JP2021105389A - 給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストレーナの異常を監視し、ストレーナのメンテナンス作業を簡略化することができる給水装置が提供される。【解決手段】給水装置1は、ポンプ装置100と、逆流防止装置25と、吸込側圧力センサ21と、ストレーナ50と、制御部40と、を備える。制御部40は、吸込側圧力値と、ポンプ装置100の運転値と、を定期的に取得し、吸込側圧力値および運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅やオフィスビルなどの建物に水を供給する給水装置に関する。
集合住宅やオフィスビルなどの建物に設置され、各給水端へ水を供給する装置として給水装置がある。このような給水装置では、給水装置から水道本管への異物等の混入を防ぐ逆流防止装置の装着が義務づけられている。
逆流防止装置は、吸込管から水道本管に向かう水道水の逆流を遮断する一対の逆止弁を内蔵している。逆止弁の弁体と弁座との間にごみや砂粒のような異物が噛み込まれてしまうと、閉止性能が低下したり、誤作動の原因となったりするおそれがある。したがって、逆流防止装置の上流にストレーナを設置して、逆流防止装置の故障や誤作動を防ぐ技術が知られている。
特開2002−310070号公報 特開2017−198222号公報
特許文献1は、水道本管の圧力低下に起因する吸込圧力の低下と、ストレーナの目詰まりによる吸込圧力の低下を検出することを目的として、ストレーナと逆流防止装置との間に設置された圧力検出部を開示している。
しかしながら、運転状況に起因する圧力変動が頻繁に起こるのに対して、ストレーナへの異物の混入量は少ないため、メンテナンス担当者は、圧力検出部での圧力値に基づいて、吸込圧力の低下を判断する一方で、ストレーナの目詰まりを判断していない。同様に、メンテナンス担当者は、ストレーナの破損(やぶれ、離脱など)を判断していない。したがって、メンテナンス担当者は、定期的に(例えば、半年から1年ごとに)、給水装置を停止させて、ストレーナケーシングを分解して、目視でストレーナの確認を行う、という煩雑な作業を行っている。
そこで、本発明は、ストレーナの異常を監視し、ストレーナのメンテナンス作業を簡略化することができる給水装置を提供することを目的とする。
一態様では、ポンプ装置と、前記ポンプ装置の吸込側に配置された逆流防止装置と、前記逆流防止装置の吸込側に配置された吸込側圧力センサと、前記吸込側圧力センサの上流側に配置されたストレーナと、前記ポンプ装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記吸込側圧力センサによって検出された吸込側圧力値と、前記ポンプ装置の運転値と、を定期的に取得し、前記吸込側圧力値および前記運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、前記ストレーナの異常を監視する、給水装置が提供される。
一態様では、前記制御部は、前記吸込側圧力値の変化量が所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、または前記運転値の変化量が所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、前記ストレーナの目詰まりを決定する。
一態様では、前記制御部は、前記ストレーナの目詰まりを決定したことを条件として、前記ストレーナを洗浄するストレーナ洗浄動作を実行する。
一態様では、前記制御部は、前記吸込側圧力値の変化量が所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、または前記運転値の変化量が所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、前記ストレーナの破損を決定する。
一態様では、ポンプ装置と、前記ポンプ装置の吸込側に配置された逆流防止装置と、前記逆流防止装置の吸込側に配置された吸込側圧力センサと、前記ポンプ装置の吐出側に配置された吐出側圧力センサと、前記吸込側圧力センサの下流側に配置されたストレーナと、前記ポンプ装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記吸込側圧力センサによって検出された吸込側圧力値と前記吐出側圧力センサによって検出された吐出側圧力値との間の差分値と、前記ポンプ装置の運転値と、を定期的に取得し、前記差分値および前記運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、前記ストレーナの異常を監視する、給水装置が提供される。
一態様では、前記制御部は、前記差分値の変化量および前記運転値の変化量のうちの少なくとも1つが所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、前記ストレーナの目詰まりを決定する。
一態様では、前記制御部は、前記ストレーナの目詰まりを決定したことを条件として、前記ストレーナを洗浄するストレーナ洗浄動作を実行する。
