JP2021101876A - コンタクトレンズケース付き容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容部内に薬液をより確実に注入でき、かつ、乾燥時の占有空間を小さくできるコンタクトレンズケース付き容器を提供すること。【解決手段】薬液を吐出させる吐出筒部35が上方に向けて立設された容器本体2と、吐出筒部35に着脱自在に装着され、吐出筒部35を開閉するレンズケース4と、を備え、レンズケース4が、吐出筒部35に着脱自在に装着され、コンタクトレンズ及び薬液を収容する第1及び第2収容部44A、45Aが並設されたケース本体41と、ケース本体41にヒンジを介して連結され、第1及び第2収容部44A、45Aを開閉し、第1及び第2収容部44A、45Aの閉塞時に吐出筒部35の上端開口部を閉塞する閉塞筒部54を有する蓋体43と、吐出筒部35の上端開口部の上方に配置され、上端開口部から吐出された薬液を第1及び第2収容部44A、45Aに向けて案内する邪魔板39と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、コンタクトレンズを収容するケース本体に保存液などの薬液をより確実に注入でき、かつ、乾燥時の占有空間を小さくできるコンタクトレンズケース付き容器に関するものである。
コンタクトレンズを保存液などの薬液に浸した状態で保存するためのコンタクトレンズケースとして、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、保存液などの薬液を収容するボトルに取り付け可能なものが知られている。
このようなコンタクトレンズケースでは、コンタクトレンズを収容部内に収容するケース本体とケース本体を開閉する蓋体とがヒンジを介して連結されており、蓋体を開いた状態のコンタクトレンズケースを裏返しの姿勢で、ケース本体に連結されたリングをボトルに取り付けることにより、コンタクトレンズケースを自然乾燥させることができる。
このようなコンタクトレンズケースでは、コンタクトレンズを収容部内に収容するケース本体とケース本体を開閉する蓋体とがヒンジを介して連結されており、蓋体を開いた状態のコンタクトレンズケースを裏返しの姿勢で、ケース本体に連結されたリングをボトルに取り付けることにより、コンタクトレンズケースを自然乾燥させることができる。
しかしながら、このようなコンタクトレンズケースであっても、薬液をケース本体に注ぎ入れる際には、コンタクトレンズケースを台などの上に置いた状態で薬液の入ったボトルを傾けている。このとき、使用者はコンタクトレンズを外して収容部内に収容しており、視力が低下していることが多いため、ケース本体内に正確に薬液を注入できず、薬液が零れることがある。また、このようなコンタクトレンズケースでは、リングをボトルに取り付けているが、リング、ケース本体及び蓋体がこの順で並ぶように展開した状態で容器本体に保持されており、リングからケース本体及び蓋体がぶら下がっているため、容器本体に対するコンタクトレンズケースの突出量が大きく、乾燥時の占有空間が大きくなってしまう。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、収容部内に薬液をより確実に注入でき、かつ、乾燥時の占有空間を小さくできるコンタクトレンズケース付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のコンタクトレンズケース付き容器は、薬液を収容し、前記薬液を吐出させる吐出筒部が上方に向けて立設された有底筒状の容器本体と、前記吐出筒部に着脱自在に装着され、コンタクトレンズを収容し、前記吐出筒部を開閉するレンズケースと、を備え、前記レンズケースが、前記吐出筒部に着脱自在に装着され、前記コンタクトレンズ及び前記薬液を収容する凹状の第1及び第2収容部が並設されたケース本体と、前記ケース本体にヒンジを介して連結され、前記第1及び第2収容部を開閉し、前記第1及び第2収容部の閉塞時に前記吐出筒部に着脱自在に取り付けられて前記吐出筒部の上端開口部を閉塞する閉塞筒部を有する蓋体と、前記吐出筒部の上端開口部の上方に配置され、前記上端開口部から吐出された前記薬液を前記第1及び第2収容部に向けて案内する邪魔板と、を備えることを特徴とする。
