JP2021108084A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】機体に連結された作業装置への更新プログラムの更新を簡単に行うことができるようにする。【解決手段】作業機は、作業装置を連結可能な機体と、機体に設けられた車載ネットワークと、機体を制御する機体制御装置と、作業装置の更新プログラムの更新を制御する更新制御装置と、機体に設けられ且つ、車載ネットワークに接続する第1コネクタと、第1コネクタに作業装置の通信ケーブルが接続されている状態で、更新制御装置によって車載ネットワークに更新プログラムが送信されている場合に報知を行う報知装置と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、農業機械、建設機械等の作業機に関する。
従来、作業機の更新プログラムを書き込むシステムとして、特許文献1が知られている。
特許文献1の車両用通信ネットワークに接続された作業機用制御装置に更新プログラムを書き込む作業機用制御装置のプログラム更新方法において、作業機用制御装置のプログラムのチェックに用いるデータを予め設定しておき、当該更新プログラムを作業機用制御装置に書き込む前に、予め作業機用制御装置に格納されている既存プログラムのチェックに用いるデータを消去しておき、その後に、更新プログラムを作業機用制御装置に書き込むと共に、当該更新プログラムのチェックに用いるデータを最後に作業機用制御装置に書き込んでいる。
特開2010−176372号公報
特許文献1では、作業機に備えた作業機用制御装置に更新プログラムを適正に書き込むことができ、非常に有用である。しかしながら、特許文献1では、作業機、即ち、車体に連結された別の作業装置の更新プログラムを更新することについて考慮されていないのが実情である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、機体に連結された作業装置への更新プログラムの更新を簡単に行うことができる作業機を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
作業機は、作業装置を連結可能な機体と、前記機体に設けられた車載ネットワークと、
前記機体を制御する機体制御装置と、前記作業装置の更新プログラムの更新を制御する更新制御装置と、前記機体に設けられ且つ、前記車載ネットワークに接続する第1コネクタと、前記第1コネクタに前記作業装置の通信ケーブルが接続されている状態で、前記更新制御装置によって前記車載ネットワークに前記更新プログラムが送信されている場合に報知を行う報知装置と、を備えている。
作業機は、前記更新プログラムを外部から受信可能な通信装置と、前記作業装置の前記更新プログラムを記憶する記憶装置と、を備え、前記更新制御装置は、前記通信装置が受信した前記更新プログラムを前記記憶装置に記憶した後、前記通信装置による更新プログラムの受信が完了した後に、前記記憶装置した前記更新プログラムを前記車載ネットワークに送信する。
作業機は、前記車載ネットワークに接続された複数の電装品を備え、前記更新制御装置は、前記更新プログラムを前記複数の電装品に分散する。
前記報知装置は、前記機体に設けられたランプであり、前記ランプによって前記更新プログラムが更新中であることを報知する。
前記報知装置は、前記機体に設けられたスピーカであり、前記スピーカから出力される音によって、前記更新プログラムが更新中であることを報知する。
前記報知装置は、前記第1コネクタから前記通信ケーブルが取り外された場合に前記更新と異なる報知を行う。
前記更新制御装置は、携帯端末に前記報知を行う。
本発明によれば、機体に連結された作業装置への更新プログラムの更新を簡単に行うことができる。
変速装置の構成図である。 昇降装置の斜視図である。 第1実施形態における作業機の制御ブロック及び作業機のプログラム更新システム。を示す図である。 第1コネクタ及び通信ケーブルを示す図である。 更新プログラムの送信(更新中)と報知装置の動作との関係を示す図である。 更新プログラムを複数の制御装置に分割する説明図である。 第2実施形態における作業機の制御ブロック及び作業機のプログラム更新システム。を示す図である。 保管場所P1及び圃場H1を含む地図の一例を示している。 トラクタの全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図3は、作業機1の制御ブロック及び作業機1の通信システムを示している。作業機1は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、ローダ、バックホーなどの建設機械等である。
以下、トラクタを例にあげて作業機について説明する。なお、上述したように、作業機1はトラクタに限定されないため、コンバイン、田植機等の農業機械、ローダ、バックホーなどの建設機械と共通する構成は置き換えが可能である。即ち、トラクタの説明を他の農業機械、建設機械に読み替えればよい。
図9に示すように、トラクタは、走行装置7を有する機体3と、原動機4と、変速装置5とを備えている。走行装置7は、前輪7F及び後輪7Rを有する装置である。前輪7Fは、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。また、後輪7Rも、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。原動機4は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関、電動モータ等である。この実施形態では、原動機4は、ディーゼルエンジンである。
変速装置5は、変速によって走行装置7の推進力を切換可能であると共に、走行装置7の前進、後進の切換が可能である。機体3にはキャビン9が設けられ、当該キャビン9内には運転席10が設けられている。
また、機体3の後部には、連結部8が設けられている。連結部8には、作業装置2が着脱可能である。この実施形態では、連結部8は、装着された作業装置2を昇降する昇降装置である。作業装置2は、耕耘する耕耘装置、肥料を散布する肥料散布装置、農薬を散布する農薬散布装置、収穫を行う収穫装置、牧草等の刈取を行う刈取装置、牧草等の拡散を行う拡散装置、牧草等の集草を行う集草装置、牧草等の成形を行う成形装置等である。
図3に示すように、作業装置2は、作業制御装置(制御装置)2aを備えている。作業制御装置2aは、作業装置2の様々な制御を行う装置であり、CPU、電気電子回路等である。作業制御装置2aは、様々な情報、例えば、制御プログラム、識別情報等を記憶する記憶装置2bを有している。記憶装置2bは、不揮発性のメモリ等から構成されている。
図1に示すように、変速装置5は、主軸(推進軸)5aと、シャトル部5bと、主変速部5cと、副変速部5dと、PTO動力伝達部5eと、前変速部5fと、を備えている。推進軸5aは、変速装置5のハウジングケースに回転自在に支持され、当該推進軸5aには、原動機4のクランク軸からの動力が伝達される。
シャトル部5bは、シャトル軸5b1と、前後進切換部5b2とを有している。シャトル軸5b1には、推進軸5aからの動力が伝達される。前後進切換部5b2は、例えば、油圧クラッチ等で構成され、油圧クラッチの入切によってシャトル軸5b1の回転方向、即ち、トラクタの前進及び後進を切り換える。
