JP2021116960A - ストーカ駆動装置、及びそれを備えたストーカ式焼却炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間にわたる連続運転による摩耗によりリンクの連結部のガタが増大しても前記連結部の動力伝達ロスが発生しないストーカ駆動装置を提供する。押え板や押えレール等を設けることなく可動フレームの浮き上がりを防止できるストーカ駆動装置を提供する。【解決手段】ストーカ駆動装置1は、可動フレーム2、支持手段3、駆動シリンダ4、駆動軸5、駆動レバー6、従動レバー7、可動フレーム連結体8、及び駆動リンク9を備える。駆動シリンダ4のピストン4Bの伸長により、駆動レバー6、駆動軸5、従動レバー7、駆動リンク9、及び可動フレーム連結体8を介して、可動フレーム2を斜め前方へ引き上げる。それにより、可動火床板12が斜め前方へ上昇する。【選択図】図2

Description

本発明は、ストーカ(火格子)の動きにより、廃棄物を攪拌しながら搬送して焼却するストーカ式焼却炉に関わり、さらに詳しくは、可動火床板に斜めの上下往復運動をさせるストーカ駆動装置に関する。
前記ストーカ式焼却炉は、我が国で最も普及している信頼性の高い焼却炉である。それらの多くは24時間連続で稼働し、数箇月間程度は連続運転を行う。前記ストーカ式焼却炉は、焼却する廃棄物の搬送方向に向かって斜め上向きに配置された固定火床板及び可動火床板を前記搬送方向に交互に備える。そして、前記可動火床板が斜めの上下往復運動をすることにより、前記廃棄物の攪拌及び搬送と、燃焼用空気の通気を行う(例えば、特許文献1及び2参照)。
可動火床板に斜めの上下往復運動させるストーカ駆動装置は、ピストンが伸縮する駆動シリンダ(例えば、特許文献1の油圧シリンダ機構8、特許文献2の油圧シリンダS)を備える。
多数の可動火床板(特許文献1の火格子2、特許文献2の可動火格子5b)の後端部側を支持する可動フレーム(特許文献1の可動フレーム6、特許文献2の可動フレームF2,F3)は、斜めの上下往復運動が可能なように支持される。
前記可動フレームは、前記駆動シリンダのピストン(例えば、特許文献1のシリンダロッド8a)が伸縮することにより、斜めの上下往復運動を行う。それにより、前記可動フレームにより支持された前記可動火床板は、斜めの上下往復運動を行う。
特開平10−19212号公報 特開平06−50514号公報
特許文献1及び2のストーカ式焼却炉において、前記ストーカ駆動装置を構成する前記駆動シリンダのピストンが伸長する方向は、前記可動フレーム及び前記可動火床板が斜め前方へ上昇する方向に近い。前記駆動シリンダの推力により前記可動フレームを押して斜め前方へ上昇させることにより、前記可動火床板が斜め前方へ上昇する(以下において、「押上げ駆動方式」という)。
特許文献1のストーカ駆動装置では、油圧シリンダ機構8の推力は、受動腕7a、焼却する廃棄物の搬送方向に直交する水平方向(横幅方向)の駆動軸9、並びに、リンクを構成する駆動腕7b及び連接杆7cを介して可動フレーム6に伝達される。
特許文献2のストーカ駆動装置では、油圧シリンダSの推力は、焼却する廃棄物の搬送方向に直交する水平方向(横幅方向)の連結棒、及びリンク機構20,21を介して可動フレームF2,F3に伝達される。
これらのようなストーカ駆動装置において、リンクの連結部(例えば、特許文献1の駆動腕7bと連接杆7cとの連結部、連接杆7cと可動フレーム6との連結部)は、シャフトと当該シャフトが挿通される孔を有する。前記ストーカ式焼却炉は、前記のとおり長期間にわたる連続運転を行うので、前記シャフトと前記孔を設けた部材との摺動面の摩耗が進行し、リンクの連結部には比較的大きなガタを有するようになる。