一態様では、前記制御部は、前記差分値の変化量および前記運転値の変化量のうちの少なくとも1つが所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、前記ストレーナの破損を決定する。
一態様では、前記制御部は、機械学習アルゴリズムにより構築されたモデルを記憶するメモリと、前記モデルに基づいて演算を実行するプロセッサと、を備えており、前記プロセッサは、前記ポンプ装置の運転中における前記変動の傾向を前記モデルに入力し、前記ストレーナの異常が発生する時期の予測結果を前記モデルから出力するための演算を実行する。
一態様では、前記給水装置は、前記ポンプ装置の運転状況を表示する画面表示部をさらに備えており、前記画面表示部は、前記予測結果を表示する。
一態様では、前記制御部は、外部端末と通信可能な外部通信部をさらに備えており、前記制御部は、前記外部通信部を通じて、前記予測結果を前記外部端末に表示させる。
制御部は、吸込側圧力値および運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、ストレーナの異常を監視する。したがって、メンテナンス担当者は、定期的に行われる煩雑な作業を省略することができ、結果として、ストレーナのメンテナンス作業を簡略化することができる。
給水装置の一実施形態を示す模式図である。 給水装置の構成要素の一部を示す模式図である。 吸込側圧力センサによって検出された吸込側圧力値に基づく制御部の制御フローを示す図である。 ポンプ装置の運転値に基づく制御部の制御フローを示す図である。 図5(a)および図5(b)は、ストレーナ洗浄機構を備えた給水装置を示す図である。 ストレーナの洗浄動作を実行する場合における制御部の制御フローを示す図である。 ストレーナに取り付けられたICタグを示す図である。 ストレーナケーシングに設けられた着脱スイッチを示す図である。 学習済みモデルを構築する方法を説明するための図である。 吸込側圧力センサと逆流防止装置との間に配置されたストレーナを示す図である。 図10に示す実施形態における制御部の制御フローを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、給水装置の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、給水装置1の吸込口は水道管4または図示しない受水槽に接続されている。給水装置1の吐出口には給水管7が接続されており、この給水管7は、建物の各階の給水端(例えば蛇口)に連通している。給水装置1は、水道管4または受水槽からの水を増圧して建物の各給水端に水を供給する。
ポンプが水道管4に直結される直結式の給水装置1は、ポンプ2と、このポンプ2を駆動する駆動装置としてのモータ3と、モータ3を可変速駆動する周波数変換器としてのインバータ20と、を備えている。これらポンプ2、モータ3、およびインバータ20は、ポンプ装置100を構成している。
給水装置1は、さらに、ポンプ2の吸込側に配置された逆流防止装置25と、逆流防止装置25の吸込側に配置された圧力センサ(吸込側圧力センサ)21と、逆流防止装置25の吸込側に配置されたストレーナ50と、ポンプ2の吐出側に配置された逆止弁22と、逆止弁22の吐出側に配置された圧力センサ(吐出側圧力センサ)26、フロースイッチ24、および圧力タンク28と、を備えている。これら構成要素は、給水装置1のキャビネット30内に収容されている。なお、キャビネット30を備えていないタイプの給水装置もある。
ポンプ2の吸込口には吸込管5が接続され、ポンプ2の吐出口には吐出管32が接続されている。水道管4の圧力のみで給水を行うためのバイパス管8は、吸込管5と吐出管32との間に設けられており、バイパス管8には逆止弁23が設けられている。本実施形態では、ポンプ2、モータ3、逆止弁22、およびフロースイッチ24が2組設けられ、これらは並列に設けられている。なお、1組、または3組以上のポンプ、モータ、逆止弁、およびフロースイッチを設けてもよい。直結式給水装置では、図1に示すようにポンプ2が吸込管5を介して水道管4に接続されているが、受水槽式の給水装置では、ポンプ2は吸込管5を介して受水槽に接続される。この受水槽式の給水装置の場合、図1に示す逆流防止装置25、吸込側の圧力センサ21、およびバイパス管8は設けられない。
逆止弁22は吐出管32に設けられており、ポンプ2が停止したときの水の逆流を防止する。フロースイッチ24は吐出管32を流れる水の流量が所定の値にまで低下したことを検出する流量検出器である。圧力センサ26は、吐出側圧力(すなわち、給水装置1に加わる背圧)を測定するための水圧測定器である。圧力タンク28は、ポンプ2が停止している間の吐出側圧力を保持するための圧力保持器である。
ポンプ2が停止している状態で水が建物内で使用されると、ポンプ2の吐出側圧力が低下する。この吐出側圧力、すなわち圧力センサ26の出力値が所定の始動圧力値にまで低下すると、制御部40はポンプ2を始動させる。ポンプ2の運転中は、圧力センサ26の出力値(すなわち、吐出側圧力値)に基づいて推定末端圧力一定制御や吐出側圧力一定制御などの圧力制御が行われる。一実施形態では、制御部40は、一定の電力をインバータ20からモータ3に供給するように、ポンプ装置100の動作を制御してもよい。