主変速部5cは、入力された動力を無段に変更する無段変速機構である。無段変速機構は、油圧ポンプ5c1と、油圧モータ5c2と、遊星歯車機構5c3とを有している。油圧ポンプ5c1は、シャトル部5bの出力軸5b3からの動力により回転する。油圧ポンプ5c1は、例えば、斜板12を有する可変容量ポンプであって、斜板12の角度(斜板角)を変更することにより、当該油圧ポンプ5c1から吐出する作動油の流量を変更することができる。油圧モータ5c2は、配管等の油路回路を介して油圧ポンプ5c1から吐出された作動油によって回転するモータである。油圧ポンプ5c1の斜板角を変更したり、油圧ポンプ5c1へ入力する動力を変更することによって、油圧モータ5c2の回転数を変更することができる。
遊星歯車機構5c3は、複数のギア(歯車)と、入力軸及び出力軸等の動力伝達軸とで構成された機構であって、油圧ポンプ5c1の動力が入力される入力軸13と、油圧モータ5c2の動力が入力される入力軸14と、動力を出力する出力軸15とを含んでいる。遊星歯車機構5c3は、油圧ポンプ5c1の動力と、油圧モータ5c2の動力とを合成して合成した動力を出力軸15に伝達する。
したがって、主変速部5cによれば、油圧ポンプ5c1の斜板12の斜板角、原動機4の回転数等を変更することによって、副変速部5dに出力する動力を変更することができる。なお、主変速部5cは、無段変速機構で構成しているが、ギアによって変速を行う有段変速機構であってもよい。
副変速部5dは、動力を変速する有段の複数のギア(歯車)を有する変速機構であって、複数のギアの接続(噛合)を適宜変更することによって、遊星歯車機構5c3の出力軸15から当該副変速部5dに入力された動力を変更して出力する(変速する)。副変速部5dは、入力軸5d1と、第1変速クラッチ5d2と、第2変速クラッチ5d3と、出力軸5d4とを含んでいる。入力軸5d1は、遊星歯車機構5c3の出力軸15の動力が入力される軸であり、入力された動力を、ギア等を介して第1変速クラッチ5d2及び第2変速クラッチ5d3に入力する。第1変速クラッチ5d2及び第2変速クラッチ5d3のそれぞれの接合及び切断を切り換えることにより、入力された動力は変更され、出力軸5d4に出力される。出力軸5d4に出力された動力は、後輪デフ装置20Rに伝達される。後輪デフ装置20Rは、後輪7Rが取り付けられた後車軸21Rを回転自在に支持している。
PTO動力伝達部5eは、PTOクラッチ5e1と、PTO推進軸5e2と、PTO変速部5e3とを有している。PTOクラッチ5e1は、例えば、油圧クラッチ等で構成され、油圧クラッチの入切によって、推進軸5aの動力をPTO推進軸5e2に伝達する状態(接続状態)と、推進軸5aの動力をPTO推進軸5e2に伝達しない状態(切断状態)とに切り換わる。PTO変速部5e3は、変速クラッチと複数のギア等を含んでいて、PTO推進軸5e2からPTO変速部5e3へ入力された動力(回転数)を変更して出力する。
PTO変速部5e3の動力は、ギア等を介してPTO軸16に伝達される。
前変速部5fは、第1前変速クラッチ5f1と、第2前変速クラッチ5f2とを有している。第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2は、副変速部5dからの動力が伝達可能であって、例えば、出力軸5d4の動力が、ギア及び伝動軸を介して伝達される。第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2からの動力は、前伝動軸22を介して前車軸21Fに伝達可能である。具体的には、前伝動軸22は、前輪デフ装置20Fに接続され、前輪デフ装置20Fは、前輪7Fが取り付けられた前車軸21Fを回転自在に支持している。
第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2は、油圧クラッチ等で構成されている。第1前変速クラッチ5f1には油路が接続され、当該油路には油圧ポンプから吐出した作動油が供給される制御弁23に接続されている。第1前変速クラッチ5f1は、制御弁23の開度によって接続状態と切断状態とに切り換わる。第2前変速クラッチ5f2には油路が接続され、当該油路には制御弁24に接続されている。第2前変速クラッチ5f2は、制御弁24の開度によって接続状態と切断状態とに切り換わる。制御弁23及び制御弁24は、例えば、電磁弁付き二位置切換弁であって、電磁弁のソレノイドを励磁又は消磁することにより、接続状態又は切断状態に切り換わる。
第1前変速クラッチ5f1が切断状態で且つ第2前変速クラッチ5f2が接続状態である場合、第2前変速クラッチ5f2を通じて副変速部5dの動力が前輪7Fに伝達される。これにより、前輪及び後輪が動力によって駆動する四輪駆動(4WD)で且つ前輪と後輪との回転速度が略同じとなる(4WD等速状態)。一方、第1前変速クラッチ5f1が接続状態で且つ第2前変速クラッチ5f2が切断状態である場合、四輪駆動になり且つ前輪の回転速度が後輪の回転速度に比べて速くなる(4WD倍速状態)。また、第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2が接続状態である場合、副変速部5dの動力が前輪7Fに伝達されないため、後輪が動力によって駆動する二輪駆動(2WD)となる。
図2に示すように、昇降装置(連結部)8は、リフトアーム8a、ロアリンク8b、トップリンク8c、リフトロッド8d、リフトシリンダ8eを有している。リフトアーム8aの前端部は、変速装置5を収容するケース(ミッションケース)の後上部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトアーム8aは、リフトシリンダ8eの駆動によって揺動(昇降)する。リフトシリンダ8eは、油圧シリンダから構成されている。リフトシリンダ8eは、制御弁34を介して油圧ポンプと接続されている。制御弁34は、電磁弁等であって、リフトシリンダ8eを伸縮させる。
ロアリンク8bの前端部は、変速装置5の後下部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。トップリンク8cの前端部は、ロアリンク8bよりも上方において、変速装置5の後部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトロッド8dは、リフトアーム8aとロアリンク8bとを連結している。ロアリンク8bの後部及びトップリンク8cの後部には、作業装置2が連結される。リフトシリンダ8eが駆動(伸縮)すると、リフトアーム8aが昇降するとともに、リフトロッド8dを介してリフトアーム8aと連結されたロアリンク8bが昇降する。これにより、作業装置2がロアリンク8bの前部を支点として、上方又は下方に揺動(昇降)する。
昇降装置8には、姿勢変更装置25が設けられている。姿勢変更装置25は、機体3に装着された作業装置2の姿勢を変更する装置である。姿勢変更装置25は、油圧シリンダから構成された変更シリンダ25aと、制御弁25bとを有している。変更シリンダ25aは、制御弁25bを介して油圧ポンプと接続されている。制御弁25bは、電磁弁等であって、変更シリンダ25aを伸縮させる。変更シリンダ25aは、リフトアーム8aとロアリンク8bとを連結している。