この発明では、レンズケースを容器本体の吐出筒部に装着した状態で、吐出筒部の上端開口部から吐出された薬液は、邪魔板にぶつかって流動方向が変更され、第1及び第2収容部に向けて流れて第1及び第2収容部内に収容される。このように、レンズケースを容器本体に装着した状態で第1及び第2収容部内に直接薬液を収容させることができる。これにより、第1及び第2収容部内に薬液をより確実に注入できる。
また、蓋体をケース本体に対して開いて展開状態とし、ケース本体の第1及び第2収容部の開口側が下向きとなるような姿勢で蓋体の閉塞筒部を容器本体の吐出筒部に取り付けると、ケース本体が容器本体に対して裏返しの姿勢で保持される。これにより、第1及び第2収容部を下向きの状態で自然乾燥させることができる。このとき、蓋体が吐出筒部に装着されており、ケース本体のみが容器本体の側面に沿うようにヒンジを介して蓋体からぶら下がるように位置付けられるので、自然乾燥時の占有空間を低減できる。
さらに、ケース本体及び蓋体の少なくとも一方を容器本体に装着することにより、レンズケースを容器本体と一括して管理できるため、レンズケースの紛失を防止できる。また、蓋体を吐出筒部に取り付けた状態で吐出筒部の上端開口部を閉塞するので、ケース本体を自然乾燥させているときに容器本体から薬液が吐出されることをより確実に防止できる。
また、蓋体をケース本体に対して開いて展開状態とし、ケース本体の第1及び第2収容部の開口側が下向きとなるような姿勢で蓋体の閉塞筒部を容器本体の吐出筒部に取り付けると、ケース本体が容器本体に対して裏返しの姿勢で保持される。これにより、第1及び第2収容部を下向きの状態で自然乾燥させることができる。このとき、蓋体が吐出筒部に装着されており、ケース本体のみが容器本体の側面に沿うようにヒンジを介して蓋体からぶら下がるように位置付けられるので、自然乾燥時の占有空間を低減できる。
さらに、ケース本体及び蓋体の少なくとも一方を容器本体に装着することにより、レンズケースを容器本体と一括して管理できるため、レンズケースの紛失を防止できる。また、蓋体を吐出筒部に取り付けた状態で吐出筒部の上端開口部を閉塞するので、ケース本体を自然乾燥させているときに容器本体から薬液が吐出されることをより確実に防止できる。
また、本発明のコンタクトレンズケース付き容器では、前記ケース本体が、前記第1及び第2収容部を各別に画成する有底筒状の第1及び第2収容壁部と、前記第1及び第2収容壁部それぞれの上端開口部を接続する接続壁部と、を有し、前記接続壁部には、前記第1及び第2収容部間の前記薬液の流通を案内する案内溝部が形成されてもよい。
この場合では、薬液の注入時に第1及び第2収容部に薬液が均等に注入されない場合であっても、一方の収容部内の余剰の薬液が案内溝部を通して他方の収容部へ流入するので、第1及び第2収容部に薬液を均等に収容することができる。
この場合では、薬液の注入時に第1及び第2収容部に薬液が均等に注入されない場合であっても、一方の収容部内の余剰の薬液が案内溝部を通して他方の収容部へ流入するので、第1及び第2収容部に薬液を均等に収容することができる。
また、本発明のコンタクトレンズケース付き容器では前記容器本体が、圧縮変形可能な胴部を有するスクイズ容器でもよい。
この場合では、片手で容器本体の胴部を圧縮変形させることにより、容器本体内の薬液を吐出筒部を通して吐出できるので、コンタクトレンズケース付き容器の操作性が向上する。
この場合では、片手で容器本体の胴部を圧縮変形させることにより、容器本体内の薬液を吐出筒部を通して吐出できるので、コンタクトレンズケース付き容器の操作性が向上する。
この発明にかかるコンタクトレンズケース付き容器によれば、レンズケースを吐出筒部に装着した状態で容器本体から第1及び第2収容部内に薬液を収容させることができるため、第1及び第2収容部内に薬液をより確実に注入できる。また、レンズケースの乾燥時には蓋体が吐出筒部に装着されており、ケース本体のみが容器本体の側面に沿うように位置付けられるので、コンタクトレンズケース付き容器が占有する空間を削減できる。
