JP2007252714A - 調節過緊張緩和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調節過緊張状態にある眼を効果的に緩和する調節過緊張緩和装置の提供。
【解決手段】使用者に視標を固視させた状態で、眼の調節過緊張を緩和にする調節過緊張緩和装置10であって、視標板32の表示状態を変化させる視標表示状態制御手段と、通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気を生成する酸素富化空気生成手段(酸素富化膜16)と、酸素富化空気を使用者に提供する酸素富化空気提供手段(減圧ポンプ14及び酸素富化空気吹き出し口26)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、眼の毛様体筋の調節過緊張状態をほぐす眼の調節過緊張緩和装置に関する。詳細には、本発明は、変化する視標を固視する使用者に酸素富化空気を提供することによって眼の毛様体筋の調節過緊張状態をほぐす眼の調節過緊張緩和装置に関する。
ディスプレイ画面や書物などの表示体を長時間にわたって見続けると、眼のピントの微調整を行っている毛様体筋が調節過緊張の状態となり、眼精疲労の一因となる。そこで、眼の毛様体筋の調節過緊張をほぐすために、従来の調節過緊張緩和装置として、表示状態が変化する視標、例えば、一定間隔で点滅する視標あるいは光軸方向に遠近に変化する視標を被検者に見せて、緊張状態にある毛様体筋を運動させることによって眼の毛様体筋の調節過緊張をほぐす眼科装置(例えば、両眼視検査装置)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上記従来技術に係る眼科装置は、視標の動的変化によって、毛様体筋の緊張が緩和されて眼精疲労等の回復にある程度の効果を発揮するものの、十分な効果を発揮するものとは言えない。
ところで、眼以外の身体部位に目を移すと、例えば頭脳の緊張をほぐす調節過緊張緩和装置がある。従来の調節過緊張緩和装置としては、椅子に座ったりベッドに横たわった状態で、リラックス効果のある音楽を聴かせたり、リラックス効果のある香りを嗅がせたり、酸素富化空気を経口で吸入させたりするものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。このような調節過緊張緩和装置は、集中力を回復させたり、眠気をすっきりさせたりすることができるというものである。
一方、酸素富化状態にある空気を、一日30分間吸収した結果、四週間後に視力回復が見られたという検証報告もあり、富化酸素が眼の調節弛緩に少なからず有効であることが実証されている。
特開2003−290303号公報 特開2005−170216号公報
したがって、このような技術背景の中で、本発明の解決すべき技術的課題は、調節過緊張状態にある眼を効果的に緩和する調節過緊張緩和装置を提供することである。
課題を解決するための手段及びその作用と効果
上述の技術的課題を解決するために、本発明に係る調節過緊張緩和装置は、以下の特徴を有する。
すなわち、本発明に係る調節過緊張緩和装置は、
使用者に視標を固視させた状態で、眼の調節過緊張を緩和にする調節過緊張緩和装置であって、
視標の表示状態を変化させる視標表示状態制御手段と、
通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気を生成する酸素富化空気生成手段と、
酸素富化空気を使用者に提供する酸素富化空気提供手段と、
を備えることを特徴とする。
上記構成の調節過緊張緩和装置によれば、表示状態が変化する視標を使用者が固視している状態で、通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気が使用者に提供される。視標が動的に変化することにより毛様体筋の緊張が緩和されるとともに、眼のリフレッシュ効果の高い酸素を多く含む酸素富化空気が使用者に提供されることにより毛様体筋の緊張が緩和される。したがって、視標の動的変化及び眼への酸素供給が重畳的に働くことにより、調節過緊張状態にある眼を効果的に緩和することができる。
視標が点滅したり視標が光軸方向に遠近に変化することによって、視標の表示状態を変化させることができる。
様々な方法で酸素富化空気を生成することができるが、酸素富化空気生成手段は、例えば、酸素富化膜を含んで構成される。あるいは、酸素富化空気生成手段は、酸素貯蔵容器からの酸素を空気で希釈するものから構成される。
