JP2021103242A - 画像処理装置および電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる画像処理装置を得る。【解決手段】本発明の画像処理装置は、複数の電源と、監視信号生成部と、制御部と、画像処理部とを備える。複数の電源のそれぞれは、電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す状態信号を生成するように構成される。監視信号生成部は、複数の状態信号に基づいて、複数の電源のうちオン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成するように構成される。制御部は、複数の電源の動作を制御するとともに、電源監視信号に基づいて、複数の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するように構成される。画像処理部は、複数の電源のそれぞれにより生成された電源電圧に基づいて、画像処理を行うように構成される。【選択図】図3
Description
本発明は、画像処理を行う画像処理装置、およびそのような画像処理装置に搭載される電源装置に関する。
電源装置には、複数の電源を組み合わせて使用するものがある。例えば、特許文献1には、複数の電源のそれぞれの状態を監視する電源装置が開示されている。
ところで、複数の電源を有する電源装置では、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することが望まれており、このような電源装置を備えた画像処理装置においても、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することが期待されている。
ゆえに、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる画像処理装置および電源装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態における第1の画像処理装置は、複数の電源と、監視信号生成部と、制御部と、画像処理部とを備える。複数の電源のそれぞれは、電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す状態信号を生成するように構成される。監視信号生成部は、複数の状態信号に基づいて、複数の電源のうちオン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成するように構成される。制御部は、複数の電源の動作を制御するとともに、電源監視信号に基づいて、複数の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するように構成される。画像処理部は、複数の電源のそれぞれにより生成された電源電圧に基づいて、画像処理を行うように構成される。
本発明の一実施の形態における第2の画像処理装置は、第1の電源と、第2の電源と、監視信号生成部と、制御部と、画像処理部とを備える。第1の電源は、第1の電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す第1の状態信号を生成するように構成される。第2の電源は、第2の電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す第2の状態信号を生成するように構成される。監視信号生成部は、第1の状態信号および第2の状態信号に基づいて、オン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成するように構成される。制御部は、第1の電源および第2の電源の動作を制御するとともに、電源監視信号に基づいて、第1の電源および第2の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するように構成される。画像処理部は、第1の電源電圧および第2の電源電圧に基づいて、画像処理を行うように構成される。
本発明の一実施の形態における電源装置は、複数の電源と、監視信号生成部と、制御部とを備える。複数の電源のそれぞれは、電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す状態信号を生成するように構成される。監視信号生成部は、複数の状態信号に基づいて、複数の電源のうちオン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成するように構成される。制御部は、複数の電源の動作を制御するとともに、電源監視信号に基づいて、複数の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するように構成される。
本発明の一実施の形態における第1の画像処理装置によれば、監視信号生成部が、複数の状態信号に基づいて、複数の電源のうちオン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成し、制御部が、電源監視信号に基づいて、複数の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしたので、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。
本発明の一実施の形態における第2の画像処理装置によれば、監視信号生成部が、第1の状態信号および第2の状態信号に基づいて、オン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成し、制御部が、電源監視信号に基づいて、第1の電源および第2の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしたので、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。
本発明の一実施の形態における電源装置によれば、複数の電源のうちオン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成し、この電源監視信号に基づいて、複数の電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしたので、複数の電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置(画像形成装置1)の一構成例を表すものである。画像形成装置1は、例えば、普通用紙などである記録媒体PMに対して、電子写真方式により画像を形成するプリンタである。
[構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置(画像形成装置1)の一構成例を表すものである。画像形成装置1は、例えば、普通用紙などである記録媒体PMに対して、電子写真方式により画像を形成するプリンタである。
画像形成装置1は、媒体収納部10と、ピックアップローラ11と、搬送センサ15と、レジストローラ12と、搬送センサ16と、4つの画像形成部20(画像形成部20K,20Y,20M,20C)と、4つのトナー収容部27(トナー収容部27K,27Y,27M,27C)と、4つの露光部30(露光部30K,30Y,30M,30C)と、転写部40と、搬送センサ17と、定着部50と、搬送センサ18と、搬送ローラ13と、排出ローラ14とを備えている。これらの部材は、記録媒体PMを搬送する搬送路2に沿って配置されている。
媒体収納部10は、記録媒体PMを収納するように構成される。ピックアップローラ11は、媒体収納部10に収納されている記録媒体PMをその最上部から1枚ずつ取り出し、取り出した記録媒体PMの搬送路2に送り出すように構成される。
搬送センサ15は、ピックアップローラ11とレジストローラ12との間に配置され、記録媒体PMの通過を検出するように構成される。
レジストローラ12は、搬送路2を挟む1対のローラにより構成され、記録媒体PMの斜行を矯正するとともに、搬送路2に沿って記録媒体PMを4つの画像形成部20に導くようになっている。
搬送センサ16は、レジストローラ12と4つの画像形成部20との間に配置され、記録媒体PMの通過を検出するように構成される。
4つの画像形成部20(画像形成部20K,20Y,20M,20C)のそれぞれは、高圧電源部63(後述)により生成された様々な高圧の電源電圧および低圧電源部70(後述)により生成された4つの電源電圧VP(後述)に基づいて、トナー像を形成する画像形成動作を行うように構成される。具体的には、画像形成部20Kは、黒色のトナー像を形成し、画像形成部20Yは、黄色のトナー像を形成し、画像形成部20Mは、マゼンタ色のトナー像を形成し、画像形成部20Cは、シアン色のトナー像を形成するようになっている。画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、記録媒体PMの搬送方向Fにおいてこの順に配置されている。4つの画像形成部20のそれぞれは、感光体21と、除電部22と、帯電ローラ23と、現像ローラ24と、現像ブレード25と、供給ローラ26とを有している。
感光体21は、表面(表層部分)に静電潜像を担持するように構成される。感光体21は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では時計回りで回転する。感光体21は、帯電ローラ23により帯電し、対応する露光部30により露光される。具体的には、画像形成部20Kの感光体21は、露光部30Kにより露光され、画像形成部20Yの感光体21は、露光部30Yにより露光され、画像形成部20Mの感光体21は、露光部30Mにより露光され、画像形成部20Cの感光体21は、露光部30Cにより露光される。これにより、感光体21の表面には、静電潜像が形成される。そして、現像ローラ24によりトナーが供給されることにより、感光体21には、静電潜像に応じたトナー像が形成(現像)されるようになっている。除電部22は、感光体21の表面に光を照射することにより感光体21の表面を除電するように構成される。
帯電ローラ23は、感光体21の表面(表層部分)を帯電させるように構成される。帯電ローラ23は、感光体21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体21に押し付けられるように配置されている。帯電ローラ23は、感光体21の回転に応じて、この例では反時計回りで回転する。帯電ローラ23には、高圧電源部63(後述)により所定の帯電電圧が印加されるようになっている。
現像ローラ24は、帯電したトナーを表面に担持するように構成される。現像ローラ24は、感光体21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体21に押し付けられるように配置されている。現像ローラ24は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では、反時計回りで回転する。現像ローラ24には、高圧電源部63(後述)により所定の現像電圧が印加されるようになっている。現像ブレード25は、現像ローラ24の表面に担持されたトナーを掻き取るとともに、現像ローラ24の表面におけるトナーの厚さを調整するように構成される。
供給ローラ26は、トナー収容部27内に収容されたトナーを、現像ローラ24に対して供給するように構成される。供給ローラ26は、現像ローラ24の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で現像ローラ24に押し付けられるように配置されている。供給ローラ26は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では反時計回りで回転する。これにより、供給ローラ26の表面と現像ローラ24の表面との間には摩擦が生じ、トナーが、いわゆる摩擦帯電により帯電する。供給ローラ26には、高圧電源部63(後述)により所定の供給電圧が印加されるようになっている。
4つのトナー収容部27(トナー収容部27K,27Y,27M,27C)のそれぞれは、トナーを収容するように構成される。具体的には、トナー収容部27Kは黒色のトナーを収容し、トナー収容部27Yは黄色のトナーを収容し、トナー収容部27Mはマゼンタ色のトナーを収容し、トナー収容部27Cはシアン色のトナーを収容するようになっている。
4つの露光部30(露光部30K,30Y,30M,30C)は、4つの画像形成部20の感光体21に対して光をそれぞれ照射するように構成され、例えば、LED(Light Emitting Diode)ヘッドを用いて構成される。具体的には、露光部30Kは、画像形成部20Kの感光体21に対して光を照射し、露光部30Yは、画像形成部20Yの感光体21に対して光を照射し、露光部30Mは、画像形成部20Mの感光体21に対して光を照射し、露光部30Cは、画像形成部20Cの感光体21に対して光を照射する。これにより、これらの感光体21の表面には、静電潜像が形成されるようになっている。
転写部40は、4つの画像形成部20K,20Y,20M,20Cにより形成されたトナー像を、記録媒体PMの被転写面上に転写するように構成される。転写部40は、転写ベルト41と、駆動ローラ42と、従動ローラ43と、4つの転写ローラ44(転写ローラ44K,44Y,44M,44C)とを有している。転写ベルト41は、無端のベルトであり、搬送路2に沿って記録媒体PMを搬送方向Fの方向へ搬送する部材である。駆動ローラ42は、転写ベルト41を循環搬送させる部材である。この例では、駆動ローラ42は、搬送方向Fにおいて、4つの画像形成部20の下流に配置され、ベルトモータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では、反時計回りで回転する。これにより、駆動ローラ42は、転写ベルト41を搬送方向Fの方向へ循環搬送させるようになっている。従動ローラ43は、転写ベルト41の循環搬送に応じて従動回転する部材である。従動ローラ43は、搬送方向Fにおいて、4つの画像形成部20の上流に配置されている。4つの転写ローラ44は、対応する画像形成部20の感光体21の表面に形成されたトナー像を、記録媒体PMの被転写面上に転写する部材である。転写ローラ44Kは、搬送路2および転写ベルト41を介して画像形成部20Kの感光体21に対向配置されており、転写ローラ44Yは、搬送路2および転写ベルト41を介して画像形成部20Yの感光体21に対向配置されており、転写ローラ44Mは、搬送路2および転写ベルト41を介して画像形成部20Mの感光体21に対向配置されており、転写ローラ44Cは、搬送路2および転写ベルト41を介して画像形成部20Cの感光体21に対向配置されている。転写ローラ44K,44Y,44M,44Cのそれぞれには、高圧電源部63(後述)により所定の転写電圧が印加される。これにより、画像形成装置1では、各画像形成部20により形成されたトナー像が、記録媒体PMの被転写面上に転写されるようになっている。
搬送センサ17は、4つの画像形成部20と定着部50との間に配置され、記録媒体PMの通過を検出するように構成される。
定着部50は、記録媒体PMに対し熱および圧力を付与することにより、記録媒体PM上に転写されたトナー像を記録媒体PMに定着させるように構成される。定着部50は、ヒートローラ51と、サーミスタ53と、加圧ローラ54とを有している。ヒートローラ51は、記録媒体PM上のトナーに対して熱を付与するように構成される。ヒートローラ51は、ヒータ52を有している。ヒータ52は、例えば、ハロゲンヒータやセラミックヒータなどを用いて構成される。サーミスタ53は、ヒートローラ51の表面温度を検出するように構成される。加圧ローラ54は、ヒートローラ51との間に圧接部が形成されるように配置され、記録媒体PM上のトナーに対して圧力を付与するように構成される。これにより、定着部50では、記録媒体PM上のトナーが、加熱され、融解し、加圧される。その結果、トナー像が記録媒体PM上に定着するようになっている。
