JP2021114591A - 基板搬送システム、リソグラフィー装置および物品製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】湾曲状態に個体差を有する基板の搬送あるいは取り扱いに有利な技術を提供する。【解決手段】基板搬送システムは、基板をハンドで保持し搬送する搬送機構と、前記基板の湾曲状態を検出するためのセンサと、前記搬送機構を制御する制御部とを備え、前記搬送機構は、前記基板を保持する第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡し、および、前記基板を保持する第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおいて、前記ハンドを鉛直方向に移動させ、前記第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しのための前記ハンドの鉛直方向の移動時に、前記センサを使って前記基板の第1湾曲状態が検出され、前記制御部は、前記第1湾曲状態に基づいて、前記第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの移動を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、基板搬送システム、リソグラフィー装置および物品製造方法に関する。
基板を処理して半導体デバイス等の物品を製造する設備における生産性を向上させるために、基板の受け渡しに要する時間の短縮が求められている。特許文献1には、ウエハをチャックするチャックプレートと、チャックプレートを保持するウエハ微動ステージと、チャックプレートの穴を通して突出可能なピン状配管と、チャックプレートを昇降させる駆動部とを備えるウエハステージ装置が記載されている。このウエハステージ装置では、チャックプレートの上のウエハをアンロードする際に、ウエハを保持したチャックプレートを降下させることによってチャックプレートからピン状配管にウエハが受け渡される。このウエハステージ装置には、チャックプレートを降下させたときの基板とピン状配管との接触を検出する接触検出手段が備えられている。N枚目のウエハの受け渡しにおいて、基板とピン状配管との接触が接触検出手段によって検出されたときのウエハ微動ステージの位置が記憶される。そして、N+1枚目のウエハの受け渡しにおいて、その記憶した位置を目標位置としてN枚目のウエハの受け渡しの際の微動ステージの速度より早い速度で移動させる。
特許文献1に記載された制御では、N枚目のウエハとN+1枚目のウエハとで湾曲状態が異なる場合において、N+1枚目のウエハの受け渡しのための目標位置を正しく設定することができない。特に大型の基板、または、樹脂上に複数のチップが配置された基板は、湾曲が大きく、また、湾曲状態の個体差が大きい傾向がある。
本発明は、上記の課題認識を契機としてなされたものであり、湾曲状態に個体差を有する基板の搬送あるいは取り扱いに有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、基板搬送システムに係り、前記基板搬送システムは、基板をハンドで保持し搬送する搬送機構と、前記基板の湾曲状態を検出するためのセンサと、
前記搬送機構を制御する制御部と、を備え、前記搬送機構は、前記基板を保持する第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡し、および、前記基板を保持する第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおいて、前記ハンドを鉛直方向に移動させ、前記第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しのための前記ハンドの鉛直方向の移動時に、前記センサを使って前記基板の第1湾曲状態が検出され、前記制御部は、前記第1湾曲状態に基づいて、前記第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの移動を制御する。
前記搬送機構を制御する制御部と、を備え、前記搬送機構は、前記基板を保持する第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡し、および、前記基板を保持する第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおいて、前記ハンドを鉛直方向に移動させ、前記第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しのための前記ハンドの鉛直方向の移動時に、前記センサを使って前記基板の第1湾曲状態が検出され、前記制御部は、前記第1湾曲状態に基づいて、前記第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの移動を制御する。
本発明によれば、湾曲状態に個体差を有する基板の搬送あるいは取り扱いに有利な技術が提供される。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本明細書および添付図面では、鉛直方向をZ軸とし、水平面をXY平面とするXYZ座標系によって方向が示されている。図1には、一実施形態の基板搬送システム100の構成が示されている。基板搬送システム100は、例えば、リソグラフィー装置に組み込まれうる。該リソグラフィー装置は、基板にパターンを転写する転写装置と、該転写装置に基板を搬送するように構成された基板搬送システム100とを備えうる。該転写装置は、例えば、感光剤層を有する基板に原版のパターンを転写する露光装置、または、基板の上に硬化性組成物の硬化物からなるパターンを形成するインプリント装置でありうる。
