JP2021110245A - フランシス型水車用ランナ及びフランシス型水車 - Google Patents

フランシス型水車用ランナ及びフランシス型水車 Download PDF

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Abstract

【課題】羽根の出口端部のバンド側の部分における損傷リスクを低減できるフランシス型水車用ランナの提供。【解決手段】実施の形態にかかるフランシス型水車用ランナ10は、クラウン11、バンド12、及びクラウン11とバンド12との間に設けられる羽根13を備える。羽根13は、入口端部14と出口端部15とを有するとともに、出口端部15側で且つバンド12側の位置に出口端部15から入口端部14側に延びる切欠き20を有する。そして、切欠き20との境界に定められる出口端部15のバンド12側の端15Eは切欠き20を介してバンド12から離れるように形成される。【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、フランシス型水車用ランナ及びフランシス型水車に関する。
図8は一般的なフランシス型水車用ランナ100(以下、ランナ100)の軸方向に沿う断面図である。図8に示すランナ100は、水流によるランナ100の回転を水車主軸に伝えるべく水車主軸に結合される円盤状のクラウン11と、クラウン11から軸方向に離れて配置されクラウン11と向き合う円盤状のバンド12と、クラウン11とバンド12との間に固定される複数の羽根13とを有し、複数の羽根13は周方向に間隔を空けて円形状に並んでいる。
ランナ100を回転させる際、水流は、径方向で外側に位置する羽根13の入口端部14からクラウン11とバンド12との間の空間に進入し、羽根13の圧力面に圧力エネルギーを付与した後、径方向で内側に位置する羽根13の出口端部15から下流側に向かう。この際、羽根13には水流からの荷重により曲げモーメント等の負荷がかかるため、羽根13は当該負荷に耐え得るように所定の厚さが必要となる。
一方で、損失の低減のためには出口端部15の厚さはなるべく薄いほうが望ましく、羽根13は一般に、その厚さが出口端部15に向けて次第に薄くなるように形成されている。このように羽根13が形成される場合、出口端部15のクラウン11側の端の厚さ及びバンド12側の端の厚さが薄くなるため、羽根13とクラウン11との結合部分及び羽根13とバンド12との結合部分における強度不足が懸念されるが、これら出口端部15の両端側においても適正な強度確保が当然に必要である。
上述のようなランナ100を備えるフランシス型水車の通常の運転の際には、出口端部15のバンド12側にかかる負荷よりもクラウン11側にかかる負荷のほうが大きいことが一般に知られており、これまで出口端部15とバンド12との結合部分の強度確保には多くの関心が集まっていなかった。そのため、出口端部15とバンド12との間の強度に関連する公知の技術は多いとは言い難いが、例えば、出口端部のバンド側の部分に上流側に向けて凹となる湾曲部を設ける等の構造がこれまでに提案されている。
特開2006−153011号公報
出口端部のバンド側の部分に上流側に向けて凹となる湾曲部を設ける上述の構造は通常の運転時には有効であるものの、出口端部のバンド側近傍において生じる突発的な衝撃に対する強度に関しては必ずしも有効であるとは言えないことを本件発明者は知見した。そのため、本件発明者は出口端部とバンドとの間の部分や出口端部のバンド側の部分に十分な強度を確保する手法を見出すべく鋭意研究を行った。
本発明が解決しようとする課題は、羽根の出口端部のバンド側の部分における損傷リスクを低減できるフランシス型水車用ランナ及びフランシス型水車を提供することである。
一実施の形態にかかるフランシス型水車用ランナは、クラウン、バンド、及び前記クラウンと前記バンドとの間に設けられる羽根を備える。前記羽根は、入口端部と出口端部とを有するとともに、前記出口端部側で且つ前記バンド側の位置に前記出口端部から前記入口端部側に延びる切欠きを有する。そして前記切欠きとの境界に定められる前記出口端部の前記バンド側の端は、前記切欠きを介して前記バンドから離れるように形成される。
また、一実施の形態にかかるフランシス型水車は、前記のフランシス型水車用ランナを備える。
本発明によれば、羽根の出口端部のバンド側の部分における損傷リスクを低減できる。
