JP2021127080A - 操舵制御装置 - Google Patents

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JP2021127080A JP2020024489A JP2020024489A JP2021127080A JP 2021127080 A JP2021127080 A JP 2021127080A JP 2020024489 A JP2020024489 A JP 2020024489A JP 2020024489 A JP2020024489 A JP 2020024489A JP 2021127080 A JP2021127080 A JP 2021127080A
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Koji Anraku
厚二 安樂
勲 並河
Isao Namikawa
勲 並河
卓嗣 吉田
Takuji Yoshida
卓嗣 吉田
雅秀 仁田野
Masahide Nitano
雅秀 仁田野
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Abstract

【課題】モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の状態を適切に監視できる操舵制御装置を提供する。【解決手段】操舵制御装置は、車両の転舵輪を転舵させるべくラック軸を移動させるための動力となるモータトルクを発生する転舵側モータと、当該転舵側モータの回転をラック軸に伝達する伝動機構とを有する操舵装置を制御対象としている。操舵制御装置は、伝動機構の状態を監視するCPUを備えている。そして、CPUは、転舵側回転角センサの検出結果を取得する上記ステップSA10の処理と、伝動機構の異常を検出するべく、転舵側回転角センサで取得した転舵角が各エンドを超える状態であるか否かを判定する上記ステップSA20の処理とを実行するようにしている。【選択図】図3

Description

本発明は、操舵制御装置に関する。
たとえば特許文献1の操舵装置は、モータの回転を転舵シャフトに伝達する構成としてベルト伝動機構を有している。ベルト伝動機構は、モータの出力軸に設けられる駆動プーリ、転舵シャフトに螺合されたボールナットに設けられる従動プーリ、および2つのプーリに巻き掛けられるベルトを有している。上記特許文献1には、こうした電動パワーステアリング装置のモータの駆動を制御する操舵制御装置の一例が開示されている。この操舵制御装置は、ステアリングホイールの操舵速度およびモータの回転速度に基づきベルト伝動機構の異常を検出するようにしている。
特開2008−105604号公報
操舵装置にはより高い信頼性が要求される。このため、モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の円滑な動作が困難となる状況をより早く検出することが求められる。
本発明の目的は、モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の状態を適切に監視できる操舵制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する操舵制御装置は、車両の転舵輪を転舵させるべく転舵シャフトを移動させるための動力となるモータトルクを発生するモータと、前記モータの回転を前記転舵シャフトに伝達する伝動機構とを有する操舵装置を制御対象とし、前記伝動機構の状態を監視する状態監視部を備え、前記状態監視部は、前記転舵輪が転舵する際の角度である舵角に換算可能な状態変数である前記モータの回転角を検出するように前記操舵装置に設けられた回転角センサの検出結果を取得する回転角取得処理と、前記伝動機構の異常を検出するべく、前記回転角取得処理で取得した前記回転角が前記転舵輪が転舵する際の限界の舵角である限界舵角に対応して設定されている限界値を超える状態であるか否かを判定する第1の異常状態判定処理とを実行するようにしている。
上記構成によれば、モータの回転角が、転舵輪が転舵する際の限界の舵角である限界舵角に対応して設定される限界値を超える状態、すなわち転舵シャフトがそれ以上は移動できないにもかかわらずモータが回転をし続けている状態を検出することができるようになる。そして、転舵シャフトがそれ以上は移動できないにもかかわらずモータが回転をし続けている状態は、伝動機構に異常が生じていてモータの回転を転舵シャフトに伝達することができない状態に陥っている可能性を含んでいる。つまり、上記構成を用いては、伝動機構の異常、すなわち操舵装置の機械的な異常を検出することができるようになる。したがって、モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の状態を適切に監視することができる。
