JP2021122491A - ラリンジアルマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入しやすいラリンジアルマスクを提供する。【解決手段】ラリンジアルマスク1は、人体に挿入される挿入チューブ11と、挿入チューブ11の先端側に設けられ、気管に連通する支持部材12と、支持部材12と一体に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより気管の開口部の周囲の組織に密着可能な環状カフ40とを有し、支持部材12は、環状カフ40の内方で先端部が開口する筒状部120と、筒状部120の先端側周縁の一部から先端側へ延びてカフ中間側部40bを支持する第1支持部121と、第1支持部121の先端側に設けられてカフ先頭部40aを支持する第2支持部122と、第1支持部121と第2支持部122とを連結する折曲部123とを備え、折曲部123を折り曲げることにより第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ折り曲げ可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、全身麻酔中や救命救急時の気道確保のための医療器具であるラリンジアルマスクに関する。
ラリンジアルマスクは、人体の食道と気管との連通を遮断しつつ気道を確保するための医療器具である。ラリンジアルマスクは、基本的構成として、気管に連通するように人体に挿入される挿入チューブと、この挿入チューブの先端部に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより気管の開口部の周囲の組織に密着可能な環状カフとを有する(例えば、下記特許文献1)。
環状カフは、気管への迷入を避けるためには、先端部が人体の背側に反っていることが好ましい。一方、環状カフの先端部が背側に反っていると、口腔から挿入する際、先端部が後咽頭壁にぶつかってラリンジアルマスクを挿入しづらい。
特開2015−142634号公報
そこで、本発明の目的は、挿入しやすいラリンジアルマスクを提供することにある。
本発明のラリンジアルマスクは、
人体の食道と気管との連通を遮断しつつ気道を確保するためのラリンジアルマスクであって、
人体に挿入される挿入チューブと、
前記挿入チューブの先端側に設けられ、前記気管に連通する支持部材と、
前記支持部材と一体に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより前記気管の開口部の周囲の組織に密着可能な環状カフとを有し、
前記支持部材は、前記挿入チューブに接続されて前記環状カフの内方で先端部が開口する筒状部と、前記筒状部の先端側周縁の一部から先端側へ延びて前記環状カフの中間側部を支持する第1支持部と、前記第1支持部の先端側に設けられて前記環状カフの先頭部を支持する第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する折曲部とを備え、
前記折曲部を折り曲げることにより前記第2支持部を前記第1支持部に対して前記筒状部の内周側へ折り曲げ可能に構成されている。
この構成によれば、折曲部を折り曲げることにより第2支持部を第1支持部に対して筒状部の内周側へ折り曲げることができるため、口腔から環状カフを挿入する際、先端側の第2支持部の折れ曲がる方向が人体の腹側となるようにして挿入することでラリンジアルマスクを挿入しやすい。
本実施形態に係るラリンジアルマスクの分解斜視図 図1に示すラリンジアルマスクの縦断面図 本実施形態に係るラリンジアルマスクの斜視図 ラリンジアルマスクの環状カフが人体の挿入位置に挿入された状態における正面断面図 ラリンジアルマスク挿入時の支持部材の動きを示す模式図
以下、本発明の一実施形態のラリンジアルマスクについて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態で、ラリンジアルマスク単品についての方向は、図1に示した通りであり、人体に挿入したときは、ラリンジアルマスクの「上」が人体の「前」、ラリンジアルマスクの「前」が人体の「下」、ラリンジアルマスクの「左」が人体の「左」となる。また、ラリンジアルマスクの「前端」を「先端」という。
(1)全体構成
本実施形態に係るラリンジアルマスク1は、本体部材10、第1コネクタ20、第2コネクタ30、環状カフ40、及びカフ用チューブ50等を備える。
本体部材10は、例えば医療用軟質塩化ビニル樹脂等の射出成型で作製され、第1コネクタ20及び第2コネクタ30は、例えばポリカーボネート樹脂等の射出成型で作製され、環状カフ40は、例えば医療用軟質塩化ビニル樹脂や医療用シリコーンゴム等のブロー成形やディッピング成形や射出成型等で作製されている。
[1−1]本体部材について
本体部材10は、挿入チューブ11と、挿入チューブ11の先端側に設けられる支持部材12とを一体に備える。
挿入チューブ11は、気管91(図4参照)に連通するように人体9に挿入されるものである。挿入チューブ11は、長手方向と直交する方向の断面形状(すなわち流路形状)が丸みを帯びた幅広の矩形状に形成されている。挿入チューブ11は、人体9の口腔から食道92に向かう経路に対応して、側面視で先端側が前向きに湾曲する円弧状に形成されている。
