JP2021109318A - 磁石クリップ - Google Patents

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【課題】低コスト且つ簡易な構成により被挟持物の滑りを防止することが可能な磁石クリップを提供することを目的とする。【解決手段】上蓋部と土台部とにより対象物を挟持するとともに、土台部の裏面に嵌込された磁石体が被磁着面に対して着脱可能に磁着されて使用される磁石クリップであって、土台部は、略四角形状の土台板を備え、土台板の対象物が挟持される側の左右両端近傍それぞれに切欠きが形成され、前記切欠きに中空の弾性体が嵌め込まれることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、磁石クリップに関する。
従来、紙等の対象物をバネ力によって挟持するとともに、磁石によって金属面やホワイトボード等の被磁着面に対して着脱可能に磁着される磁石クリップが知られている。この磁石クリップは、デスク周りや家庭の冷蔵庫等に磁着されて利便性良く使用されている。このような磁石クリップに関する各種の発明がなされてきた(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、下面に磁着部材が設けられる基盤と、基盤に回動自在に設けられる主板と、主板を基盤に対して付勢する付勢手段と、を有し、基盤は、前方側に下方に向けて下るよう傾斜される傾斜部を備え、被挟持物を挟持する挟持部は、基盤の傾斜部に設けられる基盤側挟持部と、主板に設けられる主板側挟持部とにより形成されるクリップが開示されている。特許文献1に係るクリップによれば、紙等のシート状の被挟持物を掲示したときに、被挟持物のフラつきを低減することができる。
また特許文献2には、ベースに取付けられた磁石体と、弾性体とを備え、磁石体は平面である磁着面を備えており、弾性体は、磁着面の近傍に配されたものであり、磁石体の磁着面を含む平面から突出しており、且つ磁着面が被磁着面に磁着させられたときに、被磁着面に押圧されて潰れるような突出部を備えたものである磁石構造体が開示されている。特許文献2に係る磁石構造体によれば、磁石が持つ磁着力を大きくしなくとも、磁石が被磁着面に対して滑りにくくなる。
特開2017−94652号公報 特開2016−36626号公報
ところで、上記の特許文献1に開示されたクリップでは、被挟持物の滑りを防止するために、主板の裏面及び基盤の傾斜部にエラストマー等の軟質弾性部材を設けている。特許文献1に開示された技術以外の従来のこのような被挟持物の滑りを防止するための構成としては、例えばゴム等の弾性体を基盤に一体成形するもの、押し出し一体成形するもの、ゴムをドブ漬けするもの等がある。
しかしながら、以上のような従来の被挟持物の滑りを防止するための構成では、成形費用や金型代、二次加工費が高コストになる問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、低コスト且つ簡易な構成により被挟持物の滑りを防止することが可能な磁石クリップを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る磁石クリップは、上蓋部と土台部とにより対象物を挟持するとともに、前記土台部の裏面に嵌込された磁石体が被磁着面に対して着脱可能に磁着されて使用される磁石クリップであって、前記土台部は、略四角形状の土台板を備え、前記土台板の前記対象物が挟持される側の左右両端近傍それぞれに切欠きが形成され、前記切欠きに中空の弾性体が嵌め込まれることを特徴とする。
また上記の目的を達成するために、前記上蓋部の前記対象物が挟持される側と逆側の後端及び左右端のそれぞれにおいて、下方に伸びるよう折曲された後側縁と、左側縁と、右側縁とを有し、前記後側縁と前記左側縁と前記右側縁とは、当該磁石クリップが開状態のときに前記土台部の後端上面を覆う凹み空間を構成することを特徴とする。
また上記の目的を達成するために、前記上蓋部と前記土台部とを接続する軸体を有し、前記軸体にダブルトーションバネを軸通させることを特徴とする。