上記操舵制御装置において、前記状態監視部は、前記転舵輪が転舵する際の角度である舵角に換算可能な前記転舵シャフトの位置としてシャフト位置を検出するように前記操舵装置に設けられたシャフト位置センサの検出結果を取得するシャフト位置取得処理と、前記伝動機構の異常を検出するべく、前記回転角取得処理で取得した前記回転角に基づき算出された値であるモータ角算出値と、前記シャフト位置取得処理で取得した前記シャフト位置に基づき算出された値であるシャフト位置算出値との差が前記伝動機構に異常があることを示す値であるか否かを判定する第2の異常状態判定処理とを実行するように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、モータ角算出値と、シャフト位置算出値とが一致しない状態、例えば、伝動機構を構成する歯付きのベルトや歯車の歯飛びの状態を検出することができるようになる。そして、伝動機構を構成する歯付きベルトや歯車の歯飛びの状態は、そのまま放っておくとモータの回転を転舵シャフトに伝達することができない伝動機構の異常の状態に陥る可能性がある。つまり、上記構成を用いては、伝動機構の円滑な動作が困難となる状態に至る前に、その予兆として伝動機構の異常、すなわち操舵装置の機械的な異常をより適切に検出することができるようになる。
また、上記操舵制御装置において、前記伝動機構は、前記転舵シャフトに設けられたボールねじ部に複数のボールを介して螺合するボールナットと、前記モータの回転を前記ボールナットに伝達する歯付きのベルトとを有するものであることが好ましい。
上記構成によれば、モータの回転を転舵シャフトに伝達する構成として歯付きのベルトを有する伝動機構が用いられている場合において、当該伝動機構の機能の要であるベルトの状態を適切に監視することができるようになる。したがって、モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の異常を適切に検出することができるようになる。
また、上記操舵制御装置において、前記操舵装置は、運転者により操舵される操舵機構と、前記転舵シャフト、前記モータ及び前記伝動機構を有する転舵機構との間の動力伝達路が分離した構造を有するものであることが好ましい。
ここで、転舵機構の機械的な異常を検出することは、当該転舵機構と、上記操舵機構との間の動力伝達路が分離した構造を有する操舵装置、所謂、ステアバイワイヤ式の操舵装置では特に重要である。これは、上記転舵機構に機械的な異常が発生したとしてもこのような状況が上記操舵機構を通じて運転者に伝達されないからである。
この点、上記構成によれば、伝動機構の異常、すなわち転舵機構の機械的な異常を検出することができるようになる。したがって、所謂、ステアバイワイヤ式の操舵装置において、転舵機構の機械的な異常を検出することができる。
本発明の操舵制御装置によれば、モータの回転を転舵シャフトに伝達する伝動機構の状態を適切に監視することができる。
操舵装置の概略構成図。 伝動機構の概略構成図。 転舵機構でのベルト異常を検出するための処理手順を示すフローチャート。 転舵機構での歯飛びを検出するための処理手順を示すフローチャート。
以下、操舵制御装置をステアバイワイヤ式の操舵装置に適用した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の操舵装置1は、ステアバイワイヤ式の操舵装置である。操舵装置1は、当該操舵装置1の作動を制御する操舵制御装置2を備えている。操舵装置1は、ステアリングホイール3を介して運転者により操舵される操舵機構4と、運転者による操舵機構4の操舵に応じて転舵輪5を転舵させる転舵機構6とを備えている。本実施形態の操舵装置1は、操舵機構4と、転舵機構6との間の動力伝達路が機械的に常時分離した構造を有している。
操舵機構4は、ステアリングホイール3が連結されるステアリングシャフト11と、ステアリングシャフト11を介してステアリングホイール3に対して操舵に抗する力である操舵反力を付与する操舵側アクチュエータ12とを備えている。
操舵側アクチュエータ12は、駆動源となる操舵側モータ14と、ウォームアンドホイールからなる減速機15とを備えている。操舵側モータ14は、減速機15を介してステアリングシャフト11に連結されている。
