JP2021122993A - 熱転写シート、及び印画物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質な印画物を製造できる熱転写シート、及び高品質な印画物を製造できる印画物の製造方法を提供すること。【解決手段】基材1の一方の面側に染料層3が設けられた熱転写シート10であって、染料層3は、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有し、離型剤が、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンを含み、染料層3の総質量に対する、エポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下であり、染料層の総質量に対する、ポリオレフィンの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下である【選択図】図1

Description

本開示は、熱転写シート、及び印画物の製造方法に関する。
昇華性染料を含有する染料層を備えた熱転写シートを用い、昇華型熱転写方式で印画物を製造する方法が広く知られている。昇華型熱転写方式は、熱転写シートの染料層と熱転写受像シートの受容層を重ね合わせ、熱転写受像シートの受容層に昇華性染料を移行させ画像を形成する方法である。昇華型熱転写方式は、熱転写シートに印加するエネルギー量の制御によって昇華性染料の移行量を制御でき、濃度階調の制御が可能である。したがって、昇華型熱転写方式では、高品質な印画物を製造できる。
熱転写受像シートを用いた印画物の製造方法にかえて、中間転写媒体を用いた印画物の製造方法も広く行われている。中間転写媒体を用いた印画物の製造方法は、まず昇華型熱転写方式で、熱転写シートの染料層と中間転写媒体の受容層を重ね合わせ中間転写媒体の受容層に昇華性染料を移行させて画像を形成する。次いで、中間転写媒体にエネルギーを印加して、画像が形成された受容層を含む中間転写媒体の転写層を、任意の被転写体上に転写する製造方法である。中間転写媒体を用いた製造方法によれば、任意の被転写体上に画像が形成された印画物を製造できる。
熱転写シートの染料層には、熱転写受像シート又は中間転写媒体の受容層への画像形成時における熱転写受像シート又は中間転写媒体の受容層との良好な離型性が求められている。一般的に、熱転写シートの染料層には、離型剤が含有されている。例えば、特許文献1には、染料層に離型剤としてシリコーンオイルを含有させた熱転写シートが提案されている。特許文献1に記載の熱転写シートによれば、熱転写シートの染料層と熱転写受像シートの受容層との離型性を良好にできるとされている。
熱転写受像シートを用いた印画物の製造方法では、画像の保護を目的とし、保護層転写シート等を用いて、画像が形成された受容層上に保護層を設けること等が行われている。この場合、画像が形成された受容層には、保護層との良好な密着性が求められる。一方、中間転写媒体を用いた印画物の製造方法では、画像が形成された受容層を含む転写層が、被転写体上に転写される。この場合、受容層には、被転写体との良好な密着性が求められる。ところで、離型剤を含有する染料層を用いて受容層に画像を形成した場合には、受容層に形成される画像に、染料層が含有している離型剤が含まれることとなる。一般的に、離型性に優れる離型剤は、密着性を阻害しやすい性質を有する。したがって、離型性の向上を目的として染料層に離型剤を含有させた場合、この染料層を用いて画像が形成された受容層の密着性は、画像が形成される前の受容層が有している密着性よりも低くなる傾向にある。つまり、離型剤を含有する染料層を用いて受容層に画像を形成した場合には、受容層の密着性を確保できない場合がある。染料層と受容層との離型性を良好にすることと、画像形成後の受容層の密着性を確保することは、トレードオフの関係にある。
特開2012−66402号公報
本開示は、高品質な印画物を製造できる熱転写シート、及び印画物の製造方法を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る熱転写シートは、基材の一方の面側に染料層が設けられ、前記染料層が、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有しており、前記離型剤には、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンが含まれ、前記染料層の総質量に対する、前記エポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下であり、前記染料層の総質量に対する、前記ポリオレフィンの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下である。
上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る熱転写シートは、基材の一方の面側に染料層が設けられ、前記染料層が、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有しており、前記離型剤には、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンが含まれ、前記バインダー樹脂の総質量に対する、前記エポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下であり、前記バインダー樹脂の総質量に対する、前記ポリオレフィンの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下である。
前記昇華性染料が、アントラキノン骨格を有する昇華性染料であってもよい。
前記染料層が、マゼンタ染料層であってもよい。また、前記基材の一方の面側に、前記マゼンタ染料層と並んで、他の染料層が設けられてもよい。
上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る印画物の製造方法は、染料層を有する熱転写シートと、受容層を含む単層、又は積層構造の転写層を有する中間転写媒体とを組み合わせ、前記中間転写媒体の受容層に、画像を形成する画像形成工程と、前記画像形成工程後、被転写体上に、前記中間転写媒体の転写層を転写する転写工程と、を含み、前記染料層を有する熱転写シートとして、上記の熱転写シートを用いる。
上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る印画物の製造方法は、染料層を有する熱転写シートと、受容層を有する熱転写受像シートとを組み合わせ、前記熱転写受像シートの受容層に、画像を形成する画像形成工程と、前記画像形成工程後、前記受容層上に、保護層を形成する保護層形成工程と、を含み、前記染料層を有する熱転写シートとして、上記の熱転写シートを用いる。