搬送センサ18は、定着部60と搬送ローラ13との間に配置され、記録媒体PMの通過を検出するように構成される。
搬送ローラ13は、搬送路2を挟む1対のローラにより構成され、搬送路2に沿って記録媒体PMを搬送するようになっている。
排出ローラ14は、搬送路2を挟む1対のローラにより構成され、記録媒体PMをスタッカ3に排出するようになっている。スタッカ3は、トナー像が定着された記録媒体PMが堆積されるように構成される。
図2は、画像形成装置1における制御系の一例を表すものである。画像形成装置1は、通信部61と、表示操作部62と、高圧電源部63と、モータ制御部64と、露光制御部65と、ヒータ制御部66と、制御部67と、低圧電源部70とを備えている。
通信部61は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)を用いて通信を行うように構成される。通信部61は、例えば、コンピュータ(図示せず)から送信された印刷データを受信するようになっている。
表示操作部62は、例えばタッチパネルや液晶ディスプレイなどを用いて構成され、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置1の動作状態などを表示するように構成される。
高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、帯電電圧、現像電圧、供給電圧、転写電圧など、画像形成装置1で使用される様々な高圧の電源電圧を生成するように構成される。
モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、感光体モータ(図示せず)、ベルトモータ(図示せず)などの各種モータの動作を制御するように構成される。
露光制御部65は、制御部67からの指示に基づいて、4つの露光部30における露光動作を制御するように構成される。
ヒータ制御部66は、制御部67からの指示に基づいて、定着部50のヒータ52の動作を制御するように構成される。
制御部67は、各ブロックの動作を制御することにより、画像形成装置1の動作を制御するように構成される。制御部67は、プログラムを実行可能なプロセッサやRAM(Random Access Memory)などを含んで構成される。例えば、通信部61が印刷データを受信した場合、制御部67は、画像形成動作を行うように画像形成装置1を制御する。具体的には、この画像形成動作において、制御部67は、各種高圧の電源電圧を生成するように高圧電源部63を制御し、各種モータの動作を制御するようにモータ制御部64を制御し、4つの露光部30における露光動作を制御するように露光制御部65を制御する。また、制御部67は、ヒータ52の動作を制御するようにヒータ制御部66を制御する。また、制御部67は、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置1の動作状態などを表示するように表示操作部62を制御する。また、制御部67は、4つの電源電圧VP(後述)を生成するように低圧電源部70を制御するようになっている。
低圧電源部70は、制御部67からの指示および商用電源などの交流電源68から供給された交流電源信号に基づいて、直流の4つの電源電圧VPを生成するように構成される。生成された4つの電源電圧VPは、例えば、画像形成装置1において、通信部61、表示操作部62、4つの露光部30、感光体モータ(図示せず)などの各種モータ、様々な回路などに供給されるようになっている。
図3は、低圧電源部70の一構成例を表すものである。低圧電源部70は、4つの電源71(電源71A,71B,71C,71D)と、XOR(Exclusive OR)回路72と、低圧電源制御部73とを有している。
4つの電源71(電源71A,71B,71C,71D)のそれぞれは、制御信号SCに基づいて、電源電圧VPを生成するとともに、電源71がオン状態かオフ状態かを示すPG信号SPGを生成するように構成される。制御信号SCは、電源71をオフ状態からオン状態に切り替える場合に高レベルになり、電源71をオン状態からオフ状態に切り替える場合に低レベルになるような信号である。PG信号SPGは、電源電圧VPが所定の閾値TPG以上である場合に高レベルであり、電源71が閾値TPG未満である場合に低レベルである。この例では、PG信号SPGが高レベルである場合に電源71がオン状態であり、PG信号SPGが低レベルである場合に電源71がオフ状態である。例えば、電源71は、制御信号SCが低レベルから高レベルに切り替わる場合、制御信号SCの変化に応じて、電源電圧VPの生成を開始するとともに、この電源電圧VPが所定の閾値TPG以上になることにより高レベルであるPG信号SPGを生成する。また、例えば、電源71は、制御信号SCが高レベルから低レベルに切り替わる場合、制御信号SCの変化に応じて、電源電圧VPの生成を停止するとともに、この電源電圧VPが所定の閾値TPG未満になることにより低レベルであるPG信号SPGを生成する。この例では、電源71Aは、制御信号SC(制御信号SC1)に基づいて、電源電圧VP(電源電圧VP1)を生成するとともに、PG信号SPG(PG信号SPG1)を生成する。電源71Bは、制御信号SC(制御信号SC2)に基づいて、電源電圧VP(電源電圧VP2)を生成するとともに、PG信号SPG(PG信号SPG2)を生成する。電源71Cは、制御信号SC(制御信号SC3)に基づいて、電源電圧VP(電源電圧VP3)を生成するとともに、PG信号SPG(PG信号SPG3)を生成する。電源71Dは、制御信号SC(制御信号SC4)に基づいて、電源電圧VP(電源電圧VP4)を生成するとともに、PG信号SPG(PG信号SPG4)を生成するようになっている。電源電圧VP1〜VP4は、例えば、24V、5V、3.3V、1.8Vなどの電圧信号である。
XOR回路72は、4つのPG信号SPG(PG信号SPG1〜SPG4)に基づいて、4つの電源71のうちオン状態である電源71の数が偶数であるか奇数であるかを示す監視信号SM1を生成するように構成される。監視信号SM1は、4つのPG信号SPGのうち、高レベルであるPG信号SPGの数が偶数である場合に低レベルであり、高レベルであるPG信号SPGの数が奇数である場合に高レベルである。言い換えれば、監視信号SM1は、4つの電源71のうちオン状態である電源71の数が偶数である場合に低レベルであり、オン状態である電源71の数が奇数である場合に高レベルである。この例では、XOR回路72は、4つのPG信号SPGに対する排他的論理和を出力する集積回路であり、XOR回路72の4つの入力端子には、4つのPG信号SPGがそれぞれ供給される。例えば、4つのPG信号SPGのうちの1つが切り替わる場合、XOR回路72は、切り替えられたPG信号SPGの変化に応じて、監視信号SM1を切り替える。すなわち、4つの電源71のうちオン状態である電源71の数が1増減するので、監視信号SM1は、監視信号SM1が低レベルである場合、高レベルに切り替わり、監視信号SM1が高レベルである場合、低レベルに切り替わるようになっている。
低圧電源制御部73は、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源71の動作を制御するとともに、監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれの状態を監視するように構成される。この例では、低圧電源制御部73は、マイクロコンピュータである。低圧電源制御部73は、カウンタ74と、記憶部75と、制御処理部76と、電源制御部77とを有している。
カウンタ74は、電源制御部77からの指示に基づいて、4つの電源71のうちオン状態である電源の数を示すカウント値CVを増減させるように構成される。
記憶部75は、低圧電源制御部73において用いられる様々なデータを一時的に記憶するように構成される。具体的には、例えば、記憶部75は、監視信号状態STを記憶している。監視信号状態STは、監視信号SM1の信号レベルを示すデータである。
制御処理部76は、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態とを切り替える制御(以後、切替制御と呼ぶ)を電源制御部77に指示するように構成される。具体的には、例えば、制御部67からの指示が低圧電源部70を起動させる旨の指示である場合、制御処理部76は、所定の順序で、4つの電源71のそれぞれにおけるオフ状態からオン状態への切替制御を電源制御部77に指示する。また、制御部67からの指示が低圧電源部70を停止させる旨の指示である場合、制御処理部76は、所定の順序で、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部77に指示する。また、制御部67からの指示が画像形成装置1をパワーセーブさせる旨の指示である場合、制御処理部76は、4つの電源71のうちオフ状態にさせる所定の電源71におけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部77に指示するようになっている。
電源制御部77は、制御処理部76からの切替制御指示に基づいて、4つの電源71のそれぞれを制御する制御信号SCを生成するとともに、監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するように構成される。具体的には、例えば、電源制御部77は、電源71Aを制御する制御信号SC1を生成し、電源71Bを制御する制御信号SC2を生成し、電源71Cを制御する制御信号SC3を生成し、電源71Dを制御する制御信号SC4を生成する。また、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したかどうかを判定することにより、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出する。また、電源制御部77は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させる。また、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルを監視信号状態STとして記憶部75に記憶させるとともに、記憶部75から監視信号状態STを読み出すようになっている。
この構成により、制御処理部76は、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御を電源制御部77に指示する。電源制御部77は、制御処理部76からの切替制御指示に基づいて、4つの電源71のそれぞれを制御する制御信号SCを生成する。4つの電源71のそれぞれは、制御信号SCに基づいて、電源電圧VPの生成を開始または停止するとともに、PG信号SPGを生成する。XOR回路72は、4つのPG信号SPGに基づいて、監視信号SM1を生成する。電源制御部77は、監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出する。このようにして、低圧電源部70は、制御部67からの指示および交流電源68から供給された交流電源信号に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御を行うようになっている。
ここで、低圧電源部70は、本発明における「電源装置」の一具体例に対応する。電源71A,71B,71C,71Dは、本発明における「複数の電源」の一具体例に対応する。XOR回路72は、本発明における「監視信号生成部」の一具体例に対応する。低圧電源制御部73は、本発明における「制御部」の一具体例に対応する。画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、本発明における「画像処理部」の一具体例に対応する。カウンタ74は、本発明における「カウンタ」の一具体例に対応する。記憶部75は、本発明における「第2の記憶部」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成装置1の動作および作用について説明する。
続いて、本実施の形態の画像形成装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1,2を参照して、画像形成装置1の全体動作概要を説明する。画像形成装置1では、低圧電源部70は、制御部67からの指示および交流電源68から供給された交流電源信号に基づいて、4つの電源電圧VPを生成する。画像形成装置1は、4つの電源電圧VPに基づいて、様々な動作を行う。通信部61が印刷データを受信すると、制御部67は、画像形成装置1が画像形成動作を行うように制御する。画像形成動作では、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、ピックアップローラ11、レジストローラ12の動作を制御することにより、記録媒体PMを搬送路2に沿って搬送させる。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、図示しない感光体モータを制御することにより、4つの画像形成部20における各種ローラの動作を制御する。露光制御部65は、制御部67からの指示に基づいて、印刷データに応じて、4つの露光部30の動作を制御する。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、帯電電圧、現像電圧、供給電圧を生成する。これにより、各画像形成部20の感光体21の表面には、静電潜像が形成され、その静電潜像に応じてトナー像が形成される。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、転写電圧を生成する。モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、転写ベルト41を循環搬送させる。これにより、記録媒体PMの被転写面上に画像形成部20のトナー像が転写される。ヒータ制御部66は、制御部67からの指示に基づいて、定着部50のヒータ52の動作を制御する。これにより、定着部50では、記録媒体PM上のトナーが、加熱され、融解し、加圧され、その結果、トナー像が記録媒体PM上に定着する。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、搬送ローラ13および排出ローラ14の動作を制御することにより、トナー像が定着した記録媒体PMをスタッカ3に排出させる。
