JP2021103413A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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Keita Nakane
啓太 中根
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Abstract

【課題】タッチパネルへの押圧操作時の剛性感の確保と、アクチュエータによる効率的な振動呈示動作とを両立させる触覚呈示装置を提供する。【解決手段】押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう操作部10と、操作部10を弾性的に支持する弾性支持部20と、操作部10を、弾性支持部20を介して支持する筐体30と、操作部10に対して振動を付与する駆動部としての振動アクチュエータ40と、を有し、操作部10又は筐体30は、突起部を介して弾性支持部20と弾性的に接触するように触覚呈示装置1を構成する。これにより、タッチパネルへの押圧操作時の剛性感の確保と、アクチュエータによる効率的な振動呈示動作とを両立させる。【選択図】図1

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来、例えば、固定ヨークと可動ヨークとの間の吸引方向の隙間距離を定期的に測定し、個体差や経年変化等の影響を受けずに触覚を安定して呈示する触覚呈示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の触覚呈示装置は、タッチパネルに接続されている可動ヨークと、固定ヨークとを備える。固定ヨークに電磁力を発生させて可動ヨークを吸引し、板バネのバネ反力によりタッチパネルを振動させて触覚を呈示する。巻線コイルに駆動電流が流れると、巻線コイルの周辺に磁界が発生して固定ヨークに電磁力が発生し、アクチュエータ吸引力が発生し、可動ヨークが吸引されると一体化されている板バネが変位する。これにより、タッチパネルが一体的に上下方向に振動し、ユーザがタッチパネルに触れている状態では、その上下方向の振動が触覚として呈示される。一方、ユーザがタッチパネルに触れると板バネが撓んで隙間距離センサから検出信号をホストに出力する。
特開2019−114006号公報
しかし、特許文献1の触覚呈示装置においては、アクチュエータによりタッチパネルを振動させて触覚を呈示するときと、ユーザがタッチパネルに触れて隙間距離センサに変化を与えるときと、共に板バネの変形による構成としている。したがって、タッチパネルへの押圧操作時の剛性感の確保と、アクチュエータによる効率的な振動呈示動作とを両立させることが難しいという問題があった。
従って、本発明の目的は、タッチパネルへの押圧操作時の剛性感の確保と、アクチュエータによる効率的な振動呈示動作とを両立させる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明は、押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう操作部と、前記操作部を弾性的に支持する弾性支持部と、前記操作部を、前記弾性支持部を介して支持する筐体と、前記操作部に対して振動を付与する駆動部と、を有し、前記操作部又は前記筐体は、突起部を介して前記弾性支持部と弾性的に接触する、触覚呈示装置を提供する。
本発明によると、タッチパネルへの押圧操作時の剛性感の確保と、アクチュエータによる効率的な振動呈示動作とを両立させることが可能となる。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の上平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。 図2(a)は、図1(b)のB部の拡大詳細図で、操作部に押圧力が作用していない初期位置での部分断面図であり、図2(b)は、弾性支持部と突起部が接触して弾性支持部が弾性変形している状態の部分断面図であり、図2(c)は、操作部に押圧力が作用して、弾性支持部と突起部との接触部分が一定に達している状態を示す部分断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置の構成ブロック図である。 図4は、弾性支持部が変形するストロークとストロークに対応して発生する弾性力である荷重との関係を示す弾性特性図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る触覚呈示装置の操作部、弾性支持部、及び筐体の部分拡大図であり、図2(a)、図2(c)に相当する図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態に係る触覚呈示装置の操作部、弾性支持部、及び筐体の部分拡大図であり、図2(a)、図2(c)に相当する図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態に係る触覚呈示装置の操作部、弾性支持部、及び筐体の部分拡大図であり、図2(a)、図2(c)に相当する図である。
