JP2021111592A - 光源装置および画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率の低下を抑制することが可能な高い光源装置を提供する。【解決手段】光源装置(100)は、光源(11)と、基板(13a)と光源からの光の波長を変換する波長変換部(13b)とを有する波長変換部材(13)と、波長変換部材を保持し、波長変換部材からの光を出射する開口(15a)が形成された保持部材(15)とを備え、波長変換部は、保持部材の開口が形成された面と基板との間に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置などに用いられる光源装置に関する。
従来、画像投影装置などに用いられる光源装置として、励起光源としてのレーザ素子と、励起光を受けて蛍光光を発する蛍光体とを有する光源装置が知られている。このような光源装置では、レーザ素子や蛍光体の温度上昇による劣化、および、発光効率の低下が課題である。蛍光体に含まれる蛍光物質は、入射する励起光のエネルギーに応じて蛍光光を発するが、励起光のエネルギー密度が高くなりすぎるとその発光効率が低下する性質がある。また、蛍光物質としての物性を保つには、蛍光光や励起光の吸収などにより発生する熱を適切に制御する必要がある。
特許文献1には、蛍光体を備えたガラス基板に、蛍光体を冷却するための冷却機構を設けた構成が開示されている。
特開2012−169049号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、蛍光体と冷却機構との接触面積が小さく、熱の輸送が主に熱伝導率が低い物質を通して行われる。このため、入射する励起光のエネルギーが大きくなった場合に発光効率の低下を抑制するには、より効果的に冷却する必要が生じる可能性がある。
そこで本発明は、発光効率の低下を抑制することが可能な高い光源装置および画像投影装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光源装置は、光源と、基板と前記光源からの光の波長を変換する波長変換部とを有する波長変換部材と、前記波長変換部材を保持し、前記波長変換部材からの光を出射する開口が形成された保持部材とを備え、前記波長変換部は、前記保持部材の前記開口が形成された面と前記基板との間に配置されている。
本発明の他の側面としての画像投影装置は、前記光源装置と、前記光源装置からの光を照明する照明光学系と、前記照明光学系からの照明光に対して色分離および色合成を行う色分離合成光学系とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、発光効率の低下を抑制することが可能な高い光源装置および画像投影装置を提供することができる。
実施例1における光源装置の概略図である。 実施例1における波長変換部材および保持部材の説明図である。 実施例2における光源装置の概略図である。 実施例2における光源装置の変形例である。 実施例3における画像投影装置の構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における光源装置について説明する。図1は、光源装置100の概略図である。11は光源である。本実施例において、光源11は半導体レーザ(励起光源)であり、波長約438nmの青色光を出射する。光源11は、複数の素子を一体的に構成したユニットであり、図1中に示される4つの光源11以外に、紙面奥方向に4列並ぶことで合計20の光束が出射する。光源11から出射した光束は、コリメータレンズ12(出射光をコリメートするレンズ)を介して、波長変換部材13に入射する。入射光束の一部は、波長変換部13bを構成する蛍光物質(蛍光体)を励起して略黄色の光に変換され、未変換の青色光と合わせて略白色の光束となり、保持部材15に形成された開口15aから出射する。開口15aから出射した光束は、フライアイレンズ17および照明レンズ18を介して不図示の画像表示素子へ向かい、画像表示素子を均一な分布で照明する。
ここで、図2を参照して、波長変換部材13と、波長変換部材13を保持する保持部材15について説明する。図2は波長変換部材13および保持部材15の説明図であり、図2(a)は励起光の伝播方向に平行な断面図、図2(b)は励起光の伝播方向に垂直な断面図をそれぞれ示す。
図2(a)において、波長変換部材13は、基板13a、波長変換部13b、および、基板13aの表面に施されたダイクロイック膜13cを有する。ダイクロイック膜13cは、励起光を透過し、励起光よりも長い波長の光を反射する。すなわち波長変換部材13は、基板13aに施されたダイクロイック膜13c上に、光源11からの光の波長を変換する波長変換部13bが塗布されている構造を有する。波長変換部13bは、例えばCe:YAG等の物質からなり、略青色の励起光を受け、約480nm〜700nm範囲の波長の光へ変換する。ダイクロイック膜は、約480nmよりも短い青帯域の波長の光を透過し、その光よりも波長の長い光を反射するように設計されており、波長変換部13bで等方的に発生した蛍光光を反射し、励起光の入射した面とは反対側に出射する。