前記連結部の寸法のバラツキ、及び前記ガタの増大等により、前記可動フレームを押して斜め前方へ上昇させる押上げ駆動方式では、可動フレームに対する推力の作用点には必ずズレが生じる。特に、前記ガタが大きくなると、駆動側作用点と従動側作用点の位置ズレが大きくなる。それにより可動フレームを押す方向が変動するので、動力伝達ロスが大きくなる。
その上、前記押上げ駆動方式では、可動フレームを押して斜め前方へ上昇させる際に可動フレームに作用する力は、水平方向(前方)の力と垂直方向(上方)の力に分解される。したがって、可動フレームには、上方へ押し上げる力が常に作用する。そのため、異物の噛込み等により可動火床板の動作に支障を来した場合において、可動フレームを押して斜め前方へ上昇させようとすると、可動フレームに作用している前記上方へ押し上げる力により、可動フレーム並びに可動火床板及び固定火床板が浮き上がって事故に繋がるおそれがある。このような不具合を防ぐためには、可動フレームの浮き上がりを防止する押え板や押えレール等を設ける対策を講じる必要がある。
本発明は、長期間にわたる連続運転による摩耗によりリンクの連結部のガタが増大しても前記連結部の動力伝達ロスが発生しないストーカ駆動装置を提供すること、及び押え板や押えレール等を設けることなく可動フレームの浮き上がりを防止できるストーカ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下のとおりである。
〔1〕
焼却する廃棄物の搬送方向に向かって前方斜め上向きに配置された固定火床板及び可動火床板を前記搬送方向に交互に備え、前記可動火床板が斜めの上下往復運動を行うストーカ式焼却炉において、
前記可動火床板の後端部を支持する可動フレームと、
前記可動フレームを斜めの上下往復運動が可能なように支持する支持手段と、
前記可動フレームを駆動する、炉外に配置された駆動シリンダと、
を備えたストーカ駆動装置であって、
前記可動フレームの下方に、前記搬送方向に直交する水平方向に平行な方向を軸方向として配置され、前記軸方向の軸心まわりに回動可能に支持された駆動軸と、
炉外に配置された駆動レバーと、
炉内に配置された、従動レバー、可動フレーム連結体、及び駆動リンクと、
を備え、
前記駆動レバーは、
一端部が前記駆動軸に固定されるとともに、他端部が前記駆動シリンダのピストンの先端部に連結され、
前記従動レバーは、
前記駆動軸の軸心に対して前記駆動レバーと径方向の反対側に位置し、
一端部が前記駆動軸に固定され、
前記可動フレーム連結体は、
前記可動フレームに設けられて前記可動フレームから下方へ延び、
前記駆動リンクは、
前記従動レバーの先端部と前記可動フレーム連結体とに両端部が連結され、
前記駆動シリンダのピストンの伸長により、前記駆動レバー、前記駆動軸、前記従動レバー、前記駆動リンク、及び前記可動フレーム連結体を介して、前記可動フレームを斜め前方へ引き上げ、それにより、前記可動火床板が斜め前方へ上昇することを特徴とする、
ストーカ駆動装置。
〔2〕
前記可動フレームの下端位置から前記可動フレームを斜め前方へ引き上げる際に前記可動フレーム連結体に作用する力の方向は、前記駆動リンクの動作方向よりも下方に傾斜した方向である、
〔1〕に記載のストーカ駆動装置。
〔3〕
前記駆動シリンダのシリンダチューブから下方へ前記ピストンが突出して伸縮するように、前記駆動シリンダを略上下方向に配置してなる、
〔1〕又は〔2〕に記載のストーカ駆動装置。
〔4〕
〔1〕〜〔3〕の何れかに記載のストーカ駆動装置を備えたストーカ式焼却炉。
〔1〕の構成によれば、駆動シリンダのピストンの伸長により、駆動レバー、駆動軸、従動レバー、駆動リンク、及び可動フレーム連結体を介して、可動フレームを斜め前方へ引き上げ、それにより、可動火床板が斜め前方へ上昇する。このような引上げ駆動方式であることから、長期間にわたる連続運転による摩耗により、リンクの連結部のガタが増大しても、可動フレームを斜め前方へ上昇させる際に、可動フレーム連結体を駆動リンクにより引き上げる方向が変動しないので、前記連結部の動力伝達ロスが発生しない。