基板搬送システム100は、例えば、基板1をハンドで保持し搬送する搬送機構500と、基板1の湾曲状態を検出するためのセンサ(後述)と、搬送機構500を制御する制御部700とを備えうる。図1に示された例では、搬送機構500は、第1搬送ロボット510および第2搬送ロボット520を含むが、搬送機構500は、1つのハンドを有する1つの搬送ロボットで構成されてもよい。第1搬送ロボット510は、第1ハンド511を有し、第1ハンド511によって基板1を保持し搬送しうる。第2搬送ロボット520は、第2ハンド521を有し、第2ハンド521によって基板1を保持し搬送しうる。第1ハンド511および第2ハンド521は、基板1の周辺部を保持しうる。
基板搬送システム100は、基板1を回転させる回転装置200を備えうる。回転装置200は、保持部201を含み、基板1を保持部201で保持しZ軸の周りで回転させうる。保持部201は、例えば、基板1の中央部を下方から保持しうる。回転装置200は、例えば、基板1のノッチまたはオリエンテーションフラット等の基準位置が所定の方向を向くように基板1を回転させうる。
基板搬送システム100は、基板1をアライメントするアライメント装置300を備えうる。アライメント装置300は、基板1を保持する保持部311を備えうる。保持部311は、例えば、基板1の中央部を下方から保持しうる。アライメント装置300は、例えば、基板1をX軸、Y軸、Z軸周りの回転に関してアライメントするように構成されうる。アライメント装置300は、例えば、基板1をZ軸の周りで回転させる回転機構301と、基板1をX軸に関して駆動するX軸駆動機構302と、基板1をY軸に関して駆動するY駆動機構303とを含みうる。
回転装置200の保持部201には、外部装置(外部搬送機構)によって基板1が搬送されうる。回転装置200によって回転された基板1は、搬送ロボット510によってアライメント装置300に搬送され、アライメント装置300によってアライメントされうる。アライメント装置300によってアライメントされた基板1は、第2搬送ロボット520によってステージ装置400に搬送されうる。ステージ装置400は、前述の転写装置のステージ装置でありうる。ステージ装置400は、例えば、3本のリフトピンと、基板チャックとを有し、3本のピンで基板1を第2搬送ロボット520から受け取った後に、3本のピンを下方に移動させることによって3本のピンから基板チャックに基板1を渡すように構成されうる。
制御部700は、回転装置200、アライメント装置300および搬送機構500を制御する。制御部700は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Arrayの略。)などのPLD(Programmable Logic Deviceの略。)、又は、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略。)、又は、プログラムが組み込まれた汎用又は専用のコンピュータ、又は、これらの全部または一部の組み合わせによって構成されうる。基板搬送システム100は、記憶部800を備えもよく、記憶部800は、各種のデータを保持しうる。記憶部800は、制御部700に組み込まれてもよい。
以下では、回転装置200の保持部201を第1保持部、アライメント装置300の保持部311を第2保持部、ステージ装置400を第3保持部として説明する。しかし、アライメント装置300の保持部311を第1保持部、ステージ装置400を第2保持部として理解してもよい。
図2(a)、(b)には、基板1の湾曲状態を検出するためのセンサ513の一例が示されている。図2(a)、(b)に示された例では、センサ513は、第1搬送ロボット510(搬送機構500)の第1ハンド511に設けられている。第1ハンド511は、基板1を保持するための吸引部512を有しうる。センサ513は、吸引部512の圧力の変化を検出するように構成され、この圧力変化の検出を利用して基板1の湾曲状態が検出されうる。
保持部201(第1保持部)と第1ハンド511との間での基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時に、センサ513を使って基板1の湾曲状態が検出されうる。また、第1ハンド511と保持部311(第2保持部)との間での基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時に、センサ513を使って基板1の湾曲状態が検出されうる。
図2(a)を参照しながら、保持部201(第1保持部)から第1ハンド511への基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時にセンサ513を使って基板1の湾曲状態を検出する動作を説明する。まず、保持部201によって保持された基板1の下方の下位置に第1ハンド511が配置され、その後、第1ハンド511が鉛直上方(+Z方向)に向けて上位置まで駆動される。吸引部512が面している空間の大気は、不図示の吸引機構によって吸引されている。第1ハンド511(吸引部512)が基板1に接触すると、センサ513によって検出される圧力が変化する。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、基板1の湾曲状態に依存する。したがって、制御部700は、センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を搬送ロボット510から取得することによって、基板1の湾曲状態を第1湾曲状態として検出することができる。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、センサ513によって搬送ロボット510から取得され、センサ513から制御部700に提供されてもよい。基板1の湾曲状態は、アライメント装置300から第2搬送ロボット520によって基板1が搬出される際にも同様の手法によって検出されうる。
