JP2021109695A - バリ除去装置、固形粉末化粧料製造装置及びバリ除去方法 - Google Patents

バリ除去装置、固形粉末化粧料製造装置及びバリ除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、簡易な構成のものであって、バリを高い確率で除去すると共に、処理効率が高いバリ除去装置を提供することにある。【解決手段】上記目的は、圧縮空気供給源からの圧縮空気を、搬送方向と略平行な容器の開口部の第1の辺に向かって、搬送方向に対して略直交方向に噴出する第1のノズルユニットと、搬送方向に対して前記第1のノズルユニットより下流側に配置され、容器の外側面に接触する接触部を有し、搬送機構による容器の移動を利用して、接触部と容器の外側面とが接触することにより、容器の載置方向を、第1の辺と隣り合う第2の辺が搬送方向と略平行となるように転換する方向転換部材と、圧縮空気供給源からの圧縮空気を、第2の辺に向かって、搬送方向に対して略直交方向に噴出する第2のノズルユニットとを備えるバリ除去装置により解決される。【選択図】図1

Description

本発明は、粉末化粧料が充填成型された容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を行う装置、及びこの装置を備えた固形粉末化粧料製造装置並びにバリ除去方法に関する。
一般に、ファンデーション、アイシャドウ及び頬紅等の固形粉末化粧料は、プレス成型された状態で、包装材等に収容されて販売されている。具体的には、固形粉末化粧料は、中皿と称される凹部を有する容器に所定量充填され、プレス機等で加圧されることにより、凹部内に略平面状に固形化されている。
このとき、プレス機のプレスヘッドにおいては、プレス面の形状が、容器の凹部開口面の平面形状とほぼ同等であり、また、プレス面の面積が、容器の凹部開口面の面積よりやや小さくなるように設計されている。すなわち、プレス機のプレスヘッドは、容器の開口部内周面に沿って、所定のクリアランスを確保しながら、当該開口部内周面の内側にプレスヘッドの端辺が位置するように設計されている。
当該クリアランスは、凹部内の粉末化粧料をプレスし易くすると共に、プレス後に速やかにかつ円滑に凹部からプレスヘッドを取り外すことができるように配慮したものである。また、当該クリアランスは、プレス前に粉末化粧料内に混在した空気をプレス中に外へ逃がすために設けられている。
粉末化粧料のプレスにおいては、プレスヘッドと粉末化粧料との間に配置される油分除去用の紙や表面成型用の布、金属製の網等を介して行われているが、上記クリアランスの存在により、容器の開口部内周面に沿って充分なプレスが施されていない部分であるバリが形成される場合がある。バリは、比較的微弱な振動や衝撃等で容易に剥落してしまい、余粉として飛散する。
余粉は、粉末化粧料が充填された容器の周囲のみならず、包装材の内側にも付着することによって、外観不良が生じ、店頭陳列時に商品価値の低いものとなる。また、ファンデーション等の化粧品は、ポーチや鞄に入れて携行されることが多く、店頭陳列時には余粉の飛散が認められない場合でも、使用者による携行の際に、ポーチや鞄の中で余粉の飛散が生じ、ポーチや鞄の中を汚染することがある。
上記問題を解決するため、従来、種々の検討がなされている。例えば特許文献1には、固形粉末化粧料を収容した容器をプッシャーにより搬送し、定位置に搬送された容器にエアブローすることにより、容器に付着した余粉を除去する装置が記載されている。
また、例えば特許文献2には、圧縮空気噴射機構によりバリを除去する装置が記載されている。
特開2017−024788号公報 特開2013−133169号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、容器の外側面に付着した余粉のみを除去する装置であって、容器の開口部内周面に沿って形成されたバリを除去することはできない。また、容器の搬送がプッシャーでの間欠搬送によるため、高い処理効率が得られないという問題がある。また、特許文献2に記載の装置は、粉末化粧料を充填する充填機内に組み込まれたものであるため、バリ除去装置自体の後付けが容易とはいえない。また、設計変更や設置位置の自由度が低い。このように特許文献2に記載の装置は、設備設置面での課題が多く、装置の簡易化という点において改善の余地がある。
そこで、本発明は、簡易な構成のものであって、バリを高い確率で除去すると共に、処理効率が高いバリ除去装置及び固形粉末化粧料製造装置を提供することを、発明が解決しようとする課題とする。
また、本発明は、バリを高い確率で除去すると共に、処理効率が高いバリ除去方法を提供することを、発明が解決しようとする課題とする。
本発明者は、既存の搬送機構を利用して、搬送中の容器を静止させることなく連続的にバリ除去処理を遂行しながらも、簡易な構成のバリ除去装置を種々検討した。
このような考えのもと、本発明者は、遂に、容器の搬送方向に対して略直交方向に圧縮空気を噴出する第1のノズルユニット及び第2のノズルユニットと、当該ノズルユニットとの間に配置され、容器の載置方向を当該容器の移動を利用して転換する方向転換部材とを備えることにより、容器の開口部内周面に沿って形成されたバリを高い確率で除去することに成功した。そして、驚くべきことに、この装置においては、処理効率が高く、設計変更及び設置位置の自由度が高いものであった。本発明は、係る発明者の考えや成功例に基づき、完成された発明である。
本発明の一態様のバリ除去装置は、粉末化粧料が充填成型された容器を一方向に連続搬送する搬送機構に備えられ、前記容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を行う装置であって、
圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、
前記容器に充填成型された粉末化粧料の表面より上方であって、前記容器が搬送される搬送方向に対して最上流側に配置され、前記圧縮空気供給源からの圧縮空気を、前記搬送方向と略平行な前記容器の開口部の第1の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する第1のノズルユニットと、
前記搬送方向に対して前記第1のノズルユニットより下流側に配置され、前記容器の外側面に接触する接触部を有し、前記搬送機構による前記容器の移動を利用して、前記接触部と前記容器の外側面とが接触することにより、前記容器の載置方向を、前記第1の辺と隣り合う第2の辺が前記搬送方向と略平行となるように転換する方向転換部材と、
前記容器に充填成型された粉末化粧料の表面より上方であって、前記搬送方向に対して前記方向転換部材より下流側に配置され、前記圧縮空気供給源からの圧縮空気を、前記第2の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する第2のノズルユニットとを備えることを特徴とする。
