JP2021111624A - コネクタ - Google Patents

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英俊 崔
敬 飯田
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Abstract

【課題】コネクタの振動によりフェライトとフェライトの周囲にある部品との接触に起因してフェライトが摩耗してしまうことを抑える。【解決手段】ハウジング20は、端子50の固定部53aを保持している端子保持部21bを有している。フェライト2はハウジング20に収容され、端子保持部21bに対して後側に配置され、装着部53bに装着されている。フェライトカバー30A・30C〜30Eは、ハウジング20に収容され、フェライト2に対してさらに後側に位置している。ハウジング20は、その内面に内側に向かって突出している被係合部21fを有している。フェライトカバー30A・30C〜30Eは、フェライト2に対して後側に位置している板部31と、ハウジング20の内面に沿って配置され、被係合部21fによって後側に向けた移動が規制されている係合部32と、を有している。フェライトカバー30Aは、係合部32の位置がハウジング20の内側に向かって変化するように弾性変形可能である。【選択図】図3C

Description

本開示は、本開示は、車両等に搭載されるコントロールユニットに接続される電線同士を電気的に接続するコネクタであって、ノイズ除去のためのフェライトを備えるコネクタを提供する。
下記特許文献1には、車両等に搭載される複数の電装品を接続するControl Area Network(CAN)において利用されるコネクタが開示されている。このコネクタでは、ノイズを低減するために、フェライトが端子に設けられている。フェライトには複数の貫通孔が形成され、複数の端子が貫通孔にそれぞれ挿入されている。フェライトを利用することにより、高周波のノイズを低減できる。
特許第5489352号
コネクタがその使用時に振動すると、フェライトの周囲にある部品とフェライトとの接触によりフェライトの表面が摩耗し、フェライトの材料の粉体が発生してしまうことがある。コネクタが車両で使用される場合、このような振動が発生しやすい。
本開示で提案するコネクタの一例は、固定部と装着部とを有している、端子と、前記端子を収容し、前記固定部を保持している端子保持部を有しているハウジングと、前記ハウジングに収容され、前記端子保持部に対して第1の方向における第1の側に配置され、前記装着部に装着されているフェライトと、前記ハウジングに収容され、前記フェライトに対して前記第1の側に位置しているフェライトカバーと、を有している。前記ハウジングは、その内面に内側に向かって突出している被係合部を有している。前記フェライトカバーは、前記フェライトに対して前記第1の側に位置している板部と、前記ハウジングの前記内面に沿って配置され、前記被係合部によって前記第1の側に向けた移動が規制されている係合部と、を有している。前記フェライトカバーは、前記係合部の位置が前記ハウジングの内側に向かって変化するように弾性変形可能である。このコネクタによると、コネクタの振動によりフェライトとフェライトの周囲にある部品との接触に起因してフェライトが摩耗してしまうことを抑えることができる。
本開示で提案するコネクタの一例(第1の例)と相手コネクタの分解斜視図である。 第1の例のコネクタが有するフェライトカバーの例を示す斜視図である。 カバー部材を外した状態における第1の例のコネクタを嵌合凹部側からみた斜視図である。 第1の例のコネクタのコネクタを図2Aとは反対側からみた斜視図である。 図2Bで示すコネクタの分解図である。 第1の例のコネクタと相手コネクタと嵌合した状態におけるコネクタをカバー部材側からみた正面図である。 図3AのIIIa−IIIa線における断面図である。 図3AのIIIb−IIIb線における断面図である。 カバー部材の係合前の状態における第1の例のコネクタをカバー部材側からみた正面図である。 図4AのIVb−IVb線における断面図である。 フェライトカバーおよび端子を除いた状態における第1の例のコネクタを嵌合凹部側からみた背面図である。 第1の例のコネクタを斜め下側からみた斜視図である。 第1の例のコネクタが有している端子の平面図である。 図7AのVIIbーVIIb線における断面図である。 本開示で提案するコネクタの第2の例の断面図である。 本開示で提案するコネクタの他の例(第3の例)が有するフェライトカバーの斜視図である。 図9Aで示すフェライトカバーを有するコネクタの断面図である。切断面は図4Bと同じである。 図9Aで示すフェライトカバーを有するコネクタの断面図である。切断面は図3Cと同じである。 本開示で提案するコネクタのさらに他の例(第4の例)が有するフェライトカバーの斜視図である。 図10Aで示すフェライトカバーの後側を示す斜視図である。 図10Aで示すフェライトカバーを有するコネクタの断面図である。切断面は図3Cと同じである。 本開示で提案するコネクタのさらに他の例(第5の例)が有するフェライトカバーの斜視図である。 図11Aで示すフェライトカバーを有するコネクタの断面図である。切断面は図3Cと同じである。
以下において本開示で提案するコネクタについて説明する。図1A等で示すコネクタ10Aは、CAN(Control Area Network)通信と称される通信方式によって車両等に実装された複数のコントロールユニットを制御するために使用される終端抵抗回路付きジョイントコネクタである。コネクタ10Aは複数のコントロールユニットの終端側に接続される。
図1で示すように、該コネクタ10Aは、ハウジング20と、ノイズ除去機能の為のフェライト2と、終端抵抗回路40と、相手コネクタ80と終端抵抗回路40を電気的に接続するための複数の端子50とを備える。
フェライト2は、導電性や非導電性等の材料からなり、ノイズの輻射低減や信号端子へ重畳低減等、信号の信頼性を高めるために使用される。フェライトは、一般に、機械的に脆い部品といわれている。そのため、フェライトをコネクタに装着する過程やフェライトを装着したコネクタを使用している状態で、フェライトがその周囲の部材に接触しながら動くために、フェライトの表面が削れたりすることがあった。その結果、そのフェライトの粉体がコネクタ内に付着して、相手コネクタとの機械的接続性に影響したり、コネクタ内を汚染してしまうことがあった。特に、導電性フェライトの粉体が発生した場合、粉体が端子間に付着し、コネクタの電気的性能に影響が生じたり、終端抵抗回路の電気的特性に影響したりする恐れがあった。
