JP2021112089A - 電力変換装置、車両、充電制御方法および放電制御方法 - Google Patents

電力変換装置、車両、充電制御方法および放電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しつつ容量部を放電する。【解決手段】電力変換装置は、外部電源3から入力される入力電力を第1電力線1Aと第2電力線1Bとの間に接続された容量部30を介して、バッテリ2に供給するための電力に変換する電力変換装置であって、第2電力線1B上で、かつ、容量部30よりも外部電源3側に設けられる抵抗部45と、共通端子rと第1端子aとの間を接続する第1状態と、共通端子rと第2端子bとの間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチ46と、第1電力線1Aと第2端子bとの間に接続される放電用スイッチング素子と、を有し、共通端子rは、第2電力線1Bの抵抗部45よりも外部電源3側に接続され、第1端子aは、第2電力線1Bの抵抗部45よりもバッテリ2側に接続される。【選択図】図1

Description

本開示は、電力変換装置、車両、充電制御方法および放電制御方法に関する。
車載充電装置等の電力変換装置では、内部の回路の出力段に電解コンデンサ等の容量部が設けられる。特に、力率改善回路等においては、大容量の容量部が必要となることが一般に知られている。
このような電力変換装置では、入力電力の供給が停止した場合に、容量部を速やかに放電させることが好ましい。
例えば、特許文献1には、抵抗素子を用いて、平滑コンデンサの電荷を放電する構成が開示されている。また、容量部の放電回路としては、電力線と接地線との間に、スイッチング半導体素子と抵抗素子とが直列に接続された構成が一般的に知られている。
特開2015−153473号公報
しかしながら、上記の放電回路を追加することで、装置の部品点数が増加してしまう。
本開示の目的は、部品点数の増加を抑制しつつ容量部を放電することが可能な電力変換装置、車両、充電制御方法および放電制御方法を提供することである。
本開示に係る電力変換装置は、外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置であって、前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子と、を有し、前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続される。
また、本開示に係る車両は、上記電力変換装置を含む。
また、本開示に係る充電制御方法は、外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記容量部の初期充電時における充電制御を行う電力変換装置の充電制御方法であって、前記電力変換装置は、前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子とを有し、前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、制御部は、前記外部電源から電力が供給されたことを検知した場合に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせ、かつ、前記切換スイッチをオフさせる。
また、本開示に係る充電制御方法は、外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記バッテリの本充電時における充電制御を行う電力変換装置の充電制御方法であって、前記電力変換装置は、前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子とを有し、前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、制御部は、前記外部電源から電力が供給されたことを検知してから所定時間経過後に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせ、かつ、前記切換スイッチをオンさせる。
また、本開示に係る放電制御方法は、外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記容量部の放電時における放電制御を行う電力変換装置の放電制御方法であって、前記電力変換装置は、前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子とを有し、前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、制御部は、前記外部電源からの電力供給量が閾値以下になった場合に、前記放電用スイッチング素子をオンにさせ、かつ、前記切換スイッチをオンにさせる。
本開示によれば、部品点数の増加を抑制しつつ容量部を放電することができる。
第1の実施の形態に係る電力変換装置を示す図である。 第1の実施の形態に係る電力変換装置における制御部の動作例を示すフローチャートである。 本開示の電力変換装置において切換スイッチのオフ状態を示す図である。 本開示の電力変換装置において切換スイッチのオン状態を示す図である。 電力変換部の前段に抵抗素子およびスイッチング半導体素子を有する電力変換装置を示す図である。 第2の実施の形態に係る電力変換装置を示す図である。 第2の実施の形態に係る電力変換装置における制御部の動作例を示すフローチャートである。 変形例に係る電力変換装置を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本開示の第1の実施の形態に係る電力変換装置1を示す図である。
図1に示すように、電力変換装置1は、例えば、電動車両のバッテリ2を充電するための車載充電装置であり、外部交流電源3に接続され、外部交流電源3から供給される交流電力を直流電力に電力変換してバッテリ2を充電する。