挿入チューブ11の内部には、吸引チューブ(図示していない)が挿通されてもよい。吸引チューブは、人体9の食道92内の異物を吸引するためのものである。吸引チューブの流路面積は挿入チューブ11の流路面積に比べて大幅に小さく設定されている。
挿入チューブ11の上端部に第1コネクタ20が連結され、第1コネクタ20の上端部に第2コネクタ30が連結される。第1コネクタ20は筒状本体21と左右一対の板状突片22とを含む。第1コネクタ20は筒状本体21が挿入チューブ11に内嵌されることにより挿入チューブ11に連結される。第1コネクタ20が挿入チューブ11に連結された状態で、一対の板状突片22が挿入チューブ11の上端部で左右に突出する。
第2コネクタ30は第1開口31を有する。第1開口31は第2コネクタ30の上端部に設けられ、人工呼吸器(図示していない)に接続される。また、第2コネクタ30は第2開口(図示していない)を有してもよい。第2開口は第2コネクタ30の後側面から斜め後ろ上方に突設され、吸引器(図示していない)に接続される。前述の吸引チューブの上端部が第2開口に第2コネクタ30の内部で接続される。
支持部材12は、挿入チューブ11の先端部よりもさらに前側に延びている。支持部材12は、挿入チューブ11の先端部に接続される筒状部120を備える。筒状部120の流路形状は、挿入チューブ11の流路形状と略同じである。筒状部120の先端部は、環状カフ40の内方で環状カフ40に囲まれた状態で開口する。人工呼吸器から供給された空気は、第1開口31及び2つのコネクタ20,30を介して、挿入チューブ11の上端部に導入され、挿入チューブ11を経由して、筒状部120の先端部から外部に排出される。一方、肺から排出された呼気は、筒状部120の先端部から支持部材12に取りこまれ、挿入チューブ11を経由して、体外に導出される。以下、筒状部120の内側を内周側、筒状部120の外側を外周側と称することもある。
支持部材12は、筒状部120の先端側周縁の一部から先端側へ延びる第1支持部121と、第1支持部121の先端側に設けられる第2支持部122と、第1支持部121と第2支持部122とを連結する折曲部123とを備える。
第1支持部121は、筒状部120の先端部の下面に連続して形成されている。第1支持部121は、平面視では略矩形の板状に形成され、正面視では上向きに凹むように緩やかに湾曲する円弧状に形成されている。
第1支持部121は、筒状部120の先端側周縁の一部から外周側に傾斜して延びている。すなわち、本実施形態の第1支持部121は、前側に向かって斜め下方に延びている。その結果、支持部材12は、側面視では挿入チューブ11の下面よりも下方に反っている。これにより、支持部材12が気管に迷入するのを防止できる。
第2支持部122は、平面視では略三角形の板状に形成され、正面視では上向きに凹むように湾曲する円弧状に形成されている。第2支持部122は、第1支持部121よりも大きく湾曲している。
折曲部123は、第1支持部121と第2支持部122との間に位置する。支持部材12は、折曲部123を折り曲げることにより第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ折り曲げ可能に構成されている。支持部材12は、第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ折り曲げ可能な折曲部123を備えるとも言える。
折曲部123は、支持部材12の内周側(支持部材12の上面)に形成された左右方向に延びる溝である。すなわち、折曲部123は、第1支持部121及び第2支持部122よりも肉薄に形成されているため、第2支持部122は、第1支持部121に対して上側へ折り曲げられやすい。
第2支持部122は、第2支持部122の基端部122aから下方に向かって延びて折曲部123に接続される段差部122bを備える。段差部122bは、第2支持部122の基端部122aの左右側縁部にそれぞれ設けられる。これにより、第2支持部122の基端部122aの左右側縁部は、第1支持部121の先端部121aの左右側縁部よりも上方に位置している。一方、第2支持部122の先端部122cは、第1支持部121の前後方向の略延長線上に位置している。第2支持部122は、側面視で全体として楔状に形成されている。
ラリンジアルマスク1を挿入時、第2支持部122の先端部122cが後咽頭壁93aに接触すると、図5(a)のように第2支持部122に力が加わる。第2支持部122に加わった力は、段差部122bによって、第2支持部122を折曲部123を支点としてラリンジアルマスク1の上方へ回動させる力となる。これにより、ラリンジアルマスク1を挿入時、図5(b)のように第2支持部122が折曲部123を支点として第1支持部121に対して人体の腹側へ折れ曲がるため、ラリンジアルマスク1を挿入しやすい。
第2支持部122は、外周側(下側)に向かって反っている。これにより、第2支持部122が気管に迷入するのを効果的に防止できる。
[1−2]環状カフについて
