JP2021106348A - 端末装置、管理装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定した品質のサービスの提供を実現可能とする技術を提案する。【解決手段】端末装置は、制御部を備える。制御部は、基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得する。制御部は、1つ以上のサービスの中から、利用を希望する少なくとも1つのサービスを選択する。制御部は、選択したサービスを含む登録要求メッセージを、基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信する。制御部は、登録要求メッセージに含まれるサービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される端末装置の動作環境に関する基準情報を受信する。【選択図】図1

Description

本開示は、端末装置、管理装置及び通信方法に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution(LTE)」、「LTE-Advanced(LTE−A)」、「LTE-Advanced Pro(LTE−A Pro)」、「New Radio(NR)」、「New Radio Access Technology(NRAT)」、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(EUTRA)」、または「Further EUTRA(FEUTRA)」とも称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。なお、以下の説明において、LTEは、LTE−A、LTE−A Pro、およびEUTRAを含み、NRは、NRAT、およびFEUTRAを含む。LTEでは基地局装置(基地局、通信装置)はeNodeB(evolved NodeB)、NRでは基地局装置(基地局、通信装置)はgNodeB、LTE及びNRでは端末装置(移動局、移動局装置、端末、通信装置)はUE(User Equipment)とも称する。LTE及びNRは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
NRは、超高速、低遅延・高信頼、多数同時接続という特徴を有する。かかる特徴を生かしたNRのユースケースの一つとして、例えば、Augmented Reality (AR)及びVirtual Reality(VR)を用いたサービスでの活用が検討されている。例えば、AR技術であれば、実空間の画像に撮像された実オブジェクトに対して、テキスト、アイコン、またはアニメーション等の様々な態様の仮想的なコンテンツを重畳してユーザに提示することが可能となる。非特許文献1や非特許文献2は、Augmented Reality (AR)及びVirtual Reality(VR)を用いたサービス(e.g., AR/VRゲーム)のユースケース及び(潜在的な)要求条件を開示する。
3GPP TR 22.842, V17.1.0 (2019-09) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on Network Controlled Interactive Services (Release 17) 3GPP TS 22.261 v17.0.1 (2019-10) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects ; Service requirements for next generation new services and markets (Release 17)
例えばゲームのサービスを、無線を介して提供する場合、遅延やスループットの観点から安定した品質のサービスの提供が難しいという問題があった。例えば、無線通信の場合、無線リソースや同時に接続可能な端末数などの制限があり、これらの有限なキャパシティの中でも安定した品質のサービスを提供することが望まれる。また、サービスの提供を受ける端末装置にも、端末装置のケイパビリティやモビリティなどの制限から安定した品質のサービスを受けることが難しい場合があった。
そこで、本開示ではより安定した品質のサービスの提供の実現に寄与する技術を提案する。
なお、上記課題又は目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が解決し得、又は達成し得る複数の課題又は目的の1つに過ぎない。
本開示によれば、端末装置が提供される。端末装置は、制御部を備える。制御部は、基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得する。制御部は、1つ以上の前記サービスの中から、利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを選択する。制御部は、選択した前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信する。制御部は、前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を受信する。
本開示の実施形態に係る通信システムが行う通信処理の概要を説明するための図である。 本開示の実施形態に係る通信システムが行う通信処理の概要を説明するための図である。 5Gのアーキテクチャの一例を示す図である。 3GPP TS23.501で標準化されているSST値を示す図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る第1管理装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る基準情報DBの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る基準情報DBの他の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る第2管理装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る第3管理装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るQoSDBの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る基地局装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る登録処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 本開示の通信システムにおけるPDUセッション確立処理の一例を示すシーケンス図である。 本開示の実施形態に係る第1管理装置における確立判定処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るPDUセッション確立処理の他の例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.通信システムの概要
2.通信システムの構成
2.1.ネットワークアーキテクチャの構成例
2.2.通信システムの構成例
2.2.1.第1管理装置10Aの構成例
2.2.2.第2管理装置10Bの構成例
2.2.3.第3管理装置10Cの構成例
2.2.4.基地局装置の構成例
2.2.5.端末装置の構成例
3.通信システムの動作
3.1.登録処理
3.2.PDUセッション確立処理
4.その他の実施形態
5.補足
<1.通信システムの概要>
図1及び図2を用いて、本開示の実施形態に係る通信システムの概要を説明する。図1及び図2は、本開示の実施形態に係る通信システムが行う通信処理の概要を説明するための図である。
本開示の実施形態に係る通信システムは、管理装置10Aと、基地局装置20と、端末装置40と、を備える。管理装置10Aは、例えば端末装置40のモビリティを管理する。端末装置40は、基地局装置20を介して、管理装置10Aを含むコアネットワークに接続し、1つ以上のサービスの提供を受ける。
端末装置40は、まず、例えば起動時等に、図1に示すServing PLMN(Public Land Mobile Network)への登録処理を実行し、その後、実際にサービスの提供を利用する場合に、図2に示す接続処理を実行する。
(登録処理の概要)
まず、図1を用いて登録処理の概要について説明する。
端末装置40は、Serving PLMNへの登録処理として、まず1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得する。例えば、5Gのネットワーク・スライスに対応している場合、サービス情報はConfigured NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)又はAllowed NSSAIとなる。以下、5Gのネットワーク・スライスの場合を例に説明する。
端末装置40は、取得したサービス情報に基づき、登録を希望するサービスを選択し、選択したサービスに関する情報を含む登録要求を基地局装置20に送信する(ステップS11)。図1の例では、端末装置40は、サービスA及びサービスCを選択し、登録要求メッセージを送信する。
例えば、5Gでは、ネットワーク・スライスはS−NSSAIによって識別される。図1の例では、端末装置40は、Requested NSSAI(選択したサービスA及びサービスCに対応するS−NSSAIを含む)を含むメッセージを基地局装置20に送信することで、サービスに関する情報(ここでは、S−NSSAI)を含む登録要求を送信する。より具体的には、端末装置40は、登録要求(Registration Request)及びAN parametersを含むAN messageを基地局装置20に送信する。
基地局装置20は、登録要求を含むメッセージ(例えば、AN message)を受信すると、当該メッセージに含まれるサービスに関する情報に基づき、適した管理装置10Aを選択する。例えば、基地局装置20は、AN messageのAN parametersに含まれるRequested NSSAIに基づいて管理装置10Aを選択する。基地局装置20は、選択した管理装置10Aに登録要求を転送する(ステップS12)。
管理装置10Aは、登録要求に基づき、端末装置40の登録可否を判定する(ステップS13)。端末装置40の登録を許可する場合、管理装置10Aは、登録要求に含まれるサービスの利用登録の可否を判定する(ステップS14)。管理装置10Aは、例えば端末装置40ごとにサービスの契約情報INF(Subscribed S−NSSAI)を記憶しており、契約情報INFに基づいてサービスの利用可否を判定する。図1の例では、端末装置40は、サービスA及びサービスCの契約を有しているため、管理装置10Aは、端末装置40のサービスA及びサービスCの登録を許可する。
管理装置10Aは、登録を許可するサービスA及びサービスCを含む登録許可(例えばAllowed NSSAI)を基地局装置20に送信する(ステップS15)。ここで、登録許可には、サービスに加え、かかるサービスを利用する場合に求められる動作環境に関する基準情報(条件)が含まれる。
例えば、端末装置40が利用を希望するサービスAが、高速、大容量の通信が必要なサービスである場合、屋外のモビリティが高い状態では、通信を確保できず、適切にサービスを提供できない可能性がある。
このように、サービスに応じて、適切なサービス提供のために必要な端末装置40の動作環境が異なる。そこで、管理装置10Aは、サービスごとに必要な動作環境に関する基準情報(条件)を記憶しておき、登録許可に、許可するサービスと基準情報とを含めて、基地局装置20に送信する。基地局装置20は、許可するサービスと基準情報とを含む登録許可を、端末装置40に転送する(ステップS16)。
これにより、端末装置40のServing PLMNへの登録処理が完了する。
続いて、図2を用いて、端末装置40が、サービスを利用する場合に実行する接続処理(PDUセッションの確立要求)について説明する。
図2に示すように、端末装置40は、登録処理で取得した基準情報(条件)を登録が許可されたサービスごとに記憶している。端末装置40は、自装置の動作環境に関する環境情報が、利用したいサービスの基準情報を満たすか否かを判定し、基準情報を満たすサービスに関する情報(例えばS−NSSAI)を含む接続要求を基地局装置20に送信する(ステップS21)。このとき、端末装置40は、自装置の環境情報も含めて接続要求(PDUセッションの確立要求)を送信する。
図2の例では、端末装置40は、サービスCを利用する場合に、自装置の環境情報(モビリティ高)が、サービスCの基準情報(条件C)を満たすと判定し、サービスCと環境情報(モビリティ高)を含めて接続要求を基地局装置20に送信する。
基地局装置20は、接続要求を管理装置10Aに転送する(ステップS22)。管理装置10Aは、端末装置40から接続要求を受信すると、接続を許可するか否かの接続可否判定を行う(ステップS23)。管理装置10Aは、端末装置40の接続を許可する場合、端末装置40の動作環境が利用するサービスCの条件Cを満たすか否かのサービス利用条件判定を行う(ステップS24)。図2の例では、サービスCの条件Cは、「モビリティ高」であり、端末装置40の動作環境も「モビリティ高」で条件を満たす。この場合、管理装置10Aは、端末装置40の動作環境がサービスCの条件を満たすとして、以降の接続処理を実行する(ステップS25)。なお、以降の処理を含む接続処理の詳細については後述する。
