JP2021120976A - 保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及びその実装構造 - Google Patents

保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及びその実装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】外部電極において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても、それにより、周辺に実装された部品への飛散を抑制し、それにより回路において短絡が引き起こされることを抑制しうる保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及びその実装構造を提供する。【解決手段】保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1は、内部電極層16及びセラミック層14を含む積層体12と、外部電極24とを備える。積層体の第2の主面12bが実装面である回路基板52に向く面とされ、第1の主面12aにおいて、接着剤を介して第1の主面上および第1の主面上に配置されている外部電極と空間を空けるように配置される保護フレーム部100を有している。保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造50は、回路基板、信号電極56及び半田60とは隙間106を介して配置される。【選択図】図5

Description

この発明は、積層セラミック電子部品及びその実装構造に関し、特に、複層構造の外部電極を備えた積層セラミック電子部品が、保護フレーム部により保護された構成をなす保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及びその実装構造に関する。
一般に、積層セラミック電子部品である積層セラミックコンデンサは、チタン酸バリウムなどの誘電体セラミックスよりなるセラミック焼結体を用いて構成され、セラミック焼結体の内部には、セラミック層を介して重なり合うように複数の内部電極が形成されている。また、セラミック焼結体の一方端面上には、内部電極に電気的に接続されるように外部電極が形成され、他方端面上には、内部電極に電気的に接続されるように外部電極が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−306580号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような積層セラミックコンデンサでは、一般的に、例えば、焼付電極層上にめっきからなるNiめっき層およびSnめっき層を形成する際に、めっき液などの水分が焼付電極層やセラミック焼結体の内部に浸入し、実装時に高温に晒された結果、浸入した水分が膨張、突沸して積層セラミックコンデンサの外部に噴出する「半田爆ぜ」と呼ばれる現象が生じる場合あることが知られている。
また、特許文献1に記載されているような積層セラミックコンデンサでは、一般的に、ヒートサイクル試験などを行った際に、最外層となるSnめっき層のSnと、Snめっき層の下に形成されているNiめっき層のNiの熱膨張係数が著しく異なるため、体積膨張がSnめっき層への圧縮応力として働き、ウィスカ(Snの針状結晶状の髭)が発生する場合があることが知られている。
ここで、上記のような半田爆ぜやウィスカが発生した場合、例えば特に実装密度が高いプリント配線板に積層セラミックコンデンサを半田付けするときに、電子回路の短絡を引き起こす虞があることが懸念される。
したがって、本発明では、外部電極において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても、それにより、周辺に実装された部品への飛散を抑制し、また、回路において短絡が引き起こされることを抑制しうる保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及び保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造を提供する。
すなわち、本発明に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品は、積層された複数のセラミック層を含み、相対する第1の主面および第2の主面と、第1の主面と第2の主面を結ぶ高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、高さおよび幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、複数のセラミック層と交互に積層され、第1の端面に露出する第1の内部電極層と、複数のセラミック層と交互に積層され、第2の端面に露出する第2の内部電極層と、第1の内部電極層に接続され、第1の端面上に配置された第1の外部電極と、第2の内部電極層に接続され、第2の端面上に配置された第2の外部電極と、を有する積層セラミック電子部品において、第2の主面が実装面に向く面とされ、第1の主面において、接着剤を介して第1の主面上および第1の主面上に配置されている第1の外部電極ならびに第2の外部電極と空間を空けるように配置される保護フレーム部を有しており、保護フレーム部は、接着剤と、第1の主面上を覆うように設けられる第1の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部に接続され、第1の端面上に配置される第1の外部電極と空間を空けて第1の外部電極を覆うように設けられる第2の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部と第2の保護フレーム部とに接続され、第1の側面上に設けられる第1の外部電極と空間を空けて第1の外部電極を覆うように設けられる第3の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部と第2の保護フレーム部とに接続され、第2の側面上に設けられる第1の外部電極と空間を空けて第1の外部電極を覆うように設けられる第4の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部に接続され、第2の端面上に配置される第2の外部電極と空間を空けて第2の外部電極を覆うように設けられる第5の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部と第5の保護フレーム部とに接続され、第1の側面上に設けられる第2の外部電極と空間を空けて第2の外部電極を覆うように設けられる第6の保護フレーム部と、第1の保護フレーム部と第5の保護フレーム部とに接続され、第2の側面上に設けられる第2の外部電極と空間を空けて第2の外部電極を覆うように設けられる第7の保護フレーム部と、を有することを特徴とする。
換言すれば、第1〜第7の各保護フレーム部は、接着剤によって第1の主面に固定されることで、第1、第2の外部電極との間に空間を形成している。
このようなものであれば、外部電極を保護フレーム部により覆うことが可能となる。したがって、仮に、半田爆ぜやウィスカが発生したとしても、周辺に実装された部品への飛散を抑制し、それにより、回路において短絡が引き起されることを防止することができる、上記の第1の課題を解決し得る、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品を提供することができる。
また、本発明では、積層セラミックコンデンサの上面を平らな保護フレーム部で覆うようにすれば、積層セラミックコンデンサを実装基板に実装する際、ノズルで部品吸着してピックアップする工程での吸着性も向上させることが可能となる。その結果、積層セラミックコンデンサの実装性も向上させることができる。すなわち、当該構成にて、上記の第2の課題を解決し得る。
