JP2021130319A - 自動車座席乗員用津波防災浮器 - Google Patents

自動車座席乗員用津波防災浮器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021130319A
JP2021130319A JP2020024993A JP2020024993A JP2021130319A JP 2021130319 A JP2021130319 A JP 2021130319A JP 2020024993 A JP2020024993 A JP 2020024993A JP 2020024993 A JP2020024993 A JP 2020024993A JP 2021130319 A JP2021130319 A JP 2021130319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disaster prevention
tsunami
buoy
floating body
occupant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020024993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6792122B1 (ja
Inventor
英外 ▲濱▼田
英外 ▲濱▼田
Hideto Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2020024993A priority Critical patent/JP6792122B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6792122B1 publication Critical patent/JP6792122B1/ja
Publication of JP2021130319A publication Critical patent/JP2021130319A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】自動車が津波などの水害に遭うと、その乗員は自動車に閉じ込められて溺水してしまう事例が多い。そのような場合に、限られた動作をすることによって津波水害を免れるような工夫を提供することが、当発明が解決しようとする課題である。【解決手段】自動車の座席にイス形状の防災浮器を設置しておき、津波災害時にその防災浮器を着用して自動車の外に出れば、防災浮器に設置した膨張式浮体が水を感知して膨らみ、浸水の上面に浮上して溺水を免れることができる。【選択図】図2

