JP2021128874A - ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスモジュール - Google Patents

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茂雄 松藤
Shigeo Matsufuji
茂雄 松藤
能章 山野
Yoshiaki Yamano
能章 山野
泰志 望月
Yasushi Mochizuki
泰志 望月
貴章 伊藤
Takaaki Ito
貴章 伊藤
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Abstract

【課題】簡単に複数のワイヤーハーネスを重ねて固定することが可能な技術を提供する。【解決手段】第1シート状部材は、その表面に、面状の第1接合部を有する。第2シート状部材は、その表面に、第1接合部とは異なる種類の面状の接合部であって、第1接合部に接合される第2接合部を有する。第1シート状部材及び第2シート状部材は、第1接合部及び第2接合部によって着脱可能である。第1シート状部材は、その表面における、第2シート状部材に接合されていない領域に、第1接合部あるいは第2接合部と同じ種類の面状の第3接合部を有する。第2シート状部材は、その表面における、第1シート状部材に接合されていない領域に、第1接合部あるいは第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、第3接合部とは異なる種類の第4接合部を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスモジュールに関する。
特許文献1及び2には、ワイヤーハーネスに関する技術が記載されている。
特開2006−262649号公報 特開2016−116254号公報
複数のワイヤーハーネスが重ねられて使用されることがある。この場合、複数のワイヤーハーネスを簡単に重ねて固定できることが望ましい。
そこで、簡単に複数のワイヤーハーネスを重ねて固定することが可能な技術を提供することを目的とする。
本開示のワイヤーハーネスは、少なくとも一つの電線を含む配線部材と、前記配線部材を狭持する、互いに着脱可能な第1シート状部材及び第2シート状部材とを備え、前記第1シート状部材は、その表面に、面状の第1接合部を有し、前記第2シート状部材は、その表面に、前記第1接合部とは異なる種類の面状の接合部であって、前記第1接合部に接合される第2接合部を有し、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材は、前記第1接合部及び前記第2接合部によって着脱可能であり、前記第1シート状部材は、その表面における、前記第2シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の第3接合部を有し、前記第2シート状部材は、その表面における、前記第1シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、前記第3接合部とは異なる種類の第4接合部を有する。
本開示によれば、複数のワイヤーハーネスを簡単に重ねて固定することができる。
図1はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図2はワイヤーハーネスの一例を示す概略下面図である。 図3はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図4は2つの面状接合部が接合している様子の一例を示す概略側面図である。 図5は複数のワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図6はワイヤーハーネスモジュールの一例を示す概略斜視図である。 図7はワイヤーハーネスモジュールの一例を示す概略側面図である。 図8はワイヤーハーネスモジュールの一例を示す概略上面図である。 図9はワイヤーハーネスが部材に取り付けられている様子の一例を示す概略側面図である。 図10はワイヤーハーネスが部材に取り付けられている様子の一例を示す概略側面図である。 図11はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図12はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図13はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図14は複数のワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図15はワイヤーハーネスモジュールの一例を示す概略斜視図である。 図16はワイヤーハーネスの一例を示す概略側面図である。 図17はワイヤーハーネスの一例を示す概略下面図である。 図18はワイヤーハーネスの一例を示す概略下面図である。 図19はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図20はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図21はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図22はワイヤーハーネスの一例を示す概略側面図である。 図23はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図24はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図25はワイヤーハーネスの一例を示す概略断面図である。 図26はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。 図27はワイヤーハーネスの一例を示す概略下面図である。 図28はワイヤーハーネスの一例を示す概略斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスモジュールは、次の通りである。
(1)少なくとも一つの電線を含む配線部材と、前記配線部材を狭持する、互いに着脱可能な第1シート状部材及び第2シート状部材とを備え、前記第1シート状部材は、その表面に、面状の第1接合部を有し、前記第2シート状部材は、その表面に、前記第1接合部とは異なる種類の面状の接合部であって、前記第1接合部に接合される第2接合部を有し、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材は、前記第1接合部及び前記第2接合部によって着脱可能であり、前記第1シート状部材は、その表面における、前記第2シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の第3接合部を有し、前記第2シート状部材は、その表面における、前記第1シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、前記第3接合部とは異なる種類の第4接合部を有する、ワイヤーハーネスである。本開示によると、第1シート状部材及び第2シート状部材は、第1接合部及び第2接合部によって着脱可能であることから、簡単に第1シート状部材及び第2シート状部材を互いに着脱することができる。よって、ワイヤーハーネスの補修を簡単に行うことができる。また、第1シート状部材の表面における、第2シート状部材に接合されていない領域には、第1接合部あるいは第2接合部と同じ種類の面状の第3接合部が設けられ、第2シート状部材の表面における、第1シート状部材に接合されていない領域には、第1接合部あるいは第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、第3接合部とは異なる種類の第4接合部が設けられている。これにより、本ワイヤーハーネスの第3接合部あるいは第4接合部と、同様の構造を有する他のワイヤーハーネスの第4接合部あるいは第3接合部とを接合することによって、簡単に複数のワイヤーハーネスを重ねて固定することができる。また、第3接合部と第4接合部とは着脱可能であることから、ワイヤーハーネスモジュールの補修を簡単に行うことができる。