そして、本発明に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造は、回路基板上に実装された上記の保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造であって、回路基板は、基板のコア材と、コア材上に配置された第1の信号電極と、コア材上に配置された第2の信号電極と、を有し、積層セラミックコンデンサの第1の外部電極と第1の信号電極および積層セラミックコンデンサの第2の外部電極と第2の信号電極とが接合材によって接続されており、第2の保護フレーム部および第3の保護フレーム部、第4の保護フレーム部は、回路基板、第1の信号電極、第2の信号電極、接合材とは離れて配置されており、第5の保護フレーム部および第6の保護フレーム部、第7の保護フレーム部は、回路基板、第1の信号電極、第2の信号電極、接合材とは離れて配置されている。
このようなものであれば、第2〜第7の各保護フレーム部が実装対象である回路基板に実装時に干渉することも、半田のような接合材に実装時に干渉されることも有効に回避することができる。
本発明では、外部電極において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても、それにより、実装後の電子回路において短絡が引き起こされることを抑制しうる保護フレーム部付き積層セラミック電子部品及び保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造を提供することができる。
この発明の上記の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品を示す分解斜視図である。 図1に係る線III−III断面図(右側断面図)である。 図1に係る線IV−IV断面図(中央正断面図)である。 この発明の実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)は、この発明の実施の形態の変形例に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品を示す中央正断面図である。
1.保護フレーム部付き積層セラミック電子部品、積層セラミックコンデンサ
この発明の実施の形態に係る、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1の、積層セラミックコンデンサ10及び保護フレーム部100について説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係る外観斜視図である。図2は、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品を示す分解斜視図である。図3は、図1に係る線III−III断面図(右側断面図)である。図4は、図1に係る線IV−IV断面図、換言すれば中央側断面図である。図5は、この発明の実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造を示す中央正断面図である。本実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品は、積層セラミックコンデンサ10と、保護フレーム部100とを有している。
以下、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1を構成する積層セラミックコンデンサ10及び保護フレーム部100について、順に説明する。
(積層セラミックコンデンサ)
積層セラミック電子部品である積層セラミックコンデンサ10は、積層体12と、この積層体12に設けられた外部電極24とを備えている。
(積層体)
積層体12は、積層された複数のセラミック層14と複数の内部電極層16とを有する。さらに、積層体12は、図1に示されるように、高さ方向xに相対する第1の主面12a及び第2の主面12bと、高さ方向xに直交する幅方向yに相対する第1の側面12c及び第2の側面12dと、高さ方向x及び幅方向yに直交する長さ方向zに相対する第1の端面12e及び第2の端面12fとを含む。この積層体12には、角部及び稜線部に丸みがつけられている。なお、角部とは、積層体12の隣接する3面が交わる部分のことであり、稜線部とは、積層体12の隣接する2面が交わる部分のことである。また、第1の主面12a及び第2の主面12b、第1の側面12c及び第2の側面12d、ならびに第1の端面12e及び第2の端面12fの一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
積層体12は、図2〜図5に示されるように、第1の主面12a及び第2の主面12b同士を結ぶ積層方向において、複数の内部電極層16が対向する有効層部15aと、最も第1の主面12a側に位置する内部電極層16と第1の主面12aとの間に位置する複数のセラミック層14から形成される第1の外層部15b1と、最も第2の主面12b側に位置する内部電極層16と第2の主面12bとの間に位置する複数のセラミック層14から形成される第2の外層部15b2と、を有する。
セラミック層14を形成するセラミック材料としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などの主成分からなる誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。
第1の外層部15b1は、積層体12の第1の主面12a側に位置し、第1の主面12aと最も第1の主面12aに近い内部電極層16との間に位置する複数のセラミック層14との間に位置する複数のセラミック層14との集合体である。
第2の外層部15b2は、積層体12の第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと最も第2の主面12bに近い内部電極層16との間に位置する複数のセラミック層14との間に位置する複数のセラミック層14との集合体である。
積層体12は、第1の主面12aおよび第2の主面12b同士を結ぶ積層方向において、内部電極層16同士が対向する有効層部15aと、最も第1の主面12aに近い内部電極層16と第1の主面12aとの間に位置する第1の外層部15b1と、最も第2の主面12bに近い内部電極層12と第2の主面12bとの間に位置する第2の外層部15b2と、を有している。
つまり、第1の外層部15b1及び第2の外層部15b2に挟まれた領域が有効層部15aである。なお、第1の外層部15b1及び第2の外層部15b2の厚みは、10μm以上300μm以下であることが好ましい。積層されるセラミック層14の枚数は、特に限定されないが、第1の外層部15b1及び第2の外層部15b2を含み、15枚以上1000枚以下であることが好ましい。また、セラミック層14の厚みは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。
積層体12の寸法は、特に限定されないが、長さ方向zの寸法が0.2mm以上10mm以下、幅方向yの寸法が0.1mm以上10mm以下、高さ方向xの寸法が0.1μm以上5μm以下であることが好ましい。