コネクタ10Aにおいて、終端抵抗回路40を構成する回路基板41は、例えば、電子部品や電子機器に使用されるプリント配線基板(Printed Circuit Board)や、フレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable)など、平板状の電気回路を有する基板であればいかなるものであってもよい。
なお、以下の説明において、図1Aで示すX1方向を前方と称し、X2方向を後方と称する。Y1方向を左方と称し、Y2方向を右方と称する。さらに、Z1方向を上方と称し、Z2方向を下方と称する。本開示においてコネクタ10A等の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、右、左、前、後等の方向は、絶対的なものではなく、各部の相対的な位置及び相対的な動きを示すものであり、コネクタ10A等が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ10A等の姿勢が変化した場合には、その姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
[相手コネクタ]
コネクタ10Aと接続する相手コネクタ80は、図1Aに示されるように、相手ハウジング81と、電線91と、電線91の先端に電気的に接続された相手端子92とを備える。相手ハウジング81は、該相手端子92を挿入する挿入口81a(図3A参照)と、挿入された相手端子92を固定するためのリテーナ81b(図3A参照)とを備える。
図3Aで示すように、相手端子92の後部92a(後方(X2方向)部分、すなわち電線91側の部分)は、電線91の被覆を除去し露出した導電部と電気的に接続する。相手端子92の前部92b(前方(X1方向)部分、電線91とは反対側であるコネクタ10A側の部分)は、略矩形かつ中空の形状を備え、後述するコネクタ10Aの端子50が相手端子92の前部92bに挿入されて、相手端子92と端子50とが電気的に接続する。
図1で示すように、コネクタ10Aは、一般に、終端抵抗回路付きジョイントコネクタと称されるものであって、ハウジング20と、ハウジング20に支持される端子50と、端子50の一方である後方に装着されるフェライト2と、端子50の他方である前方に接続する終端抵抗回路40とを備える。コネクタ10Aは左右方向で並んでいる複数のフェライト2(コネクタ10Aにおいて3つのフェライト2)を有している。1つのフェライト2は2本の端子50が装着されている。
[ハウジング]
ハウジング20は、絶縁性材料からなり、略立体長方形の形状を備え、相手コネクタ80が嵌合する嵌合凹部20a(図2A参照)と、終端抵抗回路40が実装される実装凹部20b(図2B参照)と、嵌合凹部20aと実装凹部20bとの間に位置する中継部21(図3B、図3C参照)とを備える。なお、ハウジング20の外側の側面には、コネクタを筐体等に装着するためのカンチレバー状の係止部を備えてもよい。
図2Aで示すように、嵌合凹部20aは、その内側に空間を備える略矩形の形状であって、後方が開口する形状を備える。また、その内側の側面には、相手コネクタ80を正規の位置に挿入するための嵌合方向(X1方向)に延在する凸条部20cと、相手コネクタ80のカンチレバー状かつ凸状のロック部と係合する被ロック部20d(図6参照)とを備える。
[段差部]
図2Bで示すように、実装凹部20bは、その内側に空間を備える略矩形の形状であって、前方に開口する形状を備える。また、実装凹部20bの内側の側面には、終端抵抗回路40が当接可能な段差部21a(ストッパ部、図3C参照)を備える。段差部21aの位置は中継部21から前方に離れている。この段差部21aによって終端抵抗回路40の前後方向での位置が規定される。その位置は、端子50の後述する基板接続部52の弾性部52aの中央部(図7A参照)に一致し、これによって端子50と終端抵抗回路40との電気的接続安定性が確保されている。また、段差部21aによって、中継部21と終端抵抗回路40との間にスペースSが確保されている。このスペースSの存在により、フェライト2の粉体が発生した場合でも、その粉体が終端抵抗回路40に達することを効果的に抑えることができる。なお、段差部21aには、終端抵抗回路40の実装方向(ハウジング20に対する終端抵抗回路40の相対的な姿勢)を案内するための切欠き又は凸状の方向指示部を備えてもよい。
また、図2Bで示すように、コネクタ10Aは、実装凹部20bの開口を覆うためのカバー部材3を備えてもよい。実装凹部20bの内側の側面は、カバー部材3の一対の側面に形成された凸状または凹状の係合部3aと係合するための凹状または凸状の被係合部20eを備えてもよい。なお、カバー部材3は、図1等に示されるように、コネクタ全体の小型化等を考慮し、実装凹部20bの開口の内側に嵌め合わせる構成が開示されているが、実装凹部20bの開口の外側に嵌め合わさるように形成されてもよい。なお、被ロック部や凸条部20cを内側の側面に備えるため、実装凹部20bの開口寸法よりも嵌合凹部20aの寸法の方が大きいが、各開口の寸法は略同一であってもよい。
[中継部]
図4Bで示すように、ハウジング20の中継部21は嵌合凹部20aと実装凹部20bの間に位置している。中継部21は端子50を保持する端子保持部21bと、フェライト2を保持するフェライト保持部21cとを備える。端子保持部21bは、ハウジング20に一体的に形成されている。また、端子保持部21bは嵌合凹部20aと実装凹部20bを分離(区画)する壁部(隔壁)として形成される。すなわち、図3Bで示すように、端子保持部21bの上部(Z1方向)はハウジング20の上壁部20gに接続し、端子保持部21bの下部(Z2方向)はハウジング20の下壁部20hに接続している。また、図4Bで示すように、端子保持部21bの右部(Y2方向)はハウジング20の右壁部20iに接続し、端子保持部21bの左部(Y1方向)はハウジング20の左壁部20jに接続している。なお、図3Cで示すように、端子保持部21bの右端と左端とには、これを前後方向に貫通する小さな貫通孔21gが形成されてもよい。この貫通孔21gによって、ハウジング20の内側に向かって突出する後述する被係合部21f(図3C参照)の形成が容易となる。後述するように、この被係合部21fにフェライトカバー30Aの係合部32が係合する。
フェライト保持部21cは、端子保持部21bの嵌合凹部20a側、言い換えれば、相手コネクタ80側の面に形成される。したがって、フェライト2と、フェライト2が装着される端子50の装着部53bは端子保持部21bに対して嵌合凹部20a側に位置している。フェライト保持部21cは端子保持部21bに連続的に形成され、端子保持部21bの後側にフェライト2が実装可能な凹部を有している。凹部の内面はフェライト2の外周面に沿って形成され、フェライト2を取り囲んでいる。