以下、本発明によるコンタクトレンズケース付き容器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態にかかるコンタクトレンズケース付き容器1は、図1及び図2に示すように、例えば保存液などの薬液を収容する有底円筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に着脱自在に装着されたレンズケース4と、を備える。ここで、これら容器本体2及びレンズケース4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、図1において容器軸Oに沿って容器本体2の底部からレンズケース4に向かう方向を上方、その逆方向を下方と称する。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向、容器軸O回りに周回する方向を周方向と称する。さらに、径方向のうち図1において紙面左右方向を左右方向、左右方向に対して直交する方向を前後方向と称する。
容器本体2は、図1及び図2に示すように、有底円筒状の容器体11と、容器体11の円筒状の口部3に装着された有頂円筒状の吐出部材12と、を備える。これら容器体11及び吐出部材12は、容器軸Oと同軸に配設されている。
容器体11は、スクイズ容器であり、スクイズ変形可能な有底円筒状の胴部21と、胴部21の上端から上方に向けて連設された円錐台筒状の肩部22と、肩部22の上端から上方に向けて連設された円筒状の口部3と、を備える。胴部21及び口部3の内径及び外径は、上下方向の全長にわたってほぼ一定であり、胴部21の内径及び外径は、口部3よりも大径とされている。また、肩部22の内径及び外径は、上方に向かうにしたがって漸次縮径されている。
口部3の下端部には、径方向外側に向けて円環状のフランジ部23が突設されている。また、口部3のうちフランジ部23よりも上方には、径方向外側に向けて突出する第1嵌合突部3Aが設けられている。
容器体11は、スクイズ容器であり、スクイズ変形可能な有底円筒状の胴部21と、胴部21の上端から上方に向けて連設された円錐台筒状の肩部22と、肩部22の上端から上方に向けて連設された円筒状の口部3と、を備える。胴部21及び口部3の内径及び外径は、上下方向の全長にわたってほぼ一定であり、胴部21の内径及び外径は、口部3よりも大径とされている。また、肩部22の内径及び外径は、上方に向かうにしたがって漸次縮径されている。
口部3の下端部には、径方向外側に向けて円環状のフランジ部23が突設されている。また、口部3のうちフランジ部23よりも上方には、径方向外側に向けて突出する第1嵌合突部3Aが設けられている。
吐出部材12は、平面視で円環状の天板部31と、天板部31の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の外筒部32と、外筒部32よりも径方向内側において天板部31から下方に向けて延設された円筒状の装着筒部33と、天板部31の開口縁部から上方に向け延設された接続筒部34と、接続筒部34の上端から上方に向けて立設された円筒状の吐出筒部35と、を有する。
天板部31の開口縁部には、下方に向けて円筒状の第1嵌合筒部31Aが延設されている。第1嵌合筒部31Aは、口部3内に嵌合されている。
外筒部32の外径は、フランジ部23の外径と同等となっている。
装着筒部33の下端部には、径方向内側に向けて突出し、第1嵌合突部3Aに対して下方から係止する第2嵌合突部33Aが設けられている。これにより、装着筒部33は、口部3に対してアンダーカット嵌合されている。
外筒部32の外径は、フランジ部23の外径と同等となっている。
装着筒部33の下端部には、径方向内側に向けて突出し、第1嵌合突部3Aに対して下方から係止する第2嵌合突部33Aが設けられている。これにより、装着筒部33は、口部3に対してアンダーカット嵌合されている。
接続筒部34は、図1に示すように左右方向の幅が下方から上方に向かうにしたがって漸次縮径すると共に、図2に示すように前後方向の幅が上下方向の全長にわたってほぼ一定となっている。接続筒部34の左右両側面は、図1に示すように、下方に向けて窪むように湾曲している。また、接続筒部34の内側には、図1及び図2に示すように、パイプ36の上端部が装着される円筒状の連結筒部37が設けられている。パイプ36は、容器体11の胴部21の底面までまたは底面の近傍まで延在している。