酸素富化空気提供手段は、使用者の口又は鼻の近傍に配置されることにより、酸素を供給することが可能である。
以下に、本発明の一実施形態に係る眼の調節過緊張緩和装置10を、図1乃至2を参照しながら詳細に説明する。以下に説明する調節過緊張緩和装置10は、専ら眼2に緊張緩和機能(リラクゼーション効果)を提供する専用の装置であるが、本発明の調節過緊張緩和装置10は、専用の調節過緊張緩和装置とする代わりに、絵柄の描かれた左右一対の視標対を左右の眼2で見て、その絵柄がどのように視覚されるかを調べる立体視検査等を行う両眼視検査器に視機能訓練機能を組み込んだ形で使用することもできる。
図1に示すように、調節過緊張緩和装置10は、テーブル等の支持台に静置されて、使用者1の眼2が調節過緊張緩和装置10の接眼部に当接して装置内に配置された視標を固視する状態で使用される。
調節過緊張緩和装置10は、暗箱である筐体11の内部に、使用者に視標を固視させるための視標光学系と、通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気を生成するための酸素富化空気生成手段と、視標光学系や酸素富化空気生成手段の動作状態を電気的に制御する制御回路部24と、を備えている。
視標光学系は、接眼光学部及び結像光学部を有する視標光学部30と、複数の一対の視標が整列配置された視標板32と、視標を背後から照明する電球やLED等からなる照明光源34と、を備えている。
視標板32は、様々なタイプのものが使用可能であるが、例えば、光軸を中心にして回転する回転板タイプのものや、縦長の平板が上下にスライドするスライド板タイプのものが使用される。
結像光学部は、レンズ駆動部によって光軸に沿って基台上を滑動するように構成されており、固視対象の視標対が遠方位置又は近方位置で結像するように光軸方向に沿って移動することができる。光学的に遠方位置及び近方位置にある視標対を交互に使用者1に固視させることによって、眼2に動的な視覚的刺激が与えられ、眼2に視機能訓練機能(リラクゼーション効果)が提供される。もちろん、視標対を含む視標板32が物理的に光軸方向に前後に移動する構成とすることも可能である。
また、照明光源34が明るくなったり暗くなったりする点滅を繰り返すことで、固視対象の視標対の表示状態が動的に変化することにより、眼2に動的な視覚的刺激が与えられて、眼2に視機能訓練機能(リラクゼーション効果)が提供される。
したがって、視標表示状態制御手段は、視標対の動的変化を提示するための結像光学部や視標板32とそれらの移動を制御する制御回路部24とによって、あるいは照明光源34とそれらの点滅を制御する制御回路部24とによって構成される。
図1及び2に示した酸素富化空気提供手段は、高い酸素透過性を有する酸素富化膜16を用いたタイプのものである。酸素富化膜16によって酸素富化空気を得るためには、加圧した空気を酸素富化膜16に接触させたり、減圧ポンプ14を利用して酸素富化膜16の両側に圧力差を発生させたりすることが行われる。有機高分子材料からなる酸素富化膜16は、一般に窒素よりも酸素の方が透過しやすいから、低圧側に酸素富化空気が出てくる。
酸素富化膜16としては、ジメチルシロキサン、トリメチルビニルシラン、4−メチルペンテン、フェニレンオキシド等の重合体膜あるいはそれらの共重合体膜などの公知のものが使用される。また、酸素富化膜16の厚みは、大気から酸素の分離が良好に行われるものであれば、特に限定されるものではないが、30nm乃至100nm程度のものが使用される。これは、膜が薄いと機械的強度が弱くなるために膜の保持が困難になるからであり、膜が厚いと酸素透過流量が少なくなるからである。
空気取り入れ口22が筐体11の反使用者側(背面側)に設けられている。空気取り入れ口22の近傍には酸素富化ユニットが支持台12に固定されている。酸素富化ユニットにおいて、多孔質支持体によって支持された酸素富化膜16は、その低圧側が密閉状態となるように組み込まれている。酸素富化ユニットの大気側は大気に開放されており、酸素富化ユニットの低圧側はチューブ18を介して市販の減圧ポンプ14に接続されている。減圧ポンプ14は、2乃至3リッター/分の排気能力を備えている。
使用者側(前面側)に設けられた酸素富化空気提供手段としての酸素富化空気吹き出し口26と減圧ポンプ14との間は、チューブ18によって接続されており、酸素富化ユニットによって作成された酸素富化空気が酸素富化空気吹き出し口26から使用者1に供給される。なお、酸素富化空気吹き出し口26と減圧ポンプ14との間に防塵用フィルタが配設される。
