JP2021109013A - 眼精疲労回復装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ユーザが遠近感の変化を知覚させる画像を視ることで眼精疲労の回復を促す眼精疲労回復装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10は、図1に示すように、ベース部12、支持部14及び光学系収納部16を備え、ユーザが接眼レンズ162L、162Rを覗き、遠近感が変化する画像を視認することで、眼精疲労を回復させることができる。
接眼レンズ162L、162Rは、それぞれ凸レンズであり、右眼用及び左眼用に対応する。各接眼レンズ162L、162Rはレンズホルダ170を介して前面カバー103に固定される。詳細には、レンズホルダ170は、間隔を空けて配置された円環状の左保持部170L及び右保持部170Rと、右保持部170R及び左保持部170Lを互いに連結する棒状の接続部材170Cと、を有し、左保持部170L及び右保持部170Rは、それぞれ接眼レンズ162L、162Rの外周縁を保持する。
ただし、画像は、表示部164の表示面165の左側と右側にそれぞれ左眼用画像及び右眼用画像として表示され、接眼レンズ162L、162Rを介して左眼及び右眼で視認されることでユーザに奥行き感を知覚させる画像である。この画像は、凸レンズである接眼レンズ162L、162Rの作用により、ユーザから見て無限遠にあるように設定されるので、ユーザは、その画像を遠方の離れた位置にある立体画像と認識する。画像は静止画であっても良いし、動画であってもよい。
表示面165の法線方向は斜め上方を向いている。詳細には、表示面165の法線方向が、表示面165からユーザの両眼へとそれぞれ向かう光軸AXL、AXRが延びる方向となっている。
遮蔽板166の正面側(ユーザ側)の端部には、一部が切り欠かれた切り欠き166aが形成され、この切り欠き166aの部分をレンズホルダ170の接続部材170Cが通っている。
なお、ナット168a(表示部164)の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
制御器(不図示)は、CPUを有し、CPUにて実行されるコンピュータプログラムにより眼精疲労回復装置10を制御できる。制御器は背面カバー104と駆動回路174との間に配置されている。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ168dが回転するとともにボールねじ168bが回転し、ナット168aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ168dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る眼精疲労回復装置について説明する。第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
詳細には、この駆動部(知覚提供手段の一例)268は、図4に示すように、ラック268a、ピニオン268b、ガイド168c及びモータ268dを有し、第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同様に、矢印で示す方向Aに表示部164を移動させることができる。
従って、モータ168dが回転すると、ピニオン268bが回転し、表示部164は、ラック268aが延びる方向、すなわち、図2に示す光軸AXL、AXRが延びる方向に移動する。表示部164の移動範囲は、例えば10〜30mmに設定される。
なお、表示部164の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ268dが回転するとともにピニオン168bが回転し、ラック268aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ268dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
表示部164は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、画像を表示する任意の表示器であればよい。
また、知覚提供手段は、ユーザに画像の遠近感の変化を知覚させることができれば駆動部168や駆動部268に限定されるものではない。
12 ベース部
14 支持部
16 光学系収納部
102 接触面
103 前面カバー
104 背面カバー
122 操作レバー
124 押ボタン
162L、162R 接眼レンズ
164 表示部
165 表示面
166 遮蔽板
166a 切り欠き
168 駆動部
168a ナット
168b ボールねじ
168c ガイド
168d モータ
168e カップリング
170 レンズホルダ
170C 接続部材
170L 左保持部
170R 右保持部
172 フレーム
174 駆動回路
268 駆動部
268a ラック
268b ピニオン
268d モータ
AXL、AXR 光軸
PL、PR 突起
本発明は、ユーザが遠近感の変化を知覚させる画像を視ることで眼精疲労の回復を促す眼精疲労回復装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10は、図1に示すように、ベース部12、支持部14及び光学系収納部16を備え、ユーザが接眼レンズ162L、162Rを覗き、遠近感が変化する画像を視認することで、眼精疲労を回復させることができる。