本開示の熱転写シートや、印画物の製造方法によれば、高品質な印画物を製造できる。
本開示の実施の形態に係る熱転写シートの一例を示す概略断面図である。 本開示の実施の形態に係る熱転写シートの一例を示す概略断面図である。 本開示の実施の形態に係る印画物の製造方法に使用される熱転写受像シートの一例を示す概略断面図である。 本開示の実施の形態に係る印画物の製造方法に使用される中間転写媒体の一例を示す概略断面図である。
以下、本開示の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。なお、本開示は、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではなく、その他の多くの異なる態様で実施できる。図面は説明を明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。説明の便宜上、上又は下等という語句を用いて説明するが、上下方向が逆転してもよい。左右方向についても同様である。
<<熱転写シート>>
以下、本開示の実施の形態に係る熱転写シート(以下、本開示の熱転写シートと言う)について、図面を参照して説明する。本開示の熱転写シートという場合には、後述する本開示の一実施形態の熱転写シート、及び本開示の他の実施形態の熱転写シートの双方を含む。
図1、図2に示すように、本開示の熱転写シートは、基材1と、基材1の一方の面側に設けられた染料層3を備える。図1、図2は、本開示の熱転写シート10の一例を示す概略断面図である。図1に示す形態では、基材1の一方の面側に、1つの染料層が設けられている。図2に示す形態では、基材1の一方の面に、複数の染料層が並んで設けられている。基材1の一方の面側に設けられる染料層3は、基材1と接していてもよく、基材1と接していなくてもよい。
<基材>
基材1は、基材1の一方の面側に設けられる染料層3を保持する。基材1としては、各種フィルム、シート、カード等を例示できる。基材1の材料としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等を例示できる。
基材1の厚みに限定はなく、通常、2.5μm以上100μm以下である。必要に応じて、基材1の一方の面、或いは両面に表面処理を施してもよい。表面処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、低温プラズマ処理、プライマー処理、グラフト化処理等を例示できる。
<染料層>
染料層3は、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有している。以下、染料層が含有している各成分について説明する。
(バインダー樹脂)
バインダー樹脂に限定はなく、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂成分を例示できる。
染料層3は、バインダー樹脂として、1種を含有してもよく、2種以上を含有してもよい。
染料層3の総質量に対するバインダー樹脂の含有量に限定はないが、20質量%以上65質量%以下が好ましく、20質量%以上55質量%以下がより好ましく、30質量%以上50質量%以下がさらに好ましく、30質量%以上40質量%以下が特に好ましい。
(離型剤)
染料層3は、離型剤として、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンを含有している。
本開示の一実施形態の熱転写シート10は、染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下に規定されている。また、本開示の一実施形態の熱転写シート10は、染料層3の総質量に対する、ポリオレフィンの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下に規定されている。上記規定に基づく本開示の一実施形態の熱転写シート10によれば、昇華型熱転写方式で、中間転写媒体100の受容層30に画像を形成するときの染料層3と受容層30の離型性を良好にできる。また、高速で印画するために、画像形成時に熱転写シート10に印加するエネルギーを高くした場合でも、染料層3と受容層30の離型性を良好にできる。したがって、本開示の一実施形態の熱転写シート10では、受容層30に形成される画像に色ムラや、皴の発生を抑制できる。これにより、受容層30に形成される画像の品質を高められる。熱転写受像シート50の受容層30(図3参照)に画像を形成する場合についても同様である。
上記規定に基づく本開示の一実施形態の熱転写シート10によれば、染料層3と受容層30との離型性を良好にできる。また、画像形成後の受容層30の密着性を確保できる。換言すれば、画像形成前の受容層30が有している密着性が、染料層3を用いた画像形成によって低下することを抑制できる。これにより、画像形成後に中間転写媒体100の転写層70を被転写体上に転写するときの受容層30(転写層)と被転写体との密着性を良好にできる。また、画像形成後に熱転写受像シート50の受容層30上に保護層を形成するときの受容層30と保護層の密着性を良好にできる。つまり、本開示の一実施形態の熱転写シート10によれば、密着性が良好な印画物を製造できる。
本開示の一実施形態の熱転写シート10により、画像形成時に染料層3と受容層30との離型性を良好にできるメカニズム、また、本開示の一実施形態の熱転写シート10により、画像形成後の受容層30の密着性を確保できるメカニズムは、以下の理由によるものと推察できる。なお、他の変性シリコーンオイルは、エポキシ変性シリコーンオイル以外の変性シリコーンオイルを意味する。また、変性シリコーンオイルには、他の変性シリコーンオイル、及びエポキシ変性シリコーンオイルが含まれる。
変性シリコーンオイルは、染料層の離型性を良好にできる性質を有する。染料層の総質量に対する変性シリコーンオイルの含有量が多いほど、染料層の離型性は向上する傾向にある。しかしながら、染料層の離型性の向上を目的として染料層の総質量に対する変性シリコーンオイルの含有量を多くした場合には、受容層30への画像形成時に受容層30側に移行する変性シリコーンオイルの移行量も多くなる。一方で、変性シリコーンオイルは、受容層30の密着性を低下させやすい性質を有する。したがって、受容層へ移行する変性シリコーンオイルの移行量が多くなるほど、画像形成前の受容層が有している密着性よりも、画像形成後の受容層の密着性は低下する傾向にある。