転舵機構6は、ピニオン軸21と、ピニオン軸21に連結された転舵シャフトとしてのラック軸22と、ラック軸22を軸方向への往復動可能に収容するラックハウジング23と、ピニオン軸21及びラック軸22からなるラックアンドピニオン機構24とを備えている。ラックハウジング23は、それぞれ円筒状に形成された第1ハウジング25と第2ハウジング26とを有している。ラック軸22とピニオン軸21とは、第1ハウジング25内に所定の交差角をもって配置されている。ラックアンドピニオン機構24は、ピニオン軸21に形成されたピニオン歯21aとラック軸22に形成されたラック歯22aとが噛合されることで構成されている。また、ラック軸22の両端には、ボールジョイントからなるラックエンド27を介してタイロッド28が連結されており、タイロッド28の先端は、転舵輪5が組み付けられた図示しないナックルに連結されている。
ピニオン軸21は、ラック軸22をラックハウジング23の内部に支持するために設けられている。すなわち、転舵機構6に設けられる図示しない支持機構によって、ラック軸22はその軸線方向に沿って移動可能に支持されるとともに、ピニオン軸21へ向けて押圧される。これにより、ラック軸22はラックハウジング23の内部に支持される。また、ラック軸22の回転が規制される。ただし、ピニオン軸21を使用せずにラック軸22をラックハウジング23に支持する他の支持機構を設けてもよい。この場合、転舵機構6としてピニオン軸21を割愛した構成を採用してもよい。
また、転舵機構6は、ラック軸22に対して転舵輪5を転舵させるべく軸方向へ移動するための動力を付与する転舵側アクチュエータ31を備えている。転舵側アクチュエータ31は、駆動源となる転舵側モータ32と、伝動機構33とを備えており、第1ハウジング25と第2ハウジング26との連結部分に設けられている。
転舵側モータ32は、例えば、三相のブラシレスモータが採用される。転舵側モータ32は、第1ハウジング25の外側の部分に固定される。転舵側モータ32の出力軸32aはラック軸22に対して平行に延びている。
図2に示すように、伝動機構33は、ボールナット40、歯付きの駆動プーリ41、歯付きの従動プーリ42、および歯付きの無端状のベルト43を有している。
ボールナット40は、ラック軸22に形成された螺旋状の溝であるボールねじ部22bに対して複数のボールを介して螺合されている。ボールねじ部22bは、ラック軸22における第1の端部(図1中の左端部)に寄った所定範囲にわたって設けられている。駆動プーリ41は、転舵側モータ32の出力軸32aに固定されている。従動プーリ42は、ボールナット40の外周面に嵌められた状態で固定されている。ベルト43は、駆動プーリ41と従動プーリ42との間に掛け渡されている。したがって、転舵側モータ32の回転は、駆動プーリ41、ベルト43、及び従動プーリ42を介してボールナット40に伝達される。
そして、転舵側アクチュエータ31は、転舵側モータ32の回転を伝動機構33にてラック軸22の軸方向への往復動に変換することで当該ラック軸22に対して動力を付与する。
このように構成された操舵装置1では、運転者によるステアリング操舵に応じて転舵側アクチュエータ31からラック軸22に対してモータトルクが動力として付与されることで、転舵輪5の舵角θdが変更される。このとき、操舵側アクチュエータ12からは、運転者の操舵に抗する操舵反力がステアリングホイール3に対して付与される。
図1に示すように、操舵側モータ14及び転舵側モータ32には、各モータ14,32の駆動を制御する操舵制御装置2が接続されている。操舵制御装置2は、各種のセンサの検出結果に基づき、各モータ14,32の制御量である電流の供給を制御することによって、各モータ14,32の駆動を制御する。各種のセンサとしては、例えば、車速センサ62、トルクセンサ63、操舵側回転角センサ64、転舵側回転角センサ65、操舵側電流センサ66、及び転舵側電流センサ67がある。
車速センサ62は、車両の走行速度である車速値Vを検出する。トルクセンサ63は、運転者のステアリング操舵によりステアリングシャフト11に付与された操舵トルクThを検出する。操舵側回転角センサ64は、操舵側モータ14の回転軸の回転角である操舵角θsを検出する。転舵側回転角センサ65は、転舵側モータ32の回転軸の回転角である転舵角θtを検出する。操舵側電流センサ66は、操舵側モータ14に対応して設けられる図示しないインバータにおいて、スイッチング素子のそれぞれのソース側に接続されたシャント抵抗の電圧降下を電流として取得し、これを操舵側モータ14の出力であるモータトルクの大きさを示す実電流値Isqとして検出する。転舵側電流センサ67は、転舵側モータ32に対応して設けられる図示しないインバータにおいて、スイッチング素子のそれぞれのソース側に接続されたシャント抵抗の電圧降下を電流として取得し、これを転舵側モータ32の出力であるモータトルクの大きさを示す実電流値Itqとして検出する。
