JP2021125504A - プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置 - Google Patents

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【課題】所望のエッチング分布を得るためのエッチング条件の条件出しを簡素化できるようにしたプラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置を提供する。【解決手段】真空チャンバ1内にエッチングガスを導入し、その内部に設置したエッチング対象物Swをプラズマ雰囲気中でエッチングする本発明のプラズマエッチング方法は、エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第1条件で所定時間だけエッチング対象物をエッチングする第1エッチング工程と、エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが低くなる第2条件でエッチング対象物を所定時間だけエッチングする第2エッチング工程とを少なくとも含み、第1エッチング工程とこれに引き続き実施される第2エッチング工程とを1サイクルとし、この1サイクルを複数回繰り返す。【選択図】図2

Description

本発明は、真空チャンバ内にエッチングガスを導入し、その内部に設置したエッチング対象物をプラズマ雰囲気中でエッチングするプラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置に関する。
この種のプラズマエッチング方法を実施するプラズマエッチング装置は例えば特許文献1で知られている。このものは真空チャンバを備え、真空チャンバ内には、シリコンウエハやガラス基板といった基板やそれらの表面に成膜されたものをエッチング対象物とし、エッチング対象物が設置される下部電極としてのステージと、エッチング対象物に対向配置される上部電極としてのシャワープレート(ガス導入部)とを備える。そして、ステージにエッチング対象物が設置された真空チャンバ内を真空排気した後、真空チャンバ内にシャワープレートを介してエッチングガスを導入し、下部電極や上部電極に高周波電力を投入して、エッチング対象物とシャワープレートとの間の空間に容量結合プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)を発生させてエッチング対象物をエッチングする。
上記プラズマエッチング装置により所定面積を持つエッチング対象物をエッチングする場合、所謂エッチング分布(エッチングレート等)の面内均一性が求められる。ここで、エッチング対象物をエッチングするときのエッチング条件には、例えば、エッチングガスのガス種、エッチング対象物に対するエッチングガスの導入位置、エッチングガスの導入量、エッチング時の真空チャンバ内の圧力や、電極への投入電力といった多数のパラメータがあり、エッチング条件の1つのパラメータを調整すれば、他のパラメータに影響を与えてしまう。このことから、所望の面内均一性を得るには(特に、エッチング対象物の中央領域とその周辺領域とでエッチング分布を一致させるには)、多数のパラメータの組み合わせを検討することが必要になって、これでは、エッチング条件の条件出しに多大な時間と労力を要するという問題がある。
特開2012−222270号公報
本発明は、以上の点に鑑み、所望のエッチング分布を得るためのエッチング条件の条件出しを簡素化できるようにしたプラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、真空チャンバ内にエッチングガスを導入し、その内部に設置したエッチング対象物をプラズマ雰囲気中でエッチングする本発明のプラズマエッチング方法は、エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第1条件で所定時間だけエッチング対象物をエッチングする第1エッチング工程と、エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが低くなる第2条件でエッチング対象物を所定時間だけエッチングする第2エッチング工程とを少なくとも含み、第1エッチング工程とこれに引き続き実施される第2エッチング工程とを1サイクルとし、この1サイクルを複数回繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、所定面積を持つエッチング対象物の全面に亘って面内均一性が得られるように多数のパラメータの組み合わせの条件出しをする場合と比較して簡単に条件出しできる第1条件と第2条件を予め取得しておく。