図3に示すように、トラクタは、複数の油圧制御弁27を有している。複数の油圧制御弁27は、油圧ポンプ28から作動油が供給される油圧切換弁である。複数の油圧制御弁27は、出力ポートを有しており、任意の出力ポートに油圧ホース等が接続可能である。油圧制御弁27の任意の出力ポートに接続した油圧ホースを、作業装置2の油圧アタッチメントに接続することにより、作業装置2に装着された様々な油圧アタッチメントを作動させることができる。
操舵装置11は、ハンドル(ステアリングホイール)11aと、ハンドル11aの回転に伴って回転する回転軸(操舵軸)11bと、ハンドル11aの操舵を補助する補助機構(パワーステアリング機構)11cと、を有している。補助機構11cは、制御弁35と、ステアリングシリンダ32とを含んでいる。制御弁35は、例えば、スプール等の移動によって切り換え可能な3位置切換弁である。また、制御弁35は、操舵軸11bの操舵によっても切換可能である。ステアリングシリンダ32は、前輪7Fの向きを変えるアーム(ナックルアーム)36に接続されている。したがって、ハンドル11aを操作すれば、当該ハンドル11aに応じて制御弁35の切換位置及び開度が切り換わり、当該制御弁35の切換位置及び開度に応じてステアリングシリンダ32が左又は右に伸縮することによって、前輪7Fの操舵方向を変更することができる。なお、上述した操舵装置11は一例であり、上述した構成に限定されない。
図3に示すように、トラクタは、複数の検出装置41を備えている。複数の検出装置41は、トラクタの状態を検出する装置であり、例えば、水温を検出する水温センサ41a、燃料の残量を検出する燃料センサ41b、原動機4の回転数を検出する原動機回転センサ(回転センサ)41c、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダルセンサ41d、操舵装置11の操舵角を検出する操舵角センサ41e、リフトアーム8aの角度を検出する角度センサ41f、機体3の幅方向(右方向又は左方向)の傾きを検出する傾き検出センサ41g、機体3の車速(速度)を検出する速度センサ41h、PTO軸の回転数を検出するPTO回転センサ(回転センサ)41i、バッテリー等の蓄電池の電圧を検出するバッテリセンサ41j、測位衛星等の信号に基づいて機体3の位置を検出する測位センサ(測位装置)41k等である。
測位装置41kは、D−GPS、GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システム(測位衛星)により、自己の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出可能である。即ち、測位装置41kは、測位衛星から送信された衛星信号(測位衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて、トラクタ1の位置(例えば、緯度、経度)、即ち、車体位置を検出する。測位装置41kは、受信装置と、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)とを有している。受信装置は、アンテナ等を有していて測位衛星から送信された衛星信号を受信する装置であり、慣性計測装置とは別に機体3に取付けられている。この実施形態では、受信装置は、機体3に取付けられている。なお、受信装置の取付箇所は、実施形態に限定されない。
慣性計測装置は、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等を有している。機体3、例えば、運転席10の下方に設けられ、慣性計測装置によって、機体3のロール角、ピッチ角、ヨー角等を検出することができる。
なお、速度センサ41hは、例えば、前車軸21Fの回転数、後車軸21Rの回転数、前輪7Fの回転数、後輪7Rの回転数等を車速に変換することにより車速を検出する。また、速度センサ41hは、前車軸21F、後車軸21R、前輪7F及び後輪7Rのいずれかの回転方向も検出することができ、トラクタ(機体3)が前進しているか、後進しているかも検出することができる。上述した検出装置41は一例であり、上述したセンサに限定されない。
また、トラクタは、複数の操作部材(操作装置)42を備えている。複数の操作部材42は、機体3の前進又は後進を切り換えるシャトルレバー42a、原動機4の始動等を行うイグニッションスイッチ42b、PTO軸の回転数を設定するPTO変速レバー42c、自動変速及び手動変速のいずれかを切り換える変速切換スイッチ42d、変速装置5の変速段(変速レベル)を手動で切り換える変速レバー42e、車速を増減させるアクセル42f、昇降装置8の昇降を操作するポンパスイッチ42g、昇降装置8の上限を設定する高さ設定ダイヤル42h、車速を設定する車速レバー42i、油圧操作具42j、原動機回転数の上限を設定する回転設定具42k等である。
変速切換スイッチ42d、高さ設定ダイヤル42h、回転設定具42kなどの設定具は、運転席10の側方に設けたコンソールボックスに設けられている。設定具(変速切換スイッチ42d、高さ設定ダイヤル42h、回転設定具42k)を運転者が操作することによって、機体3の動作を設定することができる。なお、上述した操作部材42は一例であり、上述したものに限定されない。
図3に示すように、トラクタは、複数の機体制御装置40を有している。機体制御装置40は、トラクタ(機体3)の様々な制御を行う装置であり、CPU、電気電子回路等である。機体制御装置40は、様々な情報、例えば、制御プログラム、識別情報等を記憶する記憶装置43を有している。記憶装置43は、不揮発性のメモリ等から構成されている。即ち、複数の機体制御装置40は、記憶装置43を備えた電装品である。
複数の機体制御装置40は、変速制御装置40Aと、エンジン制御装置40Bと、PTO制御装置40Cと、昇降制御装置40Dと、自動操舵制御装置40Eと、姿勢制御装置40F、補助油圧制御装置40Gとを含んでいる。なお、制御装置40は、変速制御装置40A、エンジン制御装置40B、PTO制御装置40C、昇降制御装置40D、自動操舵制御装置40E、姿勢制御装置40F、補助油圧制御装置40Gの全てを含んでいる必要はなく、トラクタの仕様に応じて設けられればよい。
また、変速制御装置40A、エンジン制御装置40B、PTO制御装置40C、昇降制御装置40D、自動操舵制御装置40E、姿勢制御装置40F及び補助油圧制御装置40Gは、統合した統合制御装置に設けられていてもよい。
変速制御装置40Aは、変速制御を行う。変速制御では、自動変速機能が有効である場合、トラクタの状態に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段(変速レベル)を予め定められた変速段(変速レベル)に自動的に変更する。変速制御では、変速切換スイッチ42dを手動変速に切り換えた場合、変速レバー42eで設定された変速段(変速レベル)に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段を変更する。
変速制御装置40Aは、走行装置7の走行駆動状態(走行装置7の動作)における制御(走行切換制御)を行う。走行切換制御では、シャトルレバー42aが前進に操作された場合、シャトル部5bの前後進切換部5b2を前進に切り換えることで、機体3を前進させる。また、進行切換制御は、シャトルレバー42aが後進に操作された場合、シャトル部5bの前後進切換部5b2を後進に切り換えることで、機体3を後進させる。
