JP2021110157A - コンクリート締固め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートの深層まで振動を伝達させやすいコンクリート締固め装置を提供すること。【解決手段】本発明に係るコンクリート締固め装置は、コンクリートの表面に接する締固めボードと、締固めボードの上に配置された動力源と、動力源の回転をシャフトに伝達する回転伝達部と、シャフトに固定され回転伝達部の回転により振動する振動体と、振動体の近傍においてシャフトを回転自在に支持する軸受と、を備える。締固めボードは、上面に立設され当該締固めボードの長手方向に延伸する補剛フィンと、補剛フィンに接合された固定台と、を備え、軸受は、固定台の上に固定され、動力源は、振動体を回転させて振動を励起し、振動体の振動を補剛フィン及び固定台を介して、締固めボードに伝達する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートを打設する際のコンクリート締固め装置に関する。
従来、建築物の床スラブ及び道路橋の床版等を設置する際にコンクリートを打設する場合、生コンクリートが型枠や鉄筋の隅々まで充填される必要がある。そして、生コンクリートを運搬及び投入する際に含まれた空気を追い出し、強度、水密性、及び耐久性に優れ、ひび割れが少ないコンクリートを造成するため、締固めが行われる。一般に、コンクリートの締固めには、棒状の振動体をコンクリート内に挿入しコンクリートを振動させる装置が用いられる。しかし、床スラブなどの薄くて平坦なコンクリート構造の場合には、板状の振動体でコンクリート表面に振動を加える装置が用いられる(例えば、特許文献1を参照)。
特許第6259330号公報
特許文献1に開示されている表面仕上げ装置によれば、複数の均し板と複数の振動体によって、コンクリート表面に振動を与えて、コンクリート仕上げ面の均一性を高めることができる。この表面仕上げ装置によれば、複数の振動体を分散して配置することによって、単一の振動体を用いた場合に比べて、均一な仕上げ面を造成できることが示されている。しかし、この表面仕上げ装置は、コンクリートの表層は均すことができるが、深層まで振動を伝達させることができないという課題があった。
本発明は上記要請に応えるものであって、コンクリートの深層まで振動を伝達させやすいコンクリート締固め装置を提供することを目的とする。
本発明に係るコンクリート締固め装置は、コンクリートの表面に接する締固めボードと、前記締固めボードの上に配置された動力源と、前記動力源の回転をシャフトに伝達する回転伝達部と、前記シャフトに固定され前記回転伝達部の回転により振動する振動体と、前記振動体の近傍において前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、を備え、前記締固めボードは、上面に立設され当該締固めボードの長手方向に延伸する補剛フィンと、前記補剛フィンに接合された固定台と、を備え、前記軸受は、前記固定台の上に固定され、前記動力源は、前記振動体を回転させて振動を励起し、前記振動体の振動を前記補剛フィン及び前記固定台を介して、前記締固めボードに伝達する。
本発明によれば、締固めボードの剛性を高める補剛フィンに固定された固定台の上に振動体が配置されているため、振動体の振動が締固めボードに伝達し易く、コンクリートの表面から深層まで振動を伝達させることができる。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の斜視図である。 実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の三面図である。 実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の動力源20から振動体34までの回転伝達機構の上面図である。 実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の回転伝達部30の内部構造の側面図である。 実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の振動体34の正面図及び側面図である。 実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の把持フレーム40と締固め部10との接続部の拡大図である。 図6の把持フレーム40と締固め部10との接続部の変形例である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。各図は模式的に示すものであって、各部材の相対的な大きさや板厚等は図示する寸法に限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の三面図である。図1及び図2において、コンクリート締固め装置100の詳細の構造は、一部模式的に表されている。また、図2(a)は、コンクリート締固め装置100の正面図であり、図2(b)は、コンクリート締固め装置100の上面図であり、図2(c)はコンクリート締固め装置100の側面図である。コンクリート締固め装置100は、把持フレーム40の上端部にある把持部41を作業者が保持し、締固めボード15の接触面16をコンクリートの表面に接触させながら移動させることにより、建築物の床スラブ又は道路橋の床版等に打設されたコンクリートの締固めを行うための装置である。