[本発明の第1の実施の形態]
本発明の実施の形態に係る触覚呈示装置1は、押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう操作部10と、操作部10を弾性的に支持する弾性支持部20と、操作部10を、弾性支持部20を介して支持する筐体30と、操作部10に対して振動を付与する駆動部としての振動アクチュエータ40と、を有し、操作部10又は筐体30は、突起部を介して弾性支持部20と弾性的に接触するように構成されている。
第1の実施の形態では、図1に示すように、突起部15が、操作部10の下端部10aに、弾性支持部20に対向して設けられている。
(操作部10)
操作部10は、押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう。図1(a)、(b)に示すように、操作部10の表面に、操作者による押圧、押下等の操作を受け付けるタッチセンサ12を備える。このタッチセンサ12は、受け付ける操作として、タッチ操作、押圧操作、なぞり操作、フリック操作等の種々の操作が可能である。タッチセンサ12は、例えば、タッチセンサ面上の2次元座標を検出できる静電容量式のタッチパネル等を使用することができる。
タッチセンサ12は、例えば、タッチ操作を受け付けると後述する制御部100に操作信号Stを出力する。また、後述する駆動部としての振動アクチュエータ40により振動等の駆動力を受けて、操作部10とタッチセンサ12は振動する。これにより、操作部10は、操作者に対して振動呈示を行ない、操作を受け付けたことを報知することができる。
図1(b)に示すように、操作部10の下端部10aの四隅には、突起部15が操作部10の一部として弾性支持部20に対向して設けられている。突起部15は、操作部10の一部として一体的に形成されていてもよく、また、別体として形成されて操作部10の下端部10aに取り付けられていてもよい。
突起部15は、例えば、図1(b)に示すように、先端が半球状の突起として形成されている。突起部15は、後述する弾性支持部20に比較して剛性が大きい材料で形成され、例えば、金属、硬質樹脂等である。
(弾性支持部20)
弾性支持部20は、操作部10を弾性的に支持する。図1(a)、(b)に示すように、弾性支持部20は、例えば、上記示した突起部15に当接する位置に配置され、操作部10の四隅を上下方向に支持する。
弾性支持部20は、例えば、シリコンゴム等の弾性部材で形成されている。第1の実施の形態では、弾性支持部20は、例えば、立方体、直方体である。
図1(a)に示すように、弾性支持部20の上面20aは、突起部15と接触し、弾性支持部20の下面20bは、例えば、接着、粘着等により筐体30に取り付けられている。
図1(a)に示すように、弾性支持部20の上面20aと操作部10の突起部15とは接触し、予圧が掛けられた状態とされている。筐体30の底部31から壁部32の上に上部33が形成され、弾性支持部20と操作部10は、この底部31と上部33との間に予圧Fが掛けられた状態で挟まれて組み立てられている。これにより、図2(a)に示すように、突起部15の先端部15aは、弾性支持部20の上面20aを圧縮する方向に変形させた状態で、弾性支持部20と接触している。
弾性支持部20は、弾性部材で形成されているので、図1(a)に示す上下方向Zに弾性変形可能とされている。これにより、操作部10は、後述する駆動部としての振動アクチュエータ40により振動等の駆動力を受けることにより、弾性支持部20の上下伸縮を介して、上下方向Zに移動可能とされる。
(筐体30)
筐体30は、底部31の周囲から立設して形成された壁部32、壁部32の上部から操作部10を上から押さえる上部33が形成されて概略構成されている。筐体30は、操作部10、弾性支持部20等を支持できる剛性を備えた材料であればよく、例えば、金属、樹脂等が使用できる。
(振動アクチュエータ40)