走行切換制御では、4WDである場合、第1前変速クラッチ5f1を切断状態且つ第2前変速クラッチ5f2を接続状態にする。走行切換制御では、4WD倍速である場合、第1前変速クラッチ5f1を接続状態且つ第2前変速クラッチ5f2を切断状態にする。走行切換制御では、2WDである場合、第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2を接続状態にする。
エンジン制御装置40Bは、エンジン制御を行う。エンジン制御では、イグニッションスイッチ42bがONに操作された場合、所定の処理を経て原動機4の始動を行い、イグニッションスイッチ42bがOFFに操作された場合、原動機4の駆動を停止させる。エンジン制御では、アクセル42fが操作された場合、当該アクセル42fの操作量に応じて原動機4の回転数(原動機回転数という)を変更することで、機体3の車速(速度)を変更する。
PTO制御装置40Cは、PTO制御を行う。PTO制御では、PTO変速レバー42cが操作された場合、変速装置5に内蔵されたPTO変速ギアを切り換えることでPTO軸の回転数(PTO回転数という)を変更する。
昇降制御装置40Dは、昇降制御を行う。昇降制御では、手動昇降機能が有効である場合、ポンパスイッチ42gが上昇させる方向(上昇側)に操作された場合、制御弁34を制御することでリフトシリンダ8eを伸長させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置2側の端部)を上昇させる。昇降制御では、手動昇降機能が有効である場合、ポンパスイッチ42gが下降させる方向(下降側)に操作された場合、制御弁34を制御することでリフトシリンダ8eを収縮させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置2側の端部)を下降させる。昇降装置8によって作業装置2を上昇させている場合に、当該作業装置2の位置、即ち、リフトアーム8aの角度が高さ設定ダイヤル42hで設定された上限(高さ上限値)に達すると、昇降装置8における上昇動作を停止する。
昇降制御では、バックアップ機能が有効である場合、機体3が後進した場合に自動的に制御弁34を制御することでリフトシリンダ8eを伸長させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置2側の端部)を上昇させる。昇降制御では、オートアップ機能が有効である場合、操舵装置11の操舵角が所定以上になると、自動的に制御弁34を制御することでリフトシリンダ8eを伸長させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置2側の端部)を上昇させる。
自動操舵制御装置40Eは、自動操舵制御を行う。自動操舵制御では、オートステア機能(自動操舵機能)が有効である場合、予め定められた走行予定ラインに測位センサ41kで検出された位置(車体位置)が一致するように、制御弁35を制御することで操舵装置11の操舵角を自動的に制御する。
姿勢制御装置40Fは、姿勢制御を行う。姿勢制御では、位置機能(固定機能)である場合、制御弁25bに制御信号を出力することで、変更シリンダ25aの長さを予め定められた長さに固定する。即ち、姿勢変更装置25で設定される作業装置2の幅方向の角度(水平に対するロアリンク8b、8bとを結ぶ直線の角度)を固定する。姿勢制御では、水平機能である場合、制御弁25bに制御信号を出力することで、変更シリンダ25aを伸縮させ、姿勢変更装置25で設定される作業装置2を水平に維持する。姿勢制御では、傾斜機能である場合、制御弁25bに制御信号を出力することで、変更シリンダ25aを伸縮させ、姿勢変更装置25で設定される作業装置2を圃場(地面)に平行に維持する。
補助油圧制御装置40Gは、複数の油圧制御弁27のうち、油圧ホース等が接続された補助弁(作動制御弁)27を制御する。例えば、補助油圧制御装置40Gは、揺動自在なレバー等の油圧操作具42jが操作された場合に所定の油圧制御弁27から出力される作動油の流れを切り換える制御を行う。例えば、油圧操作具42jが左方向に操作されると、補助油圧制御装置40Gは、所定の油圧制御弁27のソレノイドを励磁して、所定の油圧制御弁27のスプールを移動させることで作動油の流れる方向を一方向にする。また、油圧操作具42jが右方向に操作されると、補助油圧制御装置40Gは、所定の油圧制御弁27のソレノイドを励磁して、所定の油圧制御弁27のスプールを移動させることで作動油の流れる方向を他方向にする。これにより、油圧制御弁27によって、作業装置2の油圧アタッチメントを操作することができる。
トラクタ1は、通信装置46を備えている。通信装置46は、外部機器47に直接通信及び間接通信のいずれかを行う通信装置(通信モジュール)であって、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、LPWA(Low Power, Wide Area)、LPWAN(Low-Power Wide-Area Network)等により無線通信を行うことができる。また、通信装置46は、携帯電話通信網又はデータ通信網などにより無線通信を行う通信装置(通信モジュール)であってもよい。
外部機器47は、例えば、タブレット、スマートフォン、PDA等の携帯型の端末(携帯端末)47a、パーソナルコンピュータ、サーバ等の固定型のコンピュータ等の固定型の端末(固定端末)47bである。
トラクタ1は、表示装置45を備えている。表示装置45は、トラクタ1に関する様々な情報を表示する装置である。表示装置45は、運転席10の周囲に設置されて、運転者が表示された内容を確認することができる。表示装置45は、運転情報を表示するメータパネル装置、様々な作業機に関する設定等を行う補助パネル装置等である。
トラクタ(機体3)は、車載ネットワークN1を有している。車載ネットワークN1は、CAN (Controller Area Network)、LIN (Local Interconnect Network)、MOST (Media Oriented System Transport)、FlexRay、ISO11783(ISOBUS)等のネットワークである。車載ネットワークN1には、様々な電装品等で構築されていて、複数の機体制御装置40、複数の検出装置41、複数の機体制御装置40、通信装置46、表示装置45が接続されている。
図3、4に示すように、トラクタ(機体3)において、外部から車載ネットワークN1に接続する第1コネクタ50Aを備えている。第1コネクタ50Aは、機体3の後部に設けられている。例えば、第1コネクタ50Aは、例えば、後輪7Rの上方を覆うフェンダの周囲、キャビン9の下部の後部に取付けられている。
第1コネクタ50Aには、作業装置2に接続可能な通信ケーブル51が接続可能である。通信ケーブル51は、ケーブル51Aと、ケーブル51Aの先端に取付けられ且つ第1コネクタ50Aに接続可能な第2コネクタ51Bとを含んでいる。
第1コネクタ50Aに第2コネクタ50Bを接続することにより、通信ケーブル51を第1コネクタ50Aに接続することができる。第1コネクタ50Aに通信ケーブル51を接続した場合、トラクタ(機体3)と作業装置2とが相互に通信が可能となる。なお、第1コネクタ50A及び第2コネクタ50Bの形状は限定されず、第1コネクタ50A側が雄ピンを有し且つ第2コネクタ50Bが雌スピンを有する形状であってもよいし、第1コネクタ50A側が雌ピン、第2コネクタ50Bが雄ピンを有する構成であってもよいし、第1コネクタ50Aに第2コネクタ50Bを介して、通信ケーブル51が接続できる構造であれば何でもよい。