また、操舵制御装置2には、各種センサとして、上記の他、ラック軸22の軸方向における位置であるストローク位置Praを検出するストロークセンサ68が接続されている。転舵輪5の舵角θdは、ストローク位置Praに応じて一義的に決まるため、ストローク位置Praは転舵輪5の舵角θdに換算可能な状態変数である。本実施形態において、ストロークセンサ68は、シャフト位置センサの一例である。
また、操舵制御装置2には、例えば、車両内部のインスツルメントパネル、所謂、インパネに設けられた警告装置61が接続されている。警告装置61は、点灯や点滅することによって運転者への警告を実施するものである。本実施形態において、警告装置61は、転舵機構6の機械的な異常の発生を運転者に警告する。この転舵機構6の機械的な異常には、伝動機構33の円滑な動作が困難となる状態や、そのまま放っておくと伝動機構33の円滑な動作が困難となる状態である予兆の状態を含んでいる。
次に、操舵制御装置2の構成について説明する。
図1に示すように、操舵制御装置2は、中央処理装置(以下「CPU」という)50及びメモリ51を備えている。CPU50は、メモリ51に記憶されたプログラムを所定の演算周期ごとに実行することによって、モータトルクを発生させるように各モータ14,32の駆動の制御を含む各種制御を実行する。本実施形態において、CPU50は制御部の一例である。
具体的には、CPU50は、運転者によるステアリング操舵に応じた操舵反力を発生させるように当該操舵反力の目標値となる目標反力トルクを演算する。この場合、例えば、CPU50は、操舵トルクTh及び車速値Vに基づき目標反力トルクを演算する。そして、CPU50は、操舵側モータ14の操舵角θs及び実電流値Isqに基づいて、目標反力トルクに応じたモータトルクが発生するように操舵側モータ14に駆動電力を供給することで、その駆動を制御する。これにより、操舵機構4にて操舵反力が発生させられる。
また、CPU50は、転舵側モータ32の転舵角θtに基づいて、中点θt0からの転舵側モータ32の回転数をカウントしており、中点θt0を原点として転舵角θtを積算した角度である積算角を演算する。なお、中点θt0は、車両が直進する際の転舵角θtであり、ピニオン角の中点と対応する。そして、CPU50は、この積算角に伝動機構33の減速比、ボールナット40のリード、及びラックアンドピニオン機構24の回転速度比に基づく換算係数Kを乗算することにより、転舵輪5の舵角θdとしてピニオン角θpを演算する。つまり、転舵角θtは転舵輪5の舵角θdに換算可能な状態変数である。ピニオン角θpは、ピニオン軸21の回転角を示す角度である。なお、ピニオン角θpは、中点θp0よりも、例えば左側の角度である場合に正、右側の角度である場合に負とする。
CPU50は、運転者によるステアリング操舵に応じたピニオン角θpとなるように当該ピニオン角θpの目標値となる目標ピニオン角θp*を演算する。この場合、例えば、CPU50は、操舵角θsに基づき、当該操舵角θsと同値となるように目標ピニオン角θp*を演算する。CPU50は、ピニオン角θpが目標ピニオン角θp*に追従するようにフィードバック制御を実行することにより、動力の目標値となる目標転舵トルクを演算する。そして、CPU50は、転舵側モータ32の転舵角θt及び実電流値Itqに基づいて、目標転舵トルクに応じたモータトルクが発生するように転舵側モータ32に駆動電力を供給することで、その駆動を制御する。これにより、転舵機構6にて動力が発生させられる。
また、メモリ51は、後述の転舵機構6の機械的な異常を検出する際に用いる情報として、転舵輪5が転舵する際の限界の舵角である限界舵角に対応して設定される限界値である左側エンドθpl及び右側エンドθprや、異常判定値θthを含む各種情報を記憶している。各エンドθpl,θprは、車両の出荷前等に工場やディーラーで設定されたり、車両の走行中等に実施する学習で得られた情報に基づき設定されたりする。異常判定値θthは、車両の出荷前等に工場やディーラーで設定される。
転舵輪5が転舵する際の限界の限界舵角は、ラック軸22が軸方向移動するなかで当該ラック軸22の転舵輪5側に近接して設けられたラックエンド27がラックハウジング23の軸方向両側の端部23aにそれぞれ当接する、所謂、エンド当ての位置によって規定される。そして、各エンドθpl,θprは、車両が直進する際の舵角θdである転舵中心θd0を基準として、転舵輪5が左側及び右側それぞれに転舵する際の限界舵角に対応する限界値として、当該限界舵角をピニオン軸21の回転角を示す角度であるピニオン角θpに換算したものである。つまり、本実施形態において、中点θp0を基準として、ピニオン軸21が左側及び右側それぞれに回転できる限界の大きさを上限値θpendとする場合、左側エンドθplは絶対値を上限値θpendとする正値で表されるとともに、右側エンドθprは絶対値を上限値θpendとする負値で表される。