このように、端末装置40は、利用登録を希望するサービスの利用条件(動作環境に関する基準情報)を管理装置10Aから取得する。これにより、端末装置40は、自装置の動作環境に応じたサービスの利用を要求することができる。また、管理装置10Aは、端末装置40の動作環境に応じてサービスの利用を許可するか否かを判定する。そのため、端末装置40は、より安定した品質のサービスを受けることができるようになる。
<2.通信システムの構成>
<2.1.ネットワークアーキテクチャの構成例>
まず、本実施形態に係る通信システムの一例として、第5世代移動体通信システム(5G)のアーキテクチャについて説明する。図3は、5Gのアーキテクチャの一例を示す図である。5Gのアーキテクチャは、UE(User Equipment)1010、RAN(Radio Access Network)/AN(Access Network)1100、NGC(Next Generation Core)/5GC(5G Core)1200及びDN(Data Network)1600を含む。
UE1010の一例は、本実施形態の端末装置40である。RAN1100は、無線インターフェースを提供する基地局装置gNBであり、AN1100は、有線インターフェースを提供する、例えば、アクセスポイントやルータである。RAN/AN1100の一例が、本実施形態の基地局装置20である。
5GC/NGC1200は、5Gコアネットワークとも呼ばれる。5GC/NGC1200は、RAN/AN1100を介してUE1010と接続する。
5GC/NGC1200は、コントロール・プレーン機能群1300およびUPF(User Plane Function)1500を含んで構成される。
コントロール・プレーン機能群1300は、AUSF(Authentication Server Function)1310と、NEF(Network Exposure Function)1320と、NRF(Network Repository Function)1330と、NSSF(Network Slice Selection Function)1340と、PCF(Policy Control Function)1350と、SMF(Session Management Function)1360と、UDM(Unified Data Management)1370と、AF(Application Function)1380と、AMF(Access Management Function)1390と、を含む。
UDM1370は、3GPP AKA認証情報の生成、ユーザIDの処理の機能を有する。UDM1370は、加入者情報を保持、管理するUDR(Unified Data Repository)と、加入者情報を処理するFE(Front End)部を含む。
また、AMF1390は、UE1010のレジストレーション処理や接続管理、モビリティ管理等の機能を有する。AMF1390の機能を実現する装置が図1及び図2の管理装置10Aである。
SMF1360は、セッション管理、UE1010のIP割り当てと管理等の機能を有する。AUSF1310は、認証機能を有する。NSSF1340は、ネットワーク・スライスの選択にかかる機能を有する。NEF1320は、サードパーティー、AF1380やエッジ・コンピューティング機能に対してネットワーク機能のケイパビリティやイベントを提供する機能を有する。
NRF1330は、ネットワーク機能の発見やネットワーク機能のプロファイルを保持する機能を有する。PCF1350は、ポリシー制御の機能を有する。AF1380は、コアネットワークと相互に作用してサービスを提供する機能を有する。
DN1600は、例えば、オペレータのサービスを提供するエンティティ、インターネット接続を提供するエンティティ、或いは、サードパーティーのサービスを提供するエンティティである。
(ネットワーク・スライス)
NGC/5GC1200では、サービス毎の通信特質の違いに応じた無線通信サービスを提供できるように、ネットワーク・スライスというコンセプトが導入されている。
このネットワーク・スライスは、S−NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)により識別される。S−NSSAIは、SST(Slice/Service type)及びSD(Slice Differentiator)を含んで構成される。
SSTは、特徴やサービスといった観点でのネットワーク・スライスに期待される特質(例えば、eMBB(Enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、MIoT(Massive Internet of Things)、或いは、V2X(Vehicle to something))を表すものである。SDは、同じSSTの中で複数のネットワーク・スライスをより細かく分類するための補足情報である。
SSTは、標準化された一意の値でも、或いは、標準化されない値であってもよい。標準化されない値を持つS−NSSAIは、局所的にPLMN(Public Land Mobile Network)内の単一のネットワーク・スライスの識別に用いてもよいが、関連するPLMN以外のいずれのPLMNにおけるUE1010のアクセス層の処理に用いられてはならない。
図4は、3GPP TS23.501で標準化されているSST値を示す図である。この標準化されているSST値を利用することにより、スライシングに関してインターオペイラビリティを確保することができ、PLMNは、ローミングをより効率的にサポートすることができる。
(NSIでの接続確立)
NSI(Network Slice instance)を介したDN1600とのユーザープレーン(User Plane)の接続確立は、
・要求されるネットワーク・スライスをサポートするAMF1390を選択するためのRM(Registration Management)処理を実行するステップ
・NSIを介して、DN1600に対して1つ以上のPDUセッションを確立するステップ
の2つのステップを含んで構成される。ここで、NSIは、あるネットワーク・スライスに対応する通信サービス一式を提供するために使用する全てのNF(Network Function)を含んだものである。なお、RM処理を実行するステップが、図1に示す登録処理に該当し、PDUセッションを確立するステップの一部が図2に示す接続処理に該当する。これらの処理の詳細については後述する。
<2.2.通信システムの構成例>
図5は、本開示の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る通信システムは、第1〜第3管理装置10A〜10C、基地局装置20及び端末装置40を備える。
第1管理装置10Aは、端末装置40のモビリティを管理する装置であり、AMF1390の機能を実現する装置である。第1管理装置10Aが図1及び図2の管理装置10Aに相当する。第2管理装置10Bは、ユーザプレーン処理の機能を有する装置であり、UPF1500の機能を実現する装置である。第3管理装置10Cは、端末装置40のセッションを管理する装置であり、SMF1360の機能を実現する装置である。
端末装置40は、基地局装置20を介して第1管理装置10Aに対して登録処理(RM処理)を実行する。また、端末装置40は、基地局装置20を介して、第1〜第3管理装置10A〜10Cに対して接続処理(PDUセッションの確立処理)を実行する。
なお、図中の装置は、論理的な意味での装置と考えてもよい。つまり、同図の装置の一部が仮想マシン(VM:Virtual Machine)、コンテナ(Container)、ドッカー(Docker)などで実現され、それらが物理的に同一のハードウェア上で実装されてもよい。
<2.2.1.第1管理装置10Aの構成例>
図6は、本開示の実施形態に係る第1管理装置10Aの構成例を示すブロック図である。第1管理装置10Aは、端末装置40の登録処理(RM処理)やモビリティ管理を行う。
第1管理装置10Aは、通信部11Aと、記憶部12Aと、制御部13Aと、を備える。なお、図6に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。また、第1管理装置10Aの機能は、複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。例えば、第1管理装置10Aは、複数のサーバー装置により構成されていてもよい。さらに、第1管理装置10Aの機能は、動的に複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。
(通信部)
通信部11Aは、他の装置と通信するための通信インターフェースである。通信部11Aは、ネットワークインターフェースであってもよいし、機器接続インターフェースであってもよい。通信部11Aは、ネットワークに直接的或いは間接的に接続する機能を備える。例えば、通信部11Aは、NIC(Network Interface Card)等のLAN(Local Area Network)インターフェースを備えていてよいし、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインターフェースを備えていてもよい。また、通信部11Aは、有線インターフェースであってもよいし、無線インターフェースであってもよい。ここで、通信インターフェースは、例えば、N2及びNamfインターフェースをサポートする。通信部11Aは、第1管理装置10Aの通信手段として機能する。通信部11Aは、制御部13Aの制御に従って基地局装置20及び第3管理装置10Cと通信する。
(記憶部)
記憶部12Aは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部12Aは、第1管理装置10Aの記憶手段として機能する。記憶部12Aは、基準情報DB121Aを備える。
基準情報DB121Aは、端末装置40がサービスを利用する条件として要求する動作環境に関する基準情報を記憶する。ここで、本実施形態に係る動作環境について説明する。
[動作環境]
5Gでは、HMD(Head Mount Display)やゲームコンソールからの制御信号をゲーム装置に無線で送信し、ゲーム装置からHMDに大容量のVR動画を無線で送る、といったユースケースの実現が期待されている。そこで、低遅延、かつ、大容量のデータを無線で送ることができるように、広い周波数帯域の利用が比較的容易なミリ波の活用が考えられる。
ミリ波は、現在セルラーで利用されている2GHz帯に比べると、伝搬損失も大きく、直進性も高いため、4Gでの通信技術では十分な通信の安定性を確保することは必ずしも容易ではなかった。5Gでは、このようなミリ波の課題である大きな伝搬損失を補償するためにビームフォーミングという技術の活用が検討されている。ミリ波においては、波長が短くなるため、より多くのアンテナ素子によるアンテナアレーを構築することが容易であり、鋭いビームを形成して、伝搬損失を補償することによって、S/N比を確保することが可能である。
ただし、高いモビリティを持つ無線通信装置(端末装置40)に対してビームをトラックすることは必ずしも容易ではなく、できたとしても消費電力の増大が懸念される。さらには、ミリ波は障害物等によって電波がさえぎられて通信が不安定になりやすい問題点が指摘されている。特に、屋外のように、多くの障害物が存在し、その障害物の影響がより動的となる環境でミリ波を使いこなすことは容易ではないと考えられる。よって、5Gの導入当初でのミリ波の活用は、屋内のように障害物の影響がより静的である環境にとどまるものと予想される。
また、4Gからスマートフォンによるゲームが普及しているが、5Gではより大規模な演算能力を必要とするゲームをクラウドサーバー上で処理させるクラウドゲームをスマートフォンで利用できるようになると考えられる。ゲームの種類によっては、ゲームを処理するクラウドサーバーとゲームを操作し、動画像を表示するスマートフォンの間の無線通信には低遅延を要求する。そのため、MEC(Mobile Edge Computing)という技術を活用する必要があるかもしれない。MECでは、ゲームの処理を実行するための利用可能なクラウドサーバーの中から、スマートフォン(端末装置40の一例)のモビリティに応じて、最も遅延が少なくなるクラウドサーバーが選択される。ここで、クラウドサーバーは、5GのアーキテクチャのDN1600(図3参照)に対応し、ゲームを操作し、動画像を表示するスマートフォンは、UE1010に対応する。なお、クラウドゲームはアプリケーション(サービス)の一例であり、アプリケーションはゲームに限定されない。例えば、楽曲などの音楽コンテンツや、映画やライブ中継で撮影された動画コンテンツのストリーミングというアプリケーションであってもよい。