図3に示すように、トラクタ1は、更新制御装置53Aを備えている。更新制御装置53Aは、作業装置2への更新プログラムの書き換えなど、作業装置2の更新プログラムの更新を制御する装置である。更新制御装置53Aは、車載ネットワークN1に接続されている。更新制御装置53Aは、不揮発性の記憶装置54を有している。なお、更新プログラムとは、作業装置2を動作させるのに必要なプログラムであり、作業装置2の作業制御装置2aの記憶装置2cに記憶されるプログラムである。更新プログラムは、例えば、作業装置2の作動に関係する制御プログラム、表示に関する表示プログラム、通信に関する通信プログラムなどである。なお、更新プログラムの種別は限定されない。記憶装置2cには、作業装置2の識別情報(種別、機種、型番、シリアル番号等)が記憶されている。
トラクタ1の通信装置46が、外部機器47(携帯端末47a、固定端末47b)から送信された作業装置2の更新プログラムを受信すると、更新制御装置53Aは、記憶装置54に通信装置46が受信した更新プログラムを記憶させる。更新制御装置53Aは、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続された状態において、通信装置46による更新プログラムの受信が完了し且つ通信装置46が受信した更新プログラムの記憶装置54への記憶が完了すると、記憶装置54が記憶した更新プログラムを車載ネットワークN1に送信する。
なお、通信装置46による更新プログラムの受信が完了し且つ通信装置46が受信した更新プログラムの記憶装置54への記憶が完了したとしても、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51の接続が行われていないときは、車載ネットワークN1に更新プログラムの送信を行わない。
第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続されているか否かは、例えば、更新制御装置53Aから作業装置2へコネクションの信号を送信し、作業装置2からコネクションの信号に応答する信号を更新制御装置53Aが受信した場合には、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続されていると判断し、作業装置2からコネクションの信号に応答する信号を更新制御装置53Aが受信できない場合は、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続されていないと判断する。つまり、更新制御装置53Aは、通信のコネクションを行うことにより、通信ケーブル51の接続の有無を判断している。なお、第1コネクタ50Aに通信ケーブル51が接続されているか否かは、上述した方法に限定されない。
図5に示すように、更新制御装置53Aは、第1コネクタ50Aに通信ケーブル51が接続されていると判断すると、更新制御装置53Aによって車載ネットワークN1に更新プログラムが送信されていること(更新プログラムの更新中であること)を示す更新信号を報知装置55に送信する(更新プログラムの送信中であることを通知する)。
報知装置55は、例えば、機体3の後部に設けられた方向指示器55a、作業灯55bなどの点灯、点滅をするランプである。
方向指示器55aが更新信号を受信すると、当該方向指示器55aは点滅を繰り返すことで更新プログラムが更新中であることを報知する。或いは、作業灯55bが更新信号を受信すると、当該作業灯55bも点滅を繰り返すことで更新プログラムが更新中であることを報知する。
報知装置55は、車載ネットワークN1への更新プログラムの送信が完了すると、更新信号の送信(出力)を停止する。方向指示器55aは更新信号を受信しなくなると、点滅の停止、即ち、消灯をすることで更新プログラムの更新が完了したことを報知する。作業灯55bが更新信号を受信しなくなると、点滅の停止(消灯)をすることで更新プログラムの更新が完了したことを報知する。
上述した実施形態では、方向指示器55a及び作業灯55bの両方を点滅していたが、いずれか一方を点滅させてもよいし、点滅の代わりに、点灯をしてもよく、更新プログラムの送信中の点灯方法は限定されない。
上述した実施形態では、ランプ(光)によって、更新プログラムが送信されていることを通知していたが、報知装置55は、音を発生させる音発生装置(スピーカ)55cであってもよい。スピーカ55cが更新信号を受信すると、当該スピーカ55cから音を発生させることで更新プログラムが更新中であることを報知し、更新信号を受信しなくなると、音の発生を停止することで更新プログラムの更新が完了したことを報知する。
また、上述した実施形態では、車載ネットワークN1への更新プログラムの送信が完了すると、更新信号の送信を停止していたが、作業装置2から更新プログラムの書き換えが完了したことを更新制御装置53Aが受信した場合に、更新信号の送信を停止してもよい。
さて、更新制御装置53Aは、車載ネットワークN1への更新プログラムの送信中に、第1コネクタ50Aから通信ケーブル51が取り外されたことを検知(取り外し検知)すると、警告信号を報知装置55(方向指示器55a、作業灯55b、スピーカ55c)に送信する。報知装置55(方向指示器55a、作業灯55b、スピーカ55c)は、警告信号を受信すると、更新信号とは異なる報知を行う。更新制御装置53Aは、例えば、取り外し検知として、第1コネクタ50Aの端子(ポート)を参照したり、或いは、更新プログラムの送信中において作業装置2からのコネクション通知を受信できるか否かで判断することができる。なお、取り外し検知の方法は、上述した方法に限定されない。
図5に示すように、第1コネクタ50Aから通信ケーブル51が取り外された場合、方向指示器55a及び作業灯55bは、点滅の間隔を、更新信号を受信したときよりも短くする。或いは、方向指示器55aが一対設けられている場合においては、更新信号を受信したときは、一方の方向指示器55aと他方の方向指示器55aの点滅の間隔を同じにしてハザード点滅を行う一方で、警告信号を受信したときは、一方の方向指示器55aと他方の方向指示器55aの点滅の間隔を異ならせる点滅を行う。
或いは、作業灯55bが一対設けられている場合においては、更新信号を受信したときは、一方の作業灯55bと他方の作業灯55bの点滅の間隔を同じにする一方で、警告信号を受信したときは、一方の作業灯55bと他方の作業灯55bの点滅の間隔を異ならせる点滅を行う。スピーカ55cの場合は、更新信号を受信したときよりも警告信号を受信したときの音の大きさ(音量)を大きくする。
なお、上述した実施形態では、車載ネットワークN1への更新プログラムの送信が完了すると、更新信号の送信を停止していたが、作業装置2から更新プログラムの書き換えが完了したことを更新制御装置53Aが通信装置46を介して受信した場合に、更新信号の送信を停止してもよい。
また、上述した実施形態では、トラクタ1に設けた報知装置55によって報知を行っていたがこれに加え、携帯端末47aに更新プログラムが更新中であることを報知してもよい。例えば、更新制御装置53Aが通信装置46に更新信号を出力する。通信装置46は、携帯端末47aに更新信号を送信する。携帯端末47aは、更新信号を受信すると、液晶等の画面に、更新プログラムが更新中である旨を表示する。