次に、転舵機構6の機械的な異常を検出するためにCPU50が実行する処理について説明する。以下では、CPU50は、メモリ51に記憶されたプログラムに基づいて、制御周期毎に周期処理を実行することによって、転舵機構6の機械的な異常を検出するための処理を実行する。
図3に示すように、CPU50は、転舵角θtを取得する(ステップSA10)。この処理では、CPU50が転舵側モータ32の駆動を制御する際に取得する転舵角θtを用いるようにしてもよい。本実施形態において、上記ステップSA10等、転舵側回転角センサ65の検出結果として転舵角θtを取得する処理は、回転角取得処理に相当する。
続いて、CPU50は、上記ステップSA10で取得した転舵角θtに基づき演算されるピニオン角θpの絶対値が各エンドθpl,θprの絶対値である上限値θpend以上である(|θp|≧θpend)か否かを判定する(ステップSA20)。この処理は、転舵角θtに基づき換算されたピニオン角θpが各エンドθpl,θprを超える状態、すなわちラック軸22がそれ以上は移動できないにもかかわらず転舵側モータ32が回転をし続けている状態を検出するためのものである。本実施形態において、上記ステップSA20の処理は、第1の異常状態判定処理に相当する。
伝動機構33において、ベルト43が破断していない場合、ラックエンド27がラックハウジング23の軸方向の端部23aに当たってラック軸22がそれ以上は移動できなくなると、従動プーリ42の回転が停止してその状態がベルト43を通じて駆動プーリ41へと伝達されて転舵側モータ32の回転が停止することになる。
これに対して、例えば、ベルト43が破断している場合、ラック軸22のラックエンド27がラックハウジング23の軸方向の端部23aに当たってそれ以上は移動できなくなると、従動プーリ42の回転が停止するがその状態が駆動プーリ41、すなわち転舵側モータ32へと伝達されることがなくなる。この場合、転舵側モータ32は、ラック軸22が移動できなくなった側に回転していたのであれば、当該回転の慣性により回転をし続けることになり、ピニオン角θpが各エンドθpl,θprを超える状態が生じる。
つまり、上記ステップSA20の処理によっては、ベルト43の状態としてベルト43が破断しているか否かの監視をするなかで、転舵機構6の機械的な異常として、ベルト43が破断しているベルト破断の状態を検出することができる。本実施形態において、CPU50は、状態監視部の一例である。
図3の説明に戻り、上記ステップSA20において、CPU50は、ピニオン角θpの絶対値が上限値θpend未満であると判定する場合(ステップSA20:NO)、転舵機構6に機械的な異常が生じていないことを判定し、ステップSA10の処理に戻り当該ステップSA10以後の処理を繰り返し実行する。
一方、CPU50は、ピニオン角θpの絶対値が上限値θpend以上であると判定する場合(ステップSA20:YES)、ラック軸22がそれ以上は移動できないにもかかわらず転舵側モータ32が回転をし続けている状態であることを検出し転舵機構6の機械的な異常としてベルト異常を確定させるための処理を実行する(ステップSA30)。ステップSA30にて、CPU50は、転舵機構6の機械的な異常を検出した旨を運転者に警告するべく、警告装置61を点灯や点滅させるように点灯状態を制御する。また、CPU50は、転舵機構6の機械的な異常を検出した旨を記録するべく、その旨を示す異常情報をメモリ51にて記録する。こうしてメモリ51に記録された異常情報は、図示しない診断ツールが操舵制御装置2に対して外部から接続される場合に、当該診断ツールに対して出力される。本実施形態において、メモリ51は、ダイアグとしての機能を有する。その後、CPU50は、フェールセーフとしてメカ異常時フェールを作動させる処理へと移行する。本実施形態において、メカ異常時フェールでは、運転者に警告をしつつ車両を安全に停車させるための処理を実行したりする。
また、図4に示すように、CPU50は、ストローク位置Praを取得する(ステップSB10)。この処理では、CPU50が転舵側モータ32の駆動を制御する際にストローク位置Praを取得する場合には当該ストローク位置Praを用いるようにしてもよい。本実施形態において、上記ステップSB10等、ストロークセンサ68の検出結果としてストローク位置Praを取得する処理は、シャフト位置取得処理に相当する。