(2)前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する第1切り込み部を有し、前記第1シート状部材は、前記第3主面側から前記第1切り込み部を通って前記第4主面と対向する第1部分を有し、前記第1接合部は、前記第1部分の表面における、前記第4主面と対向する領域に設けられた第5接合部を含み、前記第2接合部は、前記第4主面に設けられた、前記第5接合部と接合する第6接合部を含んでもよい。この場合、第1シート状部材における、第2シート状部材の第1切り込み部を通って第2シート状部材の第4主面と対向する第1部分に設けられた第5接合部と、当該第4主面に設けられた第6接合部とが接合することから、ワイヤーハーネスの使用時に、第1シート状部材が、第2シート状部材から外れにくくなる。
(3)前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する第2切り込み部を有し、前記配線部材は、前記第1切り込み部及び前記第2切り込み部の間に位置し、前記第1シート状部材は、前記第3主面側から前記第2切り込み部を通って前記第4主面と対向する第2部分を有し、前記第1接合部は、前記第2部分の表面における、前記第4主面と対向する領域に設けられた第7接合部を含み、前記第2接合部は、前記第4主面に設けられた、前記第7接合部と接合する第8接合部を含んでもよい。この場合、第5接合部及び第6接合部が接合するだけではなく、第1シート状部材における、第2シート状部材の第2切り込み部を通って第2シート状部材の第4主面と対向する第2部分に設けられた第7接合部と、当該第4主面に設けられた第8接合部とが接合することから、ワイヤーハーネスの使用時に、第1シート状部材が、第2シート状部材からさらに外れにくくなる。
(4)前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、前記第1シート状部材は、その表面における、前記第2シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の第9接合部を有し、前記第3接合部は前記第1主面に設けられ、前記第9接合部は前記第2主面に設けられてもよい。この場合、第1シート状部材の第1主面及び第2主面に第3接合部及び第9接合部がそれぞれ設けられていることから、複数のワイヤーハーネスの重ね合わせる方法の自由度を向上させることができる。
(5)前記第2シート状部材は、その表面における、前記第1シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、前記第9接合部とは異なる種類の第10接合部を有し、前記第4接合部は前記第3主面に設けられ、前記第10接合部は前記第4主面に設けられてもよい。この場合、第1シート状部材の第1主面及び第2主面に第3接合部及び第9接合部がそれぞれ設けられ、第2シート状部材の第3主面及び第4主面に第4接合部及び第10接合部がそれぞれ設けられていることから、複数のワイヤーハーネスの重ね合わせる方法の自由度をさらに向上させることができる。
(6)前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、前記第3接合部は、前記1主面に設けられた第11接合部を含み、前記第4接合部は、前記4主面に設けられた第12接合部を含み、前記第11接合部及び前記第12接合部は、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材における、前記配線部材を狭持する狭持部分の外側の面において、前記配線部材を間に挟むように設けられてもよい。この場合、第11接合部及び第12接合部は、第1シート状部材及び第2シート状部材における、配線部材を狭持する狭持部分の外側の面において、配線部材を間に挟むように設けられていることから、複数のワイヤーハーネスを、それらの複数の配線部材が互いに並行に並ぶように重ねることもできるし、それらの複数の配線部材が交差するように重ねることもできる。
(7)前記第2シート状部材と協働して前記配線部材を狭持する、間隔を空けて配置された複数の第1シート状部材を備えてもよい。この場合、複数の第1シート状部材は間隔を空けて配置されていることから、第1シート状部材の使用量を抑えつつ、配線部材の経路を保持することができる。
(8)前記配線部材は複数の電線を含み、前記複数の電線は、前記複数の第1シート状部材の間の間隙から取り出されて方向が変更された電線を含んでもよい。この場合、複数の第1シート状部材の間の間隙から電線を取り出して当該電線の方向を簡単に変更することができる。
(9)前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材の組が複数組設けられ、当該複数組が前記配線部材を狭持してもよい。この場合、第1シート状部材及び第2シート状部材のある組と別の組との境界部分で配線部材の配策方向を簡単に変更することができる。
(10)前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する複数の切り込み部を有し、前記複数の切り込み部は、前記配線部材の延在方向に沿って前記配線部材の両側にジグザグに並び、前記第1シート状部材は、前記複数の切り込み部を通ることによって、前記第2シート状部材と協働して前記配線部材を狭持するように螺旋状に延びてもよい。この場合、第1シート状部材が、複数の切り込み部を通ることによって、第2シート状部材と協働して配線部材を狭持するように螺旋状に延びることから、第1シート状部材の使用量を抑えつつ、配線部材の経路を保持することができる。
(11)前記配線部材は複数の電線を含み、前記複数の電線は、前記配線部材において螺旋状の前記第1シート状部材によって経路が保持されている部分の途中から外側に取り出されて方向が変更された電線を含んでもよい。この場合、第1シート状部材が螺旋状であるため、配線部材において第1シート状部材によって経路が保持されている部分の途中から電線を外側に取り出して当該電線の方向を簡単に変更することができる。
(12)上記のいずれか一つのワイヤーハーネスである第1ワイヤーハーネスと、上記のいずれか一つのワイヤーハーネスである第2ワイヤーハーネスとを備え、前記第1ワイヤーハーネスと前記第2ワイヤーハーネスとが少なくとも部分的に重なるように、前記第1ワイヤーハーネスが有する前記第3接合部と前記第2ワイヤーハーネスが有する前記第4接合部とが接合されている、ワイヤーハーネスモジュールである。この場合、簡単に、第1ワイヤーハーネス及び第2ワイヤーハーネスを重ねて固定することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスモジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内におけるすべての変更が含まれることが意図される。
以下に実施の形態に係るワイヤーハーネス1について説明する。図1はワイヤーハーネス1の一例を示す概略斜視図である。図2はワイヤーハーネス1の一例を示す概略下面図である。図3は、図1に示される矢視A−Aの断面構造の一例を示す概略図である。
ワイヤーハーネス1は、例えば、自動車の車両に搭載される複数の部品をつなぐ部材である。ワイヤーハーネス1は例えば偏平な部材である。図1〜3に示されるように、ワイヤーハーネス1は、例えば、配線部材2と、複数のシート状部材3と、シート状部材4とを備える。複数のシート状部材3のそれぞれとシート状部材4とは、配線部材2を狭持する。これにより、配線部材2の経路が保持される。本例では、ワイヤーハーネス1は4つのシート状部材3を備える。ワイヤーハーネス1は、1つ以上4つ未満のシート状部材3を備えてもよいし、5つ以上のシート状部材3を備えてもよい。