環状カフ40は、支持部材12と一体に設けられ、人体9の口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより気管91の開口部の周囲の組織に密着し、食道92と気管91との連通を遮断するためのものである。
環状カフ40は、カフ基端部40Rと、その先端に設けられたカフ先端部40Fとを一体に有する。カフ先端部40Fは、カフ先頭部40aと、左右一対のカフ中間側部40bとを含む。これらのカフ基端部40R、カフ先頭部40a、及びカフ中間側部40bは互いに内部が連通し、全体が環状に(つまり無端状に)形成されている。環状カフ40は、内部に気体が供給され又は内部から気体が排出されることにより、膨張又は収縮が可能なように素材や薄さが設定されている。
カフ基端部40Rは、平面視で幅方向(左右方向)に直線状に延びる。カフ中間側部40bは、カフ基端部40Rの左右の側端部から前側に互いにほぼ平行に延びる。カフ先頭部40aは、幅方向の中央部が前側に張り出す円弧状に形成され、左右の側端部がカフ中間側部40bの前端部にそれぞれ接続する。
カフ基端部40Rは、膨張時の容量が比較的大きくなるように、縦(前後方向)×横(左右方向)×高さ(上下方向)の寸法が設定されている。カフ基端部40Rは、膨張時は上方に膨張する。
カフ先端部40Fのカフ中間側部40bは、膨張時の容量が比較的小さくなるように、各部の寸法が設定されている。左のカフ中間側部40bは、膨張時は左方に膨張し、右のカフ中間側部40bは、膨張時は右方に膨張する。
カフ先端部40Fのカフ先頭部40aもまた、膨張時の容量が比較的小さくなるように、各部の寸法が設定されている。カフ先頭部40aは、膨張時はその円弧状の径方向外方に膨張する。
環状カフ40が膨張した状態で、カフ基端部40Rはカフ先端部40Fよりも側面視で厚み(上下方向の高さ)が大きく、かつ、カフ基端部40Rとカフ先端部40Fとは側面視でカフ基端部40Rがカフ先端部40Fよりも上方に突出して段差40sが形成されるように互いに連結されている。そのため、カフ基端部40Rとカフ先端部40Fとの境界部において、カフ基端部40Rの左右の側端部の上面から、カフ中間側部40bの後端部の上面にかけて、段差40sの存在により、上下方向の高さが急落している。
カフ基端部40Rは、人体前方(気管91の開口部に向く側)に膨張して咽頭93の人体前側の組織と密着し、カフ先端部40F(より詳しくはそのカフ中間側部40b)は、人体左方及び右方に膨張して咽頭93の人体左側及び右側の組織と密着する。
環状カフ40が膨張した状態で、咽頭93の人体左側及び右側の組織と密着するカフ中間側部40bの側面(カフ側面)40zは、接触面積が増大するように、上下方向及び前後方向に平坦状に形成されている。
環状カフ40が膨張した状態で、カフ中間側部40bの上面は、前後方向において支持部材12の第1支持部121と平行に形成されている。すなわち、カフ中間側部40bの上面は、クサビ形の傾斜面には形成されていない。
カフ基端部40Rの幅方向の中央部の後面に、環状カフ40に膨張用の気体を供給するためのカフ用チューブ取付部40yが突設されている。この取付部40yにカフ用チューブ50の一端が接続され、カフ用チューブ50の他端は気体供給器(図示していない)に接続される。
カフ基端部40Rと、左右一対のカフ中間側部40bと、カフ先頭部40aとで囲まれた空間内に、カフ接合部40cが設けられている。カフ接合部40cは、カフ中間側部40bとカフ先頭部40aとに亘って形成されている。カフ接合部40cは、カフ中間側部40b及びカフ先頭部40aの下部から環状カフ40の内方に張り出す肉薄の板状片で構成されている。カフ接合部40cは、支持部材12の第1支持部121及び第2支持部122の下面に配置されて接合されている。これにより、環状カフ40がカフ接合部40cを介して支持部材12に取り付けられ、支持部材12の先端部に固定されている。
その場合、第1支持部121の左右の側縁部が環状カフ40の左右のカフ中間側部40bの下部に環状カフ40の内方から当接している。ここで、前述したように、第1支持部121は、正面視で上向きに凹むように緩やかに湾曲する円弧状に形成され、第1支持部121の左右の側縁部は第1支持部121の幅方向の中央部よりも若干上方に位置している。つまり、第1支持部121は、カフ先端部40Fのカフ中間側部40bが人体左方及び右方に膨張したときにカフ中間側部40bに作用する人体左側及び右側からの反力(左右方向からの圧縮力)に対して、カフ中間側部40bを環状カフ40の内方から支持している。言い換えると、第1支持部121は、側方からの外力に対するカフ中間側部40bの変形を抑えるように、カフ中間側部40bを環状カフ40の内方から支持している。
また、第2支持部122が環状カフ40のカフ先端部40Fの上部に上方から当接している。ここで、前述したように、第2支持部122は、下方に向かって反っており、第2支持部122の下面の凹みにカフ先頭部40aが配置される。第2支持部122は、前方からの外力に対するカフ先端部40Fの変形を抑えるように、カフ先頭部40aを上方から支持している。
以上のように、本実施形態のラリンジアルマスク1は、人体9の食道92と気管91との連通を遮断しつつ気道を確保するためのラリンジアルマスク1であって、
人体9に挿入される挿入チューブ11と、