図1及び2に示した実施形態では、使用時に使用者1の口4又は鼻3の近傍に位置するように、酸素富化空気吹き出し口26が配置されている。使用者1が視標を固視している間に、例えば、2乃至3リッター/分程度の流量で、酸素富化空気が使用者1に間欠的に又は連続的に供給される。したがって、酸素富化空気が使用者1の口4又は鼻3から体内に取り込まれる。
これに対して、酸素富化空気吹き出し口26を接眼部の近傍に配置することもできる。この場合、使用者1の眼2から直接的に酸素が取り込まれることになり、酸素によるリフレッシュ効果が迅速に現れる。直接的に眼に吹き付けられると不快感を与える可能性がある。そこで、吹き出し口が眼に向かない方向に配置することが好ましい。また、不快感を与えない僅かな風を感じる程度のごく僅かな量(例えば、0.5乃至1リッター/分程度の量)が供給される。調節過緊張緩和装置10の接眼部と使用者1の顔面とによって形成される接顔空間が密閉状態になって酸素富化空気が外部に流出することが少なくなるので、酸素富化空気の供給量が少なくて済むといったメリットや、供給される酸素富化空気中の酸素濃度が低くてもよいといったメリットを備えている。
酸素富化膜16を用いた酸素富化空気生成手段及び酸素富化空気提供手段によって、21体積%乃至40体積%の酸素を含む酸素富化空気が使用者に提供されるが、実用的には、21体積%乃至30体積%の酸素を含む酸素富化空気が使用者に提供される。したがって、酸素富化空気に接した使用者1は、心地よいリフレッシュ効果を得ることができる。
上述したように、表示状態が変化する視標を使用者1が固視している状態で、通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気を使用者に提供することによって、視標が動的に変化することによる毛様体筋の緊張緩和効果と、リフレッシュ効果の高い酸素富化空気の眼2への提供による緊張緩和効果とが重畳的に作用することにより、調節過緊張状態にある眼2を効果的に緩和することができる。
上記実施形態では、酸素富化空気生成手段として酸素富化膜16を用いたが、他の方法でも実現することができる。例えば、酸素貯蔵容器としての酸素ボンベ(カセット式のものも含む)に貯蔵された酸素と空気とを混合器によって所定の酸素濃度に混合することによって酸素富化空気を作成することができる。この場合、空気に対する酸素の混合割合を調節することによって、21体積%乃至40体積%の、好適には21体積%乃至30体積%の酸素を含む酸素富化空気が使用者に提供されるが、例えば酸素が60体積%程度のより高濃度のものまで幅広い範囲で酸素濃度を調整することができる。また、所望の酸素濃度に予め調製した酸素富化空気ボンベ(カセット式のものも含む)を酸素富化空気生成手段として用いることも可能である。いずれの場合においても、酸素富化膜16タイプのものと同様に、2乃至3リッター/分程度の流量で使用者1に供給される。
本発明の一実施形態に係る調節過緊張緩和装置の使用状況を説明する図である。 図1に示した調節過緊張緩和装置の概略構成図である。
符号の説明
1 使用者
2 眼
3 鼻
4 口
10 調節過緊張緩和装置
11 筐体
12 支持台
14 減圧ポンプ
16 酸素富化膜
18 チューブ
22 空気取り入れ口
24 制御回路部
26 酸素富化空気吹き出し口
30 視標光学部
32 視標板
34 照明光源

Claims (4)

  1. 使用者に視標を固視させた状態で、眼の調節過緊張を緩和にする調節過緊張緩和装置であって、
    視標の表示状態を変化させる視標表示状態制御手段と、
    通常の空気よりも酸素の含有割合の高い酸素富化空気を生成する酸素富化空気生成手段と、
    酸素富化空気を使用者に提供する酸素富化空気提供手段と、
    を備えることを特徴とする眼の調節過緊張緩和装置。
  2. 前記酸素富化空気生成手段は、酸素富化膜を含むことを特徴とする、請求項1記載の調節過緊張緩和装置。
  3. 前記酸素富化空気生成手段は、酸素貯蔵容器からの酸素を空気で希釈するものであることを特徴とする、請求項1記載の調節過緊張緩和装置。
  4. 前記酸素富化空気提供手段は、使用者の口又は鼻の近傍に配置されることを特徴とする、請求項1記載の調節過緊張緩和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6871650B1 (ja) * 2020-01-14 2021-05-12 株式会社デンケン 眼精疲労回復装置

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