JP2021104622A - 印刷装置、制御方法、および、プログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷装置で複数ジョブタイプの印刷ジョブが保存される場合、ユーザーによる手間を削減しつつ、所望の印刷ジョブに関する処理を印刷装置が実行するための仕組みを提供することを目的とする。【解決手段】 印刷装置は、ユーザーから第1の画面を介して、リストに含まれる複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに、ユーザー入力が必要な第1ジョブタイプの印刷ジョブとユーザー入力が不要な第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、前記複数の印刷ジョブの中から、処理対象となるジョブタイプとしてユーザーの操作なしに特定された1以上の印刷ジョブに関する処理を実行する。【選択図】 図12

Description

本発明は、印刷装置、制御方法、および、プログラムに関する。
従来の画像形成装置はPCなどの端末装置から印刷ジョブを受信すると、即時に印刷を行っていた。この場合、印刷物の取り忘れや、放置された印刷物を第三者が見ることにより情報漏えいが発生する可能性がある。そこで近年は機密性保持のために、印刷ジョブを受信したら印刷を行わずに画像形成装置の不揮発記憶領域に印刷ジョブを留め置き、その後ユーザーが画像形成装置の操作パネル上で印刷指示を行うことで印刷を行う留め置き印刷がある。
留め置き印刷を実現するための方法を2つ説明する。1つ目は、PCはパスワード付きの印刷ジョブを送信し、画像形成装置は操作パネル上でパスワードの入力を受け付けてから印刷を実行するという方法である。具体的には、セキュアプリントと暗号化セキュアプリントがある。セキュアプリントでは、PCでIDとパスワードを設定して、印刷ジョブが送信される。画像形成装置は、セキュアプリントの印刷ジョブを受信したら、即時に印刷を行わずに、画像形成装置の不揮発記憶領域に印刷ジョブを留め置きする。その後、ユーザーが画像形成装置の操作パネル上でパスワードを入力し、印刷指示を行うことで印刷を行うことができる。一方、暗号化セキュアプリントでは、印刷ジョブを暗号化して画像形成装置に送信するため、セキュアプリントよりもセキュリティーを強化することができる。
一方で、ユーザーがセキュアプリントや暗号化セキュアプリントではない通常の印刷ジョブを送信すると、即時に印刷が行われるため、情報漏えいが発生する可能性がある。そこで、留め置き印刷を実現するための方法の2つ目として、画像形成装置で入稿された印刷ジョブを強制的に留め置くという方法がある。この場合、パスワードを設定しない通常の印刷ジョブも強制的に画像形成装置で留め置くため、セキュリティーを向上させることができる。
一般的に、このような通常の印刷ジョブとセキュアプリント(暗号化セキュアプリントを含む)の印刷ジョブが混在した状態で画像形成装置が使用される場合がある。その場合、画像形成装置では、印刷ジョブの種類(通常ジョブやセキュアプリントジョブのこと。以降、印刷ジョブのタイプと表現する場合もある。)に応じて、実行する処理を変更することがある。ここで、特許文献1に記載の印刷装置では、セキュアモードである場合には、通常ジョブの印刷を中止し、セキュア印刷ジョブの印刷を中止しないようにする。
また、画像形成装置では、ユーザーが印刷や削除の操作ができる印刷ジョブのリストを表示する際に、印刷ジョブの種類を区別せずに一つのリストとして表示することができる。ユーザーは表示されたリストの中から印刷や削除の処理を実行したい同一種類の複数印刷ジョブを選択し、処理の実行を一括で指示することができる。
特開2014−184611号公報
上述した通常ジョブやセキュアプリントジョブなどジョブタイプがそれぞれ異なる複数の印刷ジョブがジョブリストに含まれていて、ユーザーがそれら複数の印刷ジョブを選択した場合を考える。この場合、選択された複数ジョブタイプの印刷ジョブに関する処理を印刷装置は一括で行うことが難しい。処理を開始するためにユーザー入力が必要なジョブタイプの印刷ジョブと、ユーザー入力が不要なジョブタイプの印刷ジョブとが混在しているためである。そのため、ユーザーは、印刷指示する前に、ジョブタイプを考慮しながらジョブリストから1つのジョブタイプの印刷ジョブを選択するなど、といった手間がかかっていた。
そこで、本発明は、印刷装置で複数ジョブタイプの印刷ジョブが保存される場合、ユーザーによる上述の手間を削減しつつ、所望の印刷ジョブに関する処理を印刷装置が実行するための仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、記憶部を備える印刷装置であって、外部装置から印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信した印刷ジョブを前記記憶部に保存する保存手段と、前記保存されている印刷ジョブのリストを第1の画面で表示する表示手段と、ユーザーから、前記第1の画面を介して、前記リストに含まれる印刷ジョブの選択を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段が複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに、ユーザー入力が必要な第1ジョブタイプの印刷ジョブとユーザー入力が不要な第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、前記複数の印刷ジョブの中から、処理対象となるジョブタイプとしてユーザーの操作なしに特定された1以上の印刷ジョブに関する処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置で複数ジョブタイプの印刷ジョブが保存される場合、ユーザーによる上述の手間を削減しつつ、所望の印刷ジョブに関する処理を印刷装置は実行することができる。