なお、積層体12に、圧電体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、セラミック圧電素子10aとして機能する。圧電セラミック材料の具体例としては、たとえば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、半導体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、サーミスタ素子10bとして機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、磁性体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、インダクタ素子10cとして機能する。また、インダクタ素子として機能する場合は、内部電極層は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
すなわち、本実施の形態に係る積層セラミック電子部品は、積層体12の材料及び構造を適宜変更することで、積層セラミックコンデンサ10のみならず、セラミック圧電素子10a、サーミスタ素子10b、又はインダクタ素子10cとして好適に機能し得る。
(内部電極層)
積層体12は、複数の内部電極層16として、たとえば略矩形状の複数の第1の内部電極層16a及び複数の第2の内部電極層16bを有する。複数の第1の内部電極層16a及び複数の第2の内部電極層16bは、積層体12の高さ方向xに沿ってセラミック層14を挟んで等間隔に交互に配置されるように埋設されている。
第1の内部電極層16aは、第2の内部電極層16bと対向する第1の対向電極部18aと、第1の内部電極層16aの一端側に位置し、第1の対向電極部18aから積層体12の第1の端面12eまでの第1の引出電極部20aとを有する。第1の引出電極部20aは、その端部が第1の端面12eに引き出され、露出している。
第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aの形状は、特に限定されないが平面視矩形状であることが好ましい。もっとも、平面視コーナー部を丸められていたり、コーナー部を平面視斜めに形成したりしてよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついている平面視テーパー状であってもよい。
第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aの形状は、特に限定されないが平面視矩形状であることが好ましい。もっとも、平面視コーナー部を丸められていたり、コーナー部を平面視斜めに形成したりしてよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついている平面視テーパー状であってもよい。
第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aの幅と、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aの幅は、同じ幅で形成されていてもよく、どちらか一方が、幅が狭く形成されていてもよい。
第2の内部電極層16bは、第1の内部電極層16aと対向する第2の対向電極部18bと、第2の内部電極層16bの一端側に位置し、第2の対向電極部18bから積層体12の第2の端面12fまでの第2の引出電極部20bを有する。第2の引出電極部20bは、その端部が第2の端面12fに引き出され、露出している。
第2の内部電極層16bの第2の対向電極部18bの形状は、特に限定されないが平面視矩形状であることが好ましい。もっとも、平面視コーナー部を丸められていたり、コーナー部を平面視斜めに形成したりしてよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついている平面視テーパー状であってもよい。
第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bの形状は、特に限定されないが平面視矩形状であることが好ましい。もっとも、平面視コーナー部を丸められていたり、コーナー部を平面視斜めに形成したりしてよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついている平面視テーパー状であってもよい。
第2の内部電極層16bの第2の対向電極層18bの幅と、第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bの幅は、同じ幅で形成されていてもよく、どちらか一方が、幅が狭く形成されていてもよい。
積層体12は、図3に示されるように、第1の対向電極部18a及び第2の対向電極部18bの幅方向yの一端と第1の側面12cとの間及び第1の対向電極部18a及び第2の対向電極部18bの幅方向yの他端と第2の側面12dとの間に形成される積層体12の側部(以下、「Wギャップ」という。)22aを含む。
さらに、積層体12は、図4に示されるように、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aとは反対側の端部と第2の端面12fとの間及び第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bとは反対側の端部と第1の端面12eとの間に形成される積層体12の端部(以下、「Lギャップ」という。)22bを含む。
第1の内部電極層16a及び第2の内部電極層16bは、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、Ag−Pd合金等の、それらの金属の少なくとも一種を含む合金などの適宜の導電材料により構成することができる。
内部電極層16、すなわち第1の内部電極層16a及び第2の内部電極層16bのそれぞれの厚みは、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
また、第1の内部電極層16a及び第2の内部電極層16bの枚数は、合わせて15枚以上200枚以下であることが好ましい。
内部電極層16は、回路基板52(図5参照)に実装する面に対して平行となるように設けられていてもよく、垂直となるように設けられていてもよいが、回路基板52に実装する面に対して平行となるように設けられているのがより好ましい。
(外部電極)
積層体12の第1の端面12e側及び第2の端面12f側には、図1〜図6に示されるように、外部電極24が配置される。
外部電極24は、金属成分及びガラス成分を含む下地電極層26と、下地電極層26の表面に形成されるめっき層28とを含む。
外部電極24は、第1の外部電極24a及び第2の外部電極24bを有する。
第1の外部電極24aは、第1の内部電極層16aに接続され、第1の端面12eの表面に配置されている。また、第1の外部電極24aは、第1の端面12eから延伸して第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部、ならびに第1の側面12cの一部および第2の側面12dの一部にも配置される。この場合、第1の外部電極24aは、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aと電気的に接続される。
第2の外部電極24bは、第2の内部電極層16bに接続され、第2の端面12fの表面に配置されている。また、第2の外部電極24bは、第2の端面12fから延伸して第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部、ならびに第1の側面12cの一部および第2の側面12dの一部にも配置される。この場合、第2の外部電極24bは、第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bと電気的に接続される。
めっき層28は、第1のめっき層28aと、第2のめっき層28bとを有している。