また、フェライト保持部21cは隣り合う2つのフェライト2の間に形成された仕切部21iを有している。コネクタ10Aは、フェライト保持部21cの内側の凹部とフェライト2を覆うためのフェライトカバー30Aとを備える。コネクタ10Aでは、フェライト保持部21cの内側に、左右方向で並び隣り合う2つのフェライト2が互いに離間するように複数の凹部(コネクタ10Aにおいて4つの凹部)が形成されている。図4B及び図5に示されるように、フェライト保持部21cには、隣接する凹部同士が連通するように切欠き21eを備える。
また、該切欠き21eには、前方から後方に向けて立設され、隣接する凹部間を仕切る仕切部21i(図3E参照)が形成される。隣り合う2つのフェライト2が仕切部21iによって互いに離間した状態で、複数のフェライト2は複数の凹部にそれぞれ位置決めされる。コネクタ10Aにおいては、フェライト保持部21cの内側に形成されている4つの凹部のうち3つにフェライト2が配置されている。これとは異なり、フェライト2は全ての凹部に配置されてもよい。
[フェライトカバー]
図1Bで示すように、フェライトカバー30Aは、フェライト保持部21cの後側に位置しフェライト2を覆う板部31を備えている。その板部31は、端子50の接触部51(図7a参照)を挿通可能な複数の貫通孔31a(コネクタ10Aにおいて8個の貫通孔31a)を備える。フェライトカバー30Aは、ハウジング20の後側から嵌合凹部20aの内側に挿入される。フェライトカバー30Aは、板部31から前方(X1方向)に突出するリブ部31bを有してよい。リブ部31bはフェライト2の動きを制限する凸部(フェライト2を支持する凸部)として機能する。具体的には、図3Cで示すように、該リブ部31bは、フェライト保持部21cの仕切部21iに接しながら仕切部21iの側面に沿って嵌合方向(X1方向)に挿入され、フェライト2の側面(右側面又は左側面)に沿って配置され、フェライト2を支持する。フェライト2は仕切部21iとリブ部31bとの間に配置されて、左右方向でのフェライト2の位置が規定される。フェライト2が間に配置される仕切部21iとリブ部31bの距離は、フェライト2の左右方向での幅よりも僅かに大きくてもよい。こうすることで、フェライト2の表面の摩耗を抑えることができる。
リブ部31bは前方(X1方向)に向け細くなっていてよい。これにより、リブ部31bの挿入が容易となる。フェライトカバー30Aの例では、リブ31bの仕切部21i側の側面が傾斜し、このことによってリブ部31bは前方(X1方向)に向け細くなっている。また、仕切部21iも同様に、後方(X2方向)に向け細くなっていてよい。例えば、仕切部21iのリブ31b側の側面が傾斜し、このことによって仕切部21iは後方(X2方向)に向け細くなっている。リブ31bの側面(傾斜面)と仕切部21iの側面(傾斜面)は接していてよい。フェライトカバー30Aをハウジング20の嵌合凹部20aを挿入する過程において、リブ31bの側面(傾斜面)と仕切部21iの側面(傾斜面)とが接しながら、リブ31bは端子保持部21bに近づくにしたがって、フェライト2とリブ部31bとの隙間が徐々に狭くなる。そのため、フェライト2の表面とリブ31bとの間、及びフェライト2の表面と仕切部21iとの間に大きな接触力が作用することを抑えながら、フェライト2の移動を抑制することができる。なお、リブ部31bの形状や有無は、フェライト2の装着状態に合わせて適宜選択されてよい。
図3Cで示すように、フェライトカバー30Aの板部31には、端子50の接触部51が挿入される貫通孔31aとは別に、板部31を前後方向に貫通する貫通孔31jが形成されている。コネクタ10Aにおいては、仕切部21iと対向する位置に貫通孔31jが形成され、貫通孔31jの位置はフェライト2の位置に対して左右方向にずれている。貫通孔31jはフェライトカバー30Aに形成されていなくてよい。
図3Cで示すように、フェライトカバー30Aは、ハウジング20の内側に形成されたフェライトカバー30A用の被係合部21fと係合可能な係合部32を備えてもよい。被係合部21fはハウジング20の内側に向かって突出している凸部である。係合部32は、例えば、フェライトカバー30Aの縁に形成されハウジング20の内面に沿って配置される。係合部32はハウジング20の内側に向かって弾性変形可能である。後述するように、ハウジング20の後側(嵌合凹部20aの開口側)からフェライトカバー30Aを嵌合凹部20aに挿入すると、係合部32が被係合部21fに干渉し、ハウジング20の内側に向かって弾性変形する。そして、係合部32が被係合部21fを超えて被係合部21fの前側に達すると(すなわち、係合部32が被係合部21fに係合すると)、フェライトカバー30Aの後方への移動(フェライトカバー30Aの抜け)が被係合部21fによって規制される。コネクタ10Aの例では、被係合部21fはハウジング20の内面の右側及び左側に形成されている。係合部32はフェライトカバー30Aの右端と左端とに形成されている。図1Bで示すように、係合部32は、例えば後方に向かって開いた略U字形状のフックであるが、係合部32の形状はこれに限られない。
[端子]
端子50は、金属板を打ち抜き、加工された部材である。端子50は相手コネクタ80と電気的に接続する接触部51と、終端抵抗回路40に電気的に接続する基板接続部52と、接触部51と基板接続部52の間であって、ハウジング20の中継部21に位置する連結部53とを備える。接触部51は、ピン状または棒状の形状を備え、ハウジング20の嵌合凹部20a内に配置される。基板接続部52は例えばプレスフィットタイプと称される構造を有する。すなわち、基板接続部52は弾性変更可能なO状の形状を備える。基板接続部52は、前後方向で延びている2本の弾性部52aを有している。2本の弾性部52aは全体としてO状をなし、弾性部52aの中央部が弾性変形可能である。基板接続部52は実装凹部20b内に配置される。なお、コネクタ10Aの例とは異なり、基板接続部52は、一般にDIPと称されるピンまたは棒状の形状を備え、後述する終端抵抗回路40のスルーホール41a(図3B参照)に挿入されてはんだ等で電気的に接続されてもよい。
図4B及び図7で示すように、端子50の連結部53は、ハウジング20の端子保持部21b(中継部21)に一体的に保持される固定部53aと、フェライト2が装着されるピン状または棒状の装着部53bとを備える。コネクタ10Aにおいて、固定部53aは平板状であって、その平板の中央に開口53eが形成されている。これにより、固定部53aは端子50とハウジング20との一体成形(インサート成形)によって端子保持部21bに確実に保持される。