配線部材2は、例えば、自動車の車両に搭載される複数の部品を電気的に接続することが可能である。配線部材2は少なくとも一つの電線20を含む。本例では、配線部材2は複数の電線20を含む。具体的には、配線部材2は3つの電線20を含む。複数の電線20は並列配置されている。電線20は、例えば、芯線と、当該芯線を覆う絶縁被覆とを含む。配線部材2は、1つあるいは2つの電線20を備えてもよいし、4つ以上の電線20を備えてもよい。
シート状部材3の平面視形状は、例えば長方形である。複数のシート状部材3は、配線部材2の延在方向に沿って間隔を空けて配置されている。シート状部材3は、主面30と、当該主面30とは反対側の主面31とを有する。シート状部材3は、例えば樹脂で構成されている。シート状部材3は、その主面31に、面状の接合部(面状接合部ともいう)32を備える。面状接合部32は、例えば、主面31の全領域に設けられている。シート状部材3は、例えば面ファスナーである。この場合、シート状部材3の面状接合部32は、オス面で構成されてもよいし、メス面で構成されてもよい。シート状部材3は面ファスナー以外であってもよい。
シート状部材4の平面視形状は、例えば長方形である。シート状部材4は、主面40と、当該主面40とは反対側の主面41とを有する。シート状部材4は、例えば樹脂で構成されている。配線部材2はシート状部材4の主面40上に位置する。シート状部材4は、その主面41に面状接合部42を備える。面状接合部42は、シート状部材3の面状接合部32に対して着脱可能である。面状接合部42は、例えば、主面41の全領域に設けられている。図2では、面状接合部42が斜線で示されている。シート状部材4は、例えば面ファスナーである。この場合、シート状部材3の面状接合部32がオス面で構成される場合、シート状部材4の面状接合部42はメス面で構成される。一方で、面状接合部32がメス面で構成される場合、面状接合部42はオス面で構成される。面状接合部42は、面状接合部32とは異なる種類の面状接合部である。シート状部材4は面ファスナー以外であってもよい。
各シート状部材3は、配線部材2の長手方向の一部をシート状部材4との間で狭持するようにシート状部材4に取り付けられる。シート状部材3は、その面状接合部32が、シート状部材4の面状接合部42と接合することによって、シート状部材4に取り付けられる。シート状部材3及び4は、面状接合部32及び42によって互いに着脱可能である。配線部材2は、例えば、シート状部材3における、面状接合部32が設けられていない主面30と、シート状部材4における、面状接合部42が設けられていない主面40とで狭持される。
シート状部材4は、その厚み方向に貫通する一対の切り込み部430a及び430bから成る切り込み対43を有する。シート状部材4は、その長手方向に沿って並ぶ複数の切り込み対43を備える。切り込み対43を構成する一対の切り込み部430a及び430bは、シート状部材4の短手方向で互いに対向するように配置されている。複数の切り込み対43の一方の切り込み部430aは、シート状部材4の長手方向に沿って一列に並んでいる。複数の切り込み対43の他方の切り込み部430bは、シート状部材4の長手方向に沿って一列に並んでいる。配線部材2は、各切り込み対43の一対の切り込み部430a及び430bの間に位置する。
複数の切り込み対43は、複数のシート状部材3にそれぞれ対応して設けられている。切り込み対43を構成する一対の切り込み部430a及び430bには、当該切り込み対43に対応するシート状部材3の長手方向の両方の端部3a1及び3a2がそれぞれ通される。シート状部材3の主面30が配線部材2をシート状部材4の主面40に押し付けるように、シート状部材3の両端部3a1及び3a2が一対の切り込み部430a及び430bに主面40側から通されてシート状部材4の主面41に接合される。シート状部材3の両端部3a1及び3a2は、一対の切り込み部430a及び430bに通された後、シート状部材4の主面41と対向するように外側に曲げられる。
シート状部材3の端部3a1及び3a2のそれぞれは、主面30aと、当該主面30aとは反対側の主面31aとを有する。主面30aはシート状部材3の主面30に含まれ、主面31aはシート状部材3の主面31に含まれる。シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aは、主面30の長手方向の両端部をそれぞれ構成している。シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面31aは、主面31の長手方向の両端部をそれぞれ構成している。シート状部材3の面状接合部32は、図3に示されるように、両端部3a1及び3a2の主面31aにそれぞれ設けられた2つの面状接合部32a1及び32a2を含む。
シート状部材4は、図3に示されように、シート状部材3の両端部3a1及び3a2とそれぞれ対向する2つの対向部4a1及び4a2を含む。対向部4a1及び4a2のそれぞれは、主面40aと、当該主面40aとは反対側の主面41aとを有する。主面40aはシート状部材4の主面40に含まれ、主面41aはシート状部材3の主面41に含まれる。シート状部材4の面状接合部42は、2つの対向部4a1及び4a2の主面41aにそれぞれ設けられた2つの面状接合部42a1及び42a2を含む。
シート状部材3の両端部3a1及び3a2は、一対の切り込み部430a及び430bに通された後、それらの主面31aがシート状部材4の主面41と対向するように外側に曲げられる。そして、シート状部材3の端部3a1の主面31aに設けられた面状接合部32a1は、シート状部材4の対向部4a1の主面41aに設けられた面状接合部42a1に対して着脱可能に接合する。同様に、シート状部材3の端部3a2の主面31aに設けられた面状接合部32a2は、シート状部材4の対向部4a2の主面41aに設けられた面状接合部42a2に対して着脱可能に接合する。これにより、シート状部材3がシート状部材4に対して着脱可能に接合される。
図4は、面状接合部32と面状接合部42とが接合している様子の一例を示す概略側面図である。図4に示されるように、面状接合部32は、例えば、面状に並べられた多数の接合素子320を備える。また、面状接合部42は、例えば、面状に並べられた多数の接合素子420を備える。接合素子320と接合素子420とは互いに着脱可能である。
面状接合部32がオス面で構成される場合、接合素子320は例えばフック部で構成される。同様に、面状接合部42がオス面で構成される場合、接合素子420は例えばフック部で構成される。フック部の形状は、先端部が曲がる逆J字形状であってもよいし、棒状部分の先端部に環状突起部が形成された形状(例えばキノコ形状)であってもよい。
面状接合部32がメス面で構成される場合、接合素子320は例えばループ部で構成される。同様に、面状接合部42がメス面で構成される場合、接合素子420は例えばループ部で構成される。図4の例では、面状接合部32がオス面で構成され、面状接合部42がメス面で構成されている。
面状接合部32及び42を互いに突き合わせると、面状接合部32及び42の一方のフック部の先端部が、面状接合部32及び42の他方のループ部の輪内に入り込んで当該ループ部と係合する。これにより、面状接合部32と面状接合部42とが互いに接合する。互いに接合した面状接合部32及び42を互いに離そうとすると、フック部の先端部がループ部によって引っ張られて直線状に弾性変形し、フック部とループ部の係合が解除される。これにより、面状接合部32及び42が互いに引き離される。なお、面状接合部の形状は図4の例に限られない。