(全体構成)
コンクリート締固め装置100は、接触面16をコンクリートの表面に接するようにして、コンクリートに直接振動を伝える締固めボード15を備える。締固めボード15には、長手方向に直角方向、つまり短辺に沿った方向の両端に立ち上がるように補剛フィン11が設置されている。また、締固めボード15の短辺に沿った方向の両端にそれぞれ配置されている補剛フィン11を連結するように固定台12及び13が配置されている。固定台12及び13は、締固めボード15の長手方向の両端に位置している固定台12と、締固めボード15の中央に配置された固定台13と、を含む。固定台13の上には、動力源20及び回転伝達部30が載置されている。固定台12の上には、振動体34が内部に配置された振動体箱32及び把持フレーム40の下部を構成するアーム51が固定されている。
(締固め部10)
締固め部10は、締固めボード15と、締固めボード15の上に載置された振動体34を振動させる機構とを総称したものである。
(締固めボード15)
締固めボード15は、コンクリート締固め装置100の施工時の進行方向に対し直角方向に長手方向が向けられた平板形状を有する。締固めボード15の底面は、コンクリート表面に均一に接する平坦な接触面16となっている。コンクリート締固め装置100は、人力にて運搬及び締固め作業としてコンクリート上での移動が行われるため、重量が200Nよりも軽く設定されることが望ましい。そのため、実施の形態1においては、締固めボード15は、軽量なアルミニウム又はFRPにより構成されており、厚さ寸法は30mm程度に構成されている。また、締固めボード15は、薄い板状の材料を組み合わせて内部が空洞になっている箱形状に構成されていても良い。この場合、締固めボード15の剛性を確保するため、内部にリブが設けられていると良い。
(補剛フィン11)
補剛フィン11は、締固めボード15の上面に固定されており、締固めボード15の長辺に沿って立設されている。補剛フィン11は、締固めボード15の剛性を確保することと、締固め作業においてコンクリートが締固めボード上に遡上を防止すること、及び固定台12及び13の取付位置の調整という役割を有する。コンクリート締固め装置100は、締固めボード15の振動によって、コンクリート表面から振動を伝達し、例えば床スラブの深部に位置するコンクリートに伝達させる。そのためには、締固めボード15の面外剛性は、大きくする必要がある。締固めボード15の面外剛性が小さい場合、締固めボード15の上方に配置された振動体34から伝達される振動が、締固めボード15の全体に伝わらず、コンクリートの深部までに振動を伝達させることができない。ひいては、面外剛性が小さい締固めボード15の場合、床スラブを構成するコンクリートを均一に締固めることができない。補剛フィン11は、締固めボード15の上面に鉛直方向に立ち上げられており、長手方向に延伸しているため、締固めボード15の面外変形に対する剛性を高めることができる。そして、締固めボード15は、面外剛性が高いため、振動体34による局所的な振動入力を締固めボード15全体の均一な振動に変換することができる。補剛フィン11は、例えば鋼材又はアルミニウムを使用し、コンクリート締固め装置100の全体の重量を極力軽量にしつつ、締固めボード15の面外剛性を向上させる。
コンクリート締固め装置100は、型枠内に投入された生コンクリートの流動性が高い状態において、締固めを行うものである。生コンクリートの流動性が高い状態での締固め作業においては、締固めボード15が振動によってコンクリート表面から沈下し、締固めボード15の上面にコンクリートが遡上する場合がある。このとき、コンクリート締固め装置100の移動が困難になり、施工に支障をきたす。補剛フィン11が締固めボード15の長辺に沿って上方に立ち上がった構造であるため、締固めボード15が沈下した場合においてもコンクリートが締固めボード15の上面に遡上するのを防止し、締固め作業を円滑に行うことができる。
補剛フィン11は、締固めボード15の長辺に沿って延伸されており、これに固定台12及び13が固定される。補剛フィン11と固定台12及び13とはボルト又は溶接等の接合手段60によって接合される。図2(a)においては、一点鎖線で省略して示されているが、接合手段60は、固定台12及び固定台13と補剛フィン11との接合部において、それぞれ3カ所ずつ設けられている。実施の形態1においては、接合手段60は、ボルト及びナットで構成されている。固定台13は、動力源20及び回転伝達部30が載置されている。固定台12は、振動体34が内部に設置された振動体箱32及びアーム51が上面に接続されている。実施の形態1においては、固定台12及び13は、3カ所に分散して配置されているが、これに限定されるものでは無く、大きさ及び数量は、必要な機能に応じて補剛フィン11の長手方向において単数又は複数設置される。
