の他端部とが接続される。また上方のエンドプレート32bは、各水電解セル30のカソードセパレータに設けられる水素流路の出口側(水素排出側)と連通する第2出口連通部を有し、第2出口連通部と水素排出ライン33の一端部とが接続される。
循環ライン23には、上方のエンドプレート32bの第1出口連通部から、反応により生成された酸素および水素の一部(透過した水素)を含む混合ガスと、未反応の水とが排出される。水素排出ライン33には、上方のエンドプレート32bの第2出口連通部から、反応により生成された水素ガスと、水電解セル30を透過した水とが排出される。
高圧気液分離装置4は、水素排出ライン33を介して供給される水素ガスから水分を分離除去するとともに、水素排出ライン33を介して供給される水および水素ガスから分離除去された水を貯留する。より詳細には、高圧気液分離装置4は、水素排出ライン33を介して供給される水素ガスが所定量以下(例えば、100ppm以下)の水分量となるように、水素ガスから水分を分離除去する。高圧気液分離装置4では、高圧(例えば、35MPa以上)の雰囲気下で水素ガスに含まれる水分が液化して分離されることで、水素ガスの水分量が所定量以下となる。分離された水分は、水素排出ライン33を介して供給される水とともに貯留される。
高圧気液分離装置4は、上端開口部および下端開口部を封止した略円筒形状の容器40を有する。容器40は、その内部に、高さ方向に亘って略同一の断面積を有する空間を有し、この空間に、所定量以下の水分量となった水素ガス、水素ガスから分離された水および水素排出ライン33を介して供給される水が貯留される。
なお、高圧気液分離装置4の容器40の空間の形状は、上記に限らず、例えば、高さ方向に異なる断面積を有する形状であってもよい。また、高圧気液分離装置4は、高圧の水素ガスを貯留する観点から、容器40が厚肉(例えば、低圧気液分離装置7の容器80よりも厚肉)に形成される。
容器40の上部には、水素排出ライン33の他端部、高圧水素供給ライン42および脱圧ライン43の一端部がそれぞれ接続される。高圧水素供給ライン42の他端部は、背圧弁45を介して、不図示の水素タンクに接続される。水素タンクは、所定量以下の水分量(例えば、燃料電池自動車に供給する場合は、5ppm以下)となった水素ガスを貯留する。脱圧ライン43の他端部は、減圧機構46を介して、低圧気液分離装置7に接続される。容器40の底部には、排出ライン44の一端部が接続され、排出ライン44の他端部は、高圧排水装置6を介して、低圧気液分離装置7に接続される。
高圧水素供給ライン42に設けられる背圧弁45は、既定圧力値(例えば、70MPa)に設定される。そして、容器40の内部圧力が既定圧力値を超えると、背圧弁45を介して水素タンクに水素ガスが供給され、容器40の内部圧力が既定圧力値で維持される。脱圧ライン43に設けられる減圧機構46は、例えば、圧力損出を付与することで設定圧力に減圧させる減圧弁46aと、電磁弁46bとを有する。高圧排水装置6は、排水減圧機構47を有する。排水減圧機構47は、例えば、圧力損失を付与することで設定水量の水を通流させるオリフィス47bと、電磁弁47aとを有する。排水減圧機構47は、オリフィス47bに替えて、例えば、減圧弁を用いることもできる。
高圧気液分離装置4の底部には、高圧気液分離装置4の容器40の底部に当接した状態で重量センサ5が設けられる。重量センサ5は、容器40に対して重力方向に作用する荷重、すなわち、高圧気液分離装置4の全体の重量を検出する。
低圧気液分離装置7は、高圧排水装置6により排水された水および減圧機構46により減圧された水素ガスを貯留する。より詳細には、低圧気液分離装置7は、減圧された水素ガスおよび水を貯留する容器70を有する。容器70の上部には、大気ライン71の一端部が接続され、大気ライン71の他端部は開放される。大気ライン71には、背圧弁72が設けられ、容器70内の圧力を常に大気圧以上に保持することで容器70への大気の流入を防止する。容器70の下部には、水戻しライン73の一端部が接続され、水戻しライン73の他端部は、電磁弁74を介して、純水系気液分離装置2に接続される。
以上の水電解システム1による水素の製造動作の一例を説明する。なお、水電解システム1の各部は、コントローラ8(図2)により制御される。水電解システム1の始動運転時には、純水製造装置20にて生成された水が、純水供給ライン21を介して純水系気液分離装置2に供給される。純水系気液分離装置2内の水は、循環水ポンプ25の駆動により、供給ライン24を介して高圧水電解スタック3に供給される。