〔2〕の構成によれば、可動フレームの下端位置から可動フレームを斜め前方へ引き上げる際に可動フレーム連結体に作用する力の方向は、駆動リンクの動作方向よりも下方に傾斜した方向である。それにより、可動フレームの斜め前方への上昇動作を阻害する要因が発生しても、可動フレームが浮き上がらない。したがって、押え板や押えレール等を設けることなく、異物の噛込み等により可動火床板の動作に支障を来した場合であっても、可動フレーム並びに可動火床板及び固定火床板が浮き上がって事故に繋がるおそれがない。
〔3〕の構成によれば、駆動シリンダを炉外に略上下方向に配置しているので、省スペース化を図ることができるとともに保守性を向上できる。
本発明の実施の形態に係るストーカ式焼却炉の概略を示す縦断面正面図である。 同じく縦断面左側面図である。 同じく横断面平面図である。 本発明の実施の形態に係るストーカ駆動装置の動作説明図であり、可動火床板が下端に位置している状態を示す縦断面左側面図である。 同じく動作説明図であり、可動火床板が上端に位置している状態を示す縦断面左側面図である。 ストーカ駆動装置により可動フレームを斜め前方へ引き上げる方向を示す要部拡大部分縦断面概略図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本明細書において、焼却する廃棄物の搬送方向(図中の矢印Dの方向)に向かって前後左右を定義し、前方から見た図(図1)を正面図とする。
回動する駆動軸5の軸心Cの方向を「軸方向」、軸心Cを中心とする駆動軸5の半径方向を「径方向」という。軸方向は、搬送方向Dに直交する水平方向Hと平行である。
<ストーカ式焼却炉>
図1の縦断面正面図、図2の縦断面左側面図、及び図3の横断面平面図に示す本発明の実施の形態に係るストーカ式焼却炉Aは、ストーカ(火格子)の動きにより、廃棄物(一般廃棄物・産業廃棄物)を攪拌しながら搬送して焼却する設備である。
ストーカ式焼却炉Aは、焼却する廃棄物の搬送方向Dに向かって前方斜め上向きに配置された固定火床板11及び可動火床板12を搬送方向Dに交互に備え、可動火床板12が斜めの上下往復運動を行う。また、固定火床板11及び可動火床板12の下方から固定火床板11及び可動火床板12の上方へ燃焼用空気を送る。それにより、廃棄物を燃やしながら、乾燥・燃焼・後燃焼の各工程に送り、後燃焼の工程においては、廃棄物はほぼ完全に焼却される。
固定火床板11の後端部は、固定フレームLに取り付けられた固定火床板受部材13により支持される。可動火床板12の後端部は、可動フレーム2に取り付けられた可動火床板受部材14により支持される。したがって、可動火床板12の後端部は、可動火床板受部材14を介して可動フレーム2により支持される。
図2、図4及び図5の縦断面左側面図に示すように、最前端の可動火床板12の下面12Bは、先端火床板支持部材Kにより支持された先端火床板10の上面10Aに当接し、当該可動火床板12の上面12Aは、後側の固定火床板11の下面11Bに当接し、当該動火床板12はこれらの間を摺動する。
最前端の可動火床板12以外の可動火床板12の下面12Bは、前側の固定火床板11の上面11Aに当接し、当該可動火床板12の上面12Aは、後側の固定火床板11の下面11Bに当接し、当該動火床板12はこれらの間を摺動する。
なお、詳細は説明しないが、冷却配管P内に冷却水を循環させることにより、火格子を構成する固定火床板11及び可動火床板12を冷却している。それにより、固定火床板11及び可動火床板12の焼損を防止できる。
<ストーカ駆動装置の構成>
図1の縦断面正面図、図2の縦断面左側面図、及び図3の横断面平面図に示すストーカ駆動装置1は、可動フレーム2、支持手段3、及び駆動シリンダ4を備える。
