JP2007145597A - 物品整列装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成により、物品の向きを安定確実に揃えること。
【解決手段】 2つの円筒状の表面を有する整列器21を並べ、各整列器21を水平に対し所定の傾斜角度を維持して回転させ、それら2つの整列器21の円筒状の外表面上に物品を置いて一方から他方へ搬送することで該物品の向きを揃える物品整列機からなる物品整列装置10であって、整列器21の表面に突起22を設けるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は物品整列装置に関する。
従来、容器に内容液を充填し、キャッピングする充填キャッピング設備では、多種多様な形態のキャップを整列して送給するキャップ整列装置(物品整列装置)を用いている。
特許文献1の物品整列装置は、円筒状樋状物を傾斜させて回転させ、樋状物の内部に箱状物品を置いて一方から他方へ搬送することで、物品を重心が安定する姿勢に変え、結果として物品の向きを揃えるものである。
特許文献2に記載の物品整列装置は、2本の円柱を傾斜させて互いに平行に配置し、かつ互いに反対方向に、摩擦で物品を浮かび上がらせる方向に回転させ、2本の円柱の上にねじやリベットなどの有頭長柱物品を供給して搬送するに際し、2本の円柱の表面に物品を支持可能な螺旋溝が形成されており、有頭長柱物品を首吊り状に切り離し整列するものである。
特開昭51-47753 特開2004-168542
特許文献1の物品整列装置は、箱状物品の重心が樋状物の回転とともに移動し、箱状物品の重心を箱状物品の樋状物上での回転中心より外側に位置させることにより、箱状物品を樋状物の円筒面上で転倒させ、箱状物品を重心が安定する姿勢(箱状物品の開口面が上向きの姿勢)に変え、箱状物品の向きを揃えることとしている。
しかしながら、特許文献1の物品整列装置では、回転する樋状物の円筒面に対して箱状物品が滑り、箱状物品の重心を樋状物の回転とともに上述した如くに確実に移動させることに困難があり、箱状物品の向きを安定確実に揃えることに困難がある。
特許文献2の物品整列装置は、円柱の回転とともに有頭長柱物品が移動し、有頭長柱物品の頭部分が、円柱表面の螺旋溝に首吊り状態となり、切り離し整列を行なうものである。
しかしながら、特許文献2の整列装置は、有頭長柱物品ではないキャップのような形状の有天筒状物品の整列を行なおうとしても、これを切り離すことは可能であるが、一定向きへの整列は困難である。一度、螺旋溝に入った物品は、そのままの向きで出口へと搬送されてしまう。
本発明の課題は、簡易な構成により、物品の向きを安定確実に揃えることにある。
尚、本発明の物品整列装置で整列される物品は、キャップに限定されることなく、重心が偏った物品、球状等の容易に転がる形状以外の物品等への適応が可能である。
請求項1の発明は、2つの円筒状の表面を有する整列器を並べ、各整列器を水平に対し所定の傾斜角度を維持して回転させ、それら2つの整列器の円筒状の外表面上に物品を置いて一方から他方へ搬送することで該物品の向きを揃える物品整列機からなる物品整列装置であって、整列器の表面に突起を設けるようにしたものである。
図1の物品整列装置10は、キャップ1(物品)の向きを揃える。キャップ1は有天筒状をなし、天面が下位に、開口面が上位にある姿勢を整列目標姿勢とする(キャップ1の重心が天面寄りにある)。
整列対象となるキャップ1の上方からみた形状は任意のもので良い。例えば、円形、トラック形状、楕円、長方形、多角形、又はこれらの形状の一部を変形させたものである。またチューブを備えたキャップでも、キャップ重量に対し比率的に軽いチューブを備えたものであれば、開口面が上位にある姿勢を整列目標として対応できる。キャップ1の側面からみた形状は、キャップ1の天面側の外周角に丸みがあることが好ましく、一般的にも丸みをおびている。その半径は0.2mm以上、好ましくは0.5mm以上である。また、キャップ1の天面側の外周角は斜めに切り落とされた形状でも良い。その切り落とし長さは0.1mm以上、好ましくは0.4mm以上である。キャップ1の天面側をこのような形状とすることにより、キャップ1の天面が下位になったときに後述する整列器21の突起22の影響を小さくすることができる。また、物品整列装置10は、外周角に丸みや斜めの切り落としのない物品においても極僅かに整列の成功率は低下するが対応可能である。
キャップ1の材質は任意に選択される。例えばポリプロピレン等の樹脂材料、又はアルミニウムや鉄等の金属材料でも良い。
物品整列装置10は、図1に示す如く、架台11に第1物品整列機20と第2物品整列機30を設置して構成される。第1物品整列機20の上流側には不図示のキャップ投入シュートが接続され、第1物品整列機20の下流端と第2物品整列機30の上流端とが接続され、第2物品整列機30の下流側には不図示のキャップ排出コンベアが接続される。