積層体12内においては、第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aと第2の内部電極層16bの第2の対向電極部18bとがセラミック層14を介して対向することにより、静電容量が形成されている。そのため、第1の内部電極層16aが接続された第1の外部電極24aと第2の内部電極層16bが接続された第2の外部電極24bとの間に、静電容量を得ることができ、コンデンサの特性が発現する。
下地電極層26は、焼付け層、導電性樹脂層、薄膜層等から選ばれる少なくとも1つを含む。
以下、下地電極層26を上記の焼付け層、導電性樹脂層、薄膜層とした場合の各構成について説明する。
(焼付け層の場合)
焼付け層は、ガラス成分と金属成分とを含む。焼付け層のガラス成分は、B、Si、Ba、Mg、Al、Li等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層の金属成分としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラス成分および金属成分を含む導電性ペーストを積層体12に塗布して焼付けたものであり、内部電極層16およびセラミック層14と同時焼成したものでもよく、内部電極層16およびセラミック層14を焼成した後に焼付けてもよい。なお、焼付け層を内部電極層16およびセラミック層14と同時に焼成する場合には、ガラス成分の代わりにセラミック材料を添加して焼付け層を形成することが好ましい。
なお、本実施の形態に係る積層セラミック電子部品を、積層セラミックコンデンサ10としているため、上記の通り下地電極層は、本実施の形態では金属成分及びセラミック成分を含むものとしたが、当該態様に限られない。つまり上述の通り、積層セラミック電子部品が圧電体セラミックや、半導体セラミックや磁性体セラミックである場合、下地電極層に含まれるセラミック成分の具体的な成分が異なることはいうまでもない。
第1の端面12eおよび第2の端面12fに位置する第1および第2の下地電極層26a、26bの高さ方向x中央部における第1および第2の焼付け層の厚みは、例えば、15μm以上160μm以下程度であることが好ましい。
また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12d上に下地電極層26を設ける場合には、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12d上に位置する第1および第2の下地電極層26a、26bである長さ方向zの中央部における第1および第2の焼付け層の厚みは、例えば、5μm以上40μm以下程度であることが好ましい。
(導電性樹脂層の場合)
導電性樹脂層は、複数層であってもよい。
導電性樹脂層は、焼付け層上に焼付け層を覆うように配置されるか、積層体12上に直接配置されてもよい。
導電性樹脂層は、熱硬化性樹脂および金属を含む。
導電性樹脂層は、熱硬化性樹脂を含むため、例えばめっき膜や導電性ペーストの焼成物からなる導電層よりも柔軟性に富んでいる。このため、積層セラミックコンデンサ10に物理的な衝撃や熱サイクルに起因する衝撃が加わった場合であっても、導電性樹脂層が緩衝層として機能し、積層セラミックコンデンサ10へのクラックを防止することができる。
導電性樹脂層に含まれる金属としては、Ag、Cu、Ni、Sn、Biまたは、それらを含む合金を使用することができる。
また、金属粉の表面にAgコーティングされた金属粉を使用することもできる。金属粉の表面にAgコーティングされたものを使用する際には金属粉としてCu、Ni、Sn、Bi又はそれらの合金粉を用いることが好ましい。導電性金属にAgの導電性金属粉を用いる理由としては、Agは金属の中でもっとも比抵抗が低いため電極材料に適しており、Agは貴金属であるため酸化せず耐候性が高いためである。また、上記のAgの特性は保ちつつ、母材の金属を安価なものにすることが可能になるためである。
さらに、導電性樹脂層に含まれる金属としては、Cu、Niに酸化防止処理を施したものを使用することもできる。
なお、導電性樹脂層に含まれる金属としては、金属粉の表面にSn、Ni、Cuをコーティングした金属粉を使用することもできる。金属粉の表面にSn、Ni、Cuをコーティングされたものを使用する際には金属粉としてAg、Cu、Ni、Sn、Bi又はそれらの合金粉を用いることが好ましい。
導電性樹脂層に含まれる金属は、導電性樹脂全体の体積に対して、35vol%以上75vol%以下で含まれていることが好ましい。
導電性樹脂層に含まれる金属の平均粒径は、特に限定されない。導電性フィラーの平均粒径は、例えば、0.3μm以上10μm以下程度であってもよい。
導電性樹脂層に含まれる金属は、主に導電性樹脂層の通電性を担う。具体的には、導電性フィラー同士が接触することにより、導電性樹脂層内部に通電経路が形成される。
導電性樹脂層に含まれる金属は、球形状、扁平状などのものを用いることができるが、球形状金属粉と扁平状金属粉とを混合して用いるのが好ましい。
導電性樹脂層の樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの公知の種々の熱硬化性樹脂を使用することができる。その中でも、耐熱性、耐湿性、密着性などに優れたエポキシ樹脂は最も適切な樹脂の一つである。
導電性樹脂層に含まれる樹脂は、導電性樹脂全体の体積に対して、25vol%以上65vol%以下で含まれていることが好ましい。
また、導電性樹脂層には、熱硬化性樹脂とともに、硬化剤を含むことが好ましい。硬化剤としては、ベース樹脂としてエポキシ樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂の硬化剤としては、フェノール系、アミン系、酸無水物系、イミダゾール系、活性エステル系、アミドイミド系など公知の種々の化合物を使用することができる。
第1の端面12eおよび第2の端面12fに位置する積層体12の高さ方向x中央部に位置する導電性樹脂層の厚みは、例えば、5μm以上50μm以下程度であることが好ましい。
また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12d上にも導電性樹脂層を設ける場合には、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dに位置する導電性樹脂層の長さ方向zの中央部における導電性樹脂層の厚みは、例えば、5μm以上50μm以下程度であることが好ましい。
(薄膜層の場合)
薄膜層は、スパッタリング法または蒸着法等の薄膜形成法により形成され、金属粒子が堆積された1μm以下の層である。
(めっき層)
続いて、下地電極層26の上に配され得るめっき層28である第1のめっき層28a及び第2のめっき層28bについて、図3及び図4を参照して説明する。
第1のめっき層28a及び第2のめっき層28bとしては、例えば、Cu、Ni、Sn、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。
第1のめっき層28aは、第1の下地電極層26aを覆うように配置されている。
第2のめっき層28bは、第2の下地電極層26bを覆うように配置されている。
第1のめっき層28a及び第2のめっき層28bは、複数層により形成されていてもよい。この場合、めっき層28は、下地電極層26上に形成されるNiめっきによる下層めっき層30と、下層めっき層30上に形成されるSnめっきによる上層めっき層32の2層構造であることが好ましい。
すなわち、第1のめっき層28aは、第1の下層めっき層30aと、第1の下層めっき層30aの表面に位置する第1の上層めっき層32aとを有する。
また、第2のめっき層28bは、第2の下層めっき層30bと、第2の下層めっき層30bの表面に位置する第2の上層めっき層32bとを有する。