接眼レンズ162L、162Rは、それぞれ凸レンズであり、右眼用及び左眼用に対応する。各接眼レンズ162L、162Rはレンズホルダ170を介して前面カバー103に固定される。詳細には、レンズホルダ170は、間隔を空けて配置された円環状の左保持部170L及び右保持部170Rと、右保持部170R及び左保持部170Lを互いに連結する棒状の接続部材170Cと、を有し、左保持部170L及び右保持部170Rは、それぞれ接眼レンズ162L、162Rの外周縁を保持する。
ただし、画像は、表示部164の表示面165の左側と右側にそれぞれ左眼用画像及び右眼用画像として表示され、接眼レンズ162L、162Rを介して左眼及び右眼で視認されることでユーザに奥行き感を知覚させる画像である。この画像は、凸レンズである接眼レンズ162L、162Rの作用により、ユーザから見て無限遠にあるように設定されるので、ユーザは、その画像を遠方の離れた位置にある立体画像と認識する。画像は静止画であっても良いし、動画であってもよい。
表示面165は、斜め上方を向いている。詳細には、表示面165の法線方向が、表示面165からユーザの両眼へとそれぞれ向かう光軸AXL、AXRが延びる方向となっている。
遮蔽板166の正面側(ユーザ側)の端部には、一部が切り欠かれた切り欠き166aが形成され、この切り欠き166aの部分をレンズホルダ170の接続部材170Cが通っている。
なお、ナット168a(表示部164)の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
制御器(不図示)は、CPUを有し、CPUにて実行されるコンピュータプログラムにより眼精疲労回復装置10を制御できる。制御器は背面カバー104と駆動回路174との間に配置されている。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ168dが回転するとともにボールねじ168bが回転し、ナット168aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ168dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る眼精疲労回復装置について説明する。第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
詳細には、この駆動部(知覚提供手段の一例)268は、図4に示すように、ラック268a、ピニオン268b、ガイド168c及びモータ268dを有し、第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同様に、矢印で示す方向Aに表示部164を移動させることができる。
従って、モータ168dが回転すると、ピニオン268bが回転し、表示部164は、ラック268aが延びる方向、すなわち、図2に示す光軸AXL、AXRが延びる方向に移動する。表示部164の移動範囲は、例えば10〜30mmに設定される。
なお、表示部164の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ268dが回転するとともにピニオン168bが回転し、ラック268aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ268dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
表示部164は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、画像を表示する任意の表示器であればよい。
また、知覚提供手段は、ユーザに画像の遠近感の変化を知覚させることができれば駆動部168や駆動部268に限定されるものではない。
12 ベース部
14 支持部
16 光学系収納部
102 接触面
103 前面カバー
104 背面カバー
122 操作レバー
124 押ボタン
162L、162R 接眼レンズ
164 表示部
165 表示面
166 遮蔽板
166a 切り欠き
168 駆動部
168a ナット
168b ボールねじ
168c ガイド
168d モータ
168e カップリング
170 レンズホルダ
170C 接続部材
170L 左保持部
170R 右保持部
172 フレーム
174 駆動回路
268 駆動部
268a ラック
268b ピニオン
268d モータ
AXL、AXR 光軸
PL、PR 突起
本発明は、ユーザが遠近感の変化を知覚させる画像を視ることで眼精疲労の回復を促す眼精疲労回復装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10は、図1に示すように、ベース部12、支持部14及び光学系収納部16を備え、ユーザが接眼レンズ162L、162Rを覗き、遠近感が変化する画像を視認することで、眼精疲労を回復させることができる。
接眼レンズ162L、162Rは、それぞれ凸レンズであり、左眼用及び右眼用に対応する。各接眼レンズ162L、162Rはレンズホルダ170を介して前面カバー103に固定される。詳細には、レンズホルダ170は、間隔を空けて配置された円環状の左保持部170L及び右保持部170Rと、右保持部170R及び左保持部170Lを互いに連結する棒状の接続部材170Cと、を有し、左保持部170L及び右保持部170Rは、それぞれ接眼レンズ162L、162Rの外周縁を保持する。
