JP2021116857A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動モータ及びトルクベクタリングモータを含む駆動装置の径方向の寸法の小型化を図ることが可能な技術を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態に係る駆動装置10は、車両1の駆動力源である駆動モータ11と、駆動モータ11の動力を左右のそれぞれの駆動輪40,50に伝達する左右の遊星歯車機構13,14と、左右の遊星歯車機構13,14のそれぞれの3つの回転軸のうちの駆動モータ11からの動力が入力される太陽歯車13S,14Sの回転軸及び駆動輪40,50に動力を出力する遊星キャリア13C,14Cの回転軸以外のリング歯車13R,14Rの回転軸を互いに反対方向に回転させる反転歯車対17と、反転歯車対17を駆動するトルクベクタリングモータ18と、を備え、左右の遊星歯車機構13,14と、駆動モータ11及びトルクベクタリングモータ18のうちの少なくとも一方とは、回転軸の軸心が略一致するように配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、駆動装置に関する。
トルクベクタリングモータを作動させることで、駆動モータの動力を左右それぞれの駆動輪に伝達する左右の遊星歯車機構を介して、左右の駆動輪の何れか一方のトルクを増加させ、他方のトルクを減少させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5883070号公報
しかしながら、上記の技術では、駆動モータやトルクベクタリングモータの回転軸は、遊星歯車機構の回転軸とは異なる軸上に配置される。そのため、駆動装置の回転軸に垂直な径方向の寸法、即ち、駆動装置の車載状態での前後方向や上下方向の寸法が増加してしまう可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、駆動モータ及びトルクベクタリングモータを含む駆動装置の径方向の寸法の小型化を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
車両の駆動力源である駆動モータと、
前記駆動モータの動力を左右のそれぞれの駆動輪に伝達する左右の遊星歯車機構と、
前記左右の遊星歯車機構のそれぞれの3つの回転軸のうちの前記駆動モータからの動力が入力される第1の軸及び前記駆動輪に動力を出力する第2の軸以外の第3の軸を互いに反対方向に回転させる反転機構と、
前記反転機構を駆動するトルクベクタリングモータと、を備え、
前記左右の遊星歯車機構と、前記駆動モータ及び前記トルクベクタリングモータのうちの少なくとも一方とは、回転軸の軸心が略一致するように配置される、
駆動装置が提供される。
上述の実施形態によれば、駆動モータ及びトルクベクタリングモータを含む駆動装置の径方向の寸法の小型化を図ることが可能な技術を提供することができる。
車両に搭載される駆動装置の第1例を示す図である。 車両に搭載される駆動装置の第2例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[駆動装置の第1例]
まず、図1を参照 して、本実施形態に係る駆動装置10の第1例について説明する。
図1は、本実施形態に係る駆動装置10の第1例を示す図である。
図1に示すように、駆動装置10は、車両1に搭載される。駆動装置10は、左右のドライブシャフト20,30を介して、車両1の左側の駆動輪40及び右側の駆動輪50を駆動し、車両1を走行させる。
駆動装置10は、駆動モータ11と、減速機12と、遊星歯車機構13,14と、外歯車15,16と、反転歯車対17と、トルクベクタリングモータ18とを含み、これらの構成要素は、筐体10Hに収容される。
駆動モータ11は、車両1の駆動輪40,50を駆動するトルクを出力する。駆動モータ11は、例えば、インナロータ型の三相交流電動機である。駆動モータ11は、例えば、筐体10Hの内部において、減速機12の右側且つ遊星歯車機構14の左側に隣接する区画に配置される。駆動モータ11のロータ(回転子)は、動力(トルク)を伝達可能な態様で減速機12と機械的に接続される。