まず、図1,2を参照して、画像形成装置1の全体動作概要を説明する。画像形成装置1では、低圧電源部70は、制御部67からの指示および交流電源68から供給された交流電源信号に基づいて、4つの電源電圧VPを生成する。画像形成装置1は、4つの電源電圧VPに基づいて、様々な動作を行う。通信部61が印刷データを受信すると、制御部67は、画像形成装置1が画像形成動作を行うように制御する。画像形成動作では、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、ピックアップローラ11、レジストローラ12の動作を制御することにより、記録媒体PMを搬送路2に沿って搬送させる。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、図示しない感光体モータを制御することにより、4つの画像形成部20における各種ローラの動作を制御する。露光制御部65は、制御部67からの指示に基づいて、印刷データに応じて、4つの露光部30の動作を制御する。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、帯電電圧、現像電圧、供給電圧を生成する。これにより、各画像形成部20の感光体21の表面には、静電潜像が形成され、その静電潜像に応じてトナー像が形成される。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、転写電圧を生成する。モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、転写ベルト41を循環搬送させる。これにより、記録媒体PMの被転写面上に画像形成部20のトナー像が転写される。ヒータ制御部66は、制御部67からの指示に基づいて、定着部50のヒータ52の動作を制御する。これにより、定着部50では、記録媒体PM上のトナーが、加熱され、融解し、加圧され、その結果、トナー像が記録媒体PM上に定着する。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、搬送ローラ13および排出ローラ14の動作を制御することにより、トナー像が定着した記録媒体PMをスタッカ3に排出させる。
(詳細動作)
次に、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御について詳細に説明する。
次に、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御について詳細に説明する。
図4は、電源制御部77の一動作例を表すものである。電源制御部77は、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御を行う。この例では、制御処理部76は、制御部67からの指示に基づいて、電源71Aにおける切替制御を電源制御部77に指示し、電源制御部77は、この切替制御指示に基づいて電源71Aにおける切替制御を行う。以下に、この動作について詳細に説明する。なお、この例では、電源71Aにおける切替制御について説明するが、電源71B,71C,71Dについても同様である。
まず、電源制御部77は、制御処理部76から切替制御指示を受け付けたかどうかを判定する(ステップS101)。具体的には、例えば、電源制御部77は、制御処理部76から電源71Aにおける切替制御指示を受け付けたかどうかを判定する。電源制御部77が制御処理部76から切替制御指示を受け付けない場合(ステップS101において“N”)、ステップS107の処理に進む。
電源制御部77が制御処理部76から切替制御指示を受け付けた場合(ステップS101において“Y”)、電源制御部77は、制御信号SCを切り替える(ステップS102)。具体的には、例えば、切替制御指示が電源71Aをオフ状態からオン状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部77は、高レベルである制御信号SC1を生成する。すなわち、制御信号SC1は低レベルから高レベルに切り替わる。そして、電源71Aは、制御信号SC1の変化に応じて、電源電圧VP1の生成を開始するとともに、この電源電圧VP1が所定の閾値TPG以上になることにより高レベルであるPG信号SPG1を生成する。すなわち、PG信号SPG1は低レベルから高レベルに切り替わる。また、切替制御指示が電源71Aをオン状態からオフ状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部77は、低レベルである制御信号SC1を生成する。すなわち、制御信号SC1は高レベルから低レベルに切り替わる。そして、電源71Aは、制御信号SC1の変化に応じて、電源電圧VP1の生成を停止するとともに、この電源電圧VP1が所定の閾値TPG未満になることにより低レベルであるPG信号SPG1を生成する。すなわち、PG信号SPG1は高レベルから低レベルに切り替わる。
次に、電源制御部77は、監視信号状態STを記憶部75から読み出す(ステップS103)。
次に、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したかどうかを判定する(ステップS104)。具体的には、例えば、ステップS102における制御信号SC1の変化に応じて、電源71AにおいてPG信号SPG1が切り替わる場合、XOR回路72は、4つのPG信号SPGのうちのPG信号SPG1の変化に応じて、監視信号SM1を切り替える。監視信号状態STは、ステップS101において切替制御指示を受け付ける前の監視信号SM1の信号レベルを示すので、このように監視信号SM1が切り替わることにより、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが、監視信号状態STが示す信号レベルから変化したと判定する。一方、電源71AにおいてPG信号SPG1が切り替わるまでは、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しないと判定する。監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しない場合(ステップS104において“N”)、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化するまで、このステップS104の処理を繰り返す。
監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化する場合(ステップS104において“Y”)、電源制御部77は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させる(ステップS105)。具体的には、例えば、電源制御部77は、制御信号SC1を低レベルから高レベルに切り替えた後に、監視信号SM1が変化した場合には、電源71Aがオフ状態からオン状態へ切り替わったと判断し、カウント値CVに1を加算するようにカウンタ74に指示する。そして、カウンタ74はカウント値CVに1を加算する。また、電源制御部77は、制御信号SC1を高レベルから低レベルに切り替えた後に、監視信号SM1が変化した場合には、電源71Aがオン状態からオフ状態へ切り替わったと判断し、カウント値CVから1を減算するようにカウンタ74に指示する。そして、カウンタ74はカウント値CVから1を減算する。
次に、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルを監視信号状態STとして記憶部75に記憶させる(ステップS106)。そして、記憶部75は監視信号状態STを記憶する。
ステップS101において、電源制御部77が制御処理部76から切替制御指示を受け付けない場合(ステップS101において“N”)、電源制御部77は、ステップS103と同様に、監視信号状態STを記憶部75から読み出す(ステップS107)。
次に、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したかどうかを判定する(ステップS108)。具体的には、例えば、正常動作では、ステップS101において切替制御指示を受け付けていないので、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態またはオフ状態が維持される。すなわち、4つの電源71のうちオン状態である電源71の数が維持されるので、監視信号SM1の信号レベルが維持される。この場合、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しないと判定する。監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しない場合(ステップS108において“N”)、ステップS106の処理に進む。一方、異常動作により、ステップS101において切替制御指示を受け付けていないにも関わらず、監視信号SM1が切り替わる場合には、電源制御部77は、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したと判定する。
監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化する場合(ステップS108において“Y”)、電源制御部77は、制御処理部76にエラーを通知する(ステップS109)。そして、制御処理部76は、制御部67に低圧電源部70において異常が発生していることを通知する。この結果、制御部67は、例えば、画像形成動作を停止するように制御するとともに、低圧電源部70において異常が発生していることを表示するように表示操作部62を制御し、表示操作部62はその旨を表示する。
以上で、このフローは終了する。電源制御部77は、所定の時間が経過する度に、この動作を繰り返す。
図5は、4つの電源71のそれぞれをオン状態に変更する制御の一動作例を表すものであり、(A)は制御信号SC1の波形を示し、(B)はPG信号SPG1の波形を示し、(C)は制御信号SC2の波形を示し、(D)はPG信号SPG2の波形を示し、(E)は制御信号SC3の波形を示し、(F)はPG信号SPG3の波形を示し、(G)は制御信号SC4の波形を示し、(H)はPG信号SPG4の波形を示し、(I)は監視信号SM1の波形を示し、(J)はカウンタ74のカウント値CVを示す。この例では、制御部67からの指示が低圧電源部70を起動させる旨の指示である場合、制御処理部76は、所定の順序で、4つの電源71のそれぞれにおけるオフ状態からオン状態への切替制御を電源制御部77に指示する。電源制御部77は、例えば、電源71A、電源71B、電源71C、電源71Dの順に、オフ状態からオン状態に切り替える。この例について、以下に詳細に説明する。
まず、電源71Aにおける切替制御において、制御信号SC1は低レベルから高レベルに切り替わる(図5(A))。これに応じて、電源71Aは電源電圧VP1の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PG信号SPG1は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(B))、これに応じて、監視信号SM1は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(I))、カウント値CVは0から1に変化する(図5(J))。
次に、電源71Bにおける切替制御において、制御信号SC2は低レベルから高レベルに切り替わる(図5(C))。これに応じて、電源71Bは電源電圧VP2の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PG信号SPG2は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(D))、これに応じて、監視信号SM1は高レベルから低レベルに切り替わり(図5(I))、カウント値CVは1から2に変化する(図5(J))。
次に、電源71Cにおける切替制御において、制御信号SC3は低レベルから高レベルに切り替わる(図5(E))。これに応じて、電源71Cは電源電圧VP3の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PG信号SPG3は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(F))、これに応じて、監視信号SM1は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(I))、カウント値CVは2から3に変化する(図5(J))。
次に、電源71Dにおける切替制御において、制御信号SC4は低レベルから高レベルに切り替わる(図5(G))。これに応じて、電源71Dは電源電圧VP4の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PG信号SPG4は低レベルから高レベルに切り替わり(図5(H))、これに応じて、監視信号SM1は高レベルから低レベルに切り替わり(図5(I))、カウント値CVは3から4に変化する(図5(J))。以上のように、4つの電源71のそれぞれが順次オン状態になる。
図6は、4つの電源71のそれぞれをオフ状態に変更する制御の一動作例を表すものである。この例では、制御部67からの指示が低圧電源部70を停止させる旨の指示である場合、制御処理部76は、所定の順序で、4つの電源71のそれぞれにおける切替制御を電源制御部77に指示する。電源制御部77は、例えば、電源71D、電源71C、電源71B、電源71Aの順に、オン状態からオフ状態に切り替える。この順序は、図5に示した、4つの電源71のそれぞれをオン状態に変更する場合の順序とは逆の順序である。この例について、以下に詳細に説明する。
まず、電源71Dにおける切替制御において、制御信号SC4は高レベルから低レベルに切り替わる(図6(G))。これに応じて、電源71Dは電源電圧VP4の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG4は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(H))、これに応じて、監視信号SM1は低レベルから高レベルに切り替わり(図6(I))、カウント値CVは4から3に変化する(図6(J))。
次に、電源71Cにおける切替制御において、制御信号SC3は高レベルから低レベルに切り替わる(図6(E))。これに応じて、電源71Cは電源電圧VP3の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG3は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(F))、これに応じて、監視信号SM1は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(I))、カウント値CVは3から2に変化する(図6(J))。
次に、電源71Bにおける切替制御において、制御信号SC2は高レベルから低レベルに切り替わる(図6(C))。これに応じて、電源71Bは電源電圧VP2の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG2は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(D))、これに応じて、監視信号SM1は低レベルから高レベルに切り替わり(図6(I))、カウント値CVは2から1に変化する(図6(J))。
次に、電源71Aにおける切替制御において、制御信号SC1は高レベルから低レベルに切り替わる(図6(A))。これに応じて、電源71Aは電源電圧VP1の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG1は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(B))、これに応じて、監視信号SM1は高レベルから低レベルに切り替わり(図6(I))、カウント値CVは1から0に変化する(図6(J))。以上のように、4つの電源71のそれぞれが順次オフ状態になる。
図7は、4つの電源71のそれぞれをオン状態に変更した後、電源71Bをオフ状態に変更する制御の一動作例を表すものである。この例では、電源71A〜71Dのそれぞれがオン状態である場合において、制御部67からの指示が画像形成装置1をパワーセーブさせる旨の指示である場合、電源制御部77は、4つの電源71のうちの所定の電源71Bにおけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部77に指示する。そして、電源制御部77は、電源71Bをオン状態からオフ状態に切り替える。この例について、以下に詳細に説明する。