ネットワーク構成の一例を示す図 画像形成装置102の全体の構成を示すブロック図 画像形成装置102のシステムソフトウェアの機能構成を示すブロック図 PC101の全体の構成を示すブロック図 PC101のシステムソフトウェアの構成を示すブロック図 印刷ジョブの投入処理を説明するフローチャート 印刷ジョブの保存処理を説明するフローチャート 印刷ジョブの保存判定を説明するフローチャート 書誌情報リスト901の一例 操作部207の構成 パネル部に表示する画面の例 印刷制御の処理を説明するフローチャート 印刷制御の処理を説明するフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
本実施例では、PC101から画像形成装置102に対して印刷ジョブを投入する例を説明する。画像形成装置102は、PC101から投入された印刷ジョブをすぐに印刷するのではなく、いったん画像形成装置102が具備するハードディスクドライブ(HDD)205等に印刷ジョブを留め置き保存する。そして、ユーザーが画像形成装置102の操作部207等を操作することにより、画像形成装置102で留め置きした印刷ジョブを複数選択し、印刷する。このとき、ユーザーが選択した複数の印刷ジョブの中に、印刷ジョブの種類(通常のプリント、セキュアプリント、または暗号化セキュアプリント等)が複数含まれている場合は、そのままでは一括して印刷を行うことができない。ここで、セキュアプリントジョブおよび暗号化セキュアプリントジョブは、ユーザー入力が必要なジョブタイプの印刷ジョブであり、通常のプリントジョブはユーザー入力が不要なジョブタイプの印刷ジョブである。その場合は、どの種類の印刷ジョブを印刷するかを選択し、選択した印刷ジョブのみを印刷する。そうすることで、複数の印刷ジョブの種類を混在して印刷ジョブを選択した場合でも、印刷の処理を進捗させることができるため、ユーザビリティーに優れた画像形成装置102を提供できる。
図1は、本実施の一形態に係るネットワーク構成の一例を示す図である。LAN105には、印刷ジョブを投入するパーソナルコンピューター(PC)101と、投入された印刷ジョブを処理する画像形成装置102が接続される。接続されるPCおよび画像形成装置の数はこれに限定されるものではない。画像形成装置102はPC101から投入された印刷ジョブを一意に特定するための書誌情報を管理する。なお、本実施例では印刷ジョブの投入元をPC101としているが、PC以外のデバイス(例えば、携帯端末や他の画像形成装置など)であっても構わない。
ユーザーが画像形成装置102でユーザー認証を行い、ログインすると、画像形成装置102はログインしたユーザーが印刷可能な印刷ジョブのリストの取得、表示を行う。ユーザーがその中から所望の印刷ジョブを選択すると、画像形成装置102は選択された印刷ジョブの印刷データを取得し、印刷する。
図2は、画像形成装置102の全体の構成を示すブロック図である。本実施例では、画像形成装置としてSFPを例に説明するが、これはMFPであっても良い。画像形成装置102内のコントローラユニット201において、CPU202はシステム全体を制御する演算装置である。RAM203はCPU202が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリである。また、RAM203はオペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータも配置される。ROM204はシステムのブートプログラムが格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)205は、オペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、画像データ、設定データなどを格納する記憶部である。しかしこれは、データを格納することができるのであれば、SSD、SDメモリーカード、またはeMMCなど、その他の記憶装置を用いても構わない。操作部I/F206は操作部207とのインターフェース部であり、操作部207に表示する情報を操作部207に対して出力する。また、操作部207からユーザーが入力した情報を受け付ける。ネットワークI/F208はネットワーク(LAN)105に接続し、同一LAN上に接続されたPCや別の画像形成装置と情報の入出力を行う。デバイスI/F209は画像出力デバイスであるプリンタ210とコントローラユニット201を接続し、画像データの出力を行う。以上のデバイスがシステムバス211上に配置される。
次に、操作部207の構成を図10に示す。操作部207はパネル部1001とキー入力部1002からなっている。パネル部1001は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)で構成されている。キー入力部1002はパネル部1001に表示した画面を操作するためのハードキーがレイアウトされている。
図3は画像形成装置102のシステムソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。システムソフトウェア301はRAM203、ROM204、HDD205のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU202により実行される。
UI制御部302はユーザーが操作部207によって入力した情報を操作部I/F206を経由して受信し、その情報を認証部303、データ管理部304、ジョブ管理部307に送信する。あるいは、UI制御部302は、認証部303、データ管理部304、ジョブ管理部307からの応答を受信し、その情報を操作部I/F206を経由して操作部207に出力する。
また、UI制御部302は、キー入力部1002を操作した入力に基づき、パネル部1001に表示した画面表示を制御する。パネル部は主に4行または5行の文字列を表示する。UI制御部302は、上キー1003および下キー1004の操作を検知し、選択している行を変更する。右キー1006またはOKキー1007の操作を検知し、次の画面に遷移させる。左キー1005または戻るキー1008の操作を検知し、前の画面に遷移させる。テンキー1009を用いて、アルファベット、数字、または記号等を入力する。ホームキー1010を用いて、初期画面(ホーム画面)へ表示画面を遷移させる。