投入シュートから投入されるキャップ1が第1物品整列機20において整列され、更に第2物品整列機30において仕上げ的に整列された後、排出コンベアから排出される。
(第1物品整列機20の構成)
第1物品整列機20は、図1に示す如く、2つの円筒状の外表面を有する整列器21、21を平行に並べ、それらの整列器21、21を水平に対し所定の傾斜角度αを維持して回転させ、それらの整列器21、21の外表面上にキャップ1を置いて重力の作用で一方から他方へ搬送する過程でキャップ1の向きを揃えるに際し、それら整列器21、21の外表面に突起22を設けたものである。整列器21の上述の傾斜角度αは3°から20°が好ましく、より好ましくは5°〜15°である。傾斜角度αが大きいとキャップ1が整列されずに転がってしまうことがある。傾斜角度αが小さいとキャップ1の重力による移動速度が低下し、整列処理能力が低下する。
第1物品整列機20の大きさは、キャップ1の形状によって適宜調整される。例えば20mm〜80mm程度の直径や幅を有するキャップ1の場合、円筒直径としては20〜150mm程度が好ましい。また円筒長さとしては、200〜3000mm程度、更に好ましくは400〜2000mm程度が整列性能と、設置スペースの面から好ましい。
キャップ1の処理能力は、キャップ1の大きさ、材質、整列器21の円筒の大きさ、外表面の状態、傾斜角度α、突起22の大きさや数によって異なるが、30個/min〜250個/minが適切であり、更に好ましくは50個/min〜150個/minである。キャップ1の供給速度が過大であれば、キャップ1は整列器21の外に転がり落ち、この回収が必要となる。また、キャップ1が整列器21上で接近し、互いの干渉が大きくなり、整列の成功率が低下することもある。逆に、キャップ1の供給速度が小さすぎると生産面の効率が低下する。尚、最適な処理能力については、上述したように各種条件によって変化するため、ここで示した処理能力に限定するものではない。
第1物品整列機20の外表面の周速は、整列対象としてのキャップ1の重量や大きさによって適切に定められる。例えば、40g未満程度、20mm〜80mm程度の直径や幅を有するキャップ1の場合、外表面の周速は0.05〜1.5m/sec程度に、好ましくは0.15〜0.7m/secなるように調整される。周速が遅いと回転の効果が現れないし、速すぎるとキャップ1が整列器20から外へ飛び出したり、一度整列したキャップ1が再び乱れた状態となってしまうことがある。
第1物品整列機20の整列器21の外表面としては、ユニクロメッキを施した金属表面、ステンレス、樹脂など一般的なもので良い。更に、整列器21の外表面の性状を変更することでキャップ1の品種等に応じて搬送速度を調整できる。整列器21の外表面をゴム状にして摩擦を高めて搬送速度を低下させたり、整列器21の外表面をシリコン加工、フッ素加工、フッ素樹脂製粘着テープを貼る、又は滑り性の良い樹脂材料を選定するなどとして低摩擦化し、搬送速度を高めることができる。
特に、整列器21の円筒状の外表面に低摩擦化処理を施すことによって、処理能力を高め、かつ整列成功率を高めることができる。処理能力が高まる理由は、低摩擦化処理で傾斜角度αが小さくてもキャップ1の搬送速度が高まるということによる。整列成功率が高まる理由は、傾斜角度αが小さくできることで、キャップ1が整列されずに転がる現象が防止できることによる。
第1物品整列機20は、2つの整列器21、21の駆動方式として、各整列器21に内蔵したモータにより当該整列器21を回転させるものを採用できる。また、整列器21外部にモータを設置し、ベルトや歯車などの駆動伝達を介して当該整列器21を回転させても良い。
第1物品整列機20は、2つの整列器21、21の水平に対する傾斜角度を、キャップ1の品種等に応じて調整する機能を有する。
第1物品整列機20は、キャップ1が重力により2つの整列器21、21の円筒状の外表面に沿って搬送される過程で、図2に示す如く、キャップ1の開口面のエッジ1Aを整列器21、21の突起22に当ててキャップ1の向きを変え(図2(B))、更に次の突起22により該キャップ1を持ち上げて上下反転し(図2(C))、開口面が下向きであったキャップ1を重心が安定する姿勢(開口面が上向き、天面が下向きの姿勢)に揃える。尚、キャップ1は、図3に示す如き向きとなっていても、キャップ1の開口面のエッジ1Aに当たった突起22により回転力を付与され、キャップ1の重心Gがキャップ1の整列器21上での回転中心Rより外側に位置せしめられたとき、整列器21上で転倒せしめられる。