駆動部としての振動アクチュエータ40は、操作部10の下面11に搭載されて慣性力により操作部10を駆動する慣性駆動方式である。慣性駆動方式は、振動アクチュエータ40が操作部10に接続され、駆動部自体で振動可能とされ、この振動アクチュエータ40が振動するときの慣性力により操作部10を振動させて駆動させる方式である。なお、振動とは、一定時間周期的に繰り返される移動動作の他、周期性を有しない1回の移動動作を伴うものも含むものとする。
本実施の形態では、振動アクチュエータ40は、操作部10の下面11に配置されている。振動アクチュエータ40は、振動を発生させ、発生した慣性力を利用して操作部10を図1(b)に示す上下方向Zに駆動する慣性駆動アクチュエータである。振動アクチュエータ40は、種々のアクチュエータを使用することができる。本実施の形態では、例えば、リニア振動アクチュエータを使用する。
リニア振動アクチュエータは、ボイスコイルアクチュエータの一種であり、小型化・薄型化が容易であり、電力効率がよい。また、リニア振動アクチュエータの可動部質量、駆動(振動)周波数を調節することにより、操作部10と弾性支持部20で形成される振動系の共振周波数で駆動(振動)することが可能であり、効率よく振動を発生させることができる。
他の方式として、偏心回転質量方式の振動アクチュエータが使用できる。偏心回転質量方式は、偏心のあるロータをモータで回転させ、ロータに作用する遠心力により振動させる方式である。簡単で安価に振動アクチュエータを構成することができる。
また、他の方式として、ピエゾ方式の振動アクチュエータが使用できる。ピエゾ方式は、ピエゾ素子に電圧を印加することにより、機械的に変形させることで振動させる。電圧、周波数を変化させて、高速な振動制御が可能である。また、小型化・薄型化が容易である。
なお、慣性駆動方式以外の駆動方式も適用可能である。例えば、筐体30側に駆動源としての駆動コイル、操作部10側に永久磁石を備えて、駆動コイルに所定の駆動波形で通電することにより、磁界の変化によって操作部側を駆動して振動呈示する方式も可能である。また、筐体30側に永久磁石、操作部10側に駆動源としての駆動コイルを備える構成でも同様に振動呈示を行なうことができる。
(制御部100)
図3に示すように、制御部100には、タッチセンサ12が接続され、操作信号Stが入力される。また、制御部100には、振動アクチュエータ40が接続され、駆動信号Sdを出力する。制御部100は、例えば、操作信号Stにより、操作者がタッチセンサ12にタッチ操作したと判断した場合には、駆動信号Sdを出力して振動アクチュエータ40を振動駆動する。これにより、操作者に対して振動呈示を行ない、タッチ操作を受け付けたことを報知することができる。
制御部100は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに基づいて検出、判定、判断などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
(弾性支持部20の弾性特性図)
図4は、弾性支持部20が変形するストロークZとストロークZに対応して発生する弾性力である荷重Fとの関係を示す弾性特性図である。図4は、横軸は弾性支持部20が変形するストロークZ、縦軸はストロークZに対応して発生する弾性力である荷重Fである。なお、ストロークZは、図1(b)に示した上下方向Zの移動量である。
図4に示すように、ストロークZが0(ゼロ)からZまでの第1の領域は、Z方向(図1(b)で示す上下方向)の剛性が小さな領域であり、ストロークZを超えた第2の領域は、Z方向の剛性が大きな領域である。弾性特性図において、第1の領域と第2の領域は屈曲点Pで繋がっている。屈曲点とは、第1の領域と第2の領域の間で、ストロークが大きくなるにしたがって剛性が小さな領域から大きな領域に変化するところである。屈曲点は、点ではなく、ストローク方向または荷重方向にある程度の広がりをもった点である。
なお、剛性は、例えば、単位ストロークZの変形移動に要する荷重Fで表すことができる。
ここで、図4に示すZ点は、図2(a)に示すように、操作部10に対する押圧力fがなく、予圧Fがかけられた初期状態である。
図2(b)に示すように、操作部10に対する押圧力fが作用すると、突起部15の先端部15aは、弾性支持部20の上面20aを圧縮する方向に変形させる。これにより、突起部15は、弾性支持部20を弾性変形させながら、弾性支持部20に埋没していく。すなわち、弾性支持部20は、ストロークの増加に伴って、突起部15との接触部分が拡大するが、ストロークZが図4で示すZに達するまでは、図2(b)に示す操作部10の下端部10aと弾性支持部20の上面20aとは接触しない。したがって、突起部15の先端部15aによる弾性支持部20の変形は、先端部15aの周囲が主な領域であり、これにより、第1の領域におけるZ方向の剛性は小さい。