ストレーナ50は、吸込管5を流れる液体に混入する異物を捕捉するように構成されている。多くの異物がストレーナ50に捕捉されると、ストレーナ50に目詰まりが発生してしまう。そこで、一般的には、半年から1年ごとに、メンテナンス担当者は、給水装置1を停止させて、ストレーナ50の確認作業を行い、必要に応じてストレーナ50の清掃作業を行っている。しかしながら、ストレーナ50に捕捉された異物の数が少ない場合、メンテナンス担当者は、ストレーナ50の確認作業を行っても、ストレーナ50の清掃作業を行わない場合がある。ストレーナ50の確認作業を行う場合、給水装置1の運転を停止しなければならず、このような作業を行うことは煩雑である。
そこで、本実施形態では、制御部40は、ストレーナ50の異常を監視するように構成されている。以下、制御部40によるストレーナ50の異常監視動作について説明する。なお、本明細書において、ストレーナ50の異常とは、ストレーナ50の目詰まりおよびストレーナ50の破損(例えば、やぶれ、離脱など)の総称を意味する。
図1に示すように、制御部40は、制御プログラムや各種データなどが格納(記憶)されるメモリ60と、メモリ60に格納されている各種制御プログラムに従って演算を行うプロセッサ61と、プロセッサ61に接続されたタイマー62と、外部端末63と通信可能な外部通信部64と、ポンプ装置100の状態表示や各種操作を行うことができる画面表示部65と、を備えている。
外部通信部64は、ネットワークを介してデータの送受信を行うサービスを提供するクラウドサーバー66に接続可能に構成されてもよい。外部端末63は、クラウドサーバー66にアクセス可能であり、ユーザーは、外部端末63を通じて、ポンプ装置100の状態を確認したり、各種操作を行うことができる。
図2は、給水装置1の構成要素の一部を示す模式図である。図2に示すように、吸込側圧力センサ21は、ストレーナ50と逆流防止装置25との間に配置されているため、ストレーナ50に目詰まりが発生している場合、吸込側圧力センサ21によって検出される吸込側圧力値は減少する。逆に、ストレーナ50に破損が発生している場合、吸込側圧力センサ21によって検出される吐出側圧力値は増加する。吸込側圧力センサ21に電気的に接続された制御部40は、吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値を取得し、この吸込側圧力値に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。
上述したように、制御部40は、吐出側圧力センサ26の吐出側圧力値に基づいて、ポンプ装置100の動作を制御してもよい。ストレーナ50に目詰まりが発生している場合、ストレーナ50の下流側を流れる液体の流量は小さくなり、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値も小さくなる。したがって、制御部40は、吐出側圧力センサ26の吐出側圧力値が目標圧力になるように、ポンプ装置100の動力を増加する。結果として、ポンプ装置100の運転値は増加する。逆に、ストレーナ50に破損が発生している場合、ストレーナ50の下流側を流れる液体の流量は大きくなり、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値も大きくなる。したがって、制御部40は、吐出側圧力センサ26の吐出側圧力値が目標圧力になるように、ポンプ装置100の動力を低減する。結果として、ポンプ装置100の運転値は減少する。ここで、ポンプ装置100の運転値は、ポンプ装置100(より具体的には、モータ3)の回転速度およびポンプ装置100(より具体的には、インバータ20)に供給される電力値(すなわち、電流値および電圧値)を含む。
図3は、吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値に基づく制御部40の制御フローを示す図である。図3のステップS101に示すように、まず、制御部40は、ストレーナ50の異常を判定するための基準となる初期値として、定常的なポンプ装置100の運転時における、吸込側圧力値、吐出側圧力値、および液体の流量値(すなわち、モータ3の回転速度)を取得する。制御部40は、初期値として取得する値は、吸込側圧力値、吐出側圧力値、および液体の流量値には限定されず、ポンプ装置100の運転値を含んでもよく、吸込管5(および吐出管32)を流れる液体の流量を測定する流量センサの値であってもよい。
その後、制御部40は、タイマー62に基づいて、所定期間ごとに、定期的に吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値を取得する。この所定期間は、給水装置1の設置環境に応じて異なり、例えば、1ヶ月であってもよく、1週間であってもよい。吸込側圧力値は、累積的にメモリ60に格納される。