図2(b)を参照しながら第1ハンド511から保持部311(第2保持部)への基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時にセンサ513を使って基板1の湾曲状態を検出する動作を説明する。まず、基板1を保持した第1ハンド511が保持部311(第2保持部)の上方の上位置に配置され、その後、第1ハンド511が鉛直下方(−Z方向)に向けて下位置まで駆動される。吸引部512は、不図示の吸引機構によって吸引されている。基板1が保持部311と接触し、保持部311によって支持されると、吸引部512と基板1との間に隙間が形成され、これにより、センサ513によって検出される圧力が変化する。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、基板1の湾曲状態に依存する。したがって、制御部700は、センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を搬送ロボット510から取得することによって、基板1の湾曲状態を第2湾曲状態として検出することができる。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、センサ513によって搬送ロボット510から取得され、センサ513から制御部700に提供されてもよい。
図3(a)、(b)には、基板1の湾曲状態を検出するためのセンサ513の他の例が示されている。図3(a)、(b)に示された例では、センサ513は、回転装置200およびアライメント装置300に設けられうる。回転装置200の保持部201は、基板1を保持するための吸引部202を有しうる。アライメント装置300の保持部311も吸引部320を有しうる。センサ513は、吸引部202、320の圧力の変化を検出するように構成され、この圧力変化の検出を利用して基板1の湾曲状態が検出されうる。
保持部201(第1保持部)と第1ハンド511との間での基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時に、センサ513を使って基板1の湾曲状態が検出されうる。また、第1ハンド511と保持部311(第2保持部)との間での基板1の受け渡しのための第1ハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時にセンサ513を使って基板1の湾曲状態が検出されうる。
図3(a)を参照しながら保持部201(第1保持部)から第1ハンド511への基板1の受け渡しのための第1ハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時にセンサ513を使って基板1の湾曲状態を検出する動作を説明する。まず、保持部201によって保持された基板1の下方の下位置に第1ハンド511が配置され、その後、第1ハンド511が鉛直上方(+Z方向)に向けて上位置まで駆動される。吸引部202は、不図示の吸引機構によって吸引されている。第1ハンド511が基板1に接触すると、基板1と保持部201との間に隙間が形成され、これにより、センサ513によって検出される圧力が変化する。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、基板1の湾曲状態に依存する。したがって、制御部700は、センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を搬送ロボット510から取得することによって、基板1の湾曲状態を第1湾曲状態として検出することができる。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、センサ513によって搬送ロボット510から取得され、センサ513から制御部700に提供されてもよい。
以上のような基板1の湾曲状態の検出は、アライメント装置300から第2搬送ロボット520によって基板1が搬出される際にも同様の手法によってなされうる。
図3(b)を参照しながら第1ハンド511から保持部311(第2保持部)への基板1の受け渡しのためのハンド511の鉛直方向(Z方向)の移動時にセンサ513を使って基板1の湾曲状態を検出する動作を説明する。まず、基板1を保持した第1ハンド511が保持部311(第2保持部)の上方の上位置に配置され、その後、第1ハンド511が鉛直下方(−Z方向)に駆動される。吸引部320は、不図示の吸引機構によって吸引されている。基板1が保持部311と接触し、保持部311によって支持されると、吸引部320が基板1によって密閉され、これにより、センサ513によって検出される圧力が変化する。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、基板1の湾曲状態に依存する。したがって、制御部700は、センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を搬送ロボット510から取得することによって、基板1の湾曲状態を第2湾曲状態として検出することができる。センサ513によって検出される圧力が変化したタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)は、センサ513によって搬送ロボット510から取得され、センサ513から制御部700に提供されてもよい。