図2(c)に示すように、ストロークZが図4で示すZを超えると、操作部10の下端部10aが弾性支持部20のフラットな上面20aに接するようになる。すなわち、弾性支持部20は、押圧操作時において、第2の領域では突起部15との接触部分が一定に達している。操作部10の下端部10aと弾性支持部20の上面20aとは接触したままで、弾性支持部20が変形(圧縮)する。互いにフラットな面で接触するので、弾性支持部20の変形に必要な押圧力fは大きなものとなり、第2の領域におけるZ方向の剛性は、第1の領域の剛性よりも大きな剛性となる。
(触覚呈示の動作)
触覚呈示装置1は、操作部10と筐体30との間に弾性支持部20の変形(圧縮)に伴って予圧Fが掛けられた状態で挟まれて組み立てられている。図4において、この初期状態のストロークはS、荷重FはFである。
制御部100は、例えば、タッチ操作を受け付けた場合に、駆動信号Sdを出力して振動アクチュエータ40を振動駆動する。この振動駆動により、所定の振動ストロークLで触覚呈示装置1を駆動する場合は、図4から、振動駆動に必要な荷重Fは、予圧Fを中心として、アクチュエータ振動荷重はΔFでよいことがわかる。この振動アクチュエータ40による振動が、第1の領域でのみ付与される場合は、低電力による効率的な振動フィードバック制御が可能となる。
操作者が、操作部10を大きな押圧力fで操作した場合は、図4で示す屈曲点Pを超えたストロークZで操作することになる。弾性支持部は、押圧操作時において、ストロークZは、第1の領域及び第2の領域に亘るが、操作者は、剛性の大きな第2の領域で操作部10を押圧操作するので、剛性感が確保される。これにより、製品剛性感と低電力による効率的な振動フィードバック制御の両立が可能となる。
[本発明の第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、図5(a)に示すように、突起部121が、弾性支持部120の下端部120aに、筐体30に対向して設けられている。弾性支持部120は、例えば、突起部121を成型工程により一体的に形成することが可能である。
操作部10に対する押圧力fがない初期状態では、図5(a)に示すように、第1の実施の形態と同様に、突起部121の先端部121aが、筐体30の段部34の上面34aに所定の予圧で接触している。図5(b)に示すように、操作部10に対する押圧力fが作用すると、突起部121の先端部121aは圧縮変形し、弾性支持部120のフラット面である下端部120aが段部34の上面34aに接するようになる。
上記の動作により、第1の実施の形態と同様に、小さな剛性の第1の領域と大きな剛性の第2の領域を備えた弾性特性を有する触覚呈示装置が可能となる。その他の構成、動作は、第1の実施の形態と同様と同様である。
[本発明の第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、図6(a)に示すように、突起部131が、弾性支持部130の上端部130aに、操作部10に対向して設けられている。弾性支持部130は、例えば、突起部131を成型工程により一体的に形成することが可能である。
操作部10に対する押圧力fがない初期状態では、図6(a)に示すように、第1の実施の形態と同様に、突起部131の先端部131aが、操作部10の下端部10aに所定の予圧で接触している。図6(b)に示すように、操作部10に対する押圧力fが作用すると、突起部131の先端部131aは圧縮変形し、弾性支持部130のフラット面である上端部130aが操作部10の下端部10aに接するようになる。
上記の動作により、第1の実施の形態と同様に、小さな剛性の第1の領域と大きな剛性の第2の領域を備えた弾性特性を有する触覚呈示装置が可能となる。その他の構成、動作は、第1の実施の形態と同様と同様である。
[本発明の第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、図7(a)に示すように、突起部145が、筐体30の段部34の上面34aに、弾性支持部140に対向して設けられている。突起部145は、筐体30の一部として一体的に形成されていてもよく、また、別体として形成されて筐体30の段部34に取り付けられていてもよい。
操作部10に対する押圧力fがない初期状態では、図7(a)に示すように、第1の実施の形態と同様に、突起部145の先端部145aが、弾性支持部140の下面140aに所定の予圧で接触している。図7(b)に示すように、操作部10に対する押圧力fが作用すると、突起部145の先端部145aは、弾性支持部140の下面140aを圧縮する方向に変形させる。これにより、突起部145は、弾性支持部140を弾性変形させながら、弾性支持部140に埋没していき、弾性支持部140のフラットな下面140aが筐体30の段部34の上面34aに接するようになる。
