JP2021126731A - クーラントの浄化装置及び浄化方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一般的にはチェーンコンベヤに切り屑を掻き取る掻き板(スクレーパ)が取り付けられているスクレーパ式コンベヤが挙げられ、工作機械から排出されるダーティ液が供給・蓄積されるダーティ液槽に、周回駆動するチェーンコンベヤを備え、液槽底部に沈殿した切り屑をチェーンコンベヤに取り付けられたスクレーパで掻き取り外部へ排出するが、切り屑が研削盤等に由来する微細なものである場合には、沈殿しにくく、ダーティ液中を浮遊するため、スクレーパ式コンベヤだけでは切り屑の除去が困難である。
そのため、切り屑が磁性を有するものである場合には、前記ダーティ液槽の底部に磁石などの磁性体を配し、浮遊する微細な切り屑をダーティ液槽底部に吸引・吸着させ、掻き板での掻き取り効率向上を志向するものも見られる。
また、特許文献3には、その請求項4記載において「処理すべき液を収容するダーティー槽と、前記ダーティー槽の液面よりも高い位置に設けられた排出部と、前記ダーティー槽の底部に沈んでいる除去対象物を前記排出部に向けて掻き出すスクレーパを有しかつ前記ダーティー槽の底部に沿って前記排出部に向けて移動する下側部分と前記下側部分の上を通って前記下側部分の始端に向う上側部分を有するコンベアと、前記ダーティー槽の内部と外部とを連通させる液流通部(32)と、前記ダーティー槽内で回転駆動されるマグネットドラム(42)を有するスラッジ除去機構と、前記ダーティー槽の前記液面を前記液流通部とマグネットドラムよりも高い位置に保つ液面保持手段(オーバーフロ槽31)と、前記ダーティー槽の内部に設けられ、前記マグネットドラム(42)の外周面に接することによってスラッジを掻き取りかつこのスラッジを前記コンベアの前記下側部分に向けて落とす掻き取り部材とを具備し、前記スラッジ除去機構によって濾過された液が導入される濾過槽(120)と、前記濾過槽に収容されるフィルタドラム(130)とをさらに備え、前記フィルタドラムは、多数の流通孔が形成された多孔板を筒形に成形してなり該多孔板の外周面に前記流通孔の流入口が開口し該多孔板の内周面に流出口が開口するフィルタを有していることを特徴とするダーティー液処理装置」が開示されている。
ここで、ダーティ液槽の側方側にクリーン液槽を配置した装置(複数槽隣接して配置した装置)がある(特許文献3では2槽のクリーン液槽を配置)。そして、複数槽隣接したクリーン液槽に回転ドラム式濾過手段を配置する装置がある。
しかしながら、上記マグネットドラム等の濾過手段を配置した場合、その濾過手段で捕捉した切り屑をそのままダーティ液槽に戻すと、再び側方配置の回転ドラム式濾過手段により捕捉されるという堂々巡り(切り屑の循環)が生じていた。このような現象は、ダーティ液槽に含まれる微細な切り屑の密度が高くなっていき、搬送式濾過手段である搬送コンベヤの流れ方向では、効率の良いクーラント浄化が阻害されてしまうこと意味する。
また、クリーン液槽に、単に回転ドラム式濾過手段にマグネットドラムを採用すると、チップ受容器に集積した微細な切り屑が磁化することがある。磁化した微細な切り屑は、相互に引き合い密集しチップ受容器に滞留することにより、ダーティ液槽の下流側へ誘導がスムーズに行われない場合が生じる。
さらに、上記強力なマグネットドラムを側方配置した複数槽を隣接配置したとしても、その吸着した切り屑を除去した除去切り屑を別の駆動手段で所定位置まで搬送すると、その切り屑の移載のための大きな設備や電力が必要になる。なお、特許文献3のようにクリーン槽を複数槽配置すると、装置が大型化する。そして、ダーティ液槽の側方側のクリーン液槽の役割としては、ダーティ液槽の切り屑の濾過を補助することが期待される。