また、上述した実施形態では、ランプとして方向指示器55aと作業灯55bについて説明したが、ランプは限定されず、例えば、ブレーキ(制動)を行ったときに点灯するブレーキランプであってもよい。この場合、「方向指示器55a」、「作業灯55b」を「ブレーキランプ」に読み替えればよい。
さて、上述した実施形態では、更新制御装置53Aの記憶装置54に更新プログラムを格納していたが、更新制御装置53Aは、1つの更新プログラムを分割して、車載ネットワークN1に接続された複数の電装品、例えば、複数の制御装置40の記憶装置43に分散してもよい。
図6に示すように、更新プログラムを更新制御装置53Aが通信装置46を介して受信した場合、更新制御装置53Aは、例えば、更新プログラムのデータAを、変速制御装置40Aの記憶装置43に記憶させ、データBをエンジン制御装置40Bの記憶装置43に記憶させ、データCをPTO制御装置40Cの記憶装置43に記憶させ、データDを昇降制御装置40Dの記憶装置43に記憶させる。更新制御装置53Aは、更新プログラムを作業装置2に送信する場合は、変速制御装置40A、エンジン制御装置40B、PTO制御装置40C、昇降制御装置40Dのそれぞれに更新プログラムを送信する指令を出力して、それぞれのエンジン制御装置40B、PTO制御装置40C、昇降制御装置40DからデータA、データB、データC、データDを送信させる。
なお、更新制御装置53Aが、データA、データB、データC、データDをエンジン制御装置40B、PTO制御装置40C、昇降制御装置40Dから受信して、データA、データB、データC、データDを作業装置2に送信してもよい。
また、更新制御装置53Aは、複数の制御装置40に更新プログラムを分割して記憶装置43に記憶させていたが、上述した例は一例であり、トラクタにおいて、記憶装置43を有する電装品であれば、更新プログラムを分散したデータの送信先は、どのような電装品でもよく限定されない。
作業機1は、作業装置2を連結可能な機体3と、機体3に設けられた車載ネットワークと、機体3を制御する機体制御装置40と、作業装置2の更新プログラムの更新を制御する更新制御装置53Aと、機体3に設けられ且つ、車載ネットワークN1に接続する第1コネクタ50Aと、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続されている状態で、更新制御装置53Aによって車載ネットワークN1に更新プログラムが送信されている場合に報知を行う報知装置55と、を備えている。
これによれば、第1コネクタ50Aに作業装置2の通信ケーブル51が接続されている状態において、作業機1(機体3)側から作業装置2に対して更新プログラムを送信しているときには、報知装置55によって報知がなされるため、更新プログラム送信中に、作業者(運転者)等によって第1コネクタ50Aから通信ケーブル51を取り外されてしまうことを防止することができる。即ち、作業者(運転者)は、更新プログラムが送信されていることを報知装置55によって把握することができるため、機体に連結された作業装置への更新プログラムの更新を簡単に行うことができる。
作業機1は、更新プログラムを外部から受信可能な通信装置46と、作業装置2の更新プログラムを記憶する記憶装置54と、を備え、更新制御装置53Aは、通信装置46が受信した更新プログラムを記憶装置54に記憶した後、通信装置46による更新プログラムの受信が完了した後に、記憶装置54した更新プログラムを車載ネットワークN1に送信する。これによれば、通信装置46において、更新プログラムの受信が確実に完了した後に、更新プログラムを車載ネットワークN1に出力していることから、通信状況の影響によって更新プログラムの更新にエラーが生じてしまうことを防止することができる。
作業機1は、車載ネットワークN1に接続された複数の電装品を備え、更新制御装置53は、更新プログラムを複数の電装品に分散する。これによれば、更新プログラムの容量(データ容量)が大きい場合でも、複数の電装品で更新プログラムを記憶(保持)することができる。
報知装置55は、機体に設けられたランプであり、ランプによって更新プログラムが更新中であることを報知する。これによれば、ランプの点灯や点滅によって、運転者(作業者)等が更新プログラムの更新中であることを確実に把握することができる。
報知装置55は、機体3に設けられたスピーカであり、スピーカから出力される音によって、更新プログラムが更新中であることを報知する。これによれば、スピーカからの音によって、運転者(作業者)等が更新プログラムの更新中であることを確実に把握することができる。
報知装置55は、第1コネクタ50Aから通信ケーブル51が取り外された場合に更新と異なる報知を行う。これによれば、更新プログラムの更新が完了していないうちに通信ケーブル51が外されてしまっていることを、運転者(作業者)に知らせることができる。
更新制御装置53Aは、携帯端末47aに報知を行う。これによれば、運転者(作業者)が所持している携帯端末47aにも報知が行われるため、更新プログラムの更新中に通信ケーブル51を誤って取り外してしまうことをより防止することができる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態における作業機の制御ブロック及び作業機のプログラム更新システム。を示す図である。なお、第1実施形態と同様の構成は、同符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、トラクタ1は、更新制御装置53Bを備えている。更新制御装置53Bは、更新制御装置53Aと同様に、作業装置2への更新プログラムの書き換えなど、作業装置2の更新プログラムの更新を制御する装置である。更新制御装置53Bは、車載ネットワークN1に接続されている。更新制御装置53Bは、不揮発性の記憶装置54を有している。記憶装置54には、外部機器47(携帯端末47a、固定端末47b)が送信された更新プログラムが記憶されている。更新制御装置53Bは、機体3又は作業装置2の状態に応じて作業装置2への更新プログラムの更新を実行する。
図8は、保管場所P1及び圃場H1を含む地図の一例を示している。
図8に示すように、保管場所P1は、トラクタ1、作業装置2等を保管する場所であり、農業機械の場合は農家等であり、建設機械である場合は建設会社、建設機械をレンタルするレンタル会社等である。
更新制御装置53Bは、記憶装置54に更新プログラムが記憶されている場合において、保管場所P1に作業装置2を連結したトラクタ1が停止し且つ作業装置2の通信ケーブル51が第1コネクタ50Aに接続されている場合、更新プログラムの更新を実行する。具体的には、更新制御装置53Bは、第1コネクタ50Aに通信ケーブル51が接続された状態において、測位装置41kが検出した車体位置を参照する。また、更新制御装置53Bは、予め記憶装置54に記憶された地図データを参照する。或いは、更新制御装置53Bは、通信装置46を介して地図を提供する地図提供会社のサーバに接続して、地図データを取得し、現在の車体位置が保管場所P1であるか否かを判断する。なお、保管場所P1のエリア情報(保管場所P1を示す緯度、経度の範囲)は、携帯端末47aの操作によって地図データから選択され、記憶装置54に記憶されている。