補剛フィン11は、締固めボード15の長手方向に延伸配置されているため、その任意の位置に固定台12及び13を配置して固定することが可能である。補剛フィン11は、長手方向に沿っての複数のボルト孔を設置したり、ボルト孔を長孔にすることによって、固定台12及び13の設置個数及び位置の調整が可能になっている。即ち、コンクリート締固め装置100は、コンクリートに最適な振動を与えるための、最適な機器配置が可能となっている。
仮に、固定台12及び13をボルトなどでボード上に固定した場合、締固めボード15に貫通孔を設け、締固めボード15の底面からのボルト締め付けをする必要がある。すると、締固めボード15の接触面16の平滑性が損なわれ、コンクリート表面を滑らかに仕上げることができない。しかし、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100は、補剛フィン11に上部の機構を固定できる様に構成されており、締固めボード15の接触面16の平滑性が確保できる。
(固定台12及び13)
固定台12及び13は、動力源20、回転伝達部30、シャフト31、及び振動体34等の振動を発生させるための機構が載置されるものである。また、固定台12は、作業者が保持する把持フレーム40の下部を構成するアーム51が上面に連結される。振動体34によって発生した振動は、固定台12から締固めボード15の短辺方向の両端に配置された補剛フィン11に伝達され、補剛フィン11によって締固めボード15の長手方向に均一に分散し、締固めボード15の接触面16からコンクリートに伝達される。この振動伝達機構によって、例えば床スラブを構成するコンクリートの均一な締固めが達成される。振動を発生させる機構は、同一の固定台12及び13の上に配置することもできるが、動力源20、回転伝達部30、シャフト31、及び振動体34を複数の固定台12及び13に分散配置することもできる。
(動力源20)
図3は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の動力源20から振動体34までの回転伝達機構の上面図である。動力源20は、例えばエンジン、又はモーターが用いられる。動力源20は、固定台13の上に弾性体を介して載置されている。実施の形態1においては、弾性体は、防振ゴムにより構成されている。ただし、弾性体は、防振ゴムのみに限定されるものではなく、例えばバネなどから構成されていても良い。動力源20の出力軸21は、回転伝達部30の動力源側プーリ22に接続されている。
(回転伝達部30)
図4は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の回転伝達部30の内部構造の側面図である。回転伝達部30は、動力源20の回転を振動体34に伝達する部分である。回転伝達部30は、例えば、動力源側プーリ22とシャフト側プーリ33をベルト23で連結し、動力源20の出力軸21の回転をシャフト31に伝達する機構である。このとき、動力源側プーリ22及びシャフト側プーリ33の外径の設定を調整することにより、動力源20からシャフト31に伝達する回転数を調整することができる。実施の形態1においては、回転伝達部30は、動力源側プーリ22よりもシャフト側プーリ33の外径が大きく設定されており、動力源20の回転数を減らしてシャフト31に伝達する。例えば動力源20の回転数は2000回転毎分程度であり、締固めボード15及びコンクリートの固有振動数に合わせる様に動力源20の回転を減速又は増速して振動体34に伝達することが有効である。実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100は、上記の回転伝達部30を備えることにより、振動体34を適正な回転数で回転させることができる。
回転伝達部30のシャフト側プーリ33には振動体34が連結されているため、仮に回転伝達部30に歯車列による減速機構を採用した場合には、振動体34の大きな振動が回転伝達部30に伝達することがあり、回転伝達部30を構成する歯車の損傷につながる。実施の形態1に係る回転伝達部30によれば、柔軟なベルト23で動力源側プーリ22とシャフト側プーリ33とを連結する機構になっているため、振動体34が振動しても回転伝達部30の損傷を抑制することができる。なお、回転伝達部30は、ベルト23にベルト緊張ロール35が所定の荷重で押しつけられている。これにより、ベルト23の緊張力を適切に調整することができ、動力源20から回転の伝達に対しては動力源側プーリ22及びシャフト側プーリ33に対するベルト23の滑りを抑制することができる。また、振動体34からの衝撃的な反力が作用した場合にはベルト23が滑ることにより動力源側プーリ22、シャフト側プーリ33、及び動力源20等の損傷を抑制することができる。