認証部303はUI制御部302から受信した認証情報に基づいてユーザー認証処理を行い、その結果を返す。
データ管理部304はUI制御部302、ネットワーク制御部306、ジョブ管理部307からのデータ書き込み、読み出し要求を受信し、記憶制御部305にデータ書き込み、読み出し要求を送信する。あるいは、データ管理部304は、記憶制御部305からの応答を受信し、その情報をUI制御部302、ネットワーク制御部306、ジョブ管理部307に送信する。
記憶制御部305はデータ管理部304からのデータ書き込み、読み出し要求を受信して、HDD205に対してデータの書き込み、読み出しを行い、その結果をデータ管理部304に返す。
ネットワーク制御部306はLAN105上に接続されたPC101や任意の画像形成装置からの要求をネットワークI/F208を経由して受信する。そして、ネットワーク制御部306は受信した要求に応じてデータ管理部304、ジョブ管理部307に処理を要求する。あるいは、ネットワーク制御部306は、データ管理部304、ジョブ管理部307からの応答を受信する。そして、ネットワーク制御部306は受信した応答をネットワークI/F208を経由してLAN105上に接続されたPC101や任意の画像形成装置に送信する。
ジョブ管理部307はUI制御部302、ネットワーク制御部306からのジョブ実行要求を受信し、ジョブを管理する。そして、ジョブ管理部307はジョブ制御部308にジョブ実行を要求する。あるいは、ジョブ管理部307はデータ管理部304にデータ書き込み、読み出し要求を送信する。あるいは、ジョブ管理部307はデータ管理部304、ジョブ制御部308からの応答を受信し、UI制御部302、ネットワーク制御部306に対して、ジョブの状態を送信する。
ジョブ制御部308はジョブ管理部307からのジョブ実行要求を受信し、デバイスI/F209を経由してプリンタ210の動作を制御する。あるいは、ジョブ制御部308はプリンタ210の動作状態をデバイスI/F209を経由して受信し、ジョブ管理部307に送信する。
図4は、PC101の全体の構成を示すブロック図である。PC101において、CPU401はシステム全体を制御する演算装置である。ROM402は、各処理に関わるプログラムやデータが格納されている。RAM403はCPUが動作するためのシステムワークメモリであり、各処理に関わる一時的なデータを記憶する記憶メモリである。ハードディスクドライブ(HDD)404は各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ、アプリケーションデータなどを格納する。入力装置405は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイスである。表示装置406は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。ネットワークI/F407はネットワーク(LAN)105に接続し、同一LAN上に接続された他のPCや画像形成装置と情報の入出力を行う。以上の要素がシステムバス408上に配置される。
なお、CPU401が、HDD404に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やプリンタドライバ、アプリケーションに対応するプログラムに基づいて、処理を実行することにより、OSやプリンタドライバによる機能(又は処理)が実現される。
図5は、PC101のシステムソフトウェアの構成を示すブロック図である。システムソフトウェア501はROM402、RAM403、HDD404のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU401により実行される。
システムソフトウェア501はアプリケーション502およびプリンタドライバ503から構成される。アプリケーション502は、例えばPC101の表示装置406を見ながら、ポインティングデバイスやキーボードといった入力装置405を用いて、画像や文書を作成、編集するようなツールである。ユーザーはアプリケーション502を用いて画像や文書などのデータを作成し、プリンタドライバ503を用いて印刷命令データを作成し、画像形成装置102のような印刷可能な装置に送信する。
ここでは、ユーザーがPC101を操作し、画像形成装置102に印刷ジョブを投入する印刷ジョブの入稿処理について説明する。
図6はPC101のCPU401により実行される、印刷ジョブの投入処理を説明するフローチャートである。
ユーザーは表示装置406を見ながら、ポインティングデバイスやキーボードといった入力装置405を用いて、アプリケーション502で画像や文書などのデータを作成し、印刷を指示する。プリンタドライバは、画像や文書などのデータ、文書名などの文書属性、印刷指示時にプリンタドライバに設定されている印刷設定情報に従ってPDLデータを作成する(S601)。セキュアプリント、または暗号化セキュアプリントを行う場合は、印刷設定情報に含まれるパスワードをPDLデータに付加する。そして画像形成装置102に印刷ジョブとして送信する(S602)。
図7は画像形成装置102のCPU202により実行される、システムソフトウェア301における、印刷ジョブの保存処理を説明するフローチャートである。
