JP2021130427A - 車両用ピラー構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は車両用センターピラー構造10を車外方向から見た斜視図を示す。図2は車両用センターピラー構造10を構成するピラーアウタ部材12を車外方向から見た正面図、図3はピラーアウタ部材の側面図を示す。なお、図1の車両用センターピラー構造10は自動車等車両の進行方向左側に設置された構成を示している。上掲の背景技術でも説明したように、自動車等車両の側部には、車体の建付け構造としてピラー構造が配設される。ピラー構造には、自動車の前方から通称Aピラーと称されるフロントピラー構造、通称Bピラーと称されるセンターピラ―構造、通称Cピラーと称されるリヤピラー構造がある。本実施形態のピラー構造は、そのうちBピラーと称される車両用センターピラー構造10である。
ピラ―アウタ部材12は、基本形態がハット型断面形状に形成されており、図8で見て、上面位置の天板部24と、アウタ側板部26と、アウタフランジ部28とから形成される。アウタ側板部26は天板部24の両端部から下垂して形成されており、図8で見て、左側のアウタ側板部26Lと右側のアウタ側板部26Rとからなる。左側と右側の両アウタ側板部26L、26Rは下方に向けて拡がる形態として形成されている。すなわち、図8で見て、山形状の傾斜形状に形成されている。
引き続き、図8に基づいて、ピラーインナ部材14について説明する。ピラーインナ部材14は前述したピラーアウタ部材12のハット型断面形状の開口側を閉鎖する構造部材として配設される。そして、この閉鎖によりピラ―アウタ部材12とピラーインナ部材14により車両用センターピラー構造10の断面構成を閉じ断面形状とする。
次に、引き続き図8に基づいて、本実施形態が特徴とする構成であるピラーアウタ部材12の天板部24に形成される凹ビード30の構成について説明する。
そして、凹ビード30の底面部40の図8で見て両側は、稜線42が形成されている。稜線42は左側の稜線42Lと右側の稜線42Rとからなる。稜線42とは二つの面が180度以内の角度で屈曲接続されることにより形成される線であり、かかる稜線接続とすることにより当該部材の剛性を高めることができる。
なお、中立軸Nの説明は前述の「発明が解決しようとする課題」のところで説明した通りであるが、更に詳細には、本出願人の出願に係る特開2019−85073号公報にも説明されているので、参照されたい。
本実施形態では、ピラーアウタ部材12の天板部24に形成される凹ビード30は、図1において、長手方向に対して凸形状の曲率形状とされたAの範囲とされている(図1〜図3参照)。Aの範囲は車両用センターピラー構造10における上方部位置であり、この位置において凹ビード30は長手方向に配設されて形成されている。
次に、第2実施形態を説明する。図9は第2実施形態の車両用センターピラー構造10の断面を模式的に示す。第2実施形態は、ピラーアウタ部材12に形成される凹ビード30と、ピラーインナ部材14に形成される凹ビード38とを重ね合わせた配設として、スポット溶接Wにより一体化接合した構成としたものである。より詳細には、凹ビード30の底面部40と凹ビード38の上面部52とを重ね合わせた形態として、重ね合わせ箇所を溶接により一体化接合したものである。かかる構成とすることにより、車両用センターピラー構造10の剛性を一層高めることができる。なお、上述した実施形態と実質的に同一構成箇所には、同じ符号を付して示すことにより、詳細説明は省略した。
次に、第3実施形態を説明する。図10は第3実施形態の車両用センターピラー構造10の断面を模式的に示す。第3実施形態は、ピラーアウタ部材12に形成される凹ビード30の底面部40の形状に特徴を有する。その特徴構成は、底面部40の図10で見て中央部位置に、上方に突出した凸ビード54を更に形成した構成である。この凸ビード54の形成により、いわゆる稜線の形成数は上述した実施形態の2個の稜線42L、42Rに加えて、更に4個の稜線56a、56b、56c、56dが追加された構成となる。これにより、車両用センターピラー構造10の剛性を一層高めることができる。
本実施形態によれば、先ず、従来設定されていたピラーアウタ部材12の天板部24に形成される凹ビード30により、従来同様に、ピラーアウタ部材12の剛性の向上を図ることができる。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明は、その他各種の形態でも実施できる。
なお、最後に上述の「課題を解決するための手段」における各発明に対応する上記実施形態の作用効果を付記しておく。
12 ピラーアウタ部材
14 ピラーインナ部材
16 取付部
18 ルーフサイドレール
20 取付部
22 サイドシル
24 天板部
26 アウタ側板部
26L 左側のアウタ側板部
26R 右側のアウタ側板部
28 アウタフランジ部
28L 左側のアウタフランジ部
28R 右側のアウタフランジ部
30 凹ビード(ピラーアウタ部材12に形成される)
32 底板部
34 インナ側板部
34L 左側のインナ側板部
34R 右側のインナ側板部
36 インナフランジ部
36L 左側のインナフランジ部
36R 右側のインナフランジ部
38 凹ビード(ピラーインナ部材14に形成される)
40 底面部
42 稜線
42L 左側の稜線
42R 右側の稜線
44L 左側面(凹ビード30に形成される)
44R 右側面(凹ビード30に形成される)
46 中央部位置(凹ビード30の長手方向の)
48 両側(中央部位置46の長手方向の)
50 両側(中央部位置46の長手方向の)
52 上面部
54 凸ビード
56a〜d 稜線
A 凸形状の曲率形状の範囲
N 中立軸
W 溶接
Claims (5)
- 少なくとも長手方向の一部の範囲に荷重が作用する方向に対して凸形状の曲率形状とされる長尺形態の車両用ピラー構造であり、当該車両用ピラー構造は、長尺方向に直交する断面形状の基本形態がハット型断面形状のピラーアウタ部材と、前記ピラーアウタ部材のハット型断面形状の開口側を閉鎖するピラーインナ部材とからなり、前記ピラーアウタ部材のフランジ部と前記ピラーインナ部材のフランジ部は溶接により一体化接合されており、当該車両用ピラー構造における前記凸形状の曲率形状とされた前記ピラーアウタ部材のハット型断面形状の天板部には長手方向に凹ビードが形成されている車両用ピラー構造であって、
前記ピラーアウタ部材の天板部に形成される凹ビードは、その底面部に稜線が形成される形状であり、当該稜線が形成される位置を当該ピラー構造全体により形成される中立軸より車両内側方向としている車両用ピラー構造。 - 請求項1に記載の車両用ピラー構造であって、
当該車両用ピラー構造における前記凸形状の曲率形状とされる範囲は、当該車両用ピラー構造の上方部位置であり、当該上方部位置に前記ピラーアウタ部材の天板部に形成される凹ビードも形成される車両用ピラー構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用ピラー構造であって、
前記ピラーアウタ部材は高張力鋼板で形成される車両用ピラー構造。 - 請求項1〜請求項3の何れかの請求項に記載の車両用ピラー構造であって、
前記ピラーアウタ部材の天板部に形成される凹ビードの底面部と前記ピラーインナ部材とは溶接により一体的接合されている車両用ピラー構造。 - 請求項1〜請求項4の何れかの請求項に記載の車両用ピラー構造であって、
前記ピラーアウタ部材の天板部に形成される凹ビードの長手方向の形成深さは、中央部位置が最も深く、両側に行くにしたがって浅く徐変形成されている車両用ピラー構造。
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