JP2021113536A - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents

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泰暢 後藤
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Abstract

【課題】内燃機関の始動直後において、ギアの軸受の潤滑不良による焼き付きの発生を抑制できる内燃機関の潤滑装置を提供する。【解決手段】クランクシャフト10によって駆動される複数のギア10a〜12aと、ギア室20と、オイルポンプ30と、オイルポンプ30の吐出口30aに接続されたオイル通路40と、オイル通路40に設けられたオイルフィルタ50と、ギア室20内のギア10a〜12aに向かってオイルを噴射するための噴射ノズル80と、オイルフィルタ50からオイルを取り出して、噴射ノズル80にオイルを供給するための供給通路70と、を備えた内燃機関1の潤滑装置100。【選択図】図1

Description

本開示は、内燃機関の潤滑装置に関する。
一般的に、内燃機関の潤滑装置は、クランクシャフトによって駆動される複数のギアと、複数のギアの内の1つのギアの回転によって駆動されるオイルポンプと、オイルポンプの吐出口に接続されたオイル通路と、オイル通路に設けられたオイルフィルタと、を備える。
オイルポンプの吐出口から吐出されたオイルは、オイル通路、オイルフィルタ、オイルクーラー及びオイルギャラリを経由してギアの軸受に供給される。
特開2006−2872号公報
しかしながら、上記の潤滑装置では、内燃機関の始動直後(特に、冷間始動直後)に、オイルがギアの軸受に供給されるまでに一定の時間を要する。その結果、軸受の潤滑不良による焼き付きが発生する虞がある。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、内燃機関の始動直後において、ギアの軸受の潤滑不良による焼き付きの発生を抑制できる内燃機関の潤滑装置を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、内燃機関の潤滑装置であって、クランクシャフトによって駆動される複数のギアと、複数の前記ギアを収容するギア室と、前記複数のギアの内の1つのギアの回転によって駆動されるオイルポンプと、前記オイルポンプの吐出口に接続されたオイル通路と、前記オイル通路に設けられたオイルフィルタと、前記ギア室内の前記ギアに向かってオイルを噴射するための噴射ノズルと、前記オイルポンプ、前記オイルフィルタ、または前記オイルフィルタよりも上流側の前記オイル通路からオイルを取り出して、前記噴射ノズルにオイルを供給するための供給通路と、を備えることを特徴とする内燃機関の潤滑装置が提供される。
好ましくは、前記噴射ノズルは、前記ギアの軸受に向かってオイルを噴射する噴射口を有する。
また、前記噴射ノズルには、前記複数のギアの軸受にそれぞれ向けられた複数の前記噴射口が設けられる。
また、前記オイルポンプ、前記オイルフィルタ、または前記オイルフィルタよりも上流側の前記オイル通路に設けられ、前記オイルポンプから吐出されるオイルの油圧が所定の閾値以上になると開弁してオイルを排出するリリーフ弁を更に備え、前記供給通路の上流端は、前記リリーフ弁の排出口に接続される。
また、前記噴射ノズルまたは前記供給通路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁の開閉を制御する制御部と、を更に備え、前記制御部は、前記内燃機関の始動時からの経過時間、オイルの油温及びオイルの油圧の少なくとも何れか一つに基づいて、前記開閉弁の開閉を制御する。
本開示に係る内燃機関の潤滑装置によれば、内燃機関の始動直後において、ギアの軸受の潤滑不良による焼き付きの発生を抑制できる。
第1実施形態の潤滑装置を用いた内燃機関の概略構成を示す後面図である。 第1実施形態の潤滑装置を用いた内燃機関の概略構成を示す左側面図である。 図2のIII−III線で示したギア室の断面図である。 図3のIV−IV線で示したギア室の断面図である。 図4のV部に示したオイルポンプの拡大断面図である。 図3のVI−VI線で示したオイルフィルタの拡大断面図である。 図6のVII−VII線で示したオイルフィルタの拡大断面図である。 図4のVIII部に示した噴射ノズルの拡大断面図である。 従来の潤滑装置におけるギア室内の断面図である。 図9のX−X線で示したオイルポンプの拡大断面図である。 第2実施形態の潤滑装置を用いた内燃機関の概略構成を示す後面図である。 第2実施形態の制御内容を示す制御フローである。 第1変形例のリリーフ弁を示す拡大断面図である。 第2変形例の潤滑装置を用いた内燃機関の概略構成を示す後面図である。 第2変形例の制御内容を示す制御フローである。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、本開示は、以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の潤滑装置100を用いた内燃機関1の後面図であり、図2は、内燃機関1の左側面図である。図中に示す点線矢印Oは、オイルの流れを表す。なお、図中に示す上下前後左右の各方向は、内燃機関1を搭載した車両(不図示)の各方向に一致するが、説明の便宜上定められたものに過ぎないものとする。