ネットワーク制御部306はPC101からの印刷ジョブを受け付けると(S701)、ジョブ管理部307に印刷ジョブを送信する。ジョブ管理部307は印刷ジョブを受け取ると、印刷ジョブを保存するか否かを判定する(S702)。S702の詳細は後述する。ジョブ管理部307は、S702の結果、印刷ジョブを保存するか否かを判定する(S703)。印刷ジョブを保存しない場合、ジョブ管理部307は、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S707)、印刷を実行する。印刷ジョブを保存する場合、ジョブ管理部307は、データ管理部304に印刷ジョブを送信する。データ管理部304は、ジョブ管理部307から受信した印刷ジョブを解析し、書誌情報を生成する(S704)。書誌情報については後述する。そして、データ管理部304は、記憶制御部305に印刷ジョブおよび生成した書誌情報を送信する。記憶制御部305は受信した印刷ジョブおよび生成した書誌情報をHDD205に保存する(S705、S706)。なお、書誌情報を図示しないクラウドやサーバー等で管理する場合は、データ管理部304は、生成した書誌情報をネットワーク制御部306に送信し、ネットワーク制御部306が外部のクラウドやサーバー等に送信しても良い。
図8は画像形成装置102のCPU202により実行される、システムソフトウェア301における、S702の印刷ジョブの保存判定を説明するフローチャートである。
ジョブ管理部307は、印刷ジョブを解析し、保存設定がされているか否かを判定する(S801)。ここでの保存設定とは、ボックス保存する設定のことを指す。保存設定がされている場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブ保存をすると判断する(S805)。保存設定がされていない場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブを解析し、セキュアジョブ設定、または暗号化セキュアジョブ設定がされているか否かを判定する(S802)。セキュアジョブ設定、または暗号化セキュアジョブ設定がされている場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブ保存をすると判断する(S805)。セキュアジョブ設定、または暗号化セキュアジョブ設定がされていない場合、記憶制御部305がHDD205に格納されている強制留め置きの設定値を取得し、データ管理部を経由してジョブ管理部307に渡す。強制留め置きの設定は、あらかじめ画像形成装置102の管理者が設定しておくものである。強制留め置きの設定をONに設定すると、画像形成装置102に入稿された印刷ジョブを強制的にHDD205に格納する。ジョブ管理部307は、強制留め置きの設定値に基づき、強制留め置きの設定がされているか否かを判定する(S803)。強制留め置きの設定がされている場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブ保存をすると判断する(S805)。すなわち、操作部でのユーザーからの実行指示を受け付けるまで、印刷ジョブはHDD205に保存される。強制留め置きの設定がされていない場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブ保存をしないと判断する(S804)。すなわち、S804で、操作部でのユーザーからの実行指示を受け付けることなく、印刷ジョブは実行される。
図9はHDD205に保存した書誌情報リスト901の一例を示す図である。書誌情報リスト901は、印刷ジョブが投入された日時902、印刷ジョブを投入したユーザー名903、投入された印刷ジョブの格納場所904、印刷ジョブ名905、印刷設定906、印刷ジョブの種類907、パスワード908からなる。書誌情報リスト901はこれらに限定するものではなく、例えば印刷ジョブの用紙サイズ等を含めても良い。921から926はUser1が入稿した印刷ジョブの書誌情報であり、941から946はUser2が入稿した印刷ジョブの書誌情報である。
ここでは、ユーザーが留め置きした印刷ジョブを印刷する処理について説明する。ユーザーはキー入力部1002を操作してパネル部1001の表示内容を切り替え、印刷の指示を行う。
ユーザーは、操作部207に表示される図示しないログイン画面を操作し、画像形成装置102にログインする。本実施例では、ユーザー名がUser1のユーザーが本操作を実施する例で説明する。画像形成装置102にログインすると、UI制御部302はデータ管理部304を経由して記憶制御部305から初期画面の設定値を取り出す。初期画面としてホーム画面が設定されている場合は、UI制御部302はホーム画面1100を表示する。なお、ユーザーが画像形成装置にログインせずに印刷ジョブの実行指示などを行う場合であっても、本実施例は適用可能である。
図11Aはホーム画面の例である。ホーム画面には、画像形成装置102にインストールされているアプリケーションを使用するためのボタンや、画像形成装置102に関する設定を変更するためのボタンを表示する。1101はプリントボタンであり、選択すると、留め置き印刷のプリントアプリケーションの画面が表示される。1102は設定ボタンであり、選択すると、画像形成装置102に関する各種設定値を設定するための画面が表示される。1103は用紙設定ボタンであり、選択すると、画像形成装置102が具備する給紙段にセットされる用紙に関する設定を変更する画面が表示される。ホーム画面1100は4行しか表示できないため、その他のボタンは同時に表示できないが、上キー1003または下キー1004を操作して画面をスクロールすれば残りのボタンをホーム画面1100に順に表示することができる。本実施例では、ユーザーが留め置きした印刷ジョブを印刷するため、ユーザーはプリントボタン1101を選択する。プリントボタン1101が選択されたことを検知すると、UI制御部302は、ジョブリスト切替画面1104を表示する。