Niめっきによる下層めっき層30は、下地電極層26が積層セラミックコンデンサ10を実装する際のはんだによって侵食されることを防止するために用いられ、Snめっきによる上層めっき層32は、積層セラミックコンデンサ10を実装する際の半田の濡れ性を向上させて、容易に実装することができるようにするために用いられる。
めっき層一層あたりの厚みは、2.0μm以上、15.0μm以下であることが好ましい。
なお、下地電極層26を設けずにめっき層だけで外部電極24を形成してもよい。
以下、図示はしていないが、下地電極層26を設けずにめっき層を設ける構造について説明する。
第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bのそれぞれは、下地電極層が設けられず、めっき層がセラミック素体12の表面に直接形成されていてもよい。すなわち、積層セラミックコンデンサ10は、第1の内部電極層16aまたは第2の内部電極層16bに電気的に接続されるめっき層を含む構造であってもよい。このような場合、前処理として積層体12の表面に触媒を配設した後で、めっき層が形成されてもよい。
ここで、下地電極層26を設けずにめっき層だけで外部電極24を形成する場合、下地電極層26を設けずに配置するめっき層の1層あたりの厚みは、1μm以上15μm以下であることが好ましい。
めっき層は、積層体12の表面に形成される下層めっき電極と、下層めっき電極の表面に形成される上層めっき電極とを含むことが好ましい。下層めっき電極および上層めっき電極はそれぞれ、例えば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、Bi又はZnなどから選ばれる少なくとも1種の金属または当該金属を含む合金を含むことが好ましい。
更に、下層めっき電極は、半田バリア性能を有するNiを用いて形成されることが好ましく、上層めっき電極は、半田濡れ性が良好なSnやAuを用いて形成されることが好ましい。
また、例えば、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bがNiを用いて形成される場合、下層めっき電極は、Niと接合性のよいCuを用いて形成されることが好ましい。なお、上層めっき電極は必要に応じて形成されればよく、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bはそれぞれ、下層めっき電極のみで構成されてもよい。めっき層は、上層めっき電極を最外層としてもよいし、上層めっき電極の表面にさらに他のめっき電極を形成してもよい。
さらに、めっき層は、ガラスを含まないことが好ましい。めっき層の単位体積あたりの金属割合は、99体積%以上であることが好ましい。
(保護フレーム部)
ここで、本実施の形態では、第2の主面12bが回路基板の一面である実装面に向く面(図示下側)とされる。そして本実施の形態では、第1の主面12aに対し、保護フレーム部100が、接着剤102を介して第1の主面12a上および第1の主面12a上に配置されている外部電極24と空間104を空けるように配置される。
以下、保護フレーム部100の各部の構成について説明する。保護フレーム部100は、以下の第1の保護フレーム部110〜第7の保護フレーム部170を有している。
すなわち、本実施の形態では、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1は、積層体12の第1の主面12aにおいて、接着剤102を介して第1の主面12a上および第1の主面12a上に配置されている第1の外部電極24aならびに第2の外部電極24bと空間104を空けるように配置される保護フレーム部100を有している。
保護フレーム部100は、第1の保護フレーム部110、第2の保護フレーム部120、第3の保護フレーム部130、第4の保護フレーム部140、第5の保護フレーム部150、第6の保護フレーム部160及び第7の保護フレーム部170を有している。
第1の保護フレーム部110ないし第7の保護フレーム部170の厚みは特に限定されない。第1の保護フレーム部110ないし第7の保護フレーム部170は、絶縁性の素材もしくは金属性の素材からなることが好ましい。これにより、仮に半田爆ぜやウィスカが発生した場合でも、保護フレーム部100が存在することで周辺に実装された部品への飛散を抑制し、それによる回路の短絡を抑制する効果を得ることができる。
具体的には、絶縁性の素材もしくは金属性の素材は、耐熱クラス200以上の素材が選ばれることが好ましい。
第1の保護フレーム部110は、積層体12の第1の主面12a上を覆うように設けられる部分である。第1の保護フレーム部110は、積層体12の第1の主面12aと接着剤102を介して、空間104を空けるように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第1の保護フレーム部110によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
また、第1の保護フレーム部110の上面は、平らに形成されていることが好ましい。これにより、本実施の形態では、積層セラミックコンデンサ10の上面を平らな保護フレーム部100で覆うことが可能となるため、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1を回路基板52に実装する際、ノズルで部品吸着してピックアップする工程での吸着性も向上させることが可能となる。その結果、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1の実装性も向上させることができる。
また、接着剤102は、高耐熱用エポキシ系接着剤を用いることができる。
第1の保護フレーム部110の大きさは特に限定されないが、積層体の第1の主面12aの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第1の保護フレーム部110と積層体12の第1の主面12aとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第2の保護フレーム部120は、第1の保護フレーム部110に接続され、第1の端面12e上に配置される第1の外部電極24aと空間104を空けて第1の外部電極24aを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第2の保護フレーム部120によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第2の保護フレーム部120の大きさは特に限定されないが、第1の端面12e上に配置される第1の外部電極24aの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第2の保護フレーム部120と積層体12の第1の端面12e上に配置される第1の外部電極24aとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第3の保護フレーム部130は、第1の保護フレーム部110と第2の保護フレーム部120とに接続され、第1の側面12c上に設けられる第1の外部電極24aと空間104を空けて第1の外部電極24aを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第3の保護フレーム部130によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第3の保護フレーム部130の大きさは特に限定されないが、第1の側面12c上に設けられる第1の外部電極24aの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第3の保護フレーム部130と積層体12の第1の側面12c上に配置される第1の外部電極24aとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第4の保護フレーム部140は、第1の保護フレーム部110と第2の保護フレーム部120とに接続され、第2の側面12d上に設けられる第1の外部電極24aと空間104を空けて第1の外部電極24aを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第4の保護フレーム部140によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第4の保護フレーム部140の大きさは特に限定されないが、第2の側面12d上に設けられる第1の外部電極24aの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第4の保護フレーム部140と積層体12の第2の側面12d上に配置される第1の外部電極24aとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第5の保護フレーム部150は、第1の保護フレーム部110に接続され、第2の端面12f上に配置される第2の外部電極24bと空間を空けて第2の外部電極12bを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第5の保護フレーム部150によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第5の保護フレーム部150の大きさは特に限定されないが、第2の端面12f上に設けられる第2の外部電極24bの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第5の保護フレーム部150と積層体12の第2の端面12f上に配置される第2の外部電極24bとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第6の保護フレーム部160は、第1の保護フレーム部110と第5の保護フレーム部150とに接続され、第1の側面12c上に設けられる第2の外部電極24bと空間104を空けて第2の外部電極24bを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第6の保護フレーム部160によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
また、第6の保護フレーム部160と第3の保護フレーム部130とは、凹部108を介して配置されている。
第6の保護フレーム部160の大きさは特に限定されないが、第1の側面12c上に設けられる第2の外部電極24bの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第6の保護フレーム部160と積層体12の第1の側面12c上に配置される第2の外部電極24bとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
第7の保護フレーム部170は、第1の保護フレーム部110と第5の保護フレーム部150とに接続され、第2の側面12d上に設けられる第2の外部電極24bと空間104を空けて第2の外部電極24bを覆うように設けられている。これにより、本実施の形態では、外部電極24を第6の保護フレーム部160によって覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第7の保護フレーム部170の大きさは特に限定されないが、第2の側面12d上に設けられる第2の外部電極24bの全体を覆うように配置されていることが好ましい。
第7の保護フレーム部170と積層体12の第2の側面12d上に配置される第2の外部電極24bとの間の空間104の間隔は、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
また、第7の保護フレーム部170と第4の保護フレーム部140とは、凹部108を介して配置されている。
なお、第3の保護フレーム部130と第6の保護フレーム部160とは繋がって形成されていてもよい。言い換えると、積層体12の第1の側面12c上において、積層体12の第1の側面12cと空間104を空けて第3の保護フレーム部130と第6の保護フレーム部160とを繋ぐ延長部を有していてもよい。
さらに、第4の保護フレーム部140と第7の保護フレーム部170とは繋がって形成されていてもよい。言い換えると、積層体12の第2の側面12d上において、積層体12の第2の側面12dと空間104を空けて第4の保護フレーム部140と第7の保護フレーム部170とを繋ぐ延長部を有していてもよい。
このように、図1に示す保護フレーム付き積層セラミック電子部品1では、第1の主面12aに対し、保護フレーム部100が、接着剤102を介して第1の主面12a上および第1の主面12a上に配置されている外部電極24と空間104を空けるように配置されるので、外部電極24を保護フレーム部100により覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
また、図1に示す保護フレーム付き積層セラミック電子部品1では、積層セラミックコンデンサ10の上面を平らな保護フレーム部100、具体的には第1の保護フレーム部110で覆うことにより、積層セラミックコンデンサ10を回路基板52に実装する際、図示しないノズルで部品吸着してピックアップする工程での吸着性も向上させることが可能となる。その結果、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1の実装性も向上させることができる。
2.保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の製造方法
以下、本実施の形態に係る積層セラミック電子部品の製造方法について説明する。
(i)誘電体シート、内部電極層用の導電性ペーストを準備する。誘電体シートや内部電極層用の導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれる。バインダおよび溶剤は公知のものを用いることができる。
(ii)誘電体シート上に、例えば、スクリーン印刷やグラビア印刷などにより所定のパターンで内部電極層用の導電性ペーストを印刷し、内部電極パターンを形成する。
(iii)内部電極層16のパターンが印刷されていない外層(第2の外層15b2)用の誘電体シートを所定枚数積層し、その上に内部電極パターンが印刷された誘電体シートを順次積層し、その上に外層(第1の外層15b1)用の誘電体シートを所定枚数積層し、積層シートを作製する。
(iv)積層シートを静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスし積層ブロックを作製する。
(v)積層ブロックを所定のサイズにカットし、積層チップを切り出す。このとき、バレル研磨などにより積層チップの角部および稜線部に丸みをつけてもよい。
(vi)積層チップを焼成し積層体12を作製する。焼成温度は、誘電体であるセラミック層14や内部電極層16の材料にもよるが、900℃以上1400℃以下であることが好ましい。
(下地電極層)
(vii)積層体12の両端面12e、12fに外部電極24用の導電性ペーストを塗布し、焼付け、外部電極24の下地電極26として、焼付け層を形成する。焼付け層を形成する場合には、ガラス成分と金属とを含む導電性ペーストを例えばディッピングなどの方法により、塗布し、その後、焼付け処理を行い、下地電極層26を形成する。このときの焼付け温度は、700℃以上900℃以下であることが好ましい。
(viii)必要に応じて、焼付け層の表面にめっき(第1のめっき層28a、第2のめっき層28b)を形成する。
(導電性樹脂層)