電力変換装置1は、整流回路10と、力率改善回路20と、容量部30と、DC/DCコンバータ40と、制御部50と、突入電流低減部60と、を有する。なお、力率改善回路20が容量部30を有していてもよい。
整流回路10は、例えば、4つのダイオードからなるダイオードブリッジ回路を有しており、外部交流電源3から出力された交流電力を全波整流して直流電力に変換し、力率改善回路20に出力する。
力率改善回路20は、整流回路10から入力された直流電力の力率を改善する。
容量部30は、電解コンデンサであり、電力変換装置1における電力供給側の第1電力線1Aと、電力変換装置1における接地側の第2電力線1Bとの間に設けられている。容量部30は、第1電力線1Aを介して力率改善回路20の出力に応じた電荷がチャージされることで、力率改善回路20が出力する直流電力を平滑化する。
DC/DCコンバータ40は、力率改善回路20からの直流電力を、バッテリ2に供給する直流電力に変換する電力変換器であり、容量部30の後段に設けられる。DC/DCコンバータ40は、電力変換部41と、トランス1次側巻線42と、トランス2次側巻線43と、整流部44と、を有する。
電力変換部41は、力率改善回路20から出力された直流電力を交流電力に変換する回路である。電力変換部41は、放電用スイッチング素子47をさらに有する。また、電力変換部41は、電力変換部41は、第1スイッチング素子41Aと、第2スイッチング素子41Bと、第3スイッチング素子41Cと、第4スイッチング素子41Dと、を有する。
なお、本実施形態における電力変換部41は、第1スイッチング素子41Aから第4スイッチング素子41Dを有するフルブリッジ回路を備える構成であるが、第1スイッチング素子41Aおよび第2スイッチング素子41Bのみを有するハーフブリッジ回路を備える構成であってもよい。
各スイッチング素子41A、41B、41C、41Dは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やFET(Field Effect Transistor)等、電力線を導通、不通に切り替え可能な半導体素子である。
第1スイッチング素子41Aおよび第2スイッチング素子41Bは第1電力線1Aと第2電力線1Bとの間に直列に接続されている。第1スイッチング素子41Aが第1電力線1Aに接続され、第2スイッチング素子41Bが第2電力線1Bに接続される。
第3スイッチング素子41Cおよび第4スイッチング素子41Dは、第1電力線1Aと第2電力線1Bとの間に直列に接続されている。また、第3スイッチング素子41Cおよび第4スイッチング素子41Dは、第1スイッチング素子41Aおよび第2スイッチング素子41Bと並列に配置されている。
各スイッチング素子41A、41B、41C、41Dには、後述する制御部50の制御信号が入力され、各スイッチング素子41A、41B、41C、41Dは、当該制御信号により、選択的にオンオフ動作が行われる。具体的には、第1動作状態と第2動作状態とが交互に繰り返し行われる。
第1動作状態は、第1スイッチング素子41Aおよび第4スイッチング素子41Dがオン状態であり、第2スイッチング素子41Bおよび第3スイッチング素子41Cがオフ状態である動作状態である。
第2動作状態は、第1スイッチング素子41Aおよび第4スイッチング素子41Dがオフ状態であり、第2スイッチング素子41Bおよび第3スイッチング素子41Cがオン状態である動作状態である。
これにより、力率改善回路20から出力された直流電力が交流電力に変換されてトランス1次側巻線42に入力される。
トランス1次側巻線42は、第1スイッチング素子41Aと第2スイッチング素子41Bとの接続線1Cと、第3スイッチング素子41Cと第4スイッチング素子41Dの接続線1Dとの間に設けられている。トランス1次側巻線42は、スイッチング素子41A、41B、41C、41Dにより出力された交流電力をトランス2次側巻線43に送電する。
トランス2次側巻線43は、後述するダイオード44Aとダイオード44Bとの接続線と、ダイオード44Cとダイオード44Dとの接続線との間に設けられている。トランス2次側巻線43は、トランス1次側巻線42より送電された交流電力を整流部44に出力する。
整流部44は、4つのダイオード44A、44B、44C、44Dで構成されるダイオードブリッジ回路であり、トランス2次側巻線43から入力された交流電力を直流電力に整流する。整流部44から出力された直流電力は、図示しないコイルおよびコンデンサを経由してバッテリ2に出力される。これにより、バッテリ2が充電される。
突入電流低減部60は、突入電流防止抵抗45と、切換スイッチ46と、を備える。突入電流防止抵抗45は、特許請求の範囲における抵抗部の一例である。突入電流防止抵抗45は、第2電力線1B上で、かつ、容量部30よりも外部交流電源3側に設けられる抵抗素子である。初期充電時には、まず、容量部30に電荷を蓄電(チャージ)するための充電がなされる。
容量部30は初期充電開始時には、大きな突入電流が流れる。突入電流防止抵抗45は上記突入電流を低減するために設けられる抵抗素子である。
また、突入電流防止抵抗45は放電用スイッチング素子47のオンオフ状態の切替により、容量部30の放電経路Dの一部を構成する。
放電経路Dは、蓄電された状態の容量部30を放電するための経路であり、オン状態の放電用スイッチング素子47、切換スイッチ46、および、突入電流防止抵抗45を介して、容量部30における第1電力線1A側の端子と第2電力線1B側の端子との間を接続する経路である。
このように、突入電流防止抵抗45は、突入電流を低減するだけではなく、容量部30を放電するための経路の一部を構成するため、容量部30を放電しつつ、装置の大型化およびコスト増を抑制することが可能となる。
切換スイッチ46図1に示す通り端子が三点あるリレーである。後述する制御部50は、共通端子rと第1端子aとの間を接続する第1状態と、共通端子rと第2端子bとの間を接続する第2状態とを切り替える。切換スイッチ46は、初期充電時、突入電流が発生する場合には、外部交流電源3から供給された電流が突入電流防止抵抗45を介する回路を経由するように制御される。