減速機12は、駆動モータ11の出力トルクを減速してシャフトSF1に伝達する。減速機12は、例えば、筐体10Hの内部において、駆動モータ11の左側に隣接する区画に配置される。減速機12は、例えば、太陽歯車12S、リング歯車12R、複数の遊星歯車12P、及び遊星キャリア12Cを含む遊星歯車機構を中心に構成される。
太陽歯車12Sは、その回転軸が駆動モータ11のロータの回転軸と略同軸上に配置され、駆動モータ11のロータと動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。"略"とは、例えば、製造上の誤差を許容する意図である。以下、同様の意図で使用する。
リング歯車12Rは、筐体10Hに固定される。リング歯車12Rは、内歯車であり、複数の遊星歯車12Pと噛み合う。
複数の遊星歯車12Pは、太陽歯車12S及びリング歯車12Rの双方に噛み合う。複数の遊星歯車12Pは、太陽歯車12Sの回りで自転可能且つ公転可能な態様で遊星キャリア12Cに保持される。
遊星キャリア12Cは、その回転軸がシャフトSF1と略同軸に配置され、シャフトSF1と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
シャフトSF1は、その両端が遊星歯車機構13,14と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。具体的には、駆動モータ11のロータ及び減速機12の太陽歯車12Sの回転軸(軸心)の付近には、左右方向(軸方向)に貫通する貫通孔が設けられる。これにより、シャフトSF1は、この貫通孔を貫通しながら、遊星歯車機構13,14の間を機械的に接続する形で配置される。つまり、駆動モータ11、減速機12、及びシャフトSF1(遊星歯車機構13,14)は、その回転軸(軸心)が略同軸上に配置される。そのため、駆動装置10のシャフトSF1を基準とする径方向(以下、単に「径方向」)の寸法を小型化することができる。
尚、駆動モータ11及び減速機12の左右方向の配置は、逆であってもよい。また、減速機12は、省略されてもよい。この場合、駆動モータ11のロータは、シャフトSF1と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に直接接続される。
遊星歯車機構13は、シャフトSF1から伝達される駆動モータ11の出力(トルク)を、ドライブシャフト20を介して、左側の駆動輪40に伝達する。遊星歯車機構13は、例えば、筐体10Hの内部において、左端部の区画に配置される。遊星歯車機構13は、太陽歯車13Sと、リング歯車13Rと、複数の遊星歯車13Pと、遊星キャリア13Cと、外歯車13EGとを含む。遊星歯車機構13の3つの回転軸、即ち、太陽歯車13S、リング歯車13R、及び遊星キャリア13Cのそれぞれの回転軸は、略同軸上にある。
太陽歯車13Sは、その回転軸(第1の軸の一例)がシャフトSF1の回転軸と略同軸上に配置され、シャフトSF1の左端部と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
リング歯車13Rは、内歯車であり、複数の遊星歯車13Pと噛み合う。
複数の遊星歯車13Pは、太陽歯車13S及びリング歯車13Rの双方に噛み合う。複数の遊星歯車13Pは、太陽歯車13Sの回りで自転可能且つ公転可能な態様で遊星キャリア13Cに保持される。
遊星キャリア13Cは、その回転軸(第2の軸の一例)がドライブシャフト20の等速ジョイントの回転軸と略同軸上に配置され、ドライブシャフト20と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
外歯車13EGは、リング歯車13Rの外周面に設けられる。外歯車13EGは、外歯車15と噛み合う。
尚、太陽歯車13S、リング歯車13R、及び遊星キャリア13Cと、シャフトSF1、ドライブシャフト20、及び外歯車15との間の機械的な接続関係の組み合わせは、減速比等の他の要件が満足する限り、任意であってよい。以下、遊星歯車機構14についても同様である。
遊星歯車機構14は、シャフトSF1から伝達される駆動モータ11の出力(トルク)を、ドライブシャフト30を介して、右側の駆動輪50に伝達する。遊星歯車機構14は、例えば、筐体10Hの内部において、右端部の区画に配置される。遊星歯車機構14は、太陽歯車14Sと、リング歯車14Rと、複数の遊星歯車14Pと、遊星キャリア14Cと、外歯車14EGとを含む。遊星歯車機構14の3つの回転軸、即ち、太陽歯車14S、リング歯車14R、及び遊星キャリア14Cのそれぞれの回転軸は、略同軸上にある。