第1物品整列機20において、整列器21に設けられる突起22の高さは、2本の整列器21の直径や間隔、又はキャップ1の形状によって適宜調整される。例えば、整列器円筒直径が60mm際の例として、突起22の高さは、好ましくは2mm〜20mm、より好ましくは3mm〜10mmである。突起22の形状は特に限定されないが、上方からみて整列器21の軸方向に長手をとる長方形、長円、楕円形等が好ましい。長手の長さは、キャップ1を上方からみたときの最も長い長さの好ましくは20〜150%、より好ましくは50〜100%である。突起22の長手長さが短いとキャップ1との衝突確率が低下し、整列効率が低下するため、多数の突起22が必要になる。突起22の長手長さが長いと、突起22の多数配置を行なったときに、2本の整列器21、21の長さが大きくなり、第1物品整列機20が大型になってしまう。
突起22は、金属、樹脂などであり特に材質は問わないが、キャップ1への傷つきを避けるため、そのエッジ部は、面取りを施したり、アール加工とすることが好ましい。
面取りの場合、好ましくはC0.2〜C2.5であり、更に好ましくはC0.5〜C1.5である。面取りの値が小さいと、傷つき防止の効果が薄れるし、値が大きいと突起の効果が減少し、整列が困難となる。尚、面取りは必ずしも45度である必要はない。
アール加工の場合、好ましくはR0.2〜R2.5であり、更に好ましくはR0.5〜R1.5である。アール加工の値が小さいと、傷つき防止の効果が薄れるし、値が大きいと突起の効果が減少し、整列が困難となる。
突起22の材質が、柔軟物質であれば、キャップ1の整列の際にキャップを傷つけることをほぼ皆無とできる。柔軟物質の例としては、合成ゴム、天然ゴム、ウレタンなどが挙げられる。また、これらの物質では、金属や樹脂材料に比較して、表面摩擦も高いので、特に滑りやすいキャップ材料や重量の大きいキャップ1に対して効果的である。
突起22が吸着性部材であれば、キャップ1をより確実に持ち上げて整列できることができる。完全にキャップ1に吸着する材では、キャップが円筒下部まで運ばれて、落下したり、2本の円筒の巻き込み部で詰まりを生じることとなる。したがって、吸着部材としては、キャップ1の自重で外れる程度の微粘着性素材が望ましい。微粘着素材の例としては、ゴム系樹脂やゴム系混合物を使用できる。例えば、エーテル系ポリウレタン樹脂、ポリアミド系樹脂、スチレン−エチレン系樹脂、ブチレン−スチレン系樹脂、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体や上記共重合とナフテン系の混合物などを採用でき、常温粘着性を有する溶液タイプ、エマルジョンタイプ、ホットメルトタイプの粘着材や、アクリル系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系の粘着材も採用できる。具体的には、例えばバンドー化学株式会社の急傾斜ベルト(商品名、表面材質は粘着性低硬度ウレタン)や、プロセブン株式会社の「プロセブン」(商品名、材質はウレタンエラストマー)、株式会社エクシールコーポレーションの「人肌ゲルシート」や「ハイパーゲルシート」(何れも商品名、材質はウレタン)等のゲルシートを用いることができる。
また、図12に示すような真空吸着などの吸着機構41を突起22に備え、突起22が上方を向いた際に、この真空吸着を停止してキャップ1の把持を解除すれば、機構は複雑にはなるものの、単純な突起に比較して整列の確実性は向上できる。図12に示した角度にて説明すると、真空発生機の性能によって最適なタイミングは異なるが、250°付近より真空吸着を開始し、20°付近にて真空吸着を停止すると良い。また吸着機構41を備えた吸着部材としては、市販の真空吸着パッドを用いても同様の効果を得ることが可能である。
第1物品整列機20において、2つの整列器21、21の、突起22の高さ分を除く間隙は、キャップ1のサイズの最短長さの0〜99%であり、好ましくは、5〜70%である。この間隔がキャップ1のサイズの最短長さの100%では2本の整列器21、21の間からキャップ1が落下してしまう。この間隔が大きめだと、キャップ1を反転させるための突起22の高さを大きくする必要がある。この間隔が小さめだと、キャップ1を2本の整列器21、21の間で安定に保てず、キャップ1が整列器21からはじき飛ばされる現象を多発する。
第1物品整列機20において、整列器21に設けられる突起22は螺旋状に配置され、下流の突起22は上流の突起22よりも回転方向前方に進めた位置に配置される。下流の突起22は上流の突起22よりも回転方向前方に10°〜90°、好ましくは30〜55°進めた位置に配置される。配置角度が小さいと突起22がほぼつながった状態となり、上流と下流の突起22でキャップ1を完全にすくい上げるような形となり、キャップ1が整列器21の外へはじき飛ばされる現象を多発する。配置角度が適切であれば、下流の突起22で僅かにキャップ1の進行速度が抑制され、上流の突起22により、開口面が下を向いているキャップ1の開口面を上方に向けるようにキャップ1が反転され、最も効率良く適切なキャップ1の整列が行なわれる。配置角度が大きいと、上流と下流の2つの突起22によるキャップ整列処理を行なうことができず、1つの突起22でキャップ1の反転を行なわなければならないから、キャップ整列成功確率が僅かに低下し、多数の突起22を設ける必要を生ずることがある。尚、高い整列効率や高能力が必要でなれば、突起22の配置は任意としても問題なく整列を行なうことができる。
