JP2021118572A - 整流回路、および電子時計 - Google Patents
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Abstract
Description
よって、電力変換効率が高く、小型で製造効率が良い整流回路、および電子時計を提供することを課題とする。
***電子時計の概要***
図1は、実施形態1の電子時計の外観図である。図2は、当該電子時計の機能ブロック図である。
本実施形態の電子時計200は、機械式時計に用いられるゼンマイ5を動力源として指針部14を駆動するとともに、水晶振動子48を含む回転制御部58により時刻を制御する電子制御式機械時計である。
ゼンマイ5は、機械式時計に用いられるゼンマイであり、りゅうず70で巻き上げられる。
増速輪列7は、複数の歯車からなる増速輪列であり、ゼンマイ5のトルクを増速輪列7に連結された指針部14、および発電機20に伝達する。
指針部14は、秒針14a、分針14b、時針14cから構成されている。また、カレンダ表示部72を備えていても良い。
発電機20は、ブレーキ回路120(図3)を備えており、調速機としても機能する。なお、ブレーキ回路120については後述する。
発振回路51は、時間標準源である水晶振動子48を用いて源発振信号(32768Hz)を生成し、分周回路52に出力する。
回転検出回路53は、波形整形回路、モノマルチバイブレータ(いずれも図示せず)などから構成されている。波形整形回路は、アンプ、コンパレータなどから構成されており、発電機20から入力される交流信号の正弦波を矩形波に変換する。
モノマルチバイブレータは、所定の周期以下のパルスだけを通過させるバンドパス・フィルターとして機能し、ノイズを除去した回転検出信号FG1を出力する。
アップダウンカウンターには、回転検出回路53の回転検出信号FG1、および分周回路52からの基準信号fsがそれぞれ入力されており、基準信号fs、および回転検出信号FG1の計数と、その差の算出とが同時に行えるようになっている。
同期回路は、フリップフロップや、ANDゲートなどから構成されており、発振回路51の分周信号を利用して、回転検出信号FG1を基準信号fs(8Hz)に同期させるとともに、これらの各信号パルスが重なって出力されないように調整する。
チョッパ信号発生部は、論理回路で構成されており、発振回路51の分周信号を利用して、チョッパ信号CHを発電機20(調速機)に出力する。なお、好適例において、チョッパ信号CHは、デューティ比の異なる3種類の信号としている。
ブレーキ回路120は、第1スイッチ121、および第2スイッチ122などから構成されている。第1スイッチ121、および第2スイッチ122は、この2つのスイッチを同時にオンすることにより、発電機20で発電された交流信号(交流電流)が入力される第1入力端子MG1、第2入力端子MG2を短絡等によって閉ループ状態にし、ショートブレーキを掛ける。なお、第1入力端子MG1を節点d、第2入力端子MG2を節点fともいう。
好適例において、第1トランジスタ126から第4トランジスタ129は、いずれもPチャネルの電界効果型トランジスタを用いている。
一方、チョッパ信号CHがHレベルとなっている間は、第2トランジスタ127、第4トランジスタ129はオフ状態に維持され、発電機20にはブレーキが掛からない。このように、チョッパ信号CHにより、発電機20をチョッピング制御している。
整流回路150は、整流用スイッチとしても機能する第1スイッチ121、第2スイッチ122に加えて、第1ダイオード124、第2ダイオード125、コンデンサ123などから構成されている。また、整流回路150からの直流電力の極性「+」側(VDD)の出力端子を第1出力端子106、極性「−」側(VSS)の出力端子を第2出力端子107としている。第1出力端子106と第2出力端子107との間には、コンデンサからなる電源回路22が接続されている。なお、第1出力端子106を節点a、第2出力端子107を節点bともいう。
コンデンサ123は、昇圧用のコンデンサであり、一端は節点cに接続され、他端は第2入力端子MG2に接続されている。
なお、各々の状態で、チョッパ信号CHにより発電機20の両端が短絡して、開放されると、コイルの両端に高電圧が誘起され、この高い充電電圧により電源回路22が充電されるため、充電効率が向上する。
前述の通り、第1ダイオード124、第2ダイオード125は、ダイオード接続したトランジスタを用いている。詳しくは、第1ダイオード124は、Nチャネルの電界効果型トランジスタである第5トランジスタ81のゲート端子とソース端子とを接続することで、ダイオードとしている。同様に、第2ダイオード125は、Nチャネルの電界効果型トランジスタである第6トランジスタ82のゲート端子とソース端子とを接続することで、ダイオードとしている。
このため、第1ダイオード124となる第5トランジスタ81と、第2ダイオード125となる第6トランジスタ82とで、チャネル幅Wとチャネル長Lとの比であるW/L比を変えている。詳しくは、第6トランジスタ82のW/L比を、第5トランジスタ81のW/L比よりも大きくしている。好適例において、第5トランジスタ81のチャネル幅Wを560μm、チャネル長Lを0.8μmとする。そして、第6トランジスタ82のチャネル幅Wを1680μm、チャネル長Lを0.8μmとする。これにより、第6トランジスタ82のW/L比=2100は、第5トランジスタ81のW/L比=700の3倍となる。なお、この比率に限定するものではなく、第6トランジスタ82のW/L比が、第5トランジスタ81のW/L比よりも大きければ良い。
例えば、しきい値電圧Vthが0.6Vの時において、第1ダイオード124の順方向電圧Vfは約0.48Vであるのに対して、第2ダイオード125の順方向電圧Vfは約0.43Vとなっている。つまり、W/L比が大きい第6トランジスタ82による第2ダイオード125は、第1ダイオード124よりも、順方向電圧が約0.5V小さくなる。なお、従来技術で用いられていたショットキーダイオードの順方向電圧Vfは0.3〜0.5Vであり、略同等の値となる。
しきい値電圧Vthが0.6Vの時において、第2ダイオード125の逆方向電流Irは約0.2nAであるのに対して、第1ダイオード124の逆方向電流Irは0.05nA以下となっており、従来技術のシリコンダイオードの逆方向電流と略同等の値が得られる。なお、しきい値電圧Vth=0.6Vは、好適例における設計標準値である。
従って、電力変換効率が高く、小型で製造効率が良い整流回路150を提供することができる。