続いて、CPU50は、上記ステップSA10で取得した転舵角θtに基づき演算されるピニオン角θpと、上記ステップSB10で取得したストローク位置Praに基づき演算されるストローク位置検出角θraとの差の絶対値が異常判定値θth以上である(|θp−θra|≧θth)か否かを判定する(ステップSB20)。この処理は、転舵角θtと、ストローク位置Praとをそれぞれピニオン軸21の角度に換算して得られるピニオン角θpと、ストローク位置検出角θraとを用いて、これらが一致しない状態、すなわち伝動機構33を構成するベルト43の歯飛びの状態を検出するためのものである。本実施形態において、上記ステップSB20の処理は、第2の異常状態判定処理に相当する。本実施形態において、ピニオン角θpは転舵角θtに基づき算出されるモータ角算出値に相当するとともに、ストローク位置検出角θraはストローク位置Praに基づき算出されるシャフト位置算出値に相当する。
なお、この処理で用いる転舵角θtは、上記ステップSA10で取得したものを用いることの他、上記ステップSB10でストローク位置Praとともに転舵角θtを取得するようにしてもよい。この場合、上記ステップSB10は、回転角取得処理に相当する。
伝動機構33において、ベルト43が歯飛びしない場合、転舵角θtに基づき演算されるピニオン角θpと、ストローク位置Praに基づき演算されるストローク位置検出角θraとは、所定の公差の範囲内で一致することになる。
これに対して、例えば、ベルト43が歯飛びする場合、従動プーリ42の回転が急停止する際等に転舵側モータ32が回転の慣性により停止しきれないことに伴い、駆動プーリ41の回転方向側において、ベルト43の緩みが生じ、この緩みが原因で駆動プーリ41が従動プーリ42に対して余分に回転してしまう。この場合、転舵側モータ32の回転と、ラック軸22の軸方向の移動との間でずれが生じることになり、ピニオン角θpと、ストローク位置Praに基づき演算されるストローク位置検出角θraとが上記所定の公差を超える範囲で一致しなくなる状態が生じる。
そして、本実施形態において、異常判定値θthは、上記所定の公差を超える範囲のうち、ベルト43が歯飛びするとして実験的に求められる範囲の値に設定されている。
つまり、上記ステップSB20の処理によっては、ベルト43の状態としてベルト43が歯飛びしているか否かの監視をするなかで、転舵機構6の機械的な異常として、ベルト43が歯飛びしている歯飛びの状態を検出することができる。
図4の説明に戻り、上記ステップSB20において、CPU50は、ピニオン角θpと、ストローク位置検出角θraとの差の絶対値が異常判定値θth未満であると判定する場合(ステップSB20:NO)、転舵機構6に機械的な異常が生じていないことを判定し、ステップSB10の処理に戻り当該ステップSB10以後の処理を繰り返し実行する。
一方、CPU50は、ピニオン角θpと、ストローク位置検出角θraとの差の絶対値が異常判定値θth以上であると判定する場合(ステップSB20:YES)、ベルト43の歯飛びの状態であることを検出し転舵機構6の機械的な異常として歯飛びを確定させるための処理を実行する(ステップSB30)。ステップSB30にて、CPU50は、上記ステップSA30同様、警告装置61の点灯状態を制御したり、転舵機構6の機械的な異常を検出した旨を示す異常情報をメモリ51にて記録したりする。その後、CPU50は、フェールセーフとしてメカ異常時フェールを作動させる処理へと移行する。本実施形態において、メカ異常時フェールでは、運転者に警告をしつつ車両を安全に停車させるための処理を実行したりする。
以下、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態によれば、転舵側モータ32の転舵角θtに基づきピニオン角θpが、各エンドθpl,θprを超える状態、すなわちラック軸22がそれ以上は移動できないにもかかわらず転舵側モータ32が回転をし続けている状態を検出することができるようになる。そして、ラック軸22がそれ以上は移動できないにもかかわらず転舵側モータ32が回転をし続けている状態は、伝動機構33に異常が生じていて転舵側モータ32の回転をラック軸22に伝達することができない状態に陥っている可能性を含んでいる。つまり、上記本実施形態を用いては、伝動機構33の異常、すなわち転舵機構6の機械的な異常を検出することができるようになる。
以下、本実施形態の効果を説明する。