第1物品整列機20において、整列器21に設けられる上流と下流の突起22の最短距離は、キャップ1を上方からみたときの最短距離に概ね等しくする。上流と下流の突起22の最短距離は、キャップ1を上方からみたときの最短距離の好ましくは0.4〜1.5倍、より好ましくは0.6〜1.4倍である。上流と下流の突起22の最短距離が0又は短い場合には、上流と下流の突起22でキャップ1を完全にすくい上げるような形態となり、キャップ1が整列器21の外へはじき飛ばされる現象を多発する。上流と下流の突起22の最短距離が、キャップ1を上方からみたときの最短距離に概ね等しいと、下流の突起22で僅かにキャップ1の進行速度が抑制され、上流の突起22により、開口面が下を向いているキャップ1の開口面を上方に向けるようにキャップ1が反転され、適切なキャップ整列が行なわれる。上流と下流の突起22の最短距離が長い場合には、上流と下流の2つの突起22によるキャップ整列処理を行なうことができず、1つの突起22でキャップの反転を行なわなければならず、キャップ整列成功確率が僅かに低下し、多数の突起22を設ける必要が生ずることがある。尚、高い整列効率や高能力が必要でなれば、突起22の配置は任意としても問題なく整列が行なうことができる。
第1物品整列機20にあっては、上流側で先ず2本の整列器21、21のうちの1本の整列器21にだけ突起22を配置し、その突起配置が終了した位置から下流側で、他方の整列器21における突起22の配置が開始される。キャップ1が突起22で整列処理されるとき、相対する両整列器21、21にともに突起22がある場合には、それらの突起22によるキャップ1の反転動作が不安定になる。整列効率を更に高めるには、突起配置終了下流の他方の整列器21に突起配置を繰り返せば良い。
第1物品整列機20において、2つの整列器21、21の最適な回転方向は、キャップ1に応じて定めた各整列器21の外表面摩擦力との関係で多様に定まる。本実施例では、2つの整列器21、21の回転方向を互いに図2に示す如くの反対方向にするものであり、最も好ましい。2つの整列器21、21のうちの一方の整列器21が、2つの整列器21、21の上向き谷間に進入する向きで回転するとき、キャップ1に対し当該谷間への適度な巻き込み力を与え、整列効率を向上できる。この際には、上向き谷間に進入する向きで回転する整列器21の表面の突起高さは低くする、又は突起無しとした方が、キャップ1への傷つき防止の面から好ましい。
(第2物品整列機30の構成)
第2物品整列機30は、図1に示す如く、円筒状の内表面を有する整列器31を水平に対し所定の傾斜角度βを維持して任意の一方に回転させ、第1物品整列機20の下流端から出てくるキャップ1を整列器31の内表面上に入れて重力の作用で排出口側へ搬送する過程で、キャップ1の向きを仕上げ的に揃える。通常、傾斜角度βは第1物品整列機20の傾斜角度αと概同一とすることが、装置構成的には好ましい。ここで、傾斜角度βを傾斜角度αより大とすれば、第2物品整列機30内のキャップ1の搬送速度は高まり、キャップ1のピッチを広げることが可能となる。逆に傾斜角度βを傾斜角度αより小とすれば、キャップ1の搬送速度は低下してキャップ1のピッチを狭めることが可能となる。
整列器31の直径、長さは、整列対象としてのキャップ1の大きさによって適切に定められる。例えば20mm〜80mm程度の直径や幅を有するキャップ1を扱う際の大きさとしては、直径は50〜250mm、整列器長さLは200〜1000mm、更に好ましくは250〜600mmのものとすることが設置スペースの面から好ましい。
整列器31の内部周速度は、整列対象としてのキャップ1の重量によって適切に定められる。例えば40g未満程度のキャップ1の場合、周速は0.05〜1.0m/sec程度に、好ましくは0.15〜0.7m/secになるように調整される。周速が遅いと回転の効果が現れないし、速すぎると一度整列したものが再び乱れた状態となってしまうことがある。
第2物品整列機30は、整列器31の内表面の性状をキャップ1の品種等に応じて調整できる。整列器31の内表面をゴム状にして摩擦を上げたり、整列器31の内表面をシリコン加工して摩擦を下げる等である。
第2物品整列機30は、2本の並列をなし、進行方向下流に向けて下り勾配をなして傾斜配置される駆動ローラ32、32の谷間の上に整列器31を載置して回転させる。