太陽歯車14Sは、その回転軸(第1の軸の一例)がシャフトSF1の回転軸と略同軸上に配置され、シャフトSF1の右端部と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
リング歯車14Rは、内歯車であり、複数の遊星歯車14Pと噛み合う。
複数の遊星歯車14Pは、太陽歯車14S及びリング歯車14Rの双方に噛み合う。複数の遊星歯車14Pは、太陽歯車14Sの回りで自転可能且つ公転可能な態様で遊星キャリア14Cに保持される。
遊星キャリア14Cは、その回転軸(第2の軸の一例)がドライブシャフト30の等速ジョイントの回転軸と略同軸上に配置され、ドライブシャフト30と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
外歯車14EGは、リング歯車14Rの外周面に設けられる。外歯車14EGは、外歯車16と噛み合う。
遊星歯車機構13,14は、同じ仕様を有する。例えば、太陽歯車13S,14Sのサイズ及び歯数等は、同じである。また、リング歯車13R,14Rのサイズ及び歯数等は、同じである。また、遊星歯車13P,14Pのサイズ、歯数、及び径方向の位置等は、同じである。
外歯車15は、遊星歯車機構13(リング歯車13R)の外周面に設けられる外歯車13EGと噛み合う。外歯車15は、筐体10Hの内部において、遊星歯車機構13と同じ区画に配置される。外歯車15は、その回転軸がシャフトSF2と略同軸上に配置され、シャフトSF2と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
シャフトSF2は、外歯車15から車両1の内側(右側)に向かって延びるように、シャフトSF1と略平行に配置される。
外歯車16は、遊星歯車機構14(リング歯車14R)の外周面に設けられる外歯車14EGと噛み合う。外歯車16は、筐体10Hの内部において、遊星歯車機構14と同じ区画に配置される。外歯車16は、その回転軸がシャフトSF3と略同軸上に配置され、シャフトSF3と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
シャフトSF3は、外歯車16から車両1の内側(左側)に向かって延びるように、シャフトSF1と略平行に配置される。
反転歯車対17(反転機構の一例)は、シャフトSF2,SF3のそれぞれの内側の端部に設けられ、シャフトSF2,SF3及び外歯車15,16を介して、リング歯車13R,14Rを互いに反対方向に回転させることが可能に構成される。反転歯車対17は、例えば、筐体10Hの内部において、駆動モータ11と径方向で外周側に隣接し、且つ、外歯車16と左側に隣接する区画に配置される。反転歯車対17は、互いに噛み合う外歯車17L,17Rを含む。外歯車17L,17Rは、例えば、サイズ(外径)や歯数等の仕様が同じであってよい。
外歯車17Lは、その回転軸がシャフトSF2と略同軸上に配置されるように、シャフトSF2の内側の端部(右端部)に設けられる。
外歯車17Rは、その回転軸がシャフトSF3と略同軸上に配置されるように、シャフトSF3の内側の端部(左端部)に設けられる。
外歯車17L,17Rは、互いに反対方向に回転する。これにより、反転歯車対17は、遊星歯車機構13,14のリング歯車13R,14Rを反対方向に回転させることができる。
トルクベクタリングモータ18は、シャフトSF2を介して、反転歯車対17を駆動する。トルクベクタリングモータ18は、例えば、インナロータ型の三相交流電動機である。トルクベクタリングモータ18は、その回転軸がシャフトSF2と略同軸上に配置される態様で、シャフトSF2に設けられる。これにより、トルクベクタリングモータ18は、シャフトSF2を回転させることにより、反転歯車対17を駆動し、リング歯車13R,14Rを反対方向に回転させることができる。
例えば、車両1が直進状態にある場合、駆動輪40,50が略同じ回転速度になる。この場合、遊星キャリア13C,14Cが略同じ回転速度で回転し、シャフトSF1で連結される太陽歯車13S,14Sも略同じ回転速度で回転する。そのため、トルクベクタリングモータ18は、作動せず、反転歯車対17やリング歯車13R,14Rは、略停止状態に維持される。