その後、制御部40は、吸込側圧力値の変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。より具体的には、制御部40は、吸込側圧力値の変化量を算出し、吸込側圧力値の変化量が所定の変動幅を越えて減少したか否かを判定し(ステップS102参照)、吸込側圧力値が所定の変動幅を越えて減少している場合(ステップS102の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の目詰まりを決定する(ステップS103参照)。
吸込側圧力値が所定の変動幅を越えて減少していない場合(ステップS102の「NO」参照)、吸込側圧力値が所定の変動幅を越えて増加しているか否かを判定し(ステップS104参照)、吸込側圧力値が所定の変動幅を越えて増加している場合(ステップS104の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の破損を決定する(ステップS105参照)。吸込側圧力値が所定の変動幅を越えて増加していない場合(ステップS105の「NO」参照)、制御部40は、ストレーナ50に異常が発生していないことを決定し、吸込側圧力値の取得を繰り返す(ステップS101参照)。
図4は、ポンプ装置100の運転値に基づく制御部40の制御フローを示す図である。図4のステップS201に示すように、まず、制御部40は、所定期間ごとに、定期的にポンプ装置100の運転値を取得する。その後、制御部40は、取得された運転値の変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。より具体的には、制御部40は、運転値の変化量を算出し、運転値の変化量が所定の変動幅を越えて増加したか否かを判定し(ステップS202参照)、運転値の変化量が所定の変動幅を越えて増加している場合(ステップS202の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の目詰まりを決定する(ステップS203参照)。
運転値の変化量が所定の変動幅を越えて増加していない場合(ステップS202の「NO」参照)、制御部40は、運転値の変化量が所定の変動幅を越えて減少しているか否かを判定し(ステップS204参照)、運転値の変化量が所定の変動幅を越えて減少している場合(ステップS204の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の破損を決定する(ステップS205参照)。運転値の変化量が所定の変動幅を越えて減少していない場合(ステップS204の「NO」参照)、制御部40は、ストレーナ50に異常が発生してないことを決定し、ポンプ装置100の運転値の取得を繰り返す(ステップS201参照)。
制御部40は、ストレーナ50の異常を決定した場合、警報を発報し、画面表示部65にストレーナ50の異常を表示してもよく、外部通信部64およびクラウドサーバー66のうちの少なくとも1つを通じて、ストレーナ50の異常を外部端末63に知らせてもよい。
制御部40は、ストレーナ50に異常が発生していない場合であっても、ポンプ装置100の運転情報の1つとして、ストレーナ50の異常の判断指標となる吸込側圧力値の変動およびポンプ装置100の運転値の変動を、画面表示部65(および/または外部端末63)に表示してもよい。
図3に示す実施形態では、制御部40は、吸込側圧力値の変動に基づいて、ストレーナ50の異常を判定し、図4に示す実施形態では、制御部40は、ポンプ装置100の運転値の変動に基づいて、ストレーナ50の異常を判定する。このように、制御部40は、吸込側圧力値および運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。
ストレーナ50の目詰まりが決定された場合、制御部40は、ストレーナ50を洗浄するストレーナ洗浄動作を実行してもよい。以下、制御部40のストレーナ洗浄動作について説明する。
図5(a)および図5(b)は、ストレーナ洗浄機構70を備えた給水装置1を示す図である。図5(a)は、通常運転時における液体の流れを示しており、図5(b)は、洗浄動作時における液体の流れを示している。図5(a)および図5(b)に示すように、給水装置1は、ストレーナ洗浄機構70を備えている。
ストレーナ洗浄機構70は、ストレーナ50の上流側に配置された上流側切り替え弁71と、ストレーナ50の下流側に配置された下流側切り替え弁72と、上流側切り替え弁71とストレーナ50との間に配置されたドレン弁73と、を備えている。ドレン弁73は、吸込管5を流れる液体を排出するためのドレンライン74に接続されている。これら上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73は、吸込管5に取り付けられている。上流側切り替え弁71および下流側切り替え弁72には、ドレン弁73およびストレーナ50をバイパスするバイパスライン75が接続されている。
制御部40は、上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73に電気的に接続されており、制御部40は、上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73のそれぞれを切り替え可能である。図5(a)に示すように、給水装置1の通常運転時では、上流側切り替え弁71および下流側切り替え弁72は、吸込管5およびバイパスライン75の接続を遮断しており、ドレン弁73は、吸込管5およびドレンライン74の接続を遮断している。したがって、液体は、ストレーナ50および逆流防止装置25を通過して吸込管5を流れる(図5(a)の一点鎖線矢印参照)。