図1及び図2に示すように、第1実施形態の内燃機関1は、車両に搭載された多気筒の圧縮着火式内燃機関、例えばディーゼルエンジンである。車両は、トラック等の大型車両である。しかしながら、車両及び内燃機関1の種類、形式、用途等に特に限定はなく、例えば車両は、乗用車等の小型車両であっても良いし、内燃機関1は、ガソリンエンジン等の火花点火式内燃機関であっても良い。
内燃機関1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の下部に一体形成されたクランクケース3と、クランクケース3の下部に接続されたオイルパン4と、シリンダブロック2の上部に接続されたシリンダヘッド5と、を備える。また、内燃機関1は、シリンダヘッド5の上部に接続されたヘッドカバー6と、シリンダブロック2、クランクケース3、オイルパン4、シリンダヘッド5、及びヘッドカバー6のそれぞれの後部に接続されたギアハウジング7を備える。
シリンダブロック2には、複数のシリンダ(不図示)が設けられ、各シリンダには、ピストンが収容される。
クランクケース3には、前後方向に延びるクランクシャフト10が回転可能に支持される。クランクシャフト10の後端部は、クランクケース3内から後方に突出しており、この突出した部分には、クランクギア10aが固定される。
オイルパン4は、クランクケース3を下側から覆うように設けられ、エンジンオイルを貯留する。また、オイルパン4の後端部4aは、クランクケース3の後端の位置よりも後方に延在される。
シリンダヘッド5には、各シリンダの吸気ポート及び排気ポート(不図示)が形成される。また、シリンダヘッド5には、前後方向に延びる2本のカムシャフト8,9が回転可能に支持される。これらカムシャフト8,9は、シリンダヘッド5内から後方に突出しており、これらの突出した部分には、カムギア8a,9aがそれぞれ固定される。
ヘッドカバー6は、シリンダヘッド5を上側から覆うように設けられる。また、ヘッドカバー6の後端部6aは、シリンダヘッド5の後端の位置より後方に延在される。
ギアハウジング7は、シリンダブロック2、クランクケース3及びシリンダヘッド5のそれぞれの後壁と、オイルパン4及びヘッドカバー6のそれぞれの後端部4a,6aと共に、ギア室20を画成する。
ギアハウジング7は、シリンダブロック2、クランクケース3及びシリンダヘッド5を後側から覆うように設けられる。すなわち、ギアハウジング7は、左右及び上下方向に延びる後壁部7aと、後壁部7aの左右両端の位置から前方に延びて、シリンダブロック2、クランクケース3及びシリンダヘッド5のそれぞれの後壁に気密に接続される左右の側壁部7b,7cと、を有する。また、ギアハウジング7の下端部は、オイルパン4の後端部4aに気密に接続され、ギアハウジング7の上端部は、ヘッドカバー6の後端部6aに気密に接続される。
ギア室20内では、下方から順に、クランクギア10a、第1中間ギア11a、第2中間ギア12a、第3中間ギア13a、及び左右のカムギア8a,9aが噛合される。これにより、クランクシャフト10からカムシャフト8,9にトルクを伝達するためのギアトレーンが構成される。
シリンダブロック2の後壁部2aには、前後方向に延びる第1及び第2中間シャフト11,12の前端部が固定される。また、シリンダヘッド5の後壁部5aには、前後方向に延びる第3中間シャフト13の前端部が固定される。
第1〜第3中間ギア11a〜13aは、アイドルギアであり、対応する第1〜第3中間シャフト11〜13の後端部に、回転可能にそれぞれ支持される。
また、図3及び図4に示すように、ギア室20内では、クランクギア10aにポンプギア14aが噛合される。ポンプギア14aは、前後方向に延びる駆動シャフト14の後端部に固定される。
潤滑装置100は、上述した複数のギア8a〜14aと、これら複数の8a〜14aを収容するギア室20と、ポンプギア14aの回転によって駆動されるオイルポンプ30と、を備える。