(振動体34)
図5は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の振動体34の正面図及び側面図である。振動体34は、回転伝達部30からシャフト31を経て伝達された回転を振動に変換するものである。振動体34は、円柱形であり偏心振動子となっており、シャフト31の中心軸C1に対して振動体34の中心軸C2が偏心して固定されている。シャフト31が中心軸C1周りに回転するため、振動体34は偏心回転し、振動がシャフト31及びシャフト31を支持する構造に伝わる。この振動が、シャフト31からシャフト31を支持する軸受36、固定台12、補剛フィン11、そして締固めボード15の順に伝達される。締固めボード15が振動することにより、接触面16と接触しているコンクリートに振動が伝達し、コンクリートが締固められる。軸受36は、固定台12の上に設けられた振動体箱32に設けられており、振動体34の近傍においてシャフト31を支持する。振動体34は、円柱形状である。振動体34は、円柱の中心軸からずれた位置に孔が形成され、その孔にスリーブ35を填め込み、スリーブ35に設けられた孔にシャフト31を填め込むことにより、シャフト31に固定される。振動体34、スリーブ35、及びシャフト31は、圧入又は焼き嵌め等の手段により互いに固定される。
振動体34の近傍において、シャフト31は、軸受36により回転自在に支持されている。振動体34は、締固めボード15の長さが比較的短い場合には、単数であっても良い。実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100のように、締固めボード15の長さが長い場合には、振動体34は、長手方向に複数分散して配置すると良い。このように構成されることにより、コンクリート締固め装置100は、締固めボード15に均一な振動を発生させることができ、コンクリートの均一な締固めに有効である。また、コンクリート締固め装置100に振動体34が複数設置されている場合、振動体34の偏心方向を同じ方向に調整すると、複数の振動体34は、振動方向が同期し、より大きな振動エネルギーを発生させることができる。
(把持フレーム40)
図1及び図2に示される様に、締固めボード15及びその上に搭載された振動体34を振動させる機構から構成された締固め部10は、上方に延びる把持フレーム40が接続されている。把持フレーム40は、締固めボード15の上に固定されている固定台12に接続されている固定プレート50と、固定プレート50から上方に延びるアーム51と、を備える。アーム51の上端部には、ハンドル42が取り付けられている。ハンドル42は、アーム51に対して角度が変更自在に構成されており、作業者に合わせて把持部41の位置を変更することができる。コンクリートの締固めを行う作業者は、把持部41を保持してコンクリート締固め装置100の移動及び進行方向を制御する。
図6は、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100の把持フレーム40と締固め部10との接続部の拡大図である。図6(a)は、正面図であり、図6(b)は、側面図である。把持フレーム40と締固め部10とは弾性体52を介して接続されている。従って、締固め部10の振動は、把持フレーム40側に全て伝達するのではなく、弾性体52により減衰される。なお、実施の形態1においては、弾性体52は、防振ゴムにより構成されている。ただし、弾性体52は、防振ゴムのみに限定されるものではなく、例えばバネなどから構成されていても良い。
図7は、図6の把持フレーム40と締固め部10との接続部の変形例である。把持フレーム40と締固め部10との接続部は、固定プレート50と固定台12との間に弾性体52を挟み込み、弾性体52にボルト55を貫通させて配置し、ナット56を用いてダブルナットによりボルト55と固定プレート50とを接続させて構成されていても良い。
(動力源回転数計43)
把持フレーム40のアーム51の上端部54には、動力源20の回転数を計測し表示する動力源回転数計43が設置されている。動力源20の回転数は、回転センサ(図示せず)などにより計測され、動力源回転数計43に表示される。コンクリートへ振動を有効に伝達できる動力源の回転数を維持するために、作業者は、ハンドル42に設置された動力源制御装置44の調整レバーを操作することにより、動力源20の回転数を制御する。又は、動力源制御装置44は、計測された動力源20の回転数に基づき、動力源20を所定の回転数に維持するように制御しても良い。
(効果)