このクラウドゲームは、屋内だけでなく、屋外で利用されるケースもあると考えられる。また、クラウドゲームの中には、大容量の動画データを低遅延でダウンロードする必要のあるゲームから、比較的遅延には寛容で、ダウンロードするデータのサイズも小さいゲームがある。よって、クラウドゲームは、ネットワーク・スライスの観点において、複数のスライスに分類され得るものと考えられる。さらにまた、1つのゲームの中でもその処理内容によって、複数の処理の各々が複数のスライスに分類されてもよい。例えば、インタラクティブな処理(ユーザの操作及び当該操作に応答するサーバー(クラウド又はエッジ)側の動作)はQoE低下を回避するために低遅延であることを要するかもしれない。一方でレンダリング処理は、インタラクティブな処理に比べ、低遅延であることは要さず一方で大容量なデータ処理を要するかもしれない。
以上から、VRゲームやクラウドゲームをサポートする無線通信サービスを利用する条件、例えば、端末装置40の動作環境として、端末装置40となるHMDやゲームコンソールが屋内で利用されることが設定される。また、VRゲームをサポートする無線通信サービスを利用する条件、例えば、端末装置40の動作環境として、モビリティ状態(Mobility State)が設定されてもよい。
ここで、モビリティ状態には、端末装置40の移動速度に関する状態だけでなく、端末装置40(ユーザ)の行動状態が含まれていてもよい。行動状態としては、ユーザの行動、例えば、立っている、座っている、歩行中、走行中、自転車乗車中、電車に乗車中、バスに乗車中、車に乗車中、エレベータで移動中等が挙げられる。かかる行動状態は、例えば端末装置40が、自装置に搭載される行動認識機能、例えば、AI(Artificial Intelligence)を活用して認識され得る。端末装置40による行動状態の認識については後述する。
さらに、VRゲームをサポートする無線通信サービスを利用する条件、例えば、端末装置40の動作環境として、同時に受信できるビームの数、アンテナパネルの数、アンテナ・レイヤの数、或いは、同時に受信できるTRP(Transmission and Reception Point)の数、UE Capability、或いは、UE Categoryが設定されてもよい。また、VRゲームをサポートする無線通信サービスを利用する条件、例えば、端末装置40の動作環境として、端末装置40が装備する必要のある特定のセンサーの有無が設定されてもよい。さらに、端末装置40の動作環境として、端末装置40がサポートするOS(Operation System)やファームフェアのバージョンが設定されてもよい。
図7は、本開示の実施形態に係る基準情報DB121Aの一例を示す図である。図7では、サービスの一例として、無線ネットワークを介したゲームと、利用する条件、例えば、端末装置40の動作環境に関する基準情報との対応の一例を示している。ここでは、1つのゲームであっても機能(例えば、ゲームBの動画のダウンロード部やゲームBの操作部等)ごとにS−NSSAIが割り当てられている場合がある。
図7に示すように、ゲームAは、SSTが1、SDが1、つまり、eMBB_1、UEの動作環境として、屋内、若しくは、屋外でモビリティ条件が低い状態において利用可能なサービスとして分類される。
ゲームBは、上述したように、動画ダウンロード部と操作部で分類される。ゲームBの動画ダウンロード部は、SSTが1、SDが3、つまり、eMBB_3、UEの動作環境として、屋内でモビリティ条件が低い状態において利用可能なサービスとして分類される。また、ゲームBの操作部は、SSTが2、SDが1、つまり、URLLC_1、UEの動作環境として、屋内でモビリティ条件が低い状態において利用可能なサービスとして分類される。
ゲームZは、SSTが1、SDが2、つまり、eMBB_2、UEの動作環境として、屋内、若しくは、屋外において利用可能なサービスとして分類される。
ここで、eMBBは、SDによってさらに分類されているが、このSDによる分類は、例えば、求められる遅延特性の違いによって行われる。例えば、eMBB_3(SD=3)は、eMBB_1(SD=1)よりもより低遅延な通信サービスとして分類され、eMBB_2(SD=2)は、eMBB_1(SD=1)よりも遅延特性に関して寛容な通信サービスとして分類される。さらに、SDによる分類は、例えば、求められるデータレートの違いによって行われてもよい。例えば、eMBB_2(SD=2)は、eMBB_1(SD=1)よりも低いデータレートでもサポート可能な通信サービスとして分類される。
例えば、ゲームBは、eMBB_3(SST=1、SD=3)とURLLC_1(SST=2、SD=1)の2つのネットワーク・スライスを同時に使用する必要がある。そのため、ゲームBを利用するための端末装置40の動作環境として、端末装置40が2つ以上の送・受信器を搭載していることを付加するようにしてもよい。
例えば、このような送・受信器の構成に係る情報は、UE Radio Capability情報としてネットワーク側に通知されてもよい。なお、端末装置40は、登録処理の際に、UE Radio Capability情報を第1管理装置10A(AMF)に通知し、第1管理装置10Aは、端末装置40が第1管理装置10A(AMF)に登録されている間、このUE Radio Capability情報を保持する。登録処理の詳細については後述する。
第1管理装置10Aは、N2 PDU Session Requestメッセージを使って基地局装置20に最新のUE Radio Capability情報を送信する。
第1管理装置10Aにおける端末装置40の登録状態がRM−DEREGISTEREDに遷移する際に、第1管理装置10Aは保持しているUE Radio Capability情報を削除する。また、CM−IDLEの際に、UE Radio Capability情報に変更が生じた場合、端末装置40は、UE Radio Capability Updateを指示するMobility Registration Updateを実行する。
図7では、無線ネットワークを介したゲームの機能ごとに基準情報を対応付ける場合について説明したが、これに限定されない。例えば、無線ネットワークを介したユースケースごとに基準情報を対応付けてもよい。かかる場合について、図8を用いて説明する。
図8は、本開示の実施形態に係る基準情報DB121Aの他の例を示す図である。ここでは、広帯域、かつ、低遅延な特性を要求するAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)のユースケースの分類と利用する条件の対応を示している。特に、要求される厳格な遅延に関しては、Motion to Photon latencyとして広く知られている。
例えば、クラウドサーバーでレンダリング処理を実行するCloud Renderingは、エッジサーバーでレンダリング処理を実行するEdge Renderingよりも遅延に寛容なユースケースとして分類される。これは、多少のモビリティを有する端末装置40に対してサービスを提供するため、必ずしもエッジではないクラウドサーバーで処理させることを想定しているためである。
Edge/Split Renderingは、例えば、サーバーにかなり規模の大きな処理をさせる等、無線部に配分できる遅延のバジェットが小さくなってしまう場合に、MEC(Mobile Edge Computing)という技術を活用して、端末装置40とサーバー間の遅延の削減を試みる。Cloud Renderingの動作環境に対して、Edge/Split Renderingの動作環境を屋内に制限することで、複雑なMECのモビリティ処理を避けることができ、安定したパフォーマンスが期待できる。
また、Gaming or Interactive Data Exchangingのユースケースは、動作環境の制限によって、例えば、図8に示すように4つに分類される。
Gaming or Interactive Data Exchanging 1は、例えば、家庭や、商業施設内での使用を想定したユースケースである。
Gaming or Interactive Data Exchanging 2は、タクシー、バス等、ローカル基地局(基地局装置20の一例)が設置されている車内で使用されることを想定したユースケースである。つまり、車内では、Gaming or Interactive Data Exchanging 1と同等のモビリティが想定され、ローカル基地局のバックホールに関して、車の移動速度に対するモビリティが考慮される。
Gaming or Interactive Data Exchanging 3は、タクシー、バスよりも高速な列車等、ローカル基地局(基地局装置20の一例)が設置されている列車内で使用されることを想定したユースケースである。つまり、列車内では、Gaming or Interactive Data Exchanging 1と同等のモビリティが想定され、ローカル基地局のバックホールに関して、列車の移動速度に対するモビリティが考慮される。
Gaming or Interactive Data Exchanging 4は、Gaming or Interactive Data Exchanging 1同様、家庭や、商業施設内での使用を想定したユースケースであるが、無線に対してより厳しい遅延や信頼性が要求される。つまり、端末装置40に対してより小さいモビリティが要求される。
なお、図7及び図8での分類は一例であり、無線特性を鑑みて、動作環境の違いで分類するというコンセプトに沿ったものであれば、図7及び図8以外の分類であってもよいことは言うまでもない。
(制御部)
図6に戻る。制御部13Aは、第1管理装置10Aの各部を制御するコントローラ(controller)である。制御部13Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサにより実現される。例えば、制御部13Aは、第1管理装置10A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを、プロセッサがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行することにより実現される。なお、制御部13Aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。CPU、MPU、ASIC、及びFPGAは何れもコントローラとみなすことができる。
制御部13Aは、登録処理部131A及び接続処理部132Aを備える。登録処理部131Aは、端末装置40の登録処理を実行する。接続処理部132Aは、端末装置40からのリクエストに応じてPDUセッションの確立処理(接続処理)を実行する。登録処理及び接続処理の詳細については後述する。
<2.2.2.第2管理装置10Bの構成例>
図9は、本開示の実施形態に係る第2管理装置10Bの構成例を示すブロック図である。第2管理装置10Bは、ユーザプレーン処理の機能を有する。
第2管理装置10Bは、通信部11Bと、記憶部12Bと、制御部13Bと、を備える。なお、図9に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。また、第2管理装置10Bの機能は、複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。例えば、第2管理装置10Bは、複数のサーバー装置により構成されていてもよい。さらに、第2管理装置10Bの機能は、動的に複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。
(通信部)
通信部11Bは、他の装置と通信するための通信インターフェースである。ここで、通信インターフェースは、例えば、N3及びN4インターフェースをサポートする。なお、通信部11Bの構成は、第1管理装置10Aの通信部11Aと同様の構成であってよい。通信部11Bは、第2管理装置10Bの通信手段として機能する。通信部11Bは、制御部13Bの制御に従って基地局装置20及び第3管理装置10Cと通信する。
(記憶部)
記憶部12Bは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部12Bは、第2管理装置10Bの記憶手段として機能する。
(制御部)
制御部13Bは、第2管理装置10Bの各部を制御するコントローラ(controller)である。制御部13Bは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサにより実現される。例えば、制御部13Bは、第2管理装置10B内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを、プロセッサがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行することにより実現される。なお、制御部13Bは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。CPU、MPU、ASIC、及びFPGAは何れもコントローラとみなすことができる。
制御部13Bは、接続処理部131Bを備える。接続処理部131Bは、端末装置40からのリクエストに応じてPDUセッションの確立処理(接続処理)を実行する。接続処理の詳細については後述する。
<2.2.3.第3管理装置10Cの構成例>
図10は、本開示の実施形態に係る第3管理装置10Cの構成例を示すブロック図である。第3管理装置10Cは、端末装置40のセッションを管理する。