また上記の目的を達成するために、前記土台部は、前記土台板の左右端においてそれぞれ下方に折曲された右側面板及び左側面板と、前記土台板の後端において下方に折曲された背面板とを備え、前記背面板の上下高さは、前記右側面板及び前記左側面板の上下高さよりも低いことを特徴とする。
また上記の目的を達成するために、前記土台部の裏面に嵌込された磁石体の裏面の前記対象物が挟持される側には、左右に亘って横長略長方形状の滑り止め性を有するシート体が貼着されたことを特徴とする。
本発明によれば、低コスト且つ簡易な構成により被挟持物の滑りを防止することができる。
本実施形態に係る磁石クリップの一例に係る斜視図である。 本実施形態に係る磁石クリップの一例を右側方から見た図である。 本実施形態に係る磁石クリップの一例を背面側から見た図である。 本実施形態に係る磁石クリップの一例を底面から見た斜視図である。 本実施形態に係る磁石クリップの一例に係る分解斜視図である。 本実施形態に係る土台部の一例を上面から見た図である。 本実施形態に係る上蓋部の内側を拡大して見た斜視図である。 本実施形態に係る土台部の第1変形例を上面から見た図である。 本実施形態に係る土台部の第2変形例を上面から見た図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、本発明を紙等の対象物をバネ力によって挟持するとともに、磁石によって金属面やホワイトボード等の被磁着面に対して着脱可能に磁着される磁石クリップに対して適用した場合を例に挙げて説明するが、この場合に限定されるものではない。磁石を備えないクリップ等に対しても適宜適用可能である。
[磁石クリップの構成例]
図1は、本実施形態に係る磁石クリップの一例に係る斜視図である。図2(a)、(b)、(c)は、それぞれ本実施形態に係る磁石クリップの一例を右側方から見た図である。図2(a)は磁石クリップが閉状態を示す図であり、図2(b)は磁石クリップが開いて上蓋部と土台部とが略平行になった状態を示す図であり、図2(c)は磁石クリップの開状態を示す図である。なお、左側方から見た図は、図2の各図と対称に表れるため、図示を省略する。
図3は、本実施形態に係る磁石クリップの一例を背面側から見た図である。図4は、本実施形態に係る磁石クリップの一例を底面側から見た斜視図である。図5は、本実施形態に係る磁石クリップの一例に係る分解斜視図である。図6は、本実施形態に係る土台部の一例を上面から見た図である。
図1〜図5に示す磁石クリップ1は、主に上蓋部2と、磁石を備える土台部3とから構成される(図1参照)。この磁石クリップ1は、上蓋部2と土台部3とにより紙等の対象物を挟持するとともに、土台部3の裏面に嵌込された磁石体4(例えば図4参照)が金属面やホワイトボード等の被磁着面に対して着脱可能に磁着されて使用されるものである。
上蓋部2は、図1に示すように、前後方向に向かって緩やかな曲面状に形成された蓋本体21と、蓋本体21の前後端においてそれぞれ下方に伸びるよう折曲された前側縁22及び後側縁23と、蓋本体21の左右端においてそれぞれ下方に伸びるよう折曲された右側縁24及び左側縁25と、右側縁24及び左側縁25よりも内側下方に向けて伸びるよう折曲された逆三角形状の右支持板26及び左支持板27とを備える。また、蓋本体21の上面後方には、使用者が容易に押下可能になるよう緩やかな窪み21A(図1や図3参照)が形成されている。2つの右支持板26及び左支持板27には、円形の接続孔26A、27Aが穿設されている(図5参照、図5では左支持板27及び左支持板27側の接続孔27Aは不図示)。なお、これら蓋本体21、前側縁22、後側縁23、右側縁24、左側縁25、右支持板26及び左支持板27は、プラスティック等の樹脂によって一体的に成形される。但し、これら蓋本体21、前側縁22、後側縁23、右側縁24、左側縁25、右支持板26及び左支持板27は樹脂製に限定されるものではなく、金属製のものであってもよい。
この上蓋部2では、左右端において従来品では形成されることのなかった右側縁24及び左側縁25が形成されている。これら右側縁24及び左側縁25は前後方向の後方に向かう程上下長さが長くなるよう構成される(図2参照)。これら右側縁24及び左側縁25によって、上蓋部2の高い強度を確保することができる。