第2物品整列機30は、駆動ローラ32としてモータ内蔵タイプのもの、即ち駆動ローラ32に内蔵したモータにより当該駆動ローラ32を回転させるものを採用できる。整列器31を駆動ローラ32の上に置き換え可能に載置し、整列器31を駆動ローラ32との摩擦を介して駆動可能にすることにより、キャップ1の品種等に応じて予め用意した多様な整列器31を簡易に交換使用できる。整列器31が駆動ローラ32の傾斜に沿って滑り落ちないように、整列器31の下端面にストッパ33を当てる(駆動ローラ32の下端フランジに整列器31の下端面を当てても可)。
第2物品整列機30は、駆動ローラ32の設定替えにより、整列器31の水平に対する傾斜角度をキャップ1の品種等に応じて調整する機能を有する。また、駆動ローラ32の設定替えにより、第1物品整列機20の整列器21、21に対する整列器31の高さ位置をキャップ1の品種等に応じて調整できる。
第2物品整列機30は、図4に示す下流側からの正面視で、第1物品整列機20の2つの整列器21、21の円筒状の外表面がなす谷間の中央を通る鉛直線上に、整列器31の直径を配置し、第1物品整列機20から投入されるキャップ1の中心線を鉛直線上に定めるようにキャップ1を仕上げ的に整列して排出可能にする。即ち、2つの整列器21、21の出口では、出口側からみるとキャップ1が斜めに傾いており、2つの整列器21、21のいずれかにキャップ1の天面が接するという2通りの整列向きとなるため、次工程への受渡しが不安定になる。2つの整列器21、21の下流に第2物品整列機30の整列器31を配置することでキャップ1の中心線を鉛直線上に定め、1通りの整列向きとし、次工程への受渡しを安定にする。
尚、第2物品整列機30は、整列器31の円筒状の内周面に突起を設け、整列器31の円筒状の内表面上にキャップ1を入れて搬送することにより、キャップ1を整列器31の内表面上で転倒させ、かつ内表面上にて攪拌、分散させ、整列器31内においてもキャップ1を反転整列させることができる。突起の高さは、0.05〜3mm程度が好ましく、特に好ましくは0.1〜0.8mmである。例えば、整列器31の円筒状の内表面に適切な厚みのテープ等を貼るなどして容易に突起を設けることができる。この突起は、整列器31の出口付近、長さとしては物品の長さの2〜4倍程度の長さ位置には、次工程への安定的な受渡しのため設けないほうが良い。突起を設けずにキャップを整列させる他の手段として、整列器31の内表面の摩擦を上げてキャップ重心位置を転倒位置まで持ち上げることで、突起と同様の効果が得られる。また整列器31の直径を小さくすることで、僅かなキャップの持ち上げ高さで、キャップ重心位置を転倒位置まで至らせることも可能で、突起と同様の効果が得られる。第1物品整列機20の下流に配置される第2物品整列機30により、第1物品整列機20の2つの整列器21、21による整列を失敗したキャップ1も整列できる。
(物品整列装置10による整列動作)
以下、物品整列装置10によるキャップ1の整列動作について説明する。
(A)図5に示す如く、第1物品整列機20の2つの整列器21、21に投入されるキャップ1の開口面が上を向いているとき、キャップ1の天面は下を向いているが、天面側の外周角が丸みを帯びているか、切り落とし形状であるために、キャップ1は整列器21の突起22によっても反転されずにその向きを変化せず、投入時の目標整列姿勢を維持して第2物品整列機30に入り、第2物品整列機30において前述の如くに仕上げ的に整列されて目標整列姿勢で排出される。
(B)図6に示す如く、第1物品整列機20の2つの整列器21、21に投入されるキャップ1の開口面が下を向いているとき、キャップ1は整列器21の突起22によりキャップ1の開口面のエッジ1Aを持ち上げられて反転し、キャップ1の開口面が上を向く目標整列姿勢に整列されて第2物品整列機30に入り、第2物品整列機30において前述の如くに仕上げ的に整列されて目標整列姿勢で排出される。
(C)図7に示す如く、第1物品整列機20の2つの整列器21、21に投入されるキャップ1の開口面が下流を向きキャップ1の側面が整列器21と接している状態では、整列器21の突起22により、キャップ1の側面の開口面側が持ち上げられ、キャップ1の底面が上を向く目標整列姿勢に整列されて第2物品整列機30に入り、第2物品整列機30において前述の如くに仕上げ的に整列されて目標整列姿勢で排出される。
(D)図8に示す如く、第1物品整列機20の2つの整列器21、21に投入されるキャップ1の開口面が上流を向きキャップ1の側面が整列器21と接している状態では、非常に不安定であり、2つの整列器21、21が回転すると、突起22の有無にかかわらず、キャップ1は反転してキャップ1の開口面が上を向く目標整列姿勢に整列されて第2物品整列機30に入り、第2物品整列機30において前述の如くに仕上げ的に整列されて目標整列姿勢で排出される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)キャップ1が第1物品整列機20において回転する概平行に配置された2つの整列器21の円筒状の表面に沿って搬送される過程で、キャップ1の開口面のエッジ1Aを整列器21の表面の突起22に当ててキャップ1を該表面上で確実に転倒させ、かつ該表面上にて攪拌、分散させ、開口面が下向きのキャップ1を重心が安定する姿勢(開口面が上向き、天面が下向きの姿勢)に確実に変え、1段の整列器21、21を用いる簡易な構成によりキャップ1の向きを安定確実に揃えることができる。