高圧水電解スタック3に供給された水は、下方のエンドプレート32aから各水電解セル30のアノードセパレータに設けられる純水流路の入口側に供給され、アノード給電体に沿って移動する。このとき、高圧水電解スタック3には、電解電源31を介して所定の電解電圧が印加され、水がアノード電極触媒層で電気により分解されて、水素イオン、電子および酸素が生成される。この陽極反応により生成された水素イオンは、固体高分子電解質膜を透過して、カソード電極触媒層側に移動し、電子と結合して水素(水素ガス)が得られる。得られた水素(水素ガス)は、カソードセパレータに設けられる水素流路の出口側(水素排出側)から水素排出ライン33に供給される。水素流路の出口側(水素排出側)からは、固体高分子電解質膜を透過した水も排出される。
このとき、背圧弁45、減圧弁46aおよび電磁弁47aが閉じられ、且つ排出ライン44の一端部が容器40内に貯留された水(以下、「封止水」ともいう)により封止されることで容器40が密閉される。そのため、得られた水素(水素ガス)および排出された水が水素排出ライン33を介して容器40内に供給されることで容器40内の圧力は上昇する。より詳細には、水素ガスおよび水が密閉された容器40に供給されることで、容器40、水素排出ライン33、背圧弁45までの高圧水素供給ライン42および減圧機構46までの脱圧ライン43は、既定圧力値(例えば、70MPa)まで昇圧する。
一方、反応により生成された酸素(酸素ガス)、固体高分子電解質膜を透過した水素(水素ガス)および未反応の水は、アノードセパレータに設けられる純水流路の出口側(水排出側)から循環ライン23に供給される。循環ライン23に供給された混合ガス(酸素ガス、水素ガス)および未反応の水は、純水系気液分離装置2に供給され、純水系気液分離装置2で混合ガスから液化した水分が分離される。水分が分離された混合ガスは、気体排出ライン22を介して大気に排出される。液化した水分および未反応の水は、循環水ポンプ25を介して供給ライン24に再供給される。
水素排出ライン33を介して容器40内に供給された水素ガスは、容器40内で、水分が重力により分離されて所定量以下の水分量となり、所定量以下の水分量となった水素ガスが容器40内に貯留される。同様に、水素排出ライン33を介して容器40内に供給された水は、水素ガスから分離した水とともに、容器40内に貯留される。
このとき、重量センサ5が検出する高圧気液分離装置4の重量に基づいて、容器40内の水位が所定の範囲内となるように、電磁弁47aが開閉される。より詳細には、容器40内に貯留される水で満水にならず、かつ貯留される水が容器40から抜けきらないように、容器40内の水位が上限水位になると電磁弁47aが開放され、排水が開始される。その後、下限水位になると電磁弁47aが閉鎖され、排水が停止される。
上限水位になると排水することで、水が高圧水素供給ライン42を介して水素タンクに流入することを防止できる。また下限水位になると排水を停止することで、封止水が失われることを防止でき、容器40等の圧力を既定圧力(例えば、70MPa)に維持することができる。
高圧気液分離装置4から排水された水は、排出ライン44を介して低圧気液分離装置7の容器70に供給され、電磁弁74の開閉に応じて、水戻しライン73を介して、純水系気液分離装置2に戻される。
一方、水素排出ライン33を介して高圧気液分離装置4に送られる水素ガスは、密閉状態の容器40が既定圧力値(例えば、70MPa)まで昇圧すると、高圧水素供給ライン42に設けられる背圧弁45から排出され、不図示の除湿装置等により除湿されてドライ水素(製品水素)となり、水素タンクに供給される。
また、高圧気液分離装置4を降圧する際(例えば、メンテナンス時等)には、容器40内に貯留された水素ガスが減圧機構46で減圧されて低圧気液分離装置7に供給される。さらに、背圧弁72が開放されて、大気ライン71を介して、減圧した水素ガスが外部に排出される。
上述したように、本実施形態に係る水電解システム1では、重量センサ5により検出される高圧気液分離装置4の重量に基づいて電磁弁47aが開閉され、高圧気液分離装置4の容器40内の水位が調整される。すなわち、重量センサ5を水位検出部として機能させて、容器40内の水位を調整する。
この場合、容器40に水素排出ライン33等が接続されるので、重量センサ5により検出される重量と実際の高圧気液分離装置4の重量との間に誤差が生ずるおそれがある。そのため、容器40内の水位を所定範囲内に保つことができず、水位が上限水位を超えて満水になったり、下限水位を下回って容器40内の封止水を失うおそれがある。
このような問題に対処するため、水電解システム1を以下のように構成する。図2は、本実施形態に係る水電解システム1の要部の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、水電解システム1は、コントローラ8と、コントローラ8にそれぞれ通信可能に接続された重量センサ5、電磁弁47aおよび圧力センサ9とを有する。