保持部材15は、波長変換部材13を保持しており、波長変換部材13からの光を出射する開口15aが形成されている。波長変換部13bで変換された光と未変換の励起光との混合により略白色となった光束は、保持部材15に形成された開口15aから出射し、保持部材15により保持された集光レンズ16へ向かう。集光レンズ16は、開口15aから発散して出射した略白色の光束を略平行光束に変換し、後段のフライアイレンズ17へ導く。
波長変換部13は、蛍光体の波長変換作用によって励起光をより長波長の光に変換するが、その過程におけるエネルギーの吸収、熱エネルギーの発生により、次第に温度が上昇する傾向がある。この熱は、蛍光体の物性や波長変換特性を劣化させる要因となるため、適度に冷却する必要があり、従来、基板としては、光を透過しつつ熱伝導率の良いサファイアなどの素材が使用されていた。
保持部材15はアルミニウム合金からなり、波長変換部13bの冷却について、基板13aを介して行う冷却に加え、波長変換部13bをより熱伝導率の高い保持部材15に密着させその効率を上げることができる。すなわち波長変換部13bは、放熱部材(ヒートシンク)を兼ねる保持部材15の開口15aが形成された面(凹部15bの底面)15cと基板13aとの間に配置されている。より具体的には、波長変換部13bは、保持部材15に突き当てられている。このように、波長変換部13bが保持部材15の開口15a以外の面15cを突き当てることになり、発生する熱が基板13aを介するよりも効率よく保持部材15に移動する。また本実施例において、波長変換部材13(波長変換部13b)と保持部材15との間の隙間に熱伝導率の高い部材(保持部材15よりも柔らかい部材であり、例えば、熱伝導シート、熱伝導グリス、ペースト)である第1の熱伝導部材を塗布してもよい。これにより、波長変換部材13と保持部材15との界面での熱伝達を改善することができる。
特許文献1に開示された構成でも蛍光体におけるビーム進行方向に平行な側面が冷却機構に接しているが、本実施例の構成によれば、より表面積の大きい側面を突き当てることができる。また本実施例によれば、基板13aと波長変換部13bとの間に蛍光光を反射するダイクロイック膜を配置し、開口15aに向けてより多くの蛍光光を取り出すことができる。
図2(b)に示されるように、波長変換部材13は、光源11の配列に対応してアレイ状に配置されている。また、合計20個の波長変換部材13のそれぞれは、保持部材15に設けられた複数の凹部15bのそれぞれに埋め込まれている。このような構成により、波長変換部13bと保持部材15との接触面積が増加し、冷却の効率を改善することができる。
なお本実施例において、開口15aの形状は、図2(b)に示されるように四角形(長方形)であるが、これに限定されるものではない。また本実施例において、開口15aは、図2(a)に示されるように、光入射側の開口と光出射側の開口が同じ大きさであるが、光入射側の開口が光出射側の開口よりも大きいように構成してもよい。また本実施例において、保持部材15は、コリメータレンズ12を保持するように構成してもよい。これらの点は、後述の実施例2でも同様である。
次に、図3を参照して、本発明の実施例2における光源装置について説明する。図3は、光源装置100aの概略図である。図3(a)は光源装置100aに関する励起光の伝播方向に平行な断面図、図3(b)は波長変換部材33および保持部材35に関する励起光の伝播方向に垂直な断面図をそれぞれ示す。
本実施例は、波長変換部材33が実施例1の複数の波長変換部材13を一つにした構成を有し、一つの波長変換部材33が保持部材35に設けられた凹部35bに埋め込まれている点で、実施例1と異なる。波長変換部材33は、基板33a、波長変換部(蛍光体)33b、および、ダイクロイック膜33cを有する。保持部材35は、実施例1の保持部材15と同様に、波長変換部材33を保持しており、波長変換部材33からの光を集光レンズ36へ向けて出射する複数の開口35aが形成されている。
実施例1と同様に、波長変換部材33には、20個配列された光源31からの励起光がコリメータレンズ32を介して入射する。このような構成により、波長変換部33と保持部材35とが接触する総面積が実施例1の構成に比べて小さくなるため、冷却性能の観点では若干劣るが、波長変換部材33を1つで構成できることで、組立性やコストの観点で有利である。また波長変換部33bは、保持部材35に突き当たり、突き当たっている面で接触する。本実施例の構成によれば、波長変換部33bから保持部材35への熱の流れが実施例1よりも確保しやすい。
次に、図4を参照して、本実施例の変形例としての光源装置について説明する。図4は、変形例としての光源装置100bの概略図である。図4に示されるように、光源装置100bは、光源装置100aの構成に加えて、光源側で基板33aに接触した熱伝導部材(第2の熱伝導部材)37を有する。基板33aに接触した熱伝導部材37を有することにより、基板33aからの熱をより効率的に移動させることができる。熱伝導部材37は、保持部材35と同様にアルミニウム合金からなり、波長変換部材33の基板33aと密着するように配置されている。また熱伝導部材37には、光源31からの励起光が通過する開口37aが形成されている。