上記バリ除去装置によれば、第1のノズルユニット及び第2のノズルユニットが、各々、容器の開口部の第1の辺及びこれと隣り合う第2の辺に向かって圧縮空気を噴出するという構成と、第1のノズルユニットと第2のノズルユニットとの間に配置された方向転換部材が、容器の移動を利用して、容器の載置方向を第2の辺が搬送方向と略平行となるように転換するという構成とにより、複雑な駆動装置や電気機器等を設けることなく簡易な構成によって、バリが高い確率で除去される。
また、上記バリ除去装置によれば、搬送中の容器に対して、ノズルユニットによるバリ除去処理と、方向転換部材による載置方向の転換とが行われる構成により、容器が静止することがなく処理が遂行され、その結果、高い処理効率が達成される。
本発明の一態様のバリ除去装置は、前記方向転換部材、前記第1のノズルユニット及び前記第2のノズルユニットを一体に保持する保持機構をさらに備えることが好ましい。
上記構成のバリ除去装置によれば、例えば既存の搬送機構に、保持機構を配置することのみでバリ除去装置が構成されるので、当該バリ除去装置の後付けが容易となり、設計変更及び設置位置の自由度が得られる。
本発明の一態様のバリ除去装置は、除去されたバリを集塵する集塵機構をさらに備えることが好ましい。
上記構成のバリ除去装置によれば、除去されたバリを再び容器や粉末化粧料表面に付着させることなく処理が行われ、その結果、バリがより高い確率で除去される。
本発明の一態様のバリ除去装置は、前記容器の載置位置を案内するガイドユニットをさらに備えることが好ましい。
上記構成のバリ除去装置によれば、容器の載置方向を所定の方向に維持することができる。
本発明の一態様のバリ除去装置は、前記第1のノズルユニット及び前記第2のノズルユニットが、各々、前記容器の開口部内周面に対して局所的に圧縮空気を噴出する噴出口を有することが好ましい。
上記構成のバリ除去装置によれば、粉末化粧料の表面に圧縮空気を直接当てずに、開口部内周面に形成されたバリのみが高い確率で除去される。
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置は、上記バリ除去装置のいずれかを備えることを特徴とする。
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置によれば、高い処理効率によってバリが高い確率で除去された固形粉末化粧料が得られる。
本発明の一態様のバリ除去方法は、粉末化粧料が充填成型された容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を、一方向に連続搬送される容器に対して行う方法であって、
前記搬送方向と略平行な前記容器の開口部の第1の辺に向かって、前記容器が搬送される搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第1の辺に沿って形成されたバリを除去する第1の処理工程と、
前記第1の処理工程によって処理された容器の載置方向を、連続搬送による前記容器の移動を利用して、前記第1の辺と隣り合う第2の辺が前記搬送方向と略平行となるように転換する方向転換工程と、
前記方向転換工程によって載置方向が転換された容器の前記第2の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第2の辺に沿って形成されたバリを除去する第2の処理工程とを有することを特徴とする。
本発明の一態様のバリ除去方法によれば、高い処理効率によってバリが高い確率で除去される。
本発明の一態様のバリ除去装置によれば、簡易な構成のものでありながら、バリが高い確率で除去されると共に、高い処理効率を達成することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るバリ除去装置の概略を示した平面図である。 図2は、図1のバリ除去装置の搬送方向の垂直断面図である。 図3は、図1のバリ除去装置の一部を拡大して示した垂直断面図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係るバリ除去装置の動作を説明するための平面図である。
以下、本発明の一態様のバリ除去装置の詳細について説明するが、本発明の技術的範囲は本項目の事項によってのみに限定されるものではなく、本発明はその目的を達成する限りにおいて種々の態様をとり得る。
本明細書における各用語は、別段の定めがない限り、当業者により通常用いられている意味で使用され、不当に限定的な意味を有するものとして解釈されるべきではない。また、本明細書においてなされている理論や推測は、本発明者らのこれまでの知見や経験によってなされたものであることから、本発明の技術的範囲はこのような理論や推測のみによって拘泥されるものではない。
〔第一実施形態〕
本発明の一態様のバリ除去装置を図1〜図3に基づいて説明する。
以下、容器10が連続搬送される一方向を搬送方向X(図1における左向きの矢印)とし、搬送方向Xに直交する搬送路幅方向を直交方向Y(図1における上下方向の矢印)とし、搬送面Sに鉛直な方向を鉛直方向Z(図2における上下方向の矢印)とする。
バリ除去装置1は、圧縮空気供給源と、2つのノズル(411,412)を備える第1のノズルユニット40Aと、2つのノズル(413,414)を備える第2のノズルユニット40Bと、方向転換部材50とを基本的に備え、集塵機構60と、ガイドユニット70と、保持機構80とをさらに備える。
バリ除去装置1は、粉末化粧料Aが充填成型された容器10を搬送方向Xに連続搬送する搬送機構20に備えられ、上面に開口を有する凹部が形成された容器10に粉末化粧料Aを充填成型したときに、凹部の開口部内周面に沿って形成されたバリBの除去処理を行う装置である。
本発明においては、少なくとも、容器の開口部の第1の辺側及びこれと隣り合う第2の辺側の内周面に形成されたバリに対して除去処理が施される。バリ除去装置1においては、矩形状の容器10の開口部の2つの第1の辺(2つの長辺)側及びこれと隣り合う2つの第2の辺(2つの短辺)側の内周面、すなわち全内周面に渡って形成されたバリBに対して除去処理が施される。
容器10としては、いわゆる中皿や化粧皿と呼ばれる種々のものを用いることができ、市販のものを用いても、アルミ等の金属や樹脂等からなる板部材をプレス加工して得られたものを用いてもよい。
容器10においては、その凹部に所定量の粉末化粧料Aが充填され、プレス機等により、充填された粉末化粧料Aがその表面側からプレスされて、粉末化粧料Aが圧縮成型され、固形化される。なお、粉末化粧料Aの表面は、略平面状に固形化されるものとし、加飾目的で、エンボス加工等が施され、表面が凹凸状に形成されて固形化される場合も含むものとする。
バリ除去装置1においては、容器10は略矩形の皿状のものである。具体的には、容器10は、平面視で略矩形、すなわち平面視で角が丸い長方形のものである。容器の大きさは、例えば長辺が5.4cm、短辺が4.5cmであり、容器10の厚さは、例えば0.8cmである。