圧力センサ9は、水素排出ライン33を形成する配管に取り付けられ、高圧気液分離装置4の容器40の内部圧力を検出する。すなわち、水電解システム1では、水素排出ライン33の内部圧力と容器40の内部圧力とは同一なので、水素排出ライン33上に圧力センサ9を取り付けることで、安価な構成で容器40の内部圧力を検出することができる。なお、圧力センサ9は容器40の内部に取り付けられてもよい。
コントローラ8は、CPU,ROM,RAM等を有するマイクロコンピュータを含んで構成される。コントローラ8は、機能的構成として、重量センサ5により検出される高圧気液分離装置4の重量に基づいて容器40内の水位を制御する水位制御部81(排水制御部)と、重量センサ5により検出される高圧気液分離装置4の重量を補正する補正係数を算出する補正係数算出部82(演算部)とを有する。
水位制御部81は、例えば、重量センサ5により検出された現在の高圧気液分離装置4の重量が上限水位の重量になると電磁弁47aを開放し、下限水位の重量になると、電磁弁47aを閉鎖する。すなわち、水位制御部81は、電磁弁47aを開閉して容器40内の水位制御を行う。また水位制御部81は、補正係数算出部82により補正係数が算出された場合には、重量センサ5により検出された重量を補正係数で補正し、補正係数で補正された重量に基づいて、水位制御を行う。
なお、上限水位はユーザにより予め設定された水位(例えば、満水に対して80%の水位)であり、下限水位はユーザにより予め設定された水位(例えば、満水に対して30%の水位)である。上限水位(下限水位)の重量は、例えば、上限水位(下限水位)における容器40内の水の容積を算出し、算出した容積(重量)に空の状態の高圧気液分離装置4の重量を加えた値が用いられる。
図3は、図2のコントローラ8の補正係数算出部82で実行される補正係数算出処理の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートに示す処理は、ユーザからの指令により開始され、補正係数の算出が終了するまで所定周期で繰り返し実行される。より詳細には、ユーザからの指令が入力されると、電解電源31によって電解電圧の印加が開始され、図3のフローチャートに示す処理が実行される。
図3に示すように、まず、ステップS1において、高圧気液分離装置4に関する各種信号を読み込む。すなわち、圧力センサ9により検出される容器40内の実測圧力値、重量センサ5により検出される現在の高圧気液分離装置4の重量等を読み込む。読み込んだ信号は、メモリ(例えば、ROM)に記憶される。
次いで、ステップS2で、補正係数の算出条件を満たすか否かを判定する。算出条件は、補正係数を有効に算出するための条件であり、例えば、圧力センサ9により検出された実測圧力値が所定値以上(例えば、30MPa以上)であるときに、算出条件が満たされる。したがって、ステップS2では、圧力センサ9の検出圧力が所定値以上であるか否かを判定する。
ステップS2は肯定されるまで繰り返され、ステップS2で肯定されると、ステップS3に進む。ステップS3では、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量に基づいて圧力値を算出する。圧力値の算出は、以下のように行う。
まず、電解電源31による電解電圧の印加(昇圧)を開始してから高圧水電解スタック3が製造する水素量Q〔NL〕、予め容器40内に存在する既知の水素量Q1〔NL〕、既知の飽和水蒸気量S〔NL〕、容器40の容積から水の容積を除いた内部空間40aの容積V〔L〕を用いて、高圧気液分離装置4の容器40の内部圧力P〔MPa〕を次式(I)により算出する。
P=(Q+Q1+S)/V・・・(I)
P=(Q+Q1+S)/V・・・(I)
高圧水電解スタック3により製造される水素量Qは、電解電圧が印加されることで高圧水電解スタック3に流れる電解電流に応じて水の電気分解反応が進むので、既知の電解電流に基づいて算出される。
より詳細には、高圧水電解スタック3の水電解セル30での水の電気分解反応は、アノード側で次式(II)が成立し、カソード側で次式(III)が成立し、全体で次式(IV)が成立する。
H2O→2H++2e-+1/2O2・・・(II)
2H++2e-→H2・・・(III)
H2O→H2+1/2O2・・・(IV)
H2O→2H++2e-+1/2O2・・・(II)
2H++2e-→H2・・・(III)
H2O→H2+1/2O2・・・(IV)
水の電気分解反応で1モル反応したときの電荷量〔C/mol〕は、2×96500〔C/mol〕であり、水素量〔NL〕は、1〔mol〕=22.4〔NL〕であるので、単位時間あたりの1セルで製造される水素量〔NL/sec〕を次式(V)により算出する。
水素量〔NL/sec〕=電流〔A〕/(2×96500)×22.4・・・(V)
水素量〔NL/sec〕=電流〔A〕/(2×96500)×22.4・・・(V)