支持手段3は、可動フレーム2下面の前後左右に設けた傾斜レール15、傾斜レール15に当接して回転するローラ16、及び固定フレームLにより支持されたローラ受台17からなる。ローラ16の端部に設けたフランジ16Aにより、ローラ16に対して傾斜レール15が搬送方向Dに直交する水平方向Hに平行な方向へ移動することを規制している。
このような構成の支持手段3により、可動フレーム2は、斜めの上下往復運動が可能なように支持される。
駆動シリンダ4は、可動フレーム2を駆動するためのものであり、炉外OFに略上下方向に配置される。駆動シリンダ4のシリンダチューブ4Aの上端部は、水平方向Hに平行な回動軸J0により軸支され、シリンダチューブ4Aから下方へピストン4Bが突出する。駆動シリンダ4を炉外OFに略上下方向に配置することにより、省スペース化を図ることができるとともに保守性を向上できる。
ストーカ駆動装置1は、可動フレーム2の下方に、水平方向Hに平行な方向を軸方向として配置され、前記軸方向の軸心Cまわりに回動する駆動軸5を備える。駆動軸5の一端部は、炉内IFの軸受B1により支持される。駆動軸5は側壁SWの通孔Oに挿通され、駆動軸5の他端部は炉外OFの軸受B2により支持される。駆動軸5が炉外OFに出る位置には、側壁SWとの間にシール装置Nを設ける。
ストーカ駆動装置1は、炉外OFに配置された駆動レバー6、並びに、炉内IFに配置された、従動レバー7、可動フレーム連結体8、及び駆動リンク9を備える。
駆動レバー6の一端部は駆動軸5に固定され、駆動レバー6の他端部は、水平方向Hに平行な回動軸J1により駆動シリンダ4のピストン4Bの先端部に連結される。
従動レバー7の一端部は駆動軸5に固定され、従動レバー7は、駆動軸5の軸心Cに対して駆動レバー6と径方向の反対側に位置する。
可動フレーム連結体8は、可動フレーム2に設けられ、可動フレーム2から下方へ延びる。
駆動リンク9の一端部9Aは、水平方向Hに平行な回動軸J2により従動レバー7の先端部に連結され、駆動リンク9の他端部9Bは、水平方向Hに平行な回動軸J3により可動フレーム連結体8に連結される。
<ストーカ駆動装置の動作>
駆動シリンダ4のピストン4Bが図4中の矢印E1のように伸長すると、駆動レバー6、駆動軸5、従動レバー7、駆動リンク9、及び可動フレーム連結体8を介して、可動フレーム2に対して図4中の矢印F1の方向に力が作用し、図5のように可動フレーム2が斜め前方へ引き上げられる。それにより、可動火床板12に対して図4中の矢印G1の方向に力が作用し、図5のように可動火床板12が斜め前方へ上昇する。可動フレーム2を斜め前方へ引き上げる駆動リンク9の動作方向(図中矢印F1、図6も参照)は、可動火床板12の動作方向(図中矢印G1)と略平行である。
駆動シリンダ4のピストン4Bが図5中の矢印E2のように縮むと、駆動レバー6、駆動軸5、従動レバー7、駆動リンク9、及び可動フレーム連結体8を介して、可動フレーム2に対して図5中の矢印F2の方向に力が作用し、図4のように可動フレーム2が斜め下方へ押し下げられる。それにより、可動火床板12に対して図5中の矢印G2の方向に力が作用し、図4のように可動火床板12が斜め後方へ下降する。
可動フレーム2及び可動火床板12が下降動作を行う際には、図5の角度αの下り勾配になり、廃棄物の質量、並びに可動フレーム2及び可動火床板12等の可動部の質量による重力が作用する。したがって、駆動シリンダ4の小さい出力で前記下降動作を行うことができる。
<作用効果>
本発明の実施の形態に係るストーカ駆動装置1は、従来のストーカ駆動装置のような前記押上げ駆動方式ではなく、駆動シリンダ4のピストン4Bの伸長により、駆動レバー6、駆動軸5、従動レバー7、駆動リンク9、及び可動フレーム連結体8を介して、可動フレーム2を斜め前方へ引き上げ、それにより、可動火床板12が斜め前方へ上昇する引上げ駆動方式である。