センサ513は、第1ハンド511と保持部201によって保持されている基板1との接触、および/または、第1ハンド511によって保持されている基板1と保持部311との接触を検出できればよい。よって、センサ513は、例えば、第1ハンド511に加わる荷重を検出するセンサ、または、第1ハンド511と基板1との距離を検出するセンサであってもよいし、他の物理量を検出するセンサであってもよい。
図11(a)には、基板1の湾曲状態が模式的に示されている。図11(b)には、基板1の他の湾曲状態が模式的に示されている。図11(a)のような湾曲状態は、保持形態に応じた変形を起こす基板1においては、第1ハンド511、第2ハンド521のように基板1の周辺部を保持するハンドによって基板1が保持された場合に生じうる。図11(b)のような湾曲状態は、保持形態に応じた変形を起こす基板1においては、保持部201、保持部311のように基板1の中央部分を下方から保持する保持部によって基板1が保持された場合に生じうる。その他、樹脂上に複数のチップが配置された基板1は、一般的に大きな湾曲状態を生じやすく、基板1の保持形態に関わらずに図11(a)または11(b)のような湾曲状態となりうる。
図4には、基板搬送システム100の動作が例示されている。この動作は、制御部700によって制御される。この動作が開始される前に、基板1が外部装置によって回転装置200の保持部201に搬送され、保持部201によって保持される。工程S201では、制御部700は、第1搬送ロボット510(搬送機構500)の第1ハンド511が保持部201によって保持された基板1の下方の目標位置である下位置(図5の下位置11)に配置されるように第1搬送ロボット510を制御する。図9には、回転装置200における下位置の設定例が記載されている。下位置として設定された「−10」は、第1ハンド511が基板1に衝突しないようにマージンを考慮して設定されたデフォルト値である。第1ハンド511のZ方向の位置は、下位置として設定されている「−10」をZ方向の目標位置(図5の下位置11)として制御される。
工程S202では、制御部700は、第1ハンド511が上方の目標位置(最上点)である上位置(図5の上位置12)に向けて鉛直上方(+Z方向)に移動するように第1搬送ロボット510を制御する。図9には、回転装置200における上位置の設定例が記載されている。上位置として設定された「+10」は、第1ハンド511が基板1を受け取った後に第1ハンド511が保持部201から離れる際に基板1が保持部201に衝突しないようにマージンを考慮して設定されたデフォルト値である。第1ハンド511のZ方向の位置は、上位置として設定されている「+10」をZ方向の目標位置(図5の上位置12)として制御される。また、第1ハンド511のZ方向の位置は、デフォルトの駆動パターンAを駆動パターンとして第1ハンド511のZ方向の位置が制御される。駆動パターンAは、図8に例示されている。
鉛直上方への第1ハンド511の移動の際に、第1ハンド511が接触位置(図5の接触位置10)において基板1に接触すると、その接触位置がセンサ513を使って検出される。工程S202において、制御部700は、その接触のタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を接触位置として第1搬送ロボット510から取得する。これにより接触位置が検出される。ここで、接触位置は、基板1の湾曲状態(第1湾曲状態)を示す指標であり、基板1の湾曲状態と等価である。
制御部700は、取得した接触位置を図9に模式的に示されるように記憶部800に記録する。図9には、回転装置200の保持部201から第1ハンド511への基板1の受け渡し(回転装置200からの搬出時)における接触位置が+5、0、−5である3つの例が示されている。回転装置200の保持部201から第1ハンド511への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が正(+)であることは、図11(a)に例示されるように、基板1が下に向かって凸をなすように湾曲した形状を有することを意味する。また、該値の絶対値が大きいこと(Z方向の位置が高いこと)は、下に向かって凸をなす湾曲量が大きいことを示している。逆に、回転装置200の保持部201から第1ハンド511への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が負(−)であることは、図11(b)に例示されるように、基板1が上に向かって凸をなすように湾曲した形状を有することを意味する。また、該値の絶対値が大きいこと(Z方向の位置が低いこと)は、上に向かって凸をなす湾曲量が大きいことを示している。回転装置200の保持部201から第1ハンド511への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が0であることは、基板1が湾曲していないことを意味する。
工程S203では、制御部700は、工程S202で検出した接触位置(第1湾曲状態)に基づいて、基板1を回転装置200からアライメント装置300に搬送する動作を制御するパラメータを設定あるいは変更する。この例では、制御部700は、基板1(第1ハンド511)をアライメント装置300の保持部311の上方の位置である上位置(図6の上位置13)に配置した後に基板1を鉛直下方に駆動する際の目標位置(最下点)である下位置(図6の下位置15)を決定する。また、この例では、制御部700は、アライメント装置300において、基板1を上位置から下位置に向けて鉛直下方に駆動する際の駆動パターンを決定する。