第1の実施の形態にかかるフランシス水車の子午面における概略的な断面図である。 図1の矢印IIの方向に見たフランシス水車のランナの図である。 図1に示すフランシス水車のランナの羽根の出口端部及びバンドを羽根の出口端部と向き合う位置から見た図である。 第2の実施の形態にかかるフランシス水車のランナの羽根出口端部周辺を示す図である。 第3の実施の形態にかかるフランシス水車のランナの羽根出口端部周辺を示す図である。 第4の実施の形態にかかるフランシス水車のランナの羽根出口端部周辺を示す図である。 第5の実施の形態にかかるフランシス水車のランナの羽根出口端部周辺を示す図である。 一般的なフランシス型水車用ランナの軸方向に沿う断面図である。
以下、添付の図面を参照して各実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態の構成部分のうちの図8を用いて説明したフランシス型水車用ランナの構成部分と同一のものには、同一の符号が付されている。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態にかかるフランシス型水車の一形態であるフランシス水車1の子午面における概略的な断面図である。なおフランシス型水車とは、本明細書においてフランシス水車又はフランシス型ポンプ水車のことを意味する。
図1に示すフランシス水車1は、クラウン11、バンド12、クラウン11とバンド12との間に設けられる複数の羽根13を有するフランシス型水車用ランナ10(以下、ランナ10)を備える。図1においては、フランシス水車1の構成部材である水車主軸2と吸出し管3とが二点鎖線で示されている。
ランナ10には図示しないケーシングからの水流が矢印Aの方向に沿って進入し、ランナ10はこの水流によって中心軸線Cを中心に回転する。以下の説明においては、単に軸方向と言う場合、その方向はランナ10の中心軸線C上を延びる方向又は中心軸線Cに平行な方向を意味する。また、単に径方向と言う場合、その方向は、中心軸線Cに直交するいずれかの方向を意味する。また、周方向と言う場合、その方向は、中心軸線Cを中心とするランナ10の回転方向に沿う方向を意味する。
クラウン11は、ランナ10の回転を水車主軸2に伝えるべく水車主軸2に結合される円盤状の部材であり、バンド12は、クラウン11から軸方向に離れて配置されクラウン11と向き合う円盤状の部材である。正確には、バンド12は中空の円盤状であり、また吸出し管3側(下流側)に向けて先細りとなる筒状をなすとも言える。複数の羽根13は周方向に間隔を空けて円形状に並んでおり、各羽根13は、径方向で外側に位置する入口端部14と、径方向で内側に位置する出口端部15とを有している。
図2は図1の矢印IIの方向に見たランナ10の図であり、羽根13の出口端部15のバンド12側の周辺の領域Rの拡大図を併せて示している。本実施の形態における羽根13は、その出口端部15側で且つバンド12側の位置に出口端部15から入口端部14側に延びる切欠き20を有している。これにより、切欠き20との境界に定められる出口端部15のバンド12側の端15Eが、切欠き20を介してバンド12から離れるように形成される。ここで、出口端部15はクラウン11からバンド12に向けて滑らかに連続する形状又は直線形状のことであり、本実施の形態では下流側に凸となる湾曲状である。そして本実施の形態における切欠き20は、出口端部15のバンド12側の端15Eから折れ曲がるように延びる部分のことを指す。
本実施の形態における切欠き20は、バンド12の羽根13側の面12Fに直接的に対向してバンド12との間に空間を形成し、入口端部14側に、上記バンド12の面12Fに次第に近づくように湾曲する湾曲部20Rを有する。そして、湾曲部20Rのバンド12側の側端20REが上記バンド12の面12Fに接続されている。
図示の湾曲部20Rは、バンド12の面12F側に進むに従い入口端部14側に近づく方向への傾きと、バンド12の面12F側に進むに従い出口端部15側に近づく方向への傾きとの極値をとる点(以下、極値点)を有しており、当該極値点が切欠き20の入口端部14側の端(以下、底端20B)を形成する。ただし、このような切欠き20の形状は一例であり、例えば湾曲部20Rは上記のような極値点を有さずに、入口端部14側の底端20Bと湾曲部20Rのバンド12側の側端20REとが一致する形状であってもよい。