電源71Bにおける切替制御において、制御信号SC2は高レベルから低レベルに切り替わる(図7(C))。これに応じて、電源71Bは電源電圧VP2の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG2は高レベルから低レベルに切り替わり(図7(D))、これに応じて、監視信号SM1は低レベルから高レベルに切り替わり(図7(I))、カウント値CVは4から3に変化する(図7(J))。以上のように、電源71A,71C,71Dのそれぞれがオン状態を維持するとともに、電源71Bがオフ状態になる。
このように、画像形成装置1では、4つの電源71のそれぞれが電源電圧VPを生成するとともにPG信号SPGを生成するようにした。XOR回路72が4つのPG信号SPGに基づいて、4つの電源71のうちのオン状態である電源71の数が偶数であるか奇数であるかを示す監視信号SM1を生成するようにした。そして、低圧電源制御部73が、4つの電源71の動作を制御するとともに、監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにした。これにより、低圧電源制御部73に入力される監視信号SM1を1つに抑えつつ、4つの電源71の切替制御の結果を監視することができるので、4つの電源71のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。特に、例えば、低圧電源制御部73がマイクロコンピュータである場合には、監視信号SM1を1つに抑えることができるため、使用する端子の数を削減することができる。よって、例えば、監視信号SM1を1つに抑えることにより余った端子を、他の様々な用途に用いることができる。
(比較例)
次に、比較例と対比して、本実施の形態の作用を説明する。
次に、比較例と対比して、本実施の形態の作用を説明する。
図8は、比較例に係る画像形成装置1Rにおける低圧電源部70Rの一例を表すものである。低圧電源部70Rは、制御部67からの指示および交流電源68から供給された交流電源信号に基づいて、単一の制御信号SC1を生成することにより直流の4つの電源電圧VPを生成するように構成される。低圧電源部70Rは、4つの電源71R(電源71RA,71RB,71RC,71RD)と、低圧電源制御部73Rとを有している。比較例に係る画像形成装置1Rにおけるその他の構成は、本実施の形態(図1,2)と同様である。具体例を用いて以下に説明する。
電源71RAは、制御信号SC1に基づいて、電源電圧VP1を生成するとともに、PG信号SPG1を生成する。電源71RBは、PG信号SPG1に基づいて、電源電圧VP2を生成するとともに、PG信号SPG2を生成する。電源71RCは、PG信号SPG2に基づいて、電源電圧VP3を生成するとともに、PG信号SPG3を生成する。電源71RDは、PG信号SPG3に基づいて、電源電圧VP4を生成するとともに、PG信号SPG4を生成する。
低圧電源制御部73Rは、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源71Rの動作を制御するとともに、4つのPG信号SPGに基づいて、4つの電源71Rのそれぞれの状態を監視する。
比較例に係る画像形成装置1Rでは、例えば、低圧電源制御部73Rが、制御信号SC1を低レベルから高レベルに切り替えることにより、電源71RA、電源71RB、電源71RC、電源71RDが、この順でオフ状態からオン状態に順次切り替わる。このように、制御信号SC1に応じて4つの電源71Rの状態が変化するため、4つの電源71Rのうちの少なくとも1つを個別にオンオフすることができない。
一方、画像形成装置1では、電源制御部77は、制御処理部76からの切替制御指示に基づいて、4つの電源71のそれぞれを制御する制御信号SCを生成する。4つの電源71のそれぞれは、制御信号SCに基づいて、電源電圧VPを生成する。これにより、4つの電源71のそれぞれをオンオフ切替することができるので、例えば、4つの電源71のうちの一以上の電源71をオフ状態にすることにより低消費電力を実現できる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、4つの電源のそれぞれが電源電圧を生成するとともにPG信号を生成し、XOR回路が4つのPG信号に基づいて監視信号を生成し、低圧電源制御部が4つの電源の動作を制御するとともに、監視信号に基づいて4つの電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにした。これにより、制御部に入力される監視信号を1つに抑えつつ、4つの電源の切替制御の結果を監視することができるので、4つの電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。特に、例えば、低圧電源制御部がマイクロコンピュータである場合には、監視信号を1つに抑えることができるため、余った端子を、他の様々な用途に用いることができる。
以上のように本実施の形態では、4つの電源のそれぞれが電源電圧を生成するとともにPG信号を生成し、XOR回路が4つのPG信号に基づいて監視信号を生成し、低圧電源制御部が4つの電源の動作を制御するとともに、監視信号に基づいて4つの電源のそれぞれにおける、オン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにした。これにより、制御部に入力される監視信号を1つに抑えつつ、4つの電源の切替制御の結果を監視することができるので、4つの電源のそれぞれの状態を効果的に監視することができる。特に、例えば、低圧電源制御部がマイクロコンピュータである場合には、監視信号を1つに抑えることができるため、余った端子を、他の様々な用途に用いることができる。
本実施の形態では、4つの電源にそれぞれ対応し、4つの電源をそれぞれ制御する4つの制御信号を生成し、4つの電源のそれぞれが4つの制御信号のうちの対応する制御信号に基づいて、PG信号を生成するようにした。これにより、4つの電源のそれぞれをオンオフ切替することができるので、例えば、4つの電源のうちの一以上の電源をオフ状態にすることにより低消費電力を実現できる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、4つのPG信号SPGに基づいて監視信号SM1を生成するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、4つのPG信号SPGに加えてさらに他の信号にも基づいて監視信号を生成するようにしてもよい。以下に、いくつか例を挙げて、本変形例について詳細に説明する。
上記実施の形態では、4つのPG信号SPGに基づいて監視信号SM1を生成するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、4つのPG信号SPGに加えてさらに他の信号にも基づいて監視信号を生成するようにしてもよい。以下に、いくつか例を挙げて、本変形例について詳細に説明する。
本変形例に係る画像形成装置1Aは、上記実施の形態に係る画像形成装置1(図2)と同様に、低圧電源部170を備えている。低圧電源部170は、4つのPG信号SPGに加えて、さらに、PL信号SPLに基づいて監視信号を生成するように構成される。この例では、PG信号SPGは、電源71がオン状態かどうかを示す信号であり、PL信号SPLは、電源71がオフ状態かどうかを示す信号である。
図9は、低圧電源部170の一構成例を表すものである。低圧電源部170は、4つの電源171(電源171A,171B,171C,171D)と、4つのフリップフロップ(F/F)178(フリップフロップ178A,178B,178C,178D)と、XOR回路172と、低圧電源制御部173とを有している。
4つの電源171(電源171A,171B,171C,171D)のそれぞれは、制御信号SCに基づいて、電源電圧VPを生成するとともに、PG信号SPGおよびPL信号SPLを生成する。PL信号SPLは、電源電圧VPが閾値TPGよりも小さい所定の閾値TPL以上である場合に高レベルであり、電源171が閾値TPL未満である場合に低レベルである。この例では、PG信号SPGが高レベルである場合に電源171がオン状態であり、PL信号SPLが低レベルである場合に電源171がオフ状態である。電源171Aは、制御信号SC1に基づいて、電源電圧VP1を生成するとともに、PG信号SPG1およびPL信号SPL(PL信号SPL1)を生成する。電源171Bは、制御信号SC2に基づいて、電源電圧VP2を生成するとともに、PG信号SPG2およびPL信号SPL(PL信号SPL2)を生成する。電源171Cは、制御信号SC3に基づいて、電源電圧VP3を生成するとともに、PG信号SPG3およびPL信号SPL(PL信号SPL3)を生成する。電源171Dは、制御信号SC4に基づいて、電源電圧VP4を生成するとともに、PG信号SPG4およびPL信号SPL(PL信号SPL4)を生成する。
図10は、電源171Aの動作の一例を表すものであり、(A)は電源電圧VP1の波形を示し、(B)はPG信号SPG1の波形を示し、(C)はPL信号SPL1の波形を示す。電源電圧VP1が上昇する場合、電源電圧VP1が閾値TPL以上になると、PL信号SPL1は、これに応じて低レベルから高レベルになる(図10(C))。電源電圧VP1がさらに上昇し閾値TPG以上になると、PG信号SPG1は、これに応じて低レベルから高レベルになる(図10(B))。一方、電源電圧VP1が低下する場合、電源電圧VP1が閾値TPG未満になると、PG信号SPG1は、これに応じて高レベルから低レベルになる(図10(B))。電源電圧VP1がさらに低下し、閾値TPL未満になると、PL信号SPL1は、これに応じて高レベルから低レベルになる(図10(C))。このように、PG信号SPG1およびPL信号SPL1は、電源電圧VP1に応じて変化する。なお、電源171B,171C,171Dの動作についても同様である。
4つのフリップフロップ178(フリップフロップ178A,178B,178C,178D)のそれぞれは、PG信号SPG、PL信号SPL、および高レベルの信号である基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFFを生成する。4つのフリップフロップ178は、それぞれ4つの電源171に対応して設けられる。この例では、フリップフロップ178は、D型フリップフロップであり、クロック端子CLKにおける信号の立ち上がりタイミングにおいて入力端子Dにおける信号をサンプリングして、そのサンプリング結果を出力端子Qから出力する。また、フリップフロップ178は、クリア端子CLRにおいて低レベルの信号が入力された場合に出力端子Qの出力を低レベルにする。入力端子Dには基準電圧VrefHが供給され、クロック端子CLKにはPG信号SPGが供給され、クリア端子CLRにはPL信号SPLが供給される。出力端子Qは、XOR回路172の入力端子に接続されている。例えば、フリップフロップ178Aは、PG信号SPG1、PL信号SPL1、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF(出力信号SFF1)を生成する。フリップフロップ178Bは、PG信号SPG2、PL信号SPL2、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF(出力信号SFF2)を生成する。フリップフロップ178Cは、PG信号SPG3、PL信号SPL3、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF(出力信号SFF3)を生成する。フリップフロップ178Dは、PG信号SPG4、PL信号SPL4、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF(出力信号SFF4)を生成する。
図11は、フリップフロップ178Aの動作の一例を表すものであり、(A)は基準電圧VrefHの波形を示し、(B)はPG信号SPG1の波形を示し、(C)はPL信号SPL1の波形を示し、(D)は出力信号SFF1の波形を示す。基準電圧VrefHは、常時高レベルである(図11(A))。PG信号SPG1、PL信号SPL1、および出力信号SFF1のそれぞれが低レベルである場合において、まず、PL信号SPL1が低レベルから高レベルになると(図11(C))、出力信号SFF1は低レベルを維持する(図11(D))。次に、PG信号SPG1が低レベルから高レベルになると(図11(B))、出力信号SFF1は、これに応じて、低レベルから高レベルになる(図11(D))。次に、PG信号SPG1が高レベルから低レベルになると(図11(B))、出力信号SFF1は高レベルを維持する(図11(D))。次に、PL信号SPL1が高レベルから低レベルになると(図11(C))、出力信号SFF1は、これに応じて、高レベルから低レベルになる(図11(D))。このように、出力信号SFF1は、PG信号SPG1およびPL信号SPL1に応じて変化する。なお、フリップフロップ178B,178C,178Dの動作についても同様である。
XOR回路172は、4つの出力信号SFF(出力信号SFF1〜SFF4)に基づいて、4つの電源171のうちオン状態である電源171の数が偶数であるか奇数であるかを示す監視信号SM2を生成する。この例では、XOR回路172の4つの入力端子には、4つの出力信号SFFがそれぞれ供給される。監視信号SM2は、4つの出力信号SFFのうち高レベルである出力信号SFFの数が偶数である場合に低レベルであり、高レベルである出力信号SFFの数が奇数である場合に高レベルである。
低圧電源制御部173は、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源171の動作を制御するとともに、監視信号SM2に基づいて、4つの電源171のそれぞれの状態を監視する。低圧電源制御部173は、電源制御部177を有している。
電源制御部177は、制御処理部76からの切替制御指示に基づいて、4つの電源171のそれぞれを制御する制御信号SCを生成するとともに、監視信号SM2に基づいて、4つの電源171のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出する。
ここで、4つのフリップフロップ178(フリップフロップ178A,178B,178C,178D)およびXOR回路172は、本発明における「監視信号生成部」の一具体例に対応する。4つのフリップフロップ178(フリップフロップ178A,178B,178C,178D)は、本発明における「複数の信号生成回路」の一具体例に対応する。XOR回路172は、本発明における「監視信号生成回路」の一具体例に対応する。PG信号SPG1〜SPG4のそれぞれは、本発明における「第1の状態信号」の一具体例に対応する。LG信号SPL1〜SPL4のそれぞれは、本発明における「第2の状態信号」の一具体例に対応する。出力信号SFF1〜SFF4のそれぞれは、本発明における「第3の状態信号」の一具体例に対応する。
図12は、4つの電源171のそれぞれをオン状態に変更する制御の一動作例を表すものであり、(A)は制御信号SC1の波形を示し、(B)はPG信号SPG1の波形を示し、(C)はPL信号SPL1の波形を示し、(D)は出力信号SFF1の波形を示し、(E)は制御信号SC2の波形を示し、(F)はPG信号SPG2の波形を示し、(G)はPL信号SPL2の波形を示し、(H)は出力信号SFF2の波形を示し、(I)は制御信号SC3の波形を示し、(J)はPG信号SPG3の波形を示し、(K)はPL信号SPL3の波形を示し、(L)は出力信号SFF3の波形を示し、(M)は制御信号SC4の波形を示し、(N)はPG信号SPG4の波形を示し、(O)はPL信号SPL4の波形を示し、(P)は出力信号SFF4の波形を示し、(Q)は監視信号SM2の波形を示し、(R)はカウンタ74のカウント値CVを示す。