また、初期充電完了後の本充電時には、切換スイッチ46は、外部交流電源3から供給された電流が突入電流防止抵抗45を経由しない回路になるように制御される。このように切換スイッチ46が制御されることにより、外部交流電源3から供給された電流が突入電流防止抵抗45を経由しないため、本充電時に電流量が低減されず効率よくバッテリ2を充電することができる。
また切換スイッチ46は、三点の端子のうち共通端子rは第2電力線1Bの突入電流防止抵抗45よりも外部交流電源3側に接続されている。第1端子aは第2電力線1Bの突入電流防止抵抗45よりもバッテリ2側に接続される。
さらに、電力変換部41は、放電用スイッチング素子47を有する。放電用スイッチング素子47は、第1電力線1Aと第2端子bとの間に接続される。放電用スイッチング素子47は、突入電流防止抵抗45とともに、容量部30の放電経路Dの一部を構成する。後述する制御部50が放電用スイッチング素子47をオン状態に制御することで容量部30に蓄電された電荷を放電することができる。放電する際に突入電流防止抵抗45を介することで、電力変換装置1は電流を低減することができる。
制御部50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えている。制御部50は予めせて設定されたプログラムに基づいて、容量部30の放電制御を行うように構成される。
制御部50は、例えば上記したCPU等のプロセッサとROM等に記憶されたプログラム(ソフトウェア)との協働により制御信号を生成する。なお、制御部50の機能は、ソフトウェアによって実現されるものに限らず、専用回路等のハードウェア構成によって実現されてもよい。
制御部50は、外部交流電源3からの入力電力が供給されたことを検知した場合に、切換スイッチ46をオフ状態に制御するとともに、放電用スイッチング素子47をオフ状態に制御する。
すなわち、外部交流電源3からの入力電力が供給されたことを検知した場合に、制御部50は、バッテリ2の充電時であると判断し、放電用スイッチング素子47をオフ状態に制御する。この場合において、外部交流電源3からの入力電力が供給されたことを検知してから所定時間を経過する前は、バッテリ2の充電時の中で、容量部30の初期充電時であるため、制御部50は、切換スイッチ46をオフ状態に制御する。
別の言い方をすると、制御部50は、外部交流電源3から入力される入力電力が生じたタイミングで突入電流防止抵抗45を機能させるために、切換スイッチ46をオフ状態にする。なお、入力電力が生じる前から切換スイッチ46がオフ状態の場合は、制御部50はオフ状態を維持するように制御する。
容量部30の初期充電時には、放電用スイッチング素子47がオフ状態であり、かつ、切換スイッチ46がオフ状態であるため、第1電力線1Aから供給される電力は、第2電力線1B上の突入電流防止抵抗45を介した経路を通ることになる。したがって、制御部50が放電用スイッチング素子47および切換スイッチ46を制御することで突入電流が低減される。
制御部50は、入力電力が発生してから所定時間が経過した後に、容量部30の初期充電が完了したと判断し、バッテリ2の本充電に移る。制御部50はバッテリ2の本充電時であると判断し、切換スイッチ46をオン状態に制御するとともに、放電用スイッチング素子47をオフ状態に制御する。また、制御部50は、電力変換装置1が電力変換動作を行う場合に、上記の第1動作状態と第2動作状態とを交互にするように各スイッチング素子41A、41B、41C、41Dのオンオフ状態を制御する。
別の言い方をすると、制御部50は、外部交流電源3から入力される入力電力が生じてから所定期間経過後に切換スイッチ46をオン状態にし、突入電流防止抵抗45を機能させないようにする。また、初期充電完了後も引き続きバッテリ2の充電時であるため、放電用スイッチング素子47はオフ状態を維持するように制御される。
上記説明の通り、バッテリ2の本充電時には、放電用スイッチング素子47がオフ状態であり、かつ、切換スイッチ46がオン状態であるため、第1電力線1Aから供給される電力は、突入電流防止抵抗45を介した経路ではなく、突入電流防止抵抗45に対して無視できる程度の抵抗値である切換スイッチ46の共通端子rと第2端子bとを接続する経路を通ることになる。このため、制御部50は、効率よくバッテリ2を充電させることができる。
制御部50は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下になった場合に、第1スイッチング素子41A、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、および、第4スイッチング素子41Dをオフ状態に制御する。また、制御部50は、切換スイッチ46をオフ状態にするとともに、放電用スイッチング素子47をオン状態に制御する。
すなわち、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下になった場合に、第1スイッチング素子41A、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、第4スイッチング素子41Dは、オフ状態となり、切換スイッチ46はオフ状態となり、放電用スイッチング素子47は、オン状態となる。
別の言い方をすると、制御部50は、外部交流電源3から入力される入力電力が停止されたタイミングで、放電経路Dによる放電制御を開始する。なお、放電制御を開始するタイミングは、外部交流電源3から入力される入力電力が停止されるタイミングに限られない。外部交流電源3からの電力供給量が閾値以下になった場合に、制御部50は電荷放電時であると判断し、放電制御を開始するようにしてもよい。
なお、制御部50は本実施の形態における電力変換装置1に必須の構成ではなく、例えば車両ECU(Engine Control Unit)などの外部ECUが本実施の形態における制御部50の役割を兼用しても良い。