(b)整列器21において突起22を螺旋状に配置するとともに、進行方向下流の突起22を、進行方向上流の突起22よりも回転方向前方に適度に進めた位置に配置することにより、キャップ1の送り速度を下流の突起22で抑制し、キャップ1の開口面のエッジ1Aを整列器21の表面の上流の突起22に当てて該キャップ1を確実に反転させ、開口面が下向きのキャップ1を重心が安定する姿勢に確実に変え、キャップ1の向きを安定確実に揃えることができる。
(c)整列器21の突起22が相隣る他の突起22となす最短距離をキャップ1の最小幅に概ね等しくすることにより、キャップ1の送り速度を下流の突起22で抑制し、キャップ1の開口面のエッジ1Aを整列器21の表面の上流の突起22に当てて該キャップ1を確実に反転させ、開口面が下向きのキャップ1を重心が安定する姿勢に確実に変え、キャップ1の向きを安定確実に揃えることができる。
(d)円筒状の内表面を有する整列器31を水平に対し所定の傾斜角度を維持して任意の一方に回転させる第2物品整列機30によって、第1物品整列機20の下流端から出てくるキャップ1を整列器31の内表面上に入れて、排出口側へ搬送する過程で、キャップ1の向きを仕上げ的に揃えることができる。
図9の変形例は、物品整列装置10を構成する第1物品整列機20の整列器21を変形したものである。本変形例の整列器21は、突起22の螺旋状配置を2重〜4重螺旋、好ましくは2重螺旋(22Aと22B)にしたことにある。整列器21の突起22を多重の螺旋配置とすることで、2つの整列器21の単位長さにおける突起22の数を増加させることができ、整列器21を短くして物品整列装置10をコンパクトにできる。
図10の変形例は、物品整列装置10を構成する第1物品整列機20の整列器21を変形したものである。本変形例の第1物品整列機20は、2つの円錐台形状の外表面を有する2つの整列器21、21を水平に対し所定の傾斜角度を維持したままで回転させ、それらの外表面上にキャップ1を置いて一端側から他端側へ搬送することでキャップ1の向きを揃えるものである。このとき、2つの整列器21、21の外表面の円錐台形状が進行方向下流に向けて拡径状をなすものとすることにより、整列器21の外表面がキャップ1に与える送り速度を進行方向下流側(外表面の周速大)で高速にし、キャップ1を進行方向に向けて切り離し整列し、キャップ1の相互干渉を防止する。尚、2つの整列器21、21の外表面の円錐台形状が進行方向下流に向けて縮径状をなすものとすることにより、整列器21の外表面がキャップ1に与える送り速度を進行方向下流側(外表面の周速小)で低速にし、キャップ1を進行方向に向けて間隔詰め整列し、キャップ1の歯抜け搬送を防止する。
図11の変形例は、物品整列装置10を構成する第2物品整列機30の整列器31を変形したものである。本変形例の第2物品整列機30は、円錐台形状の内表面を有する整列器31を水平に対し所定の傾斜角度を維持したままで回転させ、該内表面で形成される空間にキャップ1を入れて一方から他方へと搬送することでキャップ1の向きを揃えるものである。このとき、整列器31の内表面の円錐台形状が進行方向下流に向けて拡径状をなすものとすることにより、整列器31の内表面がキャップ1に与える送り速度を進行方向下流側(内表面の周速大)で高速にし、キャップ1を進行方向に向けて切り離し整列し、キャップ1の相互干渉を防止する。尚、整列器31の内表面の円錐台形状が進行方向下流に向けて縮径状をなすものとすることにより、整列器31の内表面がキャップ1に与える送り速度を進行方向下流側(内表面の周速小)で低速にし、キャップ1を進行方向に向けて間隔詰め整列し、キャップ1の歯抜け搬送を防止する。
物品整列装置10を用いて、実際に物品を整列した実施例1〜10の結果を表1に示す。実施例3〜10の第2物品整列機30の傾斜角度βは、第1物品整列機20の傾斜角度αと同一としている。また第1物品整列機20の表面には、実施例1−1を除き、中興化成工業(株)製のフッ素樹脂製粘着テープを貼る低摩擦化処理を施している。更に、整列したキャップ1の材質については、記載のない実施例はすべてポリプロピレン製である。また突起の材質については、記載のない実施例はすべてステンレス製である。
Figure 2007145597
(実施例1−1)