なお、端子50とハウジング20との一体成形(インサート成形)とは、ハウジング20の成形工程で、金型内の空間に端子50の一部(固定部53a)を配置している状態で、ハウジング20の材料である溶融樹脂を金型内の空間に供給する方法である。コネクタ10Aにおいては、この方法により図3Bで示すように固定部53aに形成された開口53eの内側にもハウジングの一部が形成される。また、コネクタ10Aにおいては、固定部53aはその右縁と左縁とに凸部53d(図7A参照)を有している。端子50とハウジング20との一体成形に起因して、この凸部53dの前側及び後側にもハウジングの一部が形成される。これにより、端子50の端子保持部21bからの抜けを確実に抑えることができる。また、端子50の固定部53aの表面とハウジング20を形成する樹脂との間のクリアランスの発生を抑えることができる。その結果、フェライト2の表面の摩耗によりフェライト2の粉体が発生した場合であっても、その粉体がハウジング20の中継部21を通過して終端抵抗回路40に移動することを抑えることができる。
図4Bで示すように、端子保持部21bの前後方向での厚さは、フェライト2の前後方向での厚さよりも大きい。また、端子保持部21bの前後方向での厚さは、終端抵抗回路40の厚さよりも大きい。これにより、端子保持部21bによる端子50の固定部53aの保持強度を増すことができる。
端子50の装着部53bには、上述したように、フェライト2が装着される。ここで「装着」とは、フェライト2に形成された貫通孔の内側に装着部53bが位置していることを意味する。フェライト2の貫通孔の内面と、装着部53bの表面との間には隙間が形成されてもよい。
フェライト2の装着工程やコネクタ10Aの振動に起因してフェライト2と端子50の装着部53b(固定部53aの後部)とが接しながら相対動した際に装着部53bがフェライト2を削らないように、装着部53bのエッジやバリ等を取り除き、なめらかなに表面に加工することが望ましい。コネクタ10Aにおいて、装着部53bは、図7Bに示されるように、一例として、略円柱状に加工されている。なお、端子50の固定部53aは、ハウジング20の端子保持部21bに一体的に保持されていればよく、ピン状や棒状の形状であってもよい。また、接触部51の位置と基板接続部52の位置とが左右方向及び/又は上下方向において相対的にシフトするように固定部53aは形成されていてもよい。すなわち、固定部53aはクランク形状を備えてもよい。
[フェライト]
図1Bで示すように、フェライト2は、例えば略楕円状の立体である。フェライト2は、端子50の接触部51(図7A参照)および装着部53b(図7A参照)が挿通可能であり且つ上下方向(Z1−Z2方向)で離れている2つの貫通孔2aを備える。
[終端抵抗回路]
終端抵抗回路40は、CANの終端での信号の反射を抑え、信号への影響を低減する機能を有する。図1Aで示すように、終端抵抗回路40は、一方の面41bに形成された所定の回路パターン41d(図2B参照)と、回路パターン41dと導通する導体が内面に形成されているスルーホール41aが形成された回路基板41と、回路基板41上に実装された抵抗チップやコンデンサチップ等の電子部品42を備える。複数の端子50のうち1つはグランド端子として機能してよい。残りの端子50(信号端子)は電子部品42及び回路パターン41dを介してこのグランド端子に接続していてよい。なお、回路基板41は、実装凹部20b内に形成された段差部21aに形成された方向指示部に嵌合する切欠き41cを備えてもよい。
コネクタ10Aにおいて、回路パターン41dと電子部品42が形成されている面41bは、ハウジング20の中継部21とは反対側の面である。このため、フェライト2の粉体が発生した場合でも、その粉体が面41bに達することを効果的に抑えることができる。コネクタ10Aの例とは異なり、回路パターン41dと電子部品42が形成されている面は、中継部21に向いている面であってもよいし、回路基板41の両面に回路パターン41dと電子部品42が形成されてもよい。
上述したように、終端抵抗回路40はハウジング20の中継部21(端子保持部21b)から前方に離れており、終端抵抗回路40と中継部21との間にスペースSが確保されている。これによると、フェライト2の粉体が仮に発生した場合でも、その粉体が終端抵抗回路40に達することをスペースSによって阻止できる。なお、上述した端子50の基板接続部52の基部(固定部53a寄りの部分)は終端抵抗回路40のスルーホール41aから露出しており、スペースSに位置している。
[組立方法]
次に、コネクタの製造方法および組立方法について説明する。最初に、金属板を打ち抜き、加工した複数の端子50(コネクタ10Aにおいて7本の端子)は、ハウジング20を成形するための金型内の空間に、互いに離間した状態で装着される。具体的には、7本の端子50は、上下方向で離れている2列のそれぞれに配置される。例えば、下側の列には、左右方向(Y1−Y2方向)で並ぶに3本の端子50が配置される。上側の列には、例えば、左右方向で並ぶ4本の端子50が配置される。その状態で、一般に一体成形やインサート成形と称される成形方法で、ハウジングを成形する。その結果、端子50の連結部53の固定部53aがハウジング20の端子保持部21bに保持され(図4B参照)、それとともに、ハウジング20の嵌合凹部20a、実装凹部20b、および、嵌合凹部20aと実装凹部20bを分離(区画)する中継部21が一体的に形成される。具体的には、図4Bに示されるように、端子50の連結部53の固定部53aは、前述の成形方法によって、ハウジング20の中継部21の端子保持部21bから抜けないように固定される。また、端子50の接触部51は嵌合凹部20a内に位置し、連結部53の装着部53bは該中継部21のフェライト保持部21cの内側に形成される凹部内に位置し、基板接続部52は実装凹部20bに内に位置する。
次に、終端抵抗回路40を実装する方法について説明する。終端抵抗回路40は、端子50が一体的に保持されたハウジング20の実装凹部20bの開口側(前側)から、端子50の基板接続部52に向けて移動させられる。このとき、終端抵抗回路40は、電子部品42と回路パターン41dが形成された面41bが前方を向く姿勢に配置されている。終端抵抗回路40は、端子50の基板接続部52(より詳細には弾性部52a)に対応する位置に形成されているスルーホール41aを有している。基板接続部52の弾性部52a(プレスフィット部)が、スルーホール41aに圧入されるように、終端抵抗回路40を移動させる。スルーホール41aへの基板接続部52の圧入が完了すると、基板接続部52の弾性力によって、端子50と終端抵抗回路40が電気的に接続した状態となる。なお、実装凹部20bの内周面には、終端抵抗回路40と当接可能な段差部21aが形成されているため、終端抵抗回路40を圧入したとき、終端抵抗回路40と段差部21aとが当接する。そのため、終端抵抗回路40の過度な圧入を防止することができる。