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100は、コンクリートの表面に接する締固めボード15と、締固めボード15の上に配置された動力源20と、動力源20の回転をシャフト31に伝達する回転伝達部30と、シャフト31に固定され回転伝達部30の回転により振動する振動体34と、振動体34の近傍においてシャフト31を回転自在に支持する軸受36と、を備える。締固めボード15は、上面に立設された補剛フィン11と、補剛フィン11に接合された固定台12及び13と、を備える。軸受36は、固定台12の上に固定され、動力源20は、振動体34を回転させて振動を励起し、振動体34の振動は、補剛フィン11及び固定台12を介して、締固めボード15に伝達される。
このように構成されることにより、補剛フィン11により面外剛性が高められ曲げ変形が抑制された締固めボード15により、均一にコンクリート表面に振動を伝達できるため、コンクリートの深層にいたるまで均一に締固めることが可能になる。
また、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、補剛フィン11は、締固めボード15の長手方向の直角方向の両端にそれぞれ立設され、長手方向に延伸する。このように構成されることにより、締固めボード15は軽量に保ったまま面外剛性を高めることができ、コンクリート締固め装置100の運搬やコンクリート上での移動が容易に行うことができ、締固め作業を効率よく円滑に行うことができる。
また、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、固定台12及び13は、締固めボード15の直角方向の両端に配置された2つの補剛フィン11にまたがって接合されている。また、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、振動体34は、複数の振動体34を含み、複数の振動体34は、シャフト31の長手方向の両端に固定される。さらに、実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、固定台12及び13は、複数の固定台12及び13を含み、補剛フィン11は、長手方向に沿って配置された複数のボルト孔を有する。複数の固定台12及び13は、長手方向に分散配置され、複数のボルト孔にボルト接合される。このように構成されることにより、機器を搭載する固定台12及び13の配置を締固めボード15の長手方向において容易に調整することができ、締固め作業に有効な振動体34の配置を適切に調整することができる。また、振動体34で発生させた振動は、固定台12を介して補剛フィン11に伝達され、補剛フィン11によって長手方向に分散した振動として締固めボード15に伝達されるため、接触面16から均一にコンクリートに振動が伝達される。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、回転伝達部30は、動力源20の回転数を減速して振動体34に伝達する。このように構成されることにより、回転伝達部30は、動力源20の回転数を低減して振動体34に伝達することができ、振動体34により励起される振動数を締固めボード15とコンクリートとの連成による固有振動数に近づけることができる。そのため、締固めボードとコンクリートとの振動応答が大きくなり、コンクリートの締固め効果が向上する。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、回転伝達部30は、動力源20に接続された動力源側プーリ22と、シャフト31に接続されたシャフト側プーリ33と、動力源側プーリ22からシャフト側プーリ33に回転を伝達するベルト23と、を備える。また、回転伝達部30は、ベルト23の緊張力を調整するベルト緊張ロール35を更に備える。このように構成されることにより、振動体34の振動が動力源20側に反力として作用するのを抑制でき、機器の故障を防止できるとともに、円滑な締固め施工を可能にする。また、ベルト緊張ロール35によりベルト23と動力源側プーリ22及びシャフト側プーリ33との摩擦力を精度良く調整でき、かつ一定に保つことができる。このとき、ベルト緊張ロール35が所定の力でベルト23に押しつけられるように、回転伝達部30は、ベルト緊張ロール35を付勢する弾性体等の構造を備えていても良い。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、動力源20の回転数を読み取る動力源回転数計43と、動力源20の回転数を制御する動力源制御装置44と、を更に備える。このように構成されることにより、動力源20の回転数を適切に設定し維持することができるため、コンクリートの締固め効果を適切に発揮することができる。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、締固めボード15から上方に延びる把持フレーム40を備える。把持フレーム40は、弾性体52を介して固定台12に接続されている。このように構成されることにより、締固めボード15の振動が全て把持フレーム40に伝達されるのではなく減衰されるため、作業者は、把持部41を把持し易く、締固め作業を阻害することがない。また、作業者が把持部41を保持することにより、締固めボード15の振動が低減するのを抑制できる。