図1に示す構成において、第2物品整列機30を有さずに、第1物品整列機20のみで円形キャップ1の整列を行なった。第2物品整列機30のあるべき部分にはキャップ1の排出速度に適度に調整したコンベアを設置した(図示せず)。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第1物品整列機20の整列器21の表面は、ごく一般的な金属表面の処理方法であるユニクロメッキを施したものとなっている。
(実施例1−2)
図1に示す構成において、第2物品整列機30を有さずに、第1物品整列機20のみで円形キャップ1の整列を行なった。第2物品整列機30のあるべき部分にはキャップ1の排出速度に適度に調整したコンベアを設置した(図示せず)。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第1物品整列機20の整列器21の表面には、中興化成工業(株)製のフッ素樹脂製粘着テープを貼る低摩擦化処理を施し、傾斜角度も小さくした。結果、処理能力は僅かに向上し、更に整列効率は1−1よりも大幅に向上した。
(実施例2)
図1に示す構成において、第2物品整列機30を有さずに、第1物品整列機20のみで楕円キャップ1の整列を行なった。第2物品整列機30のあるべき部分にはキャップ1の排出速度に適度に調整したコンベアを設置した(図示せず)。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。
(実施例3−1)
図1に示す構成において、円形キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することでキャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、実施例1−2以上の整列成功率となった。
(実施例3−2)
図1に示す構成において、円形キャップ1の整列を行なった。キャップ1の材質としては、アルミニウム製のものを使用した。尚、天面内側には樹脂製のパッキンが嵌め込まれている。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することでキャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、高い整列成功率となった。材質変更による影響、また樹脂キャップ1に比較して重量も軽くなった影響、共に問題とはならなかった。
(実施例4−1)
図1に示す構成において、楕円キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することでキャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、実施例2以上の整列成功率となった。
(実施例4−2)
図1に示す構成において、楕円キャップ1の整列を行なった。ここで、突起材質はウレタンゴムとした。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することで、キャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、また、突起材質を柔軟性物質としたことにより、実施例4−1以上の整列成功率となった。
(実施例4−3)
図1に示す構成において、楕円キャップ1の整列を行なった。ここで突起材質は吸着性部材である微粘着性素材とした。微粘着性素材として、突起表面に株式会社エクシールコーポレーション製の「人肌ゲルシート」(商品名)を貼り付けた。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することでキャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、また、突起材質を微粘着性素材としたことにより僅かではあるが実施例4−1以上の整列成功率となった。
(実施例4−4)
図1に示す構成において、楕円キャップ1の整列を行なった。図12に示すように、ここで突起22は吸着性部材としてエアー吸引による吸着機構41を有する構造とした。尚、吸引は図12の角度範囲270°〜0°とすることで、必要な角度範囲のみキャップ1に吸着の影響を与えるようにした。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。第2物品整列機30を有することでキャップ1の中心線が斜め状態から鉛直線上に定められ、また、突起に吸着性部材として吸着機構を有する構造としたことにより、実施例4−1以上の整列成功率となった。
(実施例5)
図1に示す構成において、四角形状で大型のキャップ1の整列を行なった。キャップサイズの大型化に伴い、突起高さ、2つの整列器21、21の間隔、回転速度などを調整した。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップを整列することができた。