シート状部材3の面状接合部32は、シート状部材4と接合する面状接合部32a1及び32a2以外にも、シート状部材3の表面における、シート状部材4に接合されていない領域に位置する面状接合部32bを含む。面状接合部32bは、シート状部材3の表面における、シート状部材4で覆われていない域に位置する。面状接合部32bは、図3に示されるように、例えば、シート状部材3の主面31における、シート状部材4の主面40よりも配線部材2側に位置する露出領域31bに位置する。露出領域31bは、シート状部材3の主面31における配線部材2を覆う領域であると言える。露出領域31bは、例えば、配線部材2の厚み(言い換えれば電線20の径)に応じた凸状となっている。面状接合部32bは、例えば、露出領域31bの全領域に設けられている。
シート状部材4の面状接合部42は、シート状部材3と接合する面状接合部42a1及び42a2以外にも、シート状部材4の表面における、シート状部材3に接合されていない領域に位置する面状接合部42bを含む。面状接合部42bは、シート状部材4の表面における、シート状部材3で覆われていない域に位置する。面状接合部42bは、図2及び3に示されるように、例えば、シート状部材4の主面41における、シート状部材3の端部3a1及び3a2と対向しない露出領域41bに位置する。露出領域41bは、主面41における、2つの対向部4a1及び4a2の主面41a以外の領域である。面状接合部42bは、例えば、露出領域41bの全領域に設けられている。
露出領域41bは、切り込み対43を構成する一対の切り込み部430a及び430bの間に位置する第1露出領域41baを含む。本例では、複数の切り込み対43が設けられていることから、露出領域41bは、複数の第1露出領域41baを備える。以後、露出領域41bにおいて、第1露出領域41ba以外の領域を第2露出領域41bbと呼ぶことがある。
面状接合部42bは、複数の第1露出領域41baにそれぞれ設けられた複数の面状接合部42baを含む。面状接合部42baは、例えば、第1露出領域41baの全領域に設けられている。また、面状接合部42bは、第2露出領域41bbに設けられた面状接合部42bbを含む。面状接合部42bbは、例えば、第2露出領域41bbの全領域に設けられている。
シート状部材3の一部とシート状部材4の一部とは、図3に示されるように、配線部材2を狭持する狭持部分5を構成している。つまり、シート状部材3及び4は、配線部材2を狭持する狭持部分5を備える。シート状部材3の面状接合部32bと、シート状部材4の面状接合部42baとは、狭持部分5の外側の面において、配線部材2を間に挟むように設けられている。
上記の例では、シート状部材4に対して複数のシート状部材3が取り付けられているが、配線部材2の延在方向に延びる細長い一つのシート状部材3がシート状部材4に取り付けられてもよい。この場合、シート状部材4には、細長いシート状部材3の形状に応じて、配線部材2の延在方向に延びる細長い一対の切り込み部430a及び430bが設けられる。
以上のように、本例では、シート状部材3及び4は、面状接合部32a1及び32a2と面状接合部42a1及び42a2によって着脱可能であることから、簡単にシート状部材3及び4を互いに着脱することができる。よって、ワイヤーハーネス1の補修を簡単に行うことができる。例えば、電線20を簡単に交換することができる。また、例えば、シート状部材3を簡単に交換することができる。また、例えば、シート状部材4を簡単に交換することができる。
また、本例では、シート状部材3の表面における、シート状部材4に接合されていない領域には面状接合部32bが設けられ、シート状部材4の表面における、シート状部材3に接合されていない領域には、面状接合部32bと着脱可能な面状接合部42bが設けられている。これにより、本ワイヤーハーネス1の面状接合部32bと、同様の構造を有する他のワイヤーハーネス1の面状接合部42bとを接合することによって、簡単に複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。あるいは、本ワイヤーハーネス1の面状接合部42bと、同様の構造を有する他のワイヤーハーネス1の面状接合部32bとを接合することによって、簡単に複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。
例えば、図5に示されるように、複数のワイヤーハーネス1を用意する。そして、図6に示されるように、用意した複数のワイヤーハーネス1を、面状接合部32b及び42bを利用して、互いに重ねて固定する。これにより、複数のワイヤーハーネス1が重ねられたワイヤーハーネスモジュール500が得られる。図7は、図6に示されるワイヤーハーネスモジュール500を長手方向から見た場合の概略側面図である。
図6及び7の例では、複数のワイヤーハーネス1の配線部材2が互いに並行に並ぶように、当該複数のワイヤーハーネス1が重ねられている。図6及び7の例では、上側のワイヤーハーネス1の狭持部分5の下面に位置する面状接合部42baと、下側のワイヤーハーネス1の狭持部分5の上面に位置する面状接合部32bとが接合されることによって、複数のワイヤーハーネス1が重ねられて固定されている。
なお、複数のワイヤーハーネス1の重ね合わせ方法は図6及び7の例に限られない。例えば、上側のワイヤーハーネス1のシート状部材4の第2露出領域41bbに位置する面状接合部42bbと、下側のワイヤーハーネス1のシート状部材3の露出領域31bに位置する面状接合部32bとが接合されることによって、複数のワイヤーハーネス1が重ねられてもよい。
また、図8に示されるように、複数のワイヤーハーネス1が交差するように重ねられたワイヤーハーネスモジュール500が作製されてもよい。この場合、上側のワイヤーハーネス1の狭持部分5の下面に位置する面状接合部42baと、下側のワイヤーハーネス1の狭持部分5の上面に位置する面状接合部32bとが接合されてもよい。あるいは、図8の例のように、上側のワイヤーハーネス1のシート状部材4の第2露出領域41bbに位置する面状接合部42bbと、下側のワイヤーハーネス1のシート状部材3の露出領域31bに位置する面状接合部32bとが接合されてもよい。図8の例では、2つのワイヤーハーネス1が直交するように交差しているが、交差角度はこの限りではない。また、図8に示されるワイヤーハーネスモジュール500では、2つのワイヤーハーネス1が交差しているが、3つ以上のワイヤーハーネスモジュール500が交差してもよい。
本例では、シート状部材3の面状接合部32bと、シート状部材4の面状接合部42bとは着脱可能であることから、ワイヤーハーネスモジュール500の補修を簡単に行うことができる。例えば、面状接合部32b及び面状接合部42bが利用されて重ねられた複数のワイヤーハーネス1の一部を他のワイヤーハーネス1に簡単に交換することができる。
なお、ワイヤーハーネスモジュール500は、互いに異なる構造を有する複数のワイヤーハーネス1を備えてもよい。例えば、ワイヤーハーネスモジュール500は、シート状部材4に対して複数のシート状部材3が取り付けられたワイヤーハーネス1と、シート状部材4に対して1つのシート状部材3だけが取り付けられたワイヤーハーネス1を備えてもよい。また、ワイヤーハーネスモジュール500は、例えば、シート状部材4に対して4つのシート状部材3が取り付けられたワイヤーハーネス1と、シート状部材4に対して2つのシート状部材3が取り付けられたワイヤーハーネス1を備えてもよい。
本例では、シート状部材3の表面における、シート状部材4に接合されていない領域には面状接合部32bが設けられていることから、当該面状接合部32bを利用してワイヤーハーネス1を取付対象部材600に対して取り付けることができる。図9は、ワイヤーハーネス1が取付対象部材600に取り付けられている様子の一例を示す概略側面図である。取付対象部材600は、例えば、車両が備えるパネルである。取付対象部材600の表面には、ワイヤーハーネス1の面状接合部32bとは異なる種類の面状接合部610が設けられている。面状接合部610は、面状接合部32bと着脱可能である。面状接合部32bがオス面である場合、面状接合部610はメス面である。一方で、面状接合部32bがメス面である場合、面状接合部610はオス面である。ワイヤーハーネス1の面状接合部32bを、取付対象部材600の面状接合部610に接合することによって、ワイヤーハーネス1を取付対象部材600に対して取り付けることができる。