次に、図5を参照して、本発明の実施例3について説明する。図5は、本実施形態におけるプロジェクタ(画像投影装置)1000の構成図である。プロジェクタ1000の光変調素子として、反射型液晶パネルが用いられている。図5において、100は光源装置、200は照明光学系、300は色分離合成光学系、および、400は投射光学系である。光源装置100は、照明光学系200に向けて光を出射する。なお、光源装置100に代えて、光源装置100aまたは光源装置100bを用いてもよい。照明光学系200は、光源装置100からの光を照明する。色分離合成光学系300は、照明光学系200からの照明光に対して色分離および色合成を行う。投射光学系400は、色分離合成光学系300からの合成光を投射する。
色分離合成光学系300において、301R、301G、301Bは、それぞれ、赤用、緑用、青用の光変調素子(赤用、緑用、青用の反射型液晶パネル)を備えた反射型液晶パネルユニットである。302R、302G、302Bは、それぞれ、赤用、緑用、青用の波長板を備えた波長板ユニットである。なお本実施形態において、反射型液晶パネルユニット301R、301G、301Bのそれぞれに含まれる光変調素子は反射型液晶パネルであるが、これに限定されるものではない。例えば、光変調素子として透過型液晶パネルを用いてもよい。反射型液晶パネルの数に関わらず、単板式や3板式などのいずれのプロジェクタにも適用可能である。また反射型液晶パネルに代えて、DMD(Digital Micromirror Device)を用いてもよい。
各実施例によれば、発光効率の低下を抑制することが可能な高い光源装置および画像投影装置を提供することができる。これにより、例えば、より大きな光量の白色光を生成することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
11 光源
13 波長変換部材
13a 基板
13b 波長変換部
15 保持部材
15a 開口
100 光源装置

Claims (13)

  1. 光源と、
    基板と前記光源からの光の波長を変換する波長変換部とを有する波長変換部材と、
    前記波長変換部材を保持し、前記波長変換部材からの光を出射する開口が形成された保持部材と、を備え、
    前記波長変換部は、前記保持部材の前記開口が形成された面と前記基板との間に配置されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記波長変換部は、前記保持部材の前記面に突き当てられていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記保持部材は、前記開口が形成された前記面を底面とする凹部を有し、
    前記波長変換部材は、前記凹部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記波長変換部は、蛍光体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記波長変換部の少なくとも一部は、前記保持部材と接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記保持部材は、ヒートシンクであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記開口の形状は、四角形であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記開口は、光入射側の開口が光出射側の開口よりも大きいように構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 前記保持部材は、出射光をコリメートするレンズを保持していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 前記波長変換部と前記保持部材との間に設けられた第1の熱伝導部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光源装置。
  11. 光源側で前記基板と接触している第2の熱伝導部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光源装置。
  12. 前記基板には、励起光を透過し、励起光よりも長い波長の光を反射するダイクロイック膜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の光源装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を照明する照明光学系と、
    前記照明光学系からの照明光に対して色分離および色合成を行う色分離合成光学系と、を有することを特徴とする画像投影装置。
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