まず、電源171Aにおける切替制御において、制御信号SC1は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(A))。これに応じて、電源171Aは電源電圧VP1の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL1は低レベルから高レベルに切り替わり、その後、PG信号SPG1は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(B),(C))。PG信号SPG1の変化に応じて、出力信号SFF1は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(D))。これにより、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図12(Q))、カウント値CVは0から1に変化する(図12(R))。同様に、電源171Bにおける切替制御において、制御信号SC2は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(E))。これに応じて、電源171Bは電源電圧VP2の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL2、PG信号SPG2、および出力信号SFF2のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図12(F)〜(H))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図12(Q))、カウント値CVは1から2に変化する(図12(R))。電源171Cにおける切替制御において、制御信号SC3は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(I))。これに応じて、電源171Cは電源電圧VP3の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL3、PG信号SPG3、および出力信号SFF3のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図12(J)〜(L))、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図12(Q))、カウント値CVは2から3に変化する(図12(R))。電源171Dにおける切替制御において、制御信号SC4は低レベルから高レベルに切り替わる(図12(M))。これに応じて、電源171Dは電源電圧VP4の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL4、PG信号SPG4、および出力信号SFF4のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図12(N)〜(P))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図12(Q))、カウント値CVは3から4に変化する(図12(R))。以上のように、4つの電源171のそれぞれが順次オン状態になる。
図13は、4つの電源171のそれぞれをオフ状態に変更する制御の一動作例を表すものである。まず、電源171Dにおける切替制御において、制御信号SC4は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(M))。これに応じて、電源171Dは電源電圧VP4の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG4は高レベルから低レベルに切り替わり、その後、PL信号SPL4は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(N),(O))。PL信号SPL4の変化に応じて、出力信号SFF4は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(P))。これにより、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図13(Q))、カウント値CVは4から3に変化する(図13(R))。同様に、電源171Cにおける切替制御において、制御信号SC3は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(I))。これに応じて、電源171Cは電源電圧VP3の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG3、PL信号SPL3、および出力信号SFF3のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図13(J)〜(L))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図13(Q))、カウント値CVは3から2に変化する(図13(R))。電源171Bにおける切替制御において、制御信号SC2は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(E))。これに応じて、電源171Bは電源電圧VP2の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG2、PL信号SPL2、および出力信号SFF2のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図13(F)〜(H))、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図13(Q))、カウント値CVは2から1に変化する(図13(R))。電源171Aにおける切替制御において、制御信号SC1は高レベルから低レベルに切り替わる(図13(A))。これに応じて、電源171Aは電源電圧VP1の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG1、PL信号SPL1、および出力信号SFF1のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図13(B)〜(D))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図13(Q))、カウント値CVは1から0に変化する(図13(R))。以上のように、4つの電源171のそれぞれが順次オフ状態になる。
このように、本変形例に係る画像形成装置1Aでは、4つのフリップフロップ178のそれぞれが、対応する電源171により生成されたPG信号SPGおよびPL信号SPLに基づいて、出力信号SFFを生成し、XOR回路172が4つの出力信号SFFに基づいて、監視信号SM2を生成するようにした。これにより、例えば、低圧電源制御部173は、電源171をオン状態からオフ状態に切り替える場合において、その電源171が生成する電源電圧VPが十分に低くなったことを監視することができる。
次に、本変形例に係る他の画像形成装置1Bについて説明する。この画像形成装置1Bは、上記実施の形態に係る画像形成装置1(図2)と同様に、低圧電源部270を備えている。低圧電源部270は、4つのPG信号SPGに加えて、さらに、電源電圧VPと基準電圧VrefLとの大小関係を示す4つの比較信号SCPに基づいて監視信号を生成するように構成される。
図14は、本変形例に係る他の画像形成装置1Bの低圧電源部270の一構成例を表すものである。低圧電源部270は、4つのコンパレータCP(コンパレータCPA,CPB,CPC,CPD)と、4つのフリップフロップ278(フリップフロップ278A,278B,278C,278D)とを有している。
4つのコンパレータCP(コンパレータCPA,CPB,CPC,CPD)のそれぞれは、電源電圧VPおよび基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCPを生成する。4つのコンパレータCPは、それぞれ4つの電源71に対応して設けられる。この例では、コンパレータCPは、電源電圧VPと基準電圧VrefLとを比較し、電源電圧VPが基準電圧VrefL以上である場合には高レベルである比較信号SCPを生成し、電源電圧VPが基準電圧VrefL未満である場合には低レベルである比較信号SCPを生成する。基準電圧VrefLは、例えば、図10に示した閾値TPLと同様な電圧にすることができる。この例では、比較信号SCPが低レベルである場合に電源71がオフ状態である。例えば、コンパレータCPAは、電源電圧VP1および基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCP(比較信号SCP1)を生成する。コンパレータCPBは、電源電圧VP2および基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCP(比較信号SCP2)を生成する。コンパレータCPCは、電源電圧VP3および基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCP(比較信号SCP3)を生成する。コンパレータCPDは、電源電圧VP4および基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCP(比較信号SCP4)を生成する。ここで、4つのコンパレータCPは、「複数のコンパレータ」の一具体例に対応する。比較信号SCP1〜SCP4のそれぞれは、本発明における「第2の状態信号」の一具体例に対応する。
4つのフリップフロップ278(フリップフロップ278A,278B,278C,278D)のそれぞれは、PG信号SPG、比較信号SCP、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFFを生成する。4つのフリップフロップ278は、それぞれ4つの電源71に対応して設けられる。クリア端子CLRには比較信号SCPが供給される。例えば、フリップフロップ278Aは、PG信号SPG1、比較信号SCP1、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF1を生成する。フリップフロップ278Bは、PG信号SPG2、比較信号SCP2、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF2を生成する。フリップフロップ278Cは、PG信号SPG3、比較信号SCP3、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF3を生成する。フリップフロップ278Dは、PG信号SPG4、比較信号SCP4、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFF4を生成する。ここで、4つのフリップフロップ278(フリップフロップ278A,278B,278C,278D)は、本発明における「複数の信号生成回路」の一具体例に対応する。
これにより、4つの電源71のそれぞれは、制御信号SCに基づいて、電源電圧VPの生成を開始または停止するとともに、PG信号SPGを生成する。4つのコンパレータCPのそれぞれは、電源電圧VPおよび基準電圧VrefLに基づいて、比較信号SCPを生成する。4つのフリップフロップ278のそれぞれは、PG信号SPG、比較信号SCP、および基準電圧VrefHに基づいて、出力信号SFFを生成する。XOR回路172は、4つの出力信号SFFに基づいて、監視信号SM2を生成する。このようにしても、XOR回路172は、監視信号SM2を生成することができる。そして、電源制御部177は、監視信号SM2に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出する。これにより、例えば、低圧電源制御部173は、電源71をオン状態からオフ状態に切り替える場合において、その電源71が生成する電源電圧VPが十分に低くなったことを監視することができる。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、電源制御部77は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させるようにした。例えば、電源71をオン状態からオフ状態に変化させる際に、電源制御部は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化のタイミングから所定の時間が経過したときにカウント値CVをカウンタ74に増減させるようにしてもよい。以下に、本変形例について詳細に説明する。
上記実施の形態では、電源制御部77は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させるようにした。例えば、電源71をオン状態からオフ状態に変化させる際に、電源制御部は、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化のタイミングから所定の時間が経過したときにカウント値CVをカウンタ74に増減させるようにしてもよい。以下に、本変形例について詳細に説明する。
本変形例に係る画像形成装置1Cは、上記実施の形態に係る画像形成装置1(図2)と同様に、低圧電源部370を備えている。低圧電源部370は、上記実施の形態に係る低圧電源部70(図3)と同様に、低圧電源制御部373を有している。低圧電源制御部373は、電源制御部377を有している。
図15は、電源制御部377の一動作例を表すものである。このフローチャートでは、上記実施の形態に係る画像形成装置1のフローチャート(図4)におけるステップS104とステップS105との間に、ステップS221,S222を追加している。
ステップS104において、監視信号SM1の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化した場合(ステップS104において“Y”)、電源制御部377は、ステップS102において切り替えられた制御信号SCが低レベルかどうかを判定する(ステップS221)。切り替えられた制御信号SCが低レベルでない場合(ステップS221において“N”)、ステップS105の処理に進む。
切り替えられた制御信号SCが低レベルである場合(ステップS221において“Y”)、電源制御部377は、所定の時間の間待機する(ステップS222)。すなわち、電源71における電源電圧VPの生成が停止し、電源電圧VPが閾値TPG未満になることにより、PG信号SPG1が低レベルになる。言い換えれば、電源71がオフ状態になる。この場合、電源制御部377は、電源71におけるオン状態からオフ状態への状態変化のタイミングから所定の時間が経過するまで待機する。すなわち、電源制御部377は、電源電圧VPが十分に低い電圧になるまで待機する。そして、ステップS105の処理に進む。