更新制御装置53Bは、現在の車体位置が保管場所P1のエリア情報で示された緯度、経度の範囲内である場合、トラクタ1(機体3)が保管場所P1であると判断する。一方、
更新制御装置53Bは、現在の車体位置が保管場所P1のエリア情報で示された緯度、経度の範囲外である場合、トラクタ1(機体3)が保管場所P1でないと判断する。
更新制御装置53Bは、トラクタ1(機体3)が保管場所P1である場合、記憶装置54に記憶された更新プログラムを車載ネットワークN1を介して作業装置2に送信することで、更新プログラムの更新を実行する。
或いは、更新制御装置53Bは、車体位置に基づいて作業装置2を連結したトラクタ1(機体3)が輸送中か否かを判断し、輸送中である場合に、更新プログラムの更新を実行してもよい。
図8に示すように、圃場H1において農作業を行う場合、保管場所P1において、トラクタ(機体3)と作業装置2とを連結した状態で、トラック等の運搬車両17に、トラクタ(機体3)と作業装置2を積み込む。作業装置2を積み込み後、運搬車両17を運転者(作業者)が運転して圃場H1まで運搬する。トラクタ及び作業装置2を運搬する際は、トラクタの駆動部(原動機4、PTO軸16、変速装置5)等は停止している。更新制御装置53Bは、トラクタの駆動部(原動機4、PTO軸16、変速装置5)が停止していることを、変速制御装置40Aと、エンジン制御装置40Bと、PTO制御装置40C等から取得する一方、測位装置41kが検出した車体位置を参照する。トラクタの駆動部が停止し且つ車体位置が移動している場合、更新制御装置53Bは、機体3(作業装置2)が輸送中であると判断し、記憶装置54に記憶された更新プログラムを車載ネットワークN1を介して作業装置2に送信することで、更新プログラムの更新を実行する。
一方で、トラクタの駆動部が停止しておらず且つ車体位置が移動している場合、更新制御装置53Bは、機体3(作業装置2)は輸送中でないと判断し、更新プログラムの更新を実行しない。
以上の実施形態では、トラクタ1(機体3)が保管場所P1で停止している場合、トラクタ1(機体3)及び作業装置2が輸送中の場合に、更新プログラムの更新を行っていたが、更新制御装置53Bは、動力伝達部(変速装置5)が作業装置2に動力を伝達していない場合に更新プログラムの更新を実行してもよい。
具体的には、図7に示すように、トラクタ1は、PTOクラッチ5e1を接続状態と切断状態とに切り換えるPTOスイッチ61が設けられている。PTOスイッチ61は、例えば、ON/OFFに切り換え可能なスイッチであって、PTOスイッチ61がONである場合、PTO制御装置40CがPTOクラッチ5e1に油路で繋がるPTO制御弁62に制御信号を出力して接続状態にする。また、PTOスイッチ61がOFFである場合、PTO制御装置40CがPTOクラッチ5e1に油路で繋がるPTO制御弁62に制御信号を出力してPTOクラッチ5e1を切断状態にする。更新制御装置53Bは、動力伝達部(変速装置5)のPTOクラッチ5e1が切断状態である場合、作業装置2に動力を伝達していないと判断し、記憶装置54に記憶された更新プログラムを車載ネットワークN1を介して作業装置2に送信することで、更新プログラムの更新を実行する。
なお、更新制御装置53Bは、更新プログラムの送信中(更新プログラムの更新中)は、PTO制御装置40CによるPTO制御を禁止する。即ち、更新制御装置53Bが更新プログラムを作業装置2に送信中(更新プログラムの更新中)は、PTO制御装置40Cは、PTOスイッチ61がONにされても、PTOクラッチ5e1を接続状態にする制御信号をPTO制御弁62に出力せず、PTOクラッチ5e1を切断状態に保持する。更新制御装置53Bが更新プログラムを作業装置2に送信後、作業装置2から更新プログラムの更新が完了した通知を受信すると、更新制御装置53Bは、PTO制御の禁止を解除する。
なお、上述した実施形態では、PTO制御を例にあげて説明したが、これに限定されない。
また、更新制御装置53Bは、更新プログラムの送信(更新プログラムの更新)を行い前に、動力伝達部(変速装置5)のPTOクラッチ5e1が接続状態である場合、PTO制御装置40CにPTOクラッチ5e1を切断状態にする指令(停止指令)を出力する。PTO制御装置40Cは、更新制御装置53Bからの停止指令を受信すると、PTOクラッチ5e1を切断状態にする制御信号をPTO制御弁62に出力し、PTOクラッチ5e1を切断状態に保持する。その後、更新制御装置53Bは、記憶装置54に記憶された更新プログラムを車載ネットワークN1を介して作業装置2に送信することで、更新プログラムの更新を実行する。即ち、更新制御装置53Bは、作業装置2への動力の伝達を停止させた後に、更新プログラムの更新を実行する。この場合も上述した実施形態と同様に、更新制御装置53Bは、更新プログラムの送信中(更新プログラムの更新中)は、PTO制御装置40CによるPTO制御を禁止する。
なお、上述した実施形態では、PTO制御を例にあげて説明したが、これに限定されない。
更新制御装置53Bは、更新プログラムの送信(更新プログラムの更新)を行う場合、補助油圧制御装置40Gによる動力伝達部(油圧制御弁27)の制御を禁止する。即ち、油圧操作具42jが操作されたとしても、油圧制御弁27を作動させる制御信号を出力するのを禁止する。更新制御装置53Bは、更新プログラムの更新が完了すると、補助油圧制御装置40Gによる制御の禁止を解除する。これにより、作業装置2への動力は伝達されなくなるので、作業装置2への動力の伝達が行われない状態で、PTO制御装置40Cと同様に、更新プログラムの更新の実行を行うことができる。
また、更新制御装置53Bにおける更新プログラムの送信(更新プログラムの更新の実行中)は、携帯端末27a、表示装置45に更新プログラムが更新中であること、更新プログラムの更新中は作業装置2を作動させることができないことを表示する。
また、更新制御装置53Bは、昇降装置8が作業装置2を上昇していない場合に、更新プログラムの更新を実行してもよい。更新制御装置53Bは、更新プログラムの送信(更新プログラムの更新)を行う前に、昇降制御装置40Dに昇降装置8(作業装置2)を下降させる下降指令を出力する。昇降制御装置40Dは、下降指令を受信すると、制御弁34を制御することでリフトシリンダ8eを収縮させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置2側の端部)を下降させる。また、更新制御装置53Bは、昇降装置8の下降後、昇降制御装置40Dによる昇降制御を禁止する。即ち、ポンパスイッチ42g、高さ設定ダイヤル42hが操作されたとしても、昇降制御装置40Dが制御弁34に昇降させる制御信号を出力するのを禁止する。更新制御装置53Bは、更新プログラムの更新が完了すると、昇降制御の禁止を解除する。
さて、トラクタは、時間を計時する計時部65を備えている。計時部65は、時間として月、日、時刻(時、分)を計時する。更新制御装置53Bは、トラクタに作業装置2が連結されている状態で計時部65が計時した時間を参照する。作業装置2の記憶装置2cから作業装置2の識別情報を取得する。更新制御装置53Bは、通信装置46を介してサーバ47bに識別情報を送信し、サーバ47bから作業装置2で行うことができる農作業(代掻き、耕耘、畝立、田植、収穫、播種、施肥、防除、草刈、畦塗、移植)を取得する。更新制御装置53Bは、作業装置2が行なえる農作業を取得し、計時部65が計時した時間が、農作業が行われない時期である場合に、更新プログラムの更新を実行する。例えば、作業装置2で行える作業が代掻きであり、計時部65が計時した時期が2月である場合、は、代掻きは行われない時期なので更新プログラムの更新を行う。