図11Bはジョブリスト切替画面の例である。この画面では、入稿した印刷ジョブのリストを表示する前に、事前にどの種類のジョブリストを表示するかを選択する。1105は<確定>ボタンであり、選択すると、選択されたジョブ種類及びプリント状態に一致するジョブリスト画面が表示される。1106はジョブ種類ボタンであり、選択すると、UI制御部302は図示しないジョブ種類選択画面を表示し、ジョブ種類を選択することができる。ジョブ種類は、ログインしたユーザーの個人ジョブ、他のユーザーと共有する共有ジョブ、グループ管理されているユーザーのジョブであるグループジョブを選択することができる。1107はプリント状態ボタンであり、選択すると、UI制御部302は図示しないプリント状態選択画面を表示し、プリント状態を選択することができる。プリント状態は、まだ一度も印刷していないプリント待ちジョブ、過去に印刷されたことのあるプリント済みジョブを選択することができる。本実施例では、ユーザーはジョブ種類で個人を選択し、プリント状態でプリント待ちを選択したとする。そして、<確定>ボタン1105が選択されたことを検知すると、UI制御部302は、ジョブ種類が個人でプリント状態がプリント待ちのログインユーザー(User1)の印刷ジョブリストをジョブ管理部307に要求する。ジョブ管理部307は、認証部303よりログインユーザー(User1)のユーザー名(User1)を取得する。そして、取得したユーザー名、ジョブ種類、プリント状態を用いて、データ管理部304、及び記憶制御部305を経由し、印刷ジョブの入稿処理でHDD205に格納した書誌情報から該当する書誌情報リストを取得し、UI制御部302に送信する。本実施例では、User1に関連づく印刷ジョブは印刷ジョブ921から印刷ジョブ926までの6ジョブであり、これらを印刷ジョブリストとしてUI制御部302に送信する。UI制御部302はジョブ選択画面1108を表示する。
図11Cはジョブ選択画面1108の例である。UI制御部302は、受信した印刷ジョブリストをジョブ選択画面1108に表示する。1109は<確定>ボタンであり、選択すると、実行する操作を選択する画面が表示される。1110は<全選択>ボタンであり、選択すると、印刷ジョブリストの全てのジョブが選択された状態になる。1111及び1112は、受信した印刷ジョブリストのうち、日時902が古い2つの印刷ジョブ921及び922の印刷ジョブ名を表示している。ジョブ選択画面1108は5行しか表示できないため、2ジョブしか同時に表示できないが、上キー1003または下キー1004を操作して画面をスクロールすれば、同時に最大4ジョブ表示できる。また、さらに画面をスクロールすることで、残りの印刷ジョブ923から926をジョブ選択画面1108に順に表示することができる。印刷ジョブ1111及び印刷ジョブ1112の先頭には□を表示し、印刷ジョブが選択されていないことを表している。印刷ジョブ1111または1112を選択すると、□の表示がチェック付きの□に切り替わり、印刷ジョブが選択されたことを表す。印刷ジョブが一つも選択されていない場合、印刷対象となる印刷ジョブが存在しない状態であるため、UI制御部302は<確定>ボタン1109をグレーアウト表示し、ユーザーが選択できないように制御する。<全選択>ボタン1110を選択すると、全ての印刷ジョブリストが選択された状態となる。全ての印刷ジョブリストが選択されると、UI制御部はジョブ選択画面1113を表示する。
図11Dはジョブ選択画面1113の例である。<全選択>ボタン1110は表示が<選択解除>1115に切り替わる。<選択解除>ボタン1115を選択すると、UI制御部302は、印刷ジョブリストの全てのジョブの選択を解除し、ジョブ選択画面1108に戻る。<確定>ボタン1114は<確定>ボタン1109と同等である。1116、1117はそれぞれ、1111、1112と同等であるが、先頭の□がチェック付きの□に切り替わり、印刷ジョブが選択されたことを表す。<確定>ボタン1114が選択されたことを検知すると、UI制御部302は実行する操作を選択する画面1118を表示する。以降は、印刷ジョブリストの全てのジョブが選択した例で説明を続ける。
図11Eは、実行する操作を選択する画面1118の例である。1119は<プリント開始>ボタンであり、選択すると、選択した印刷ジョブのプリント処理を開始できる。1120は<ジョブ削除>ボタンであり、選択すると、選択した印刷ジョブの削除処理を開始できる。
図12は、画像形成装置102のCPU202により実行される、システムソフトウェア301における、印刷制御の処理を説明するフローチャートである。ユーザーは、<プリント開始>ボタン1119を選択することで、印刷処理を開始する。UI制御部302は、ユーザーに<プリント開始>ボタン1119が選択されるのを待つ(S1201)。<プリント開始>ボタン1119が選択された場合、ジョブ管理部307は、印刷ジョブの種類が混在しているか否かを判定する(S1202)。印刷ジョブの種類が混在しているか否かは、選択されている印刷ジョブの印刷ジョブの種類907が2種類以上含まれているか否かで決定する。選択されている印刷ジョブが921から926の場合は、通常ジョブ、セキュアジョブ、暗号化セキュアジョブと3種類の印刷ジョブの種類907が含まれているため、印刷ジョブの種類が混在していると判定する。なお、印刷ジョブの種類が混在しているか否かは、事前に判定してその結果を保持しておき、S1202ではその結果を参照するのみでも良い。例えば、ジョブ選択画面1113で<確定>ボタンを選択したときにジョブリストが確定されるため、このタイミングで印刷ジョブの種類が混在しているか否かを判定しておいても良い。S1202の判定の結果、印刷ジョブの種類が混在している場合は、ジョブ管理部307は実行する印刷ジョブの種類を決定する(S1203)。印刷ジョブの種類を決定するために、UI制御部がジョブタイプを選択する画面1122を表示し、ジョブタイプをユーザーに選択させても良い。まず、UI制御部は、印刷ジョブの種類が混在していることをユーザーに通知するために、ジョブタイプ混在のエラー画面1121を表示する。
図11Fは、ジョブタイプ混在のエラー画面1121の例である。この画面には、ジョブタイプが混在しているため、プリントができないことと、ユーザーにジョブタイプを選択させるためのメッセージを表示している。この画面は、一定時間(例えば5秒間)表示した後に、ユーザー指示なしで次の画面に遷移しても良いし、ユーザーがOKキー1007を押下したことを検知した後に、次の画面に遷移しても良い。次の画面に遷移するために、UI制御部302は、ジョブタイプを選択する画面1122を表示する。