また、潤滑装置100は、オイルポンプ30の吐出口30aに接続されたオイル通路40と、オイル通路40に設けられたオイルフィルタ50と、を備える。オイル通路40は、オイルの流れ方向において、オイルフィルタ50と、オイルフィルタ50よりも上流側に位置する上流側オイル管41と、オイルフィルタ50よりも下流側に位置する下流側オイル管42と、により主に画成される。
また、潤滑装置100は、オイルフィルタ50に設けられたリリーフ弁60と、リリーフ弁60の排出口60aに接続されたリリーフ管70と、を備える。
また、第1実施形態の潤滑装置100は、ギア室20内のクランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aに向かってオイルを噴射するための噴射ノズル80を備える。詳細は後述するが、噴射ノズル80は、ギアハウジング7の後壁部7aに後側から取り付けられる。また、リリーフ管70は、リリーフ弁60を通じてオイルフィルタ50からオイルを取り出して、噴射ノズル80にオイルを供給する供給通路である。
オイルポンプ30は、ギア室20内に配置され、クランクケース3の後壁部3aに取り付けられる。
図5に示すように、第1実施形態のオイルポンプ30には、外接ギアタイプのオイルポンプが用いられる。オイルポンプ30は、吸込口30b及び吐出口30aを有するギアケース31と、ギアケース31に回転可能に収容された駆動ギア32及び従動ギア33と、を備える。
ギアケース31は、上下方向に長い矩形状または長円形状に形成される。また、図示しないが、ギアケース31は、クランクケース3の後壁部3aに後側からボルト止め固定される。
オイルポンプ30の吸込口30bは、ギアケース31の下端部に形成される。吸込口30bには、オイルパン4の底部に向かって下方に延びる吸込管34が接続される。
一方、オイルポンプ30の吐出口30aは、ギアケース31の上部の前面に形成される。オイルポンプ30の吐出口30aには、上流側オイル管41が接続される(図6を参照)。
駆動ギア32は、駆動シャフト14の前端部に固定され、ポンプギア14aの回転によって駆動される。従動ギア33は、従動シャフト15に固定されると共に、駆動ギア32に噛合され、駆動ギア32の回転によって駆動される。駆動シャフト14及び従動シャフト15は、ギアケース31の前後両側の壁部に回転可能に支持される。
オイルポンプ30では、駆動ギア32及び従動ギア33が回転することで、オイルパン4に貯留されたオイルが、吸込管34を通じて吸込口30bからギアケース31内に吸い込まれ、吐出口30aから上流側オイル管41に吐出される。
図6に示すように、上流側オイル管41は、クランクケース3内に配置される。上流側オイル管41の上流端は、クランクケース3の後壁部3aに形成された挿通孔3bを通って、オイルポンプ30の吐出口30aに接続される。一方、上流側オイル管41の下流端は、クランクケース3の左側壁部に形成された貫通孔3cに接続され、この貫通孔3cを通じて、後述するオイルフィルタ50の入口50aに連通する。
オイルフィルタ50は、内燃機関1の外部に露出して配置され、クランクケース3の左側壁部に取り付けられる。
図7に示すように、オイルフィルタ50は、フィルタケース51と、フィルタケース51に収容されたフィルタエレメント52と、を備える。
フィルタケース51は、上下方向に延びる円筒状に形成され、天井部51a及び底部51bを有する。フィルタケース51は、クランクケース3の左側壁部に左側からボルト止め固定される。
フィルタエレメント52は、上下方向に延びる円筒状に形成され、フィルタケース51内に同軸に配置される。
図6及び図7に示すように、フィルタケース51の天井部51aには、上流側オイル管41からオイルを導入するためのオイル導入部53が設けられる。フィルタケース51の底部51bには、オイルフィルタ50の出口50bが形成される。
オイル導入部53は、左右方向に延びる管状に形成され、天井部51aの右側後部の上面に設置される。オイル導入部53の下面部には、天井部51aを貫通してフィルタケース51内に連通する連通孔53aが形成される。オイル導入部53の右側端部には、オイルフィルタ50の入口50aが形成される。
オイルフィルタ50の入口50aは、クランクケース3の左側壁部に形成された貫通孔3cに接続され、この貫通孔3cを通じて、上流側オイル管41に連通する。
オイルフィルタ50の出口50bには、下流側オイル管42の上流端が接続される。図示しないが、下流側オイル管42の下流端は、シリンダブロック2、クランクケース3及びシリンダヘッド5に形成された、オイルギャラリの入口に接続される。
オイルフィルタ50では、上流側オイル管41から導入部53に導入されたオイルが、連通孔53aを通じてフィルタケース51内に送られ、フィルタエレメント52を通過する。これにより、オイル中の異物(スラッジ、摩耗粉、ゴミ等)がフィルタエレメント52で捕集されて除去される。そして、異物除去後のオイルは、オイルフィルタ50の出口50bから下流側オイル管42に排出され、オイルクーラー及びオイルギャラリ(不図示)を通じて、ピストンとシリンダとの摺動面や上記の各ギアの軸受等に供給される。
