JP2021125944A - 電磁誘導型発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送配電線に流れる電流が規定電流範囲における下限値を下回った場合に外部機器が不安定な動作を行うことを防止する。【解決手段】電磁誘導型発電装置1は、送配電線4に取り付け可能な磁性コア21と、磁性コア21に巻回された発電コイル22と、発電コイル22の両端に現れる交流を直流に変換するスイッチング電源回路10とを備える。スイッチング電源回路10は、アラート信号生成回路19を含み、アラート信号生成回路19は交流の電圧レベルが下限値を下回ったことを示すアラート信号AL1を生成する。これにより、アラート信号AL1を利用して、IoTデバイス5などの外部機器が不安定な動作を行うことを防止することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、送配電線監視システムに使用される電磁誘導型発電装置に関する。
送配電線に取り付けられてその状態をモニタリングする監視装置が知られている。この監視装置を用いた送配電線監視システムは、送配電線の状態を監視しそのデータを送信する子機と、鉄塔に設置され気象状況などを送信する子機と、それらのデータを蓄積して送配電線電流容量を制御する監視センターにすべてのデータを送信する親機とからなる。この送配電線監視システムは、送配電線の電流、電圧、張力、電線傾斜角、高さ、温度、コロナ放電、電線周囲の気象や環境状態を監視し、送配電線の保守、送配電線電流や外部環境要因による電線温度変化を随時演算し、送配電容量を動的に算出・管理するダイナミックレーティング(Dynamic Line Rating)に使用されている。
例えば、特許文献1には、送電線の異常振動を検出するための振動検出装置が記載されている。振動検出装置の電源には、送電線の周囲に発生する磁界の変化による電磁誘導を利用した発電装置、あるいは太陽光発電装置が用いられている。
また特許文献2には、電磁誘導方式の電源装置を用いた監視カメラシステムが記載されている。この監視カメラシステムは、送・配電線路に着脱可能に設けられ、電磁誘導方式で電力を生成する発電用CTコアと、発電用CTコアから発生した交流電力を直流電力に変換する電力変換部と、動画を撮影するカメラモジュールと、カメラモジュールの出力データを外部に伝送する無線通信モジュールとを備えている。
電磁誘導を利用した発電においては、送配電線に流れる電流が規定電流範囲における下限値のときでも、監視装置に十分な電圧を供給できるよう発電装置を設計する必要がある。
特開2007−93342号公報 特表2016−517261号公報
しかしながら、送配電線に流れる電流は、何らかの原因で規定電流範囲における下限値を下回ることがある。この場合、電磁誘導を利用した発電が不十分となり、監視機器などの外部機器の動作が不安定となり、誤ったデータを生成するなどの問題が生じるおそれがあった。
したがって、本発明の目的は、送配電線に流れる電流が規定電流範囲における下限値を下回った場合に、外部機器が不安定な動作を行うことを防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明による電磁誘導型発電装置は、送配電線に取り付け可能な磁性コアと、磁性コアに巻回された発電コイルと、発電コイルの両端に現れる交流を直流に変換するスイッチング電源回路とを備え、スイッチング電源回路はアラート信号生成回路を含み、アラート信号生成回路は交流の電圧レベルが下限値を下回ったことを示すアラート信号を生成することを特徴とする。
本発明によれば、交流の電圧レベルが下限値を下回ったことを示すアラート信号を生成していることから、アラート信号を利用して、外部機器が不安定な動作を行うことを防止することが可能となる。
本発明において、アラート信号生成回路は、交流の電圧レベルが下限値を下回った場合に、アラート信号を活性化させても構わない。これによれば、アラート信号を用いた処理が容易となる。この場合、アラート信号生成回路は、交流の電圧レベルが下限値よりも高い所定値を超えた場合に、アラート信号を非活性化させても構わない。これによれば、交流の電圧レベルが下限値近傍にある場合であっても、アラート信号を安定させることが可能となる。また、アラート信号生成回路は、磁性コアが磁気飽和していない期間にアラート信号を活性化させても構わない。磁性コアが磁気飽和していない場合、交流の電圧レベルは送配電線に流れる電流とほぼ比例するため、簡単な回路構成によってアラート信号を生成することが可能となる。さらに、スイッチング電源回路は、アラート信号が活性化したことに応答して、直流の出力を停止しても構わない。これによれば、直流が供給される外部機器の動作を確実に停止させることが可能となる。
本発明において、アラート信号生成回路は、交流の電圧レベルに比例した電圧レベルを有するアラート信号を生成しても構わない。これによれば、アラート信号生成回路の回路構成が非常に簡素化される。