また、本例では、シート状部材4の表面における、シート状部材3に接合されていない領域には面状接合部42bが設けられていることから、当該面状接合部42bを利用してワイヤーハーネス1を取付対象部材650に対して取り付けることができる。図10は、ワイヤーハーネス1が取付対象部材650に対して取り付けられている様子の一例を示す概略図である。取付対象部材650は、例えば、車両が備えるパネルである。取付対象部材650の表面には、ワイヤーハーネス1の面状接合部42bとは異なる種類の面状接合部660が設けられている。面状接合部660は、面状接合部42bと着脱可能である。面状接合部42bがオス面である場合、面状接合部660はメス面である。一方で、面状接合部42bがメス面である場合、面状接合部660はオス面である。ワイヤーハーネス1の面状接合部42bを、取付対象部材650の面状接合部660に接合することによって、ワイヤーハーネス1を取付対象部材650に対して取り付けることができる。取付対象部材650の面状接合部660に対しては、ワイヤーハーネス1の面状接合部42bに含まれる面状接合部42baが接合されてもよいし、面状接合部42bに含まれる面状接合部42bbが接合されてもよい。
また、本例では、シート状部材3における、シート状部材4の切り込み部430aを通ってシート状部材4の主面41と対向する端部3a1に設けられた面状接合部32a1と、当該主面41に設けられた面状接合部42a1とが接合している。これにより、ワイヤーハーネス1の使用時に、シート状部材3がシート状部材4から外れにくくなる。
また、本例のように、シート状部材3の両端部3a1及び3a2が、一対の切り込み部430a及び430bをそれぞれ通ってシート状部材4の主面41と対向し、端部3a1及び3a2に設けられた面状接合部32a1及び32a2と、当該主面41に設けられた面状接合部42a1及び42a2とがそれぞれ接合する場合には、ワイヤーハーネス1の使用時に、シート状部材3がシート状部材4からさらに外れにくくなる。
また、本例では、シート状部材3及びシート状部材4のそれぞれでは、同じ種類の面状接合部(例えばオス面あるいはメス面)が片側の主面だけに設けられていることから、ワイヤーハーネス1を安価に作製することができる。
また、本例では、互いに着脱可能な面状接合部32b及び42baが、シート状部材3及び4における、配線部材2を狭持する狭持部分5の外側の面において、配線部材2を間に挟むように設けられている。これにより、複数のワイヤーハーネス1を、それらの複数の配線部材2が互いに並行に並ぶように重ねることもできるし(図6及び7参照)、それらの複数の配線部材2が交差するように重ねることもできる(図8参照)。
また、本例では、複数のシート状部材3が間隔を空けて配置されていることから、配線部材2の長手方向に沿って延びる一つの長いシート状部材3を用いる場合と比較して、シート状部材3の使用量を抑えつつ、配線部材2の経路を保持することができる。
なお、配線部材2は、図11に示されるように、複数のシート状部材3の間の間隙300から取り出されて方向が変更された電線20aを含んでもよい。本例では、複数のシート状部材3が間隔を空けて配置されていることから、複数のシート状部材3の間の間隙300から電線20を取り出して当該電線20の方向を簡単に変更することができる。ワイヤーハーネスモジュール500は、図11に示されるワイヤーハーネス1を備えてもよい。
また、図12に示されるように、配線部材2は、電線20の端部に接続されたコネクタ700を備えてもよい。図12の例では、複数の電線20の一方の端部には一つのコネクタ700が共通に接続されている。一方で、複数の電線20の他方の端部のそれぞれには、コネクタ700が個別に接続されている。複数の電線20の他方の端部に接続された複数のコネクタ700は、互いに異なる複数の部材にそれぞれ接続されてもよい。ワイヤーハーネスモジュール500は、図12に示されるワイヤーハーネス1を備えてもよい。
また、図13に示されるように、配線部材2に対して、シート状部材3及び4の組800が複数組取り付けられてもよい。図13の例では、一つのシート状部材4と、当該一つのシート状部材4に取り付けられた2つのシート状部材3とで1つの組800が構成されている。そして、2つの組800は同じ配線部材2を狭持している。なお、配線部材2に対して、3つ以上の組800が取り付けられてもよい。また、複数の組800の少なくとも一つは、一つのシート状部材3を備えてもよいし、3つ以上のシート状部材3を備えてもよい。
このように、複数の組800が配線部材2を狭持することから、図13に示されるように、ある組800と別の組800との境界部分で配線部材2の配策方向を簡単に変更することができる。
また、図13に示されるワイヤーハーネス1と、他のワイヤーハーネス1とを重ねてワイヤーハーネスモジュール500を構成することによって、ワイヤーハーネスモジュール500を分岐して複数の方向に配策することができる。
例えば、図14に示されるように、上述の図1に示されるワイヤーハーネス1(ワイヤーハーネス1Aともいう)を2つと、図13に示されるワイヤーハーネス1(ワイヤーハーネス1Bともいう)を1つ用意する。そして、図15に示されるように、2つのワイヤーハーネス1Aで1つのワイヤーハーネス1Bを挟むように、2つのワイヤーハーネス1Aと1つのワイヤーハーネス1Bとを重ねて固定する。図15に示されるワイヤーハーネスモジュール500では、上側のワイヤーハーネス1Aの狭持部分5の下面に位置する面状接合部42baと、ワイヤーハーネス1Bの一方の組800が備える狭持部分5の上面に位置する面状接合部32bとが接合されることによって、上側のワイヤーハーネス1Aとワイヤーハーネス1Bが重ねられて固定されている。また、ワイヤーハーネス1Bの一方の組800の狭持部分5の下面に位置する面状接合部42baと、下側のワイヤーハーネス1Aの狭持部分5の上面に位置する面状接合部32bとが接合されることによって、ワイヤーハーネス1Bと下側のワイヤーハーネス1Aが重ねられて固定されている。
図15のように、ワイヤーハーネスモジュール500が、2つの組800の境界部分で配線部材2の配策方向が変更されたワイヤーハーネス1Bを備えることによって、ワイヤーハーネスモジュール500を分岐して複数の方向に配策することが可能となる。
上記の例では、シート状部材3の主面31の全領域に面状接合部32が設けられているが、図16に示されるように、面状接合部32は主面31の一部だけに設けられてもよい。図16の例では、面状接合部32bが、主面31に含まれる露出領域31bの一部だけに設けられている。具体的には、面状接合部32bが、凸状の露出領域31bの頂上領域だけに設けられている。
また、上記の例では、シート状部材4の主面41の全領域に面状接合部42が設けられているが、面状接合部42は主面41の一部だけに設けられてもよい。図17及び18は、面状接合部42が主面41の一部だけに設けられた様子の一例を示す概略下面図である。図2と同様に、図17及び18では、面状接合部42が斜線で示されている。
図17及び18の例では、面状接合部42bが、主面41に含まれる露出領域41bの一部だけに設けられている。図17の例では、面状接合部42bが、露出領域41bに含まれる第1露出領域41baだけに設けられている。したがって、図17の例では、面状接合部42bは面状接合部42bbを備えていない。図18の例では、面状接合部42bが、露出領域41bに含まれる第2露出領域41bbだけに設けられている。したがって、図18の例では、面状接合部42bは面状接合部42baを備えていない。
また、上記の例では、シート状部材3の主面30及び31のうちの主面31だけに面状接合部が設けられているが、主面30にも面状接合部が設けられてもよい。図19は、シート状部材3の主面30及び31の両方に面状接合部が設けられている様子の一例を示す概略断面図である。