下位置および駆動パターンの決定について図9を参照して説明する。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が+5であれば、基板1を上位置に配置した後に、基板1を鉛直下方に駆動する際の目標位置(最下点)の高さである下位置を0に設定あるいは変更しうる。また、制御部700は、接触位置が+5であれば、駆動パターンをデフォルトの駆動パターンAではなく駆動パターンBに設定あるいは変更しうる。駆動パターンの例は、図8に例示されていて、駆動パターンBは、駆動パターンAよりも所要時間が短く、駆動パターンCは、駆動パターンBよりも所要時間が短い。駆動パターンBは、基板の受け渡し後の駆動速度プロファイルを最適化した駆動パターンであり、駆動パターンCは、基板の受け渡し前および後の駆動速度プロファイルを最適化した駆動パターンである。
制御部700は、工程S202で検出された接触位置が0であれば、基板1を上位置に配置した後に、基板1を鉛直下方に駆動する際の目標位置(最下点)の高さである下位置を−5に設定あるいは変更しうる。また、制御部700は、接触位置が0であれば、駆動パターンをデフォルトの駆動パターンAではなく駆動パターンBに設定あるいは変更しうる。
制御部700は、工程S202で検出された接触位置が−5であれば、基板1を上位置に配置した後に、基板1を鉛直下方に駆動する際の目標位置(最下点)の高さである下位置を−10に設定あるいは変更しうる。また、制御部700は、接触位置が−5であれば、駆動パターンをデフォルトの駆動パターンAに設定あるいは変更しうる。
工程S204では、制御部700は、工程S203で設定されたパラメータに従って、第1搬送ロボット510(搬送機構500)を制御する。具体的には、制御部700は、該パラメータに従って、第1搬送ロボット510の第1ハンド511がアライメント装置300の保持部311の上方の目標位置である上位置(図6の上位置13)に配置されるように第1搬送ロボット510を制御する。工程S205では、制御部700は、基板1を保持した第1ハンド511が下方の目標位置である下位置(図6の下位置15)に向けて鉛直下方(−Z方向)に移動するように第1搬送ロボット510を制御する。
鉛直下方への第1ハンド511の移動の際に、第1ハンド511によって保持された基板1が接触位置(図6の接触位置14)において保持部311に接触すると、その接触位置がセンサ513を使って検出される。ここで、接触位置は、基板1の湾曲状態(第2湾曲状態)を示す指標であり、基板1の湾曲状態と等価である。工程S205において、制御部700は、その接触のタイミングにおける第1ハンド511の高さ(Z方向の位置)を接触位置として搬送ロボット510から取得する。これにより接触位置が検出される。制御部700は、取得した接触位置を図10に模式的に示されるように記憶部800に記録する。
図10には、第1ハンド511からアライメント装置300の保持部311への基板1の受け渡し(アライメント装置300への搬入時)における接触位置が+5、0、−5である3つの例が示されている。第1ハンド511からアライメント装置300の保持部311への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が正(+)であることは、図11(a)に例示されるように、基板1が下に向かって凸をなすように湾曲した形状を有することを意味する。また、該値の絶対値が大きいこと(Z方向の位置が高いこと)は、下に向かって凸をなす湾曲量が大きいことを示している。逆に、第1ハンド511からアライメント装置300の保持部311への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が負(−)であることは、図11(b)に例示されるように、基板1が上に向かって凸をなすように湾曲した形状を有することを意味する。また、該値の絶対値が大きいこと(Z方向の位置が低いこと)は、上に向かって凸をなす湾曲量が大きいことを示している。第1ハンド511からアライメント装置300の保持部311への基板1の受け渡しにおける接触位置の値が0であることは、基板1が湾曲していないことを意味する。なお、図10には、回転装置200の保持部201から第1ハンド511への基板1の受け渡し(回転装置200からの搬出時)における接触位置も示されている。
工程S206では、制御部700は、工程S202、S205で検出した接触位置(第1湾曲状態、第2湾曲状態)に基づいて、基板1をアライメント装置300からステージ装置400に搬送する動作を制御するパラメータを設定あるいは変更する。第1湾曲状態および第2湾曲状態の取得は、ハンドと保持部との間での基板1の受け渡しの際のハンドの下位置および上位置を決定するために有用である。
下位置、上位置および駆動パターンの決定について図10を参照して説明する。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が+5であれば、第2ハンド521をアライメント装置300の保持部311によって保持された基板1の下方に配置する際の目標位置である下位置を0に設定あるいは変更しうる。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が0であれば、第2ハンド205をアライメント装置300の保持部311によって保持された基板1の下方に配置する際の目標位置である下位置を−5に設定あるいは変更しうる。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が−5であれば、第2ハンド205をアライメント装置300の保持部311によって保持された基板1の下方に配置する際の目標位置である下位置を−10に設定あるいは変更しうる。