力率改善回路20においては、大容量の容量部30が必要となることが一般的に知られている。つまり、容量部30の蓄電量は、それに応じて大きくなる。しかしながら、電力変換装置1では、外部交流電源3からの入力電力が停止したような場合、容量部30を速やかに放電させる必要がある。
そのため、本実施の形態では、制御部50が上記の制御を行うことにより、容量部30の放電経路が構成される。これにより、電力変換装置1は、外部交流電源3からの入力電力が停止したような場合、容量部30を速やかに放電させることができる。
以上のように構成された電力変換装置1における切換スイッチ46および放電用スイッチング素子47を制御する制御部50の動作例について説明する。図2は、電力変換装置1における制御部50の動作例を示すフローチャートである。図2に示すように制御部50は、動作を開始する(スタート)。図2における処理は、例えば、外部交流電源3が電力変換装置1に接続された際に実行される。
例えば、外部交流電源3からの電力をバッテリ2に供給する電力ケーブルが電力変換装置1に接続されたことを検知した場合に、制御部50はバッテリ2の充電が開始されると判断し、動作を開始する。
次に、制御部50は、外部交流電源3からの入力電力の有無を検知する(ステップS101)。外部交流電源3から電力が供給されたことを検知した場合(ステップS101、YES)に、制御部50はバッテリ2の充電時であると判断し、放電用スイッチング素子47をオフ状態にする(ステップS102)。また、制御部50は、バッテリ2の充電時の中でも、容量部30の初期充電時であると判断し、切換スイッチ46をオフ状態にする(ステップS102)。
なお、スタート時にすでに切換スイッチ46がオフ状態の場合には、制御部50は、そのまま切換スイッチ46のオフ状態を維持するように制御する。切換スイッチ46のオフ状態とは、図3に示されるように切換スイッチ46をb側に接続することをいう。
制御部50は、第1電力線1Aに設けられた電流計(図示しない)の電流値に基づいて、外部交流電源3からの入力電力を検知してもよいし、容量部30に並列に配置された電圧計(図示しない)の電圧値に基づいて外部交流電源3からの入力電力を検知してもよい。また、外部交流電源3からの電力をバッテリ2に供給する電力ケーブルが電力変換装置1に接続されたことにより検知した場合に、制御部50は、放電用スイッチング素子47をオフ状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御するようにしてもよい。なお、上記の電流計および電圧計は本開示における電力変換装置1の必須の構成ではない。
ステップS102の後、容量部30の初期充電が開始される。容量部30の初期充電時には、突入電流が生じるため、制御部50は、切換スイッチ46をオフ状態に制御し、電流が流れる経路が突入電流防止抵抗45を介する経路となるようにする。このようにすることで、制御部50は、突入電流を低減させることができる。
ステップS101において、外部交流電源3から電力が供給されたことが検知されない場合(ステップS101、NO)、フローチャートはステップS101の手前に戻される。
制御部50は、ステップS102の後、所定期間(例えば5秒)が経過したかどうかを測定する(ステップS103)。所定期間経過している場合(ステップS103、YES)に、容量部30の初期充電が完了し、バッテリ2の本充電時であると判断する。このとき、引き続きバッテリ2の充電中であるため制御部50は、放電用スイッチング素子47をオフ状態に維持したまま、切換スイッチ46をオン状態にする(ステップS104)。切換スイッチ46のオン状態とは、図4に示されるように切換スイッチ46をa側に接続することをいう。
なお、所定期間は5秒に限らない。容量部30が十分に蓄電されるまでの期間を予め計算しておき、それを所定期間として設けてもよい。この場合には、所定期間は、容量部30の容量値によって変わってくる。
また、容量部30に並列に電圧計(図示しない)を設けるようにし、容量部30が十分に蓄電されたかどうかを判断し、十分蓄電された場合に、制御部50が放電用スイッチング素子47をオフ状態に維持したまま、切換スイッチ46をオン状態にするようにしてもよい。
制御部50とは別に電力変換装置1はタイマーを設け、所定期間を経過しているか否かを検出するようにしてもよい。
ステップS103において、所定期間経過前である場合(ステップS103、NO)には、フローチャートは、ステップS103の手前に戻される。
ステップS104の後、バッテリ2の本充電が開始される。制御部50は、電力変換動作を開始する(ステップS105)。具体的には、制御部50は、第1動作状態および第2動作状態を交互に繰り返すように、各スイッチング素子41A、41B、41C、41Dのオンオフ制御を行う。
バッテリ2の本充電時には、制御部50は、切換スイッチ46をオン状態に制御する。これにより、制御部50は、突入電流防止抵抗45を経由せずに電流を流すことができ、効率よくバッテリ2を充電させることができる。
次に制御部50は、電力変換動作が終了したか否かについて判断する(ステップS106)。電力変換動作が終了している場合(ステップS106、YES)に、容量部30の放電時であると判断し、制御部50は放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御する(ステップS107)。
すなわち、入力電力が閾値以下となったタイミングで放電経路Dによる放電制御を開始する。制御部50が放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御することで、容量部30の放電経路Dが構成され、容量部30の速やかな放電が可能になる。