本開示の一実施形態の熱転写シート10の染料層3が含有しているエポキシ変性シリコーンオイルは、各種の変性シリコーンオイルの中でも、少量の添加で染料層3の離型性を良好にできる性質を有する。本開示の一実施形態の熱転写シート10では、染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量を0.15質量%以上2.2質量%以下と規定している。この規定に基づく染料層3によれば、画像形成時に染料層3から受容層30側に移行するエポキシ変性シリコーンオイルの量を少なくできる。これにより、画像形成後の受容層30の密着性を確保できる。また、染料層3に一定の離型性を付与できる。
しかし、染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量を0.15質量%以上2.2質量%以下としただけでは、染料層3の離型性を十分にできない。そこで、本開示の一実施形態の熱転写シート10では、染料層3にポリオレフィンを含有させ、染料層3の総質量に対するポリオレフィンの含有量を0.15質量%以上に規定している。ポリオレフィンは、染料層3の離型性を向上させる補助的な役割を果たす。また、画像形成後の受容層30の密着性を確保するべく、染料層3の総質量に対するポリオレフィンの含有量を2.2質量%以下に規定している。
染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量、及び、染料層3の総質量に対するポリオレフィンの含有量を規定した本開示の一実施形態の熱転写シート10によれば、熱転写シート10を巻き取り等したときのキックの発生を抑制できる。キックとは、基材1の一方の面側に設けられた染料層3の昇華性染料が、基材1の他方の面側に移行する現象を意味する。キックが発生した熱転写シートを巻き返すと、基材1の他方の面側に移行した昇華性染料が、染料層3側に再度移行するバックが生じる。バックは種々の問題を引き起こす。例えば、図2に示すように、基材1の一方の面側に、色相が異なる複数の染料層3(図中のイエロー染料層3Y、マゼンタ染料層3M、シアン染料層3C)が設けられた熱転写シート10において、マゼンタ染料層3Mの染料が、基材1の他方の面側である背面層にキックし、キックしたマゼンタ染料層3Mの染料が、イエロー染料層3Yや、シアン染料層3Cにバックした場合には、高品質な画像形成の妨げとなる。
本願明細書でいうエポキシ変性シリコーンオイルとは、分子中の一部がエポキシ基で変性されたポリシロキサンを意味する。具体的には、ポリシロキサンの両末端、片末端、側鎖、側鎖両末端、或いは側鎖片末端に、エポキシ基を導入したもの等を例示できる。ポリシロキサンとしては、ポリシロキサンの側鎖、末端が全てメチル基であるジメチルシロキサン、ポリシロキサンの側鎖の一部がフェニル基であるメチルフェニルシロキサン、ポリシロキサンの側鎖の一部が水素であるメチルハイドロジェンシロキサン等を例示できる。
また、本願明細書で言うエポキシ変性シリコーンオイルには、ポリシロキサンの分子中の一部がエポキシ基によって変性され、かつ他の一部が、エポキシ基以外の他の有機基によって変性されたものも含まれる。このようなエポキシ変性シリコーンオイルとしては、
エポキシアラルキル変性シリコーンオイル等を例示できる。
ポリオレフィンとしては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、フィッシャートロプシュワックス等を例示できる。
染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量は、0.25質量%以上2.2質量%以下が好ましく、0.25質量%以上1質量%以下がより好ましい。染料層3の総質量に対するポリオレフィンの含有量は、0.25質量%以上2.2質量%以下が好ましく、0.25質量%以上1.5質量%以下がより好ましい。
本開示の他の実施の形態の熱転写シート10は、染料層3が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下に規定されている。また、本開示の他の実施の形態の熱転写シート10は、染料層3が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するポリオレフィンの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下に規定されている。本開示の他の実施の形態の熱転写シート10は、上記で説明した本開示の一実施形態の熱転写シート10と同じ作用効果を奏する。
本開示の他の実施の形態の熱転写シート10において、染料層3が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するエポキシ変性シリコーンオイルの含有量は、0.6質量%以上5質量%以下が好ましく、0.6質量%以上2.5質量%以下がより好ましい。また、染料層3が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するポリオレフィンの含有量は、0.6質量%以上2.2質量%以下が好ましく、0.6質量%以上3.6質量%以下がより好ましい。
本開示の熱転写シート10の染料層3は、上記エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィン以外の他の離型剤を含有してもよい。他の離型剤としては、エポキシ変性シリコーンオイル以外の変性シリコーンオイル、リン酸エステル等を例示できる。
他の離型剤の含有量に限定はないが、染料層3の総質量に対し、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。
昇華性染料に限定はなく、ジアリールメタン系染料、トリアリールメタン系染料、チアゾール系染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン系染料、インドアニリン系染料、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料、キサンテン系染料、オキサジン系染料、ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料、チアジン系染料、アジン系染料、アクリジン系染料、ベンゼンアゾ系染料、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料、スピロピラン系染料、インドリノスピロピラン系染料、フルオラン系染料、ローダミンラクタム系染料、ナフトキノン系染料、アントラキノン系染料、キノフタロン系染料等を例示できる。
染料層3は、昇華性染料として、1種を含有してもよく、2種以上を含有してもよい。
これらの染料の中でも、アントラキノン骨格を有するアントラキノン系染料が好ましい。染料層3にアントラキノン系染料を含有させることで、画像形成時の染料層3と受容層30との離型性をより良好にできる。また、染料層3にアントラキノン系染料を含有させることで、画像形成後の受容層30の密着性を十分に確保できる。また、染料層3にアントラキノン系染料を含有させることで、受容層30に耐光性が良好な画像を形成できる。