また図3は羽根13の出口端部15及びバンド12を、出口端部15と向き合う位置から見た図である。図2及び図3を併せて参照し、本実施の形態では切欠き20の入口端部14側の底端20Bにおける羽根13の厚さT1が、出口端部15のバンド12側の端15Eにおける羽根13の厚さT2よりも大きくなっている。
詳しくは図3に示すように、羽根13はその圧力面13Pのバンド12側にバンド12に向けて厚さを次第に増加させてバンド12に結合する付け根厚肉部16Pを有するとともに、その負圧面13Nのバンド12側にバンド12に向けて厚さを次第に増加させてバンド12に結合する付け根厚肉部16Nを有する。付け根厚肉部16P,16Nは入口端部14から出口端部15にかけて長尺に延び、入口端部14側に近づくに従い及び出口端部15側に近づくに従い厚さを漸減させるように形成されている。上記切欠き20の底端20Bは付け根厚肉部16P,16Nのクラウン11側の端よりもバンド12側に位置しており、厚さT1は付け根厚肉部16P、16Nの表面間の厚さになることから、厚さT1は、出口端部15の厚さT2よりも大きくなる。なお、厚さT1は厚さT2の3倍以上であることが好ましい。羽根13は詳しくは、クラウン11及びバンド12間に設けられる板状の羽根本体部分と、羽根本体部分のバンド12側に設けられる付け根厚肉部16P,16Nとを有するものである。図3の破線部分は、付け根厚肉部16P,16Nに覆われた羽根本体部分のバンド12側の部分を示している。上記厚さT1は、底端20Bを通り且つ羽根本体部分の厚さ方向に平行な直線が、付け根厚肉部16P,16Nの表面と交差する2点の間の距離である。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
フランシス水車1では、水流が羽根13の入口端部14からクラウン11とバンド12との間の空間に進入し、羽根13の圧力面に圧力エネルギーを付与することでランナ10が回転する。このような運転の際、羽根13には水流からの荷重により曲げモーメント等の負荷がかかり、また突発的な荷重による曲げモーメントが羽根13にかかる場合もある。
ここで本実施の形態では、羽根13が出口端部15側で且つバンド12側の位置に出口端部15から入口端部14側に延びる切欠き20を有し、出口端部15のバンド12側の端15Eが切欠き20を介してバンド12から離れるように形成される。これにより、切欠き20の入口端部14側の底端20Bにおける羽根13の厚さT1は、出口端部15のバンド12側の端15Eにおける羽根13の厚さT2よりも大きくなる。
そのため、上記曲げモーメントが生じた場合には、切欠き20の入口端部14側の底端20Bの周辺部分に応力集中が生じ得るが、当該底端20Bの周辺部分では厚さを大きく確保し得るため、曲げモーメントによる応力集中に耐え得る強度を確保し易くなる。すなわち、一般的な構成においては、出口端部の端とバンドとが結合されるが、このような構成よりも、本実施の形態の構成では曲げモーメント発生時の応力集中に耐え得る強度を確保し易くなる。
したがって、本実施の形態にかかるランナ10によれば、羽根13の出口端部15のバンド12側の部分における損傷リスクを低減できる。
また本実施の形態では、切欠き20がバンド12の羽根13側の面12Fに対向してバンド12との間に空間を形成するとともに、切欠き20は、入口端部14側にバンド12の羽根13側の面に次第に近づくように湾曲する湾曲部20Rを有する。そして湾曲部20Rのバンド12側の側端20REがバンド12に接続される。この場合、切欠き20の形状がシンプルであるため、切欠き20を有するランナ10の生産性を向上できる。
また羽根13は、圧力面13P及び負圧面13Nのそれぞれにおけるバンド12側に、バンド12に向けて厚さを次第に増加させてバンド12に結合する付け根厚肉部16P,16Nを有しており、切欠き20の入口端部14側の底端20Bは付け根厚肉部16P,16Nのクラウン11側の端よりもバンド12側に位置する。この場合、切欠き20の入口端部14側の底端20Bの周辺部分の厚さT2を、切欠き20の寸法を抑制しつつ大きく確保できるため、水流の乱れを抑制しつつ損傷リスクの低減効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図4を参照しつつ説明する。第2の実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図4は第2の実施の形態にかかるランナの羽根出口端部周辺を示す図である。本実施の形態における羽根13は、第1の実施の形態と同様に、圧力面13P及び負圧面13Nのそれぞれにおけるバンド12側にバンド12に向けて厚さを次第に増加させてバンド12に結合する付け根厚肉部16P,16Nを有する。そして、切欠き20の入口端部14側の底端20Bは付け根厚肉部16P,16Nのクラウン11側の端よりもバンド12側に位置する。ただし、切欠き20の全体的な形状は第1の実施の形態と異なっており、切欠き20はU字状に形成されている。