図11Gは、ジョブタイプを選択する画面1122の例である。この画面に表示するボタンは、印刷ジョブリストに含まれるジョブの印刷ジョブの種類から動的に決定する。本実施例では、印刷ジョブリストに含まれるジョブは921から926までであるため、通常ジョブ、セキュアジョブ、及び暗号化セキュアジョブのボタンを表示する。1123は、プリントジョブボタンであり、選択すると、プリントジョブを選択する。1124は、セキュアプリントジョブボタンであり、選択すると、セキュアプリントジョブを選択する。1125は、暗号化セキュアプリントジョブボタンであり、選択すると、暗号化セキュアプリントジョブを選択する。ここで、図11Fで示したエラー画面の表示後、図11Cや図11Dで示したジョブ選択画面に戻って、1つのジョブタイプの印刷ジョブを選択することはユーザーにとって難しい。そこで、本実施例では、図11Fで示したエラー画面の表示後、図11Gなどで示すジョブタイプ選択画面でジョブタイプをユーザーに選択させることで、印刷ジョブを選択するというユーザーの操作なしに処理対象となる印刷ジョブが特定される。
なお、印刷ジョブリストに含まれるジョブの印刷ジョブの種類がプリントジョブとセキュアプリントジョブの場合は、ジョブタイプを選択する画面1122に代わって、図11Hに示すジョブタイプを選択する画面1126を表示する。また、印刷ジョブリストに含まれるジョブの印刷ジョブの種類がプリントジョブと暗号化セキュアプリントジョブの場合は、ジョブタイプを選択する画面1122に代わって、図11Iに示すジョブタイプを選択する画面1129を表示する。また、印刷ジョブリストに含まれるジョブの印刷ジョブの種類がセキュアプリントジョブと暗号化セキュアプリントジョブの場合は、ジョブタイプを選択する画面1122に代わって、図11Jに示すジョブタイプを選択する画面1132を表示する。印刷ジョブの種類が選択されたことを検知すると、ジョブ管理部は選択されたジョブ種類を実行する印刷ジョブの種類に決定し、S1204に進む。
S1202の判定の結果、印刷ジョブの種類が混在していない場合は、S1204に進む。
S1204において、ジョブ管理部307は、選択された印刷ジョブの種類のジョブを印刷するためにパスワード入力が必要か否かを判定する。ジョブ管理部307は、通常ジョブが選択された場合は、パスワード入力が不要と判定し、セキュアプリントジョブまたは暗号化セキュアジョブが選択された場合は、パスワード入力が必要と判定する。S1202の判定の結果、パスワード入力が不要である場合、ジョブ管理部307は、印刷対象を通常プリントジョブ921及び922とし、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S1206)、印刷を実行する。印刷の実行要求を行った後は、UI制御部302は、ホーム画面1100を表示する。S1202の判定の結果、パスワード入力が必要である場合、ジョブ管理部307は、パスワードを受信する(S1205)。パスワードを受信するために、UI制御部が暗証番号を入力する画面1135またはパスワードを入力する画面1137を表示し、暗証番号またはパスワードをユーザーに入力させる。
図11Kは暗証番号を入力する画面1135の例である。UI制御部302は、選択された印刷ジョブの種類がセキュアジョブの場合は暗証番号を入力する画面1135を表示する。1136は暗証番号入力欄である。ユーザーは暗証番号入力欄1136にセキュアプリントジョブの暗証番号を入力する。そして、OKキー1007を押下することで、暗証番号の入力を確定させる。なお、暗証番号として使用できるのは数字のみであり、最大7文字まで入力可能である。UI制御部302は、暗証番号の入力が確定されたことを検知すると、暗証番号入力欄1136から暗証番号を取得し、ジョブ管理部307に送信する。ジョブ管理部307は、印刷対象をセキュアプリントジョブ923及び924とし、受信した暗証番号を用いてセキュアプリントジョブの暗証番号を解除し、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S1206)、印刷を実行する。印刷の実行要求を行った後は、UI制御部302は、ホーム画面1100を表示する。
図11Lはパスワードを入力する画面1135の例である。UI制御部302は、選択された印刷ジョブの種類が暗号化セキュアジョブの場合はパスワードを入力する画面1137を表示する。1138はパスワード入力欄である。ユーザーはパスワード入力欄1138に暗号化セキュアプリントジョブのパスワードを入力する。そして、OKキー1007を押下することで、パスワードの入力を確定させる。なお、パスワードとして使用できるのは数字のみであり、最大15文字まで入力可能である。UI制御部302は、パスワードの入力が確定されたことを検知すると、パスワード入力欄1138からパスワードを取得し、ジョブ管理部307に送信する。ジョブ管理部307は、印刷対象を暗号化セキュアプリントジョブ925及び926とし、受信したパスワードを用いて暗号化セキュアプリントジョブのパスワードを解除し、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S1206)、印刷を実行する。印刷の実行要求を行った後は、UI制御部302は、ホーム画面1100を表示する。
なお、本実施例では、セキュアジョブか暗号化セキュアジョブかで異なる画面を表示する例を説明した。しかし、ユーザーが入力する暗証番号およびパスワードを区別する必要がない場合は、同じ画面を表示しても良い。例えば、どちらの場合でもセキュアパスワードを入力する画面1137を表示しても良い。
なお、本実施例では、実行する操作を選択する画面1118で<プリント開始>が選択された例で説明した。一方で、<ジョブ削除>1120を選択した場合は、ジョブ管理部307がジョブ制御部308に印刷ジョブの削除要求を行うことで、印刷ジョブの削除を行うことができる。