図5(b)に示すように、制御部40がストレーナ洗浄動作を実行する場合、上流側切り替え弁71は、吸込管5の下流流路を閉じつつ、吸込管5の上流流路とバイパスライン75とを接続する。下流側切り替え弁72は、吸込管5の下流流路を閉じつつ、吸込管5の上流流路(上流側切り替え弁71と下流側切り替え弁72との間の流路)とバイパスライン75とを接続する。ドレン弁73は吸込管5およびドレンライン74を接続する。したがって、吸込管5を流れる液体は、バイパスライン75を通過して、吸込管5およびストレーナ50を逆流する。ストレーナ50を逆流する液体は、異物をストレーナ50から除去し、異物とともにドレンライン74から外部に排出される。
図6は、ストレーナの洗浄動作を実行する場合における制御部40の制御フローを示す図である。ストレーナ50の目詰まりが決定された場合、制御部40は、ストレーナ50の洗浄動作を速やかに実行することが好ましい。しかしながら、ストレーナ50の洗浄動作を実行する場合、ポンプ装置100は、その運転を停止しなければならない。そこで、制御部40は、圧力タンク28内に十分な液体を蓄圧した後など、ポンプ装置100の運転停止中に、ストレーナ50の洗浄動作を実行するように構成されている。
図6に示すように、制御部40は、ポンプ装置100の運転開始後(ステップS301参照)、ストレーナ50の目詰まりを決定した場合(ステップS302参照)、ポンプ装置100の運転が停止中か否かを判定し(ステップS303参照)、ポンプ装置100の運転が停止中でない場合(ステップS303の「NO」参照)、制御部40は、ポンプ装置100の運転を継続する(ステップS301参照)。
ポンプ装置100の運転が停止中である場合(ステップS303の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の洗浄動作を実行する(ステップS304参照)。より具体的には、制御部40は、上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73を切り替える。結果として、吸込管5を逆流する液体は、ストレーナ50に捕捉された異物をストレーナ50から除去し、ドレンライン74を通じて外部に排出される。
その後、制御部40は、吸込側圧力センサ21によって検出される吸込側圧力値(および/またはポンプ装置100の運転値)が初期値に戻ったか否かを判定し(ステップS305参照)、吸込側圧力値が初期値に戻っていない場合(ステップS305の「NO」参照)、再び、制御部40は、ポンプ装置100の運転が停止中であるか否かを判定し、その後、ストレーナ50の洗浄動作を実行する(ステップS303およびステップS304参照)。吸込側圧力値が初期値に戻っている場合(ステップS305の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の洗浄動作により、ストレーナ50から異物が除去されたと判断し、ストレーナ50の洗浄動作を終了する(ステップS306参照)。
図7は、ストレーナ50に取り付けられたICタグ80を示す図である。図8は、ストレーナケーシング81に設けられた着脱スイッチ82を示す図である。なお、図8では、ストレーナケーシング81を説明するために、ストレーナケーシング81が描かれているが、上述した実施形態においても、ストレーナ50は、ストレーナケーシング81に収容されている。
図7に示すように、制御部40は、ストレーナ50が交換されたか否かをストレーナ50に取り付けられたICタグ80の交換に基づいて判断してもよい。図8に示すように、制御部40は、ストレーナ50が交換されたか否かをストレーナケーシング81に設けられた着脱スイッチ82のON、OFFに基づいて判定してもよい。図7に示す実施形態と図8に示す実施形態とは組み合わされてもよい。
図7に示すように、メンテナンス担当者は、ストレーナ50を識別するためのICタグ80(例えば、RFIDタグ)をストレーナ50に取り付けて、ストレーナ50の交換の有無を管理してもよい。メンテナンス担当者がストレーナ50を交換すると、交換前のストレーナ50に取り付けられたICタグ80は、交換後のストレーナ50に取り付けられたICタグ80に切り替えられる。制御部40は、ICタグ80の切り替えを読み取り、ストレーナ50の交換を判断する。
図8に示すように、ストレーナケーシング81の内部に着脱スイッチ82を設けてもよい。ストレーナ50がストレーナケーシング81に挿入されると、着脱スイッチ82がONになり、ストレーナ50がストレーナケーシング81から取り外されると、着脱スイッチ82がOFFになる。着脱スイッチ82は、制御部40に電気的に接続されており、制御部40は、着脱スイッチ82のON、OFFを判定することができる。したがって、メンテナンス担当者がストレーナ50を取り外すと、ON状態の着脱スイッチ82がOFFになり、新たなストレーナ50を挿入すると、OFF状態の着脱スイッチ82がONになる。制御部40は、この着脱スイッチ82の切り替えに基づいて、ストレーナ50の交換を判断する。