本発明において、アラート信号生成回路は、直流が供給される外部機器にアラート信号を供給しても構わない。これによれば、アラート信号に応答して外部機器をリセットすることが可能となる。
本発明において、スイッチング電源回路は、発電コイルの両端に現れる交流を脈流に整流する整流回路をさらに含み、アラート信号生成回路は、脈流に基づいてアラート信号を生成しても構わない。これによれば、複雑な回路を用いることなく、アラート信号を生成することが可能となる。
本発明によれば、送配電線に流れる電流が規定電流範囲における下限値を下回った場合に、外部機器が不安定な動作を行うことを防止することが可能な電磁誘導型発電装置及びこれを用いた送配電線監視システムを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による送配電線監視システム1Aの構成を概略的に示す図である。 図2は、インダクタ電流Iの変化を示す波形図である。 図3は、入力電圧Vin及び入力電流Iinの変化を示す波形図である。 図4は、第1の例によるアラート信号生成回路19の回路図である。 図5は、アラート信号生成回路19の動作を説明するための波形図である。 図6は、アラート信号生成回路19の動作を説明するための波形図である。 図7は、本発明の第2の実施形態による送配電線監視システム2Aの構成を概略的に示す図である。 図8は、第2の例によるアラート信号生成回路19の回路図である。 図9は、本発明の第3の実施形態による送配電線監視システム3Aの構成を概略的に示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態による送配電線監視システム1Aの構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態による送配電線監視システム1Aは、送配電線4に流れる電流によって発電する電磁誘導型発電装置1と、電磁誘導型発電装置1から電力の供給を受けて送配電線4の監視動作を行うIoTデバイス5とを備えている。電磁誘導型発電装置1はIoTデバイス5の電源となるものであり、IoTデバイス5は電磁誘導型発電装置1の出力端子に接続されている。IoTデバイス5の種類は特に限定されず、送配電線4の物理的又は電気的な状態を計測する各種センサモジュールであってもよく、遠隔監視カメラなどであってもよい。IoTデバイス5は通信機能を有し、センサやカメラで収集したデータをサーバに向けて送信することができる。
送配電線4は架空送電線であることが好ましく、送電電圧が66kV以上の高圧送電線であることがさらに好ましい。架空送電線は地上から数十メートル以上の高所に架設されているため、また地中送電線は、洞道、トンネル及びマンホール内に架設されているため、電磁誘導型発電装置1とIoTデバイス5からなる送配電線監視システム1Aの設置やメンテナンスが極めて困難であり、さらに送配電線4に流れる電流の変動範囲(ダイナミックレンジ)が例えば50A〜3000Aと非常に広く、本発明の効果が顕著だからである。送配電線4には商用周波数(50Hz又は60Hz)の交流電流が流れており、送配電線4の周囲には交番磁界が発生している。交番磁界の大きさは、送配電線4に流れる電流の大きさによって変化する。
電磁誘導型発電装置1は、送配電線4に取り付けられるカレントトランス20と、カレントトランス20に接続されたスイッチング電源回路10とを備えている。カレントトランス20は、一次巻線としての送配電線4に取り付けられた磁性コア21と、磁性コア21を介して送配電線4に磁気結合された発電コイル22からなる。磁性コア21は例えば分割型トロイダルコアであり、送配電線4がトロイダルコアの中空部を貫通するように当該送配電線4に取り付けられている。発電コイル22は磁性コア21に所定のターン数で巻回された二次巻線であり、発電コイル22の両端は、スイッチング電源回路10の一対の入力端子に接続されている。
スイッチング電源回路10は、発電コイル22の両端に現れる交流すなわち皮相電力を直流に変換する回路であり、整流回路11、チョークコイル12、ダイオード13、トランジスタ14、コンデンサ15、分圧回路16、制御回路17、電圧変換回路18及びアラート信号生成回路19を有している。図1に示すように、チョークコイル12とダイオード13は直列に接続され、トランジスタ14及びコンデンサ15は並列に接続されている。整流回路11は、発電コイル22の両端に現れる交流電圧Vinを脈流Vpに変換する。整流回路11から出力される脈流Vpは、チョークコイル12及びトランジスタ14により商用周波数より高い周波数により高周波スイッチングされ、ダイオード13及びコンデンサ15によって直流電圧Voutに変換され、さらに直流電圧Voutは電圧変換回路18により所望の直流電圧に変換され、IoTデバイス5に出力される。