また、この上蓋部2の裏面後方において、後側縁23と右側縁24と左側縁25とにより囲まれた凹み空間S1(図2参照)が形成される。この凹み空間S1は、図2(c)に示すように、磁石クリップ1が開状態のときに土台部3の後端上面側を覆うこととなる。このため、凹み空間S1がない場合に比べて、磁石クリップ1の広い開口領域、すなわち図2(c)の状態における上蓋部2と土台部3との間の開口領域をより広く確保することができる。また、図2(b)に示すように、上蓋部2の後端は土台部3の後端よりも後方に長く構成されることにより、両者が同程度の長さで構成される従来品より、テコの原理を利用して軽い力で開閉することができる。
土台部3は、図3や図5に示すように、略四角形状に形成された土台板31と、土台板31の左右端においてそれぞれ下方に折曲された右側面板32及び左側面板33と、土台板31の後端において下方に折曲された背面板34とを備える。右側面板32、左側面板33及び背面板34の各々は横長長方形状に形成される。なお、これら土台板31、右側面板32、左側面板33及び背面板34は、ステンレス等の金属製の板によって形成される。また、土台板31の形状は略四角形状に限定されるものではなく、本発明の趣旨に沿ってその他の形状であってもよい。さらに、土台板31、右側面板32、左側面板33及び背面板34は金属製のものに限定されるものではなく、樹脂製のものであってもよい。
なお、背面板34の上下高さは、右側面板32及び左側面板33の上下高さよりもやや低くなっている。すなわち、背面板34の下端縁が、土台部3の裏面に嵌め込まれる磁石板4の裏面と同一面上若しくは同一面より少しだけ上側に引っ込んだ位置に配置される。これにより、上蓋部2と土台部3とを開閉させる際の背面板34の下端縁及び磁石板4の裏面に対する指当たりが良くなり、従来品において開閉時に指が痛い、違和感がある等の問題を改善することができる。
また、図5に示すように、土台板31の上面の左右端略中央には、それぞれ略U字状の右支持部35、左支持部36が立設されている。これら右支持部35、左支持部36は、土台板31の一部(略U字状の部分)を切断して立ち上げることによって形成されたものであり、それぞれ円形の接続孔35A、36Aが穿設されている。これらの接続孔35A、36Aは、上蓋部2を土台部3に取付けるためのものである。
また、図4〜図6に示すように、土台板31は、前後方向の前方、すなわち対象物が挟持される側において、左右両端(左右両端近傍に含まれる)に二箇所の切欠き31A、31Bが形成されている。これらの切欠き31A、31Bは、断片化されたシリコンチューブやOリング等の中空の弾性体5を嵌め込むためのものである。なお、弾性体5は、その他TPE・TPU等の熱可塑性樹脂及びNR・クロロプレンゴム・ブチルゴム・ニトリルブタジエンゴム・ウレタンゴム等の樹脂系ゴム(合成ゴム)チューブであってもよい。
これらの切欠き31A、31Bが形成されることにより以下の利点を奏する。その利点とは、磁石クリップ1の製造者が、簡易に構成される切欠き31A、31Bのそれぞれに沿って、手作業等により土台板31の左右両端側に弾性体5を嵌め込むことによって、最小限の時間及び人件費の二次加工費で土台板31の前端側に滑り止め機能を持たせることができることである。すなわち、例えばゴム等の弾性体を土台板31に一体成形するもの、押し出し一体成形するもの、ゴムをドブ漬けするものに比して安価な二次加工費により滑り止め機能を実現することができる。
また、前述の通り、上蓋部2は樹脂で形成されており、上蓋部2において2つの弾性体5の各々との接触位置に、任意の形状例えば四角形状の当接面28(図2参照)を形成することで、この樹脂製の当接面28と弾性体5との間で紙以外の滑りやすいクリアファイル等であってもしっかり挟持して固定することができる。
このような土台部3の裏面側には、土台板31、右側面板32、左側面板33及び背面板34に囲まれた空間S2(図4、図5参照)が形成され、この空間S2に磁石体4が嵌め込まれて固定される。