図19の例では、シート状部材3の主面30に面状接合部34が設けられている。面状接合部34は、例えば、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aのそれぞれに設けられている。面状接合部34は、例えば、面状接合部32と同じ種類の面状接合部であって、シート状部材4の面状接合部42と着脱可能である。
図19の例では、シート状部材3は、主面31における、シート状部材4に覆われていない領域に設けられた面状接合部32bと、主面30における、シート状部材4に覆われていない領域に設けられた面状接合部34とを備えている。これにより、複数のワイヤーハーネス1の重ね合わせる方法の自由度を向上させることができる。例えば、上述の図7に示されるように、本ワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32bと、他のワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部42と接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。また、本ワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部34と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部42とを接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。
図20は、シート状部材3の主面30及び31の両方に面状接合部が設けられている様子の他の例を示す概略断面図である。図20の例では、面状接合部34が、例えば、主面30の全領域に設けられている。図20の例では、シート状部材3の主面30が配線部材2を押し付けるように、シート状部材3の両端部3a1及び3a2が一対の切り込み部430a及び430bに主面40側から通されてシート状部材4の主面41に接合される。シート状部材3の両端部3a1及び3a2は、一対の切り込み部430a及び430bに通された後、内側に曲げられる。これにより、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aは、シート状部材4の主面41と対向する。面状接合部34は、シート状部材3の一方の端部3a1の主面30aに設けられた面状接合部34a1と、シート状部材3の他方の端部3a2の主面30aに設けられた面状接合部34a2とを含む。面状接合部34a1は、シート状部材4における、端部3a1と対向する対向部4a1の主面41aに設けられた面状接合部42a1に対して着脱可能に接合する。また、面状接合部34a2は、シート状部材4における、端部3a2と対向する対向部4a2の主面41aに設けられた面状接合部42a2に対して着脱可能に接合する。これにより、シート状部材3がシート状部材4に対して着脱可能に接合される。上述の図3の例では、シート状部材4の対向部4a1及び4a2は、配線部材2の外側に位置していたが、図20の例では、シート状部材4の厚み方向に沿った方向において配線部材2と重なる位置に存在する。ワイヤーハーネスモジュール500は、図20に示されるワイヤーハーネス1を含んでもよい。
なお、面状接合部34は主面30の一部だけに設けられてもよい。例えば、面状接合部34は、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aだけに設けられてもよい。また、シート状部材3の端部3a1及び3a2のうち、一方が、図20のように、切り込み部を通った後に内側に曲げられ、他方が、図3及び19のように、切り込み部を通った後に外側に曲げられてもよい。
図21は、シート状部材3の主面30及び31の両方に面状接合部が設けられている様子の他の例を示す概略断面図である。図21の例では、図20の例と同様に、面状接合部34が主面30の全領域に設けられている。面状接合部34は、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aにそれぞれ設けられた2つの面状接合部34a1及び34a2を含む。
図21の例では、シート状部材4に切り込み対43が設けられなくていない。図21の例では、シート状部材3の両端部3a1及び3a2は、シート状部材4の短手方向の両縁の外側から主面41側に回されて当該主面41と対向する。図21の例では、図20の例と同様に、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aは、シート状部材4の主面41と対向する。シート状部材3の端部3a1の主面30aに設けられた面状接合部34a1は、シート状部材4の対向部4a1の主面41aに設けられた面状接合部42a1に対して着脱可能に接合する。シート状部材3の端部3a2の主面30aに設けられた面状接合部34a2は、シート状部材4の対向部4a2の主面41aに設けられた面状接合部42a2に対して着脱可能に接合する。これにより、シート状部材3がシート状部材4に対して着脱可能に接合される。ワイヤーハーネスモジュール500は、図21に示されるワイヤーハーネス1を含んでもよい。図21の例において、シート状部材4に切り込み対43が設けられてもよい。この場合、シート状部材3の端部3a1及び3a2の一方だけが、図3,19,20のように、切り込み部に通されてもよい。
上記の例では、シート状部材4の主面40及び41のうち主面41だけに面状接合部が設けられているが、主面40にも面状接合部が設けられてよい。図22は、シート状部材4の主面40及び41の両方に面状接合部が設けられている様子の一例を示す概略側面図である。
図22の例では、シート状部材3の主面40に面状接合部44が設けられている。面状接合部44は、例えば、シート状部材4の主面40における、シート状部材3に覆われていない領域に設けられている。面状接合部44は、例えば、面状接合部42と同じ種類の面状接合部であって、シート状部材3の面状接合部32と着脱可能である。ワイヤーハーネスモジュール500は、図22に示されるワイヤーハーネス1を含んでもよい。
なお、面状接合部44は、主面40の全領域に設けられてもよい。また、面状接合部44は、図16に示されるワイヤーハーネス1のシート状部材4の主面40に設けられてもよい。また、図23に示されるように、図19に示されるワイヤーハーネス1のシート状部材4の主面40に設けられてもよい。また、面状接合部44は、図20に示されるワイヤーハーネス1のシート状部材4の主面40に設けられてもよいし、図21に示されるワイヤーハーネス1のシート状部材4の主面40に設けられてもよい。
図22の例では、シート状部材4は、主面41における、シート状部材3に接合されていない領域に設けられた面状接合部42bと、主面40における、シート状部材3に接合されていない領域に設けられた面状接合部44とを備えている。これにより、複数のワイヤーハーネス1の重ね合わせる方法の自由度を向上させることができる。例えば、上述の図7に示されるように、本ワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部42baと、他のワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32bと接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。また、例えば、本ワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部44と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32bとを接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。