このように、本変形例に係る画像形成装置1Cでは、電源71をオン状態からオフ状態に切り替える際、所定の時間の間待機した後、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させるようにした。これにより、例えば、電源制御部377は、電源71をオン状態からオフ状態に切り替える場合において、その電源71が生成する電源電圧VPが十分に低くなったことを監視することができる。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、低圧電源部70において、4つの電源71のそれぞれが電源電圧VPを生成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、2以上の電源71のそれぞれが電源電圧VPを生成するようにしてもよい。
上記実施の形態では、低圧電源部70において、4つの電源71のそれぞれが電源電圧VPを生成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、2以上の電源71のそれぞれが電源電圧VPを生成するようにしてもよい。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、排他的論理和を出力する集積回路を用いてXOR回路72を構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、複数の集積回路や複数のトランジスタなどを組み合わせることによりXOR回路72を構成してもよい。また、例えば、XOR回路72にパリティビット生成器を適用してもよい。パリティビット生成器は、例えば、4つのPG信号SPGのうちの高レベルであるPG信号SPGの数が奇数である場合、高レベルの出力信号を生成し、高レベルであるPG信号SPGの数が偶数である場合、低レベルの出力信号を生成する。このため、4つのPG信号SPGのうちのいずれか1つのPG信号SPGの信号レベルが変化する場合、パリティビット生成器により生成される出力信号は、監視信号SM1と同様に変化する。
上記実施の形態では、排他的論理和を出力する集積回路を用いてXOR回路72を構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、複数の集積回路や複数のトランジスタなどを組み合わせることによりXOR回路72を構成してもよい。また、例えば、XOR回路72にパリティビット生成器を適用してもよい。パリティビット生成器は、例えば、4つのPG信号SPGのうちの高レベルであるPG信号SPGの数が奇数である場合、高レベルの出力信号を生成し、高レベルであるPG信号SPGの数が偶数である場合、低レベルの出力信号を生成する。このため、4つのPG信号SPGのうちのいずれか1つのPG信号SPGの信号レベルが変化する場合、パリティビット生成器により生成される出力信号は、監視信号SM1と同様に変化する。
[変形例1−5]
上記実施の形態では、電源制御部77は、単一のXOR回路72により生成された監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、電源制御部は、複数のXOR回路によりそれぞれ生成された複数の監視信号に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしてもよい。例えば、第1のXOR回路は、PG信号SPG1およびPG信号SPG2に基づいて、監視信号SM1Aを生成する。また、第2のXOR回路は、PG信号SPG3およびPG信号SPG4に基づいて、監視信号SM1Bを生成する。この場合、電源制御部は、監視信号SM1Aおよび監視信号SM1Bに基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出することができる。
上記実施の形態では、電源制御部77は、単一のXOR回路72により生成された監視信号SM1に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、電源制御部は、複数のXOR回路によりそれぞれ生成された複数の監視信号に基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出するようにしてもよい。例えば、第1のXOR回路は、PG信号SPG1およびPG信号SPG2に基づいて、監視信号SM1Aを生成する。また、第2のXOR回路は、PG信号SPG3およびPG信号SPG4に基づいて、監視信号SM1Bを生成する。この場合、電源制御部は、監視信号SM1Aおよび監視信号SM1Bに基づいて、4つの電源71のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出することができる。
[変形例1−6]
上記実施の形態では、低圧電源制御部73が、カウンタ74、記憶部75、および制御処理部76を有するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、低圧電源部70が、低圧電源制御部73とは別に、カウンタ74、記憶部75、および制御処理部76のうちの少なくとも1つを有するようにしてもよい。
上記実施の形態では、低圧電源制御部73が、カウンタ74、記憶部75、および制御処理部76を有するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、低圧電源部70が、低圧電源制御部73とは別に、カウンタ74、記憶部75、および制御処理部76のうちの少なくとも1つを有するようにしてもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置401について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置401について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る画像形成装置401は、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1(図2)と同様に、低圧電源部470を備えている。
図16は、低圧電源部470の一構成例を表すものである。低圧電源部470は、4つの電源471(電源471A,471B,471C,471D)と、4つのフリップフロップ178(フリップフロップ178A,178B,178C,178D)と、XOR回路172と、低圧電源制御部473とを有している。
電源471Aは、制御信号SC1A(後述)に基づいて、電源電圧VP1の生成を開始し、PL信号SPL2に基づいて、電源電圧VP1の生成を停止するように構成される。また、電源471Aは、PG信号SPG1およびPL信号SPL1を生成するようになっている。電源471Bは、PG信号SPG1に基づいて、電源電圧VP2の生成を開始し、PL信号SPL3に基づいて、電源電圧VP2の生成を停止するように構成される。また、電源471Bは、PG信号SPG2およびPL信号SPL2を生成するようになっている。電源471Cは、PG信号SPG2に基づいて、電源電圧VP3の生成を開始し、制御信号SC3B(後述)に基づいて、電源電圧VP3の生成を停止するように構成される。また、電源471Cは、PG信号SPG3およびPL信号SPL3を生成するようになっている。電源471Dは、制御信号SC4A(後述)に基づいて、電源電圧VP4の生成を開始し、制御信号SC4B(後述)に基づいて、電源電圧VP4の生成を停止するように構成される。また、電源471Dは、PG信号SPG4およびPL信号SPL4を生成するようになっている。電源471A、電源471B、および電源471Cは、オン状態とオフ状態との間の状態変化をまとめて行う単位として、電源グループ471Gを構成している。この例では、PG信号SPGが高レベルである場合に電源471がオン状態であり、PL信号SPLが低レベルである場合に電源471がオフ状態である。
低圧電源制御部473は、カウンタ74と、記憶部75と、記憶部481と、制御処理部476と、電源制御部477とを有している。
記憶部481は、不揮発性の記憶部であり、電源グループ471Gに含まれる電源471の数である電源数PNGを記憶している。この例では、電源数PNGは3である。ここで、記憶部481は、本発明における「第1の記憶部」の一具体例に対応する。
制御処理部476は、制御部67からの指示に基づいて、4つの電源471のそれぞれにおける切替制御を電源制御部477に指示するように構成される。具体的には、例えば、制御処理部476は、制御部67からの指示が低圧電源部470を起動させる旨の指示である場合、制御処理部476は、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471C、および電源471Dにおけるオフ状態からオン状態への切替制御を電源制御部477に指示する。また、制御部67からの指示が低圧電源部470を停止させる旨の指示である場合、制御処理部476は、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471C、および電源471Dにおけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部477に指示する。また、制御部67からの指示が低圧電源部470をパワーセーブさせる旨の指示である場合、制御処理部476は、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471C、および電源471Dのうちのオフ状態にさせる所定の電源471におけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部477に指示する。
電源制御部477は、制御処理部476からの切替制御指示に基づいて、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cを制御する制御信号SC1A,SC3B、および電源471Dを制御する制御信号SC4A,SC4Bを生成するように構成される。制御信号SC1Aは、電源制御部477が電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cをオフ状態からオン状態に変化させる場合に立上がりエッジが発生することにより高レベルになる。制御信号SC3Bは、電源制御部477が電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cをオン状態からオフ状態に変化させる場合に立下りエッジが発生することにより低レベルになる。制御信号SC4Aは、電源制御部477が電源471Dをオフ状態からオン状態に変化させる場合に立上がりエッジが発生することにより高レベルになる。制御信号SC4Bは、電源制御部477が電源471Dをオン状態からオフ状態に変化させる場合に立下りエッジが発生することにより低レベルになる。また、電源制御部477は、監視信号SM2に基づいて、4つの電源471のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化を検出する。具体的には、例えば、電源制御部477は、4つの電源471のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させるとともに、カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致したかどうかを判定するようになっている。
図17は、電源制御部477の一動作例を表すものである。
まず、電源制御部477は、制御処理部476から切替制御指示を受け付けたかどうかを判定する(ステップS101)。電源制御部477が制御処理部476から切替制御指示を受け付けない場合(ステップS101において“N”)、ステップS107の処理に進む。
電源制御部477が制御処理部476から切替制御指示を受け付けた場合(ステップS101において“Y”)、電源制御部477は、カウント値CVをカウンタ74から読み出す(ステップS310)。読み出されたカウント値CVは、例えば、低圧電源制御部473の図示しない記憶部にカウント値CV0として記憶される。
次に、電源制御部477は、制御信号SCを切り替える(ステップS102)。
具体的には、例えば、切替制御指示が電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cをオフ状態からオン状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部477は、高レベルである制御信号SC1Aを生成する。すなわち、制御信号SC1Aは立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる。そして、電源471Aは、制御信号SC1Aにおける立上がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP1の生成を開始するとともに、高レベルであるPG信号SPG1およびPL信号SPL1を生成する。すなわち、PL信号SPL1は立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わり、その後、PG信号SPG1は立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる。これに応じて、フリップフロップ178Aにより生成される出力信号SFF1が低レベルから高レベルに切り替わる。同様に、電源471Bは、PG信号SPG1における立上がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP2の生成を開始し、PG信号SPG2およびPL信号SPL2が低レベルから高レベルに切り替わり、フリップフロップ178Bにより生成される出力信号SFF2が低レベルから高レベルに切り替わる。そして、電源471Cは、PG信号SPG2における立上がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP3の生成を開始し、PG信号SPG3およびPL信号SPL3が低レベルから高レベルに切り替わり、フリップフロップ178Cにより生成される出力信号SFF3が低レベルから高レベルに切り替わる。
また、切替制御指示が電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cをオン状態からオフ状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部477は、低レベルである制御信号SC3Bを生成する。すなわち、制御信号SC3Bは立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる。そして、電源471Cは、制御信号SC3Bにおける立下がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP3の生成を停止するとともに、低レベルであるPG信号SPG3およびPL信号SPL3を生成する。すなわち、PG信号SPG3は立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わり、その後、PL信号SPL3は立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる。これに応じて、フリップフロップ178Cにより生成される出力信号SFF3が高レベルから低レベルに切り替わる。同様に、電源471Bは、PL信号SPL3における立下がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP2の生成を停止し、PG信号SPG2およびPL信号SPL2が高レベルから低レベルに切り替わり、フリップフロップ178Bにより生成される出力信号SFF2が高レベルから低レベルに切り替わる。そして、電源471Aは、PL信号SPL2における立下がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP1の生成を停止し、PG信号SPG1およびPL信号SPL1が高レベルから低レベルに切り替わり、フリップフロップ178Aにより生成される出力信号SFF1が高レベルから低レベルに切り替わる。