Description

自動車が津波などの水害に遭った時に、乗員の溺水を防止し、又その乗員へ津波災害時の障害物や浮遊物が衝突する衝撃を抑制し、更には体が濡れないようにすることによって冬場の体温低下を抑えて、効果的に津波防災し避難できるようにする自動車乗員用の災害防止の技術分野。
今までに考案された自動車の乗員の津波防災に役立つ技術は、車イス使用者に対する津波防災装置として考案されたものがあり、それらは自動車の乗員用に転用できるものである。その一つに、車イスの周辺に固体式浮体をおき、車イスごと浮かび上がらせて救命するものがあるが、津波の激しい浸水に対しての頭などの体の主要部の保護を考慮しておらず、更には冬場の水濡れに対する考慮がなかった。
又、その他に、防災フードを備えた車椅子や車椅子用の背面ボードも考案されている。この背面ボードを自動車乗員用の座席に設置すれば、最も当該考案に近いものになるが、乗員を津波による溺水から守ることは考えられていない。又、体を災害時の衝撃から守るにしても、頭の保護しか考えておらず、その乗員の前側から衝撃を与える津波災害時の障害物や浮遊物への防止対策はない。更には、冬場の水濡れを防止することも考慮されていない。
登録実用新案第3180990 特許公開2011−067387 特許公開2013−031618
自動車が津波などの水害に遭うと、その乗員は自動車に閉じ込められて溺水してしまう事例が多いし、社外に逃げ出したとしても早い浸水の中で被災してしまうだけであった。そのような場合に、自動車の乗員が限られた動作をすることによって津波水害を免れるような工夫を提供することが、当発明が解決しようとする課題である。
自動車が津波などの水害に遭った時、自動車は動かなくなり、津波に流されて周辺の建物などにぶつけられたりするし、浸水が車の中に入って来て、乗員は溺水する。それを防止するために、当該考案は、自動車の座席にイス形状の防災浮器を設置しておくことで対応するものである。
自動車の乗員は、自動車乗員用のシートベルトを外し防災浮器着用のベルトを締めて、防災浮器を着用した状態で自動車のドアを開けて車の外に出れば、防災浮器に設置した膨張式浮体が水を感知して膨らみ、当該乗員を包み込むように拡張展開する。その包み込まれた状態で当該乗員は浸水の上面に浮上して溺水を免れることができる。
人体が水中に入った体積分は浮力として助けとなるし、人の体の大部分は水でできていて水と比重があまり変わらないことから、体を浮かせるために必要な浮力は少なくて済む(これはライフジャケットの設計の考えに基づいている)ことから、この津波防災浮器は、人体が浸かった体積分の水より人体が重い分を防災浮器に装着することを基本としている。
自動車が津波などの水害に遭った時に、その乗員が自身の座席に設置された防災浮器を着用し自動車から脱出すれば、浸水の中で浮き上がり溺水を防止できる。又、水密な袋形状の膨張式浮体でその乗員の体全体を包み込むので、障害物や浮遊物との衝突時の衝撃を抑制でき、体を濡らすことを抑えることができて冬場の体温低下を防止できる。更に、防災浮器の袋構造の下部に人動式排水装置を設置すれば、これによって防災浮器内部の排水ができ体を濡らすことを避けて乗員の冬場の体温低下をより防止し、効果的に津波災害を防止できる。
図1は、自動車乗員用津波防災浮器の設備図である。 図2は、自動車乗員用津波防災浮器の展開図である。 図3は、防災浮器用人動式排水装置の設備図である。
自動車の乗員の津波防災をするために、対象となる乗員を津波の浸水中から水表面まで浮上させるのに必要な分の浮体を装着したイス形状の防災浮器を、その乗員の座席に設置する。使用する浮体としては、ウレタンなどの固体式浮体と空気などを吹き込んで膨らませるシート状の膨張式浮体を組み合わせる。対象となる乗員は被災時に袋形状のシート状膨張型浮体で下方からすっぽりと包み込まれるような形式とし、その背面側に固体式浮体を組み合わせる。対象座席の使用者の前面や上部、側面に拡張して展開する膨張式浮体は、使用者が通常利用時に邪魔にならないように、折り畳みシート形式にして防災浮器の足元部や背もたれ部上部、座席部両側などに収納しておく。別の見方をすると、体全体を覆う袋状に製作したシート状の膨張式浮体を、工夫して防災浮器の足元部や背もたれ部上部などに収納させる。なお、固体式浮体には、使用者の頭部を水上に浮かせるまでの浮力を持たせる設計することにより、膨張型浮体の膨張が不調に終わっても問題が少ないようにして安全性を高めることを原則として考慮する。
実際の津波浸水時に、膨張式浮体は津波の浸水を感知して自動的に膨張し、収納部の膨張式浮体は、対象座席の使用者の前面や側面、頭部上方を覆うように拡張展開する。これによって固体式浮体による浮力に加えて全体的な浮力を増すことにより、対象座席の使用者は防災浮器に包まれて安定して水面上に浮き上がり、その呼吸を確保することによって溺水を免れる。津波の浸水の感知とガスボンベからのガスの膨張式浮体への導入は、一般的な膨張式ライフジャケットのものと同様のものを採用する。
この防災浮器使用者は、被災時に自動車内から車外に抜け出す必要があるため、自動車から避難する必要があると分かった時点で、自動車用のシートベルトを外し、防災浮器の着用ベルトを締め、更に自動車のドアを開けて車外に出る動作を行う必要がある。この動作を容易にするため、当該防災浮器の腰部より下の足を保護する部分は、両足が動き易いように、左右分離型にする。結果として、当該防災浮器は水に浮く宇宙服のような形状となる。もしくは、宇宙服形状のライフジャケットともみなすことができる。
イス形状の主体となる固体式浮体は、座席部と背もたれ部の間の角度は自由に変えられる形式とし、収納されている補助足を展開してイスとして使用するか、イスではなく宇宙服のような形状で使用するかは、使用者が浸水状況に応じて選択できる形式とする。
防災浮器使用者は、展開した腕袋から腕手を伸ばし、オール型などの補助器具を使って浮遊物や障害物を避けたり、浮き上がった水表面を移動することによって津波災害を防止することができる。
なお、被災時に防災浮器使用者の頭部を覆う部分の膨張式浮体のシートは、外部が見えるように透明性の高いものを採用し防災浮器使用者の視界を確保する。
当該自動車乗員用津波防災浮器は、冬場に水濡れ状態による体温低下を防止するために、内部に水が入らない水密構造にしている。しかしながら、津波などの激しい水害時には内部に水が入ってしまうと考えられる。そのような場合に備えて、防災浮器の下部に排水できる水溜ポットを設置し、侵入した水を足や手などの人の動きで防災浮器の外部に排出できるように工夫した排水装置を設置しておくと有用である。
具体的には、図3に示したように、防災浮器下部の外部に水溜ポットを設置し、防災浮器下部の内部に溜まった水を水移送弁で水溜ポット側に移送する。この水移送弁は自身が軽質物でできていて、防災浮器下部に水が溜まってくると自動的に浮き上がり、中間部の開口部を通して、溜まった水を水溜ポット側に流下させることができる。又、水溜ポットには足や手などの人動で空気を送り込む装置などを設置して、水溜ポットに溜まった水を逆止弁付き排水管を通して外部に排出することができる。図3では、空気圧送ゴムを設置して、足を使って水溜ポットに空気を送り込み、水溜ポットから外部に排水している例を示している。その他の代替として手動式ポンプで送り出す方式や、水溜ポットにガスを送り込むボンベを付設し手動でその吐出弁を開ける方式も採用できる。
1 自動車座席
2 固体式浮体
3 膨張式浮体
4a, b 膨張式浮体収納部
5 防災浮器着用ベルト
6 自動車乗員用シートベルト
7 人動式排水設備
8 補助器具
9 収納部から拡張展開した膨張式浮体
10 収納部から展開した作業用腕袋
11 収納されている補助足
12 収納部から展開した補助足
31 防災浮器下部
32 水溜ポット
33 水移送弁
34 空気圧送ゴム
35 逆止弁付き排水管

Claims (2)