磁石体4は、図5に示すように、直方体形状の磁石である。磁石体4の左右方向の幅は、土台部3の左側面板32と右側面板33との間の間隔と同一又は少し短い。また、磁石体4の前後方向の長さは土台板31の前後方向の長さよりも短い。より具体的には、図4に示すように、土台板31の前後方向の全体の長さから前述の切欠き31A、31Bよりも前方側の長さを差し引いた長さである。更に、磁石体4の上下方向の厚みは、背面板34の上下高さに等しい又は背面板34の上下高さより少しだけ長い。以上に示す磁石体4は、接着剤等により土台板31の裏面に固定される。
この磁石体4の裏面において前後方向の前方側には、横長略長方形状のシート体6が左右に亘って接着剤等により貼着されている(図4、図5参照)。シート体6とは、例えば天然/合成ゴムまたは弾性類似素材にアルキド樹脂を主成分として硬化剤およびポリイソシアネートプレポリマーを混合して硬化させたウレタン系塗装剤を塗布したシートである。このシート体6が前後方向の前方側(すなわち、被磁着面に磁着した磁石クリップ1を取り外すに際し、テコの原理を利用して上蓋部2の後端を把持して手前に引いて取り外す場合の支点となる位置)に貼着されることによって、対象物が挟持され且つ吊下された状態で磁石クリップ1を被磁着面に磁着させたときに、高い滑り止め効果を得ることができる。すなわち、シート体6を貼着しない場合に比べてより多くの枚数の紙を挟持することができる。
軸体7は、上蓋部2と土台部3とを接続するための例えばステンレス等の金属製の棒部材である(図5参照)。この軸体7は、上蓋部2の接続孔26A、土台部3の接続孔35A、土台部3の接続孔36A、上蓋部2の接続孔27Aの順に軸通される。そして軸体7の先端を押し広げることで接続孔27Aから抜けないようにする。これにより、上蓋部2が土台部3に対して回転可能となる。
なお、この軸体7を各接続孔26A、35A、36A、27Aに軸通させるに際し、軸体7にダブルトーションバネ8を軸通させる(図3や図5参照)。ダブルトーションバネ8とは、左右2つの捩じりコイルばねが合体した形状のバネである。具体的には、図3に示すように、ダブルトーションバネ8のコの字型の部分が土台板31の上面後方側に当接し、ダブルトーションバネ8の左右先端の直線部分が蓋本体21の裏面後方両端側に当接するように配設される。
これにより、ダブルトーションバネ8により上蓋部2に対して加えられるバネ力を左右均等にするとともに、上蓋部2と土台部3とで対象物を左右バランスよく挟むことができる。また、従来品よりも軽い力で開閉させることが可能となる。すなわち、従来の通常のトーションバネでは左右バランスがアンバランスであり、薄い紙や滑りやすいものを挟むと左右のうちどちらかが抜けるか弱くなってしまったり、上蓋部2の歪みも発生したりしていた。しかしながら、本実施形態に係る磁石クリップ1によれば、このような状況を改善することができる。
図7は、本実施形態に係る上蓋部の内側を拡大して見た斜視図である。なお、図7では、説明の便宜上ダブルトーションバネ8は図示を省略している。
図7に示すように、左支持板27の内側面には、直方体状の3本のガイド部27B、27C、27Dが平行に並んで突設されている。これらガイド部27B、27C、27Dの上端は上蓋体21の裏面上であり、下端は左支持部36の上部円弧形状の部分の外周に沿う位置、すなわち各々の下端が円弧形状の左上部、中央上部、右上部との間で僅かな間隙を有する位置である。
これらガイド部27B、27C、27Dが突設されることで、以下の利点を奏する。その利点とは、左支持部36の位置決めが容易になることである。また他の利点として、使用者が蓋本体21を例えば鉛直下方向に力を加えて押した場合等に、ガイド部27B、27C、27Dと左支持部36との干渉によって蓋本体21の必要以上の変形を抑え、上蓋部2の強度を高めることができる。なお、右支持板26の内側面にも同様の3本のガイド部が形成されるものとする。但し、ガイド部の本数は3本に限定されるわけではなく、例えば4本以上であっても良いし、これらガイド部27B、27C、27Dを繋げ合わせた形状を1個のガイド部として設けてもよい。
[土台部の第1変形例]
図8は、本実施形態に係る土台部の第1変形例を上面から見た図である。