バリ除去装置1においては、容器10の凹部の開口部の対向する2つの辺を長辺10a,10bとし、他の対向する2つの辺を短辺10c,10dとする。また、容器10の凹部の開口部内周面のうち、長辺10a,10b側の内側面を長手側面11a,11bとし、短辺10c,10d側の内側面を短手側面11c,11dとする。
容器10の形状としては、特に限定されないが、例えば、平面視で丸形、矩形、多角形等が挙げられる。また、容器10の形状において、平面視で角形であって角が丸いもの、厚さが部分的に異なるもの等の複雑な形状のものであってもよい。
なお、本発明において、容器の形状が平面視で丸形の場合、容器の開口部の第1の辺とは、円周上の二点によって区切られた第1の円弧をいい、第2の辺とは、第1の円弧と隣り合う、円周上の二点によって区切られた第2の円弧をいう。
バリ除去装置1を備える搬送機構20は、公知の種々の装置を採用することができるが、例えばベルトコンベアにより構成される。搬送機構20は、搬送路R上の水平な搬送面Sに載置された容器10を搬送方向Xに一方向に連続搬送する。
搬送機構20は、フレーム21に回転自在に設けられる一対のタイミング歯車(図示せず)と、一対のタイミング歯車に巻掛けられたタイミングベルトからなるコンベアベルト22と、一方のタイミング歯車を連続回転するコンベア駆動用モータ(図示せず)とを有する。搬送機構20においては、コンベアベルト22を連続走行し、当該コンベアベルト22の搬送面S上で容器10を搬送方向Xに連続搬送する。
搬送機構20により複数の容器10が連続搬送されることにより、容器10が静止することがなく処理が遂行され、その結果、高い処理効率が達成される。
なお、本発明において、バリ除去装置は、搬送機構に一体的に備えられていても、分離可能な状態で備えられていてもよい。すなわち、搬送機構は、本発明のバリ除去装置の一部として構成されていても、別個のものとして構成されていてもよい。
コンベアベルト22の搬送面Sの幅は、容器10の形状及び装置の設計に応じて適宜設定可能であるが、例えば、容器10の長辺10a,10bに対して200%以上であることが好ましく、上限値は装置の簡易化及び省スペース化を図るためには可能な限り小さいことが好ましいが特に限定されず、より好ましくは200%〜300%である。
ここで、搬送路Rにおいて、搬送方向Xの上流側(図1における右側)を第1の処理区間L1とし、搬送方向Xの下流側(図1における左側)を第2の処理区間L2とし、第1の処理区間L1と第2の処理区間L2との間の区間を方向転換処理区間Lxとする。
バリ除去装置1においては、第1の処理区間L1で、第1の辺(長辺10a,10b)に対してバリ除去処理を行い、次いで、方向転換処理区間Lxで容器10の載置方向を転換し、その後、第2の処理区間L2で、第2の辺(短辺10c,10d)に対してバリ除去処理を行う。
第1の処理区間L1、第2の処理区間L2及び方向転換処理区間Lxの長さは、容器10の形状や大きさ、装置の設計に応じて適宜設定可能であるが、バリ除去装置1においては、第1の処理区間L1の長さは、容器10の長辺10a(10b)の300%以上であることが好ましく、上限値は特に限定されないが、より好ましくは300%〜400%、第2の処理区間L2の長さは、容器10の短辺10c(10d)の300%以上であることが好ましく、上限値は特に限定されないが、より好ましくは300%〜400%、方向転換処理区間Lxの長さは長辺10a(10b)の200%以上であることが好ましく、上限値は特に限定されないが、200%〜300%であることが好ましい。
〔圧縮空気供給源〕
圧縮空気供給源は、後述する第1のノズルユニット40A及び第2のノズルユニット40B(以下、2つのノズルユニットをまとめて単に「ノズルユニット40」という場合がある。)に圧縮空気を供給するものである。
圧縮空気供給源は、例えばコンプレッサーや圧縮空気タンク等の圧縮空気供給装置(図示せず)と、この圧縮空気供給装置からの圧縮空気の流量及び圧力を制御する圧縮空気制御装置30と、圧縮空気供給装置と圧縮空気制御装置30との間を接続するエアホース(図示せず)と、圧縮空気制御装置30とノズルユニット40との間を接続する配管チューブ31とから構成される。
バリ除去装置1においては、圧縮空気制御装置30は、後述する保持機構80の壁部材81aに外付けされて配置されている。
〔第1のノズルユニット〕
第1のノズルユニット40Aは、容器10に充填成型された粉末化粧料Aの表面より上方、具体的には後述する保持機構80によって、搬送面Sに接触しない状態で吊下げられ支持され、粉末化粧料Aの表面の位置レベルより上方に配置されると共に、搬送方向Xに対して最上流側に配置される。
第1のノズルユニット40Aは、第1のノズル411と、第2のノズル412とを備える。第1のノズル411及び第2のノズル412は、搬送方向Xに対して、搬送路Rの入り口に近い上流側から順に、搬送路Rに沿って配置されている。
第1のノズルユニット40Aは、圧縮空気制御装置30から配管チューブ31を介して供給される圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の第1の辺(長辺10a,10b)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出する。すなわち、第1のノズル411が、容器10の開口部の第1の辺(長辺10a)側の長手側面11aに形成されたバリBに対して圧縮空気を噴出し、第2のノズル412が、容器10の開口部の第1の辺(長辺10b)側の長手側面11bに形成されたバリBに対して圧縮空気を噴出する。
第1のノズル411及び第2のノズル412は、いずれも同等の構成により形成されている。そのため、以下では、第1のノズル411を例にして説明する。そして、第2のノズル412において、第1のノズル411に対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
第1のノズル411は、例えば樹脂製のノズル本体42と、このノズル本体42の先端部に設けられた噴出口43とを有する(図3参照)。
第1のノズル411は、噴出口43から搬送方向Xに対して略直交方向に圧縮空気を噴出する。ここで、略直交方向とは、搬送方向Xを軸として、45°〜135°のことをいう。
第1のノズル411から噴出される圧縮空気の噴出方向Fが、搬送方向Xに対して略直交方向であることにより、容器10の開口部内周面に形成されたバリBが高い確率で除去されると共に、軽量な容器10であっても噴出空気の余勢によって、容器10の載置位置が大きく変位することが抑制される。
第1のノズル411から噴出される圧縮空気の入射角度αは、鋭角であれば良く、好ましくは0°〜60°、より好ましくは5°〜45°である。ここで、圧縮空気の入射角度αとは、圧縮空気の入射方向と、容器10に充填成型された粉末化粧料Aの表面とのなす平面入射角のことをいう(図3参照)。