  1. 乗用車が津波などの水害で動かなくなった時に防災避難できるように、乗用車の座席に固体式浮体とシート状の膨張式浮体を組み合わせたイス形状の防災浮器を設置しておき、津波浸水時に当該座席の乗員が当該防災浮器を着用してその防災浮器の乗員として自動車外に出て津波などの浸水と接触することにより当該シート状の膨張式浮体の一部を水密な袋形状にして当該防災浮器の乗員の体が浸水で濡れないように体全体を下方から包み込むように膨張展開させ、これら浮体全体により当該防災浮器の乗員を浸水の上面まで浮き上がらせてその溺水を防止し、前記シート状の膨張式浮体に厚みと強度のあるものを使用することにより、当該防災浮器の乗員に周辺の浮遊物や障害物が衝突する時の衝撃を抑制し、又、前記防災浮器の乗員が水に濡れないようにすることにより当該防災浮器の乗員の冬場の体温低下を避け、当該防災浮器の乗員が津波などの水害から体を守り避難できるように工夫された自動車乗員用津波防災浮器。
  2. 前記請求項1の自動車乗員用津波防災浮器において、水密な袋形状の膨張式浮体の内部に入ってきた水を排水するために、前期袋形状の膨張式浮体の下部に水溜ポットを設置し、入って来た水を自動的に前記水溜ポットに移す弁構造を持ち、前記水溜ポットに人動で圧縮した空気を送ったり、ガスボンベを付設して手動でガスを送ったり、手動ポンプを使ったりすることなどによって、前記水溜ポット内の水を排水管を通して前記袋形状の膨張式浮体の外部に排水する人動式排水装置を付設している自動車乗員用津波防災浮器。
JP2020024993A 2020-02-18 2020-02-18 自動車座席乗員用津波防災浮器 Active JP6792122B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020024993A JP6792122B1 (ja) 2020-02-18 2020-02-18 自動車座席乗員用津波防災浮器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020024993A JP6792122B1 (ja) 2020-02-18 2020-02-18 自動車座席乗員用津波防災浮器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6792122B1 JP6792122B1 (ja) 2020-11-25
JP2021130319A true JP2021130319A (ja) 2021-09-09

Family

ID=73452951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020024993A Active JP6792122B1 (ja) 2020-02-18 2020-02-18 自動車座席乗員用津波防災浮器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6792122B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023117719A (ja) * 2022-02-14 2023-08-24 芹 劉 車両冠水時の呼吸確保と低体温防止装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080090604A (ko) * 2007-04-05 2008-10-09 노재철 개인 휴대용 구명정
US7887383B1 (en) * 2009-07-20 2011-02-15 Jason David Pott Buyoant infant safety seat
CN201756074U (zh) * 2010-07-26 2011-03-09 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种新型汽车座椅
CN102602515A (zh) * 2011-01-18 2012-07-25 朱明龙 远洋海难救生仓
JP2015074437A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 津波救命カーシェルター(シートベルト固定式)
JP2015143085A (ja) * 2013-12-25 2015-08-06 伊藤 正文 自動車水没防止装置
US20150225976A1 (en) * 2012-10-23 2015-08-13 IDS Global Inc. Escape and survival pod

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080090604A (ko) * 2007-04-05 2008-10-09 노재철 개인 휴대용 구명정
US7887383B1 (en) * 2009-07-20 2011-02-15 Jason David Pott Buyoant infant safety seat
CN201756074U (zh) * 2010-07-26 2011-03-09 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种新型汽车座椅
CN102602515A (zh) * 2011-01-18 2012-07-25 朱明龙 远洋海难救生仓
US20150225976A1 (en) * 2012-10-23 2015-08-13 IDS Global Inc. Escape and survival pod
JP2015074437A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 津波救命カーシェルター(シートベルト固定式)
JP2015143085A (ja) * 2013-12-25 2015-08-06 伊藤 正文 自動車水没防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023117719A (ja) * 2022-02-14 2023-08-24 芹 劉 車両冠水時の呼吸確保と低体温防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6792122B1 (ja) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7351126B2 (en) Combination wetsuit and flotation device, and method of use
US6394867B1 (en) Emergency self-inflating flotation device
JP5616559B1 (ja) 自動車水没防止装置
JP2006256563A (ja) 防水救命容器
JP6792122B1 (ja) 自動車座席乗員用津波防災浮器
JP2012206640A (ja) 津波・洪水用救命カプセル
KR101357279B1 (ko) 개량형 개인 구명장치
WO2022074779A1 (ja) 自動車座席乗員用津波防災浮器
US7744437B2 (en) Life-saving clothing
WO1998021088A1 (en) Inflatable reversible life raft
JP6781874B1 (ja) 津波防災機能付き車イス
JP2021166614A (ja) 水害用ベッド
WO2022049725A1 (ja) 津波防災機能付き車イス
JP3194894U (ja) 大気圧膨張式衝撃緩和装置
GB2192593A (en) Life raft
JP5995166B2 (ja) 津波救命具
US20140290555A1 (en) Individual Tsunami Pod
JP3223789U (ja) 車両用浮力付与装置
KR100839604B1 (ko) 구명튜브의 공기충진장치
JP2014124955A (ja) 救命具
EP1256516A2 (en) Ocean survival unit
JP2005519656A (ja) 救助用エアジャケット
WO2009016273A2 (fr) Dispositif de sauvetage formant embarcation
WO2005085063A1 (en) Personal floatation device
ES2968522T3 (es) Generador de flotabilidad para el ocupante del vehículo

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200223

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200223

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200413

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6792122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150