アントラキノン骨格を有するアントラキノン系染料としては、下記一般式(1)、(2)で示されるものが好ましい。
Figure 2021122993
一般式(1)中のX及びYは、S、O又はSOを表し、R1及びR2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアリル基を表す。
Figure 2021122993
一般式(2)中のXは、S、O又はSOを表し、R1は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアリル基を表す。
昇華性染料の含有量に限定はないが、バインダー樹脂の総質量に対し、50質量%以上350質量%以下が好ましく、80質量%以上300質量%以下がより好ましく、150質量%以上200質量%以下がさらに好ましい。昇華性染料の含有量を上記好ましい含有量とすることで、受容層に形成される画像の濃度を良好にできる。また、昇華性染料の含有量を上記好ましい含有量とすることで、染料層3中における昇華性染料の保存性を良好にできる。
染料層の厚みに限定はないが、0.2μm以上5μm以下が好ましい。染料層の形成方法に限定はなく、例えば、下記の方法で形成できる。まず、バインダー樹脂、昇華性染料、離型剤としてのエポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンを適当な溶媒に溶解或いは分散した塗工液を調製する。次いで、調製した塗工液を基材1の一方の面側に塗布・乾燥して染料層を形成できる。塗工液の塗布方法に限定はなく、従来公知の塗布方法を適宜選択して利用できる。塗布方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースコーティング法等を例示できる。また、これ以外の塗布方法をも利用できる。
本開示の熱転写シート10によれば、バインダー樹脂、昇華性染料、上記含有量のエポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンを含む塗工液を調製するときに、塗工液に泡立ちが生ずることを抑制できる。具体的には、染料層3の総質量に対するエポキシ変性シリコーンの含有量が2.2質量%以下となる塗工液を調製することで、塗工液に泡立ちが生ずることを抑制できる。
図1に示すように、本開示の熱転写シート10は、基材1の一方の面側に、1つの染料層が設けられたものでもよい。また、図2に示すように、基材1の一方の面側に、複数の染料層が並んで設けられてもよい。
複数の染料層3を設ける場合には、そのうちの1つが、上記本開示の熱転写シートで説明した染料層3であればよい。
以下、本開示の熱転写シート10と組合せて用いられる熱転写受像シートの受容層30が離型剤を含有している受容層30である場合を例に挙げて、複数の染料層3について説明する。図2に示すように、本開示の熱転写シート10が、複数の染料層3が設けられた熱転写シート10である場合、二次色の画像を形成するための染料層3を本開示の熱転写シートで説明した染料層3とすることが好ましい。一次色の画像の形成時には、受容層30が含有している離型剤によって、一次色の画像を形成するための染料層3と受容層30との離型性を良好にできる。二次色の画像を形成するための染料層3を、本開示の熱転写シートで説明した染料層3とすることで、二次色の画像を形成するときに、離型剤の一部を二次色の画像に含ませることができる。これにより、三次色の画像を形成するときには、二次色の画像に含まれる離型剤の作用により、三次色の画像を形成するときの染料層3の離型性を担保できる。具体的には、二次色の画像に含まれるエポキシ変性シリコーンオイルや、ポリオレフィンの作用により、三次色の画像を形成するための染料層3と受容層30との離型性を良好にできる。
したがって、離型剤を含有する受容層30に、一次色、二次色、三次色の画像を重ねて形成する場合には、二次色の画像を形成するための染料層3を本開示の熱転写シート10で説明した染料層3とすることで、各染料層を用いて画像を形成するときの染料層と受容層との離型性を良好にできる。また、二次色の画像を形成するときの染料層3を本開示の熱転写シート10で説明した染料層とすることで、画像形成後の受容層30の密着性を確保できる。
例えば、図2に示すように、基材1の一方の面側に、一次色の画像を形成するためのイエロー染料層3Y、二次色の画像を形成するためのマゼンタ染料層3M、三次色の画像を形成するためのシアン染料層3Cを並んで設けた場合、マゼンタ染料層3Mが上記で説明した染料層3であることが好ましい。なお、染料層の並び順は、この順に限定されない。また、基材1の一方の面側に、2つの染料層が並んで設けられた構成としてもよく、4つ以上の染料層が並んで設けられた構成としてもよい。
したがって、離型剤を含有する受容層30に、一次色、二次色、三次色の画像を重ねて画像を形成する場合には、二次色の画像を形成するための染料層3以外の染料層3は、離型剤を含有しなくてもよい。また、二次色の画像を形成するための染料層3を本開示の熱転写シート10で説明した染料層3する場合、これ以外の染料層が含有している離型剤の含有量を、二次色の画像を形成するための染料層が含有している離型剤の含有量より少なくしてもよい。
他方、離型剤を含有していない受容層30に、一次色、二次色、三次色の画像を重ねて形成する場合には、一次色の画像を形成するための染料層3を、本開示の熱転写シート10で説明した染料層3とすればよい。また、必要に応じて、二次色の画像を形成するための染料層3を、本開示の熱転写シート10で説明した染料層3としてもよい。
昇華性染料を含有する染料層3と並べて、溶融インキ層を設けた構成としてもよい。上記の通り、本開示の熱転写シート10の染料層3によれば、画像が形成された受容層30の密着性を良好にできることから、当該画像上に、溶融インキ層を用いて画像を形成するときの密着性を良好にできる。
(染料プライマー層)
基材1と染料層3との間に、染料プライマー層(図示しない)を設けてもよい。染料プライマー層を設けることにより、基材1と染料層3との密着性を向上できる。染料プライマー層の成分としては、ポリエステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、アクリル−スチレン共重合体、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール等を例示できる。
(背面層)
基材1の他方の面側に背面層(図示しない)を設けてもよい。背面層を設けることにより、画像形成時におけるサーマルヘッド等の加熱手段の走行性を良好にできる。基材1と背面層の間に、背面プライマー層を設けてもよい。
<<印画物の製造方法>>