挿入チューブ11の先端側に設けられ、気管91に連通する支持部材12と、
支持部材12と一体に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより気管91の開口部の周囲の組織に密着可能な環状カフ40とを有し、
支持部材12は、挿入チューブ11に接続されて環状カフ40の内方で先端部が開口する筒状部120と、筒状部120の先端側周縁の一部から先端側へ延びて環状カフ40のカフ中間側部40bを支持する第1支持部121と、第1支持部121の先端側に設けられて環状カフ40のカフ先頭部40aを支持する第2支持部122と、第1支持部121と第2支持部122とを連結する折曲部123とを備え、
折曲部123を折り曲げることにより第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ折り曲げ可能に構成されている。
この構成によれば、折曲部123を折り曲げることにより第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ折り曲げることができるため、口腔から環状カフ40を挿入する際、先端側の第2支持部122の折れ曲がる方向が人体9の腹側となるようにして挿入することでラリンジアルマスク1を挿入しやすい。
また、本実施形態のラリンジアルマスク1において、第1支持部121は、筒状部120の先端側周縁の一部から外周側に傾斜して先端側へ延びるようにしてもよい。この構成によれば、支持部材12が気管91に迷入するのを防止できる。
また、本実施形態のラリンジアルマスク1において、折曲部123は、第1支持部121と第2支持部122との間の内周側に形成された溝であってもよい。この構成によれば、第2支持部122を第1支持部121に対して筒状部120の内周側へ容易に折り曲げることができる。
また、本実施形態のラリンジアルマスク1において、第2支持部122は、第2支持部122の基端部122aから外周側へ延びて折曲部123に接続される段差部122bを備えるものでもよい。また、段差部122bは、第2支持部122の基端部122aの左右側縁部にそれぞれ設けられるものでもよい。この構成によれば、第2支持部122に加わった力は、段差部122bによって、第2支持部122を折曲部123を支点としてラリンジアルマスク1の上方へ回動させる力となり、ラリンジアルマスク1を挿入時、第2支持部122が折曲部123を支点として第1支持部121に対して人体9の腹側へ折れ曲がる。
また、本実施形態のラリンジアルマスク1において、第2支持部122は、外周側に向かって反っていてもよい。この構成によれば、第2支持部122が気管91に迷入するのを効果的に防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1…ラリンジアルマスク
10…本体部材
11…挿入チューブ
12…支持部材
120…筒状部
121…第1支持部
122b…段差部
122…第2支持部
122a…基端部
123…折曲部
40…環状カフ
40F…カフ先端部
40R…カフ基端部
40a…カフ先頭部
40b…カフ中間側部
9…人体
91…気管
92…食道
93…咽頭
93a…後咽頭壁

Claims (6)

  1. 人体の食道と気管との連通を遮断しつつ気道を確保するためのラリンジアルマスクであって、
    人体に挿入される挿入チューブと、
    前記挿入チューブの先端側に設けられ、前記気管に連通する支持部材と、
    前記支持部材と一体に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより前記気管の開口部の周囲の組織に密着可能な環状カフとを有し、
    前記支持部材は、前記挿入チューブに接続されて前記環状カフの内方で先端部が開口する筒状部と、前記筒状部の先端側周縁の一部から先端側へ延びて前記環状カフの中間側部を支持する第1支持部と、前記第1支持部の先端側に設けられて前記環状カフの先頭部を支持する第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する折曲部とを備え、
    前記折曲部を折り曲げることにより前記第2支持部を前記第1支持部に対して前記筒状部の内周側へ折り曲げ可能に構成されている、ラリンジアルマスク。
  2. 前記第1支持部は、前記筒状部の先端側周縁の一部から外周側に傾斜して先端側へ延びる、請求項1に記載のラリンジアルマスク。
  3. 前記折曲部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間の内周側に形成された溝である、請求項1又は2に記載のラリンジアルマスク。
  4. 前記第2支持部は、前記第2支持部の基端部から外周側へ延びて前記折曲部に接続される段差部を備える、請求項1〜3の何れか1項に記載のラリンジアルマスク。
  5. 前記段差部は、前記第2支持部の基端部の左右側縁部にそれぞれ設けられる、請求項4に記載のラリンジアルマスク。
  6. 前記第2支持部は、外周側に向かって反っている、請求項1〜5の何れか1項に記載のラリンジアルマスク。
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