ただし、画像は、表示部164の表示面165の左側と右側にそれぞれ左眼用画像及び右眼用画像として表示され、接眼レンズ162L、162Rを介して左眼及び右眼で視認されることでユーザに奥行き感を知覚させる画像である。この画像は、凸レンズである接眼レンズ162L、162Rの作用により、ユーザから見て無限遠にあるように設定されるので、ユーザは、その画像を遠方の離れた位置にある立体画像と認識する。画像は静止画であっても良いし、動画であってもよい。
表示面165は、斜め上方を向いている。詳細には、表示面165の法線方向が、表示面165からユーザの両眼へとそれぞれ向かう光軸AXL、AXRが延びる方向となっている。
遮蔽板166の正面側(ユーザ側)の端部には、一部が切り欠かれた切り欠き166aが形成され、この切り欠き166aの部分をレンズホルダ170の接続部材170Cが通っている。
なお、ナット168a(表示部164)の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
制御器(不図示)は、CPUを有し、CPUにて実行されるコンピュータプログラムにより眼精疲労回復装置10を制御できる。制御器は背面カバー104と駆動回路174との間に配置されている。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ168dが回転するとともにボールねじ168bが回転し、ナット168aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ168dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る眼精疲労回復装置について説明する。第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
詳細には、この駆動部(知覚提供手段の一例)268は、図4に示すように、ラック268a、ピニオン268b、ガイド168c及びモータ268dを有し、第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同様に、矢印で示す方向Aに表示部164を移動させることができる。
従って、モータ268dが回転すると、ピニオン268bが回転し、表示部164は、ラック268aが延びる方向、すなわち、図2に示す光軸AXL、AXRが延びる方向に移動する。表示部164の移動範囲は、例えば10〜30mmに設定される。
なお、表示部164の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ268dが回転するとともにピニオン268bが回転し、ラック268aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ268dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
表示部164は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、画像を表示する任意の表示器であればよい。
また、知覚提供手段は、ユーザに画像の遠近感の変化を知覚させることができれば駆動部168や駆動部268に限定されるものではない。
12 ベース部
14 支持部
16 光学系収納部
102 接触面
103 前面カバー
104 背面カバー
122 操作レバー
124 押ボタン
162L、162R 接眼レンズ
164 表示部
165 表示面
166 遮蔽板
166a 切り欠き
168 駆動部
168a ナット
168b ボールねじ
168c ガイド
168d モータ
168e カップリング
170 レンズホルダ
170C 接続部材
170L 左保持部
170R 右保持部
172 フレーム
174 駆動回路
268 駆動部
268a ラック
268b ピニオン
268d モータ
AXL、AXR 光軸
PL、PR 突起
本発明は、ユーザが遠近感の変化を知覚させる画像を視ることで眼精疲労の回復を促す眼精疲労回復装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10は、図1に示すように、ベース部12、支持部14及び光学系収納部16を備え、ユーザが接眼レンズ162L、162Rを覗き、遠近感が変化する画像を視認することで、眼精疲労を回復させることができる。
接眼レンズ162L、162Rは、それぞれ凸レンズであり、左眼用及び右眼用に対応する。各接眼レンズ162L、162Rはレンズホルダ170を介して前面カバー103に固定される。詳細には、レンズホルダ170は、間隔を空けて配置された円環状の左保持部170L及び右保持部170Rと、右保持部170R及び左保持部170Lを互いに連結する棒状の接続部材170Cと、を有し、左保持部170L及び右保持部170Rは、それぞれ接眼レンズ162L、162Rの外周縁を保持する。
ただし、画像は、表示部164の表示面165の左側と右側にそれぞれ左眼用画像及び右眼用画像として表示され、接眼レンズ162L、162Rを介して左眼及び右眼で視認されることでユーザに奥行き感を知覚させる画像である。この画像は、凸レンズである接眼レンズ162L、162Rの作用により、ユーザから見て無限遠にあるように設定されるので、ユーザは、その画像を遠方の離れた位置にある立体画像と認識する。画像は静止画であっても良いし、動画であってもよい。
表示面165は、斜め上方を向いている。詳細には、表示面165の法線方向が、表示面165からユーザの両眼へとそれぞれ向かう光軸AXL、AXRが延びる方向となっている。
遮蔽板166の正面側(ユーザ側)の端部には、一部が切り欠かれた切り欠き166aが形成され、この切り欠き166aの部分をレンズホルダ170の接続部材170Cが通っている。