(実施例6)
図1に示す構成において、天面に丸みのない円形キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。実施例3−1よりは僅かに低下した整列成功率となったが、使用上は問題のない範囲であった。
(実施例7)
図1に示す構成において、円形キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。本実施例では、第1物品整列機20の突起22の螺旋状配置を2重とし、整列器20の長さも短くした。第1物品整列機20がコンパクトになったにもかかわらず、多重螺旋の効果で、実施例3−1と同等の整列成功率となった。
(実施例8)
図1に示す構成において、楕円キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。本実施例では、第2物品整列機30の整列器31の内表面に高さ0.2mmの突起を設けた。第2物品整列機30により第1物品整列機20で整列できなかったキャップ1の整列を行なうことで、実施例4−1以上の整列成功率となった。
(実施例9)
図1に示す構成をもとにして、第1物品整列機20の整列器21を図10に示すような円錐台形状の外表面を有するものとし、円形キャップ1の整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。円錐台形状が進行方向下流に向けて拡径状とすることでキャップ1の相互干渉は防止され、整列成功率は実施例3より僅かに向上した。また出口においてキャップ間隔は実施例3−1より僅かに開いており、切り離しの効果も確認できた。
(実施例10)
図1に示す構成をもとにして、第2物品整列機30の整列器31を図11の示すような円錐台形状の内表面を有するものとし、楕円キャップの整列を行なった。開口面が上位にある姿勢を目標とし、大部分のキャップ1を整列することができた。円錐台形状が進行方向下流に向けて拡径状とすることでキャップ1の相互干渉は防止され、整列成功率は実施例4より僅かに向上した。また出口においてキャップ間隔は実施例4−1より僅かに開いており、切り離しの効果も確認できた。
図1は物品整列装置を示す模式図である。 図2は第1物品整列機による整列動作を示す模式図である。 図3はキャップの転倒原理を示す模式図である。 図4は第2物品整列機による整列動作を示す模式図である。 図5は開口面を上向きにする姿勢で投入されたキャップの整列経過を示す模式図である。 図6は開口面を下向きにする姿勢で投入されたキャップの整列経過を示す模式図である。 図7は開口面を進行方向下流向きにする姿勢で投入されたキャップの整列経過を示す模式図である。 図8は開口面を進行方向上流向きにする姿勢で投入されたキャップの整列経過を示す模式図である。 図9は第1物品整列機の変形例を示す模式図である。 図10は第1物品整列機の変形例を示す模式図である。 図11は第2物品整列機の変形例を示す模式図である。 図12は第1物品整列機における突起の変形例を示す模式図である。
符号の説明
1 キャップ
10 物品整列装置
20 第1物品整列機
21 整列器
22 突起
30 第2物品整列機
31 整列器

Claims (8)

  1. 2つの円筒状の表面を有する整列器を並べ、各整列器を水平に対し所定の傾斜角度を維持して回転させ、それら2つの整列器の円筒状の外表面上に物品を置いて一方から他方へ搬送することで該物品の向きを揃える物品整列機からなる物品整列装置であって、
    整列器の表面に突起を設ける物品整列装置。
  2. 前記突起を螺旋状に配置するとともに、進行方向下流の突起を、進行方向上流の突起よりも回転方向前方に進めた位置に配置する請求項1に記載の物品整列装置。
  3. 前記突起が相隣る他の突起となす最短距離をキャップの最小幅に概ね等しくする請求項1又は2に記載の物品整列装置。
  4. 前記整列器の円筒状の外表面に低摩擦化処理を施した請求項1〜3のいずれかに記載の整列装置。
  5. 前記突起の材質が、柔軟性物質である請求項1〜4のいずれかに記載の整列装置。
  6. 前記突起が、吸着性部材である請求項1〜4のいずれかに記載の整列装置。
  7. 前記物品整列機を第1物品整列機とし、該第1物品整列機の下流に円筒状の内表面を有する第2物品整列機を配置し、該第2物品整列機を水平に対し所定の傾斜角度を維持して任意の一方に回転させ、第1物品整列機の下流端から出てくる物品を第2物品整列機の内表面上に入れて排出口側へ搬送する過程で、物品の向きを仕上げ的に揃える請求項1〜6のいずれかに記載の物品整列装置。
  8. 前記物品整列機で向きを揃えられる物品が、キャップである請求項1〜7のいずれかに記載の物品整列装置。
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