次に、本開示の実施の形態に係る印画物の製造方法(以下、本開示の製造方法と言う)について説明する。
本開示の製造方法は、画像形成工程、及び転写工程を含む。画像形成工程は、染料層3を有する熱転写シート10(図1、図2参照)と、受容層30を含む単層、又は積層構造の転写層70を有する中間転写媒体100(図4参照)とを組み合わせ、中間転写媒体100の受容層30に、画像を形成する工程である。転写工程は、画像形成工程後、被転写体上に、中間転写媒体100の転写層70を転写する工程である。本開示の製造方法では、画像形成工程で用いられる熱転写シート10が、上記で説明した本開示の熱転写シート10である。
本開示の製造方法によれば、画像形成工程において、熱転写シートの染料層3と中間転写媒体100の受容層30との離型性を良好にできる。これにより、受容層30に高品質な画像を形成できる。また、本開示の熱転写シート10を用いることで、画像形成後の受容層30の密着性を確保できる。これにより、転写工程において、被転写体と転写層70とを良好に密着できる。
(中間転写媒体)
本開示の製造方法に用いられる被転写体に限定はなく、受容層30を含む単層構造の転写層、又は積層構造の転写層70を有すればよい。図4に示す形態の中間転写媒体100は、基材1の一方の面側に転写層70が設けられている。図示する形態の転写層70は、基材1側から剥離層40、受容層30がこの順番で積層されている。
中間転写媒体100の基材1としては、上記熱転写シートで説明した基材1を適宜選択して利用できる。
受容層30は、昇華性染料を受容可能な成分を含有している。昇華性染料を受容可能な成分に限定はなく、アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、エチレン、若しくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体、アイオノマー、セルロース樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ゼラチン等を例示できる。受容層の厚さは、0.5μm以上10μm以下が好ましく、1μm以上3μm以下がより好ましい。
本開示の製造方法では、熱転写シート10として、上記で説明した本開示の熱転写シート10が用いられることから、受容層30の離型性に対する考慮を要しない。つまり、従来公知の受容層を適宜選択して利用でき、受容層30の選択の幅を広げられる。
一例としての剥離層40は、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂等を含有している。
(被転写体)
本開示の製造方法に用いられる被転写体に限定はなく、熱転写受像シート、普通紙、上質紙、トレーシングペーパー、フィルム、カード等を例示できる。フィルムや、カードの成分としては、塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート等を例示できる。被転写体は、所定の画像を有してもよい。被転写体は、着色されたものでもよい。被転写体は、透明性を有するものでもよい。
中間転写媒体100の受容層30への画像の形成は、例えば、サーマルヘッド等の加熱手段を有する熱転写プリンタ等を用いて行える。後述する本開示の別の実施の形態に係る熱転写受像シートの受容層30への画像の形成についても同様である。
被転写体上に転写層70を転写する方法に限定はなく、例えば、サーマルヘッド等の加熱デバイスを有する熱転写プリンタや、ホットスタンプ、ヒートロール等の加熱手段を用いて行える。
また、本開示の別の実施の形態に係る印画物の製造方法(以下、本開示の別の製造方法と言う)について説明する。
本開示の別の製造方法は、画像形成工程、及び保護層形成工程を含む。画像形成工程は、染料層3を有する熱転写シート10と、受容層30を有する熱転写受像シート50とを組み合わせ、熱転写受像シート50の受容層30に、画像を形成する工程である。保護層形成工程は、画像形成工程後、受容層30上に、保護層を形成する工程である。本開示の別の製造方法では、画像形成工程で用いられる熱転写シート10が、上記で説明した本開示の熱転写シート10である。
本開示の別の製造方法によれば、画像形成工程において熱転写シートの染料層3と熱転写受像シート50の受容層30との離型性を良好にできる。これにより、受容層30に高品質な画像を形成できる。また、本開示の熱転写シート10を用いることで、画像形成後の受容層30の密着性を確保できる。これにより、画像が形成された受容層30上に保護層を形成するときに受容層30と保護層とを良好に密着できる。
(熱転写受像シート)
本開示の別の製造方法に用いられる熱転写受像シート50に限定はなく、図3に示すように、基材1の一方の面側に受容層30が設けられていればよい。基材1と受容層30の間に、プライマー層等を設けてもよい。基材1、受容層30については、上記中間転写媒体100で説明した基材1や、受容層30をそのまま利用できる。
(保護層形成工程)
保護層形成工程に限定はなく、例えば、画像が形成された受容層30上に、保護層転写シートの保護層を転写して形成する方法がある。保護層の転写は、サーマルヘッド等の加熱デバイスを有する熱転写プリンタや、ホットスタンプ、ヒートロール等の加熱手段を用いて行うことができる。保護層転写シートに限定はなく、保護層を転写可能な従来公知の保護層転写シートを適宜選択して利用できる。
次に、実施例を挙げて、本開示を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、「部」及び「%」は質量基準である。また、特に断りがない限り、「部」及び「%」は固形分の値を示している。
(実施例1)
基材の一方の面上に、下記組成のイエロー染料層用塗工液1、マゼンタ染料層用塗工液1、シアン染料層用塗工液1を面順次に塗布・乾燥して染料層を形成した。また、基材1の他方の面上に下記組成の背面層用塗工液を塗布・乾燥し、実施例1の熱転写シートを得た。イエロー染料層、マゼンタ染料層、シアン染料層の厚みは1μmである。背面層の厚みは1μmである。基材は、厚みが6μmのポリエステルフィルム(ルミラー(登録商標)#5A−F53 東レ(株))を用いた。
<イエロー染料層用塗工液1>
下記一般式(Y−1)の染料 170部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
Figure 2021122993
<マゼンタ染料層用塗工液1>
・C.I.ディスパースレッド26(下記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(下記一般式(M−2)の染料) 43部
・下記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型) 0.5部