一方、車両1が旋回状態にある場合、駆動輪40,50の間には回転速度の差がある。よって、遊星歯車機構13,14から駆動輪40,50のそれぞれに伝達されるトルクに差を生じさせれば、駆動輪40,50の間に回転速度の差を生じさせ、車両1を旋回させることができる。この場合、トルクベクタリングモータ18が作動し、反転歯車対17及びシャフトSF2,SF3を介して、リング歯車13R,14Rのうちの外輪側に対応する一方を正転方向に回転させ、内輪側に対応する他方を逆転方向に回転させる。これにより、駆動輪40,50のうちの外輪側に伝達されるトルクを増加させ、内輪側に伝達されるトルクを減少させ、トルクベクタリング機能を実現することができる。
トルクベクタリングモータ18は、例えば、筐体10Hの内部において、減速機12と径方向で外周側に隣接し、且つ、外歯車15と右側に隣接する区画に配置される。また、トルクベクタリングモータ18は、例えば、左右方向(軸方向)で、駆動モータ11とオフセットして、即ち、オーバーラップしないように配置される。これにより、トルクベクタリングモータ18の径方向の位置をシャフトSF1に相対的に近づけることができる。例えば、駆動モータ11及びトルクベクタリングモータ18は、径方向でオーバーラップするように配置されてよい。そのため、駆動装置10の径方向の寸法を更に小型化することができる。
また、駆動装置10は、ビスカスカップリングOP1、及び減速機OP2の少なくとも一方を含んでもよい。以下、後述の第2例についても同様である。
ビスカスカップリングOP1は、シャフトSF2に設けられる。ビスカスカップリングOP1は、例えば、トルクベクタリングモータ18と反転歯車対17(外歯車17L)との間に配置され、シャフトSF2と筐体10Hとの間に粘性制動力を発生させる。これにより、ビスカスカップリングOP1は、駆動輪40,50の間の差動を制限することができる。つまり、ビスカスカップリングOP1は、差動制限装置として機能する。
減速機OP2は、シャフトSF2に設けられる。減速機OP2は、例えば、トルクベクタリングモータ18と反転歯車対17(外歯車17L)との間に配置される。これにより、トルクベクタリングモータ18は、相対的に小さい出力(トルク)でトルクベクタリング機能を実現することができる。そのため、例えば、トルクベクタリングモータ18の消費電流を抑制したり、トルクベクタリングモータ18を小型化したりすることができる。
このように、本例では、左右の遊星歯車機構13,14と、駆動モータ11とは、回転軸が略一致するように配置される。これにより、駆動装置10の径方向の寸法を小型化することができる。
[駆動装置の第2例]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る駆動装置10の第2例について説明する。以下、上述の第1例と異なる部分を中心に説明する。
図2は、本実施形態に係る駆動装置10の第2例を示す図である。
図2に示すように、駆動装置10は、駆動モータ11と、減速機12と、遊星歯車機構13,14と、外歯車15,16と、反転歯車対17と、トルクベクタリングモータ18と、減速機19とを含み、これらの構成要素は、筐体10Hに収容される。
トルクベクタリングモータ18は、減速機19、遊星歯車機構14(リング歯車14R)、及び外歯車16を介して、反転歯車対17を駆動する。トルクベクタリングモータ18のロータは、動力(トルク)を伝達可能な態様で減速機19と機械的に接続される。トルクベクタリングモータ18は、例えば、筐体10Hの内部において、遊星歯車機構14及び減速機19の右側に隣接する右端部の区画に配置される。トルクベクタリングモータ18は、その回転軸が遊星歯車機構14の回転軸(即ち、シャフトSF1)と略同軸上に配置される。これにより、駆動装置10の径方向の寸法を更に小型化することができる。
減速機19は、トルクベクタリングモータ18の出力(トルク)を減速して、遊星歯車機構14のリング歯車14R(外歯車14EG)に伝達する。減速機19は、例えば、筐体10Hの内部において、遊星歯車機構14と同じ区画に配置される。減速機19は、例えば、太陽歯車19S、リング歯車19R、複数の遊星歯車19P、及び遊星キャリア19Cを含む遊星歯車機構を中心に構成される。