従って、昇圧回路を備えた、高効率な倍電圧型の整流回路150を提供することができる。
従って、小型で、電力変換効率が高い電子時計200を提供することができる。
***第1ダイオード、第2ダイオードの異なる構成***
図5は、本実施形態に係る整流回路、およびブレーキ回路を含む周辺回路図であり、図3に対応している。
本実施形態の整流回路151は、実施形態1の第1ダイオード124、第2ダイオード125とは異なる第1ダイオード134、第2ダイオード135を備えている。第1ダイオード134、第2ダイオード135は、実施形態1の第1ダイオード124、第2ダイオード125と同等な電気特性を有しているが、その製造方法が実施形態1と異なる。この点以外は、実施形態1の整流回路150と同じである。
しきい値電圧と順方向電圧とは略比例関係にあるため、第5トランジスタ91よりも、しきい値電圧が低い第6トランジスタ92による第2ダイオード135は順方向電圧が小さくなる。また、しきい値電圧と逆方向電流との関係は図4Bと同様となり、第5トランジスタ91による第1ダイオード134(124)は、第6トランジスタ92による第2ダイオード135(125)よりも、逆方向電流が小さくなる。よって、発電機20による起電圧のロスを少なくできるため、電力変換効率を高めることができる。
よって、電力変換効率が高く、小型で製造効率が良い整流回路151を提供することができる。従って、小型で、電力変換効率が高い電子時計200を提供することができる。
***その他の応用例***
上記実施形態では、ゼンマイ5を動力源とした電子時計200に整流回路150,151を適用した事例で説明したが、この構成に限定するものではない。例えば、発電機などから出力された交流信号を直流信号に整流する必要がある各種電子機器や、計時装置などに、整流回路150,151を適用しても良い。これらの構成であっても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、小型の発電機を組み込んだ腕時計や、携帯型の電子機器、計時装置に適している。発電機を駆動する機械的エネルギー源としては、ゼンマイに限らず、ゴム、スプリング、重錘、圧縮空気などの流体等でも良い。これらの構成であっても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、時刻表示装置としては、指針部14に限らず、円板、円環状や円弧形状のものを用いてもよい。さらに、液晶パネル等を用いたデジタル表示式の時刻表示装置を用いても良い。
Claims (6)
- 第1入力端子および第2入力端子と、第1出力端子および第2出力端子と、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間を断続する第1スイッチと、前記第2入力端子と前記第1出力端子との間を断続する第2スイッチと、を有し、
前記第1スイッチは、前記第2入力端子にゲートが接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタに並列に接続されて制御信号により断続される第2トランジスタとで構成され、
前記第2スイッチは、前記第1入力端子にゲートが接続された第3トランジスタと、前記第3トランジスタに並列に接続されて前記制御信号により断続される第4トランジスタとで構成され、
前記第2出力端子と前記第1入力端子との間に、第1ダイオードおよび第2ダイオードが直列接続され、
前記第1ダイオードのアノードは前記第2出力端子に接続されており、
前記第1ダイオードはダイオード接続された第5トランジスタから構成され、前記第2ダイオードはダイオード接続された第6トランジスタで構成されており、
前記第6トランジスタのチャネル幅/チャネル長比が、前記第5トランジスタのチャネル幅/チャネル長比よりも大きい、整流回路。 - 第1入力端子および第2入力端子と、第1出力端子および第2出力端子と、前記第1入力端子と前記第1出力端子との間を断続する第1スイッチと、前記第2入力端子と前記第1出力端子との間を断続する第2スイッチと、を有し、
前記第1スイッチは、前記第2入力端子にゲートが接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタに並列に接続されて制御信号により断続される第2トランジスタとで構成され、
前記第2スイッチは、前記第1入力端子にゲートが接続された第3トランジスタと、前記第3トランジスタに並列に接続されて前記制御信号により断続される第4トランジスタとで構成され、
前記第2出力端子と前記第1入力端子との間に、第1ダイオードおよび第2ダイオードが直列接続され、
前記第1ダイオードのアノードは前記第2出力端子に接続されており、
前記第1ダイオードはダイオード接続された第5トランジスタから構成され、前記第2ダイオードはダイオード接続された第6トランジスタで構成されており、
前記第6トランジスタのしきい値電圧は、前記第5トランジスタのしきい値電圧よりも低い、整流回路。 - 前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタのチャネル幅/チャネル長比は同一であり、前記第6トランジスタはチャネルドープによりしきい値電圧を低くした、請求項2に記載の整流回路。
- 前記第1トランジスタから前記第6トランジスタは、CMOS回路を用いた1つの集積回路に集積される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の整流回路。
- 前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとの節点と、前記第2入力端子との間に接続された昇圧用のコンデンサと、
前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に接続された電源用のコンデンサとを、さらに有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の整流回路。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の整流回路と、
前記第1入力端子と前記第2入力端子との間に接続され、交流信号を出力する発電機と、
前記整流回路で整流された直流電力を蓄える電源回路と、
前記電源回路の直流電力により駆動され、前記制御信号を出力する回転制御部と、
前記回転制御部により制御され、時刻を表示する指針部とを備える、電子時計。
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