図6に示すように、リリーフ弁60は、オイルポンプ30から吐出されるオイルの油圧が所定の閾値以上になると開弁してオイルを排出するように構成される。なお、この所定の閾値は、オイルフィルタ50及び下流側オイル管42を含む潤滑系において、油圧が過剰にならない値に設定される。
第1実施形態のリリーフ弁60は、弁ケース61と、弁ケース61に収容された弁体62及びスプリング63と、を備える。
弁ケース61は、有底筒状に形成され、オイルフィルタ50の導入部53の左側端部から左方向に延在して設けられる。弁ケース61には、左側から順に、スプリング63及び弁体62が挿入されて収容される。
弁ケース61の右側端部には、弁座61aが形成される。弁座61aは、弁ケース61の内径を縮径させて形成される。
弁ケース61の左右方向の中央部分には、リリーフ弁60の排出口60aが形成される。排出口60aは、弁ケース61から後方に突出する管状に形成され、後述するリリーフ管70の上流端に接続される。
弁体62は、左方向に向かって開口されたカップ状に形成され、右側端面に受圧部62aを有する。スプリング63は、コイルスプリングであり、弁体62を右方向に付勢する。
図6において、弁体62は、スプリング63の付勢力によって弁座61aに当接している。この状態では、上流側オイル管41から導入部53に導入されたオイルは、排出口60aから排出されることなく、連通孔53aを通じてフィルタケース51内に送られる。
この状態から、オイルポンプ30から吐出されるオイルの油圧が閾値以上になると、導入部53を流れるオイルの油圧によって、スプリング63の付勢力に反して弁体62が左方向に摺動し、弁体62が弁座61aから離間される。これにより、導入部53と排出口60aとが連通し、上流側オイル管41から導入部53に導入されたオイルの一部が、排出口60aからリリーフ管70に排出される。その結果、導入部53からフィルタケース51内に送られるオイルの油圧を、閾値未満にまで下げることができる。
図1及び図2に示すように、リリーフ管70は、内燃機関1の外部を通って噴射ノズル80に接続される。
第1実施形態のリリーフ管70は、リリーフ弁60の排出口60aの位置から上方かつ後方に延びた後、右方向に曲げられて噴射ノズル80に接続される。
リリーフ管70の上流端は、上流側管継手71を介して、リリーフ弁60の排出口60aに接続される。リリーフ管70の下流端は、下流側管継手72を介して、噴射ノズル80に接続される。
これらの管継手71,72には、周知のアイジョイントJ及びアイボルトBが用いられる(図6及び図8を参照)。図示しないが、上流側管継手71のアイボルトBは、リリーフ弁60の排出口60aに形成された雌ネジに螺合され、下流側管継手72のアイボルトBは、後述する噴射ノズル80の主流路82aに形成された雌ネジに螺合される。
図8に示すように、噴射ノズル80は、クランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aのそれぞれの軸受10b〜12bに向かってオイルを噴射する噴射口81a〜81cを有する。
すなわち、第1実施形態では、これら3つのギア10a〜12aの軸受10b〜12bにそれぞれ向けられた第1〜第3噴射口81a〜81cが設けられる。但し、これらの噴射口とギアは、3つに限定されず、任意の個数であって良い。例えば、上記の軸受10b〜12bだけでなく、第3中間ギア13a(図2を参照)の軸受にもオイルを供給する場合には、これら4つの軸受にそれぞれ向けられた4つの噴射口が設けられる。
第1実施形態の噴射ノズル80は、前後方向に延びるノズル本体82と、ノズル本体82の後端部に形成されたフランジ83と、を備える。
ノズル本体82は、前端部が面取り加工された円柱状に形成される。ノズル本体82は、後端位置から前方に延びる主流路82aと、前端部の位置で主流路82aが分岐されて形成された噴射口81a〜81cと、を有する。
また、ノズル本体82は、ギアハウジング7の後壁部7aに形成された貫通孔7dに対して、後側から嵌合される。ノズル本体82の前端部は、貫通孔7dよりも前方に突出され、ノズル本体82の後端部は、貫通孔7dよりも後方に突出される。ノズル本体82の後端部には、下流側管継手72を介して、リリーフ管70の下流端が接続される。
フランジ83は、ノズル本体82より大径であり、貫通孔7dの周囲に位置するギアハウジング7の後壁部7aにボルト止め固定される。