この第1条件での第1エッチング工程ではエッチング対象物の中央領域が優先的にエッチングされる一方で、第2条件での第2エッチング工程ではその周辺領域が優先的にエッチングされるため、例えば、第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比(時間配分)を調整すれば、エッチング分布が平均化されて所望のエッチング分布の面内均一性を得ることができるので、エッチング条件の条件出しを簡素化できる。この場合、前記第1エッチング工程と前記第2エッチング工程とは、エッチング対象物に対するエッチングガスの導入位置を変えて実施する構成を採用すれば、実質的に単一のパラメータとしての時間比を調整するだけで、所望のエッチング分布の面内均一性が得られるため、エッチング条件の条件出しを一層簡素化できる。
また、上記課題を解決するために、真空チャンバ内に設置されるエッチング対象物に対向配置されるガス導入部を備えるガス導入手段と、エッチング対象物とガス導入部との間にプラズマ雰囲気を発生させるプラズマ発生手段とを備える本発明のプラズマエッチング装置は、ガス導入部が、エッチング対象物の中央領域に向けてエッチングガスを導入する第1部分と、中央領域の周囲に位置するエッチング対象物の周辺領域に向けてエッチングガスを導入する第2部分とを有し、ガス導入手段が切換部を更に備えて、所定流量に流量制御されたエッチングガスを第1部分と第2部分とに交互に供給可能としたことを特徴とする。
本発明の実施形態のプラズマエッチング装置の構成を模式的に説明する断面図。 第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比を調整することで得られるエッチングレートの面内均一性を示すグラフ。 1サイクルの繰り返し回数と、側壁粗さとの関係を示すグラフ。
以下、図面を参照して、エッチング対象物Swを、シリコンウエハやガラス基板といった基板やそれらの表面に成膜されたものとし、エッチング対象物Swをプラズマ雰囲気中でエッチングしてトレンチやホール等を形成する場合を例に、本発明のプラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法の実施形態について説明する。
図1を参照して、EMは、CCP型のプラズマエッチング装置であり、プラズマエッチング装置EMは、真空チャンバ1を備える。真空チャンバ1は、ドライポンプ、ロータリーポンプやターボ分子ポンプ等により構成される真空ポンプユニットPuに接続され、真空ポンプユニットPuにより真空チャンバ1内が真空排気されて真空雰囲気の形成が可能になっている。以下、「上」「下」といった方向を示す用語は、図1の姿勢を基準として説明する。
真空チャンバ1の天板11の下面には、上部電極を兼用するガス導入手段としてのシャワーヘッド2が設けられている。シャワーヘッド2は、その下面にガス導入部としてのシャワープレート21を備え、シャワープレート21は、その中心が後述するステージ3の中心線上に配置される平面視円状の内側シャワープレート部21aと、内側シャワープレート部21aと同心に配置される平面視環状の外側シャワープレート部21bとに区画されている。内側シャワープレート部21aには、板厚方向に貫通する、エッチング対象物Swの中央領域に向けてエッチングガスを導入する第1部分としての複数個の第1ガス導入口22aが開設され、外側シャワープレート部21bにもまた、エッチング対象物Swの周辺領域に向けてエッチングガスを導入する第2部分としての複数個の第2ガス導入口22bが開設されている。
シャワーヘッド2内には筒状の隔壁23が設けられて、その内部が内側シャワープレート部21aに通じる第1拡散室24aと、外側シャワープレート部21bに通じる第2拡散室24bとに区画されている。第1拡散室24aには第1ガス供給管25aの一端が接続されると共に、第2拡散室24bには第2ガス供給管25bの一端が接続され、第1及び第2の両ガス供給管25a,25bの他端が、真空チャンバ1の天板11を貫挿してエッチングガスのガス源に通じるマスフローコントローラ26に連通している。第1及び第2の両ガス供給管25a,25bの合流部には、切換部としての三方弁27が設けられ、マスフローコントローラ26により流量制御されたエッチングガスの供給を第1ガス導入口22aと第2ガス導入口22bとの間で選択的に切り換えることができるようになっている。エッチングガスは、エッチング対象物Swに応じて適宜選択され、例えば、CHF、CF、SFやNF等から選択される少なくとも1種のフッ素系ガスを主ガスとして含み、アルゴンガス等の希ガスや酸素ガスや窒素ガス等が必要に応じて添加される。