なお、電力変換動作が終了したか否かの判断の具体例として、バッテリ2の電圧値が閾値以上の場合に電力変換動作が終了したと判断してもよい。すなわち、バッテリ2の電圧値が閾値以上の場合に、容量部30の放電時であると判断し、制御部50は放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御するようにしてもよい。また、電力変換動作が終了したか否かの判断の他の具体例として、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下である場合に、容量部30の放電時であると判断し、制御部50は放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御するようにしてもよい。また、外部交流電源3からの入力電力を停止した場合に、電力変換動作が終了したと判断し、制御部50が、放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態にしてもよい。
また、外部交流電源3からの電力をバッテリ2に供給する電力ケーブルが電力変換装置1に接続されていないこと(接続が外れたこと)を検知した場合に、制御部50は、電力変換動作が終了し、容量部30の電荷放電時であると判断してもよい。電力ケーブルが電力変換装置1に接続されていないこと(接続が外れたこと)は、第1電力線1Aに接続された電流計(図示しない)の電流値や容量部30に並列に接続された電圧計(図示しない)の電圧値に基づき検知するようにしてもよい。
このように構成することで、制御部50は、入力電力が停止したような場合に、容量部30に蓄電された電荷を速やかに放電させることができる。
外部交流電源3から供給される入力電力が閾値より大きい場合(ステップS106、NO)には、フローチャートはステップS106の手前に戻される。
ステップS107の後、本制御は終了する(エンド)。なお、制御部50は、容量部30の放電完了後、本制御の終了前に、放電用スイッチング素子47および切換スイッチ46を制御してもよい。
以上のように構成された本実施の形態によれば、容量部30の初期充電時、バッテリ2の本充電時、および、容量部30の放電時において、制御部50が適切に放電用スイッチング素子47および切換スイッチ46を制御することにより、容量部30の初期充電時に突入電流が低減され、かつ、容量部30の放電時に容量部30の速やかな放電が可能になる。
ところで、容量部30を放電する構成としては、例えば、図5に示すように、電力変換部41の前段において第1電力線1Aと第2電力線1Bとの間に抵抗素子Rおよびスイッチング半導体素子Sが直列に接続された構成が知られている。この構成では、抵抗素子Rが第1電力線1Aに接続され、スイッチング半導体素子Sが第2電力線1Bに接続されている。
しかしながら、このような構成では、初期充電時に生じる突入電流を低減するために別途、突入電流防止するための抵抗素子が必要となり、装置の大型化およびコスト増となるおそれがある。
特に、車載機器においては、外乱の影響を受ける可能性が民生機器と比較して高いので、上記の放電回路を設ける必要性が高く、ひいては装置のさらなる大型化およびコスト増となるおそれがある。また、車載充電装置の場合、バッテリ2の充電時間短縮のため、各回路を複数設けた場合、放電回路はその分必要となるため、装置のさらなる大型化およびコスト増となるおそれがある。
それに対して、本実施の形態に係る電力変換装置1は、図5における抵抗素子Rと別途必要な突入電流防止抵抗45とを共用化させており、図5の構成と比較して、突入電流防止抵抗45を別に設ける必要が無いので、電力変換装置1の大型化およびコスト増を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本実施の形態の電力変換装置100の構成の一例について説明する。図6は、本開示の第2の実施の形態に係る電力変換装置100を示す図である。図6において、図1と同一の構成要素には同一符号を付し、それらの説明については省略する。
本実施の形態における電力変換装置100の構成は、第1の実施の形態における電力変換装置1における放電用スイッチング素子47と第1スイッチング素子41Aとを共用化した構成となっている点で第1の実施の形態における電力変換装置1とは異なる。
すなわち、本実施の形態における電力変換装置100は、放電用スイッチング素子47(41A)と第2電力線1Bとの間に第2スイッチング素子41Bを有する構成となっており、さらに切換スイッチ46の第2端子bが放電用スイッチング素子47(41A)と第2スイッチング素子41Bとの接続線1Cに接続されている。
制御部50は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となった場合に、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、および、第4スイッチング素子41Dをオフ状態にする。また、制御部50は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となった場合に、放電用スイッチング素子47(41A)をオン状態にする。
すなわち、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となった場合に、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、および、第4スイッチング素子41Dはオフ状態となり、放電用スイッチング素子47(41A)はオン状態となる。別の言い方をすると、制御部50は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となるタイミングで、電荷放電時であると判断し、放電経路Dによる放電制御を開始する。
なお、本実施の形態においては、制御部50が、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となるタイミングで、放電経路Dによる放電制御を開始しているが本開示は、これに限定されない。制御部50は、外部交流電源3からの入力電力を停止したタイミングで、放電経路Dによる放電制御を開始するようにしてもよい。
また、制御部50は、外部交流電源3からの電力をバッテリ2に供給する電力ケーブルが電力変換装置1から接続を外されたこと(接続されていない事)を検知した場合に、放電経路Dによる放電制御を開始しても良い。