吐出筒部35の上端開口縁部には、周方向に間隔をあけて複数配置されたブリッジ部38を介して平面視で円状の邪魔板39が接続されている。邪魔板39は、吐出筒部35の上端開口部よりも上方に配設されており、平面視で吐出筒部35の上端開口部を覆っている。また、吐出筒部35の上端部には、径方向外側に向けて突出する第1取付突部35Aが形成されている。
吐出筒部35の上端開口縁部には、周方向に間隔をあけて複数配置されたブリッジ部38を介して平面視で円状の邪魔板39が接続されている。邪魔板39は、吐出筒部35の上端開口部よりも上方に配設されており、平面視で吐出筒部35の上端開口部を覆っている。また、吐出筒部35の上端部には、径方向外側に向けて突出する第1取付突部35Aが形成されている。
レンズケース4は、図1から図3に示すように、有底楕円筒状のケース本体41と、ケース本体41とヒンジ42を介して連結され、ケース本体41を開閉する有頂楕円筒状の蓋体43と、を備えている。
ケース本体41は、有底円筒状の第1及び第2収容壁部44、45と、第1及び第2収容壁部44、45の上端開口部同士を接続する接続壁部46と、を有する。
ケース本体41は、有底円筒状の第1及び第2収容壁部44、45と、第1及び第2収容壁部44、45の上端開口部同士を接続する接続壁部46と、を有する。
第1収容壁部44は、上方に向けて開口する円椀状をなしており、コンタクトレンズを収容する第1収容部44Aを画成している。第1収容壁部44の底部は、接続筒部34の左側面の湾曲形状に沿っている。また、第1収容壁部44の上端開口縁部のうち右縁部は、接続壁部46に接続されている。第1収容壁部44の底部には、第1収容壁部44の中央部から放射状に延在する複数の第1リブ部44Bが形成されている。
第2収容壁部45は、第1収容壁部44と同様に、上方に向けて開口する円椀状をなしており、コンタクトレンズを収容する第2収容部45Aを画成している。第2収容壁部45の底部は、接続筒部34の右側面の湾曲形状に沿っている。第2収容壁部45の上端開口縁部のうち左縁部は、接続壁部46に接続されている。また、第2収容壁部45の底部には、第2収容壁部45の中央部から放射状に延在する複数の第2リブ部45Bが形成されている。
第1及び第2収容壁部44、45は、容器軸Oを挟む径方向の両側に配置(すなわち、左右方向に配列)されている。
第2収容壁部45は、第1収容壁部44と同様に、上方に向けて開口する円椀状をなしており、コンタクトレンズを収容する第2収容部45Aを画成している。第2収容壁部45の底部は、接続筒部34の右側面の湾曲形状に沿っている。第2収容壁部45の上端開口縁部のうち左縁部は、接続壁部46に接続されている。また、第2収容壁部45の底部には、第2収容壁部45の中央部から放射状に延在する複数の第2リブ部45Bが形成されている。
第1及び第2収容壁部44、45は、容器軸Oを挟む径方向の両側に配置(すなわち、左右方向に配列)されている。
接続壁部46は、図3に示すように、前後方向に延在している。そして、接続壁部46の左右方向の幅は、前後両端部から前後方向の中間部に向かうにしたがって漸次小さくなっている。また、接続壁部46の中央部には、吐出筒部35が挿通される挿通孔部46Aが形成されており、接続壁部46のうち挿通孔部46Aの開口縁には、下方に向けて突出する円筒状の挿通筒部46Bが設けられている。挿通筒部46Bの下端は、接続筒部34の上端よりも上方に位置している。
さらに、接続壁部46には、左右方向に延在する複数の案内溝部46Cが前後方向に間隔をあけて形成されている。案内溝部46Cは、接続壁部46を前後方向で間隔をあけて下方及び上方への折り曲げを繰り返すことによって形成されている。そのため、接続壁部46の前後方向の断面は、波状をなしている。なお、接続壁部46のうち案内溝部46Cの底部は、接続筒部34の上端に当接または近接している。