分圧回路16は、出力電圧Voutを分圧することによって検出電圧Vdを生成する。制御回路17は、分圧回路16から出力される検出電圧Vdに基づいてスイッチング信号Sを生成する。スイッチング信号Sはトランジスタ14に供給され、これによってトランジスタ14のオンオフが制御される。
図2はインダクタ電流Iの変化を示す波形図であり、図3は入力電圧Vin及び入力電流Iinの変化を示す波形図である。
制御回路17は、図2に示すように、インダクタ電流Iの波形の包絡線が脈流となるようスイッチング制御を行う。制御回路17によるトランジスタ14のオンオフ制御は、電流臨界モード制御であっても構わないし、電流連続モード制御であっても構わない。その結果、図3に示すように、時間的に変化する入力電圧Vinに対して、入力電流Iinは同位相の電流が流れ、力率が改善された状態が得られる。したがって、送配電線4に流れる電流が小さい場合には、スイッチング動作によって略力率1、すなわち力率を高めることにより、効率よく発電を行うことができる。
送配電線4に流れる電流は、規定電流範囲内において増減する。このため、電磁誘導型発電装置1は、送配電線4に流れる電流が規定電流範囲の下限値であっても、IoTデバイス5が正常に動作するよう設計される。しかしながら、実際には何らかの原因で送配電線4に流れる電流が規定電流範囲を一時的に下回ることがあり、このような場合、IoTデバイス5に十分な動作電圧を供給することができないおそれがある。IoTデバイス5に十分な動作電圧が供給されない場合、IoTデバイス5の動作が不安定となり、場合によっては、誤ったデータを生成するなどの誤動作を起こす可能性がある。この点に鑑み、本実施形態による電磁誘導型発電装置1は、スイッチング電源回路10にアラート信号生成回路19が設けられている。
アラート信号生成回路19は脈流Vpを監視し、入力電圧Vinの電圧レベルが下限値を下回った場合にアラート信号AL1を活性化させる。脈流Vpを監視する代わりに入力電圧Vinを直接監視しても構わないが、入力電圧Vinは交流であるため、アラート信号生成回路19の回路構成が複雑となる。この点を考慮すれば、入力電圧Vinを直接監視するのではなく、整流回路11から出力される脈流Vpを監視する方が望ましい。また、送配電線4に流れる電流が規定電流範囲を下回っている状態においては、磁性コア21内における磁束密度が低く、磁性コア21は未飽和状態にある。このため、この状態においては、送配電線4に流れる電流量と脈流Vpの電圧レベルはほぼ比例関係にある。つまり、脈流Vpの電圧レベルを監視することにより、送配電線4に流れる電流量をほぼ正確に評価することができる。
図4は、第1の例によるアラート信号生成回路19の回路図である。
図4に示すアラート信号生成回路19は、直列に接続されたダイオード31及び抵抗32〜34と、抵抗32〜34に対して並列に接続されたコンデンサ35と、コンパレータ36,37と、定電圧源38と、論理回路39とを備えている。ダイオード31及び抵抗32〜34からなる直列回路には脈流Vpが印加される。そして、抵抗32〜34に対してコンデンサ35が並列に接続されていることから、抵抗32〜34の両端には、脈流Vpを平均化した入力電圧Vp'が印加されることになる。
コンパレータ36の非反転入力端子(+)には、抵抗32と抵抗33の接続点に現れる電圧V1が供給される。コンパレータ37の反転入力端子(−)には、抵抗33と抵抗34の接続点に現れる電圧V2が供給される。そして、コンパレータ36の反転入力端子(−)及びコンパレータ37の非反転入力端子(+)には、定電圧源38から基準電圧Vrefが共通に供給される。コンパレータ36,37の出力信号A,Bは論理回路39に供給され、これによってアラート信号AL1が生成される。論理回路39にはディレイ回路39dが含まれている。
図5は、アラート信号生成回路19の動作を説明するための波形図である。
図5において、レベルL1は規定電流範囲の下限値に対応しており、レベルL1と入力電圧Vp'の比較動作は、コンパレータ36による比較動作に対応している。また、レベルL2は規定電流範囲の下限値よりも大きい所定値に対応しており、レベルL2と入力電圧Vp'の比較動作は、コンパレータ37による比較動作に対応している。
まず、時刻t1以前においては、入力電圧Vp'がレベルL1,L2よりも高い(電圧V1,V2の両方が基準電圧Vrefよりも高い)ことから、出力信号Aはハイレベル、出力信号Bはローレベルである。この状態から入力電圧Vp'が低下し、時刻t1においてレベルL2を下回る(電圧V2が基準電圧Vrefを下回る)と、出力信号Bがハイレベルに変化する。さらに入力電圧Vp'が低下し、時刻t2においてレベルL1を下回る(電圧V1が基準電圧Vrefを下回る)と、出力信号Aがローレベルに変化する。出力信号Aがローレベルに変化すると、論理回路39は内部信号Cをハイレベルに活性化させる。内部信号Cはアラート信号AL1の前段信号であり、論理回路39の内部では、ディレイ回路39dによって内部信号Cを遅延させることにより、アラート信号AL1を生成する。これにより、時刻t2よりもディレイ時間分だけ遅れたタイミングでアラート信号AL1がハイレベルに活性化する。