なお、下地電極層26を導電性樹脂層で形成する場合は、以下の方法で導電性樹脂層を形成することができる。なお、導電性樹脂層は、焼付け層の表面に形成されてもよく、焼付け層を形成せずに導電性樹脂層を単体で積層体12上に直接形成してもよい。
導電性樹脂層の形成方法としては、熱硬化性樹脂および金属成分を含む導電性樹脂ペーストを焼付け層上もしくは積層体12上に塗布し、250以上550℃以下の温度で熱処理を行い、樹脂を熱硬化させ、導電性樹脂層を形成する。この時の熱処理時の雰囲気は、N2雰囲気であることが好ましい。また、樹脂の飛散を防ぎ、かつ、各種金属成分の酸化を防ぐため、酸素濃度は100ppm以下に抑えることが好ましい。
(めっき電極の場合)
さらに、下地電極層26を設けずに積層体12の内部電極層16が露出する第1、第2の引出電極部20a、20bにめっき層28である第1のめっき層28a及び第2のめっき層28bを設けてもよい。その場合は、以下の方法で形成することができる。
積層体12の第1の端面12e及び第2の端面12fにめっき処理を施し、内部電極層16の露出部である第1、第2の引出電極部20a、20b上に下層めっき電極を形成する。めっき処理を行うにあたっては、電解めっき、無電解めっきのどちらを採用してもよいが、無電解めっきはめっき析出速度を向上させるために、触媒などによる前処理が必要となり、工程が複雑化するというデメリットがある。したがって、通常は、電解めっきを採用することが好ましい。めっき工法としては、バレルめっきを用いることが好ましい。また、必要に応じて、下層めっき電極の表面に形成される上層めっき電極を同様に形成してもよい。
(viii)上記(vii)の後、下地電極層26の表面、導電性樹脂層の表面もしくは下層めっき電極の表面、上層めっき電極の表面に、めっき層28である第1のめっき層28a及び第2のめっき層28bが形成される。本実施の形態では焼付け層である下地電極層26上にNiめっき層、およびSnめっき層を形成した。Niめっき層およびSnめっき層は、たとえばバレルめっき法により、順次形成される。このようにして、積層セラミックコンデンサ10が得られる。
(保護フレーム部の取り付け方法)
続いて、上述した方法により得られた積層セラミックコンデンサ10に保護フレーム部100を取り付ける。
以下、保護フレーム部100の取り付け方法について説明する。
(i)上記(v)で作製した積層セラミックコンデンサ10を準備する。
(ii)第1の保護フレーム部110ないし第7の保護フレーム部170を有する保護フレーム部100を準備する。
(iii)積層セラミックコンデンサ10の第1の主面12a上もしくは第1の保護フレーム部110の第1の主面12a側の面に接着剤102を塗布する。
(iv)その後、接着剤102が塗布されている部分以外のところにおいて、積層セラミックコンデンサ10と保護フレーム部100との間に空間104が空くように保護フレーム部100を取り付け積層セラミックコンデンサ10と保護フレーム部100とを接合させる。
3.保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造
(vi)続いて、図5に示されるような、本実施の形態に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造50について説明する。換言すれば、回路基板52上に実装された保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造50について説明する。
回路基板52は、コア材54と、コア材54上に配置された第1の信号電極56aと、コア材54上に配置された第2の信号電極56bと、を有している。
コア材54は、例えば、ガラス布(クロス)とガラス不織布を混ぜ合わせた基材にエポキシ樹脂やポリイミド樹脂を含侵させた材料からなる基板や、セラミックスとガラスを混合したシートを焼付けて製造するセラミックス基板からなる。
コア材54の厚みは、特に限定されないが、例えば、200μm以上800μm以下のものを用いることができる。
第1の信号電極56aは、コア材54の片面、もしくは両面に貼り付けられている。この第1の信号電極56aに積層セラミックコンデンサ10の外部電極24が接合材たる半田60によって、実装される。
第2の信号電極56bは、コア材54の片面、もしくは両面に貼り付けられている。この第2の信号電極56bに積層セラミックコンデンサ10の外部電極24が接合材たる半田60によって、実装される。
第1の信号電極56aおよび第2の信号電極56bは、材質は特に限定されないが、例えば、銅、金、パラジウム、白金などの金属を用いることができる。
第1の信号電極56aおよび第2の信号電極56bの厚みは、特に限定されないが、例えば、20μm以上200μm以下のものを用いることができる。
積層セラミックコンデンサ10の第1の外部電極24aと第1の信号電極56aおよび積層セラミックコンデンサ10の第2の外部電極24bと第2の信号電極56bとが接合材たる半田60によって接続されている。
本実施の形態では、接合材として半田60を用いているが、外部電極24と第1、第2の信号電極56a、56bとの通電が図れるのであれば、半田60の他、例えば高耐熱用エポキシ系接着剤を用いることができる。
第2の保護フレーム部120、第3の保護フレーム部130および第4の保護フレーム部140は、回路基板52、第1の信号電極56a、第2の信号電極56b、接合材たる半田60とは隙間106を介して離れて配置されている。これにより、本実施の形態では、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
第5の保護フレーム部150、第6の保護フレーム部160および第7の保護フレーム部170は、回路基板52、第1の信号電極56a、第2の信号電極56b、接合材たる半田60とは、隙間106を介して離れて配置されている。これにより、本実施の形態では、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
以上の構成とすることにより、図5に示す保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造50では、第1の主面12aに対し、保護フレーム部100が、接着剤102を介して第1の主面12a上および第1の主面12a上に配置されている外部電極24と空間104を空けるように配置された状態で回路基板52に実装されるので、外部電極24を保護フレーム部100により覆うことが可能となる。したがって、仮に、外部電極24において半田爆ぜやウィスカが発生したとしても周辺部品との短絡を防止することができる。
また、本実施の形態では、積層セラミックコンデンサ10の上面を平らな保護フレーム部100、具体的には第1の保護フレーム部110で覆うことにより、積層セラミックコンデンサ10を実装基板たる回路基板52に実装する際、ノズルで部品吸着してピックアップする工程での吸着性も向上させることが可能となる。その結果、積層セラミックコンデンサ10の実装性も向上させることができる。
(変形例)
以下、本実施の形態の変形例について説明する。本変形例について、上記実施の形態の構成要素に相当するものについては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