図6に示す実施形態では、上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73の切り替えは、制御部40によって自動的に行われる。一実施形態では、上流側切り替え弁71、下流側切り替え弁72、およびドレン弁73の切り替えは、メンテナンス担当者によって手動で行われてもよい。
以下に説明する実施形態では、制御部40は、ストレーナ50の異常が発生する前に、機械学習アルゴリズムにより構築されたモデルを用いて、ストレーナ50の異常の発生を予測してもよい。
図9は、学習済みモデルを構築する方法を説明するための図である。制御部40は、ディープラーニングなどの機械学習アルゴリズムにより、ストレーナ50の異常が発生する時期の予測結果を多様な要素を含めて学習し、最適な予測結果を生成するように構成されてもよい。学習済みモデルを構築する場合、まず、データを収集し、生データの集合体を作成する(図9参照)。
データの収集は、広範囲にわたって行われる。収集されるデータは、ポンプ装置100の運転が開始された後からストレーナ50の異常が発生するまでに蓄積された吸込側圧力値、吐出側圧力値、およびポンプ装置100の運転値には限定されない。例えば、データは、上述した流量センサ(図示しない)によって検出された流量値を含んでもよく、吸込管5の内部に配置され、かつストレーナ50に隣接する撮像装置(図示しない)によって撮像された画像データを含んでもよく、さらには、ストレーナ50の材質、網目の大きさなどのデータを含んでもよい。ストレーナ50の異常は、給水装置1の運転データ(より具体的には、運転回数、累積運転時間)に依存して、発生する可能性が高くなる。したがって、収集されるデータは、給水装置1の運転データを含んでもよい。
次に、生データの集合体から、学習済みモデルを構築(および更新)するために必要な学習用データセットを作成する。図9に示すように、ニューラルネットワークまたは量子コンピューティングを用いた機械学習を行い、学習済みモデルを構築する。ニューラルネットワークまたは量子コンピューティングを用いた機械学習としては、ディープラーニング法(深層学習法)が好適である。ディープラーニング法は、隠れ層(中間層ともいう)が多層化されたニューラルネットワークをベースとする学習法である。
メモリ60は、機械学習アルゴリズムにより構築された学習済みモデルを記憶し、プロセッサ61は、この学習済みモデルに基づいて演算を実行する。プロセッサ61は、ポンプ装置100の運転中における吸込側圧力値およびポンプ装置100の運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向を学習済みモデルに入力し、ストレーナ50の異常が発生する時期の予測結果を学習済みモデルから出力するための演算を実行する。モデルから出力された予測結果は、学習済みモデルを更新するための学習データセットに反映されてもよい。
制御部40は、学習済みモデルから出力されたストレーナ50の異常が発生する時期の予測結果を画面表示部65に表示してもよく、外部通信部64およびクラウドサーバー66のうちの少なくとも1つを通じて、外部端末63に知らせてもよい。
上述した実施形態では、給水装置1は、液体の流れ方向において、ストレーナ50の下流側に配置された吸込側圧力センサ21を備えている。一実施形態では、給水装置1は、ストレーナ50の上流側に配置された吸込側圧力センサ21を備えてもよい。
図10は、吸込側圧力センサ21と逆流防止装置25との間に配置されたストレーナ50を示す図である。図10に示す実施形態では、吸込側圧力センサ21はストレーナ50の上流側に配置されているため、制御部40は、吸込側圧力センサ21の吸込側圧力値に基づいて、ストレーナ50の異常を監視することができない。したがって、図10に示す実施形態では、制御部40は、吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値と吐出側圧力センサ26によって検出された吐出側圧力値との間の差分値およびポンプ装置100の運転値の少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視する。
制御部40は、一定の電力をポンプ装置100に供給するように、ポンプ装置100の動作を制御してもよい。ストレーナ50に目詰まりが発生している場合、ストレーナ50の下流側を流れる液体の流量は小さくなり、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値も小さくなる。その一方で、吸込側圧力センサ21はストレーナ50の上流側に配置されているため、ストレーナ50に目詰まりが発生することで吸込側圧力センサ21によって検出される吸込側圧力値は変化しうるが、本変化では目詰まりの程度を把握できない。そこで、制御部40は、吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値と吐出側圧力センサ26によって検出された吐出側圧力値との間の差分値の変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視してもよい。