第3管理装置10Cは、通信部11Cと、記憶部12Cと、制御部13Cと、を備える。なお、図10に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。また、第3管理装置10Cの機能は、複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。例えば、第3管理装置10Cは、複数のサーバー装置により構成されていてもよい。さらに、第3管理装置10Cの機能は、動的に複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。
(通信部)
通信部11Cは、他の装置と通信するための通信インターフェースである。ここで、通信インターフェースは、例えば、Nsmf及びN4インターフェースをサポートする。なお、通信部11Cの構成は、第1管理装置10Aの通信部11Aと同様の構成であってよい。通信部11Cは、第3管理装置10Cの通信手段として機能する。通信部11Cは、制御部13Cの制御に従って第1、第2管理装置10A、10Bと通信する。
(記憶部)
記憶部12Cは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部12Cは、第3管理装置10Cの記憶手段として機能する。記憶部12Cは、QoSDB121Cを備える。
QoSDB121Cは、S−NSSAIごとに対応する5QI値を記憶する。5QI(5G QoS Identifier)とは、5GでのQoSを識別する識別子である。
ここで、5GS(5G System)でのQoS(Quality of Service)制御について説明する。5GSでのQoS制御は、QoSフロー(QoS Flows)ベースで行われる。5GのQoS制御は、フロービットレートを保証するGBR QoS Flowsとフロービットレートを保証しないNon−GBR QoS Flowsの両方をサポートしている。
QoSフローは、PDUセッションにおいて、QoSを差異化する最小単位であり、QoSフローを識別するためにQFI(QoS Flow ID)が用いられる。1つのPDUセッション内で複数のQoSフローを扱うことが可能である。QFIは、動的に割り当てられるかもしれないし、5QIと同一であるかもしれない。QoSフローは、第3管理装置10C(SMF)によって制御される。
QoSDB121Cは、S−NSSAIごとに対応する5QI値を記憶する。第3管理装置10C(SMF)は、第2管理装置10B(UPF)に対して、サービスに対応するS−NSSAIと図11に示すテーブルに基づいて、各サービス上で転送されるデータを各サービスに対応する5QIが割り振られたQoSフローとして処理するよう指示する。なお、図11は、本開示の実施形態に係るQoSDB121Cの一例を示す図である。
例えば、図11に示すように、eMBB_1(SST=1、SD=1)のネットワーク・スライスには、「7」の5QI値が割り当てられ、URLLC_1(SST=2、SD=1)のネットワーク・スライスには、「69」の5QI値が割り当てられる。
(制御部)
制御部13Cは、第3管理装置10Cの各部を制御するコントローラ(controller)である。制御部13Cは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサにより実現される。例えば、制御部13Cは、第3管理装置10C内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを、プロセッサがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行することにより実現される。なお、制御部13Cは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。CPU、MPU、ASIC、及びFPGAは何れもコントローラとみなすことができる。
制御部13Cは、接続処理部131Cを備える。接続処理部131Cは、端末装置40からのリクエストに応じてPDUセッションの確立処理(接続処理)を実行する。接続処理の詳細については後述する。
<2.2.4.基地局装置の構成例>
基地局装置20は、端末装置40と無線通信する無線通信装置である。基地局装置20は通信装置の一種である。基地局装置20は、例えば、無線基地局(Base Station、Node B、eNB、gNB、ng-eNB、など)や無線アクセスポイント(Access Point)に相当する装置である。基地局装置20は、無線リレー局やIAB(Integrated Access and Backhaul)のドナー・ノードであってもよい。基地局装置20は、RSU(Road Side Unit)等の路上基地局装置であってもよい。ここで、路上基地局装置は、信号機に基地局装置、或いは、リレー局装置の機能が具備された構成も含みうる。又はこれに代えて、路上基地局装置は、信号機にリレー機能を具備した端末装置40が組み込まれた構成でもよい。すなわちRSUは、Network to UE relayの機能を具備した端末装置40であってもよい。また、基地局装置20は、RRH(Remote Radio Head)と呼ばれる光張り出し装置であってもよい。本実施形態では、無線通信システムの基地局のことを基地局装置ということがある。基地局装置20は、他の基地局装置20と無線通信可能に構成されていてもよい。
なお、基地局装置(基地局ともいう。)という概念には、ドナー基地局のみならず、リレー基地局(中継局、或いは中継局装置ともいう。)も含まれる。また、基地局という概念には、基地局の機能を備えた構造物(Structure)のみならず、構造物に設置される装置も含まれる。構造物は、例えば、高層ビル、家屋、鉄塔、駅施設、空港施設、港湾施設、スタジアム等の建物である。なお、構造物という概念には、建物のみならず、トンネル、橋梁、ダム、塀、鉄柱等の構築物(Non-building structure)や、クレーン、門、風車等の設備も含まれる。また、構造物という概念には、陸上(狭義の地上)又は地中の構造物のみならず、桟橋、メガフロート等の水上の構造物や、海洋観測設備等の水中の構造物も含まれる。基地局装置は、処理装置(或いは情報処理装置)と言い換えることができる。
基地局装置20は、固定局であってもよいし、移動可能に構成された基地局装置(移動局)であってもよい。例えば、基地局装置20は、移動体に設置される装置であってもよいし、移動体そのものであってもよい。例えば、移動能力(Mobility)をもつリレー局装置は、移動局としての基地局装置20とみなすことができる。また、車両、ドローン、スマートフォンなど、もともと移動能力がある装置であって、基地局装置の機能(少なくとも基地局装置の機能の一部)を搭載した装置も、移動局としての基地局装置20に該当する。
ここで、移動体は、スマートフォンや携帯電話等のモバイル端末であってもよい。また、移動体は、陸上(狭義の地上)を移動する移動体(例えば、自動車、自転車、バス、トラック、自動二輪車、列車、リニアモーターカー等の車両)であってもよいし、地中(例えば、トンネル内)を移動する移動体(例えば、地下鉄)であってもよい。また、移動体は、水上を移動する移動体(例えば、旅客船、貨物船、ホバークラフト等の船舶)であってもよいし、水中を移動する移動体(例えば、潜水艇、潜水艦、無人潜水機等の潜水船)であってもよい。また、移動体は、大気圏内を移動する移動体(例えば、飛行機、飛行船、ドローン等の航空機)であってもよいし、大気圏外を移動する移動体(例えば、人工衛星、宇宙船、宇宙ステーション、探査機等の人工天体)であってもよい。
また、基地局装置20は、地上に設置される地上基地局装置(地上局装置)であってもよい。例えば、基地局装置20は、地上の構造物に配置される基地局装置であってもよいし、地上を移動する移動体に設置される基地局装置であってもよい。より具体的には、基地局装置20は、ビル等の構造物に設置されたアンテナ及びそのアンテナに接続する信号処理装置であってもよい。勿論、基地局装置20は、構造物や移動体そのものであってもよい。「地上」は、陸上(狭義の地上)のみならず、地中、水上、水中も含む広義の地上である。なお、基地局装置20は、地上基地局装置に限られない。基地局装置20は、空中又は宇宙を浮遊可能な非地上基地局装置(非地上局装置)であってもよい。例えば、基地局装置20は、航空機局装置や衛星局装置であってもよい。
航空機局装置は、航空機等、大気圏内を浮遊可能な無線通信装置である。航空機局装置は、航空機等に搭載される装置であってもよいし、航空機そのものであってもよい。なお、航空機という概念には、飛行機、グライダー等の重航空機のみならず、気球、飛行船等の軽航空機も含まれる。また、航空機という概念には、重航空機や軽航空機のみならず、ヘリコプターやオートジャイロ等の回転翼機も含まれる。なお、航空機局装置(又は、航空機局装置が搭載される航空機)は、ドローン等の無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)であってもよい。なお、無人航空機という概念には、無人航空システム(UAS:Unmanned Aircraft Systems)、つなぎ無人航空システム(tethered UAS)も含まれる。また、無人航空機という概念には、軽無人航空システム(LTA:Lighter than Air UAS)、重無人航空システム(HTA:Heavier than Air UAS)が含まれる。その他、無人航空機という概念には、高高度無人航空システムプラットフォーム(HAPs:High Altitude UAS Platforms)も含まれる。
衛星局装置は、大気圏外を浮遊可能な無線通信装置である。衛星局装置は、人工衛星等の宇宙移動体に搭載される装置であってもよいし、宇宙移動体そのものであってもよい。衛星局装置となる衛星は、低軌道(LEO:Low Earth Orbiting)衛星、中軌道(MEO:Medium Earth Orbiting)衛星、静止(GEO:Geostationary Earth Orbiting)衛星、高楕円軌道(HEO:Highly Elliptical Orbiting)衛星の何れであってもよい。勿論、衛星局装置は、低軌道衛星、中軌道衛星、静止衛星、又は高楕円軌道衛星に搭載される装置であってもよい。
また、衛星局装置は、ベントパイプ方式を利用した地上基地局に対する中継局の機能を有していてもよい。
基地局装置20のカバレッジの大きさは、マクロセルのような大きなものから、ピコセルのような小さなものであってもよい。勿論、基地局装置20のカバレッジの大きさは、フェムトセルのような極めて小さなものであってもよい。また、基地局装置20はビームフォーミングの能力を有していてもよい。この場合、基地局装置20はビームごとにセルやサービスエリアが形成されてもよい。
図12は、本開示の実施形態に係る基地局装置20の構成例を示すブロック図である。基地局装置20は、無線通信部21と、記憶部22と、ネットワーク通信部23、制御部24と、を備える。なお、図12に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。また、基地局装置20の機能は、複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。
無線通信部21は、他の無線通信装置(例えば、他の端末装置40、基地局装置20)と無線通信する無線通信インターフェースである。無線通信部21は、制御部24の制御に従って動作する。なお、無線通信部21は複数の無線アクセス方式に対応していてもよい。例えば、無線通信部21は、NR及びLTEの双方に対応していてもよい。無線通信部21は、NRやLTEの他に、W−CDMAやcdma2000に対応していてもよい。勿論、無線通信部21は、NR、LTE、W−CDMAやcdma2000以外の無線アクセス方式に対応していてもよい。
無線通信部21は、受信処理部211、送信処理部212、アンテナ213を備える。無線通信部21は、受信処理部211、送信処理部212、及びアンテナ213をそれぞれ複数備えていてもよい。なお、無線通信部21が複数の無線アクセス方式に対応する場合、無線通信部21の各部は、無線アクセス方式毎に個別に構成されうる。例えば、受信処理部211及び送信処理部212は、LTEとNRとで個別に構成されていてもよい。
受信処理部211は、アンテナ213を介して受信された上りリンク信号の処理を行う。受信処理部211は、無線受信部211aと、多重分離部211bと、復調部211cと、復号部211dと、を備える。
無線受信部211aは、上りリンク信号に対して、ダウンコンバート、不要な周波数成分の除去、増幅レベルの制御、直交復調、デジタル信号への変換、ガードインターバルの除去、高速フーリエ変換による周波数領域信号の抽出等を行う。多重分離部211bは、無線受信部211aから出力された信号から、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)等の上りリンクチャネル及び上りリンク参照信号を分離する。復調部211cは、上りリンクチャネルの変調シンボルに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase shift Keying)等の変調方式を使って受信信号の復調を行う。復調部211cが使用する変調方式は、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM、又は1024QAMであってもよい。復号部211dは、復調された上りリンクチャネルの符号化ビットに対して、復号処理を行う。復号された上りリンクデータ及び上りリンク制御情報は制御部24へ出力される。