(1)本実施形態では、上記ステップSA20のように、転舵角θtに基づき演算されるピニオン角θpの絶対値が各エンドθpl,θprの絶対値である上限値θpend以上の状態であるか否かを判定する処理を有しているので、伝動機構33の異常、すなわち転舵機構6の機械的な異常を検出することができるようになる。したがって、転舵側モータ32の回転をラック軸22に伝達する伝動機構33の状態を適切に監視することができる。
(2)本実施形態では、上記ステップSB20のように、転舵角θtに基づいたピニオン角θpと、ストローク位置Praに基づいたストローク位置検出角θraとが一致しない状態であるか否かを判定する処理を有しているので、伝動機構33を構成するベルト43の歯飛びの状態を検出することができるようになる。そして、伝動機構33を構成するベルト43の歯飛びの状態は、そのまま放っておくと転舵側モータ32の回転をラック軸22に伝達することができない伝動機構33の異常の状態に陥る可能性がある。つまり、上記本実施形態を用いては、伝動機構33の円滑な動作が困難となる状態に至る前に、その予兆として伝動機構33の異常、すなわち転舵機構6の機械的な異常をより適切に検出することができるようになる。
(3)本実施形態のように、転舵側モータ32の回転をラック軸22に伝達する構成としてベルト43を有する伝動機構33が用いられている場合において、当該伝動機構33の機能の要であるベルト43の状態を適切に監視することができるようになる。したがって、転舵側モータ32の回転をラック軸22に伝達する伝動機構33の異常を適切に検出することができるようになる。
(4)ここで、転舵機構6の機械的な異常を検出することは、当該転舵機構6と、操舵機構4との間の動力伝達路が分離した構造を有する操舵装置、所謂、ステアバイワイヤ式の操舵装置1では特に重要である。これは、転舵機構6に機械的な異常が発生したとしてもこのような状況が操舵機構4を通じて運転者に伝達されないからである。
この点、本実施形態によれば、伝動機構33の異常、すなわち転舵機構6の機械的な異常を検出することができるようになる。したがって、所謂、ステアバイワイヤ式の操舵装置1において、転舵機構6の機械的な異常を検出することができる。
(5)本実施形態では、伝動機構33の異常を運転者に警告装置61を通じて報知することで当該異常への迅速な対応を促すことができるようになる。これにより、伝動機構33に異常が実際に生じている場合であっても、当該異常が生じた状態で車両が使用されてしまう期間をなるべく短くすることができる。
上記実施形態は次のように変更してもよい。また、以下の他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・上記ステップSA20の処理では、ピニオン角θpが各エンドθpl,θprと一致する場合、ベルト異常として検出しないことを許容してもよい。
・上記ステップSB30の処理では、ピニオン角θpと、ストローク位置検出角θraとの差が異常判定値と一致する場合、歯飛びを検出しないことを許容してもよい。
・上記ステップSB30の処理において、歯飛びを検出するうえでは、ピニオン角θpに対してストローク位置検出角θraが異常判定値以上小さいことを少なくとも検出することができればよい。
・上記ステップSA10〜SA30の処理と、上記ステップSB10〜SB30の処理とは、一連の流れで実行されるようにしてもよい。この場合、例えば、上記ステップSA20:NOの後、上記ステップSB10以後の処理が実行されるようにすればよい。
・転舵機構6の機械的な異常を検出する処理としては、上記ステップSA20:YESを経由する毎にカウント値を加算又は減算して所定の閾値に達することを条件に上記ステップSA30に移行する、すなわち異常を確定させる構成を採用してもよい。これは、SB20:YESについても同様である。
・上記ステップSB20の処理は、ラック軸22の軸方向における位置の値を用いて判定するようにしてもよい。この場合、転舵角θtは、ラック軸22の軸方向における位置に換算して用いられる。
・ストロークセンサ68は、ラック軸22の軸方向の位置を検出することができればその検出方法を変更してもよく、例えば、ピニオン軸21に設けられたレゾルバで構成してもよい。
・伝動機構33は、ベルト43を用いない、例えば、ウォーム減速機構であったりしてもよい。この場合でもウォーム減速機構の歯欠け等の異常を検出することができる。
・CPU50は、操舵角θsに対する転舵輪5の舵角θdの比率、すなわち入力側から出力側への回転伝達比であるステアリングギヤ比を可変させるように目標ピニオン角θp*を演算することもできる。この場合、伝動機構33の異常時には、上記ステップSA20:YESの状態が生じ易くなるので、上記実施形態を適用することが効果的である。