なお、第1のノズル411による圧縮空気の入射角度αは、ノズル本体42を、連結部材84を軸として回動させること、及び必要に応じて、後述する保持機構80の第1の支持部材83a及び連結部材85をスライドさせることにより、調節可能である。
圧縮空気の入射角度αが上記範囲内であることにより、圧縮空気を容器10の開口部内周面に対して噴出することができ、その結果、バリBが高い確率で除去される。
第1のノズル411と第2のノズル412とは、第1のノズル411からの圧縮空気の噴出方向Fと、第2のノズル412からの圧縮空気の噴出方向Fとが逆方向となるように配置されている。
第1のノズル411の噴出口43は、容器10の開口部内周面に対して局所的に圧縮空気を噴出することが好ましい。なお、容器10の開口部内周面に対して局所的に圧縮空気を噴出することは、例えば、第1のノズル411における噴出口43を小径として複数個設け、当該複数個の噴出口43を搬送方向Xに沿って一列に配置することにより達成される。なお、噴出口43の形状や大きさは限定されず、形状としては、例えば、丸状、矩形状、扁平状等が挙げられる。
小径の噴出口43を複数個一列に配置することにより、噴出される圧縮空気が高い指向性を得られ、容器10の開口部内周面での圧縮空気の噴出形状が帯状となり、その結果、粉末化粧料Aの表面に圧縮空気を直接当てずに、開口部内周面に形成されたバリのみを除去することができる。
第1のノズル411の噴出口43の数は限定されない。なお、噴出口を複数個設ける場合においては、搬送方向Xに沿って一列に配置することが好ましい。
第1のノズル411の噴出口43から噴出される圧縮空気の量は、容器10の形状や大きさ、粉末化粧料Aの性状に応じて適宜設定可能である。
また、バリ除去装置1において、第1のノズル411の噴出口43から噴出される圧縮空気は、容器10の搬送中において、連続的に供給されることが好ましい。
〔方向転換部材〕
方向転換部材50は、搬送方向Xに対して第1のノズルユニット40Aより下流側に配置される。
方向転換部材50は、例えばステンレス等の金属製の略矩形の平板状のものであり、容器10の外側面に接触する接触部51aを有する。
バリ除去装置1においては、接触部51aは、略矩形の角部とされる。
接触部51aの形態は、搬送機構20による容器10の移動を利用して、当該接触部51aと容器10の外側面とが接触することにより、容器10の載置方向を第1の辺(長辺)と隣り合う第2の辺(短辺)が搬送方向Xと略平行となるように転換することができれば、適宜設計可能である。
バリ除去装置1においては、接触部51aは、容器10の短辺10d側の外側面のうち、長辺10b側から短辺10dの20%〜50%程度の位置に接触するように配置されることが好ましい。接触位置が短辺10dの50%を超えると、容器10が適切に転換せず、連続搬送を妨げることとなる。
方向転換部材50は、後述する保持機構80によって搬送面Sに接触しない状態で吊下げられ支持される。
方向転換部材50は、搬送機構20による容器10の移動を利用して、容器10の短辺10d側の外側面が接触部51aと接触することにより、容器10の載置方向を、第1の辺(長辺10a,10b)と隣り合う第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行となるように転換する。具体的には、方向転換部材50は、短辺10d側の外側面のうち接触部51aに接触した一辺を軸として容器10を水平面内で略90°回動(容器10(粉末化粧料A)の表面と搬送面Sとが平行な姿勢で略90°回転)するものである。
ここで、第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行とは、搬送方向Xを軸として第2の辺(短辺10c,10d)の傾斜角度が、第2の処理区間L2におけるバリ除去処理に供する第2の辺(短辺10c,10d)側の短手側面(11c,11d)に形成されたバリBの除去が可能な角度をいう。なお、本発明において、容器が丸形の場合に、第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行とは、第2の円弧の中心点における接線が搬送方向Xと略平行となることをいう。
方向転換部材50は、複雑な駆動装置や電気機器等の設備を備えない簡易な構造及び構成のものであることにより、設計変更及び設置位置の高い自由度が得られる。
方向転換部材50による容器の方向転換角は、第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行となるように転換される角度であれば、容器10の形状に応じて適宜設定可能である。
ここで、方向転換部材50による容器の方向転換角とは、容器10が搬送面Sに沿って水平面内での回動する角度(回動角)をいい、具体的には、第2の辺(短辺10c,10d)側の外側面が、接触部51aと接触する前の第2の辺(短辺10c,10d)の方向と、第2の辺(短辺10c,10d)側の外側面が、接触部51aと接触した後の第2の辺(短辺10c,10d)の方向とのなす角度のことをいう。
〔第2のノズルユニット〕
第2のノズルユニット40Bは、容器10に充填成型された粉末化粧料Aの表面より上方、具体的には後述する保持機構80によって、搬送面Sに接触しない状態で吊下げられ支持され、粉末化粧料Aの表面の位置レベルより上方に配置されると共に、搬送方向Xに対して方向転換部材50より下流側に配置される。
第2のノズルユニット40Bは、第3のノズル413と、第4のノズル414とを備える。第3のノズル413及び第4のノズル414は、搬送方向Xに対して、方向転換部材50に近い上流側から順に、搬送路Rに沿って配置される。また、第1のノズル411,第2のノズル412,第3のノズル413及び第4のノズル414は、搬送方向Xに対して、搬送路Rの入り口に近い上流側から順に、搬送路Rに沿って配置され、第2のノズルと第3のノズルとの間に方向転換部材50が配置されている。
第2のノズルユニット40Bは、圧縮空気制御装置30から配管チューブ31を介して供給される圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の第2の辺(短辺10c,10d)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出する。すなわち、第3のノズル413が、容器10の開口部の第2の辺(短辺10c)側の短手側面11cに形成されたバリBに対して圧縮空気を噴出し、第4のノズル414が、容器10の開口部の第2の辺(短辺10d)側の短手側面11dに形成されたバリBに対して圧縮空気を噴出する。
第3のノズル413及び第4のノズル414は、既述した第1のノズル411と同等の構成により形成されているため、説明を省略する。そして、第3のノズル413及び第4のノズル414において、第1のノズル411に対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