図1に示すように、アラート信号AL1は電圧変換回路18に供給される。アラート信号AL1が活性化すると、電圧変換回路18は動作を停止し、直流の出力を停止する。これにより、IoTデバイス5は電力が供給されない状態となることから、完全に動作が停止する。
その後、入力電圧Vp'が上昇し、時刻t3においてレベルL1を超える(電圧V1が基準電圧Vrefを超える)と、出力信号Aがハイレベルに変化する。さらに入力電圧Vp'が上昇し、時刻t4においてレベルL2を超える(電圧V2が基準電圧Vrefを超える)と、出力信号Bがローレベルに変化する。出力信号Bがローレベルに変化すると、論理回路39は内部信号Cをローレベルに非活性化させる。そして、内部信号Cはディレイ回路39dによって遅延されることから、時刻t4よりもディレイ時間分だけ遅れたタイミングでアラート信号AL1がローレベルに非活性化する。
アラート信号AL1が非活性化すると、電圧変換回路18は動作を再開する。これにより、IoTデバイス5に対する電力の供給が再開される。
一方、図6に示すように、入力電圧Vp'がレベルL1を下回った(電圧V1が基準電圧Vrefを下回った)後、入力電圧Vp'が直ちにレベルL2を超えた(電圧V2が基準電圧Vrefを超えた)場合には、アラート信号AL1を発生させないよう構成しても構わない。このような動作は、内部信号Cがハイレベルに活性化しても、ディレイ回路39dによるディレイ時間内に内部信号Cがローレベルに復帰した場合には、アラート信号AL1を発生させないよう、論理回路39を構成することにより容易に実現可能である。
以上説明したように、本実施形態による送配電線監視システム1Aは、スイッチング電源回路10にアラート信号生成回路19が設けられており、送配電線4に流れる電流が規定電流範囲を下回った場合に電圧変換回路18の動作を停止させていることから、IoTデバイス5に対する電力供給を遮断することができる。これにより、IoTデバイス5に供給する電圧の低下によって、IoTデバイス5の動作が不安定となることがない。また、アラート信号AL1が1ビットのデジタル信号であることから、アラート信号AL1を用いた処理も容易である。
しかも、図5を用いて説明したように、送配電線4に流れる電流が規定電流範囲を下回った後、規定電流範囲に復帰した場合であっても、直ちにアラート信号AL1を解除するのではなく、より十分な電流値に達したことに応答してアラート信号AL1を解除していることから、送配電線4に流れる電流が下限値近傍にある場合であっても、アラート信号AL1を安定させることが可能となる。さらに、図6を用いて説明したように、送配電線4に流れる電流が規定電流範囲を瞬間的に下回った場合には、アラート信号AL1を発生させないよう構成すれば、アラート信号AL1を不必要に発生させることがなくなる。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の第2の実施形態による送配電線監視システム2Aの構成を概略的に示す図である。
図7に示すように、第2の実施形態による送配電線監視システム2Aは、電磁誘導型発電装置1が電磁誘導型発電装置2に置き換えられている点において、第1の実施形態による送配電線監視システム1Aと相違する。電磁誘導型発電装置2は、スイッチング電源回路10がスイッチング電源回路10aに置き換えられている点において、電磁誘導型発電装置1と相違する。その他の基本的な構成は、第1の実施形態による送配電線監視システム1Aと同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
スイッチング電源回路10aの基本的な構成は、図1に示したスイッチング電源回路10と同じであるが、アラート信号AL1が電圧変換回路18ではなく、外部機器であるIoTデバイス5に供給される点において、図1に示したスイッチング電源回路10と相違する。したがって、本実施形態においては、アラート信号AL1が活性化しても、電圧変換回路18の動作は停止しない。その代わりに、IoTデバイス5は、アラート信号AL1に応答して自らリセット動作又はシャットダウン動作を行い、電圧変換回路18から十分な動作電圧が供給されなくなる前に、自ら動作を停止する。
図8は、第2の例によるアラート信号生成回路19の回路図である。
図8に示すアラート信号生成回路19は、直列に接続された抵抗41,42と、ボルテージフォロア43とを備えている。抵抗41,42からなる直列回路には脈流Vpが印加され、その接続点の電圧は、ボルテージフォロア43を介してアラート信号AL2として出力される。これにより、アラート信号生成回路19によって生成されるアラート信号AL2は、脈流Vpに比例した電圧レベルとなる。図8に示すアラート信号生成回路19は、回路構成が非常に簡素化されている。