さらに、接続壁部46には、左右方向に延在する複数の案内溝部46Cが前後方向に間隔をあけて形成されている。案内溝部46Cは、接続壁部46を前後方向で間隔をあけて下方及び上方への折り曲げを繰り返すことによって形成されている。そのため、接続壁部46の前後方向の断面は、波状をなしている。なお、接続壁部46のうち案内溝部46Cの底部は、接続筒部34の上端に当接または近接している。
第1収容壁部44の上端開口縁部のうち接続壁部46に連なっていない前後両縁部及び左縁部と、第2収容壁部45の上端開口縁部のうち接続壁部46に連なっていない前後両縁部及び右縁部と、接続壁部46の外縁部のうち第1及び第2収容壁部44、45に接続されていない前後両縁部とは、一体的に平面視で楕円状の縁部を画成しており、この縁部には、上方に向けて楕円筒状の装着壁部47が設けられている。
装着壁部47の上端は、吐出筒部35の第1取付突部35Aよりも下方に位置しているが、第1取付突部35Aよりも上方または同等に位置してもよい。装着壁部47の後縁部のうち左右方向の中間部は、ヒンジ42を介して蓋体43に連結されている。装着壁部47の上端部には、径方向外側に向けて突出する第1装着突部47Aが形成されている。また、装着壁部47の下端部には、第1及び第2収容壁部44、45の上端部を径方向外側から囲む楕円筒状の囲繞筒部48が延設されている。囲繞筒部48の下端の上下方向の位置は、接続壁部46のうち案内溝部46Cの底部と同等となっている。また、囲繞筒部48の下端には、径方向外側に向けて突出する平面視で楕円環状の環状突出部48Aが形成されている。なお、環状突出部48Aのうち上面視でヒンジ42と重なる部分は、切り欠かれている。
蓋体43は、平面視で楕円状の天壁部51と、天壁部51の外周縁から下方に向けて延設された楕円筒状の外壁部52と、外壁部52よりも径方向内側において天壁部51から下方に向けて延設された楕円筒状の第2嵌合筒部53と、天壁部51の中央部から下方に延設された円筒状の閉塞筒部54と、を有する。
天壁部51は、外周縁から中央部に向けて上方に突となるように椀状をなしており、天壁部51の中央部は、邪魔板39に当接または近接している。また、天壁部51には、天壁部51と接続壁部46との間の空間を埋めるための第1及び第2隔壁部51A、51Bが下方に向けて延設されている。第1及び第2隔壁部51A、51Bは、接続壁部46の左右両縁部に各別に沿うように湾曲して前後方向に延在している。なお、第1及び第2隔壁部51A、51Bそれぞれの前後両端部は、外壁部52の内周面との間に間隙を有する。また、第1及び第2隔壁部51A、51Bは、接続壁部46の左右両縁部に各別に当接または近接している。これにより、容器の移動や振動などによってコンタクトレンズが第1及び第2収容部44A、45A間を移動してしまうことを抑止することができる。
外壁部52の下端部には、径方向内側に向けて突出し、第1装着突部47Aに対して下方から係止する第2装着突部52Aが形成されている。これにより、外壁部52には、装着壁部47がアンダーカット嵌合される。また、外壁部52のうち後縁部の左右方向の中間部は、ヒンジ42を介してケース本体41に連結されている。さらに、外壁部52のうち前縁部の左右方向の中間部には、径方向外側に突出するツマミ部52Bが設けられている。
第2嵌合筒部53は、装着壁部47の内側に嵌合されている。
第2嵌合筒部53は、装着壁部47の内側に嵌合されている。
閉塞筒部54の下端部には、径方向内側に向けて突出し、第1取付突部35Aに対して下方から係止する第2取付突部54Aが形成されている。これにより、閉塞筒部54は、吐出筒部35にアンダーカット嵌合される。このように、閉塞筒部54は、蓋体43がケース本体41の上端開口部を閉じている際にも、吐出筒部35に取り付けられている。これにより、容器体11の胴部21が意図せずスクイズ変形されたときに容器本体2内の内容物が吐出筒部35から吐出されることがより確実に防止される。
次に、以上のような構成のコンタクトレンズケース付き容器1の使用方法について説明する。
まず、レンズケース4の蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、図4に示すように、ケース本体41の上端開口部を開放する。このとき、蓋体43の閉塞筒部54は、吐出筒部35から離脱し、吐出筒部35の上端開口部を開放する。そして、コンタクトレンズを第1及び第2収容部44A、45Aに各別に収納する。