第3のノズル413と第4のノズル414とは、第3のノズル413からの圧縮空気の噴出方向Fと、第4のノズル414からの圧縮空気の噴出方向Fとが逆方向となるように配置されている。
〔保持機構〕
バリ除去装置1には、第1のノズルユニット40A、第2のノズルユニット40B及び方向転換部材50を搬送面Sに接触させない状態で、一体に保持する保持機構80が備えられている。なお、バリ除去装置1においては、圧縮空気供給源における圧縮空気制御装置30及び配管チューブ31、並びにガイドユニット70についても保持機構80によって一体に保持されている。
保持機構80が、第1のノズルユニット40A、第2のノズルユニット40B及び方向転換部材50を一体に保持するものであることにより、例えば既存のベルトコンベアなどの搬送機構に、当該保持機構を配置することのみでバリ除去装置が構成されるので、バリ除去装置自体の後付けが容易となり、設計変更及び設置位置の自由度が得られる。
保持機構80は、搬送路Rに沿って延びると共に搬送面Sに鉛直な壁面を有する壁部材81aと、壁部材81aを自立させるスタンド部材81bとを有する。
保持機構80は、搬送機構20のフレーム21の外周縁の一辺上に搬送方向Xに対して略平行にスタンド部材81bが配置されている。
保持機構80は、ノズルユニット40を各々支持する複数の第1の支持部材83aと、この複数の第1の支持部材83aを支持する複数の第2の支持部材83bと、方向転換部材50を支持する第1の支持部材86aと、この第1の支持部材86aを支持する第2の支持部材86bとをさらに有する。
ノズルユニット40を支持する第1の支持部材83a及び第2の支持部材83bの複数は、いずれも同等の構成により形成されている。そのため、以下では、1つの第1の支持部材83a及び第2の支持部材83bを例にして説明する(図3参照)。
ノズルユニット40を支持する第1の支持部材83aは、鉛直方向Zに延びる棒状のものであり、第1の支持部材83aを支持する第2の支持部材83bは、壁部材81aの壁面に対して垂直な方向(直交方向Y)に延びる棒状のものである。
第1の支持部材83aは、連結部材84を軸としてノズル本体42を回動可能に支持する。第1の支持部材83aは、第1の支持部材83a及び第2の支持部材83bを挿通する貫通孔(図示せず)を有する連結部材85を介して第2の支持部材83bによって支持されている。第2の支持部材83bは、ボルト及びナット等の固定部材81cによって壁部材81aに締結固定されている。
第1の支持部材83aは、連結部材85の貫通孔に挿通された第2の支持部材83bに沿って連結部材85をスライドさせることにより、直交方向Yに移動可能とされる。また、第1の支持部材83aは、連結部材85の貫通孔に挿通された第1の支持部材83aに沿って第1の支持部材83aをスライドさせることにより、鉛直方向Zに移動可能とされる。以上の構成により、ノズルユニット40は、バリ除去処理に供する容器10の形状や大きさ、装置の設計に応じて、適宜配置位置を調整することができる。
方向転換部材50を支持する第1の支持部材86aは、鉛直方向Zに延びる棒状のものであり、第1の支持部材86aを支持する第2の支持部材86bは、壁部材81aの壁面に対して垂直な方向(直交方向Y)に延びる棒状のものである。
第1の支持部材86aは、例えば溶接やネジ締結などによって方向転換部材50を固定支持する。第1の支持部材86aは、第1の支持部材86a及び第2の支持部材86bを挿通する貫通孔(図示せず)を有する連結部材87を介して第2の支持部材86bによって支持されている。第2の支持部材86bは、ボルト及びナット等の固定部材81cによって壁部材81aに締結固定されている。
第1の支持部材86aは、連結部材87の貫通孔に挿通された第2の支持部材86bに沿って連結部材87をスライドさせることにより、直交方向Yに移動可能とされる。また、第1の支持部材86aは、連結部材87の貫通孔に挿通された第1の支持部材86aに沿って第1の支持部材86aをスライドさせることにより、鉛直方向Zに移動可能とされる。以上の構成により、方向転換部材50は、方向転換に供する容器10の形状や載置位置に応じて適宜配置位置を調整することができる。
〔集塵機構60〕
バリ除去装置1には、除去されたバリを集塵する集塵機構60が備えられている。集塵機構60は、除去されたバリを吸引する吸引口(図示せず)を有し、バリ除去装置1を構成する外筺1A外に設けられている。具体的には、集塵機構60は、外筺1Aの天面上に、吸引口が容器10(粉末化粧料A)の表面に対向するように配置されている。
バリ除去装置1においては、集塵機構60は、2つ備えられており、一方は第1の処理区間L1、具体的には第1のノズルユニット40Aの上方に、他方は第2の処理区間L2、具体的には第2のノズルユニット40Bの上方に備えられている。
集塵機構60によって吸引される空気の量は、容器10の形状や大きさ、粉末化粧料Aの性状に応じて適宜設定可能である。
集塵機構60を備えることにより、除去されたバリを再び容器10や粉末化粧料表面に付着させることなく処理が行われ、その結果、バリが高い確率で除去される。
〔ガイドユニット70〕
バリ除去装置1には、容器10の載置位置を案内するガイドユニット70が、搬送路R上に搬送面Sに接触しない状態で2つ配置されている。搬送方向Xに対して上流側に第1のガイドユニット70Aが配置され、搬送方向Xに対して下流側に第2のガイドユニット70Bが配置されている。
バリ除去装置1において、ガイドユニット70が配置されることにより、容器10の載置方向を所定の方向に維持することができ、また、ノズルユニット40から噴出される圧縮空気の余勢によって容器10の載置位置が変位することを抑制することができる。
第1のガイドユニット70Aは、例えばステンレス等の金属製の丸棒状体からなるガイド部材71を2つ備える。第1のガイドユニット70Aは、第1のガイド部材71aと、第1のガイド部材71aと略平行に離間して配置された第2のガイド部材71bとから構成され、搬送路R上の第1の処理区間L1に配置されている。
第1のガイドユニット70Aを構成する第1のガイド部材71aは、搬送路Rに沿って略平行に延びる直線状のレール部71a1を有する。第1のガイド部材71aは、直交方向Yの一端側(図1においては上端側)にレール部71a1が搬送路Rに沿うように配置されている。
第1のガイド部材71aは、鉛直方向Zに延びる棒状の第1の支持部材88aに例えば溶接等によって固定されて支持されている。第1の支持部材88aは、保持機構80の壁部材81aに対して垂直方向、すなわち直交方向Yに延びる第2の支持部材88bに連結部材89を介して支持されている。第2の支持部材88bは、ボルト及びナット等の固定部材81cによって壁部材81aに締結固定されている。第1のガイド部材71aは、第2の支持部材88bに沿って連結部材89をスライドさせることにより、直交方向Yに移動可能とされる。また、第1のガイド部材71aは、第1の支持部材88aに沿って第1のガイド部材71aをスライドさせることにより、鉛直方向Zに移動可能とされる。以上の構成により、第1のガイド部材71aは、バリ除去処理に供する容器10の形状や大きさ、装置の設計に応じて、適宜配置位置を調整することができる。