このような第2の実施の形態によれば、切欠き20の底端20Bの周辺部分の広い範囲で応力を負担できるため、羽根13に曲げモーメントが生じた際の応力集中を緩和し易くなる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図5を参照しつつ説明する。第3の実施の形態における構成部分のうちの第1及び第2の実施の形態の構成部分と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図5は第3の実施の形態にかかるランナの羽根出口端部周辺を示す図である。本実施の形態における切欠き20は、バンド12の羽根13側の面12Fに沿って出口端部15から入口端部14側に延びる延在部201と、延在部201の入口端部14側の端からクラウン11側に湾曲して延びた後、バンド12側に湾曲して延びる円弧状の膨出部202と、を有する。
このような第3の実施の形態においても、切欠き20の底端20Bの周辺部分の広い範囲で応力を負担できるため、羽根13に曲げモーメントが生じた際の応力集中を緩和し易くなる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について図6を参照しつつ説明する。第4の実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第3の実施の形態の構成部分と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
本実施の形態における切欠き20の形状は第1の実施の形態と同じである。一方で、図6に示すように切欠き20の内側には翼面形成部材30が設けられる。この翼面形成部材30は、羽根13、バンド12、クラウン11とは別体で形成されたものであり、これらとは構造強度上独立したものである。翼面形成部材30は、出口端部15と滑らかに連続してバンド12に至る出口端部相補部31を形成する。このような翼面形成部材30を形成する材料は特に限られるものではないが、樹脂等を含む硬化型の充填材等でもよい。
このような第4の実施の形態では、水流の乱れを抑制しつつ、出口端部15のバンド12側周辺における損傷リスクを低減できる。なお、翼面形成部材30は、第2又は第3の実施の形態において用いられてもよい。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について図7を参照しつつ説明する。第5の実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第4の実施の形態の構成部分と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図7は第5の実施の形態にかかるランナの羽根出口端部周辺を示す図である。本実施の形態における切欠き20は、第1の実施の形態と同様の湾曲部20Rを有するが、湾曲部20Rは第1の実施の形態で説明したような極値点を有さない。一方で、バンド12の羽根13側の面12Fには湾曲状の凹部40が形成される。そして、切欠き20の湾曲部20Rと凹部40とが滑らかに連続した連続面を形成している。
このような第5の実施の形態においても、羽根13に曲げモーメントが生じた際の応力集中を緩和し易くなる。
以上、各実施の形態を説明したが、上記の各実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述の実施の形態及びその他の変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば上述の各実施の形態ではフランシス水車を説明したが、フランシス型ポンプ水車に上述の各実施の形態で説明した切欠き20などが設けられてもよい。