(KF−101 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.5部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
Figure 2021122993
<シアン染料層用塗工液1>
・下記一般式(C−1)の染料 85部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
Figure 2021122993
<背面層用塗工液>
・ポリビニルブチラール 2部
(エスレック(登録商標)BX−1 積水化学工業(株))
・イソシアネート化合物 9.2部
(バーノック(登録商標)D750 DIC(株))
・リン酸エステル界面活性材 1.3部
(プライサーフ(登録商標)A208 第一工業製薬(株))
・タルク 0.3部
(ミクロエース(登録商標)P−3 日本タルク工業(株))
・トルエン 43.6部
・メチルエチルケトン 43.6部
(実施例2〜8)
マゼンタ染料層用塗工液1におけるエポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−101 信越化学工業(株))、及び、ポリエチレンワックス(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)の配合量のみを表1に示す配合量に変更したマゼンタ染料層用塗工液2〜8を用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例2〜8の熱転写シートを得た。なお、表1に示す成分以外は、全て、マゼンタ染料層用塗工液1と共通する。
(実施例9)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液9に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例9の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液9>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(両末端型) 1部
(KF−105 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 1部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(実施例10)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液10に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例10の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液10>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(両末端型) 5部
(KF−105 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 5部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(実施例11)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液11に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例11の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液11>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型) 3部
(KF−1001 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(実施例12)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液12に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例12の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液12>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシアラルキル変性シリコーンオイル(側鎖型) 3部
(KF−1005 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(実施例13)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液13に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例13の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液13>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・下記一般式(M−4)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型) 1部
(KF−101 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 1部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
Figure 2021122993
(実施例14)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液14に変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例14の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液14>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 50部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリビニルブチラール 40部
(エスレック(登録商標)BX−1 積水化学工業(株))
・エチルセルロース 10部
(エトセル(登録商標)STD−45 日新化成(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型) 1部
(KF−101 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 1部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(比較例1〜5)