本実施の形態における電力変換装置100においては、各スイッチング素子47(41A)、41B、41C、41Dを有するフルブリッジ回路を構成していたが、本開示はこれに限定されない。放電用スイッチング素子47(41A)と第2スイッチング素子41Bとを有するハーフブリッジ回路を構成しても良い。
上記の場合には、制御部50は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となった場合に、第2スイッチング素子41Bをオフ状態にし、かつ、放電用スイッチング素子47(41A)をオン状態することで容量部30の放電を行う。
本実施の形態では、制御部50が上記の制御を行うことにより、容量部30の放電経路Dが構成される。これにより、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下となった場合に、容量部30を速やかに放電させることができる。
また、電力変換装置100が電力変換動作を行う場合、制御部50は、第1の動作状態と第2動作状態とを交互にするように、各スイッチング素子47(41A)、41B、41C、41Dのオンオフ状態を制御する。
例えば、第1動作状態の場合、放電用スイッチング素子47(41A)がオン状態になり、第3スイッチング素子41Cがオフ状態になる。この場合、第1電力線1Aから供給される入力電力は、突入電流防止抵抗45を介した経路ではなく、突入電流防止抵抗45に対して無視できる程度の抵抗値である放電用スイッチング素子47を介した経路を通る。
また、第2動作状態の場合、第3スイッチング素子41Cがオン状態になり、放電用スイッチング素子47(41A)がオフ状態になる。この場合、第1電力線1Aから供給される入力電力は、突入電流防止抵抗45を介した経路ではなく、突入電流防止抵抗45に対して無視できる程度の抵抗値である第3スイッチング素子41Cの経路を通る。
すなわち、突入電流防止抵抗45によって、第1電力線1Aと接続線1Cとを接続しても、電力変換動作に影響することなく、電力変換装置100における電力変換動作を行うことができる。
以上のように構成された電力変換装置100における切換スイッチ46および放電用スイッチング素子47を制御する制御部50の動作例について説明する。図7は、電力変換装置100における制御部50の動作例を示すフローチャートである。図7における処理は、例えば、外部交流電源3が電力変換装置100に接続された際に実行される。
図7に示すように制御部50は、動作を開始する(スタート)。例えば、外部交流電源3からの電力をバッテリ2に供給する電力ケーブルが電力変換装置1に接続されたことを検知した場合に、制御部50はバッテリ2の充電が開始されると判断し、動作を開始する。
次に、制御部50は、外部交流電源3からの入力電力の有無を検知する(ステップS201)。外部交流電源3から電力が供給されたことを検知した場合(ステップS201、YES)に、制御部50はバッテリ2の充電時であると判断し、放電用スイッチング素子47(41A)をオフ状態にする(ステップS202)。
また、制御部50は、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、および、第4スイッチング素子41Dをオフ状態にする(ステップS202)。さらに、制御部50は、容量部30の初期充電時であると判断し、切換スイッチ46をオフ状態にする(ステップS202)。
ステップS201において、外部交流電源3から電力が供給されたことが検知されない場合(ステップS201、NO)、フローチャートはステップS201の手前に戻される。
制御部50は、ステップS202の後、所定期間(例えば5秒)が経過したかどうかを測定する(ステップS203)。所定期間経過している場合(ステップS203、YES)に、バッテリ2の充電時であるが初期充電が完了し、バッテリ2の本充電時であると判断する。このとき制御部50は、放電用スイッチング素子47(41A)をオフ状態に維持したまま、切換スイッチ46をオン状態にする(ステップS204)。
ステップS203において、所定期間経過前である場合(ステップS203、NO)には、フローチャートは、ステップS203の手前に戻される。
ステップS204の後、バッテリ2の本充電が開始される。制御部50は、電力変換動作を開始する(ステップS205)。具体的には、制御部50は、第1動作状態および第2動作状態を交互に繰り返すように、各スイッチング素子47(41A)、41B、41C、41Dのオンオフ制御を行う。
次に制御部50は、電力変換動作が終了したか否かについて判断する(ステップS206)。電力変換動作が終了している場合(ステップS206、YES)に、容量部30の電荷放電時であると判断し、制御部50は放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、および、第4スイッチング素子41Dをオフ状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御する(ステップS207)。
すなわち、電力変換動作が終了したタイミングで放電経路Dによる放電制御を開始する。制御部50が放電用スイッチング素子47をオン状態にし、かつ、切換スイッチ46をオフ状態に制御することで、容量部30の放電経路Dが構成され、容量部30の速やかな放電が可能になる。また、電力変換動作が終了したか否かの判断の具体例は図2の場合と同様であるため省略する。
外部交流電源3から供給される入力電力が閾値より大きい場合(ステップS206、NO)には、フローチャートはステップS206の手前に戻される。
ステップS207の後、本制御は終了(エンド)する。なお、容量部30の放電完了後、本制御の終了前に、制御部50は、放電用スイッチング素子47(41A)、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、第4スイッチング素子41D、および、切換スイッチ46のいずれかを制御してもよい。