主流路82aには、リリーフ弁60の排出口60aからリリーフ管70に排出されたオイルが、下流側管継手72を通じて導入される。主流路82aに導入されたオイルは、第1〜第3噴射口81a〜81cからクランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aのそれぞれの軸受10b〜12bに向かって噴射される。これにより、これらの軸受10b〜12bを潤滑できる。
第1実施形態では、第1噴射口81aは、クランクギア10aの軸受10bの後端位置に向かって指向され、第2噴射口81bは、第1中間ギア11aの軸受11bの後端位置に向かって指向され、第3噴射口81cは、第2中間ギア12aの軸受12bの後端位置に向かって指向される。
より詳しくは、噴射口81a〜81cから噴射されたオイルは、点線矢印Oで示すように、拡散しながら各軸受10b〜12bに供給されるので、各噴射口81a〜81cは、対応する軸受10b〜12bの径方向の中心位置Cに向かって指向されることが望ましい。
ここで、図9は、従来の潤滑装置を用いたギア室20内の断面図であり、図10は、図9のX−X線の断面図である。なお、下記の説明では、上記の実施形態と同一または対応する構成要素に同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
図9に示すように、従来の潤滑装置では、リリーフ管70及び噴射ノズル80が設けられておらず、また、オイルポンプ30自体にリリーフ弁60xが設けられる。そして、オイルポンプ30の吐出口30aから上流側オイル管41に吐出されたオイルは、オイルフィルタ50、下流側オイル管42、オイルクーラー及びオイルギャラリ(不図示)といった比較的長い油路を経由してのみ、各ギアの軸受に供給される。
しかしながら、このような長い油路では、内燃機関1の始動直後に、オイルが軸受に供給されるまでに一定の時間を要する。特に、オイルの油温が低い冷間始動直後には、オイルの流速が遅くなり、ギアの軸受に対するオイルの供給が遅れ易くなる。その結果、ギアの軸受の潤滑不良による焼き付きが発生する虞がある。
これに対して、図3及び図4に示したように、第1実施形態では、リリーフ弁60を通じてオイルフィルタ50からリリーフ管70にオイルが取り出され、噴射ノズル80からクランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aの軸受10b〜12bにオイルが噴射される。これにより、オイルクーラー及びオイルギャラリを通る長い油路を経由することなく、オイルフィルタ50から軸受10b〜12bにオイルを即座に供給できる。その結果、内燃機関1の始動直後には、従来よりも早く軸受10b〜12bにオイルを供給できる。
よって、第1実施形態の潤滑装置100であれば、内燃機関1の始動直後において、軸受10b〜12bの潤滑不良による焼き付きの発生を抑制できる。
また、内燃機関1の始動直後(特に、冷間始動直後)には、オイルポンプ30から吐出されるオイルの油圧が急激に上昇し、瞬時にオイルの油圧が閾値以上になり、リリーフ弁60が開弁される傾向にある。その結果、第1実施形態では、始動直後に高い頻度で、軸受10b〜12bにオイルを供給できる。
このように、第1実施形態であれば、内燃機関1の始動直後、リリーフ弁60の排出口60aから排出されるオイルを利用することで、軸受10b〜12bに対して早期にオイルを供給できる。
また、第1実施形態の噴射ノズル80では、上記の3つの軸受10b〜12bにそれぞれ向けられた3つの噴射口81a〜81cが設けられる。そのため、3つの軸受10b〜12bに対して、1つの噴射ノズル80で一度に効率良くオイルを供給できる。
他方、図9及び図10に示すように、従来の潤滑装置では、リリーフ弁60xが、オイルポンプ30のギアケース31の内部に一体的に設けられ、ギアケース31の前面及び後面に排出口60b,60cを有する。
しかしながら、このような従来のリリーフ弁60xでは、ギアケース31前面の排出口60bから排出されたオイルが、クランクケース3の後壁部3aの後面で反射され、また、ギアケース31後面の排出口60cから排出されたオイルが、ポンプギア14aの前面で反射される。その結果、リリーフ弁60xの排出口60b,60cからのオイル排出が阻害される虞がある。
また、ギアケース31後面の排出口31cから排出されたオイルは、ポンプギア14aに付着し、ポンプギア14aの回転に基づく遠心力によって拡散される。そして、拡散されたオイルは、ギア室20及びクランクケース3内のブローバイガス(ピストンとシリンダの隙間からクランクケース内に漏出したガス)に含まれるオイルミスト量を増加させる可能性がある。
また、ギアケース31後面の排出口31cから排出されたオイルは、ポンプギア14aの前面に衝突し、ポンプギア14aを傾ける方向に力を加える。そのため、ポンプギア14aとクランクギア10aとの噛合部における抵抗が増加して、ギアの耐久性が低下する虞がある。