まず、レンズケース4の蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、図4に示すように、ケース本体41の上端開口部を開放する。このとき、蓋体43の閉塞筒部54は、吐出筒部35から離脱し、吐出筒部35の上端開口部を開放する。そして、コンタクトレンズを第1及び第2収容部44A、45Aに各別に収納する。
この状態で、容器本体2の胴部21を圧縮変形させ、パイプ36を通して吐出筒部35の上端開口部から薬液を吐出させる。吐出筒部35から吐出した薬液は、邪魔板39にぶつかり、流動方向が径方向に変更され、第1及び第2収容部44A、45Aに向けて流動する。このとき、第1及び第2収容部44A、45Aの一方に注入される薬液の量が第1及び第2収容部44A、45Aの他方に注入される薬液の量よりも少ない場合であっても、第1及び第2収容部44A、45Aの一方に注入される薬液の液面が接続壁部46に形成された案内溝部46Cの底部よりも上方に位置すれば、第1及び第2収容部44A、45Aの一方に注入されている薬液の余剰分が案内溝部46C介して第1及び第2収容部44A、45Aの他方に流入する。これにより、第1及び第2収容部44A、45Aに各別に収容される薬液の量が均一化される。
その後、蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、ケース本体41を閉じてコンタクトレンズを保管する。
その後、蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、ケース本体41を閉じてコンタクトレンズを保管する。
コンタクトレンズを使用している間などにレンズケース4を乾燥させる場合には、レンズケース4を容器本体2から取り外し、蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させてケース本体41を開放させ、レンズケース4を展開状態とした状態で、図5に示すように、蓋体43の閉塞筒部54を吐出筒部35に取り付ける。これにより、吐出筒部35の上端開口部が閉塞される。また、ケース本体41の上端部は、吐出部材12の外筒部32の外面に当接する。これにより、ケース本体41の容器本体2に対する径方向外側への突出量が低減される。
その後、ケース本体41を適宜乾燥させた後、蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、ケース本体41を閉じる。
以上のようにして、コンタクトレンズケース付き容器1を使用する。
その後、ケース本体41を適宜乾燥させた後、蓋体43をケース本体41に対してヒンジ42回りに回動させ、ケース本体41を閉じる。
以上のようにして、コンタクトレンズケース付き容器1を使用する。
以上のような構成のコンタクトレンズケース付き容器1によれば、レンズケース4を容器本体2に装着した状態で容器本体2から第1及び第2収容部44A、45A内に直接薬液を注ぎ入れるため、第1及び第2収容部44A、45A内に薬液をより確実に注入できる。また、レンズケース4の乾燥時に、ケース本体41のみが吐出筒部35の側面に沿うように位置付けられるので、乾燥時にコンタクトレンズケース付き容器1が占める空間を小さくすることができる。さらに、ケース本体41及び蓋体43のうちの少なくとも一方が容器本体2に装着され、レンズケース4を容器本体2と一括管理できるので、レンズケース4の紛失を防止できる。また、閉塞筒部54が吐出筒部35の上端開口部を閉塞するので、自然乾燥時に容器本体2から薬液が吐出されることをより確実に防止できる。
また、薬液の注入時に第1及び第2収容部44A、45Aのうちの一方にある余剰の薬液が案内溝部46Cを通して第1及び第2収容部44A、45Aのうちの他方へ流入するので、第1及び第2収容部44A、45Aで薬液を均等に収容できる。さらに、片手で容器本体2の胴部21を圧縮変形させて薬液を注入できるので、コンタクトレンズケース付き容器1の操作性が向上する。