そこで、本発明は、旋盤、フライス盤や研削盤等の工作機械から排出された切り屑が混在するクーラントを濾過するとともに切り屑を排出するクーラントの浄化装置において、ダーティ液を受け入れるダーティ液槽と、ダーティ液槽の切り屑を搬送する第1の搬送コンベヤと、前記ダーティ液槽の側壁に隣接して設けられたクリーン液槽を備え、前記クリーン液槽に回転ドラム式濾過手段を配するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送するチップ移載手段を配して、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送することを特徴とするクーラントの浄化装置である。また、旋盤、フライス盤や研削盤等の工作機械から排出された切り屑が混在するクーラントを濾過するとともに切り屑を排出するクーラントの浄化装置において、ダーティ液を受け入れるダーティ液槽と、前記ダーティ液槽の切り屑を搬送する第1の搬送コンベヤと、前記ダーティ液槽の側壁に隣接して設けられたクリーン液槽を備え、前記ダーティ液槽とクリーン液槽とを隔てる側壁に流路としての開口部を設け、前記クリーン液槽側に回転ドラム式濾過手段を配するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送するチップ移載手段を配して、前記回転ドラム式濾過手段により、前記開口部からのダーティ液を濾過するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送することを特徴とするクーラントの浄化装置である。ここで、前記回転ドラム式濾過手段は、前記開口部を介して、その一部が前記ダーティ液槽側に突出しているものでも良い。また、回転ドラム式濾過手段は、前記開口部からその一部がダーティ槽に臨んでいるものでも良い。
本発明によれば、第1の搬送コンベヤによる搬送排出では除去しきれないクーラント中に浮遊する微細な切り屑も、クリーン液槽の側方側に配置される回転ドラム式濾過手段で吸着されるとともに、スクレーパ(掻き取り手段)等で捕捉・除去が行われると、チップ移載手段により、ダーティ液槽の下流側に送られて、ダーティ液槽に戻される。戻された切り屑は、ダーティ液槽で第1の搬送コンベヤにより搬送されるので、回転ドラム式濾過手段により切り屑が堂々巡りすることがなくなる。そして、回転ドラム式濾過手段に強力なマグネットドラムを配置すると、ダーティ液槽の切り屑を除去する補助的な役割まで果たすことになる。
本発明としては、回転ドラム式濾過手段は、前記ダーティ液槽に配される第1の搬送コンベヤにより搬送される切り屑の方向に沿うように配置されているか、又は、前記開口部にその外周の長手方向が沿うように配され、かつ、前記開口部の長手方向の両端側に配置され流路を形成する側壁部に前記回転ドラム式濾過手段の軸部が取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、前記ダーティ液槽に配される第1の搬送コンベヤにより搬送される切り屑の方向に沿うように配置されていることにより、装置全体をコンパクトな設計にすることができる。また、前記開口部からの流れを制御しながら濾過するので、ダーティ液槽で浮遊するような細かな切り屑や、側壁に付着したり側壁側で滞留するような切り屑のみならず、ダーティ液槽に沈殿するような大きな切り屑も回収して、ダーティ液槽の搬送式濾過手段による濾過を補助して効率的な濾過が実現することとなる。なお、前記側壁部は、回転ドラム式濾過手段の軸受けを兼用して、ダーティ液の流れを制御する。
本発明によれば、前記開口部からのダーティ液の流れを制御しながらダーティ液の切り屑を回転ドラム式濾過手段の全周囲で回収するとともに、その外周上部側でスクレーパを用いて前記回転ドラム式濾過力手段の外周に吸着した切り屑を捕捉することにより、前記前記チップ移載手段によりダーティ液槽の下流側に搬送することを効率的に行うことができる。
本発明によれば、マグネットドラムにより吸着された切り屑はスクレーパ(掻き取り手段)により捕捉されて、チップ受容器に移載されて、ダーティ液槽の下流側に搬送されるので、切り屑が滞留したり、壁に付着したり、切り屑が堂々巡りすることがなくなる。そして、強力なマグネットドラムを取り付けるので、浮遊するような細かな切り屑や側壁側で滞留するような切り屑のみならず、ダーティ液槽に沈殿するような大きな切り屑も回収して下流側に移載されることとなる。