そして、印加電流e〔A〕、水電解セル30の積層数n〔個〕、電解電圧の印加時間(昇圧時間)t〔min〕を用いて、電解電圧の印加(昇圧)を開始してから高圧水電解スタック3が製造する水素量Qを次式(VI)により算出する。
Q=e/(2×96500)×22.4×n×60×t・・・(VI)
Q=e/(2×96500)×22.4×n×60×t・・・(VI)
このとき、高圧水電解スタック3が製造する水素量Qは、実際に高圧水電解スタック3にて製造された水素量から、透過により循環ライン23から排出される既知の水素量を減算した水素量を用いる。高圧水電解スタック3は定格運転にて水素を生成するので、透過により循環ライン23から排出される水素量は予め測定することができる。また、容器40の内部圧力Pの算出に際しては、高圧気液分離装置4が配置される場所(例えば、コンテナ内)の温度Tに基づく温度補正と、製造する水素の圧縮係数補正とを適宜行う必要がある。既知の飽和水蒸気量は、コンテナ内のように温度Tが略一定の場合は略一定となる。
次に、容器40の容積V1、容器40内の水の容積V2を用いて、容器40の容積から水の容積を除いた容器40の内部空間40aの容積Vを次式(VII)により算出する。
V=V1−V2・・・(VII)
V=V1−V2・・・(VII)
なお、容器40内の水の容積V2は、重量センサ5が測定した高圧気液分離装置4の重量から、予め測定した高圧気液分離装置4の重量を減算した値を用いることができる。
上式(VII)にて算出した容積Vおよび上式(VI)にて算出した水素量Qを、上式(I)に算入することで、電解電圧の印加(昇圧)を開始してからの容器40の内部圧力Pを算出することができる。
次いで、ステップS4で、ステップS1にてメモリに記憶した実測圧力値と、ステップS3にて算出した圧力値(算出圧力値)とを用いて補正係数を算出する。より詳細には、算出圧力値と、圧力センサ9により検出された実測圧力値とに基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量を補正する補正係数を算出する。
算出圧力値をPa、重量センサ5により検出される高圧気液分離装置4の重量をW1a、実測圧力値をPbおよび高圧気液分離装置4の実際の重量をW1bと定義すると、次式(VIII)が成立する。
Pa:Pb=W1a:W1b・・・(VIII)
Pa:Pb=W1a:W1b・・・(VIII)
これにより、重量センサ5により検出される重量に対する補正係数は、Pb/Paとなる。次いで、ステップS5で、ステップS4にて算出した補正係数(Pb/Pa)をメモリに記憶し、処理を終了する。
補正係数算出部82にて算出された補正係数がメモリに記憶されると、水位制御部81がメモリに記憶された補正係数を用いて重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量を補正し、補正係数で補正された重量に基づいて水位制御を行う。このとき、電解電圧の印加(昇圧)を停止することなく補正を行ってもよく、印加を一端停止してから補正を行い、その後、印加を再開してもよい。
図4は、図1に示す高圧気液分離装置4の昇圧時(電解電圧の印加時)における容器40内の実測圧力値および算出圧力値の特性と、高圧気液分離装置4の重量に基づいて算出される容器40内の水位の特性と、水電解システム1が配置されるコンテナ内の温度の特性とを示す図である。
図4のf1は、時間変化に伴う容器40内の算出圧力値の特性を示し、f2は、時間変化に伴う容器40内の実測圧力値の特性を示す。f3は重量センサ5で測定された高圧気液分離装置4の重量に基づいて算出される容器40内の水位の時間変化に伴う特性を示し、f4は水電解システム1が配置されるコンテナ内の温度の時間変化に伴う特性を示す。
実測圧力値および重量センサ5に基づいて検出される水位(高圧気液分離装置4の重量)は、電解電圧の印加(昇圧)に伴って高圧気液分離装置4に水素ガスおよび水が貯留されることで、時間の経過とともに徐々に上昇する(ステップS1)。このとき、図4の特性f4に示すように、コンテナ内の温度Tは略一定に推移するため、既知の飽和水蒸気量は略一定である。そして、図4の特性f2に示すように、印加開始(昇圧開始)からt分後に、実測圧力値は、補正係数の算出条件を満たす所定値Pbとなり、図4の特性f1に示すように、このときの算出圧力値はPaである(ステップS3)。