送信処理部212は、下りリンク制御情報及び下りリンクデータの送信処理を行う。送信処理部212は、符号化部212aと、変調部212bと、多重部212cと、無線送信部212dと、を備える。
符号化部212aは、制御部24から入力された下りリンク制御情報及び下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化、低密度パリティ検査符号(LDPC:Low-Density Parity-Check)化、ポーラー符号化等の符号化方式を用いて符号化を行う。変調部212bは、符号化部212aから出力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等の所定の変調方式で変調する。多重部212cは、各チャネルの変調シンボルと下りリンク参照信号とを多重化し、所定のリソースエレメントに配置する。無線送信部212dは、多重部212cからの信号に対して、各種信号処理を行う。例えば、無線送信部212dは、高速フーリエ変換による時間領域への変換、ガードインターバルの付加、ベースバンドのデジタル信号の生成、アナログ信号への変換、直交変調、アップコンバート、余分な周波数成分の除去、電力の増幅等の処理を行う。送信処理部212で生成された信号は、アンテナ213から送信される。
記憶部22は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部22は、基地局装置20の記憶手段として機能する。
ネットワーク通信部23は、他の装置(例えば、第1管理装置10A、第2管理装置10B、他の基地局装置20)と通信するための通信インターフェースである。ここで、通信インターフェースは、例えば、N2、N3、X2、Xnインターフェースをサポートする。例えば、ネットワーク通信部23は、NIC等のLANインターフェースを備える。また、ネットワーク通信部23は、有線インターフェースであってもよいし、無線インターフェースであってもよい。ネットワーク通信部23は、基地局装置20のネットワーク通信手段として機能する。ネットワーク通信部23は、制御部24の制御に従って他の装置と通信する。ネットワーク通信部23の構成は、第1〜第3管理装置10A〜10Cと同様であってもよい。
制御部24は、基地局装置20の各部を制御するコントローラ(controller)である。制御部24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサにより実現される。例えば、制御部24は、基地局装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを、プロセッサがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行することにより実現される。なお、制御部24は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。CPU、MPU、ASIC、及びFPGAは何れもコントローラとみなすことができる。
制御部24は、選択部241と送受信部242とを備える。選択部241は、端末装置40から登録要求を受信した場合に、登録要求を転送する第1管理装置10Aを選択する。送受信部242は、端末装置40からの信号を受信し、必要に応じて端末装置40からの信号を第1管理装置10Aに転送する。
<2.2.5.端末装置の構成例>
端末装置40は、基地局装置20と無線通信する移動可能な無線通信装置である。端末装置40は、例えば、携帯電話、スマートデバイス(スマートフォン、又はタブレット)、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータである。端末装置40は、M2M(Machine to Machine)デバイス、又はIoT(Internet of Things)デバイスであってもよい。例えば、端末装置40が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やVirtual Reality(VR)/Augmented Reality(AR)/Mixed Reality(MR)/Substitutional Reality(SR)/X Reality(XR)/用途のヘッドセットであってもよい。
なお、端末装置40は、移動体に設置される無線通信装置であってもよいし、移動体そのものであってもよい。例えば、端末装置40が、自動車、バス、トラック、自動二輪車等の道路上を移動する、或いは、鉄道等のレールと呼ばれる軌道上を移動する車両(Vehicle)、或いは、当該車両に搭載された無線通信装置であってもよい。端末装置40は、他の端末装置40と通信(サイドリンク)が可能であってもよい。
なお、「移動体装置」は、通信装置の一種であり、移動局、移動局装置、端末装置、又は端末とも称される。「移動体装置」という概念には、移動可能に構成された通信装置のみならず、通信装置が設置された移動体も含まれる。このとき、移動体は、モバイル端末であってもよいし、陸上(狭義の地上)、地中、水上、或いは、水中を移動する移動体であってもよい。また、移動体は、ドローン等の無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)、ヘリコプター等の大気圏内を移動する移動体であってもよいし、人工衛星等の大気圏外を移動する移動体であってもよい。
本実施形態において、通信装置という概念には、携帯端末等の持ち運び可能な移動体装置(端末装置)のみならず、構造物や移動体に設置される装置も含まれる。構造物や移動体そのものを通信装置とみなしてもよい。また、通信装置という概念には、移動体装置(端末装置、自動車等)のみならず、基地局装置(ドナー基地局、リレー基地局等)も含まれる。通信装置は、処理装置及び情報処理装置の一種である。
端末装置40と基地局装置20は、無線通信(例えば、電波または光無線)で互いに接続する。端末装置40が、ある基地局装置の通信エリア(またはセル)から別の基地局装置の通信エリア(またはセル)へ移動する場合には、セル選択/セル再選択、或いは、ハンドオーバ(またはハンドオフ)を実施する。
端末装置40は、同時に複数の基地局装置または複数のセルと接続して通信を実施してもよい。例えば、1つの基地局装置20が複数のセル(例えば、pCell、sCell)を介して通信エリアをサポートしている場合に、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)技術やデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)技術、マルチコネクティビティ(MC:Multi-Connectivity)技術によって、それら複数のセルを束ねて端末装置40と基地局装置20で通信することが可能である。或いは、異なる基地局装置20のセルを介して、協調送受信(CoMP:Coordinated Multi-Point Transmission and Reception)技術によって、端末装置40とそれら複数の基地局装置が通信することも可能である。さらに、協調送受信においては、空間多重、つまり、同じ無線リソースを使って複数の基地局装置と通信することも可能である。
なお、端末装置40は、必ずしも人が直接的に使用する装置である必要はない。端末装置40は、いわゆるMTC(Machine Type Communication)のように、工場の機械、産業機械、ロボット等に設置されるセンサーであってもよい。また、端末装置40は、M2M(Machine to Machine)デバイス、又はIoT(Internet of Things)デバイスであってもよい。また、端末装置40は、D2D(Device to Device)やV2X(Vehicle to everything)に代表されるように、リレー通信機能を具備した装置であってもよい。また、端末装置40は、無線バックホール等で利用されるCPE(Client Premises Equipment)と呼ばれる機器であってもよい。また、端末装置40は、無線を介してその動作を制御するロボットそのものであってもよいし、無線を介してロボットの部分的な動作を実現するアクチュエータであってもよい。
図13は、本開示の実施形態に係る端末装置40の構成例を示す図である。端末装置40は、無線通信部41と、記憶部42と、ネットワーク通信部43と、入出力部44と、制御部45と、を備える。なお、図13に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。また、端末装置40の機能は、複数の物理的に分離された構成に分散して実装されてもよい。
無線通信部41は、他の無線通信装置(例えば、基地局装置20)と無線通信する無線通信インターフェースである。ここで、無線通信インターフェースは、例えば、Uuインターフェースをサポートする。無線通信部41は、制御部45の制御に従って動作する。無線通信部41は1又は複数の無線アクセス方式に対応する。例えば、無線通信部41は、NR及びLTEの双方に対応する。無線通信部41は、NRやLTEに加えて、W−CDMAやcdma2000に対応していてもよい。
無線通信部41は、受信処理部411、送信処理部412、アンテナ413を備える。無線通信部41は、受信処理部411、送信処理部412、及びアンテナ413をそれぞれ複数備えていてもよい。なお、無線通信部41が複数の無線アクセス方式に対応する場合、無線通信部41の各部は、無線アクセス方式毎に個別に構成されうる。例えば、受信処理部411及び送信処理部412は、LTEとNRとで個別に構成されてもよい。
受信処理部411は、アンテナ413を介して受信された下りリンク信号の処理を行う。ここで、受信処理部411は、複数のアンテナ413を活用してビームフォーミング受信を行ってもよい。受信処理部411は、無線受信部411aと、多重分離部411bと、復調部411cと、復号部411dと、を備える。
無線受信部411aは、下りリンク信号に対して、ダウンコンバート、不要な周波数成分の除去、増幅レベルの制御、直交復調、デジタル信号への変換、ガードインターバルの除去、高速フーリエ変換による周波数領域信号の抽出等を行う。多重分離部411bは、無線受信部411aから出力された信号から、下りリンクチャネル、下りリンク同期信号、及び下りリンク参照信号を分離する。下りリンクチャネルは、例えば、PBCH(Physical Broadcast Channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)等のチャネルである。復調部211cは、下りリンクチャネルの変調シンボルに対して、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等の変調方式を使って受信信号の復調を行う。復号部411dは、復調された下りリンクチャネルの符号化ビットに対して、復号処理を行う。復号された下りリンクデータ及び下りリンク制御情報は制御部45へ出力される。
送信処理部412は、上りリンク制御情報及び上りリンクデータの送信処理を行う。送信処理部412は、符号化部412aと、変調部412bと、多重部412cと、無線送信部412dと、を備える。
符号化部412aは、制御部45から入力された上りリンク制御情報及び上りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化、低密度パリティ検査符号(LDPC)化、ポーラー符号化等の符号化方式を用いて符号化を行う。変調部412bは、符号化部412aから出力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等の所定の変調方式で変調する。多重部412cは、各チャネルの変調シンボルと上りリンク参照信号とを多重化し、所定のリソースエレメントに配置する。無線送信部412dは、多重部412cからの信号に対して、各種信号処理を行う。例えば、無線送信部412dは、逆高速フーリエ変換による時間領域への変換、ガードインターバルの付加、ベースバンドのデジタル信号の生成、アナログ信号への変換、直交変調、アップコンバート、余分な周波数成分の除去、電力の増幅等の処理を行う。送信処理部412で生成された信号は、アンテナ413から送信される。ここで、無線送信部412dは、複数のアンテナ413を活用してビームフォーミング送信を行ってもよい。
記憶部42は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部42は、端末装置40の記憶手段として機能する。また、記憶部42には、SIM(Subscriber Identity Module)の機能、例えば、eSIM(embedded SIM)や、SoCの内部に構成されるインテグレートSIM(integrate SIM)と呼ばれるサービスの加入者を識別するための機能が備わっていてもよい。