これに対して、図1及び図6に示したように、第1実施形態の潤滑装置100では、オイルフィルタ50にリリーフ弁60が設けられ、リリーフ弁60の排出口60aからリリーフ管70を通じてギア室20にオイルがリリーフされる。そのため、リリーフ弁60の排出口60aから排出されたオイルは、クランクケース3の後壁部3aの後面やポンプギア14aの前面で反射されず、オイル排出が阻害されない。
よって、第1実施形態であれば、リリーフ弁60からオイルを円滑に排出させることができる。
また、第1実施形態では、リリーフ弁60の排出口60aから排出されたオイルは、ポンプギア14aに付着せず、ポンプギア14aの回転によって拡散されない。そのため、ギア室20及びクランクケース3内のブローバイガスに含まれるオイルミスト量の増加を抑制できる。
また、第1実施形態では、リリーフ弁60の排出口60aから排出されたオイルは、ポンプギア14aに衝突しないので、ポンプギア14aを傾ける方向に力を加えることもない。そのため、ポンプギア14aとクランクギア10aとの噛合部における抵抗を抑制し、ギアの耐久性の低下を抑制できる。
また、第1実施形態では、リリーフ弁60が、内燃機関1の外部に露出されたオイルフィルタ50に設けられ、リリーフ管70が、内燃機関1の外部を通って噴射ノズル80に接続される。そのため、仮に、内燃機関1の内部(例えば、上流側オイル管41)にリリーフ弁60を設けた場合と比較して、リリーフ弁60やリリーフ管70の設置及び交換作業が容易になる。
(第2実施形態)
図1に示したように、第1実施形態の潤滑装置100では、リリーフ管70の上流端がリリーフ弁60の排出口60aに接続され、リリーフ弁60の排出口60aから排出されるオイルを利用して、軸受10b〜12bにオイルが供給された。
これに対して、図11に示すように、第2実施形態の潤滑装置200では、オイルフィルタ50にリリーフ弁60が設けられておらず、リリーフ管70の上流端がオイルフィルタ50の導入部53に接続される。そのため、第2実施形態では、導入部53を常時流れるオイルを利用して、軸受10b〜12bにオイルが供給される。
一方、このような第2実施形態の構成では、オイルギャラリを通じて軸受10b〜12bにオイルが供給された後も、リリーフ管70を通じてオイルが軸受10b〜12bに供給され続け、過剰にオイルが供給される可能性がある。
そこで、第2実施形態の潤滑装置200は、リリーフ管70を開閉する開閉弁90と、開閉弁90の開閉を制御する制御部としての電子制御部(ECU)91と、を備え、必要に応じてリリース管70を通じてオイルを軸受10b〜12bに供給する。なお、第2実施形態では、図10の従来例で示したように、オイルポンプ30自体にリリーフ弁60xが設けられる。
開閉弁90は、電磁弁からなり、ECU91に電気的に接続される。ECU91は、車両に搭載された電子制御装置またはコントローラからなり、CPU、ROM、RAM、記憶装置及び入出力ポート等を備える。
第2実施形態のECU91は、内燃機関1の始動時からの経過時間とオイルの油温とに基づいて、開閉弁90の開閉を制御する。
具体的には、ECU91には、オイルの油温を検出するための油温センサ92が電気的に接続される。油温センサ92は、オイルギャラリ(不図示)に設けられる。但し、油温センサ92の位置は、任意であって良く、例えば、上流側オイル管41であっても良い。
ECU91は、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達しておらず(t<ts)、かつ、油温センサ92で検出された油温Tが所定油温Ts未満のとき(T<Ts)に、開閉弁90を開弁する制御を実行する。
一方、ECU91は、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達したとき(t≧ts)と、油温センサ92で検出された油温Tが所定油温Ts以上のとき(T≧Ts)との少なくとも一方のとき、開閉弁90を閉弁する制御を実行する。
所定時間tsは、内燃機関1の始動時(特に、冷間始動時)すなわち車両のスタータ(不図示)がオンにされてから、オイルギャラリを通じて、クランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aの軸受10b〜12bにオイルが供給されるまでの時間に設定される。
所定油温Tsは、内燃機関1の冷間始動直後、オイルの油温が低く、オイルの流速が遅いことで、オイルギャラリを通じた軸受10b〜12bへのオイル供給が遅れ、軸受10b〜12bの潤滑不良による焼き付きが発生する虞があるときの油温に設定される。