また、図23の例では、シート状部材3の主面30及び31に面状接合部34及び32bがそれぞれ設けられ、シート状部材4の主面40及び41に面状接合部44及び42bがそれぞれ設けられていることから、複数のワイヤーハーネス1の重ね合わせる方法の自由度をさらに向上させることができる。例えば、本ワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部44と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部34と接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。また、例えば、本ワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部44と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32bとを接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。
図24は、シート状部材3の主面30及び31のそれぞれと、シート状部材4の主面40及び41のそれぞれとに面状接合部が設けられている様子の一例を示す概略断面図である。図24の例では、シート状部材3の主面30に面状接合部35が設けられている。面状接合部35は、例えば、シート状部材3の主面30の全領域に設けられている。面状接合部35は、例えば、面状接合部32と異なる種類の面状接合部であって、シート状部材4の面状接合部42と同じ種類の面状接合部である。面状接合部32がオス面である場合、面状接合部35はメス面であり、面状接合部32がメス面である場合、面状接合部35はオス面である。
また図24の例では、シート状部材4の主面40に面状接合部45が設けられている。面状接合部45は、例えば、シート状部材4の主面40の全領域に設けられている。面状接合部45は、例えば、面状接合部42と異なる種類の面状接合部であって、シート状部材3の面状接合部32と同じ種類の面状接合部である。面状接合部42がオス面である場合、面状接合部45はメス面であり、面状接合部42がメス面である場合、面状接合部45はオス面である。
図24の例では、シート状部材4に切り込み対43が設けられていない。シート状部材3は、その主面30の全領域が、シート状部材4の主面40と対向するようにシート状部材4に取り付けられる。これにより、シート状部材3の両端部3a1及び3a2の主面30aは、シート状部材4の主面40と対向する。なお、図24の例において、シート状部材4に切り込み対43を設けてもよい。
面状接合部35は、両端部3a1及び3a2の主面30aにそれぞれ設けられた2つの面状接合部35a1及び35a2を含む。また、面状接合部45は、シート状部材4における、両端部3a1及び3a2とそれぞれ対向する2つの対向部4a1及び4a2の主面40aにそれぞれ設けられた2つの面状接合部45a1及び45a2を含む。面状接合部35a1との面状接合部45a1とが着脱可能に接合し、面状接合部35a2との面状接合部45a2とが着脱可能に接合する。これにより、シート状部材3がシート状部材4に対して着脱可能に接合される。
図24の例では、例えば、本ワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部42とを接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。また、例えば、本ワイヤーハーネス1のシート状部材4の面状接合部42と、他のワイヤーハーネス1のシート状部材3の面状接合部32とを接合することによって、複数のワイヤーハーネス1を重ねて固定することができる。ワイヤーハーネスモジュール500は、図24に示されるワイヤーハーネス1を含んでもよい。
なお、面状接合部35は、シート状部材3の主面30のうち、両端部3a1及び3a2の主面30aだけに設けられてもよい。また、面状接合部45は、シート状部材4の主面40のうち、2つの対向部4a1及び4a2の主面40aだけに設けられてもよい。また、シート状部材3の端部3a1及び3a2の一方だけが、図3,19,20等のように、切り込み部に通されてもよい。
図24に示されるワイヤーハーネス1において、面状接合部32の替わりに、面状接合部35と同じ種類の面状接合部36を設けてもよい。また、面状接合部42の替わりに、面状接合部45と同じ種類の面状接合部46を設けてもよい。図25は、面状接合部36及び46を備えるワイヤーハーネス1の一例を示す概略断面図である。図25の例では、シート状部材3の主面30及び31に同じ種類の面状接合部が設けられ、シート状部材4の主面40及び41に同じ種類の面状接合部が設けられている。面状接合部36は、シート状部材3の主面31の一部に設けられてもよい。また、面状接合部46は、シート状部材4の主面41の一部に設けられてもよい。ワイヤーハーネスモジュール500は、図25に示されるワイヤーハーネス1を含んでもよい。
図26及び27は、シート状部材4に対して1つのシート状部材3だけが取り付けられている様子の一例を示す概略斜視図及び概略下面図である。図27では、上述の図2と同様に、面状接合部42が斜線で示されている。本例では、シート状部材4は、その厚み方向に貫通する複数の切り込み部431を備える。複数の切り込み部431は、配線部材2の延在方向に沿って配線部材2の両側にジグザグに並んでいる。シート状部材4の主面41には、上述の図1〜3の例と同様に、面状接合部42が設けられている。
また本例では、シート状部材4は例えば帯状を成している。シート状部材3の主面31には、図1〜3の例と同様に、面状接合部32が設けられている。シート状部材3は、ジグザグに並ぶ複数の切り込み部431を通ることによって、シート状部材4と配線部材2を狭持するように螺旋状に延びている。配線部材2は、図1〜3の例と同様に、シート状部材3の主面30とシート状部材4の主面40とで狭持される。シート状部材3における、シート状部材4の主面41側に位置する部分では、主面31が、シート状部材4の主面41と対向している。そして、主面31に設けられた面状接合部32と、主面41に設けられた面状接合部42とが着脱可能に接合している。
このように、図26及び27の例では、シート状部材3が、複数の切り込み部431を通ることによって、シート状部材4と配線部材2を狭持するように螺旋状に延びることから、シート状部材3の使用量を抑えつつ、配線部材2の経路を維持することができる。
なお、図28に示されるように、複数の電線20は、配線部材2において螺旋状のシート状部材3で経路が保持されている部分の途中から外側に取り出されて方向が変更された電線20bを含んでもよい。シート状部材3が螺旋状であるため、配線部材2においてシート状部材3によって経路が保持されている部分の途中から電線20を外側に取り出して当該電線20の方向を簡単に変更することができる。
以上のように、ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスモジュールは詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種の例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 ワイヤーハーネス
1A ワイヤーハーネス
1B ワイヤーハーネス
2 配線部材
3 シート状部材(第1シート状部材)
3a1 端部(第1部分)
3a2 端部(第2部分)
4 シート状部材(第2シート状部材)
4a1 対向部
4a2 対向部
5 狭持部分
20 電線
20a 電線
20b 電線
30 主面(第2主面)
30a 主面
31 主面(第1主面)
31a 主面
31b 露出領域
32 面状接合部
32a1 面状接合部(第1接合部、第5接合部)
32a2 面状接合部(第1接合部、第7接合部)
32b 面状接合部(第3接合部、第11接合部)
34 面状接合部(第9接合部)
34a1 面状接合部(第1接合部、第5接合部)
34a2 面状接合部(第1接合部、第7接合部)
35 面状接合部
35a1 面状接合部(第1接合部)
35a2 面状接合部(第1接合部)
36 面状接合部(第3接合部、第11接合部)