以上のように構成された本実施の形態によれば、容量部30の初期充電時、バッテリ2の本充電時、および、容量部30の放電時において、制御部50が適切に放電用スイッチング素子47(41A)、第2スイッチング素子41B、第3スイッチング素子41C、第4スイッチング素子41D、および、切換スイッチ46を制御することにより、容量部30の初期充電時に突入電流が低減され、かつ、容量部30の速やかな放電が可能になる。
本実施の形態に係る電力変換装置100は、図5の構成におけるスイッチング半導体素子Sを、電力変換部41の第1スイッチング素子41Aとするものである。つまり、本実施の形態では、放電用スイッチング素子47と第1スイッチング素子41Aとを共用化させることで、図5の構成と比較して、本実施の形態では、スイッチング半導体素子Sを電力変換部41とは別に設ける必要が無いので、電力変換装置100の大型化およびコスト増を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置100は、第1の実施の形態における電力変換装置1の放電用スイッチング素子47を、電力変換部41の第1スイッチング素子41Aとするものである。つまり、本実施の形態では、放電用スイッチング素子47と第1スイッチング素子41Aとを共用化させることで、第1の実施の形態における電力変換装置1の構成と比較しても、放電用スイッチング素子47を別に設ける必要が無いので、電力変換装置100の大型化およびコスト増を抑制することができる。
(変形例)
本実施の形態では、切換スイッチ46の第2端子bが放電用スイッチング素子47(41A)と第2スイッチング素子41Bとの接続線1Cに接続されていたが、本開示はこれに限定されない。図8に示すように、例えば、切換スイッチ46の第2端子bが、第3スイッチング素子41Cと第4スイッチング素子41Dとの接続線1Dに接続されていてもよい。
本変形例に係る電力変換装置200の構成では、制御部50は、容量部30を放電する場合、第1スイッチング素子41A、第2スイッチング素子41B、および、第4スイッチング素子41Dをオフ状態にし、第3スイッチング素子41Cをオン状態にする。
この場合の放電経路Dは、オン状態の第3スイッチング素子41C、接続線1D、切換スイッチ46、および、突入電流防止抵抗45を介して、容量部30における第1電力線1A側の端子と第2電力線1B側の端子との間を接続する経路となり、第3スイッチング素子41C、接続線1D、切換スイッチ46、および、突入電流防止抵抗45で構成される。
また、上記実施の形態に係る電力変換装置100は、外部交流電源3から供給される入力電力が閾値以下のタイミングで容量部30の放電のための制御を開始したが、本開示はこれに限定されず、他のタイミングで当該制御を開始しても良い。他のタイミングとしては、例えば、容量部30が蓄電しきったタイミングや、車両が走行する準備を開始したタイミング等が挙げられる。
また、上記実施の形態に係る電力変換装置100では、電力変換装置としてDC/DCコンバータ40を開示したが、本開示はこれに限定されず、DCDCコンバータ以外の電力変換装置であってもよい。
また、車載に搭載されるDCDCコンバータ以外の電力変換装置であってもよく、自動車に搭載されたバッテリ以外のバッテリを充電するための電力変換装置であってもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示の電力変換装置は、容量部を放電しつつ、装置の大型化およびコスト増を抑制することが可能な電力変換装置、車両、充電制御方法および充電制御方法として有用である。
1、100、200 電力変換装置
1A 第1電力線
1B 第2電力線
1C、1D 接続線
2 バッテリ
3 外部交流電源
10 整流回路
20 力率改善回路
30 容量部
40 DC/DCコンバータ
41A 第1スイッチング素子
41B 第2スイッチング素子
41C 第3スイッチング素子
41D 第4スイッチング素子
42 トランス1次側巻線
43 トランス2次側巻線
44 整流部
44A、44B、44C、44D ダイオード
45 突入電流防止抵抗
46 切換スイッチ
50 制御部
60 突入電流低減部
D 放電経路

Claims (16)

  1. 外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置であって、
    前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、
    共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、
    前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子と、
    を有し、
    前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、
    前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続される、
    電力変換装置。
  2. 前記放電用スイッチング素子のオンオフの切り替えを制御する制御部をさらに有し、
    前記制御部は、前記放電用スイッチング素子を前記バッテリの充電時にオフにさせ、前記容量部の電荷放電時にオンさせる、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記外部電源から電力が供給されることを検知した場合に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせる、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御部は、前記外部電源からの電力を前記バッテリに供給する電力ケーブルが前記電力変換装置に接続されたことを検知した場合に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせる、