前述の図6に示す土台部3では、土台板31は、左右両端に二箇所の切欠き31A、31Bが形成されていた。本第1変形例に係る土台部300では、土台板310の前後方向の前端(左右両端近傍に含まれる)において、左右二箇所の切欠き310A、310Bが形成されている。これらの切欠き310A、310Bは、断片化されたシリコンチューブやOリング等の中空の弾性体5を嵌め込むためのものである。なお、弾性体5は、その他TPE・TPU等の熱可塑性樹脂及びNR・クロロプレンゴム・ブチルゴム・ニトリルブタジエンゴム・ウレタンゴム等の樹脂系ゴム(合成ゴム)チューブであってもよい。
これらの切欠き310A、310Bが形成されることにより以下の利点を奏する。その利点とは、磁石クリップ1の製造者が、簡易に構成される切欠き310A、310Bのそれぞれに沿って、手作業等により土台板310の左右両端側に弾性体5を嵌め込むことによって、最小限の時間及び人件費の二次加工費で土台板310の前端側に滑り止め機能を持たせることができることである。すなわち、例えばゴム等の弾性体を土台板310に一体成形するもの、押し出し一体成形するもの、ゴムをドブ漬けするものに比して安価な二次加工費により滑り止め機能を実現することができる。その他の構成については前述と同様であるため、説明を省略する。
[土台部の第2変形例]
図9は、本実施形態に係る土台部の第2変形例を上面から見た図である。
前述の図8に示す第1変形例に係る土台部300では、土台板310の前後方向の前端において左右二箇所に形成された切欠き310A、310Bの各々に、異なる2つの中空の弾性体5が嵌め込まれるものであった。本第2変形例に係る土台部300では、切欠き310A、310Bに、一つの断面横長楕円形状の中空の弾性体50が嵌め込まれる。弾性体50は、シリコンチューブやその他TPE・TPU等の熱可塑性樹脂及びNR・クロロプレンゴム・ブチルゴム・ニトリルブタジエンゴム・ウレタンゴム等の樹脂系ゴム(合成ゴム)チューブである。本第2変形例に係る土台部300によれば、前述の第1変形例に係る利点に加え、土台板310に嵌め込む弾性体の個数を減らすことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 磁石クリップ
2 上蓋部
3 土台部
4 磁石体
5 弾性体
6 シート体
7 軸体
8 ダブルトーションバネ
23 後側縁
24 右側縁
25 左側縁
31 土台板
32 右側面板
33 左側面板
34 背面板
S1 凹み空間

Claims (5)

  1. 上蓋部と土台部とにより対象物を挟持するとともに、前記土台部の裏面に嵌込された磁石体が被磁着面に対して着脱可能に磁着されて使用される磁石クリップであって、
    前記土台部は、略四角形状の土台板を備え、
    前記土台板の前記対象物が挟持される側の左右両端近傍それぞれに切欠きが形成され、前記切欠きに中空の弾性体が嵌め込まれることを特徴とする磁石クリップ。
  2. 前記上蓋部の前記対象物が挟持される側と逆側の後端及び左右端のそれぞれにおいて、下方に伸びるよう折曲された後側縁と、左側縁と、右側縁とを有し、
    前記後側縁と前記左側縁と前記右側縁とは、当該磁石クリップが開状態のときに前記土台部の後端上面を覆う凹み空間を構成することを特徴とする請求項1に記載の磁石クリップ。
  3. 前記上蓋部と前記土台部とを接続する軸体を有し、
    前記軸体にダブルトーションバネを軸通させることを特徴とする請求項1に記載の磁石クリップ。
  4. 前記土台部は、前記土台板の左右端においてそれぞれ下方に折曲された右側面板及び左側面板と、前記土台板の後端において下方に折曲された背面板とを備え、
    前記背面板の上下高さは、前記右側面板及び前記左側面板の上下高さよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の磁石クリップ。
  5. 前記土台部の裏面に嵌込された磁石体の裏面の前記対象物が挟持される側には、左右に亘って横長略長方形状の滑り止め性を有するシート体が貼着されたことを特徴とする請求項1に記載の磁石クリップ。
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