第2実施形態によれば、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達していないとき(t<ts)に、開閉弁90が開弁される。そのため、内燃機関1の始動と同時に開閉弁90が開弁され、オイルギャラリを通じた軸受10b〜12bへのオイル供給が開始されるまでの間、噴射ノズル80から軸受10b〜12bにオイルを供給できる。その結果、軸受10b〜12bの潤滑不良による焼き付きの発生を抑制できる。
また、第2実施形態によれば、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達したとき(t≧ts)に、開閉弁90が閉弁される。そのため、オイルギャラリを通じた軸受10b〜12bへのオイル供給が開始されたときに、開閉弁90が閉弁されて、噴射ノズル80からのオイル供給を停止できる。
また、オイルの油温Tが所定油温Ts以上のとき(T≧Ts)は、開閉弁90が閉弁される。そのため、オイルギャラリを通じたオイル供給が早いときには、開閉弁90が閉弁されて、噴射ノズル80からのオイル供給を停止できる。
その結果、軸受10b〜12bへの過剰なオイル供給を抑制でき、オイルポンプ30の駆動損失の増加を抑制できる。
最後に、図12を参照して、ECU91における制御ルーチンを説明する。図示するルーチンは、所定の演算周期(例えば、10msec)毎に繰り返し実行される。
ECU91は、ステップS101において、内燃機関1の始動時からの経過時間tを取得する。
ECU91は、ステップS102において、油温センサ92で検出された油温Tを取得する。
ECU91は、ステップS103において、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達していない(t<ts)か否かを判定する。
ステップS103において、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達していないと判定されると(YES)、ECU91は、ステップS104に進み、油温Tが所定油温Ts未満である(T<Ts)か否かを判定する。
ステップS104において、油温Tが所定油温Ts未満であると判定されると(YES)、ECU91は、ステップS105に進み、開閉弁90を開弁する制御を実行して、リターンする。
一方、ステップS103において、内燃機関1の始動時からの経過時間tが所定時間tsに達したと判定されると(NO)、ECU91は、ステップS106に進み、開閉弁90を閉弁する制御を実行して、リターンする。
また、ステップS104において、油温Tが所定油温Ts以上であると判定されると(NO)、ECU91は、ステップS106に進み、開閉弁90を閉弁する制御を実行して、リターンする。
上述した実施形態は、以下のような変形例またはその組み合わせとすることができる。
(第1変形例)
図13に示すように、図1及び図6に示した第1実施形態のリリーフ弁60は、オイルフィルタ50に設けられるのではなく、上流側オイル管41に設けられても良い。
また、図示しないが、図11に示した第2実施形形態のリリーフ管70の上流端は、上流側オイル管41に接続されても良い。
これらの第1変形例であれば、リリーフ管70は、オイルフィルタ50よりも上流側のオイル通路40からオイルを取り出せるので、噴射ノズル80は、上記の実施形態よりも僅かに早いタイミングでギアの軸受にオイルを供給できる。
また、可能であれば、リリーフ管70は、オイルポンプ30からオイルを取り出しても良い。この場合、リリーフ管70の上流端は、例えば、図10に示したギアケース31前面の排出口60bに接続される。
(第2変形例)
第2変形例は、第2実施形態の制御内容を変更したものである。図14に示すように、第2変形例のECU91は、オイルの油圧と油温とに基づいて、開閉弁90の開閉を制御する。
具体的には、第2変形例のECU91には、オイルポンプ30下流側のオイルの油圧を検出するための油圧センサ93が電気的に接続される。油圧センサ93は、オイルフィルタ50の導入部53に設けられる。但し、油圧センサ93の位置は、任意であって良く、例えば、上流側オイル管41であっても良い。
第2変形例のECU91は、油圧センサ93で検出された油圧Pが所定油圧Ps以上のとき(P≧Ps)、かつ、油温センサ92で検出された油温Tが所定油温Ts未満のとき(T<Ts)に、開閉弁90を開弁する制御を実行する。
一方、第2変形例のECU91は、油圧センサ93で検出された油圧Pが所定油圧Ps未満のとき(P<Ps)と、油温センサ92で検出された油温Tが所定油温Ts以上のとき(T≧Ts)との少なくとも一方のとき、開閉弁90を閉弁する制御を実行する。