したがって、長期間にわたる連続運転による摩耗により、リンクの連結部、すなわち回動軸J2,J3まわりのガタが増大しても、可動フレーム2を斜め前方へ上昇させる際に、可動フレーム連結体8を駆動リンク9により引き上げる方向(図6の要部拡大部分縦断面概略図中の矢印Mの方向)の作用点が変動しないので、前記連結部の動力伝達ロスが発生しない。
本発明の実施の形態に係るストーカ駆動装置1において、図6の実線である可動フレーム2の下端位置から可動フレーム2を斜め前方へ引き上げる際に可動フレーム連結体8に作用する力の方向(図中矢印M)は、前記駆動リンク9の動作方向(図中矢印F1)よりも角度β下方に傾斜した方向である。
したがって、可動フレーム2の斜め前方への上昇動作を阻害する要因が発生しても、可動フレーム2が浮き上がることはない。よって、押え板や押えレール等を設けることなく可動フレーム2の浮き上がりを防止できる。それにより、異物の噛込み等により可動火床板12の動作に支障を来した場合であっても、可動フレーム2並びに可動火床板12及び固定火床板11が浮き上がって事故に繋がるおそれがない。
その上、本発明の実施の形態に係るストーカ駆動装置1は、駆動リンク9には引張力が作用することから、圧縮力を負担する部材のように座屈を考慮して部材断面を選定する必要がなない。それにより、駆動リンク9は、圧縮力を負担する部材よりも断面積を小さくできるため、軽量化を図れるともに、構造が簡単になる。
以上の実施の形態の記載はすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
1 ストーカ駆動装置 2 可動フレーム
3 支持手段 4 駆動シリンダ
4A シリンダチューブ 4B ピストン
5 駆動軸 6 駆動レバー
7 従動レバー 8 可動フレーム連結体
9 駆動リンク 9A,9B 端部
10 先端火床板 10A 上面
11 固定火床板 11A 上面
11B 下面 12 可動火床板
12A 上面 12B 下面
13 固定火床板受部材 14 可動火床板受部材
15 傾斜レール 16 ローラ
16A フランジ 17 ローラ受台
A ストーカ式焼却炉 B1,B2 軸受
C 軸心 D 廃棄物の搬送方向
E1,F1,G1 動作方向 E2,F2,G2 動作方向
H 廃棄物の搬送方向に直交する水平方向 IF 炉内
J0,J1,J2,J3 回動軸 K 先端火床板支持部材
L 固定フレーム M 力の方向
N シール装置 O 通孔
OF 炉外 P 冷却配管
SW 側壁 α,β 角度
〔1〕
焼却する廃棄物の搬送方向に向かって前方斜め上向きに配置された固定火床板及び可動火床板を前記搬送方向に交互に備え、前記可動火床板が斜めの上下往復運動を行うストーカ式焼却炉において、
前記可動火床板の後端部を支持する可動フレームと、
前記可動フレームを斜めの上下往復運動が可能なように支持する支持手段と、
前記可動フレームを駆動する、炉外に配置された駆動シリンダと、
を備えたストーカ駆動装置であって、
前記可動フレームの下方に、前記搬送方向に直交する水平方向に平行な方向を軸方向として配置され、前記軸方向の軸心まわりに回動可能に支持された駆動軸と、
炉外に配置された駆動レバーと、
炉内に配置された、従動レバー、可動フレーム連結体、及び駆動リンクと、
を備え、
前記駆動レバーは、
一端部が前記駆動軸に固定されるとともに、他端部が前記駆動シリンダのピストンの先端部に連結され、
前記従動レバーは、
前記駆動軸の軸心に対して前記駆動レバーと径方向の反対側に位置し、
一端部が前記駆動軸に固定され、
前記可動フレーム連結体は、
前記可動フレームに設けられて前記可動フレームから下方へ延び、
前記駆動リンクは、
前記従動レバーの先端部と前記可動フレーム連結体とに両端部が連結され、