第1のガイドユニット70Aを構成する第2のガイド部材71bは、搬送路Rに沿って略平行に延びる直線状のレール部71b1を有する。第2のガイド部材71bは、直交方向Yの他端側(図1においては下端側)にレール部71b1が搬送路Rに沿うように配置されている。
第2のガイド部材71bは、鉛直方向Zに延びる棒状の第1の支持部材90aに例えば溶接等によって固定されて支持されている。第1の支持部材90aは、第1のガイド部材71aに共通の第2の支持部材88bに連結部材91を介して支持されている。第2のガイド部材71bは、第2の支持部材88bに沿って連結部材91をスライドさせることにより、直交方向Yに移動可能とされる。また、第2のガイド部材71bは、第1の支持部材90aに沿って第2のガイド部材71bをスライドさせることにより、鉛直方向Zに移動可能とされる。以上の構成により、第2のガイド部材71bは、バリ除去処理に供する容器10の形状や大きさ、装置の設計に応じて、適宜配置位置を調整することができる。
第2のガイドユニット70Bは、例えばステンレス等の金属製の丸棒状体からなるガイド部材71を3つ備える。第2のガイドユニット70Bは、第3のガイド部材71cと、第3のガイド部材71cと略平行に離間して配置された第4のガイド部材71dとが搬送路R上の第2の処理区間L2に配置され、第3のガイド部材71cと略平行に離間して配置された第5のガイド部材71eが搬送路R上の方向転換処理区間Lxに配置されている。
第2のガイドユニット70Bを構成する第3のガイド部材71cは、搬送路Rに沿って略平行に延びる直線状のレール部71c1を有する。第3のガイド部材71cは、直交方向Yの一端側(図1においては上端側)にレール部71c1が搬送路Rに沿うように配置されている。
第3のガイド部材71cは、鉛直方向Zに延びる棒状の第1の支持部材92aに例えば溶接等によって固定されて支持されている。第1の支持部材92aは、方向転換部材50を支持する保持機構80の第2の支持部材86bに連結部材93を介して支持されている。第3のガイド部材71cは、保持機構80を構成する第2の支持部材86bに沿って連結部材93をスライドさせることにより、直交方向Yに移動可能とされる。また、第3のガイド部材71cは、第1の支持部材92aに沿って第3のガイド部材71cをスライドさせることにより、鉛直方向Zに移動可能とされる。以上の構成により、第3のガイド部材71cは、バリ除去処理に供する容器10の形状や大きさ、装置の設計に応じて、適宜配置位置を調整することができる。
第2のガイドユニット70Bを構成する第4のガイド部材71dは、搬送路Rに沿って略平行に延びる直線状のレール部71d1を有し、レール部71d1の一端側(図1においては搬送方向Xに対して上流側)に円弧状の湾曲部71d2を有する。第4のガイド部材71dは、第3のガイド部材71cと対向するように直交方向Yの他端側(図1においては下端側)にレール部71d1が搬送路Rに沿うように配置されている。
第4のガイド部材71dは、湾曲部71d2の先端が方向転換部材50の角部に例えば溶接等によって固定されている。すなわち、第4のガイド部材71dは、方向転換部材50によって支持されている。そして、方向転換部材50が連結部材87を介して直交方向Y及び鉛直方向Zに対して移動可能であることから、第4のガイド部材71dについても、方向転換部材50の移動に伴って直交方向Y及び鉛直方向Zに対して移動可能とされる。
バリ除去装置1において、第4のガイド部材71dの湾曲部71d2は、方向転換部材50によって容器10の載置方向が転換した後、さらに容器10が第3のノズル413の位置まで移動する間に、容器10の載置方向をさらに回動させて所定の載置方向に転換させることができる。
第2のガイドユニット70Bを構成する第5のガイド部材71eは、搬送路Rに沿って略平行に延びる直線状のレール部71e1を有する。第5のガイド部材71eは、第3のガイド部材71cと対向するように直交方向Yの他端側(図1においては下端側)にレール部71e1が搬送路Rに沿うように配置されている。
第5のガイド部材71eは、レール部71e1の先端が方向転換部材50に例えば溶接等によって固定されている。すなわち、第5のガイド部材71eは、方向転換部材50によって支持されている。そして、方向転換部材50が連結部材87を介して直交方向Y及び鉛直方向Zに対して移動可能であることから、第5のガイド部材71eについても、方向転換部材50の移動に伴って直交方向Y及び鉛直方向Zに対して移動可能とされる。
第5のガイド部材71eは、レール部71e1が、第2のガイド部材71bのレール部71b1と搬送方向Xに対して略平行に直線状となるように配置されている。これにより、容器10が方向転換部材50の位置まで確実に誘導されることとなる。
各ガイド部材71の高さ(鉛直方向Zの長さ)は、容器10の載置方向を所定の方向に案内及び維持するように適宜設定可能であるが、容器を適切に案内及び維持できる高さであれば特に限定されず、例えば容器10の厚さの20%以上であればよい。
また、各ガイド部材71の設置高さ(搬送面Sからガイド部材71の下端面までの鉛直方向Zの距離)は、容器10の載置方向を所定の方向に案内及び維持するように適宜設定可能であるが、容器10の厚さ以下であることが好ましい。ガイド部材71の設置高さが容器10の厚さ以下であることにより、例えばノズルユニット40による圧縮空気の余勢によって、容器10が搬送面Sとガイド部材71との間からすり抜けることを抑制することができる。
各ガイド部材の離間間隔(直交方向Yの離間間隔)は、容器10の載置方向を所定の方向に維持するように適宜設定可能である。第1の処理区間L1及び第2の処理区間L2に配置される各ガイド部材の各レール部は、容器10の外側面と近接する位置に配置されることが好ましい。これにより、ノズルユニット40による圧縮空気の余勢によって、容器10が所定の載置位置から変位することを抑制することができる。
具体的には、第1の処理区間L1における第1のガイドユニット70Aにおいて、第1のガイド部材71aのレール部71a1と、第2のガイド部材71bのレール部71b1との離間間隔は、容器10の短辺(10c,10d)の100%〜140%が好ましい。第2の処理区間L2における第2のガイドユニット70Bにおいて、第3のガイド部材71cのレール部71c1と、第4のガイド部材71dのレール部71d1との離間間隔は、容器10(10a,10b)の長辺の100%〜140%が好ましい。方向転換処理区間における第2のガイドユニット70Bにおいて、第3のガイド部材71cのレール部71c1と、第5のガイド部材71eのレール部71e1との離間間隔については、レール部71c1と接触部51aとの離間間隔が、容器10の対角線長の120%〜200%で、接触部51aとレール部71e1との離間間隔が、容器10の短辺(10c,10d)の20%〜50%であることが好ましい。