マゼンタ染料層用塗工液1におけるエポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−101 信越化学工業(株))、及び、ポリエチレンワックス(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)の配合量のみを表1に示す配合量に変更したマゼンタ染料層用塗工液A〜Eを用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例1〜5の熱転写シートを得た。なお、表1に示す成分以外は、全て、マゼンタ染料層用塗工液1と共通する。
(比較例6)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液Fに変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例6の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液F>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・カルビノール変性シリコーンオイル(側鎖型) 3部
(KF−6002 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(比較例7)
マゼンタ染料層用塗工液Fのカルビノール変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−6002 信越化学工業(株))3部をポリエーテル変性シリコーンオイル(X−22−4272 信越化学工業(株))3部に変更したマゼンタ染料層用塗工液Gを用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例7の熱転写シートを得た。
(比較例8)
マゼンタ染料層用塗工液Fのカルビノール変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−6002 信越化学工業(株))3部をアミノ変性シリコーンオイル(KF−8010 信越化学工業(株))3部に変更したマゼンタ染料層用塗工液Hを用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例8の熱転写シートを得た。
(比較例9)
マゼンタ染料層用塗工液Fのカルビノール変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−6002 信越化学工業(株))3部をアミノポリエーテル変性シリコーンオイル(X−22−3939 信越化学工業(株))3部に変更したマゼンタ染料層用塗工液Iを用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例9の熱転写シートを得た。
(比較例10)
マゼンタ染料層用塗工液Fのカルビノール変性シリコーンオイル(側鎖型)(KF−6002 信越化学工業(株))3部をアラルキル変性シリコーンオイル(KF−410 信越化学工業(株))3部に変更したマゼンタ染料層用塗工液Jを用いてマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例10の熱転写シートを得た。
(比較例11)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液Kに変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例11の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液K>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル(側鎖型) 2部
(KF−101 信越化学工業(株))
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
(比較例12)
マゼンタ染料層用塗工液1を下記組成のマゼンタ染料層用塗工液Lに変更してマゼンタ染料層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例12の熱転写シートを得た。
<マゼンタ染料層用塗工液L>
・C.I.ディスパースレッド26(上記一般式(M−1)の染料) 57部
・C.I.ディスパースバイオレット60(上記一般式(M−2)の染料) 43部
・上記一般式(M−3)の染料 43部
・ポリビニルアセトアセタール 100部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 2部
(ACUMIST(登録商標)8756A Honeywell社)
・トルエン 1300部
・メチルエチルケトン 1300部
Figure 2021122993
下表2に、染料層の総質量に対するエポキシ変性シリコーンの含有量(表2におけるA(対染料層)欄参照)、染料層の総質量に対するポリオレフィンの含有量(表2におけるB(対バインダー)欄参照)、染料層が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するエポキシ変性シリコーンの含有量(表2におけるC(対染料層)欄参照)、染料層が含有しているバインダー樹脂の総質量に対するポリオレフィンの含有量(表2におけるD(対バインダー)欄参照)を示す。
(離型性評価)
上記で作成した各実施例、及び比較例の熱転写シートのイエロー染料層部分と、被転写体とを重ね、下記プリンタ条件で、被転写体上にイエロー画像を印画した。イエロー画像を印画するときの印加エネルギーは0.293mJ/dotとした。次いで、上記で作成した各実施例、及び比較例の熱転写シートのマゼンタ染料層部分と、イエロー画像が印画された被転写体とを重ね、下記プリンタ条件で、イエロー画像上に、マゼンタ画像を印画した。マゼンタ画像を印画するときの印加エネルギーは0.172mJ/dotとした。マゼンタ画像形成後、イエロー画像が形成された被転写体から、マゼンタ染料層を剥離するときの剥離力を、下記剥離力測定条件で測定し、下記評価基準に基づいて離型性を評価した。評価結果を表2に示す。被転写体は、PVCプラスチックカード(JISSO(株))を使用した。
(プリンタ条件)
・サーマルヘッド:KEE−57−12GAN2−STA(京セラ(株))
・発熱体平均抵抗値:3303(Ω)
・主走査方向印字密度:300(dpi)
・副走査方向印字密度:300(dpi)
・1ライン周期:2.0(msec.)
・印字開始温度:35(℃)
・印加電圧:22(V)
(剥離力測定条件)
・装置:表面性測定機(HEIDON−14 新東科学(株))
・剥離速度:2000mm/min.