40 主面(第3主面)
40a 主面
41 主面(第4主面)
41a 主面
41b 露出領域
41ba 第1露出領域
41bb 第2露出領域
42 面状接合部
42a1 面状接合部(第2接合部、第6接合部)
42a2 面状接合部(第2接合部、第8接合部)
42b 面状接合部(第10接合部、第12接合部)
42ba 面状接合部
42bb 面状接合部
43 切り込み対
44 面状接合部(第4接合部)
45 面状接合部
45a1 面状接合部(第2接合部)
45a2 面状接合部(第2接合部)
46 面状接合部(第10接合部、第12接合部)
300 間隙
320 接合素子
420 接合素子
430a 切り込み部(第1切り込み部)
430b 切り込み部(第2切り込み部)
431 切り込み部
500 ワイヤーハーネスモジュール
600 取付対象部材
610 面状接合部
650 取付対象部材
660 面状接合部
700 コネクタ
800 組

Claims (12)

  1. 少なくとも一つの電線を含む配線部材と、
    前記配線部材を狭持する、互いに着脱可能な第1シート状部材及び第2シート状部材と
    を備え、
    前記第1シート状部材は、その表面に、面状の第1接合部を有し、
    前記第2シート状部材は、その表面に、前記第1接合部とは異なる種類の面状の接合部であって、前記第1接合部に接合される第2接合部を有し、
    前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材は、前記第1接合部及び前記第2接合部によって着脱可能であり、
    前記第1シート状部材は、その表面における、前記第2シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の第3接合部を有し、
    前記第2シート状部材は、その表面における、前記第1シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、前記第3接合部とは異なる種類の第4接合部を有する、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、
    前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、
    前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、
    前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する第1切り込み部を有し、
    前記第1シート状部材は、前記第3主面側から前記第1切り込み部を通って前記第4主面と対向する第1部分を有し、
    前記第1接合部は、前記第1部分の表面における、前記第4主面と対向する領域に設けられた第5接合部を含み、
    前記第2接合部は、前記第4主面に設けられた、前記第5接合部と接合する第6接合部を含む、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する第2切り込み部を有し、
    前記配線部材は、前記第1切り込み部及び前記第2切り込み部の間に位置し、
    前記第1シート状部材は、前記第3主面側から前記第2切り込み部を通って前記第4主面と対向する第2部分を有し、
    前記第1接合部は、前記第2部分の表面における、前記第4主面と対向する領域に設けられた第7接合部を含み、
    前記第2接合部は、前記第4主面に設けられた、前記第7接合部と接合する第8接合部を含む、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、
    前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、
    前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、
    前記第1シート状部材は、その表面における、前記第2シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の第9接合部を有し、
    前記第3接合部は前記第1主面に設けられ、前記第9接合部は前記第2主面に設けられている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第2シート状部材は、その表面における、前記第1シート状部材に接合されていない領域に、前記第1接合部あるいは前記第2接合部と同じ種類の面状の接合部であって、前記第9接合部とは異なる種類の第10接合部を有し、
    前記第4接合部は前記第3主面に設けられ、前記第10接合部は前記第4主面に設けられる、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1シート状部材は、第1主面と、当該第1主面とは反対側の第2主面とを有し、
    前記第2シート状部材は、第3主面と、当該第3主面とは反対側の第4主面とを有し、
    前記配線部材は、前記第1シート状部材の前記第2主面と、前記第2シート状部材の前記第3主面とで狭持され、
    前記第3接合部は、前記第1主面に設けられた第11接合部を含み、
    前記第4接合部は、前記第4主面に設けられた第12接合部を含み、
    前記第11接合部及び前記第12接合部は、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材における、前記配線部材を狭持する狭持部分の外側の面において、前記配線部材を間に挟むように設けられている、ワイヤーハーネス。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第2シート状部材と協働して前記配線部材を狭持する、間隔を空けて配置された複数の第1シート状部材を備える、ワイヤーハーネス。
  8. 請求項7に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材は複数の電線を含み、
    前記複数の電線は、前記複数の第1シート状部材の間の間隙から取り出されて方向が変更された電線を含む、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材の組が複数組設けられ、当該複数組が前記配線部材を狭持する、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第2シート状部材は、厚み方向に貫通する複数の切り込み部を有し、
    前記複数の切り込み部は、前記配線部材の延在方向に沿って前記配線部材の両側にジグザグに並び、
    前記第1シート状部材は、前記複数の切り込み部を通ることによって、前記第2シート状部材と協働して前記配線部材を狭持するように螺旋状に延びる、ワイヤーハーネス。
  11. 請求項10に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材は複数の電線を含み、
    前記複数の電線は、前記配線部材において螺旋状の前記第1シート状部材によって経路が保持されている部分の途中から外側に取り出されて方向が変更された電線を含む、ワイヤーハーネス。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスである第1ワイヤーハーネスと、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスである第2ワイヤーハーネスと
    を備え、
    前記第1ワイヤーハーネスと前記第2ワイヤーハーネスとが少なくとも部分的に重なるように、前記第1ワイヤーハーネスが有する前記第3接合部と前記第2ワイヤーハーネスが有する前記第4接合部とが接合されている、ワイヤーハーネスモジュール。
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