ストレーナ50に破損が発生している場合についても同様である。つまり、ストレーナ50に破損が発生している場合、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値は大きくなるが、吸込側圧力センサ21によって検出される吸込側圧力値は変化しうるが、本変化では目詰まりの程度を把握できない。したがって、制御部40は、吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値と吐出側圧力センサ26によって検出された吐出側圧力値との間の差分値の変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視してもよい。
制御部40は、吐出側圧力センサ26の吐出側圧力値が一定になるように、ポンプ装置100の動作を制御してもよい。ストレーナ50に目詰まりが発生している場合、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値は小さくなるため、制御部40は、吐出側圧力値が目標圧力になるように、モータ3の回転速度を大きくする。結果として、ポンプ装置100の運転値は大きくなる。逆に、ストレーナ50に破損が発生している場合、吐出側圧力センサ26によって検出される吐出側圧力値は大きくなるため、制御部40は、吐出側圧力値が目標圧力になるように、モータ3の回転速度を小さくする。結果として、ポンプ装置100の運転値は小さくなる。このように、ストレーナ50に異常が発生している場合、ポンプ装置100の運転値は変動するため、制御部40は、ポンプ装置100の運転値の変動の傾向に基づいて、ストレーナ50の異常を監視してもよい。
図11は、図10に示す実施形態における制御部40の制御フローを示す図である。図11に示す実施形態では、制御部40は、一定の電力をポンプ装置100に供給するように、ポンプ装置100の動作を制御する。
制御部40が吐出側圧力値が一定になるように、ポンプ装置100の動作を制御する場合、制御部40は、図4に示す制御フローと同様の動作を実行する。したがって、この場合の制御部40の制御フローの説明を省略する。
図11のステップS401に示すように、まず、制御部40は、ストレーナ50の異常を判定するための基準となる初期値として、定常的なポンプ装置100の運転時における、吸込側圧力値、吐出側圧力値、および液体の流量値(すなわち、モータ3の回転速度)を取得する。制御部40は、初期値として取得する値は、吸込側圧力値、吐出側圧力値、および液体の流量値には限定されず、ポンプ装置100の運転値を含んでもよく、吸込管5(および吐出管32)を流れる液体の流量を測定する流量センサの値であってもよい。
その後、制御部40は、タイマー62に基づいて、所定期間ごとに、定期的に吸込側圧力センサ21によって検出された吸込側圧力値を取得する。ステップS402に示すように、制御部40は、吸込側圧力値と吐出側圧力値との間の差分値を算出し、差分値の変化量が所定の変動幅を越えて増加しているか否かを判定し、差分値が所定の変動幅を越えて増加している場合(ステップS402の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の目詰まりを決定する(ステップS403参照)。
差分値が所定の変動幅を越えて増加していない場合(ステップS402の「NO」参照)、制御部40は、差分値の変化量が所定の変動幅を越えて減少しているか否かを判定する(ステップS404参照)。差分値の変化量が所定の変動幅を越えて減少している場合(ステップS404の「YES」参照)、制御部40は、ストレーナ50の破損を決定する(ステップS405参照)。差分値の変化量が所定の変動幅を越えて減少していない場合(ステップS404の「NO」参照)、制御部40は、ストレーナ50に異常が発生してないことを決定し、吸込側圧力値および吐出側圧力値の取得を繰り返す。
本実施形態においても、プロセッサ61は、ポンプ装置100の運転中における吸込側圧力値と吐出側圧力値との間の差分値およびポンプ装置100の運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向を学習済みモデルに入力し、ストレーナ50の異常が発生する時期の予測結果を学習済みモデルから出力するための演算を実行してもよい。本実施形態においても、ストレーナ50に目詰まりが発生している場合、制御部40は、ポンプ装置100の運転が停止中であるか否かを判定し、ストレーナ50の洗浄動作を実行してもよい(図6参照)。
上述した実施形態によれば、制御部40は、ストレーナ50の異常を監視し、ストレーナ50の異常が発生した場合には、ストレーナ50の異常をメンテナンス担当者に知らせることができる。さらに、制御部40は、ストレーナ50の異常が発生していない場合でも、ストレーナ50の異常が発生する時期の予測結果をメンテナンス担当者に知らせることができる。結果として、メンテナンス担当者は、定期的に行われる煩雑な作業を省略することができ、ストレーナ50のメンテナンス作業の簡略化することができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 給水装置