例えば、回転ドラム式濾過手段にマグネットドラムを採用すると、チップ受容器に集積した微細な切り屑が磁化することがある。磁化した微細な切り屑は、相互に引き合い密集しチップ受容器に滞留することにより、ダーティ液槽の下流側へ誘導がスムーズに行われない場合が生じる。本発明によれば、チップ受容器に微細な切り屑が滞留し、あふれ出すのを防ぎダーティ液槽の下流側へ誘導するので、円滑なクーラント浄化と切り屑排出が可能となる。
マグネットドラムとする利点としては、捕捉する切り屑が磁性を有する金属の場合、メッシュ等を使用した他の濾過手段と比較し、部品点数が少なく、目詰まりもなくメンテナンスも容易で、微細な切り屑を捕捉することができ、スクレーパを用いてマグネットドラム表面に吸着した微細な切り屑を掻き取るので、チップ受容器の設置にも好適である。
本発明によれば、第2の搬送コンベヤの動力を、第1の搬送コンベヤを構成する搬送コンベヤの駆動力から抽出することにより、第2の搬送コンベヤの動力源を新たに付加する必要がなく、省エネルギー化にも貢献する。
さらに、上記強力なマグネットドラムを側方配置しても、その駆動源を同じくしているので、強力なマグネットドラムを駆動する大きな設備や駆動させる電力が必要になるようなことがなく、連携した動作が可能である。
図1〜図2は、本発明の第1の実施の形態であるクーラントの浄化装置を示す斜視図である。図3は、上記第1の実施の形態のクーラントの浄化装置の蓋をした状態を示す斜視図である。図4は上記第1の実施の形態のクーラントの浄化装置を示す分解斜視図である。図5は上記第1の実施の形態のクーラントの浄化装置を示す斜視図である。
第1の実施形態は、ダーティ液槽2に隣接するクリーン液槽に回転ドラム式濾過手段11としてマグネットドラム11が取り付けられているとともに、回転ドラム式濾過手段11に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽2の下流側に搬送するチップ移載手段12を配した構成である。そして、回転ドラム式濾過手段11であるマグネットドラムをクリーン液槽10に沈めて配置することにより、ダーティ槽液2やクリーン液槽10に蓋2f,12fをして、ダーティ液槽2やクリーン液槽10の上を平坦にして、工作機械に取り付けが行いやすくした構成になっている(図3(a)(b))。以下、ダーティ液槽内に配され第1の搬送コンベヤ5を構成するチェーンコンベヤの切り屑排出口から遠い端部側を「ダーティ液槽の上流側」、切り屑排出口8に近い端部側を「ダーティ液槽の下流側」と定義する。
本実施形態のチップ受容器12は断面矩形の樋のような形状を呈し、その内部に収納可能なサイズの搬送用突起14を有しており、第2の搬送コンベヤからなる第2のチェーンコンベヤ15により駆動する。この無端状チェーンベルトに搬送用突起14が一定の間隔で複数取付けられており、チェーンコンベヤの周回運動に伴い、チップ受容器12に集積した微細な切り屑を切り屑排出口に近い、ダーティ液槽2の下流側2aへ誘導する。そして、切り屑をチップ受容器12の下流側に移動させるとともに、ダーティ液槽2に排出する。第2の搬送コンベヤ15は、第1の搬送コンベヤ5のチェーンベルトからの駆動力を得て、チップ受容器12の上流側と下流側とを動力により周回する(図4(a)(b))。
なお、第1の搬送手段5の上流側の軸部18としては、第2の搬送手段15の軸部に連携するものであるが、この位置に排出されるマグネットドラム11からの切り屑を素早く第1の搬送手段の傾斜部1aに掬い上げるために、下流側の軸19に、回転羽根を取り付けるなどすることができる。
まず、本実施の形態において、発熱や切り屑の飛散防止のため旋盤、フライス盤や研削盤等の工作機械で使用されたクーラントは、切り屑が混在するダーティ液となって、クーラント浄化装置100を構成するダーティ液槽2に供給される。工作機械から流出された切り屑を含有したクーラントは、比較的大きな切り屑が含まれるクーラントは、ダーティ液槽2に送られ、ダーティ液槽2の底部に徐々に堆積する。このため、駆動手段であるモータM1を駆動させて、第1の搬送コンベヤ5を搬送駆動させると、掻き上げ手段4は、スタート位置からダーティ液槽2の底部に至り、それから立ち上がり傾斜部1aにむかって斜め上昇して行き、立ち上がり傾斜部1aの上方の排出口8から切り屑を排出させる。