真空チャンバ1の底部には、絶縁体Ioを介して下部電極としてのステージ3が設けられている。ステージ3には、図示省略する静電チャック用の電極が埋設され、この電極に図外のチャック用電源から電圧が印加されることで、その上面にエッチング対象物Swが位置決めされた状態で静電吸着(保持)されるようになっている。ステージ3には、例えば高周波電源等で構成される電源Eの出力が接続され、例えば13.56MHzの高周波電力をステージ3に投入できるようになっている。尚、電源Eが特許請求の範囲のプラズマ発生手段に対応する。また、ステージ3には、図示省略する冷媒循環路が設けられており、この冷媒循環路に図外のチラーからの冷媒を循環させることでステージ3を所定温度(例えば20℃)に冷却できるようになっている。
上記プラズマエッチング装置EMは、図示省略する公知のマイクロコンピュータやシーケンサ等を備えた制御手段を備え、この制御手段により、電源Eの稼働、マスフローコントローラ26の稼働や真空ポンプユニットPuの稼働等を統括管理するほか、後述の如くエッチング中に三方弁27の切換操作を制御している。以下、上記プラズマエッチング装置EMを用いたプラズマエッチング方法について説明する。
真空ポンプユニットPuを作動させて真空チャンバ1内を所望の真空度(例えば、0.1Pa)まで真空排気した状態で、図外の搬送ロボットを用いてエッチング対象物Swを真空チャンバ1内に搬送し、ステージ3上に載置する。このとき、ステージ3の冷媒循環路に冷媒を循環させることで、ステージ3を所定温度(例えば20℃)に冷却する。
次に、エッチング対象物Swの周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第1条件(図2のL1参照)でエッチング対象物Swをエッチングする(第1エッチング工程)。この第1エッチング工程では、三方弁27の操作により真空チャンバ1内へのエッチングガスの導入位置を第1ガス導入口22aにした状態で、マスフローコントローラ26を制御することで、エッチングガスとしてのCHFガスを5〜50sccm、CFガスを5〜50sccm、Arガスを100〜800sccmの流量で夫々内側シャワープレート部21aに供給し、第1ガス導入口22aから真空チャンバ1内に導入する(このときの真空チャンバ1内の圧力は10〜100Pa)。これと共に、高周波電源Eから例えば13.56MHzの高周波電力を500W〜1500W投入することで、真空チャンバ1内にプラズマ雰囲気が形成される。プラズマ中で電離したエッチングガスのイオンやラジカルにより、エッチング対象物Swがエッチングされる。
第1エッチング工程を所定時間(例えば1〜10秒)行った後、エッチング対象物Swの中央領域から周辺領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第2条件(図2のL2参照)でエッチング対象物Swをエッチングする(第2エッチング工程)。この第2エッチング工程では、三方弁27のみを操作して、真空チャンバ1内へのエッチングガスの導入位置を第2ガス導入口22bに切り換える。それ以外のパラメータは上記第1エッチング工程と同じであるため、真空チャンバ1内に発生したプラズマは維持され、エッチング対象物Swのエッチングが継続して行われる。
第2エッチング工程を所定時間(例えば、1〜10秒)行った後、三方弁27のみを操作して、エッチングガス導入位置を第1ガス導入口22aに切り換えることで、第1エッチング工程を再度行う。同様に、第1エッチング工程を所定時間行った後、三方弁27のみを操作して、エッチングガス導入位置を第2ガス導入口22bに切り換えることで、第2エッチング工程を再度行う。このように、第1エッチング工程と第2エッチング工程とを1サイクルとし、この1サイクルを複数回繰り返すことで、エッチング対象物Swがエッチングされる。
本実施形態によれば、所定面積を持つエッチング対象物Swの全面に亘って面内均一性が得られるように多数のパラメータの組み合わせの条件出しをする場合と比較して簡単に条件出しできる第1条件と第2条件を予め取得しておく。この第1条件での第1エッチング工程ではエッチング対象物Swの中央領域が優先的にエッチングされる一方で、第2条件での第2エッチング工程ではその周辺領域が優先的にエッチングされるため、例えば、第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比(時間配分)を調整すれば、エッチング分布が平均化されて所望のエッチング分布の面内均一性を得ることができるので、エッチング条件の条件出しを簡素化できる。この場合、第1エッチング工程と第2エッチング工程とは、エッチング対象物Swに対するエッチングガスの導入位置のみを変えて実施する構成を採用すれば、実質的に単一のパラメータとしての時間比を調整するだけで、所望のエッチング分布の面内均一性が得られるため、エッチング条件の条件出しを一層簡素化できる。