作業機1のプログラム更新システムは、機体3と、機体3に設けられて作業を行う作業装置2と、機体3又は作業装置2の更新プログラムの更新を記憶する記憶装置54と、更新プログラムの更新を制御する更新制御装置53Bと、を備えた作業機1のプログラム更新システムであって、更新制御装置53Bは、機体3又は作業装置2の状態に応じて作業装置2への更新プログラムの更新を実行する。
これによれば、例えば、機体3又は作業装置2が作動している状況において、作業に影響を与える更新プログラムの更新を行わないようにすることができる。
作業機1のプログラム更新システムは、機体3の位置を検出する測位装置41Kを備え、更新制御装置53Bは、測位装置41Kが検出した位置が機体3の保管場所である場合に、更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業機1が保管場所で保管されている状態、即ち、作業機1が作業で使用されていない場合に確実に更新プログラムの更新を行うことができ、更新プログラムの更新をスムーズに進めることができる。
更新制御装置53Bは、位置に基づいて機体3が輸送中か否かを判断し、輸送中である場合に、更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業機1が輸送中であり、作業機1が作業で使用されていない場合に確実に更新プログラムの更新を行うことができ、更新プログラムの更新をスムーズに進めることができる。
機体3は作業装置2へ動力を伝達する動力伝達部(変速装置5、油圧制御弁27)を有し、更新制御装置53Bは、動力伝達部(変速装置5、油圧制御弁27)が作業装置2に動力を伝達していない場合に更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業装置2が作動していない状況可で確実に更新プログラムの更新を実行することができる。
機体3は作業装置2へ動力を伝達する動力伝達部(変速装置5、油圧制御弁27)を有し、更新制御装置53Bは、動力伝達部(変速装置5、油圧制御弁27)によって作業装置2への動力の伝達を停止させた後に、更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業装置2が作動していない状況可で確実に更新プログラムの更新を実行することができる。
機体3は作業装置2を昇降する昇降装置8を有し、更新制御装置53Bは、昇降装置8が作業装置2を上昇していない場合に、更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業装置2を昇降して作業を行うような場合、作業装置2を上昇させていない状態、即ち、作業装置2を下降させた状態のときに、更新プログラムの更新を行うことができる。
作業機1のプログラム更新システムは、時間を計時する計時部65を備え、更新制御装置53Bは、計時部65と作業装置2の識別情報に基づいて、作業装置2が使用されない時期か否かを判断し、作業装置2が使用されない時期に、更新プログラムの更新を実行する。これによれば、作業装置2が使用されない時期、即ち、作業装置2を使用する前に更新プログラムの更新を行うことができるため、作業前に最新のプログラムを作業装置2に格納することができる。
なお、上述した実施形態において、他の作業機1、例えば、建設機械に適用した場合、作業装置2は、バケット、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等であり、当該作業装置2の更新プログラムの更新にも適用が可能である。また、作業機1において、DPF(Diesel Particulate Filter)などが設けられている場合、DPFの再生時には、機体3(作業装置2)を停止させる必要があるため、DPFの再生時に更新制御装置53Bが作業装置2の更新プログラムの更新を行ってもよい。
上述した実施形態では、トラクタ等の作業機1の通信装置46が外部機器47(携帯端末47a、固定端末47b)から無線によって送信された更新プログラムを受信(取得)している例を説明したが、作業機1は、無線によって更新プログラムを取得するだけでなく、有線で更新プログラムを取得してもよい。例えば、作業機1は、USBメモリ、SDカード等の電子記憶媒体、コンピュータ(パーソナルコンピュータ、ノートパソコン)、携帯端末47aの機器(メモリを有する機器)を接続する接続インターフェースを有していて、接続インターフェースを介して更新プログラムを取得してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :作業機
2 :作業装置
3 :機体
27a :携帯端末
40 :機体制御装置
43 :記憶装置
46 :通信装置
47a :携帯端末
50A :第1コネクタ
51 :通信ケーブル
51A :ケーブル
53 :更新制御装置
53A :更新制御装置
53B :更新制御装置
54 :記憶装置
55 :報知装置
55c :スピーカ
N1 :車載ネットワーク

Claims (7)

  1. 作業装置を連結可能な機体と、
    前記機体に設けられた車載ネットワークと、
    前記機体を制御する機体制御装置と、
    前記作業装置の更新プログラムの更新を制御する更新制御装置と、
    前記機体に設けられ且つ、前記車載ネットワークに接続する第1コネクタと、
    前記第1コネクタに前記作業装置の通信ケーブルが接続されている状態で、前記更新制御装置によって前記車載ネットワークに前記更新プログラムが送信されている場合に報知を行う報知装置と、
    を備えている作業機。
  2. 前記更新プログラムを外部から受信可能な通信装置と、
    前記作業装置の前記更新プログラムを記憶する記憶装置と、
    を備え、
    前記更新制御装置は、前記通信装置が受信した前記更新プログラムを前記記憶装置に記憶した後、前記通信装置による更新プログラムの受信が完了した後に、前記記憶装置した前記更新プログラムを前記車載ネットワークに送信する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記車載ネットワークに接続された複数の電装品を備え、
    前記更新制御装置は、前記更新プログラムを前記複数の電装品に分散する請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記報知装置は、前記機体に設けられたランプであり、
    前記ランプによって前記更新プログラムが更新中であることを報知する請求項1〜3のいずれかに記載の作業機。
  5. 前記報知装置は、前記機体に設けられたスピーカであり、
    前記スピーカから出力される音によって、前記更新プログラムが更新中であることを報知する請求項1〜4のいずれかに記載の作業機。
  6. 前記報知装置は、前記第1コネクタから前記通信ケーブルが取り外された場合に前記更新と異なる報知を行う請求項1〜5のいずれかに記載の作業機。
  7. 前記更新制御装置は、携帯端末に前記報知を行う請求項1〜6のいずれかに記載の作業機。
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