ネットワーク通信部43は、他の装置と通信するための通信インターフェースである。例えば、ネットワーク通信部43は、NIC等のLANインターフェースである。ネットワーク通信部43は、ネットワークN1に直接的或いは間接的に接続する機能を備える。ネットワーク通信部43は、有線インターフェースであってもよいし、無線インターフェースであってもよい。ネットワーク通信部43は、端末装置40のネットワーク通信手段として機能する。ネットワーク通信部43は、制御部45の制御に従って、他の装置と通信する。
入出力部44は、ユーザと情報をやりとりするためのユーザインタフェースである。例えば、入出力部44は、キーボード、マウス、操作キー、ゲームコントローラ、タッチパネル、音声入力、ジェスチャー入力等、ユーザが各種操作を行うための操作装置である。又は、入出力部44は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等の表示装置である。入出力部44は、スピーカー、ブザー等の音響装置であってもよい。また、入出力部44は、LED(Light Emitting Diode)ランプ等の点灯装置であってもよい。入出力部44は、端末装置40の入出力手段(入力手段、出力手段、操作手段又は通知手段)として機能する。
制御部45は、端末装置40の各部を制御するコントローラである。制御部45は、例えば、CPU、MPU等のプロセッサにより実現される。例えば、制御部45は、端末装置40内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを、プロセッサがRAM等を作業領域として実行することにより実現される。なお、制御部45は、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。CPU、MPU、ASIC、及びFPGAは何れもコントローラとみなすことができる。
制御部45は、予約選択部451と、登録処理部452と、動作環境取得部453と、利用選択部454と、接続処理部455と、を備える。
予約選択部451は、基地局装置20を介して提供を受ける1つ以上のサービスの中から登録を希望する(利用を予約する)サービスを選択する。登録処理部452は、基地局装置20を介してServing PLMNへの登録処理を行う。登録処理部452は、予約選択部451が選択したサービスに関する情報を含む登録要求メッセージを第1管理装置10Aに送信することで登録処理を開始する。なお、登録処理の詳細については後述する。
動作環境取得部453は、端末装置40の動作環境に関する環境情報を取得する。動作環境としては、例えば上述したモビリティ状態が挙げられる。他にも、動作環境は、同時に受信できるビームの数、アンテナパネルの数、アンテナ・レイヤの数、同時に受信できるTRP(Transmission and Reception Point)の数、UE Capability、或いは、UE Categoryであってもよい。また、動作環境は、端末装置40が装備するセンサーの有無であってもよい。
動作環境取得部453は、例えば、動作環境に関する環境情報としてモビリティ状態を取得する。動作環境取得部453は、特定の信号の受信電力の時間軸における動的な変化をモビリティ状態として取得する。特定の信号は、例えば、同期信号ブロックであるSSB(Synchronization Signal Block)に含まれるプライマリ同期信号PSS(Primary Synchronization Signal)、セカンダリ同期信号SSS(Secondary Synchronization Signal)、或いは、報知用チャネルPBCH(Physical Broadcast Channel)の復調用参照信号DMRS(DeModulation Reference Signal)である。また、受信電力の時間軸における動的な変化は、例えば分散の大きさである。動作環境取得部453が、動的な変化を算出し、算出した動的な変化が大きければモビリティ状態が大きい(高い)と判定し、小さければモビリティ状態が小さい(低い)と判定する。
また、動作環境取得部453は、端末装置40が装備する測位機能を使って、複数の時刻において測定された端末装置40の位置情報の変化に応じてモビリティ状態を判定するようにしてもよい。動作環境取得部453は、位置情報の変化が大きければモビリティ状態が大きい(高い)と判定し、小さければモビリティ状態が小さい(低い)と判定する。
端末装置40が装備する測位機能は、端末装置40に搭載されるGPS(Global Positioning System)に代表されるGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機であってもよい。あるいは、測位機能が、端末装置40によって複数のセルラー基地局装置、或いは、複数のホットスポットから受信する測位用の基準信号の、相対的な受信タイミング、受信電力、到来方向等に基づき、現在の端末装置40の位置を算出する演算処理機能であってもよい。ここで、到来方向は、セルラー基地局装置、或いは、ホットスポットから送信される複数のビームの中から特定のビーム、例えば、最も受信電力の大きなビームを識別することによって測定されてもよい。
また、動作環境取得部453は、端末装置40のセルリセレクションの頻度、或いは、ハンドオーバーの頻度に応じてモビリティ状態を判定するようにしてもよい。動作環境取得部453は、セルリセレクションの頻度が大きければモビリティ状態が大きい(高い)と判定し、小さければモビリティ状態が小さい(低い)と判定する。
さらに、モビリティ状態に、端末装置40の行動状態が含まれる場合、動作環境取得部453は、端末装置40が装備する行動認識機能を用いて端末装置40(を使用するユーザ)の行動状態を判定する。端末装置40の行動認識機能は、例えば各種センサーの情報、或いは、値を入力とし、ユーザの行動を出力とするニューラルネットワーク・モデル等、AIを活用した行動認識機能であってもよい。ここで、ニューラルネットワーク・モデルは、例えば、機械学習(ML ; Machine Learning)、深層学習(DL ; Deep Learning)の結果、生成されるモデルである。
この場合、行動認識機能は、各種センサーの情報、或いは、値として、GNSSセンサー、磁気センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、輝度センサー(環境光センサー)、近接センサー、指紋センサー、及び、気圧センサーが検出する値の全て、若しくは、一部を利用して、例えばユーザの行動を特定する。なお、各種センサーは上述した例に限定されない。端末装置40に搭載可能なセンサーであれば上述したセンサー以外のセンサーの値を用いて、動作環境取得部453がユーザの行動状態を取得するようにしてもよい。
さらに、行動認識機能は、各種センサーの情報に加え、4GであるLTE(Long Term Evolution)及び5Gに対応する送・受信機を介して取得される情報を用いてユーザの行動を特定するようにしてもよい。かかる情報の一例を以下に列挙する。
・RSRP(Reference Signal Received)
・RSRQ(Reference Signal Received Quality)
・RRC(Radio Resource Control) state
・PCI(Physical Cell Identifier)
・TAC(Tracking Area Code)
・RANAC(RAN-based Notification Area Code)
・NCGI(NR Cell Global Identifier)
・Cell Identity、SSB(Synchronization signal and PBCH block)
なお、ここでは、行動認識機能が端末装置40に装備されるとしたが、これに限定されない。例えば、行動認識機能が、AMF、SMF、DN等のネットワーク機能内に実装されてもよい。或いは、行動認識機能が、1つのNF(Network Function)として実装されてもよい。端末装置40は、行動認識機能がユーザの行動を特定するために必要な情報、例えば端末装置40が搭載する各種センサーの情報を、基地局装置20を介してネットワーク側の行動認識機能に提供する。また、端末装置40の動作環境取得部453は、基地局装置20を介してネットワーク側の行動認識機能から、モビリティ状態として行動認識の結果を取得する。
利用選択部454は、動作環境取得部453が取得した動作環境に関する環境情報に基づき、利用要求を行うサービスの利用条件(基準情報)を満たすか否かを判定する。例えば、端末装置40が所定のサービスの提供を受ける場合に、利用選択部454は、端末装置40の動作環境が利用条件を満たすか否かを判定する。これにより、利用選択部454は、所定のサービスの提供に適しない端末装置40が、当該サービスの利用要求を行うことを抑制することができる。
接続処理部455は、利用選択部454がサービスの利用条件を満たすと判定したサービスの利用要求を含む接続処理を実行する。なお、接続処理の詳細については後述する。
接続処理部455は、動作環境取得部453が取得した動作環境に関する情報を含む接続要求メッセージを送信することで、接続処理を開始する。このとき、接続処理部455は、利用選択部454で利用判定に用いた環境情報(例えば、モビリティ低)を接続要求メッセージに含めてもよく、或いは、例えばセンサーの出力データ(例えば、GPSの出力値)等生データを含めてもよい。このように、接続要求メッセージに含める環境情報は、第1管理装置10Aがサービスの利用許可を判定可能な情報であればよく、データの形式は特に限定されない。また、接続要求メッセージに含める環境情報のフォーマット、或いは、形式は、あらかじめ、例えば、登録処理において第1管理装置10Aから設定されてもよい。
<3.通信システムの動作>
<3.1.登録処理>
端末装置40は、例えば電源ON(起動)時に、Serving PLMNへの登録処理を実行する。ここでは、まず、かかる登録処理について説明する。
図14は、本開示の実施形態に係る登録処理の流れを説明するためのシーケンス図である。端末装置40は、NSIを介したサービスを受けるに際し、図14に示す登録処理(RM procedure)を実行する。
まず、端末装置40は、基地局装置20(RAN/AN)に対して、少なくとも、Requested NSSAIを含むRegistration Requestを送信する(ステップS201)。端末装置40は、例えばConfigured NSSAIに含まれるS−NSSAIの中から、登録を希望するネットワーク・スライスに対応するS−NSSAIを選択する。端末装置40は、この選択されたS−NSSAIを含むRequested NSSAIをRegistration Requestに含めて送信する。より具体的には、端末装置40は、Registration Request及びAN parametersを含むAN messageを基地局装置20に送信する。AN parametersには、Requested NSSAIが含まれる。AN parametersに含まれるRequested NSSAIは、基地局装置20によるAMF(第1管理装置10A)の選択に使用される。
ここで、端末装置40は、Initial Registration(登録処理)を実行する際、Registration Requestメッセージで端末装置40を識別するための情報を通知する。その際、SUCI(Subscription Concealed Identifier)、若しくは、5G−GUTI(Globally Unique Temporary UE Identity)を使用する。
端末装置40は、有効なEPS(Evolved Packet System) GUTIを持つ場合には、EPS GUTIから割り当てられた5G−GUTIを利用する。
或いは、もし利用可能であるならば、端末装置40は、登録を試みようとするPLMN(Public Land Mobile Network)から割り当てられた5G−GUTIを利用する。
或いは、もし利用可能であるならば、端末装置40は、登録を試みようとするPLMNと同等のPLMNから割り当てられた5G−GUTIを利用する。
或いは、もし利用可能であるならば、端末装置40は、いずれかのPLMNから割り当てられた5G−GUTIを利用する。
さもなければ、端末装置40は、Registration RequestにSUCIを含める。
基地局装置20(RAN/AN)は、端末装置40から取得したRequested NSSAIに基づいてAMF(第1管理装置10A)の選択を実行する(ステップS202)。基地局装置20(RAN/AN)は、AN messageの。AN parametersに含まれるRequested NSSAIに基づき、AMF(第1管理装置10A)の選択を行う。基地局装置20(RAN/AN)は、端末装置40から要求されたRegistration Requestを、選択した第1管理装置10Aに送信する(ステップS203)。もし、基地局装置20(RAN/AN)が、Requested NSSAIに基づいてAMF(第1管理装置10A)を選択することができないならば、その要求はdefault AMFに転送される。
端末装置40からSUCIが提供されていない場合、第1管理装置10A(AMF)は、NASメッセージを使って、基地局装置20(RAN/AN)を介して、端末装置40にIdentity Requestを送信する(ステップS204)。