ガイドユニット70を備えることにより、搬送機構20による容器10の移動、方向転換部材50による容器10の載置方向の転換及びノズルユニット40による圧縮空気の噴出によって、容器10が所定の載置位置から変位することを抑制することができる。
以下、バリ除去装置1の動作について、図1〜図4に従って説明する。
ここで、凹部に粉末化粧料Aが充填成型された容器10が、搬送機構20の搬送面Sに搬送方向Xに対して最上流側に載置される。このとき、容器10は、長辺10a,10bが搬送方向Xと略平行となるように載置されている。
搬送機構20のコンベア駆動用モータ(図示せず)が駆動されることにより、コンベアベルト22が連続走行する。これにより、容器10がコンベアベルト22(搬送路R)上を搬送方向Xに一方向に連続搬送される。
まず、第1の処理区間L1において、移動する容器10に対して、第1のノズル411の噴出口43から圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の開口部の長辺10a(第1の辺)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出することにより、容器10の開口部内周面のうち長手側面11aに形成されたバリBが吹き飛ばされる。
次に、移動する容器10に対して、第2のノズル412の噴出口43から圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の開口部の長辺10b(第1の辺)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出することにより、容器10の開口部内周面のうち長手側面11bに形成されたバリBが吹き飛ばされる。
第1の処理区間L1において、容器10は、載置方向(容器10の長辺10a,10bが搬送方向Xと略平行となる載置方向)が維持された状態で、バリ除去が施される。
吹き飛ばされたバリBは、集塵機構60により吸引されてバリ除去装置1内の空間から排除される。
次に、方向転換処理区間Lxにおいて、搬送機構20による容器10の移動を利用して、容器10の短辺10d側の外側面が方向転換部材50の接触部51aと接触することにより、容器10の載置方向が、第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行となるように転換される。具体的には、容器10の短辺10d側の外側面のうち接触部51aに接触した一辺を軸として容器10が水平面内で略90°回動する。すなわち、容器10(粉末化粧料A)の表面と搬送面Sとが平行な姿勢で容器10の載置方向が略90°転換される。さらに、移動中の容器10においては、短辺10d側の外側面が、第4のガイド部材71dの湾曲部71d2と接触することにより、短辺10d側の外側面のうち湾曲部71d2に接触した一辺を軸として容器10がさらに水平面内で回動して容器10の載置方向が微調整される。最終的に、容器10の載置方向が、第2の辺(短辺10c,10d)が搬送方向Xと略平行となる。
次に、第2の処理区間L2において、移動する容器10に対して、第3のノズル413の噴出口43から圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の開口部の短辺10c(第2の辺)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出することにより、容器10の開口部内周面のうち短手側面11cに形成されたバリBが吹き飛ばされる。
次に、移動する容器10に対して、第4のノズル414の噴出口43から圧縮空気を、搬送方向Xと略平行な容器10の開口部の短辺10d(第2の辺)に向かって、搬送方向Xに対して略直交方向に噴出することにより、容器10の開口部内周面のうち短手側面11dに形成されたバリBが吹き飛ばされる。
第2の処理区間L2において、容器10は、載置方向(容器10の短辺10c,10dが搬送方向Xと略平行となる載置方向)が維持された状態で、バリ除去が施される。
吹き飛ばされたバリBは、集塵機構60により吸引されてバリ除去装置1内の空間から排除される。
以上の動作を繰り返すことにより、複数の容器10を連続的に処理することができる。
〔変形例〕
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
ノズルユニットの数及びノズルユニットを構成するノズルの数と、方向転換部材の数とは、容器の形状や大きさ、各種製造条件によって適宜変更可能である。例えば、平面視で矩形状の容器に対して、1つのノズルを備えるノズルユニットを4つ配置し、ノズルユニット間に方向転換部材を各1つ合計で3つ配置してもよい。また、例えば平面視で五角形状の容器に対して、ノズルユニット(ノズル)を5つ配置し、ノズルユニット間に方向転換部材を各1つ合計で4つ配置してもよい。
方向転換部材は、平面視で矩形状に形成され、当該方向転換部材の接触部が角部とされている場合について説明したが、方向転換部材及び接触部はこのような構成に限られるものではなく、搬送機構による容器の移動を利用して、接触部と容器の外側面とが接触することにより、容器の載置方向を、第2の辺が搬送方向と略平行となるように転換することができるものであれば、適宜変更可能である。例えば、方向転換部材が、平面視で五角形状に形成され、当該方向転換部材の接触部が五角形のうちの一辺とされる場合が挙げられる。
ガイドユニットのガイド部材は、直線状に延びる丸棒体を有しており、棒状に形成されている場合について説明したが、ガイド部材はこのような構成に限られるものではなく、搬送路を移動する間及び圧縮空気噴出時に容器の載置位置を所定の位置に案内及び載置方向を維持することが可能な形状であれば、適宜変更可能である。例えば、ガイド部材は、搬送路に沿って延びる板状のものであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても良い。
〔固形粉末化粧料製造装置〕
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置は、本発明のバリ除去装置を備える。
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置においては、例えば、容器を搬送する搬送機構と、容器に粉末化粧料を充填する充填装置と、容器に充填された粉末化粧料をプレス成型するプレス装置と、本発明のバリ除去装置とを備える。