すなわち、本変形例に係る保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1を構成する積層セラミックコンデンサ10は、図6(A)、図6(B)及び図6(C)に示されるように、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bには、第1の端面12eおよび第2の端面12fのどちらにも引き出されない浮き内部電極層16cが設けられており、浮遊電極層16cによって、対向電極部18a、18bが複数に分割された構造としてもよい。例えば、図6(A)に示される2連、図6(B)に示される3連、図6(C)に示されるような4連構造とすることができる。なお、図示しないが、同様の構成にて、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品1を、4連以上の構造としてもよいことは言うまでもない。このように、対向電極部18a、18bを複数個に分割した構造とすることによって、対向する内部電極層16a、16b間において複数のコンデンサ成分が形成され、これらのコンデンサ成分が直列に接続された構成となる。そのため、それぞれのコンデンサ成分に印加される電圧が低くなり、積層セラミックコンデンサ10の高耐圧化を図ることができる。
なお、本発明の実施の形態及び変形例は、上記した記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、外部電極を焼付けによる下地電極層とめっきによるめっき層とによって構成したが、内部電極層との通電が可能であれば、印刷等の他の手法により形成された電極にて外部電極を形成するという態様を適用することも可能である。
また、上記実施の形態及び変形例では、平面視矩形状をなすも概略直方体形状の積層セラミックコンデンサに対して保護フレーム部を適用した態様を開示したが、勿論、積層セラミックコンデンサの外形に応じて保護フレーム部の形状も適宜の形状とすることも可能である。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
この発明は、積層セラミック電子部品として利用できる。
1 保護フレーム部付き積層セラミック電子部品
10 積層セラミックコンデンサ
10a セラミック圧電素子
10b サーミスタ素子
10c インダクタ素子
12 積層体
12a 第1の主面
12b 第2の主面
12c 第1の側面
12d 第2の側面
12e 第1の端面
12f 第2の端面
14 セラミック層
15a 有効層部
15b1 第1の外層部
15b2 第2の外層部
16 内部電極層
16a 第1の内部電極層
16b 第2の内部電極層
16c 浮き内部電極層
18a 第1の対向電極部
18b 第2の対向電極部
20a 第1の引出電極部
20b 第2の引出電極部
22a 側部(Wギャップ)
22b 端部(Lギャップ)
24 外部電極
24a 第1の外部電極
24b 第2の外部電極
26 下地電極層
26a 第1の下地電極層
26b 第2の下地電極層
28 めっき層
28a 第1のめっき層
28b 第2のめっき層
30 下層めっき層
30a 第1の下層めっき層
30b 第2の下層めっき層
32 上層めっき層
32a 第1の上層めっき層
32b 第2の上層めっき層
50 実装構造
52 回路基板
54 コア材
56 信号電極
56a 第1の信号電極
56b 第2の信号電極
60 半田
100 保護フレーム部
100a 内面
102 粘着材
104 空間
106 隙間
108 凹部
110 第1の保護フレーム部
120 第2の保護フレーム部
130 第3の保護フレーム部
140 第4の保護フレーム部
150 第5の保護フレーム部
160 第6の保護フレーム部
170 第7の保護フレーム部
x 高さ方向
y 幅方向
z 長さ方向

Claims (3)

  1. 積層された複数のセラミック層を含み、相対する第1の主面および第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面を結ぶ高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、前記高さおよび幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、
    前記複数のセラミック層と交互に積層され、前記第1の端面に露出する第1の内部電極層と、
    前記複数のセラミック層と交互に積層され、前記第2の端面に露出する第2の内部電極層と、
    前記第1の内部電極層に接続され、前記第1の端面上に配置された第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極層に接続され、前記第2の端面上に配置された第2の外部電極と、
    を有する積層セラミック電子部品において、
    前記第2の主面が実装面に向く面とされ、
    前記第1の主面において、接着剤を介して前記第1の主面上および前記第1の主面上に配置されている前記第1の外部電極ならびに前記第2の外部電極と空間を空けるように配置される保護フレーム部を有しており、
    前記保護フレーム部は、
    前記第1の主面上を覆うように設けられる第1の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部に接続され、前記第1の端面上に配置される前記第1の外部電極と空間を空けて前記第1の外部電極を覆うように設けられる第2の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部と前記第2の保護フレーム部とに接続され、前記第1の側面上に設けられる前記第1の外部電極と空間を空けて前記第1の外部電極を覆うように設けられる第3の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部と前記第2の保護フレーム部とに接続され、前記第2の側面上に設けられる前記第1の外部電極と空間を空けて前記第1の外部電極を覆うように設けられる第4の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部に接続され、前記第2の端面上に配置される前記第2の外部電極と空間を空けて前記第2の外部電極を覆うように設けられる第5の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部と前記第5の保護フレーム部とに接続され、前記第1の側面上に設けられる前記第2の外部電極と空間を空けて前記第2の外部電極を覆うように設けられる第6の保護フレーム部と、
    前記第1の保護フレーム部と前記第5の保護フレーム部とに接続され、前記第2の側面上に設けられる前記第2の外部電極と空間を空けて前記第2の外部電極を覆うように設けられる第7の保護フレーム部と、
    を有する、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の保護フレーム部ないし前記第7の保護フレーム部は、絶縁性の素材もしくは金属性の素材からなる、請求項1に記載の保護フレーム部付き積層セラミック電子部品。
  3. 回路基板上に実装された請求項1ないし請求項2に記載の保護フレーム部付き積層セラミックコンデンサの実装構造であって、
    前記回路基板は、基板のコア材と、
    前記コア材上に配置された第1の信号電極と、
    前記コア材上に配置された第2の信号電極と、
    を有し、
    前記積層セラミックコンデンサの前記第1外部電極と前記第1の信号電極および前記積層セラミックコンデンサの前記第2外部電極と前記第2の信号電極とが接合材によって接続されており、
    前記第2の保護フレーム部および前記第3の保護フレーム部、前記第4の保護フレーム部は、前記回路基板、前記第1の信号電極、前記第2の信号電極、前記接合材とは離れて配置されており、
    前記第5の保護フレーム部および前記第6の保護フレーム部、前記第7の保護フレーム部は、前記回路基板、前記第1の信号電極、前記第2の信号電極、前記接合材とは離れて配置されている、保護フレーム部付き積層セラミック電子部品の実装構造。
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