上記の動作により、第1の実施の形態と同様に、小さな剛性の第1の領域と大きな剛性の第2の領域を備えた弾性特性を有する触覚呈示装置が可能となる。その他の構成、動作は、第1の実施の形態と同様と同様である。
[本発明の実施の形態の効果]
上記示した本発明の実施の形態によれば以下のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう操作部10と、操作部10を弾性的に支持する弾性支持部20と、操作部10を、弾性支持部20を介して支持する筐体30と、操作部10に対して振動を付与する駆動部としての振動アクチュエータ40と、を有し、操作部10又は筐体30は、突起部を介して弾性支持部20と弾性的に接触するように構成されている。突起部が弾性変形している間は弾性特性が小さな剛性の第1の領域となり、それを超えた押圧力fを操作部10が受けると、弾性特性が大きな剛性の第2の領域となる。これにより、第1の領域では、低電力による効率的な振動フィードバック制御が可能となる。また、第2の領域では、操作部10を大きな押圧力fで操作した場合は、図4で示す屈曲点Pを超えたストロークZで操作することになり、操作者は、剛性の大きな第2の領域で操作部10を押圧操作するので、剛性感が確保される。これにより、製品剛性感と低電力による効率的な振動フィードバック制御の両立が可能となる。
(2)突起部は、弾性支持部側に設けてもよく、また、操作部側、あるいは、筐体側に設けてもよい。第1の実施の形態から第4の実施の形態まで設計の自由度が大きい。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。本発明に係る代表的な実施の形態、及び図示例を例示したが、上記実施の形態、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…触覚呈示装置、10…操作部、10a…下端部、11…下面、12…タッチセンサ、12a…操作面、15…突起部、15a…先端部、20…弾性支持部、20a…上面、20b…下面、30…筐体、31…底部、32…壁部、33…上部、34…段部、34a…上面、40…振動アクチュエータ、100…制御部、120…弾性支持部、120a…下端部、121…突起部、121a…先端部、130…弾性支持部、130a…上端部、131…突起部、131a…先端部、140…弾性支持部、140a…下面、145…突起部、145a…先端部、f…押圧力、F…荷重、F…予圧、L…振動ストローク、P…屈曲点、Sd…駆動信号、St…操作信号

Claims (6)

  1. 押圧操作を受け付けると共に、振動呈示を行なう操作部と、
    前記操作部を弾性的に支持する弾性支持部と、
    前記操作部を、前記弾性支持部を介して支持する筐体と、
    前記操作部に対して振動を付与する駆動部と、を有し、
    前記操作部又は前記筐体は、突起部を介して前記弾性支持部と弾性的に接触する、触覚呈示装置。
  2. 前記弾性支持部は、前記弾性支持部が変形するストロークと前記ストロークに対応して発生する弾性力である荷重で規定する弾性特性を有し、
    前記弾性特性は、前記ストロークが小さな第1の領域と、前記第1の領域よりも前記ストロークが大きく前記第1の領域の剛性よりも大きな剛性を有する第2の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域は屈曲点で繋がっている、請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記駆動部による振動は、前記第1の領域でのみ付与される、請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
  4. 前記弾性支持部は、前記ストロークの増加に伴って、前記突起部との接触部分が拡大する、請求項2又は3に記載の触覚呈示装置。
  5. 前記弾性支持部は、前記押圧操作時において、前記ストロークは、前記第1の領域及び前記第2の領域に亘る、請求項2から4のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
  6. 前記弾性支持部は、前記押圧操作時において、前記第2の領域では前記突起部との接触部分が一定に達している、請求項4又は5に記載の触覚呈示装置。

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