前記駆動シリンダのピストンの伸長により、前記駆動レバー、前記駆動軸、前記従動レバー、前記駆動リンク、及び前記可動フレーム連結体を介して、前記可動フレームを斜め前方へ引き上げ、それにより、前記可動火床板が斜め前方へ上昇し、
前記可動フレームの下端位置から前記可動フレームを斜め前方へ引き上げる際に前記可動フレーム連結体に作用する力の方向は、前記駆動リンクの動作方向よりも下方に傾斜した方向である、
ストーカ駆動装置。

前記駆動シリンダのシリンダチューブから下方へ前記ピストンが突出して伸縮するように、前記駆動シリンダを略上下方向に配置してなる、
〔1〕記載のストーカ駆動装置。

〔1〕又は〔2〕に記載のストーカ駆動装置を備えたストーカ式焼却炉。
〕の構成によれば、可動フレームの下端位置から可動フレームを斜め前方へ引き上げる際に可動フレーム連結体に作用する力の方向は、駆動リンクの動作方向よりも下方に傾斜した方向である。それにより、可動フレームの斜め前方への上昇動作を阻害する要因が発生しても、可動フレームが浮き上がらない。したがって、押え板や押えレール等を設けることなく、異物の噛込み等により可動火床板の動作に支障を来した場合であっても、可動フレーム並びに可動火床板及び固定火床板が浮き上がって事故に繋がるおそれがない。
〕の構成によれば、駆動シリンダを炉外に略上下方向に配置しているので、省スペース化を図ることができるとともに保守性を向上できる。

Claims (4)

  1. 焼却する廃棄物の搬送方向に向かって前方斜め上向きに配置された固定火床板及び可動火床板を前記搬送方向に交互に備え、前記可動火床板が斜めの上下往復運動を行うストーカ式焼却炉において、
    前記可動火床板の後端部を支持する可動フレームと、
    前記可動フレームを斜めの上下往復運動が可能なように支持する支持手段と、
    前記可動フレームを駆動する、炉外に配置された駆動シリンダと、
    を備えたストーカ駆動装置であって、
    前記可動フレームの下方に、前記搬送方向に直交する水平方向に平行な方向を軸方向として配置され、前記軸方向の軸心まわりに回動可能に支持された駆動軸と、
    炉外に配置された駆動レバーと、
    炉内に配置された、従動レバー、可動フレーム連結体、及び駆動リンクと、
    を備え、
    前記駆動レバーは、
    一端部が前記駆動軸に固定されるとともに、他端部が前記駆動シリンダのピストンの先端部に連結され、
    前記従動レバーは、
    前記駆動軸の軸心に対して前記駆動レバーと径方向の反対側に位置し、
    一端部が前記駆動軸に固定され、
    前記可動フレーム連結体は、
    前記可動フレームに設けられて前記可動フレームから下方へ延び、
    前記駆動リンクは、
    前記従動レバーの先端部と前記可動フレーム連結体とに両端部が連結され、
    前記駆動シリンダのピストンの伸長により、前記駆動レバー、前記駆動軸、前記従動レバー、前記駆動リンク、及び前記可動フレーム連結体を介して、前記可動フレームを斜め前方へ引き上げ、それにより、前記可動火床板が斜め前方へ上昇することを特徴とする、
    ストーカ駆動装置。
  2. 前記可動フレームの下端位置から前記可動フレームを斜め前方へ引き上げる際に前記可動フレーム連結体に作用する力の方向は、前記駆動リンクの動作方向よりも下方に傾斜した方向である、
    請求項1に記載のストーカ駆動装置。
  3. 前記駆動シリンダのシリンダチューブから下方へ前記ピストンが突出して伸縮するように、前記駆動シリンダを略上下方向に配置してなる、
    請求項1又は2に記載のストーカ駆動装置。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のストーカ駆動装置を備えたストーカ式焼却炉。
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