また、切替制御指示が電源471Dをオフ状態からオン状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部477は、高レベルの制御信号SC4Aを生成する。すなわち、制御信号SC4Aは立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる。そして、電源471Dは、制御信号SC4Aにおける立上がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP4の生成を開始し、PG信号SPG4およびPL信号SPL4が低レベルから高レベルに切り替わり、フリップフロップ178Dにより生成される出力信号SFF4が低レベルから高レベルに切り替わる。
また、切替制御指示が電源471Dをオン状態からオフ状態に切り替える旨の指示である場合、電源制御部477は、低レベルの制御信号SC4Bを生成する。すなわち、制御信号SC4Bは立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる。そして、電源471Dは、制御信号SC4Bにおける立下がりエッジの発生に応じて、電源電圧VP4の生成を停止し、PG信号SPG4およびPL信号SPL4が高レベルから低レベルに切り替わり、フリップフロップ178Dにより生成される出力信号SFF4が高レベルから低レベルに切り替わる。
次に、電源制御部477は、電源数PNGを記憶部481から読み出す(ステップS311)。
次に、電源制御部477は、監視信号状態STを記憶部75から読み出す(ステップS103)。
次に、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したかどうかを判定する(ステップS304)。具体的には、例えば、ステップS102における制御信号SCの変化に応じて、電源471においてPG信号SPG1およびPL信号SPLが切り替わる場合、4つの出力信号SFFのうちのいずれかの出力信号SFFが切り替わる。XOR回路172は、その出力信号SFFの変化に応じて、監視信号SM2を切り替える。これにより、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示すレベルから変化したと判定する。一方、4つの電源471のうちのいずれかにおいて出力信号SFFが切り替わるまでは、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルが、監視信号状態STが示す信号レベルから変化しないと判定する。監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しない場合(ステップS304において“N”)、監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化するまで、このステップS304の処理を繰り返す。
監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化する場合(ステップS304において“Y”)、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルを監視信号状態STとして記憶部75に記憶させる(ステップS306)。そして、記憶部75は監視信号状態STを記憶する。
次に、電源制御部477は、4つの電源471のそれぞれにおけるオン状態とオフ状態との間の状態変化に基づいて、カウント値CVをカウンタ74に増減させる(ステップS105)。
次に、電源制御部477は、カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致したかどうかを判定する(ステップS312)。具体的には、例えば、電源制御部477は、ステップS310において図示しない記憶部に記憶されたカウント値CV0とステップS105において増減されたカウント値CVとの差を電源数PNGと比較することにより、カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致したかどうかを判定する。カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致した場合(ステップS312において“Y”)、この処理は終了する。すなわち、電源制御部477は、カウント値CVおよび電源数PNGに基づいて、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cにおけるオフ状態とオン状態との間の状態変化または電源471Dにおけるオフ状態とオン状態との間の状態変化が完了したことを判断する。カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致しない場合(ステップS312において“N”)、ステップS103の処理に戻る。そして、カウント値CVの変化量が電源数PNGに一致するまで、ステップS103,S304,S306,S105,S312の処理を繰り返す。
ステップS101において、電源制御部477が制御処理部476から切替制御指示を受け付けない場合(ステップS101において“N”)、電源制御部477は、ステップS103と同様に、監視信号状態STを記憶部75から読み出す(ステップS107)。
次に、電源制御部477は、監視信号SM2のレベルが監視信号状態STが示すレベルから変化したかどうかを判定する(ステップS313)。具体的には、例えば、正常動作では、ステップS101において切替制御指示を受け付けていないので4つの電源471のそれぞれにおけるオン状態またはオフ状態が維持される。すなわち、4つの電源471のうちオン状態である電源471の数が維持されるので、監視信号SM2の信号レベルが維持される。この場合、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しないと判定する。監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化しない場合(ステップS313において“N”)、電源制御部477は監視信号SM2の信号レベルを監視信号状態STとして記憶部75に記憶させ(ステップS314)、この処理は終了する。一方、異常動作により、ステップS101において切替制御指示を受け付けていないにも関わらず、監視信号SM2が切り替わる場合には、電源制御部477は、監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化したと判定する。
監視信号SM2の信号レベルが監視信号状態STが示す信号レベルから変化する場合(ステップS313において“Y”)、電源制御部477は、制御処理部476にエラーを通知する(ステップS109)。
以上で、このフローは終了する。
図18は、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cおよび電源471Dをオン状態に変更する制御の一動作例を表すものであり、(A)は制御信号SC1Aの波形を示し、(B)は制御信号SC3Bの波形を示し、(C)はPG信号SPG1の波形を示し、(D)はPL信号SPL1の波形を示し、(E)は出力信号SFF1の波形を示し、(F)はPG信号SPG2の波形を示し、(G)はPL信号SPL2の波形を示し、(H)は出力信号SFF2の波形を示し、(I)はPG信号SPG3の波形を示し、(J)はPL信号SPL3の波形を示し、(K)は出力信号SFF3の波形を示し、(L)は制御信号SC4Aの波形を示し、(M)は制御信号SC4Bの波形を示し、(N)はPG信号SPG4の波形を示し、(O)はPL信号SPL4の波形を示し、(P)は出力信号SFF4の波形を示し、(Q)は監視信号SM2の波形を示し、(R)はカウンタ74のカウント値CVを示す。この例では、制御部67からの指示が低圧電源部470を起動させる旨の指示である場合、制御処理部476は、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471C、および電源471Dにおけるオフ状態からオン状態への切替制御を電源制御部477に指示する。電源制御部477は、例えば、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cの順に、オフ状態からオン状態に切り替え、電源171Dをオフ状態からオン状態に切り替える。この例について、以下に詳細に説明する。
まず、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cにおける切替制御において、制御信号SC1Aは立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる(図18(A))。これに応じて、電源471Aが電源電圧VP1の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL1は立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わり、その後、PG信号SPG1は立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる(図18(C),(D))。PG信号SPG1における立上がりエッジの発生に応じて、出力信号SFF1は低レベルから高レベルに切り替わる(図18(E))。監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図18(Q))、カウント値CVは0から1に変化する(図18(R))。同様に、PG信号SPG1における立上がりエッジの発生に応じて、電源471Bが電源電圧VP2の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL2、PG信号SPG2、および出力信号SFF2のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図18(F)〜(H))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図18(Q))、カウント値CVは1から2に変化する(図18(R))。このPG信号SPG2における立上がりエッジの発生に応じて、電源471Cが電源電圧VP3の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL3、PG信号SPG3、および出力信号SFF3のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図18(I)〜(K))、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図18(Q))、カウント値CVは2から3に変化する(図18(R))。電源471Dにおける切替制御において、制御信号SC4Aは立上がりエッジが発生することにより低レベルから高レベルに切り替わる(図18(L))。これに応じて、電源471Dが電源電圧VP4の生成を開始してオン状態になる。すなわち、PL信号SPL4、PG信号SPG4、および出力信号SFF4のそれぞれは低レベルから高レベルに切り替わり(図18(N)〜(P))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図18(Q))、カウント値CVは3から4に変化する(図18(R))。以上のように、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471C、および電源471Dが順次オン状態になる。
図19は、電源471Dおよび電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cをオフ状態に変更する制御の一動作例を表すものである。この例では、制御部67からの指示が低圧電源部470を停止させる旨の指示である場合、制御処理部476は、電源471Dおよび電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cにおけるオン状態からオフ状態への切替制御を電源制御部477に指示する。電源制御部477は、例えば、電源471Dをオン状態からオフ状態に切り替え、電源グループ471Gに属する電源471C,471B,471Aの順に、オン状態からオフ状態に切り替える。この例について、以下に詳細に説明する。
まず、電源471Dにおける切替制御において、制御信号SC4Bは立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる(図19(M))。これに応じて、電源471Dが電源電圧VP4の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG4は立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わり、その後、PL信号SPL4は立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる(図19(N),(O))。PL信号SPL4における立下がりエッジの発生に応じて、出力信号SFF4は高レベルから低レベルに切り替わる(図19(P))。監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図19(Q))、カウント値CVは4から3に変化する(図19(R))。同様に、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cにおける切替制御において、制御信号SC3Bは立下がりエッジが発生することにより高レベルから低レベルに切り替わる(図19(B))。これに応じて、電源471Cが電源電圧VP3の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG3、PL信号SPL3、および出力信号SFF3のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図19(I)〜(K))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図19(Q))、カウント値CVは3から2に変化する(図19(R))。このPL信号SPL3における立下がりエッジの発生に応じて、電源471Bが電源電圧VP2の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG2、PL信号SPL2、および出力信号SFF2のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図19(F)〜(H))、監視信号SM2は低レベルから高レベルに切り替わり(図19(Q))、カウント値CVは2から1に変化する(図19(R))。このPL信号SPL2における立下がりエッジの発生に応じて、電源471Aが電源電圧VP1の生成を停止してオフ状態になる。すなわち、PG信号SPG1、PL信号SPL1、および出力信号SFF1のそれぞれは高レベルから低レベルに切り替わり(図19(C)〜(E))、監視信号SM2は高レベルから低レベルに切り替わり(図19(Q))、カウント値CVは1から0に変化する(図19(R))。以上のように、電源471Dおよび電源グループ471Gに属する電源471C,471B,471Aが順次オフ状態になる。