しかし、本実施の形態では、前記マグネットドラム11に吸着した切り屑をスクレーパ13により捕捉して、その切り屑をダーティ液槽2の下流側2aに移動させて戻すチップ移載手段12を配したことから、壁7に付着したり壁7の近くで滞留するような細かな浮遊切り屑は、マグネットドラム11により吸着される。マグネットドラム11の上方側は、液面よりも上方であり、また、掻き上げ手段4もその上方位置に吸着したスクレーパ13で除去する。
また、図10(a)(b)に示すように、前記開口部7aの形状としては、壁7の周囲に形成された開口部7aであっても良い。すなわち、開口部7aとしては、壁7の下方側の他、上方側に設けても良く、又、下流側に近づけて形成しても良い。そして、チップ移載手段12による切り屑の排出としては、前記開口部7aの位置よりも下流側2aに排出することが好ましい。
図9(a)は、開口部7aの長手方向の長さH2が前記回転ドラム式濾過手段の長手方向の長さH1とほぼ同じ長さの図であり、図9(b)は、開口部7aの長手方向の長さH2が前記回転ドラム式濾過手段11の長手方向の長さH1よりも短い場合の例である。これらいずれの場合も、余分な流れや、開口部の方が回転ドラム式濾過手段よりも大きい場合に比較して、濾過効率に優れた濾過が可能になっている。したがって、マグネットドラム11を回転させると(約1.3m/分)、ダーティ液を強い回収力で濾過してクリーン液槽10へ送り込むこととなる。なお、前記回転ドラム式濾過手段11の回転速度を前記ダーティ液槽2の第1の搬送コンベヤ3の速度よりも早い速度になるように回転させることも可能である。
そして、第1の実施の形態では、マグネットドラム11は、壁7の下方側に設けた開口部7aに横付けされるので、上方側が液面よりも突出して配されたとしても、ダーティ液槽2もクリーン液槽10も蓋体2f,12fにより覆うことができるように構成されている(図3(a))。
図6〜図8は、本発明の第2の実施形態の斜視図である。第2の実施形態の装置101は、ダーティ液槽2に隣接するクリーン液槽10に回転ドラム式濾過手段11としてマグネットドラムが取り付けられてとともに、前記回転ドラム式濾過手段11に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽2の下流側2aに搬送するチップ移載手段12のチップ受容器を下流側に向けて傾斜させたり、又は、ホースからの水流(クリーン液など)により搬送式濾過手段2の下流側2aに搬送される、非駆動式の構成としたものである。なお、前記第1の実施の形態とは異なり、回転ドラム式濾過手段11が片側の配置であるが、同じように両側は位置にすることも可能である。
回転ドラム式濾過手段11はマグネットドラム11と、マグネットドラム11の表面に吸着した微細な切り屑を剥離・除去するスクレーパ13により構成される。また、ダーティ液槽の下流側への排出をスムーズに行うため、チップ受容器12の上流側から水等の液体を下流側へ流している。このように、チップ移載手段12としては、駆動手段ではなく、上流側から下流側に向かって傾斜させたり、クリーン液槽等の液体を流しで、下流側に移動させることも可能である。
チップ移載手段12は、樋のような形状をしており、ダーティ液槽2の下流側2aへ誘導する誘導路15aを曲げ調整可として設けられており、流体を流すホースを着脱する脱着部15bが上流側に設けられている。なお、上記樋形状のチップ移載手段12は、除去された切り屑がスクレーパ13上に滞留するのを防ぐため、傾斜をつけてガイド板の役割を持たせて配されるものでも良い。
1 搬送式濾過手段、1a 立ち上がり傾斜部、
2 ダーティ液槽、2a 下流側、2b 上流側、
3 第1の搬送コンベヤ(チェーンコンベヤ)、
4 掻き上げ手段(スクレーパ)、
5 第1の搬送コンベヤ(チェーンコンベヤ)、
7 側壁、7a 開口部(流通路)、
8 排出口、
10 クリーン液槽、
11 回転ドラム式濾過手段(マグネットドラム)、11a 軸部、