所定油圧Psは、内燃機関1の始動直後(特に、冷間始動直後)に、オイルギャラリを通じて、クランクギア10a、第1及び第2中間ギア11a,12aの軸受10b〜12bにオイルが供給された時点の油圧より高い油圧に設定される。
上述した通り、内燃機関1の冷間始動直後には、オイルポンプ30から吐出されるオイルの油圧が急激に上昇する。第2変形例によれば、この油圧の上昇により、油圧センサ93で検出された油圧Pが瞬時に所定油圧Ps以上になる(P≧Ps)ことで、開閉弁90が開弁される。そのため、内燃機関1の冷間始動直後から開閉弁90が開弁され、オイルギャラリを通じた軸受10b〜12bへのオイル供給が開始されるまでの間、噴射ノズル80から軸受10b〜12bにオイルを供給できる。
そして、開閉弁90が開弁された後は、オイルの油圧が低下する。第2変形例によれば、この油圧の低下により、油圧センサ93で検出された油圧Pが所定油圧Ps未満になる(P<Ps)ことで、開閉弁90が閉弁される。そのため、オイルギャラリを通じた軸受10b〜12bへのオイル供給が開始されたときに、開閉弁90が閉弁され、噴射ノズル80からのオイル供給を停止できる。
図15に示すように、第2変形例の制御ルーチンでは、図12に示したステップS101がステップS101Aに置き換えられ、ステップS103が、ステップS103Aに置き換えられる。
ステップS101Aでは、油圧センサ93で検出された油圧Pが取得される。そして、ステップS103Aでは、油圧Pが所定油圧Ps以上である(P≧Ps)か否かが判定される。
(第3変形例)
図示しないが、第2実施形態のECUは、内燃機関の始動時からの経過時間及びオイルの油温のうち、何れか一方のみに基づいて、開閉弁の開閉を制御しても良い。
また、第2変形例のECUは、油圧のみに基づいて、開閉弁の開閉を制御しても良い。
(第4変形例)
開閉弁は、リリーフ管を開閉するのではなく、噴射ノズルを開閉するように構成されても良い。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態は上述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って、本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関
10 クランクシャフト
10a クランクギア
11a 第1中間ギア
12a 第2中間ギア
20 ギア室
30 オイルポンプ
30a 吐出口
40 オイル管(オイル通路)
50 オイルフィルタ
60 リリーフ弁
60a 排出口
70 リリーフ管(供給通路)
80 噴射ノズル
100 潤滑装置
O オイルの流れ

Claims (5)

  1. 内燃機関の潤滑装置であって、
    クランクシャフトによって駆動される複数のギアと、
    複数の前記ギアを収容するギア室と、
    前記複数のギアの内の1つのギアの回転によって駆動されるオイルポンプと、
    前記オイルポンプの吐出口に接続されたオイル通路と、
    前記オイル通路に設けられたオイルフィルタと、
    前記ギア室内の前記ギアに向かってオイルを噴射するための噴射ノズルと、
    前記オイルポンプ、前記オイルフィルタ、または前記オイルフィルタよりも上流側の前記オイル通路からオイルを取り出して、前記噴射ノズルにオイルを供給するための供給通路と、を備える
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑装置。
  2. 前記噴射ノズルは、前記ギアの軸受に向かってオイルを噴射する噴射口を有する
    請求項1に記載の内燃機関の潤滑装置。
  3. 前記噴射ノズルには、前記複数のギアの軸受にそれぞれ向けられた複数の前記噴射口が設けられる
    請求項2に記載の内燃機関の潤滑装置。
  4. 前記オイルポンプ、前記オイルフィルタ、または前記オイルフィルタよりも上流側の前記オイル通路に設けられ、前記オイルポンプから吐出されるオイルの油圧が所定の閾値以上になると開弁してオイルを排出するリリーフ弁を更に備え、
    前記供給通路の上流端は、前記リリーフ弁の排出口に接続される
    請求項1〜3に記載の内燃機関の潤滑装置。
  5. 前記噴射ノズルまたは前記供給通路を開閉する開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉を制御する制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記内燃機関の始動時からの経過時間、オイルの油温及びオイルの油圧の少なくとも何れか一つに基づいて、前記開閉弁の開閉を制御する
    請求項1〜3に記載の内燃機関の潤滑装置。
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