なお、本実施例では、印刷ジョブの種類が混在している場合に、ジョブタイプを選択する画面1122、1126、1129、1132のいずれかを表示し、印刷ジョブの種類をユーザーに選択させる例で説明した。しかしながら、印刷ジョブリストを取得する前に印刷ジョブの種類をユーザーに選択させても良い。例えば、ジョブリスト切替画面1104の代わりに、図11Mに示すようなジョブリスト切替画面1139を表示する。そしてジョブタイプボタン1143を選択することで、UI制御部302はジョブタイプを選択する画面1122を表示し、ジョブタイプを選択できるようにしても良い。そうすることで、印刷ジョブの種類が混在して印刷ジョブを選択することがなくなるため、印刷処理を進捗させる効果を得ることができる。
なお、本実施例では、印刷の実行要求を行った後は、UI制御部302は、ホーム画面1100を表示する例で説明したが、ジョブ選択画面1108を表示しても良い。そうすることで、印刷されずに残った印刷ジョブの印刷を行う場合に、プリントボタン1101を選択するところから開始するのではなく、ジョブ選択画面1108から開始することができる。そのため、ユーザーは効率的に残りの印刷ジョブの印刷を行うことができる。
(実施例2)
本実施例の実施例1との違いは以下のとおりである。すなわち、印刷ジョブの種類が混在しているときに、パスワード入力画面を表示するとともに、印刷ジョブリストの先頭から印刷を開始する。そうすることで、パスワード入力が不要な通常ジョブの印刷を、ユーザーのパスワード入力を待たずに進めることができる。パスワードが必要なセキュアプリントジョブや暗号化セキュアプリントジョブは、ユーザーのパスワード入力が完了するのを待ってから印刷を行う。そうすることで、複数の印刷ジョブの種類を混在して印刷ジョブを選択した場合でも、選択した印刷ジョブリストのすべてのジョブを印刷することができるため、ユーザビリティーに優れた画像形成装置102を提供できる。
なお、本実施例の説明は、実施例1との差分について説明する。
図13は、画像形成装置102のCPU202により実行される、システムソフトウェア301における、印刷制御の処理を説明するフローチャートである。ユーザーは、<プリント開始>ボタン1119を選択することで、印刷処理を開始する。
S1301からS1305までは、それぞれS1201、S1202、S1204、S1205、S1206と同等であるため、説明を省略する。
S1302の判定の結果、印刷ジョブの種類が混在している場合は、UI制御部302は、パスワードを入力する画面1137を表示する(S1306)とともに、印刷ジョブリストのすべてのジョブの印刷を開始する(S1308)。
図11Lはパスワードを入力する画面1135の例である。1138はパスワード入力欄である。ユーザーはパスワード入力欄1138にセキュアプリントジョブまたは暗号化セキュアプリントジョブのパスワードを入力する。そして、OKキー1007を押下することで、パスワードの入力を確定させる。UI制御部302は、パスワードの入力が確定されたことを検知すると、パスワード入力欄1138からパスワードを取得する(S1307)。
S1308において、ジョブ管理部307は、印刷ジョブリストのすべてのジョブ(921から926)を順に処理を行う。S1309において、ジョブ管理部307は、処理対象の印刷ジョブを印刷するためにパスワードが必要か否かを判定する。ジョブ管理部307は、処理対象の印刷ジョブの印刷ジョブの種類907が通常ジョブの場合は、パスワードが不要と判定し、セキュアプリントジョブまたは暗号化セキュアジョブの場合は、パスワードが必要と判定する。S1309の判定の結果、パスワードが不要である場合、ジョブ管理部307は、ジョブ制御部308に処理対象の1以上の印刷ジョブの実行要求を行い(S1301)、印刷を実行する。例えば、処理対象の印刷ジョブが921、及び922の場合、S1309の判定でパスワードが不要と判定され、S1310で印刷が実行される。S1309の判定の結果、パスワードが必要である場合、S1307のパスワード受信が完了しているか否かを判定する(S1311)。S1311の判定の結果、パスワード受信が完了していない場合は、パスワード受信が完了するまで待つ。もしくは、該当の印刷ジョブの処理を後回しにし、S1309に戻って次の印刷ジョブの処理を行っても良い。S1311の判定の結果、パスワード受信が完了している場合は、ジョブ管理部307は、受信したパスワードを用いてセキュアプリントジョブの暗証番号を解除し、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S1310)、印刷を実行する。また、受信したパスワードを用いて暗号化セキュアプリントジョブの暗証番号を解除し、ジョブ制御部308に印刷ジョブの実行要求を行い(S1310)、印刷を実行する。印刷ジョブリストのすべてのジョブの印刷の実行要求を行った後は、UI制御部302は、ホーム画面1100を表示する。
なお、S1308において、印刷ジョブの種類907が通常ジョブの印刷ジョブを先にすべて印刷を行い、その後パスワードが必要な印刷ジョブの印刷を行うように制御しても良い。そうすることで、通常ジョブの印刷を行っている間にユーザーがパスワード入力を完了し、S1307でパスワードを取得できれば、S1311の判定は1回行えば済むようになるため、効率的に印刷を行うことができる。
(他の実施例)
本発明は、上述した実施形態を適宜組み合わせることにより構成された装置あるいはシステムやその方法も含まれるものとする。
ここで、本発明は、上述した実施形態の機能を実現する1つ以上のソフトウェア(プログラム)を実行する主体となる装置あるいはシステムである。また、その装置あるいはシステムで実行される上述した実施形態を実現するための方法も本発明の1つである。また、そのプログラムは、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給され、そのシステムあるいは装置の1つ以上のコンピューター(CPUやMPU等)によりそのプログラムが読み出され、実行される。つまり、本発明の1つとして、さらにそのプログラム自体、あるいは当該プログラムを格納したコンピューターにより読み取り可能な各種記憶媒体も含むものとする。また、上述した実施形態の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても、本発明は実現可能である。