ところで、1サイクルのみで(第1エッチング工程と第2エッチング工程とを夫々1回ずつ行うことで)エッチング対象物Swをエッチングすると、エッチング対象物Swの周辺領域または中央領域でエッチング形状が悪化したり(例えばトレンチやホールの側壁粗さが大きくなったり)、これら周辺領域と中央領域との間でエッチング形状差が生じたりする場合があるが、本実施形態では、上記1サイクルを連続して複数回繰り返すことで(つまり、第1エッチング工程と第2エッチング工程とを交互に複数回ずつ繰り返すことで)、上述したように、所望のエッチング分布の面内均一性を得ることができるという機能を損なうことなく、エッチング形状の悪化やエッチング形状差を抑制することができる。
次に、上記効果を確認するために、エッチング対象物SwをΦ300mmのシリコンウエハとし、上記プラズマエッチング装置EMを用いて以下の実験を行った。
実験1では、エッチング対象物Swの周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第1条件(図2の一点鎖線L1参照)と、エッチング対象物Swの中央領域から周辺領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第2条件(図2の一点鎖線L2参照)とを取得した。即ち、第1条件は、ガス導入位置:第1ガス導入口22a、高周波電力:13.56MHz,800W、CHF流量:20sccm、CF流量:20sccm、Ar流量:300sccm、真空チャンバ1内の圧力:30Pa、ステージ温度:20℃である。また、第2条件は、ガス導入位置を第2ガス導入口22bとした点を除き、上記第1条件と同一とした。これらの第1条件及び第2条件は、エッチング対象物Swの全面に亘って面内均一性が得られるように多数のパラメータの組み合わせの条件出しをする場合と比較して簡単に条件出しできる。
次に、上記第1条件での第1エッチング工程の時間を9秒、上記第2条件での第2エッチング工程の時間を1秒に設定し(このとき第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比は、9:1である)、これら第1エッチング工程と第2エッチング工程とを1サイクルとし、この1サイクルを10回繰り返した後、エッチングレートを測定した結果を図2に破線L3で示す。これによれば、上記一点鎖線L1の場合よりも面内均一性が向上することが確認された。同様に、第1エッチング工程の時間を8秒、1回の第2エッチング工程の時間を2秒に変更すると(このとき第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比は、8:2である)、図2に破線L4で示す如く面内均一性が、上記破線L3の場合よりも更に向上することが確認された。そして、第1エッチング工程の時間を7秒、第2エッチング工程の時間を3秒に変更すると(このとき第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比は、7:3である)、図2に実線L5で示す如く所望のエッチングレートの面内均一性が得られることが確認された。尚、第1及び第2の両エッチング工程の時間を共に5秒に変更すると(このとき第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比は、5:5である)、図2に破線L6で示す如くエッチングレートの面内均一性が、上記実線L5の場合よりも却って悪化することが確認された。更に、第1エッチング工程の時間を3秒、第2エッチング工程の時間を7秒に変更すると(このとき第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比は、3:7である)、図2に破線L7で示す如くエッチングレートの面内均一性が、上記破線L6の場合よりも更に悪化することが確認された。このように、第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比(時間配分)を調整すれば、所望のエッチング分布の面内均一性を得ることができ、エッチング条件の条件出しを簡素化できることが判った。
次に、実験2では、第1エッチング工程と第2エッチング工程との時間比を上記実験1で求めた7:3に設定し、1サイクルの繰り返し回数を1回、2回、3回、4回、5回、6回、10回、20回のように変化させ、エッチング対象物の中央領域に形成したトレンチの側壁粗さを夫々評価した。側壁粗さの評価は、繰り返し1回のときの側壁粗さを10として規格化することで行った。その評価結果を図3に示す。これによれば、繰り返し回数が1回の場合(すなわち、第1エッチング工程と第2エッチング工程とを1回ずつ行う場合)には、側壁粗さが比較的大きいことが確認された。一方、第1エッチング工程と第2エッチング工程とを複数回(2回以上)繰り返すことで、上記1回の場合よりも側壁粗さを抑制できることが判った。特に5回以上繰り返すことで、上記1回の場合と比べて側壁粗さを20%以下に抑制することができ、より好ましいことが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変形することができる。例えば、上記実施形態では、第1条件でのエッチング工程を最初に行っているが、第2条件での第2エッチング工程を最初に行うようにしてもよい。