図4の特性f1および特性f2に示すように、t分後の算出圧力値Paは、実測圧力値(例えば、所定値Pb)よりも低い(例えば、Pa<Pb)。すなわち、実際の容器40内の圧力は、重量センサ5が検出した水位(重量)に基づいて算出した容器40内の圧力よりも高く、実測圧力値と算出圧力値との間に誤差が生じている。そこで、重量センサ5により検出される水位(重量)の誤差を補正するための補正係数(例えば、Pb/Pa)を補正係数算出部82で算出し、これを記憶する(ステップS4,S5)。そして、重量センサ5に基づいて検出される水位Wa(重量W1a)に補正係数Pb/Paを乗じ、補正した水位(実際の重量W1b)で水位制御部81による水位制御を行う。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)水電解システム1は、水を電気分解して酸素および水素を生成する高圧水電解スタック3と、高圧水電解スタック3で生成された水素を気液分離する高圧気液分離装置4と、高圧気液分離装置4の重量を検出する重量センサ5と、高圧気液分離装置4の容器40内の圧力を検出する圧力センサ9と、圧力センサ9により検出された高圧気液分離装置4の容器40内の圧力に基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量の誤差を補正するための補正係数を算出するコントローラ8(補正係数算出部82)とを備える(図1)。
(1)水電解システム1は、水を電気分解して酸素および水素を生成する高圧水電解スタック3と、高圧水電解スタック3で生成された水素を気液分離する高圧気液分離装置4と、高圧気液分離装置4の重量を検出する重量センサ5と、高圧気液分離装置4の容器40内の圧力を検出する圧力センサ9と、圧力センサ9により検出された高圧気液分離装置4の容器40内の圧力に基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量の誤差を補正するための補正係数を算出するコントローラ8(補正係数算出部82)とを備える(図1)。
この構成により、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の検出誤差を容易に算出することができる。また、水電解システム1を停止することなく、すなわち、水電解システム1の稼働中においても、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の検出誤差を算出することができる。また例えば、高圧気液分離装置4の容器40に、外から内部を確認可能な透明窓を設けたり、中性子ラジオグラフィーや超音波エコーを使用したり、容器40内に複数の水位センサを配置することなく、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の誤差を容易に算出することができる。すなわち、安価な構成で、容器40内の水位の誤差を検出することができる。
(2)コントローラ8は、高圧水電解スタック3により生成された水素量および重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量に基づいて高圧気液分離装置4の容器40内に生じる圧力を算出し、この算出圧力値と、圧力センサ9により検出される実測圧力値とに基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量の誤差を補正するための補正係数を算出する(図2)。これにより、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の検出誤差を容易に算出することができる。
(3)水電解システム1は、高圧気液分離装置4の容器40内の排水を行う高圧排水装置6と、補正係数算出部82により算出された補正係数に基づいて重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4の重量(水位)を補正し、補正した重量(水位)に基づいて高圧排水装置6の電磁弁47aを開閉制御する水位制御部81をさらに備える(図1)。
これにより、コントローラ8による高圧気液分離装置4の容器40内の水位制御を容易かつ正確に行うことができる。例えば、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の検出に重量センサ5を用いた場合においても、コントローラ8による高圧気液分離装置4の容器40内の水位制御を正確に行うことができる。そのため、安価かつ高精度な水電解システムを容易に構成することができる。
(4)重量センサ5は、高圧気液分離装置4の重量に基づいて高圧気液分離装置4の容器40内の水位を検出する水位検出部を構成する(図1)。これにより、静電容量式の水位センサのような高額なセンサを用いることなく、安価な構成で、高精度な水電解システムを提供することができる。