制御部700は、工程S205で検出された接触位置が+5であれば、第2ハンド521をアライメント装置300の下位置に配置した後に第2ハンド521を鉛直上方に駆動する際の目標位置である上位置を+10に設定あるいは変更しうる。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が0(であれば、第2ハンド521をアライメント装置300の下位置に配置した後に第2ハンド521を鉛直上方に駆動する際の目標位置である上位置を+5に設定あるいは変更しうる。制御部700は、工程S202で検出された接触位置が−5であれば、第2ハンド521をアライメント装置300の下位置に配置した後に第2ハンド521を鉛直上方に駆動する際の目標位置である上位置を0に設定あるいは変更しうる。
また、制御部700は、工程S202、S205で検出した接触位置(第1湾曲状態、第2湾曲状態)に基づいて、所要時間が可能な限り短くなるように、駆動パターンを決定する。
工程S207では、制御部700は、工程S206で設定されたパラメータに従って第2搬送ロボット520(搬送機構500)を制御する。具体的には、制御部700は、該パラメータに従って、第2搬送ロボット520の第2ハンド521がアライメント装置300の保持部311から基板1を受け取ってステージ装置400に搬送するように第2搬送ロボット520を制御する。まず、制御部700は、第2搬送ロボット520(搬送機構500)の第1ハンド521が保持部311によって保持された基板1の下方の目標位置である下位置(図7の下位置11)に配置されるように第2搬送ロボット520を制御する。次いで、制御部700は、第2ハンド521が上方の目標位置(最上点)である上位置(図7の上位置12))に向けて鉛直上方(+Z方向)に移動するように第2搬送ロボット520を制御する。鉛直上方への第1ハンド511の移動の際に、第2ハンド521が接触位置(図7の接触位置10)において基板1に接触すると、その接触位置がセンサ513を使って検出されうる。制御部700は、その接触のタイミングにおける第2ハンド521の高さ(Z方向の位置)を接触位置として第2搬送ロボット520から取得しうる。これにより接触位置が検出される。制御部700は、この接触位置に基づいて、第2搬送ロボット520を制御するパラメータを設定あるいは変更しうる。その後、制御部700は、設定パラメータに従って、基板1がステージ装置400に搬送されステージ装置400に渡されるように第2搬送ロボット510(搬送機構500)を制御しうる。
以下、上記の基板搬送システム100が組み込まれたリソグラフィー装置を用いて半導体デバイス等の物品を製造する物品製造方法を説明する。該物品製造方法は、該リソグラフィー装置によって基板にパターンを転写する転写工程と、該転写工程を経た基板を処理する処理工程と、を含み、該処理工程を経た基板から物品を得る。該処理工程は、例えば、エッチング工程を含みうる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:基板搬送システム、1:基板、200:回転装置、201:保持部、300:アライメント装置、311:保持部、400:ステージ、500:搬送機構、510:第1搬送ロボット、511:第1ハンド、520:第2搬送ロボット、521:第2ハンド、700:制御部
Claims (13)
- 基板をハンドで保持し搬送する搬送機構と、
前記基板の湾曲状態を検出するためのセンサと、
前記搬送機構を制御する制御部と、を備え、
前記搬送機構は、前記基板を保持する第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡し、および、前記基板を保持する第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおいて、前記ハンドを鉛直方向に移動させ、
前記第1保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しのための前記ハンドの鉛直方向の移動時に、前記センサを使って前記基板の第1湾曲状態が検出され、
前記制御部は、前記第1湾曲状態に基づいて、前記第2保持部と前記ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの移動を制御する、
ことを特徴とする基板搬送システム。 - 前記第1湾曲状態に基づく前記ハンドの移動の制御は、前記ハンドと前記第2保持部との間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの高さの制御を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の基板搬送システム。 - 前記第1湾曲状態に基づく前記ハンドの移動の制御は、前記ハンドから前記第2保持部への前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの高さの制御を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の基板搬送システム。 - 前記第1湾曲状態に基づく前記ハンドの移動の制御は、前記ハンドの鉛直方向の移動を制御するための駆動パターンの決定を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板搬送システム。 - 前記第1保持部から前記ハンドへの前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの鉛直上方への移動時に前記センサを使って前記第1湾曲状態が検出される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板搬送システム。 - 前記第1湾曲状態に基づく前記ハンドの移動の制御は、前記第1保持部から前記ハンドへ前記基板が受け渡たされ、かつ、前記第1保持部から前記第2保持部へ前記ハンドが移動した後、前記ハンドから前記第2保持部への前記基板の受け渡しのために前記ハンドを鉛直下方に移動させる際の前記ハンドの最下点の制御を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の基板搬送システム。 - 前記第1湾曲状態に基づく前記ハンドの移動の制御は、前記搬送機構から第2保持部へ前記基板が受け渡たされ、かつ、前記第2保持部によって保持された前記基板が処理された後に、前記第2保持部から前記ハンドへの前記基板の受け渡しのために前記ハンドを前記基板の下に移動させる際の前記ハンドの高さの制御を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の基板搬送システム。 - 前記ハンドから前記第2保持部への前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの鉛直下方への移動時に前記センサを使って前記基板の第2湾曲状態が検出され、 前記制御部は、前記第2保持部によって保持された前記基板が処理され、前記ハンドが前記基板の下に配置された後に、前記第2保持部から前記ハンドへの前記基板の受け渡しのために前記ハンドを鉛直上方に移動させる際の前記ハンドの最上点の制御を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の基板搬送システム。 - 前記ハンドは、第1ハンドおよび第2ハンドを含み、
前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送には、前記第1ハンドが使われ、前記第2保持部から第3保持部への前記基板の搬送には、前記第2ハンドが使われる、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の基板搬送システム。 - 前記ハンドは、第1ハンドおよび第2ハンドを含み、
前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送には、前記第1ハンドが使われ、前記第2保持部から第3保持部への前記基板の搬送には、前記第2ハンドが使われ、
前記制御部は、前記第1湾曲状態および前記第2湾曲状態に基づいて、前記第3保持部と前記第2ハンドとの間での前記基板の受け渡しにおける前記ハンドの移動を制御する、
ことを特徴とする請求項8に記載の基板搬送システム。 - 前記第1保持部および前記第2保持部は、前記基板の中央部を保持し、前記ハンドは、前記基板の周辺部を保持する、
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板搬送システム。 - 基板にパターンを転写する転写装置と、
前記転写装置に基板を搬送するように構成された請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板搬送システムと、
を備えることを特徴とするリソグラフィー装置。 - 請求項12に記載のリソグラフィー装置によって基板にパターンを転写する転写工程と、
前記転写工程を経た基板を処理する処理工程と、を含み、
前記処理工程を経た基板から物品を得ることを特徴とする物品製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020007837A JP2021114591A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 基板搬送システム、リソグラフィー装置および物品製造方法 |
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JP2020007837A JP2021114591A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 基板搬送システム、リソグラフィー装置および物品製造方法 |
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JP2020007837A Pending JP2021114591A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 基板搬送システム、リソグラフィー装置および物品製造方法 |
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Country | Link |
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2020
- 2020-01-21 JP JP2020007837A patent/JP2021114591A/ja active Pending
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