実施の形態1に係るコンクリート締固め装置100によれば、締固めボード15は、コンクリートと接触する接触面16の周縁に曲面を備えていてもよい。このように構成されることにより、締固めボード15は、コンクリートの表面上を容易に移動することができる。
10 締固め部、11 補剛フィン、12 固定台、13 固定台、15 締固めボード、16 接触面、20 動力源、21 出力軸、22 動力源側プーリ、23 ベルト、30 回転伝達部、31 シャフト、32 振動体箱、33 シャフト側プーリ、34 振動体、35 ベルト緊張ロール、36 軸受、37 スリーブ、40 把持フレーム、41 把持部、42 ハンドル、43 動力源回転数計、44 動力源制御装置、50 固定プレート、51 アーム、52 弾性体、54 上端部、55 ボルト、56 ナット、60 接合手段、100 コンクリート締固め装置、C1 中心軸、C2 中心軸。

Claims (11)

  1. コンクリートの表面に接する締固めボードと、
    前記締固めボードの上に配置された動力源と、
    前記動力源の回転をシャフトに伝達する回転伝達部と、
    前記シャフトに固定され前記回転伝達部の回転により振動する振動体と、
    前記振動体の近傍において前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、を備え、
    前記締固めボードは、
    上面に立設され当該締固めボードの長手方向に延伸する補剛フィンと、前記補剛フィンに接合された固定台と、を備え、
    前記軸受は、
    前記固定台の上に固定され、
    前記動力源は、
    前記振動体を回転させて振動を励起し、前記振動体の振動を前記補剛フィン及び前記固定台を介して、前記締固めボードに伝達する、コンクリート締固め装置。
  2. 前記補剛フィンは、
    前記締固めボードの前記長手方向の直角方向の両端にそれぞれ立設されている、請求項1に記載のコンクリート締固め装置。
  3. 前記固定台は、
    前記締固めボードの前記直角方向の両端に配置された2つの前記補剛フィンにまたがって接合されている、請求項2に記載のコンクリート締固め装置。
  4. 前記振動体は、
    複数の振動体を含み、
    前記複数の振動体は、
    前記シャフトの前記長手方向の両端に固定される、請求項1〜3の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  5. 前記固定台は、
    複数の固定台を含み、
    前記補剛フィンは、
    前記長手方向に沿って配置された複数のボルト孔を有し、
    前記複数の固定台は、
    前記長手方向に分散配置され、前記複数のボルト孔にボルト接合される、請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  6. 前記回転伝達部は、
    前記動力源の回転数を減速して前記振動体に伝達する、請求項1〜5の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  7. 前記回転伝達部は、
    前記動力源に接続された動力源側プーリと、
    前記シャフトに接続されたシャフト側プーリと、
    前記動力源側プーリから前記シャフト側プーリに回転を伝達するベルトと、を備える、請求項1〜6の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  8. 前記回転伝達部は、
    ベルトの緊張力を調整するベルト緊張ロールを更に備える、請求項7に記載のコンクリート締固め装置。
  9. 前記動力源の回転数を読み取る動力源回転数計と、
    前記動力源の回転数を制御する制御装置と、を更に備える、請求項1〜8の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  10. 前記締固めボードから上方に延びる把持フレームを備え、
    前記把持フレームは、
    弾性体を介して前記固定台に接続された、請求項1〜9の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
  11. 前記締固めボードは、
    コンクリートと接触する接触面の周縁に曲面を備える、請求項1〜10の何れか1項に記載のコンクリート締固め装置。
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