その後、異物の混入や終端抵抗回路40、端子50等を保護するために、実装凹部20bの開口にカバー部材3を係合する。この状態において、実装凹部20bの開口は、カバー部材3で閉塞された状態となる。なお、端子50の基板接続部52がプレスフィットタイプではなく、DIPタイプと称されるピン状や棒状の場合、基板接続部52をスルーホール41aに挿入し、はんだ等によって基板接続部52を回路パターン41dに電気的に接続してもよい。
次に、フェライト2を実装する方法について説明する。複数のフェライト2(コネクタ10Aにおいて3つのフェライト2)は、端子50が一体的に保持されたハウジング20の嵌合凹部20aの開口側(後側)から、ハウジング20のフェライト保持部21cに形成されている複数の凹部に向けてそれぞれ移動させられる。この移動工程において、フェライト2は、上下方向(Z1−Z2方向)で並んでいる2本の端子50の接触部51をフェライト2の2つの貫通孔2aに挿通可能な姿勢に配置される。フェライト2の各貫通孔2aは、接触部51を通過し、フェライト保持部21c内の凹部に位置したとき、端子50の連結部53の装着部53bが、フェライト2の貫通孔2aの内側に位置する。
次に、フェライトカバー30Aが、ハウジング20の嵌合凹部20aの開口側(後側)からフェライト2に向けて移動させられる。この移動工程において、フェライトカバー30Aの複数の貫通孔31aに対して、上下方向及び左右方向で並んでいる複数の端子50の接触部51を挿通可能な姿勢にフェライトカバー30Aは配置される。フェライトカバー30Aの係合部32とハウジング20のフェライトカバー30A用の被係合部21fと係合して、フェライトカバー30Aの装着が完了する。この状態において、フェライト2は、フェライトカバー30Aによってその移動が規制させるため、フェライト保持部21c内の凹部から抜け落ちることがない。また、フェライトカバー30Aが備えるリブ部31bが、図3Cで示すように、フェライト2と仕切部21iとの間に挿入されるため、フェライト2の左右方向の移動が規制される。
フェライトカバー30Aの貫通孔31aの開口寸法は、フェライト2の貫通孔2aの開口寸法より小さいことが望ましく、また、端子50の接触部51の断面の外形寸法よりわずかに大きい程度が望ましい。前者の寸法関係に関して、一般に機械的にもろいフェライトを端子へ装着するとき、フェライトの貫通孔と端子とが接触しフェライト2を削ってしまう可能性があるため、フェライト2の貫通孔2aはフェライト2の装着作業に影響しない程度の大きさが望ましい。また、後者の寸法関係によると、コネクタ10Aが搭載される車両等の振動等に起因して、フェライト2が周囲の部品に当たり、フェライト2の粉体が発生した場合であっても、フェライトカバー30Aの貫通孔31aからハウジング20の嵌合凹部20a側へ粉体が漏れ出すことを抑制することができる。なお、なお、複数の端子50(コネクタ10Aにおいて7本の端子50)のうち、グランドラインに接続される1本の端子50には、フェライト2が装着されなくてよい。
[中継部(端子保持部)の効果]
以上説明したように、コネクタ10Aは、嵌合凹部20a側であってフェライト2が装着される側と、実装凹部20b側であって終端抵抗回路40が実装される側との間に、ハウジング20に一体成形された中継部21を備えている。言い換えると、コネクタ10Aは、相手コネクタ80側である後側から前側に向けて、嵌合凹部20a、フェライトカバー30A、フェライト2、中継部21、終端抵抗回路40の順番で配置されている。すなわち、フェライト2と終端抵抗回路40は、中継部21によって完全に分離(区画)されており、空間的に連結していない。そのため、フェライト2をコネクタ10Aに装着する工程やコネクタ10Aを使用しているときに、フェライト2と端子50とが接触して、または、フェライト2とハウジング20とが接触してフェライト2の粉体が発生した場合であっても、その粉体が終端抵抗回路40に付着することはない。したがって、従来のコネクタとは異なり、本開示のコネクタ10Aは、フェライト2をコネクタ10Aに装着する過程やフェライト2を装着したコネクタ10Aを使用している状態で、フェライト2が、周囲の部材と接触し、フェライト2が削れたりして、そのフェライト2の粉体がコネクタ10A内に付着して、相手コネクタ80との機械的接続性を低下させてしまったり、粉体が、端子50や、相手端子92、相手コネクタ80などを汚染してしまうことがない。また、導電性フェライト2の粉体が発生した場合であっても、端子50間に付着して電気的特性に影響を生じたり、終端抵抗回路40の性能に影響を生じたり、短絡させてしまったりして、恐れがない。また、コネクタ10Aは、端子50をハウジング20に一体成形すると同時に、中継部21、つまり、端子保持部21bとフェライト保持部21cとを形成することができるため、製造工程を簡略化し、小型化や低コスト化を実現することができる。
[第2の例]
図8は、本開示で提案するコネクタの他の例であるコネクタ10Bを示す断面図である。同図に示したように、ハウジング20Bに端子50を一体成形すると同時に、フェライト2もハウジング20Bに一体成形(インサート成形)してもよい。具体的には、端子50にフェライト2を挿通した状態で、金型にそれらを装着し、金型内の空間にハウジング20Bの材料である溶融樹脂を供給してよい。こうすることで、端子50の固定部53aとフェライト2とがハウジング20Bの中継部21に一体成形されることとなる。その場合、フェライトカバーは不要となる。この方法(インサート成形)により、図8で示すように固定部53aに形成された開口53eの内側にも樹脂の一部が形成され、また固定部53aの右縁と左縁とに形成された凸部53d(図7A参照)の前側及び後側にも樹脂の一部が形成される。さらに、フェライト2の前側、後側、右側、左側、上側、及び下側にハウジング20の材料である樹脂の一部が形成されることとなる。すなわち、フェライト2は閉じた空間内に配置されることとなる。これにより、フェライト2の表面の摩耗によりフェライト2の粉体が発生した場合であっても、その粉体がその他の空間に漏れることを抑えることができる。図8の構造によると、コネクタ10Aと同様に、フェライト2の粉体が嵌合凹部20aや終端抵抗回路40側に漏れ出すことはない。
[第3の例]
図9A〜図9Cは、本開示で提案するコネクタの他の例であるコネクタ10Cを説明するための図である。図9Aはコネクタ10Cが有するフェライトカバー30Cの前側を臨む斜視図であり、図9B及び図9Cはコネクタ10Cの断面図である。図9Bの切断面は、図4Bと同様であり、図9Cの切断面は図3Cと同様である。
なお、以下では、コネクタ10C及びフェライトカバー30Cについて、コネクタ10A或いはフェライトカバー30Aとの相違点を中心について説明する。コネクタ10C及びフェライトカバー30Cについて説明のない事項は、コネクタ10A或いはフェライトカバー30Aと同様であってよい。