ステップS204でIdentity Requestを受信した端末装置40は、SUCIを含むIdentity Responseを第1管理装置10A(AMF)に応答する(ステップS205)。ここで、端末装置40は、HPLMN(Home PLMN)から提供される公開鍵を使って、SIM(Subscriber Identity Module Card)に格納されているSUPI(Subscription Permanent Identifier)からSUCIを生成する。
第1管理装置10A(AMF)は、契約情報であるSubscribed S−NSSAIを参照し、Requested NSSAIに含まれるS−NSSAIの中から許可できるS−NSSAIを選択し、選択されたS−NSSAIから構成されるAllowed NSSAIを生成する。
このとき、第1管理装置10A(AMF)は、Requested NSSAI、より詳しくは、Allowed NSSAIに対応するサービスを利用する条件として、端末装置40の動作環境に関する基準情報を記憶部12Aから取得する。第1管理装置10A(AMF)は、取得した基準情報を、Provision of condition for serviceとして端末装置40に提供する(ステップS206)。端末装置40は、Provision of condition for service completeを応答する(ステップS207)。ここで、第1管理装置10A(AMF)は、このサービス(Allowed NSSAI)を利用する条件(基準情報)をサービス毎(S−NSSAI毎)に設定する。
第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40にRegistration Acceptを送信し(ステップS208)、端末装置40が第1管理装置10A(AMF)にRegistration Completeを応答することによって(ステップS209)、端末装置40の登録処理は完了する。
<3.2.PDUセッション確立処理>
登録処理を済ませた端末装置40は、DNとのPDUセッションを確立することによって、NSIでのデータ通信を行う。続いて、図15〜図17を用いてPDUセッション確立処理について説明する。ここで、1つのPDUセッションは、1つのS−NSSAIと1つのDNNに対応付けられる。つまり、1つのアプリケーションの中で複数のS−NSSAI、或いは、複数のDNNを扱う場合には、S−NSSAI毎又はDNN毎にそれぞれ対応するPDUセッションが複数確立される。
図14の登録処理を済ませた端末装置40は、NSIを介したサービスを受けるに際し、図15に示すPDUセッション確立処理を実行する。
図15は、本開示の通信システムにおけるPDUセッション確立処理の一例を示すシーケンス図である。
端末装置40は、基地局装置20(RAN/AN)を介して、PDU Session Establishment Request(PDUセッション確立要求)を第1管理装置10A(AMF)に送信する(ステップS401)。ここで、端末装置40は、PDU Session Establishment Requestに、以下の3つの情報を含める。
(1)希望するサービスに対応するS−NSSAI
(2)端末装置40が要求するDNN
(3)(1)のS−NSSAIを利用する条件に係る情報(端末装置40の動作環境に係る環境情報)
ステップS401で、PDU Session Establishment Requestを受信した第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40の動作環境に係る環境情報に基づいて、PDUセッション確立要求を許可する、若しくは、拒否するかを判定する。より具体的には、第1管理装置10A(AMF)は、図16に示すPDUセッションの確立判定処理を実行する。なお、図16は、本開示の実施形態に係る第1管理装置10A(AMF)における確立判定処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40から所望するサービスに応じたPDUセッション確立要求を受信すると(ステップS301)、PDUセッション確立要求に含まれるサービスを利用する条件として、端末装置40の動作環境に係る情報を取得する(ステップS302)。
第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40が所望するサービスを利用する条件を満たしているか否かを判定する(ステップS303)。端末装置40が所望するサービスを利用する条件を満たしていると判定した場合、第1管理装置10A(AMF)は、所望するサービスに対応するPDUセッションの確立処理を実行する(ステップS304)。
一方、第1管理装置10A(AMF)は、ステップS303において端末装置40が所望するサービスを利用する条件を満たしていないと判定した場合には、PDUセッションの確立要求を拒否する旨を端末装置40に応答する(ステップS305)。
なお、第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40の将来の動作環境を予測する機能、例えば、AI(Artificial Intelligence)を活用した予測機能を装備していてもよい。ここで、AIを活用した予測機能は、例えば、機械学習(ML)、或いは、深層学習(DL)によって生成されるニューラルネットワーク・モデルを活用した予測機能である。この場合、端末装置40は、ステップS301で送信するPDU Session Establishment Requestに端末装置40の将来の動作環境の予測に使用する情報(例えば、端末装置40の動作環境の履歴に係る履歴情報)を含めてもよい。
つまり、第1管理装置10A(AMF)は、端末装置40の将来の動作環境を考慮して、端末装置40が所望するサービスを利用する条件を満たしているか、否かを判定してもよい。すなわち、第1管理装置10A(AMF)は、現在及び将来(現在から所定期間先まで)において、端末装置40が所望サービスの利用条件を満たすと判定した場合に、サービスの利用を許可する。一方、現在又は将来のどこかで、端末装置40が所望サービスの利用条件を満たさない場合があると判定した場合は、第1管理装置10A(AMF)はサービスの利用を拒否する。
ここで、端末装置40の将来の動作環境の予測に使用する情報(例えば、端末装置40の動作環境の履歴に係る履歴情報)の粒度、期間等の設定に係る情報は、図14に示す登録処理において、第1管理装置10A(AMF)からProvision of condition for service(不図示)として提供される。
図15に戻る。ここでは、図16のステップS303で、第1管理装置10A(AMF)がPDUセッション確立要求を許可する判定を行ったものとして、以下の処理を説明する。
端末装置40の動作環境に係る環境情報に基づいて、PDUセッション確立要求を許可した場合、第1管理装置10A(AMF)は、取得したS−NSSAIに基づいてSMF(第3管理装置10C)の選択を実行する(ステップS402)。
第1管理装置10A(AMF)は、ステップS402で選択した第3管理装置10C(SMF)に、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestを送信する(ステップS403)。
ステップS403で、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestを受信した第3管理装置10C(SMF)は、PDU Session Establishment Requestを処理できるか否かを判定する。処理できる場合、第3管理装置10C(SMF)はSM contextを生成して、SM Context IDを含むNsmf_PDUSession_CreateSMContext Responseを第1管理装置10A(AMF)に応答する(ステップS404)。
続いて、第3管理装置10C(SMF)は、ステップS403にてNsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestを介して取得したS−NSSAIとDNNとに基づいてUPF(第2管理装置10B)の選択を実行する(ステップS405)。さらに、第3管理装置10C(SMF)は、選択された第2管理装置10B(UPF)との間で、N4 Session Establishment procedureを起動し、N4 Session Establishment Requestを第2管理装置10B(UPF)に送信する(ステップS406)。
第2管理装置10B(UPF)は、N4セッションの確立要求を受け入れると、N4 Session Establishment Responseを応答する(ステップS407)。
第3管理装置10C(SMF)は、PDU Session ID及びPDU Session Establishment Acceptを含むNamf_Communication_N1N2MessageTransferを第1管理装置10A(AMF)に送信する(ステップS408)。
第1管理装置10A(AMF)は、PDU Session IDとPDU Session Establishment Acceptを含むNAS(Non Access Stratum)メッセージであるN2 PDU Session Requestを基地局装置20(RAN/AN)に送信する(ステップS409)。
基地局装置20(RAN/AN)は、N2 PDU Session Requestを介して取得したPDU Session IDとPDU Session Establishment Acceptを含むNASメッセージを端末装置40に転送する(ステップS410)。
基地局装置20(RAN/AN)は、N2 PDUセッションの確立要求を受け入れると、N2 PDU Session Responseを第1管理装置10A(AMF)に応答する(ステップS411)。
以上の処理を完了すると、端末装置40は、確立したPDUセッション上でNSIを介したサービスを受けることができるようになる。
続いて、図17を用いて、本開示の実施形態に係るPDUセッション確立処理の他の例について説明する。図17は、本開示の実施形態に係るPDUセッション確立処理の他の例を示すシーケンス図である。
図15に示すシーケンスでは、PDUセッション確立要求を許可する場合について説明した。一方、例えば、端末装置40の動作環境が、所望するサービスを利用する条件を満たさない場合、第1管理装置10A(AMF)は、サービスの利用(PDUセッションの確立要求)を拒否する。図17では、第1管理装置10A(AMF)は、サービスの利用(PDUセッションの確立要求)を拒否する場合について説明する。なお、端末装置40がPDU Session Establishment Requestを送信し、第1管理装置10A(AMF)が図16に示す確立判定処理を行うまでは図15に示すシーケンスと同じである。
図16のステップS303で、PDUセッション確立要求を拒否する判定を行うと、第1管理装置10A(AMF)は、図17に示すように、基地局装置20(RAN/AN)を介して、PDU Session Establishment Rejectを含むNASメッセージを端末装置40に応答する(ステップS501)。
以上のように、端末装置40の動作環境の状況によっては、希望するサービスに対応するPDUセッションを確立することはできないため、NSIを介したサービスを受けることはできない。
このように、第1管理装置10Aは、端末装置40が所望するサービスを利用する契約を有している場合であっても、動作環境がサービスの利用条件を満たさない場合は、サービスの利用を拒否する。換言すると、第1管理装置10Aは、動作環境がサービスの利用条件を満たす場合に、端末装置40に所望するサービスを提供する。
上述したように、無線を介して、例えば、ゲーム装置にサービスを提供する際、ゲームの種類によって無線に要求される特性は大きく異なり、ゲーム装置の受信環境やモビリティの状態によって、サービスによっては十分な品質で提供することが難しいという課題があった。
以上、本実施形態によって、ネットワーク・スライスの仕組みにおいて、契約情報だけでなく、無線通信端末(端末装置40)の動作環境、例えば、受信環境やモビリティの状態を考慮して接続要求の許可、若しくは、拒否を判定することにより、各サービスに適した無線通信装置に対して、安定した品質のサービスを提供することができる。さらに、サービスに適しない無線通信装置へのサービスの提供を制限することにより、ネットワーク・スライスのコンセプトにおいて重要な課題であるスライス間のアイソレーションの確保を実現することができる。
さらに、登録処理の段階で、ネットワーク・スライスの各スライスに要求される無線通信装置の動作環境をあらかじめ無線通信装置に通知することによって、サービスに適しない無線通信装置からの無駄な接続要求を抑制することができる。
これにより、通信システムは、より安定した品質のサービスを提供することができる。
<4.その他の実施形態>