また上述の第1の実施の形態では、羽根13が付け根厚肉部16P,16Nを有するが、これら付け根厚肉部16P,16Nが羽根13に形成されてなくもよい。この場合であっても、羽根13の厚さは通常、出口端部15側に向けて小さくなるため、切欠き20の入口端部14側の部分の厚さは通常、出口端部15の厚さよりも大きくなる。したがって、この場合も、羽根13の出口端部15のバンド12側の部分における損傷リスクを低減できる。
1…フランシス水車、2…水車主軸、3…吸出し管、10…フランシス型水車用ランナ、11…クラウン、12…バンド、12F…面、13…羽根、13P…圧力面、13N…負圧面、14…入口端部、15…出口端部、15E…端、16P,N…付け根厚肉部、20…切欠き、20B…底端、20R…湾曲部、20RE…側端、30…翼面形成部材、31…出口端部相補部、40…凹部

Claims (10)

  1. クラウン、バンド、及び前記クラウンと前記バンドとの間に設けられる羽根を備え、
    前記羽根は、入口端部と出口端部とを有するとともに、前記出口端部側で且つ前記バンド側の位置に前記出口端部から前記入口端部側に延びる切欠きを有し、
    前記切欠きとの境界に定められる前記出口端部の前記バンド側の端が、前記切欠きを介して前記バンドから離れるように形成される、フランシス型水車用ランナ。
  2. 前記切欠きの前記入口端部側の端における前記羽根の厚さは、前記出口端部の前記バンド側の端における前記羽根の厚さよりも大きい、請求項1に記載のフランシス型水車用ランナ。
  3. 前記切欠きの前記入口端部側の端における前記羽根の厚さは、前記出口端部の前記バンド側の端における前記羽根の厚さの3倍以上である、請求項2に記載のフランシス型水車用ランナ。
  4. 前記出口端部は、前記クラウンから前記バンドに向けて滑らかに連続する形状又は直線形状であり、
    前記切欠きは、前記出口端部の前記バンド側の端から折れ曲がるように延びる、請求項1乃至3のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  5. 前記羽根は、圧力面及び負圧面のそれぞれにおける前記バンド側に、前記バンドに向けて厚さを次第に増加させて前記バンドに結合する付け根厚肉部を有しており、
    前記切欠きの前記入口端部側の端は、前記付け根厚肉部の前記クラウン側の端よりも前記バンド側に位置する、請求項1乃至4のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  6. 前記切欠きは、前記バンドの前記羽根側の面に対向して前記バンドとの間に空間を形成し、前記入口端部側に、前記バンドの前記羽根側の面に次第に近づくように湾曲する湾曲部を有し、
    前記湾曲部の前記バンド側の端が前記バンドに接続される、請求項1乃至5のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  7. 前記切欠きは、前記バンドの前記羽根側の面に沿って前記入口端部側に延びる延在部と、前記延在部の前記入口端部側の端から前記クラウン側に湾曲して延びた後、前記バンド側に湾曲して延びる円弧状の膨出部と、を有する、請求項1乃至5のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  8. 前記切欠きは、前記バンドの前記羽根側の面に対向して前記バンドとの間に空間を形成し、前記入口端部側に、前記バンドの前記羽根側の面に次第に近づくように湾曲する湾曲部を有し、
    前記バンドの前記羽根側の面には、湾曲状の凹部が形成され、
    前記切欠きの前記湾曲部と前記凹部は、滑らかに連続した連続面を形成する、請求項1乃至5のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  9. 前記切欠きの内側に翼面形成部材が設けられ、
    前記翼面形成部材は、前記出口端部と滑らかに連続して前記バンドに至る出口端部相補部を形成する、請求項1乃至8のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナ。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のフランシス型水車用ランナを備える、フランシス型水車。
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