    請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部は、前記電力変換装置の電力変換動作が終了したと判断した場合に、前記放電用スイッチング素子をオンにさせる、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、前記外部電源からの電力を前記バッテリに供給する電力ケーブルが前記電力変換装置に接続されていないことを検知した場合に、前記放電用スイッチング素子をオンにさせる、
    請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、前記切換スイッチのオンオフの切り替えについても制御を行い、
    前記制御部は、前記切換スイッチを前記バッテリの初期充電時にオフにさせ、前記バッテリの本充電時にオンさせる、
    請求項3乃至6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記制御部は、前記切換スイッチを前記容量部の放電時にオフにさせる、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記制御部は、前記外部電源から電力が供給されることを検知してから所定時間経過後に前記切換スイッチをオンさせる、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  10. 前記容量部に並列に配置され、前記容量部の電圧を検知する電圧計をさらに有し、
    前記制御部は、前記電圧計の電圧値が閾値以上の場合に前記切換スイッチをオンさせる、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  11. 前記制御部は、前記外部電力の電力を前記バッテリに供給する電力ケーブルが前記電力変換装置に接続されたことを検知してから所定時間経過後に前記切換スイッチをオンさせる、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  12. 前記放電用スイッチング素子と前記第2電力線との間に第2スイッチング素子をさらに有し、
    前記第2端子は、前記放電用スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続線に接続される、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電力変換装置を含む車両。
  14. 外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記容量部の初期充電時における充電制御を行う電力変換装置の充電制御方法であって、
    前記電力変換装置は、
    前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、
    共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、
    前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子と、
    を有し、
    前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、
    前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、
    制御部が、前記外部電源から電力が供給されることを検知した場合に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせ、かつ、前記切換スイッチをオフさせる、
    充電制御方法。
  15. 外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記バッテリの本充電時における充電制御を行う電力変換装置の充電制御方法であって、
    前記電力変換装置は、
    前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、
    共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、
    前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子と、
    を有し、
    前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、
    前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、
    制御部が、前記外部電源から電力が供給されることを検知してから所定時間経過後に、前記放電用スイッチング素子をオフにさせ、かつ、前記切換スイッチをオンさせる、
    充電制御方法。
  16. 外部電源から入力される入力電力を第1電力線と第2電力線との間に接続された容量部を介して、バッテリに供給するための電力に変換する電力変換装置において、前記容量部の放電時における放電制御を行う電力変換装置の放電制御方法であって、
    前記電力変換装置は、
    前記第2電力線上で、かつ、前記容量部よりも前記外部電源側に設けられる抵抗部と、
    共通端子と第1端子との間を接続する第1状態と、前記共通端子と第2端子との間を接続する第2状態とを切り替える切換スイッチと、
    前記第1電力線と前記第2端子との間に接続される放電用スイッチング素子と、
    を有し、
    前記共通端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記外部電源側に接続され、
    前記第1端子は、前記第2電力線の前記抵抗部よりも前記バッテリ側に接続され、
    制御部が、前記電力変換装置の電力変換動作が終了したと判断した場合に、前記放電用スイッチング素子をオンにさせ、かつ、前記切換スイッチを前記第2状態にさせる、
    放電制御方法。
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