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態では、端末装置40は、特定の基地局装置20に登録要求を送信するとしたが、これに限定されない。複数の基地局装置20それぞれがサポートするネットワーク・スライスの情報に基づいて、複数の基地局装置20の中から接続する基地局装置20を特定し、登録要求を送信するようにしてもよい。或いは、端末装置40は、複数の基地局装置20それぞれがサポートする通信サービスに関する情報に基づいて、複数の基地局装置20の中から接続する基地局装置20を特定してもよい。このとき、通信サービスに関する情報は、通信態様の異なる複数の通信サービスのいずれであるかを示す情報であってもよい。このとき、複数の通信サービスには、mMTCとeMBBとURLLCとの中から選択される少なくとも2つの通信サービスが含まれていてもよい。
上記実施形態では、通信システムの一例として、第5世代移動体通信システム(5G)について説明したが、これに限定されない。例えば、通信システムの一例としてLTEなど、5G以外のネットワークアーキテクチャであってもよい。この場合、AMFの機能を実現する第1管理装置10A及びSMFの機能を実現する第3管理装置10Cを1つの管理装置(EMMの機能を実現する装置)としてもよい。
本実施形態の第1〜第3管理装置10A〜10C、基地局装置20又は端末装置40を制御する制御装置は、専用のコンピュータシステムで実現してもよいし、汎用のコンピュータシステムで実現してもよい。
例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布する。そして、例えば、該プログラムをコンピュータにインストールし、上述の処理を実行することによって制御装置を構成する。このとき、制御装置は、第1〜第3管理装置10A〜10C、基地局装置20又は端末装置40の外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)であってもよい。また、制御装置は、第1〜第3管理装置10A〜10C、基地局装置20又は端末装置40の内部の装置(例えば、制御部13A〜13C、制御部24又は制御部45)であってもよい。
また、上記通信プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバー装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバー装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない領域で適宜組み合わせることが可能である。また、本実施形態のシーケンス図或いはフローチャートに示された各ステップは、適宜順序を変更することが可能である。
また、例えば、本実施形態は、装置またはシステムを構成するあらゆる構成、例えば、システムLSI(Large Scale Integration)等としてのプロセッサ、複数のプロセッサ等を用いるモジュール、複数のモジュール等を用いるユニット、ユニットにさらにその他の機能を付加したセット等(すなわち、装置の一部の構成)として実施することもできる。
なお、本実施形態において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、全ての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
また、例えば、本実施形態は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
<5.補足>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得し、
1つ以上の前記サービスの中から、利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを選択し、
選択した前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信し、
前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を受信する、制御部
を備える端末装置。
(2)
前記制御部は、
自装置の前記動作環境に関する環境情報を取得し、
利用を希望した前記サービスの中から、前記環境情報が前記基準情報を満たす前記サービスを選択し、
選択した前記サービスの利用を要求する、
(1)に記載の端末装置。
(3)
前記制御部は、前記サービスの利用を要求する場合に、前記環境情報を含む接続要求メッセージを前記管理装置に送信する、(2)に記載の端末装置。
(4)
前記サービスの利用を要求する処理には、PDU(Packet Data Unit)セッションの確立処理が含まれる、(3)に記載の端末装置。
(5)
前記動作環境に関する基準情報は、前記端末装置の受信状態に関する情報である、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の端末装置。
(6)
前記受信状態に関する情報は、所定期間の間に受信した所定の基準信号の受信電力を平均した電力値である、(5)に記載の端末装置。
(7)
前記動作環境に関する基準情報は、前記端末装置のモビリティ状態である、(1)〜(6)のいずれか1つに記載の端末装置。
(8)
前記制御部は、
複数の時刻における自身の位置の測位結果である位置情報を取得し、
前記位置情報に基づき、前記端末装置の前記モビリティ状態を算出する、
(7)に記載の端末装置。
(9)
前記動作環境に関する基準情報は、前記基地局装置がマルチビームを送信する場合に、同時に受信できるビームの数に関する情報である、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の端末装置。
(10)
前記動作環境に関する基準情報は、前記基地局装置がマルチTRP(Transmission and Reception Point)を送信する場合に、同時に受信できるTRPの数に関する情報である、(1)〜(9)のいずれか1つに記載の端末装置。
(11)
前記動作環境に関する基準情報は、所定のセンサーを備えるか否かに関する情報である、(1)〜(10)のいずれか1つに記載の端末装置。
(12)
端末装置のモビリティを管理する管理装置であって、
基地局装置を介して提供する1つ以上のサービスの中から、前記端末装置が利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して前記端末装置から受信し、
前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を、前記基地局装置を介して前記端末装置に送信する、制御部
を備える管理装置。
(13)
前記制御部は、
前記基地局装置を介して前記端末装置から前記サービスの利用要求および前記端末装置の前記動作環境に関する環境情報を含む接続要求メッセージを受信した場合に、前記環境情報が前記基準情報を満たすか否かに基づき、前記サービスの利用を許可するか否かを判定する、
(12)に記載の管理装置。
(14)
基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得することと、
1つ以上の前記サービスの中から、利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを選択することと、
選択した前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信することと、
前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を受信することと、
を含む通信方法。
(15)
端末装置のモビリティを管理する管理装置による通信方法であって、
基地局装置を介して提供する1つ以上のサービスの中から、前記端末装置が利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して前記端末装置から受信することと、
前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を、前記基地局装置を介して前記端末装置に送信することと、
を含む通信方法。
10 管理装置
11 通信部
12、22、42 記憶部
13、24、45 制御部
20 基地局装置
21、41 無線通信部
23、43 ネットワーク通信部
40 端末装置
44 入出力部

Claims (15)

  1. 基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得し、
    1つ以上の前記サービスの中から、利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを選択し、
    選択した前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信し、
    前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を受信する、制御部
    を備える端末装置。
  2. 前記制御部は、
    自装置の前記動作環境に関する環境情報を取得し、
    利用を希望した前記サービスの中から、前記環境情報が前記基準情報を満たす前記サービスを選択し、
    選択した前記サービスの利用を要求する、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記サービスの利用を要求する場合に、前記環境情報を含む接続要求メッセージを前記管理装置に送信する、請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記サービスの利用を要求する処理には、PDU(Packet Data Unit)セッションの確立処理が含まれる、請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記動作環境に関する基準情報は、前記端末装置の受信状態に関する情報である、請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記受信状態に関する情報は、所定期間の間に受信した所定の基準信号の受信電力を平均した電力値である、請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記動作環境に関する基準情報は、前記端末装置のモビリティ状態である、請求項1に記載の端末装置。
  8. 前記制御部は、
    複数の時刻における自身の位置の測位結果である位置情報を取得し、
    前記位置情報に基づき、前記端末装置の前記モビリティ状態を算出する、
    請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記動作環境に関する基準情報は、前記基地局装置がマルチビームを送信する場合に、同時に受信できるビームの数に関する情報である、請求項1に記載の端末装置。
  10. 前記動作環境に関する基準情報は、前記基地局装置がマルチTRP(Transmission and Reception Point)を送信する場合に、同時に受信できるTRPの数に関する情報である、請求項1に記載の端末装置。
  11. 前記動作環境に関する基準情報は、所定のセンサーを備えるか否かに関する情報である、請求項1に記載の端末装置。
  12. 端末装置のモビリティを管理する管理装置であって、
    基地局装置を介して提供する1つ以上のサービスの中から、前記端末装置が利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して前記端末装置から受信し、
    前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を、前記基地局装置を介して前記端末装置に送信する、制御部
    を備える管理装置。
  13. 前記制御部は、
    前記基地局装置を介して前記端末装置から前記サービスの利用要求および前記端末装置の前記動作環境に関する環境情報を含む接続要求メッセージを受信した場合に、前記環境情報が前記基準情報を満たすか否かに基づき、前記サービスの利用を許可するか否かを判定する、
    請求項12に記載の管理装置。
  14. 基地局装置を介して提供される1つ以上のサービスに関するサービス情報を取得することと、
    1つ以上の前記サービスの中から、利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを選択することと、
    選択した前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して端末装置のモビリティを管理する管理装置へ送信することと、
    前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を受信することと、
    を含む通信方法。
  15. 端末装置のモビリティを管理する管理装置による通信方法であって、
    基地局装置を介して提供する1つ以上のサービスの中から、前記端末装置が利用を希望する少なくとも1つの前記サービスを含む登録要求メッセージを、前記基地局装置を介して前記端末装置から受信することと、
    前記登録要求メッセージに含まれる前記サービスごとに、当該サービスを利用する際に要求される前記端末装置の動作環境に関する基準情報を、前記基地局装置を介して前記端末装置に送信することと、
    を含む通信方法。
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