図9Aで示すように、フェライトカバー30Cは、係合部33を有している。係合部33は、フェライトカバー30Aと同様、例えばフェライトカバー30Cの右縁と左縁とに形成される。フェライトカバー30Cは、フェライト2の後側に位置する板部31を有している。板部31には、上述したように、端子50の接触部51が挿入される複数の貫通孔31aが形成される。
板部31の前面には、前側に向かって突出する複数の支持凸部31eが形成されている。図9Cで示すように、複数の支持凸部31eの位置は複数のフェライト2の位置にそれぞれ対応し、フェライト2の後面を支持している。フェライト2には、上述したように、上下方向で離れている2つの貫通孔2aが形成されている。支持凸部31eはこの2つの貫通孔2aの中央部に対向している。
図9A及び図9Cで示すように、フェライトカバー30Cは、フェライトカバー30Cの左右方向での中央よりもハウジング20の被係合部21f(図3C参照)側に形成され、係合部33の位置の変化を許容する隙間G1を有している。具体的には、隙間G1は、板部31と係合部33との間(言い換えれば、端子50が挿入される複数の貫通孔31aと係合部33との間)に形成される。
隙間G1は、フェライトカバー30Cを前後方向に貫通し且つ上下方向に細長い長穴(開口)である。この穴の左右方向(Y1−Y2方向)での幅は、上下方向(Z1−Z2方向)での長さに比べて小さい。隙間G1の上下方向での長さは、支持凸部31eの上下方向での幅よりも大きくてよい。コネクタ10Cの例では、隙間G1は、上下方向で離れている2つの貫通孔31aに達している。フェライトカバー30Cは、その最右部と最左部とに係合部33が形成されている弾性柱部33aを有している。弾性柱部33aの上部と下部とが板部31に接続している。
フェライトカバー30Cは、この隙間G1によって、係合部33の位置がハウジング20の内側に向かって変化するように弾性変形可能である。より具体的には、弾性柱部33aが左右方向での中心に向かって湾曲することによって、係合部33の位置がハウジング20の内側に向かって変化し得る。したがって、フェライトカバー30Aと同様に、ハウジング20の後側(嵌合凹部20aの開口側)からフェライトカバー30Cを嵌合凹部20aに挿入すると、係合部33がハウジング20の内面に形成された被係合部21f(図9C参照)に干渉し、弾性柱部33aがハウジング20の内側に向かって弾性変形する。そして、係合部33が被係合部21fを超えて被係合部21fの前側に達すると(すなわち、係合部33が被係合部21fに係合すると)、フェライトカバー30Cの後方への移動(フェライトカバー30Cの抜け)が被係合部21fによって規制される。また、隙間Gの上下方向の寸法が大きいとき、すなわち、弾性柱部33aの上部と下部とが板部31に接続している部分33cが小さいとき、弾性柱部33aは、その上部が前方に変位し、その下部が後方に変位するように弾性的に回転(傾斜)したり、反対に、その上部が後方に変位し、その下部が前方に変位するように弾性的に回転(傾斜)できる。
また、弾性柱部33aは、隙間G1によって、複数の支持凸部31eの位置が係合部33に対して前後方向において変化するように弾性変形可能である。言い換えれば、弾性柱部33aは、隙間G1によって、板部31の位置が係合部33に対して前後方向において変化するように弾性変形可能である。これによれば、図9Cで示すように、支持凸部31eがフェライト2の後面に当たり、弾性柱部33aの弾性力によってフェライト2を前方に押すことが可能となる。このとき、係合部33はハウジング20の被係合部21fにあたり、後方への移動が規制されている一方で、複数の支持凸部31eの位置(言い換えれば、板部31の位置)は係合部33に対して相対的に後方に変化していてもよい。この構造によれば、フェライト2の前後方向の動きを支持凸部31eによって確実に規制できる。なお、支持凸部31eは必ずしもフェライト2の後面にあたっていなくてもよい。
隙間G1はラビリンス構造を有してもよい。詳細には、図9Cで示すように、隙間G1は前側の開口Gfと、後側の開口Grとを有している。前側の開口Gfと後側の開口Grとの位置が、前後方向に対して直交する方向(フェライトカバー30Cの例では、左右方向)においてずれていてよい。この構造によると、フェライト2の粉体が生じた場合でも、その粉体が隙間G1を通して嵌合凹部20aに移動することを抑えることができる。板部31は開口Gfの後方に位置しているラビリンス壁部31dを有している。弾性柱部33aは開口Grの前方に位置しているラビリンス壁部33bを有している。これにより、ラビリンス構造が実現されている。
なお、板部31の位置と係合部33の位置との変化を許容する構造は、図9A及び図9Cで示す例に限られない。例えば、図9Aで示すように、フェライトカバー30Cにおいては、弾性柱部33aの上部と下部の双方が板部31に接続している。そして、その上部と下部との間に隙間G1が形成されている。これとは異なり、隙間G1の上端又は下端はフェライトカバー30Cの縁に達していてもよい。言い換えれば、弾性柱部33aの上部と下部のうち一方だけが板部31に接続していてもよい。更に他の例では、隙間G1はラビリンス構造を有していなくてもよい。
図9Bで示すように、端子50は、上述した固定部53a(ハウジング20に一体成形される固定部)に代えて、固定部53cを有してもよい。固定部53cは、ハウジング20の端子保持部21bに形成された端子孔21hに圧入されてよい。固定部53cは、その右縁と左縁とに端子孔21hの内面に引っかかる爪を有してよい。
実装凹部20bを閉塞するカバー部材3は、図9Bで示すように、端子50に対応する位置に凹部3bを有してもよい。これによって、コネクタ10Cの前後方向でのサイズを低減できる。
[第4の例]
図10A〜図10Cは、本開示で提案するコネクタの他の例であるコネクタ10Dを説明するための図である。図10Aはコネクタ10Cが有するフェライトカバー30Dの前側を臨む斜視図であり、図10Bはフェライトカバー30Dの後側を臨む斜視図である。図10Cはコネクタ10Dの断面図であり、その切断面は、図4Bと同様である。
以下では、コネクタ10D及びフェライトカバー30Dについて、コネクタ10A・10C或いはフェライトカバー30A・30Cとの相違点を中心について説明する。コネクタ10D及びフェライトカバー30Dについて説明のない事項は、コネクタ10A・10C或いはフェライトカバー30A・30Cと同様であってよい。
図10Aで示すように、フェライトカバー30Dは、左右方向で並んでいる複数の支持凸部31fを有している。支持凸部31fは、板部31の前面に形成され、前側に向かって突出している。支持凸部31fの位置は複数のフェライト2の位置にそれぞれ対応し、フェライト2の後面を支持している。支持凸部31fは、上下方向で離れている2つの貫通孔31aの間に形成されている。