このように、本実施の形態に係る画像形成装置401では、低圧電源制御部473が電源グループ471Gに属する3つの電源471(電源471A,471B,471C)をオン状態にするように制御する単一の制御信号SC1Aを生成し、3つの電源471のうちの電源471Aが制御信号SC1Aに基づいてPG信号SPG1を生成し、3つの電源471のうちの電源471A以外の電源471のそれぞれが3つのPG信号SPGのうちのいずれかに基づいて、PG信号SPGを生成するようにした。すなわち、電源471Aは、制御信号SC1Aに基づいてPG信号SPG1を生成し、電源471BがPG信号SPG1に基づいてPG信号SPG2を生成し、電源471CがPG信号SPG2に基づいてPG信号SPG3を生成するようにした。これにより、例えば、3つの電源471を個別に制御する場合に比べて、3つの電源471を制御する制御信号の数を減らすことができる。特に、例えば、低圧電源制御部473がマイクロコンピュータである場合には、制御信号の数を抑えることができるため、使用する端子の数を削減することができる。よって、例えば、制御信号の数を抑えることにより余った端子を、他の様々な用途に用いることができる。
特に、本実施の形態に係る画像形成装置401では、低圧電源制御部473が制御信号SC1Aに加えてさらに電源グループ471Gに属する3つの電源471(電源471A,471B,471C)をオフ状態にするように制御する単一の制御信号SC3Bを生成し、3つの電源471のうちの電源471Cが制御信号SC1Bに基づいてPL信号SPL3を生成し、3つの電源471のうちの電源471C以外の電源471のそれぞれがPL信号SPL1〜SPL3のうちのいずれかに基づいてPL信号SPLを生成するようにした。すなわち、電源471Cは、制御信号SC3Bに基づいて、PL信号SPL3を生成し、電源471Bは、PL信号SPL3に基づいて、PL信号SPL2を生成し、電源471Aは、PL信号SPL2に基づいて、PL信号SPL1を生成するようにした。これにより、例えば、電源グループ471Gに属する3つの電源471をオン状態にするときの順序と、オフ状態にするときの順序とが互いに異なるようにすることができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置401では、電源制御部477は、制御処理部476からの切替制御指示に基づいて、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cを制御する制御信号SC1A,SC3Bを生成するとともに、電源471Dを制御する制御信号SC4A,SC4Bを生成するようにした。これにより、電源グループ471Gに属する電源471A,471B,471Cと、電源471Dとを個別に切替制御することができるので、低消費電力を実現することができる。
本実施の形態では、電源グループに含まれる3つの電源471をオン状態にするように制御する単一の制御信号を生成し、3つの電源471のうちの電源471Aが制御信号に基づいてPG信号を生成し、3つの電源471のうちの電源471A以外の電源471のそれぞれが3つのPG信号のうちのいずれかに基づいてPG信号を生成するようにした。これにより、例えば、3つの電源471を制御する制御信号の数を減らすことができる。特に、例えば、低圧電源制御部がマイクロコンピュータである場合には、制御信号の数を抑えることにより余った端子を、他の様々な用途に用いることができる。
本実施の形態では、制御信号SC1Aに加えてさらに、3つの電源471をオフ状態にするように制御する単一の制御信号SC3Bを生成し、3つの電源471のうちの電源471Cが制御信号SC1Bに基づいてPL信号を生成し、3つの電源471のうちの電源471C以外の電源471のそれぞれがPL信号のうちのいずれかに基づいてPL信号を生成するようにした。これにより、例えば、電源グループに属する3つの電源をオン状態にするときの順序と、オフ状態にするときの順序とが互いに異なるようにすることができる。
本実施の形態では、制御処理部からの切替制御指示に基づいて、電源グループに属する電源471A,471B,471Cを制御する制御信号SC1A,SC3Bを生成するとともに、電源471Dを制御する制御信号SC4A,SC4Bを生成するようにした。これにより、電源グループに属する電源471A,471B,471Cと、電源471Dとを個別に切替制御することができるので、低消費電力を実現することができる。
その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、1つの電源グループ471Gを設けたが、これに限定されるものではなく、複数の電源グループを設けてもよい。
上記実施の形態では、1つの電源グループ471Gを設けたが、これに限定されるものではなく、複数の電源グループを設けてもよい。
[変形例2−2]
上記実施の形態に係る画像形成装置401に、上記第1の実施の形態の変形例1−3〜1−6を適用してもよい。
上記実施の形態に係る画像形成装置401に、上記第1の実施の形態の変形例1−3〜1−6を適用してもよい。
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態等では、電子写真方式により、記録媒体PMに画像を形成したが、これに限定されるものではなく、どのような方式で画像を形成してもよい。
例えば、上記の実施の形態等では、本技術を単機能のプリンタに適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、コピー機能、ファックス機能、スキャン機能、プリント機能などを有する、いわゆる多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)に適用してもよい。
例えば、上記の実施の形態等では、本技術を画像形成装置に適用したが、これに限定されるものではなく、様々な電子機器に適用することができる。具体的には、例えば、様々な画像処理を行う画像処理装置に適用することができる。画像処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
1,1A,1B,1C,1R,401…画像形成装置、2…搬送路、3…スタッカ、10…媒体収納部、11…ピックアップローラ、12…レジストローラ、13…搬送ローラ、14…排出ローラ、15,16,17,18…搬送センサ、20,20C,20K,20M,20Y…画像形成部、21…感光体、22…除電部、23…帯電ローラ、24…現像ローラ、25…現像ブレード、26…供給ローラ、27,27C,27K,27M,27Y…トナー収容部、30,30C,30K,30M,30Y…露光部、31…転写ベルト、40…転写部、41…転写ベルト、42…駆動ローラ、43…従動ローラ、44,44C,44K,44M,44Y…転写ローラ、50…定着部、51…ヒートローラ、52…ヒータ、53…サーミスタ、54…加圧ローラ、61…通信部、62…表示操作部、63…高圧電源部、64…モータ制御部、65…露光制御部、66…ヒータ制御部、67…制御部、68…交流電源、70,70R,170,270,370,470…低圧電源部、71,71A,71B,71C,71D,71R,71RA,71RB,71RC,71RD,171,171A,171B,171C,171D,471,471A,471B,471C,471D…電源、72,172…XOR回路、73,73R,173,373,473…低圧電源制御部、74…カウンタ、75、481…記憶部、76,476…制御処理部、77,177,377,477…電源制御部、178,178A,178B,178C,178D,278,278A,278B,278C,278D…フリップフロップ、471G…電源グループ、CP,CPA,CPB,CPC,CPD…コンパレータ。
Claims (15)
- それぞれが、電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す状態信号を生成する複数の電源と、
複数の前記状態信号に基づいて、前記複数の電源のうち前記オン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成する監視信号生成部と、
前記複数の電源の動作を制御するとともに、前記電源監視信号に基づいて、前記複数の電源のそれぞれにおける、前記オン状態と前記オフ状態との間の状態変化を検出する制御部と、
前記複数の電源のそれぞれにより生成された前記電源電圧に基づいて、画像処理を行う画像処理部と
を備えた画像処理装置。 - 前記制御部は、前記複数の電源にそれぞれ対応し、前記複数の電源をそれぞれ制御する複数の制御信号を生成し、
前記複数の電源のそれぞれは、前記複数の制御信号のうちの対応する制御信号に基づいて、前記状態信号を生成する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記状態信号は、前記複数の電源のうちの前記状態信号を生成した前記電源により生成された前記電源電圧と第1の所定電圧との電圧関係を示す第1の状態信号、および前記状態信号を生成した前記電源により生成された前記電源電圧と第2の所定電圧との電圧関係を示す第2の状態信号を含み、
前記監視信号生成部は、
前記複数の電源に対応して設けられ、それぞれが、対応する前記電源により生成された前記第1の状態信号および前記第2の状態信号に基づいて、第3の状態信号を生成する複数の信号生成回路と、
複数の前記第3の状態信号に基づいて、前記電源監視信号を生成する監視信号生成回路と
を有する
請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記複数の電源に対応して設けられた複数のコンパレータをさらに備え、
前記状態信号は、前記複数の電源のうちの前記状態信号を生成した電源により生成された前記電源電圧と第1の所定電圧との電圧関係を示す第1の状態信号を含み、
前記複数のコンパレータのそれぞれは、対応する前記電源により生成された前記電源電圧と第2の所定電圧とを比較することにより、第2の状態信号を生成し、
前記監視信号生成部は、
前記複数の電源に対応して設けられ、それぞれが、対応する前記電源により生成された前記第1の状態信号および前記第2の状態信号に基づいて、第3の状態信号を生成する複数の信号生成回路と、
複数の前記第3の状態信号に基づいて、前記電源監視信号を生成する監視信号生成回路と
を有する
請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記状態変化に基づいて、カウント値を増減させるカウンタを有する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記カウント値は、前記複数の電源のうちの前記オン状態である前記電源の数である
請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記カウンタは、前記状態変化が前記オン状態から前記オフ状態への変化を示すとき、前記状態変化のタイミングから所定の時間経過後、前記カウント値を増減させる
請求項5または請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記状態信号は、前記複数の電源のうちの前記状態信号を生成した前記電源により生成された前記電源電圧と第1の所定電圧との電圧関係を示す第1の状態信号を含み、
前記制御部は、前記複数の電源を前記オン状態にするように制御する単一の第1の制御信号を生成し、
前記複数の電源のうちの第1の電源は、前記第1の制御信号に基づいて、前記第1の状態信号を生成し、
前記複数の電源のうちの前記第1の電源以外の電源のそれぞれは、複数の前記状態信号のうちのいずれかに基づいて、前記第1の状態信号を生成する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記状態信号は、前記複数の電源のうちの前記状態信号を生成した前記電源により生成された前記電源電圧と第2の所定電圧との電圧関係を示す第2の状態信号をさらに含み、
前記制御部は、前記オフ状態にするように制御する単一の第2の制御信号を生成し、
前記複数の電源のうちの第2の電源は、前記第2の制御信号に基づいて、前記第2の状態信号を生成し、
前記複数の電源のうちの前記第2の電源以外の電源のそれぞれは、複数の前記第2の状態信号のうちのいずれかに基づいて、前記第2の状態信号を生成する
請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記監視信号生成部は、
前記複数の電源に対応して設けられ、それぞれが、対応する前記電源により生成された前記第1の状態信号および前記第2の状態信号に基づいて、第3の状態信号を生成する複数の信号生成回路と、
複数の前記第3の状態信号に基づいて、前記電源監視信号を生成する監視信号生成回路と
を有する
請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記状態変化に基づいて、カウント値を増減させるカウンタを有する
請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記複数の電源の数である電源数を予め記憶する第1の記憶部をさらに有し、前記カウント値および前記電源数に基づいて、前記複数の電源における前記状態変化が完了したことを判断する
請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、
前記電源監視信号の信号値を記憶する第2の記憶部を有し、
前記監視信号生成部により生成された前記電源監視信号の前記信号値を前記第2の記憶部に記憶された前記電源監視信号の前記信号値と比較することにより、前記複数の電源のそれぞれにおける前記状態変化を検出する
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 第1の電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す第1の状態信号を生成する第1の電源と、
第2の電源電圧を生成し、前記オン状態か前記オフ状態かを示す第2の状態信号を生成する第2の電源と、
前記第1の状態信号および前記第2の状態信号に基づいて、前記オン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成する監視信号生成部と、
前記第1の電源および前記第2の電源の動作を制御するとともに、前記電源監視信号に基づいて、前記第1の電源および前記第2の電源のそれぞれにおける、前記オン状態と前記オフ状態との間の状態変化を検出する制御部と、
前記第1の電源電圧および前記第2の電源電圧に基づいて、画像処理を行う画像処理部と
を備えた画像処理装置。 - それぞれが、電源電圧を生成し、オン状態かオフ状態かを示す状態信号を生成する複数の電源と、
複数の前記状態信号に基づいて、前記複数の電源のうち前記オン状態である電源の数が偶数であるか奇数であるかを示す電源監視信号を生成する監視信号生成部と、
前記複数の電源の動作を制御するとともに、前記電源監視信号に基づいて、前記複数の電源のそれぞれにおける、前記オン状態と前記オフ状態との間の状態変化を検出する制御部と
を備えた電源装置。
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2019
- 2019-12-25 JP JP2019234628A patent/JP2021103242A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021130747A1 (de) | 2020-12-09 | 2022-06-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Gassensor |
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