なお、ナット168a(表示部164)の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
制御器(不図示)は、CPUを有し、CPUにて実行されるコンピュータプログラムにより眼精疲労回復装置10を制御できる。制御器は背面カバー104と駆動回路174との間に配置されている。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ168dが回転するとともにボールねじ168bが回転し、ナット168aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ168dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る眼精疲労回復装置について説明する。第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
詳細には、この駆動部(知覚提供手段の一例)268は、図4に示すように、ラック268a、ピニオン268b、ガイド168c及びモータ268dを有し、第1の実施の形態に係る眼精疲労回復装置10と同様に、矢印で示す方向Aに表示部164を移動させることができる。
従って、モータ268dが回転すると、ピニオン268bが回転し、表示部164は、ラック268aが延びる方向、すなわち、図2に示す光軸AXL、AXRが延びる方向に移動する。表示部164の移動範囲は、例えば10〜30mmに設定される。
なお、表示部164の原点位置は、ユーザから見て手前側の移動範囲の端部に設定され、電源が入れられるとこの原点位置に復帰する。
まず、ユーザが電源を入れると、モータ268dが回転するとともにピニオン268bが回転し、ラック268aにフレーム172を介して固定された表示部164が、原点位置に復帰する。
治療が開始されると、モータ268dが回転し、視標となる画像(ユーザが遠方にあると認識する立体画像)を表示した表示部164が予め決められた時間t1の間、予め決められた速さで移動範囲を往復する。
ただし、表示部164は、移動範囲の両端においては、予め決められた時間t2だけ停止する。また、表示部164は、予め決められた周期T1で画像の表示と非表示とを繰り返す。更に、表示部164は、予め決められた周期T2で表示する画像を変更する。
その結果、水晶体の厚さを調節する毛様体が伸縮運動し、目のピント調節機能がリフレッシュされ、眼精疲労の回復が促される。
表示部164は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、画像を表示する任意の表示器であればよい。
また、知覚提供手段は、ユーザに画像の遠近感の変化を知覚させることができれば駆動部168や駆動部268に限定されるものではない。
12 ベース部
14 支持部
16 光学系収納部
102 接触面
103 前面カバー
104 背面カバー
122 操作レバー
124 押ボタン
162L、162R 接眼レンズ
164 表示部
165 表示面
166 遮蔽板
166a 切り欠き
168 駆動部
168a ナット
168b ボールねじ
168c ガイド
168d モータ
168e カップリング
170 レンズホルダ
170C 接続部材
170L 左保持部
170R 右保持部
172 フレーム
174 駆動回路
268 駆動部
268a ラック
268b ピニオン
268d モータ
AXL、AXR 光軸
PL、PR 突起
Claims (8)
- ユーザが覗く接眼レンズと、
前記接眼レンズを介して視認される画像を表示する表示部と、
前記ユーザに前記画像の遠近感の変化を知覚させる知覚提供手段と、を備えた眼精疲労回復装置。 - 請求項1記載の眼精疲労回復装置において、
前記知覚提供手段が、前記表示部を移動させる駆動部である眼精疲労回復装置。 - 請求項2記載の眼精疲労回復装置であって、
前記表示部の移動方向が、該表示部から前記両眼へと向かう光軸が延びる方向である眼精疲労回復装置。 - 請求項3記載の眼精疲労回復装置であって、
前記駆動部が、前記表示部に固定されたラックと、
前記ラックと噛み合うピニオンと、
前記表示部を支持し、前記移動方向への移動を案内するガイドと、
前記ピニオンを回転させるモータと、を有する眼精疲労回復装置。 - 請求項3記載の眼精疲労回復装置であって、
前記駆動部が、前記表示部を支持するナットと、
前記ナットに対応し、前記移動方向に延びるボールねじと、
前記表示部を支持し、前記移動方向への移動を案内するガイドと、
前記ボールねじを回転させるモータと、を有する眼精疲労回復装置。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載の眼精疲労回復装置であって、
前記画像が、前記ユーザの左眼及び右眼にてそれぞれ視認され、離れた位置にあると認識させる左眼用画像及び右眼用画像であり、
前記表示部が、前記左眼用画像及び前記右眼用画像を表示する表示面を有する眼精疲労回復装置。 - 請求項6記載の眼精疲労回復装置であって、
前記左眼用画像及び前記右眼用画像がそれぞれ前記右眼及び前記左眼にて視認されることを抑制する遮蔽部材を更に備える眼精疲労回復装置。 - 請求項7記載の眼精疲労回復装置であって、
前記遮蔽部材が、前記表示面を正面視して該表示面を左側と右側を分割するように左右中央部に設けられ、
前記表示面が、前記左側に前記左眼用画像を表示し、前記右側に前記右眼用画像を表示する眼精疲労回復装置。
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