(5)水を電気分解して酸素および水素を生成する高圧水電解スタック3で生成された水素を気液分離する高圧気液分離装置4内の水位の検出誤差を算出する水位誤差算出装置である。水位誤差算出装置は、高圧気液分離装置4の重量を検出する重量センサ5と、高圧気液分離装置4の容器40内の圧力を検出する圧力センサ9と、圧力センサ9により検出された高圧気液分離装置4の容器40内の圧力に基づいて、重量センサ5により検出された高圧気液分離装置4内の重量の誤差を補正するための補正係数を算出するコントローラ8(補正係数算出部82)と、を備える(図1)。この構成により、高圧気液分離装置4の容器40内の水位の検出誤差を容易に算出することができる。
上記実施形態では、水位検出部として重量センサ5を用いて説明したが、水位検出部に水位センサを用いてもよく、例えば、静電容量式の水位センサを用いてもよい。この場合、高圧水電解スタック3により生成された水素量および水位センサにより検出された高圧気液分離装置4の容器40内の水位に基づいて容器40内に生じる圧力を算出し、この算出圧力値と、圧力センサ9により検出される実測圧力値とに基づいて、水位センサにより検出された容器40内の水位の誤差を補正するための補正係数を算出してもよい。
上記実施形態では、ユーザからの指令が入力されると補正係数算出処理を開始したが、補正係数算出処理は、ユーザからの指令に限らず、水電解システム1の起動時に開始、あるいは、水電解システム1の稼働時間が所定時間を経過すると開始する等、他のタイミングで開始するようにしてもよい。
上記実施形態では、補正係数算出処理における補正係数の算出条件として、圧力センサ9により検出される実測圧力値が所定値以上であるか否かを判定したが、重量センサ5により検出される高圧気液分離装置4の重量が所定重量以上であるか否か、高圧水電解スタック3により製造される水素量が所定量以上であるか否か等であってもよい。
上記実施形態では、補正係数算出処理において、補正係数の算出条件の判定(ステップS2)を行ったが、算出条件の判定を行うことなく、高圧気液分離装置4の重量に基づく圧力値を算出(ステップS3)してもよい。すなわち、算出条件の判定を省略してもよい。この場合、補正係数を記憶した後、例えば、昇圧が開始されてから所定時間が経過したか否かの判定を行い、否定されると、再度、圧力値を算出するようにしてもよい。
上記実施形態では、昇圧時(電解電圧印加時)の算出圧力値および実測圧力値を用いて補正係数を算出したが、減圧時の算出圧力値および実測圧力値を用いて補正係数を算出してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態により本発明が限定されるものではない。
1 水電解システム、3 高圧水電解スタック(水電解装置)、4 高圧気液分離装置(気液分離装置)、5 重量センサ(水位検出部)、6 高圧排水装置(排水装置)、8 コントローラ(演算部)、9 圧力センサ(圧力検出部)、40 容器、81 水位制御部(排水制御部)、82 補正係数算出部
Claims (5)
- 水を電気分解して酸素および水素を生成する水電解装置と、
前記水電解装置で生成された水素を気液分離する気液分離装置と、
前記気液分離装置内の水位を検出する水位検出部と、
前記気液分離装置内の圧力を検出する圧力検出部と、
前記圧力検出部により検出された前記気液分離装置内の圧力に基づいて、前記水位検出部により検出された前記気液分離装置内の水位の誤差を算出する演算部と、を備えることを特徴とする水電解システム。 - 請求項1に記載の水電解システムにおいて、
前記演算部は、前記水電解装置により生成された水素量および前記水位検出部を用いて検出された前記気液分離装置内の水位に基づいて前記気液分離装置内の圧力を算出し、この算出圧力値と、前記圧力検出部により検出された実測圧力値とに基づいて、前記水位検出部により検出された前記気液分離装置内の水位の誤差を算出する、ことを特徴とする水電解システム。 - 請求項1または2に記載の水電解システムにおいて、
前記気液分離装置内の排水を行う排水装置と、
前記演算部により算出された水位の誤差に基づいて前記水位検出部により検出された前記気液分離装置内の水位を補正し、補正した水位に基づいて前記排水装置を制御する排水制御部とをさらに備える、ことを特徴とする水電解システム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の水電解システムにおいて、
前記水位検出部は、前記気液分離装置の重量に基づいて該気液分離装置内の水位を検出する重量センサである、ことを特徴とする水電解システム。 - 気液分離装置内の水位の検出誤差を算出する水位誤差算出装置であって、
前記気液分離装置内の水位を検出する水位検出部と、
前記気液分離装置内の圧力を検出する圧力検出部と、
前記圧力検出部により検出された前記気液分離装置内の圧力に基づいて、前記水位検出部により検出された前記気液分離装置内の水位の誤差を算出する演算部と、を備えることを特徴とする水位誤差算出装置。
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