・警告装置61を通じた運転者への警告としては、例えば、アラーム等の音で知らせたり、操舵反力を大きくしてステアリング操舵を重くしたりする等、何かしら状況の変化を運転者が認識できる方法であれば適宜変更可能である。その他、運転者に警告する以外、車両が有する通信機能を用いて、例えば、現在位置から最も近いディーラーであったり、最寄りのディーラー等、車両のメンテナンスが可能な店舗に知らせたりすることもできる。
・上記実施形態において、CPU50は、コンピュータプログラムを実行する1つ以上のプロセッサ、あるいは各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用ハードウェア回路、あるいは上記プロセッサ及び上記専用ハードウェア回路の組み合わせを含む回路として実現してもよい。また、メモリ51には、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体によって構成してもよい。
・上記実施形態は、操舵装置1を、操舵機構4と転舵機構6との間が機械的に常時分離したリンクレスの構造としたが、これに限らず、クラッチにより操舵機構4と転舵機構6との間が機械的に分離可能な構造としてもよい。また、操舵装置1は、ステアリングホイール3の操舵を補助するための力であるアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置としてもよい。この場合、ステアリングホイール3は、ステアリングシャフト11を介してピニオン軸21が機械的に接続される。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記操舵制御装置において、前記状態監視部は、前記伝動機構の異常を検出するとき、定められた報知動作を実行することが好ましい。
上記構成によれば、伝動機構の異常を運転者に報知することで当該異常への迅速な対応を促すことができるようになる。これにより、伝動機構に異常が生じた状態で車両が使用されてしまう期間をなるべく短くすることができる。
1…操舵装置
2…操舵制御装置
4…操舵機構
5…転舵輪
6…転舵機構
22…ラック軸(転舵シャフト)
22b…ボールねじ部
32…転舵側モータ
33…伝動機構
40…ボールナット
43…ベルト
50…CPU(状態監視部)
65…転舵側回転角センサ
68…ストロークセンサ(シャフト位置センサ)

Claims (4)

  1. 車両の転舵輪を転舵させるべく転舵シャフトを移動させるための動力となるモータトルクを発生するモータと、前記モータの回転を前記転舵シャフトに伝達する伝動機構とを有する操舵装置を制御対象とし、
    前記伝動機構の状態を監視する状態監視部を備え、
    前記状態監視部は、
    前記転舵輪が転舵する際の角度である舵角に換算可能な状態変数である前記モータの回転角を検出するように前記操舵装置に設けられた回転角センサの検出結果を取得する回転角取得処理と、
    前記伝動機構の異常を検出するべく、前記回転角取得処理で取得した前記回転角が前記転舵輪が転舵する際の限界の舵角である限界舵角に対応して設定されている限界値を超える状態であるか否かを判定する第1の異常状態判定処理と、を実行する
    ことを特徴とする操舵制御装置。
  2. 前記状態監視部は、
    前記転舵輪が転舵する際の角度である舵角に換算可能な前記転舵シャフトの位置としてシャフト位置を検出するように前記操舵装置に設けられたシャフト位置センサの検出結果を取得するシャフト位置取得処理と、
    前記伝動機構の異常を検出するべく、前記回転角取得処理で取得した前記回転角に基づき算出された値であるモータ角算出値と、前記シャフト位置取得処理で取得した前記シャフト位置に基づき算出された値であるシャフト位置算出値との差が前記伝動機構に異常があることを示す値であるか否かを判定する第2の異常状態判定処理とを実行するように構成されている請求項1に記載の操舵制御装置。
  3. 前記伝動機構は、
    前記転舵シャフトに設けられたボールねじ部に複数のボールを介して螺合するボールナットと、
    前記モータの回転を前記ボールナットに伝達する歯付きのベルトと、を有するものである請求項1又は請求項2に記載の操舵制御装置。
  4. 前記操舵装置は、運転者により操舵される操舵機構と、前記転舵シャフト、前記モータ及び前記伝動機構を有する転舵機構との間の動力伝達路が分離した構造を有するものである請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の操舵制御装置。
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