図7に示すように、アラート信号AL2はIoTデバイス5に供給される。IoTデバイス5は、アラート信号AL2の電圧レベルを評価し、リセット動作又はシャットダウン動作を行うか否かを自ら判断する。このように、脈流Vpに比例した電圧レベルを有するアラート信号AL2をIoTデバイス5に供給すれば、外部機器であるIoTデバイス5側において、リセット動作又はシャットダウン動作を行うか否かを判断することが可能となる。
<第3の実施形態>
図9は、本発明の第3の実施形態による送配電線監視システム3Aの構成を概略的に示す図である。
図9に示すように、第3の実施形態による送配電線監視システム3Aは、電磁誘導型発電装置2が電磁誘導型発電装置3に置き換えられている点において、第2の実施形態による送配電線監視システム2Aと相違する。電磁誘導型発電装置3は、スイッチング電源回路10aがスイッチング電源回路10bに置き換えられている点において、電磁誘導型発電装置2と相違する。その他の基本的な構成は、第2の実施形態による送配電線監視システム2Aと同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、アラート信号生成回路19からアラート信号AL1,AL2の両方が出力される。アラート信号AL1については図4に示した回路によって生成され、アラート信号AL2については図8に示した回路によって生成される。アラート信号AL1,AL2は、いずれもIoTデバイス5に供給される。
このように、アラート信号AL1,AL2の両方をIoTデバイス5に供給すれば、IoTデバイス5側においてリセット動作又はシャットダウン動作を行うか否かの判断材料を増やすことが可能となる。また、アラート信号AL1については電圧変換回路18に供給し、アラート信号AL2についてはIoTデバイス5に供給しても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1〜3 電磁誘導型発電装置
1A〜3A 送配電線監視システム
4 送配電線
5 IoTデバイス
10,10a,10b スイッチング電源回路
11 整流回路
12 チョークコイル
13 ダイオード
14 トランジスタ
15 コンデンサ
16 分圧回路
17 制御回路
18 電圧変換回路
19 アラート信号生成回路
20 カレントトランス
21 磁性コア
22 発電コイル
31 ダイオード
32〜34 抵抗
35 コンデンサ
36,37 コンパレータ
38 定電圧源
39 論理回路
39d ディレイ回路
41,42 抵抗
43 ボルテージフォロア
AL1,AL2 アラート信号

Claims (8)

  1. 送配電線に取り付け可能な磁性コアと、
    前記磁性コアに巻回された発電コイルと、
    前記発電コイルの両端に現れる交流を直流に変換するスイッチング電源回路と、を備え、
    前記スイッチング電源回路は、アラート信号生成回路を含み、
    前記アラート信号生成回路は、前記交流の電圧レベルが下限値を下回ったことを示すアラート信号を生成することを特徴とする電磁誘導型発電装置。
  2. 前記アラート信号生成回路は、前記交流の電圧レベルが前記下限値を下回った場合に、前記アラート信号を活性化させることを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導型発電装置。
  3. 前記アラート信号生成回路は、前記交流の電圧レベルが前記下限値よりも高い所定値を超えた場合に、前記アラート信号を非活性化させることを特徴とする請求項2に記載の電磁誘導型発電装置。
  4. 前記アラート信号生成回路は、前記磁性コアが磁気飽和していない期間に前記アラート信号を活性化させることを特徴とする請求項2又は3に記載の電磁誘導型発電装置。
  5. 前記スイッチング電源回路は、前記アラート信号が活性化したことに応答して、前記直流の出力を停止することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電磁誘導型発電装置。
  6. 前記アラート信号生成回路は、前記交流の電圧レベルに比例した電圧レベルを有する前記アラート信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導型発電装置。
  7. 前記アラート信号生成回路は、前記直流が供給される外部機器に前記アラート信号を供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電磁誘導型発電装置。
  8. 前記スイッチング電源回路は、前記発電コイルの両端に現れる交流を脈流に整流する整流回路をさらに含み、
    前記アラート信号生成回路は、前記脈流に基づいて前記アラート信号を生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電磁誘導型発電装置。
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