上記実施形態では、切換部を1つの三方弁27で構成する場合を例に説明したが、第1ガス供給管25aと第2ガス供給管25bとの夫々に開閉弁を設け、これら2つの開閉弁で切換部を構成してもよい。この場合、いずれか一方の開閉弁を開弁すると共にいずれか他方の開閉弁を閉弁することで、エッチングガスの真空チャンバ1内への導入位置を第1ガス導入口22aとガス導入口22bとの間で選択的に切り換えることができる。
上記実施形態では、真空チャンバ1内へのエッチングガスの導入位置を2つのガス導入口22a,22bの間で切り換える場合を例に説明したが、3つ以上のガス導入口の間で切り換えるように構成してもよい。この場合も、切換部によるガス導入口(エッチングガス導入位置)の切換タイミングを適宜設定することで、3つ以上のエッチングレートの面内分布が平均化され、上記実施形態と同様にエッチングレートの面内均一性を向上させることができる。このとき、平均化されるエッチングレートの面内分布の1つとして、M字型のエッチングレートの面内分布が含まれていてもよい。
上記実施形態では、内側シャワープレート部21aと外側シャワープレート部21bとが一体に構成されているが、これら2つのシャワープレート部21a,21bが別体で構成されてもよい。
上記実施形態では、CCP型プラズマエッチング装置EMを用いる場合を例に説明したが、例えば国際公開第2016/114232に記載されたようなICP型プラズマエッチング装置を用いることもできる。この場合も、真空チャンバ内へのエッチングガスの導入位置のみを、真空チャンバの天板に設けたガス導入口と、真空チャンバの側壁に設けたガス導入口との間で変えてエッチングを実施すれば、上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態では、第1エッチング工程と第2エッチング工程とをエッチングガス導入位置のみを変えて実施する場合を例に説明したが、これと共にあるいは単独で、エッチングガスの導入位置以外のパラメータ(例えば、投入電力量)を変えて実施する場合にも本発明を適用することができる。
E…電源(プラズマ発生手段)、EM…プラズマエッチング装置、Sw…エッチング対象物、1…真空チャンバ、2…シャワーヘッド(ガス導入手段)、21…シャワープレート(ガス導入部)、21a…内側シャワープレート部、21b…外側シャワープレート部、22a…第1ガス導入口(第1部分)、22b…第2ガス導入口(第2部分)、27…三方弁(切換部、ガス導入手段)。

Claims (3)

  1. 真空チャンバ内にエッチングガスを導入し、その内部に設置したエッチング対象物をプラズマ雰囲気中でエッチングするプラズマエッチング方法において、
    エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが高くなる第1条件で所定時間だけエッチング対象物をエッチングする第1エッチング工程と、エッチング対象物の周辺領域から中央領域に向かうほどエッチングレートが低くなる第2条件でエッチング対象物を所定時間だけエッチングする第2エッチング工程とを少なくとも含み、
    第1エッチング工程とこれに引き続き実施される第2エッチング工程とを1サイクルとし、この1サイクルを複数回繰り返すことを特徴とするプラズマエッチング方法。
  2. 前記第1エッチング工程と前記第2エッチング工程とは、エッチング対象物に対するエッチングガスの導入位置を変えて実施することを特徴とする請求項1記載のプラズマエッチング方法。
  3. 真空チャンバ内に設置されるエッチング対象物に対向配置されるガス導入部を備えるガス導入手段と、エッチング対象物とガス導入部との間にプラズマ雰囲気を発生させるプラズマ発生手段とを備えるプラズマエッチング装置において、
    ガス導入部が、エッチング対象物の中央領域に向けてエッチングガスを導入する第1部分と、中央領域の周囲に位置するエッチング対象物の周辺領域に向けてエッチングガスを導入する第2部分とを有し、
    ガス導入手段が切換部を更に備えて、所定流量に流量制御されたエッチングガスを第1部分と第2部分とに交互に供給可能としたことを特徴とするプラズマエッチング装置。
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