太陽歯車19Sは、その回転軸がトルクベクタリングモータ18のロータの回転軸と略同軸上に配置され、トルクベクタリングモータ18のロータと動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
リング歯車19Rは、筐体10Hに固定される。リング歯車19Rは、内歯車であり、複数の遊星歯車19Pと噛み合う。
複数の遊星歯車19Pは、太陽歯車19S及びリング歯車19Rの双方に噛み合う。複数の遊星歯車19Pは、太陽歯車19Sの回りで自転可能且つ公転可能な態様で遊星キャリア19Cに保持される。
遊星キャリア19Cは、その回転軸が遊星歯車機構14のリング歯車14R(即ち、外歯車14EG)の回転軸と同軸に配置され、リング歯車14R(外歯車14EG)と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に接続される。
トルクベクタリングモータ18のロータ、及び減速機19の太陽歯車19Sの回転軸(軸心)の付近には、左右方向(軸方向)に貫通する貫通孔が設けられる。これにより、遊星歯車機構14の遊星キャリア14Cの出力軸(シャフトSF4)は、この貫通孔を貫通しながら、遊星歯車機構14(遊星キャリア14C)とドライブシャフト30の内側の端部の等速ジョイントとの間を機械的に接続する形で配置される。つまり、遊星歯車機構14、トルクベクタリングモータ18、及び減速機19は、その回転軸(軸心)が略同軸上に配置される。そのため、駆動装置10の径方向の寸法を更に小型化することができる。
尚、減速機19は、省略されてもよい。この場合、トルクベクタリングモータ18のロータは、リング歯車14R(外歯車14EG)と動力(トルク)を伝達可能な態様で機械的に直接接続される。
このように、本例では、左右の遊星歯車機構13,14と、駆動モータ11及びトルクベクタリングモータ18とは、回転軸が略一致するように配置される。これにより、駆動装置10の径方向の寸法を更に小型化することができる。
[駆動装置の他の例]
駆動モータ11及びトルクベクタリングモータ18のうちのトルクベクタリングモータ18だけが遊星歯車機構13,14と回転軸(軸心)が略一致するように配置されてもよい。
例えば、図2において、減速機12は、互いに噛み合う相対的に小径の外歯車(以下、「小径歯車」)、及び相対的に大径の外歯車(以下、「大径歯車」)を含む態様に置換されてもよい。具体的には、小径歯車は、駆動モータ11の出力軸と共に回転し、大径歯車は、太陽歯車13S,14Sの間を接続するシャフトSF1と共に回転してよい。これにより、減速機12は、駆動モータ11の出力を減速してシャフトSF1に伝達することができる。この場合、駆動モータ11は、その回転軸がシャフトSF1、即ち、太陽歯車13S,14S(遊星歯車機構13,14)の回転軸と平行な異なる軸上に配置される。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・改良が可能である。
1 車両
10 駆動装置
11 駆動モータ
12 減速機
13,14 遊星歯車機構
13C,14C 遊星キャリア
13EG,14EG 外歯車
13P,14P 遊星歯車
13R,14R リング歯車
13S,14S 太陽歯車
15,16 外歯車
17 反転歯車対
17L,17R 外歯車
18 トルクベクタリングモータ
20,30 ドライブシャフト
40,50 駆動輪
SF1〜SF4 シャフト

Claims (1)

  1. 車両の駆動力源である駆動モータと、
    前記駆動モータの動力を左右のそれぞれの駆動輪に伝達する左右の遊星歯車機構と、
    前記左右の遊星歯車機構のそれぞれの3つの回転軸のうちの前記駆動モータからの動力が入力される第1の軸及び前記駆動輪に動力を出力する第2の軸以外の第3の軸を互いに反対方向に回転させる反転機構と、
    前記反転機構を駆動するトルクベクタリングモータと、を備え、
    前記左右の遊星歯車機構と、前記駆動モータ及び前記トルクベクタリングモータのうちの少なくとも一方とは、回転軸の軸心が略一致するように配置される、
    駆動装置。
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