2 ポンプ
3 モータ
4 水道管
5 吸込管
7 給水管
8 バイパス管
20 インバータ
21 吸込側圧力センサ
22 逆止弁
23 逆止弁
25 逆流防止装置
26 吐出側圧力センサ
28 圧力タンク
30 キャビネット
32 吐出管
40 制御部
50 ストレーナ
60 メモリ
61 プロセッサ
62 タイマー
63 外部端末
64 外部通信部
65 画面表示部
66 クラウドサーバー
70 ストレーナ洗浄機構
71 上流側切り替え弁
72 下流側切り替え弁
73 ドレン弁
74 ドレンライン
75 バイパスライン
80 ICタグ
81 ストレーナケーシング
82 着脱スイッチ
100 ポンプ装置

Claims (11)

  1. ポンプ装置と、
    前記ポンプ装置の吸込側に配置された逆流防止装置と、
    前記逆流防止装置の吸込側に配置された吸込側圧力センサと、
    前記吸込側圧力センサの上流側に配置されたストレーナと、
    前記ポンプ装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記吸込側圧力センサによって検出された吸込側圧力値と、前記ポンプ装置の運転値と、を定期的に取得し、
    前記吸込側圧力値および前記運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、前記ストレーナの異常を監視する、給水装置。
  2. 前記制御部は、前記吸込側圧力値の変化量が所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、または前記運転値の変化量が所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、前記ストレーナの目詰まりを決定する、請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記制御部は、前記ストレーナの目詰まりを決定したことを条件として、前記ストレーナを洗浄するストレーナ洗浄動作を実行する、請求項2に記載の給水装置。
  4. 前記制御部は、前記吸込側圧力値の変化量が所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、または前記運転値の変化量が所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、前記ストレーナの破損を決定する、請求項1に記載の給水装置。
  5. ポンプ装置と、
    前記ポンプ装置の吸込側に配置された逆流防止装置と、
    前記逆流防止装置の吸込側に配置された吸込側圧力センサと、
    前記ポンプ装置の吐出側に配置された吐出側圧力センサと、
    前記吸込側圧力センサの下流側に配置されたストレーナと、
    前記ポンプ装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記吸込側圧力センサによって検出された吸込側圧力値と前記吐出側圧力センサによって検出された吐出側圧力値との間の差分値と、前記ポンプ装置の運転値と、を定期的に取得し、
    前記差分値および前記運転値のうちの少なくとも1つの変動の傾向に基づいて、前記ストレーナの異常を監視する、給水装置。
  6. 前記制御部は、前記差分値の変化量および前記運転値の変化量のうちの少なくとも1つが所定の変動幅を越えて増加したことを条件として、前記ストレーナの目詰まりを決定する、請求項5に記載の給水装置。
  7. 前記制御部は、前記ストレーナの目詰まりを決定したことを条件として、前記ストレーナを洗浄するストレーナ洗浄動作を実行する、請求項6に記載の給水装置。
  8. 前記制御部は、前記差分値の変化量および前記運転値の変化量のうちの少なくとも1つが所定の変動幅を越えて減少したことを条件として、前記ストレーナの破損を決定する、請求項5に記載の給水装置。
  9. 前記制御部は、
    機械学習アルゴリズムにより構築されたモデルを記憶するメモリと、
    前記モデルに基づいて演算を実行するプロセッサと、を備えており、
    前記プロセッサは、前記ポンプ装置の運転中における前記変動の傾向を前記モデルに入力し、前記ストレーナの異常が発生する時期の予測結果を前記モデルから出力するための演算を実行する、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の給水装置。
  10. 前記給水装置は、前記ポンプ装置の運転状況を表示する画面表示部をさらに備えており、
    前記画面表示部は、前記予測結果を表示する、請求項9に記載の給水装置。
  11. 前記制御部は、外部端末と通信可能な外部通信部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記外部通信部を通じて、前記予測結果を前記外部端末に表示させる、請求項9または請求項10に記載の給水装置。
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