12 チップ移載手段(チップ受容器)、
13 スクレーパ(回転ドラム式濾過手段の掻き取り手段)、
14 搬送用突起、
15 第2の搬送コンベヤ(第2のチェーンコンベヤ)、
18,19 搬送式濾過手段の軸部、
20 連結軸、
21,22 流路形成部、
M1 駆動源(モータ)、M2 ポンプモータ、Ma カム、
Claims (7)
- 旋盤、フライス盤や研削盤等の工作機械から排出された切り屑が混在するクーラントを濾過するとともに切り屑を排出するクーラントの浄化装置において、ダーティ液を受け入れるダーティ液槽と、ダーティ液槽の切り屑を搬送する第1の搬送コンベヤと、前記ダーティ液槽の側壁に隣接して設けられたクリーン液槽を備え、前記クリーン液槽に回転ドラム式濾過手段を配するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送するチップ移載手段を配して、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送することを特徴とするクーラントの浄化装置。
- 旋盤、フライス盤や研削盤等の工作機械から排出された切り屑が混在するクーラントを濾過するとともに切り屑を排出するクーラントの浄化装置において、ダーティ液を受け入れるダーティ液槽と、前記ダーティ液槽の切り屑を搬送する第1の搬送コンベヤと、前記ダーティ液槽の側壁に隣接して設けられたクリーン液槽を備え、前記ダーティ液槽とクリーン液槽とを隔てる側壁に流路としての開口部を設け、前記クリーン液槽側に回転ドラム式濾過手段を配するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送するチップ移載手段を配して、前記回転ドラム式濾過手段により、前記開口部からのダーティ液を濾過するとともに、前記回転ドラム式濾過手段に吸着した切り屑を前記ダーティ液槽の下流側に搬送することを特徴とするクーラントの浄化装置。
- 回転ドラム式濾過手段は、前記ダーティ液槽に配される第1の搬送コンベヤにより搬送される切り屑の方向に沿うように配置されているか、又は、前記開口部にその外周の長手方向が沿うように配され、かつ、前記開口部の長手方向の両端側に配置され流路を形成する側壁部に前記回転ドラム式濾過手段の軸部が取り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載のクーラントの浄化装置。
- 前記回転ドラム式濾過力手段がマグネットドラムであり、その下方側において前記開口部からのダーティ液を導入するとともに、上方側が液面よりも突出して配され、その外周上部側でスクレーパを用いて前記回転ドラム式濾過力手段の外周に吸着した切り屑を捕捉することを特徴とする請求項1又は2記載のクーラントの浄化装置。
- 前記チップ移載手段は、チップ受容器と、前記チップ受容器に収容した切り屑をダーティ液槽の下流側に搬送するための搬送用突起を有する第2の搬送コンベヤを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のクーラントの浄化装置。
- 前記回転ドラム式濾過手段の回転動力が記第1の搬送コンベヤの駆動力から抽出されるか、及び/又は、前記第2の搬送コンベヤの動力が前記第1の搬送コンベヤの駆動力から抽出されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載のクーラントの浄化装置。
- 前記チップ受容器が下流側に向かって傾斜させることで、前記チップ受容器に落下した切り屑を下流側に搬送するか、又は、前記チップ受容器にクリーン液などの流体に流して、落下した切り屑を下流側に搬送することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載のクーラントの浄化装置。
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JP7432188B2 (ja) | 2024-02-16 |
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