図10Bで示すように、フェライトカバー30Dには、左右方向で並んでいる複数の隙間G2が形成されている。隙間G2も、図9Aで示した隙間G1と同様、フェライトカバー30Dを前後方向に貫通し且つ上下方向に細長い長孔である。フェライトカバー30Dにおいて、隙間G2の上下方向での長さは、例えば、上下方向において離れている2つの貫通孔31aの距離よりも大きくてもよい。また、図10Bで示すように、左右方向で隣り合う2つの隙間G2の間隔はフェライト2の幅よりも小さくてよい。隙間G2も、隙間G1と同様に、ラビリンス構造を有してもよい。
各支持凸部31fは、隣り合う2本の隙間G2の間に形成されている。この構造によると、複数の支持凸部31fの位置が互いに独立して、係合部33に対して前後方向において相対的に変化するように、フェライトカバー30Dは弾性変形可能である。これにより、例えばフェライト2の寸法公差に起因して、複数のフェライト2の前後方向での位置が一致していない場合に、複数の支持凸部31fは、複数のフェライト2の寸法に応じて、複数のフェライト2をそれぞれ適切に支持できる。
また、フェライトカバー30Dの弾性変形を利用すると、図10Cで示すように、複数の支持凸部31fが複数のフェライト2の後面にそれぞれ当たり、フェライトカバー30Dの弾性力によってフェライト2を前方に押すことが可能となる。このとき、係合部33はハウジング20の被係合部21fにあたり、後方への移動が規制されている一方で、複数の支持凸部31fのうちの1つ又は複数の位置が係合部33に対して相対的に後方に変化していてもよい。
フェライトカバー30Dにおいては、複数の支持凸部31f(言い換えれば、板部31)と係合部33との間にも隙間G2が形成されている。そのため、フェライトカバー30Cと同様、係合部33の位置がハウジング20の内側に向かって変化するように弾性変形可能である。すなわち、係合部33が形成されている弾性柱部33aが左右方向での中心に向かって湾曲することによって、係合部33の位置がハウジング20の内側に向かって変化し得る。この弾性変形を利用して、フェライトカバー30Dの係合部33を、ハウジング20の内面に形成されている被係合部21fに係合させることができる。
隙間G2の構造は、図10A〜10Cで示した例に限られない。例えば、板部31は、隙間G2の上側に位置する部分と隙間G2の下側に位置する部分とを有している。これとは異なり、隙間G2の上端又は下端はフェライトカバー30Dの縁に達していてもよい。これによると各支持凸部31fの位置の前後方向での変化が許容され易くなる。
[第5の例]
図11A及び図11Bは、本開示で提案するコネクタの他の例であるコネクタ10Eを説明するための図である。図11Aはコネクタ10Eが有するフェライトカバー30Eの前側を臨む斜視図であり、図10Bはコネクタ10Eの断面図であり、その切断面は、図4Bと同様である。
以下では、コネクタ10E及びフェライトカバー30Eについて、コネクタ10A・10C・10D或いはフェライトカバー30A・30C・30Dとの相違点を中心について説明する。コネクタ10E及びフェライトカバー30Eについて説明のない事項は、コネクタ10A・10C・10D或いはフェライトカバー30A・30C・30Dと同様であってよい。
図11Aで示すように、フェライトカバー30Eは、左右方向で並んでいる複数の支持凸部31gを有している。図11Bで示すように、フェライト2は隣り合う2つの支持凸部31gの間に配置されている。支持凸部31gの側面31hは、フェライト2の縁を支持している。側面31hは斜面であり、フェライト2の縁を前方に押してよい。こうすることで、フェライト2の後方への動きを2つの支持凸部31gで規制できる。
各支持凸部31gは、左右方向で離れている2つの部分凸部31iを有している。2つの部分凸部31iの間に凹部が形成されている。この2つの部分凸部31iはそれらの中心に向かって変形可能であってもよい。こうすることで、フェライト2に過剰な応力が作用することを防ぐことができる。
図9Aで示したフェライトカバー30Cと同様に、複数の支持凸部31g(言い換えれば、板部31)と係合部33との間には隙間G1が形成されている。隙間G1は、フェライトカバー30Cを前後方向に貫通し且つ上下方向に細長い長穴である。また、フェライトカバー30Eは、フェライトカバー30Cと同様に、その最右部と最左部とに係合部33が形成されている弾性柱部33aを有している。フェライトカバー30Dは、この隙間G1によって、係合部33の位置がハウジング20の内側に向かって変化するように弾性変形可能である。また、フェライトカバー30Eは、隙間G1によって、複数の支持凸部31gの位置が係合部33に対して前後方向において変化するように弾性変形可能である。言い換えれば、フェライトカバー30Eは、隙間G1によって、板部31の位置が係合部33に対して前後方向において変化するように弾性変形可能である。これによれば、図11Bで示すように、支持凸部31gの側面31hがフェライト2の縁に当たり、フェライトカバー30Eの弾性力によってフェライト2を前方に押すことが可能となる。このとき、係合部33はハウジング20の被係合部21fにあたり、後方への移動が規制されている一方で、複数の支持凸部31gの位置(言い換えれば、板部31の位置)は係合部33に対して相対的に後方に変化していてもよい。
以上説明したように、コネクタ10A〜10Eは、終端抵抗回路40と、フェライト2と、終端抵抗回路40に接続されている接続部52と、フェライト2が装着されている装着部53bと、装着部53bと接続部52の間に位置している固定部53aとを有している端子50と、端子50と終端抵抗回路40とフェライト2とを収容しているハウジング20とを有している。ハウジング20は、相手コネクタ80が嵌合する嵌合凹部20aと、終端抵抗回路40と接続部52が配置されている実装凹部20bと、嵌合凹部20aと実装凹部20bとの間に形成され、嵌合凹部20aと実装凹部20bとを区画し、且つ固定部53bを保持している端子保持部21b(隔壁)とを含んでいる。フェライト2と装着部53bは端子保持部21b(隔壁)に対して嵌合凹部20a側に位置している。この構造によると、フェライト2と終端抵抗回路40とを利用する回路において、部品数を低減できる。また、フェライト2の粉体が発生した場合でも、終端抵抗回路40の電気的特性への粉体の影響を端子保持部21b(隔壁)によって抑えることができる。