102 画像形成装置
202 CPU
205 HDD
207 操作部

Claims (12)

  1. 記憶部を備える印刷装置であって、
    外部装置から印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信した印刷ジョブを前記記憶部に保存する保存手段と、
    前記保存されている印刷ジョブのリストを第1の画面で表示する表示手段と、
    ユーザーから、前記第1の画面を介して、前記リストに含まれる印刷ジョブの選択を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段が複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに、ユーザー入力が必要な第1ジョブタイプの印刷ジョブとユーザー入力が不要な第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、前記複数の印刷ジョブの中から、処理対象となるジョブタイプとしてユーザーの操作なしに特定された1以上の印刷ジョブに関する処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記表示手段は、前記複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに前記第1ジョブタイプの印刷ジョブおよび前記第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、処理対象とすべきジョブタイプの選択を受け付けるために、前記第1の画面とは異なる第2の画面をさらに表示することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記実行手段は、前記複数の印刷ジョブの中から、前記第2の画面で受け付けた選択に従うジョブタイプとしてユーザーの操作なしに特定された1以上の印刷ジョブに関する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記表示手段は、前記複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに前記第1ジョブタイプの印刷ジョブおよび前記第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、当該複数の印刷ジョブを実行できないことを示す情報を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記実行手段は、前記複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに前記第1ジョブタイプの印刷ジョブおよび前記第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、前記処理対象となる第2ジョブタイプとして特定された1以上の印刷ジョブの印刷を開始し、さらに、前記第1ジョブタイプの1以上の印刷ジョブのために設定された情報のユーザー入力の受け付けに従い、前記第1ジョブタイプとして特定された1以上の印刷ジョブの印刷も開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記実行手段は、前記処理対象が前記第1ジョブタイプであった場合、該第1ジョブタイプの1以上の印刷ジョブに関する処理として、該1以上の印刷ジョブのために設定された情報のユーザー入力の受け付けに応じて印刷を開始することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記実行手段は、前記処理対象が前記第2ジョブタイプであった場合、該第2ジョブタイプの1以上の印刷ジョブに関する処理として、ユーザー入力なしに印刷を開始することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷ジョブに関する処理は、印刷ジョブの開始または印刷ジョブの削除であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. ユーザーを認証する認証手段と、
    前記表示手段は、前記認証されたユーザーに関連づく印刷ジョブのリストを前記第1の画面で表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記第1ジョブタイプは、セキュアプリント、または暗号化セキュアプリントであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 記憶部を備える印刷装置の制御方法であって、
    外部装置から印刷ジョブを受信する受信工程と、
    前記受信した印刷ジョブを前記記憶部に保存する保存工程と、
    前記保存されている印刷ジョブのリストを第1の画面で表示する表示工程と、
    ユーザーから、前記第1の画面を介して、前記リストに含まれる印刷ジョブの選択を受け付ける受け付け工程と、
    前記受け付け工程で複数の印刷ジョブの選択を受け付けた場合であって、前記複数の印刷ジョブに、ユーザー入力が必要な第1ジョブタイプの印刷ジョブとユーザー入力が不要な第2ジョブタイプの印刷ジョブが含まれる際に、前記複数の印刷ジョブの中から、処理対象となるジョブタイプとしてユーザーの操作なしに特定された1以上の印刷ジョブに関する処理を実行する実行工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の手段としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
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