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置において、搬送機構、充填装置及びプレス装置については、公知の種々の装置を採用することができる。
本発明の一態様の固形粉末化粧料製造装置においては、バリ除去装置が、簡易な構成のものでありながら、バリが高い確率で除去されると共に、高い処理効率を達成することができる。また、バリ除去装置が、複雑な駆動装置や電気機器等の設備を備えないので、バリ除去装置自体の後付けが容易となり、設計変更及び設置位置の高い自由度が得られる。
〔バリ除去方法〕
本発明の一態様のバリ除去方法は、粉末化粧料が充填成型された容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を、一方向に連続搬送される容器に対して行う方法であって、以下(1)〜(3)の工程を有する方法である。
(1)搬送方向と略平行な容器の開口部の第1の辺に向かって、容器が搬送される搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第1の辺に沿って形成されたバリを除去する第1の処理工程。
(2)第1の処理工程によって処理された容器の載置方向を、連続搬送による容器の移動を利用して、第1の辺と隣り合う第2の辺が搬送方向と略平行となるように転換する方向転換工程。
(3)方向転換工程によって載置方向が転換された容器の第2の辺に向かって、搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第2の辺に沿って形成されたバリを除去する第2の処理工程。
本発明の一態様のバリ除去方法は、上述したバリ除去装置1を用いることにより実施することができる。
本発明の一態様のバリ除去方法においては、高い処理効率によってバリが高い確率で除去される。
本発明の一態様のバリ除去装置は、既存の搬送機構に簡易な構成で備えることができる上に、高い処理効率及び除去率が得られる。そして、バリ除去装置自体の後付けが容易であることから、計変更及び設置位置の自由度が得られるので、固形粉末化粧料製造装置に好適に採用することができる。
1 バリ除去装置
1A 外筺
10 容器
10a,10b 長辺
10c,10d 短辺
11a,11b 長手側面
11c,11d 短手側面
20 搬送機構
21 フレーム
22 コンベアベルト
30 圧縮空気制御装置
31 配管チューブ
40A 第1のノズルユニット
40B 第2のノズルユニット
411 第1のノズル
412 第2のノズル
413 第3のノズル
414 第4のノズル
42 ノズル本体
43 噴出口
50 方向転換部材
51a 接触部
60 集塵機構
70 ガイドユニット
70A 第1のガイドユニット
70B 第2のガイドユニット
71a 第1のガイド部材
71a1 レール部
71b 第2のガイド部材
71b1 レール部
71c 第3のガイド部材
71c1 レール部
71d 第4のガイド部材
71d1 レール部
71d2 湾曲部
71e 第5のガイド部材
71e1 レール部
80 保持機構
81a 壁部材
81b スタンド部材
81c 固定部材
83a 第1の支持部材
83b 第2の支持部材
84 連結部材
85 連結部材
86a 第1の支持部材
86b 第2の支持部材
87 連結部材
88a 第1の支持部材
88b 第2の支持部材
89 連結部材
90a 第1の支持部材
91 連結部材
92a 第1の支持部材
93 連結部材
S 搬送面
R 搬送路

Claims (7)

  1. 粉末化粧料が充填成型された容器を一方向に連続搬送する搬送機構に備えられ、前記容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を行う装置であって、
    圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、
    前記容器に充填成型された粉末化粧料の表面より上方であって、前記容器が搬送される搬送方向に対して最上流側に配置され、前記圧縮空気供給源からの圧縮空気を、前記搬送方向と略平行な前記容器の開口部の第1の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する第1のノズルユニットと、
    前記搬送方向に対して前記第1のノズルユニットより下流側に配置され、前記容器の外側面に接触する接触部を有し、前記搬送機構による前記容器の移動を利用して、前記接触部と前記容器の外側面とが接触することにより、前記容器の載置方向を、前記第1の辺と隣り合う第2の辺が前記搬送方向と略平行となるように転換する方向転換部材と、
    前記容器に充填成型された粉末化粧料の表面より上方であって、前記搬送方向に対して前記方向転換部材より下流側に配置され、前記圧縮空気供給源からの圧縮空気を、前記第2の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する第2のノズルユニットとを備える、バリ除去装置。
  2. 前記方向転換部材、前記第1のノズルユニット及び前記第2のノズルユニットを一体に保持する保持機構をさらに備える、請求項1に記載のバリ除去装置。
  3. 除去されたバリを集塵する集塵機構をさらに備える、請求項1又は2に記載のバリ除去装置。
  4. 前記容器の載置位置を案内するガイドユニットをさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバリ除去装置。
  5. 前記第1のノズルユニット及び前記第2のノズルユニットが、各々、前記容器の開口部内周面に対して局所的に圧縮空気を噴出する噴出口を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバリ除去装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のバリ除去装置を備える、固形粉末化粧料製造装置。
  7. 粉末化粧料が充填成型された容器の開口部内周面に沿って形成されたバリの除去処理を、一方向に連続搬送される容器に対して行う方法であって、
    前記搬送方向と略平行な前記容器の開口部の第1の辺に向かって、前記容器が搬送される搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第1の辺に沿って形成されたバリを除去する第1の処理工程と、
    前記第1の処理工程によって処理された容器の載置方向を、連続搬送による前記容器の移動を利用して、前記第1の辺と隣り合う第2の辺が前記搬送方向と略平行となるように転換する方向転換工程と、
    前記方向転換工程によって載置方向が転換された容器の前記第2の辺に向かって、前記搬送方向に対して略直交方向に噴出する圧縮空気により、第2の辺に沿って形成されたバリを除去する第2の処理工程とを有する、バリ除去方法。

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