以上説明したように、端子50は固定部53aと装着部53bとを有している。ハウジング20は、固定部53aを保持している端子保持部21bを有している。フェライト2はハウジング20に収容され、端子保持部21bに対して後側に配置され、装着部53bに装着されている。フェライトカバー30A・30C〜30Eは、ハウジング20に収容され、フェライト2に対して後側に位置している。ハウジング20は、その内面に内側に向かって突出している被係合部21fを有している。フェライトカバー30A・30C〜30Eは、フェライト2に対して後側に位置している板部31と、ハウジング20の内面に沿って配置され、被係合部21fによって後側に向けた移動が規制されている係合部32・33と、を有している。フェライトカバー30A・30C〜30Eは、係合部32・33の位置がハウジング20の内側に向かって変化するように弾性変形可能である。これによると、フェライト2の動きがフェライトカバー30A・30C〜30Eによって抑えられるので、コネクタ10A・10C〜10Eの振動に起因してフェライト2が摩耗してしまうことを抑えることができる。
また、コネクタ10C〜10Eにおいて、フェライトカバー30C〜30Eは隙間G1又はG2を有しているので、支持凸部31e・31f・31gの位置が係合部33に対して前後方向において相対的に変化するように弾性変形可能である。これによると、支持凸部31e・31f・31gがフェライト2に当たり、フェライトカバー30C〜30Eの弾性力によってフェライト2を前方に押すことが可能となり、フェライト2の動きをより効果的に抑えることができる。
[さらに他の例]
なお、コネクタ10A等において、3つのフェライト2の各々は、2つの端子50に挿通可能な形状であるが、3つのフェライト2を一体にした1つのフェライトに、7つ(あるいは6つ)の貫通孔を設けてもよい。その際、中継部21のフェライト保持部21cの仕切部21iは不要となる。
なお、本開示は一例にすぎず、本開示の主旨を保った適宜変更であって当業者が容易に想到し得るものは本発明の範囲に含まれる。図面で示す各部の幅、厚さ及び形状等は模式的に表されており、本開示の解釈を限定するものではない。
2 フェライト、2a 貫通孔、3 カバー部材、3a 係合部、3b 凹部、10A〜10E コネクタ、20 ハウジング、20a 嵌合凹部、20b 実装凹部、20c 凸条部、20d 被ロック部、20e 被係合部、20g 上壁部、20h 下壁部、20i 右壁部、20j 左壁部、21 中継部、21c フェライト保持部、21a 段差部、21b 端子保持部(隔壁)、21e 切欠き、21f 被係合部、21g 貫通孔、21h 端子孔、21i 仕切部、30A・30C・30D・30E フェライトカバー、31 板部、31a 貫通孔、31j 貫通孔、31b リブ部、31d ラビリンス壁部、31e・31f・31g 支持凸部、31h 側面、31i 部分凸部、32・33 係合部、33a 弾性柱部、33b ラビリンス壁部、40 終端抵抗回路、41 回路基板、41a スルーホール、41b 面、41c 切欠き、41d 回路パターン、42 電子部品、50 端子、51 接触部、52 接続部、52a 弾性部、53a 固定部、53 連結部、53b 装着部、53c 固定部、53e 開口、53d 凸部、80 相手コネクタ、81 相手ハウジング、81a 挿入口、81b リテーナ、91 電線、92 相手端子、92a 相手端子の後部、92b 相手端子の前部、G1・G2 隙間、Gf・Gr開口、S スペース。

Claims (10)

  1. 固定部と装着部とを有している端子と、
    前記端子を収容し、前記固定部を保持している端子保持部を有しているハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記端子保持部に対して第1の方向における第1の側に配置され、前記装着部に装着されているフェライトと、
    前記ハウジングに収容され、前記フェライトに対して前記第1の側に位置しているフェライトカバーと

    前記ハウジングは、その内面に内側に向かって突出している被係合部を有し、
    前記フェライトカバーは、前記フェライトに対して前記第1の側に位置している板部と、前記ハウジングの前記内面に沿って配置され、前記被係合部によって前記第1の側に向けた移動が規制されている係合部と、を有し、
    前記フェライトカバーは、前記係合部の位置が前記ハウジングの内側に向かって変化するように弾性変形可能である
    コネクタ。
  2. 前記フェライトカバーは、
    前記第1の方向における前記第1の側とは反対側である第2の側に向けて前記板部から突出し、前記フェライトの動きを制限する凸部と、
    前記係合部が形成され、前記係合部の位置が前記ハウジングの内側に向かって変化するように弾性変形可能であり、且つ前記凸部の位置が前記係合部の位置に対して前記第1の方向において相対的に変化するように弾性変形可能である弾性部と、を有している
    請求項1に記載されるコネクタ。
  3. 前記フェライトカバーは、前記フェライトカバーの中央よりも前記被係合部側に形成され、前記係合部の位置の変化を許容する隙間を有している
    請求項1に記載されるコネクタ。
  4. 前記板部は、前記端子を挿通可能な貫通孔を備え、
    前記フェライトカバーの隙間は、前記貫通孔と前記係合部との間に形成される
    請求項3に記載されるコネクタ。
  5. 前記係合部は前記貫通孔に対して第2の方向に位置し、
    前記フェライトカバーの隙間は前記第1の方向においてフェライトカバーを貫通する開口であり、前記開口の前記第2の方向での幅は、前記第1の方向と前記第2の方向とに直交する第3の方向での前記開口の長さに比べて小さい
    請求項3に記載されるコネクタ。
  6. 前記フェライトは前記第1の側に向いた第1の面を有し、
    前記フェライトカバーの前記凸部は、前記フェライトの前記第1の面を支持している
    請求項2に記載されるコネクタ。
  7. 前記フェライトカバーは2つの前記凸部を有し、
    前記フェライトは前記2つの凸部の間に配置され、
    前記2つの凸部は前記フェライトの縁を支持している
    請求項2に記載されるコネクタ。
  8. 前記フェライトは、前記第1の方向とは直交する第2の方向に向いた第2の面を有し、
    前記フェライトカバーの前記凸部は、前記フェライトの前記第2の面に沿って配置される
    請求項2に記載されるコネクタ。
  9. 前記フェライトは第2の方向で並んでいる複数のフェライトを含み、
    前記フェライトカバーの前記板部は、前記複数のフェライトにそれぞれ対応する複数の凸部を有し、
    前記フェライトカバーは、前記複数の凸部の位置が独立して前記係合部に対して相対的に変化するように弾性変形可能である
    請求項2に記載されるコネクタ。
  10. 前記フェライトカバーには、前記第2の方向で並んでいる複数の隙間が形成され、
    前記複数の凸部のそれぞれは、隣り合う2つの隙間の間に位置している
    請求項9に記載されるコネクタ。
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