・剥離角度:180度
「評価基準」
A・・・4.9N/m以下
B・・・4.9N/mより大きく9.8N/m以下
C・・・9.8N/mより大きく19.6N/m以下
NG・・・19.6N/mより大きい
(転写性評価)
各実施例、及び比較例の熱転写シートと、HDP5000プリンタ(HID社)純正の中間転写媒体を組合せ、この中間転写媒体の受容層に、均一黒画像(R=0/255、G=0/255、B=0/255)を印画した。均一黒画像が形成された中間転写媒体の転写層を、以下の転写条件で塩化ビニルカード(大日本印刷(株))に転写し、印画物を得た。同様の方法で計5枚の印画物を作成した。中間転写媒体の転写層が転写されていない領域の面積を、中間転写媒体の転写層の転写予定領域の面積で除した値を、5枚それぞれについて算出し、この平均値を転写不良率とし、下記評価基準に基づいて転写性を評価した。評価結果を表2に示す。なお、転写性が良好であることは、画像形成後の受容層の密着性が確保できていることを意味する。
(転写条件)
・転写温度:160℃
・転写速度:2.0sec./inch
「評価基準」
A・・・転写不良率が0%
B・・・転写不良率が0%より高く10%以下
NG1・・・転写不良率が10%より高く30%未満
NG2・・・転写不良率が30%以上
(濃度評価)
上記転写性評価で得た印画物のビジュアル反射濃度を分光測定器(i1BasicPro2 X−rite社)にて測定し、印画物5枚の平均濃度を算出した。平均濃度を表2に示す。
(保存性評価)
実施例で使用した基材上に、上記組成の背面層用塗工液を塗布・乾燥して背面層を形成した背面層付き基材を準備した。各実施例および比較例の熱転写シートと、上記で準備した背面層付き基材を、熱転写シートのマゼンタ染料層と、背面層付き基材の背面層が接するように重ね、1.96MPaの荷重をかけて、40℃、湿度90%環境下で96時間保管し、背面層付き基材の背面層に、マゼンタ染料層の染料を移行させた。分光測定器(i1BasicPro2 X−Rite社)(D65光源、視野角2°)を用いて、マゼンタ染料層の染料を移行させる前の背面層付き基材の背面層のL値、a値、b値、及び、マゼンタ染料層の染料を移行させた背面層付き基材の背面層のL値、a値、b値を測定し、下記式で色差ΔEを計算し、下記基準に基づいて保存性評価を行った。評価結果を表2に示す。
ΔE=((マゼンタ染料移行前後のL値の差)+(マゼンタ染料移行前後のa値の差)2+(マゼンタ染料移行前後のb値の差)1/2
「評価基準」
A・・・ΔE*が2以下
B・・・ΔE*が2より大きく3.5以下
C・・・ΔE*が3.5より大きく5以下
NG・・・ΔE*が5より大きい
(泡立ち評価)
各実施例、及び比較例の熱転写シートのマゼンタ染料層の形成に用いた、マゼンタ染料層用塗工液30mlを、ガラス管(ラボランスクリュー管瓶110ml アズワン(株))に入れ30秒間激しく手で振り、消泡するまでの時間を測定し、下記評価基準に基づいて泡立ち評価を行った。評価結果を表2に示す。
「評価基準」
A・・・泡立ちが生じない
B・・・5分未満で消泡する
C・・・5分以上30分未満で消泡する
NG・・・30分経過時点で消泡しない
Figure 2021122993
1・・・基材
3・・・染料層
3Y・・・イエロー染料層
3M・・・マゼンタ染料層
3Y・・・シアン染料層
10・・・熱転写シート
30・・・受容層
50・・・熱転写受像シート
70・・・転写層
100・・・中間転写媒体

Claims (7)

  1. 基材の一方の面側に染料層が設けられた熱転写シートであって、
    前記染料層が、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有しており、
    前記離型剤には、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンが含まれ、
    前記染料層の総質量に対する、前記エポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下であり、
    前記染料層の総質量に対する、前記ポリオレフィンの含有量が、0.15質量%以上2.2質量%以下である、熱転写シート。
  2. 基材の一方の面側に染料層が設けられた熱転写シートであって、
    前記染料層が、バインダー樹脂、昇華性染料、及び離型剤を含有しており、
    前記離型剤には、エポキシ変性シリコーンオイル、及びポリオレフィンが含まれ、
    前記バインダー樹脂の総質量に対する、前記エポキシ変性シリコーンオイルの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下であり、
    前記バインダー樹脂の総質量に対する、前記ポリオレフィンの含有量が、0.5質量%以上5質量%以下である、熱転写シート。
  3. 前記昇華性染料が、アントラキノン骨格を有する昇華性染料である、請求項1又は2に記載の熱転写シート。
  4. 前記染料層が、マゼンタ染料層である請求項1乃至3の何れか1項に記載の熱転写シート。
  5. 前記基材の一方の面側に、前記マゼンタ染料層と並んで、他の染料層が設けられている請求項4に記載の熱転写シート。
  6. 印画物の製造方法であって、
    染料層を有する熱転写シートと、受容層を含む単層、又は積層構造の転写層を有する中間転写媒体とを組み合わせ、前記中間転写媒体の受容層に、画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像形成工程後、被転写体上に、前記中間転写媒体の転写層を転写する転写工程と、を含み、
    前記染料層を有する熱転写シートとして、請求項1乃至5の何れか1項に記載の熱転写シートを用いる、印画物の製造方法。
  7. 印画物の製造方法であって、
    染料層を有する熱転写シートと、受容層を有する熱転写受像シートとを組み合わせ、前記熱転写受像シートの受容層に、画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像形成工程後、前記受容層上に、保護層を形成する保護層形成工程と、を含み、
    前記染料層を有する熱転写シートとして、請求項1乃至5の何れか1項に記載の熱転写シートを用いる、印画物の製造方法。
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