また、薬液の注入時に第1及び第2収容部44A、45Aのうちの一方にある余剰の薬液が案内溝部46Cを通して第1及び第2収容部44A、45Aのうちの他方へ流入するので、第1及び第2収容部44A、45Aで薬液を均等に収容できる。さらに、片手で容器本体2の胴部21を圧縮変形させて薬液を注入できるので、コンタクトレンズケース付き容器1の操作性が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、第1及び第2収容部は、容器軸Oを径方向で挟む両側に配設されている、すなわち、第1収容部、容器軸及び第2収容部がこの順で左右方向に直線状に並ぶように配設されているが、周方向に間隔をあけて配設されていればよく、直線状に並ぶように配設されていなくてもよい。
ケース本体は、挿通筒部及び挿通孔部に吐出筒部を挿通することによって容器本体に対して取り付けられているが、吐出筒部に取り付けられる部分を別途設けるなど、吐出筒部を挿通させること以外の他の形態によって容器本体に対して取り付けられてもよい。
接続壁部には、第1及び第2収容部間での薬液の流動を案内する案内溝部が形成されているが、案内溝部が形成されていなくてもよい。また、案内溝部を形成する場合、案内溝部は、1つ以上形成されていればよい。
邪魔板は、吐出筒部に連結されているが、上面視で吐出筒部の上端開口部と重なっていればよく、吐出筒部と一体であっても別体であってもよく、ケース本体や蓋体に連結されてもよい。
レンズケースは、蓋体を開いた状態で容器本体内の薬液を第1及び第2収容部に注入しているが、蓋体を閉じた状態で薬液を注入できるように構成されてもよい。
容器本体は、スクイズ変形可能な容器以外に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムを有するポンプ容器など、他の容器であってもよい。容器本体がポンプ容器である場合、ステムが吐出筒部を構成する。
容器本体やレンズケースは、円筒状や楕円筒状などをなしているが、多角形筒状など、他の形状をなしていてもよい。同様に、第1及び第2収容壁部の形状は、椀状に限られない。
例えば、第1及び第2収容部は、容器軸Oを径方向で挟む両側に配設されている、すなわち、第1収容部、容器軸及び第2収容部がこの順で左右方向に直線状に並ぶように配設されているが、周方向に間隔をあけて配設されていればよく、直線状に並ぶように配設されていなくてもよい。
ケース本体は、挿通筒部及び挿通孔部に吐出筒部を挿通することによって容器本体に対して取り付けられているが、吐出筒部に取り付けられる部分を別途設けるなど、吐出筒部を挿通させること以外の他の形態によって容器本体に対して取り付けられてもよい。
接続壁部には、第1及び第2収容部間での薬液の流動を案内する案内溝部が形成されているが、案内溝部が形成されていなくてもよい。また、案内溝部を形成する場合、案内溝部は、1つ以上形成されていればよい。
邪魔板は、吐出筒部に連結されているが、上面視で吐出筒部の上端開口部と重なっていればよく、吐出筒部と一体であっても別体であってもよく、ケース本体や蓋体に連結されてもよい。
レンズケースは、蓋体を開いた状態で容器本体内の薬液を第1及び第2収容部に注入しているが、蓋体を閉じた状態で薬液を注入できるように構成されてもよい。
容器本体は、スクイズ変形可能な容器以外に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムを有するポンプ容器など、他の容器であってもよい。容器本体がポンプ容器である場合、ステムが吐出筒部を構成する。
容器本体やレンズケースは、円筒状や楕円筒状などをなしているが、多角形筒状など、他の形状をなしていてもよい。同様に、第1及び第2収容壁部の形状は、椀状に限られない。
この発明によれば、収容部内に薬液をより確実に注入でき、かつ、乾燥時の占有空間を小さくできるコンタクトレンズケース付き容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1 コンタクトレンズケース付き容器、2 容器本体、4 レンズケース、21 胴部、39 邪魔板、41 ケース本体、42 ヒンジ、43 蓋体、44 第1収容壁部、44A 第1収容部、45 第2収容壁部、45A 第2収容部、46 接続壁部、46C 案内溝部、54 閉塞筒部
Claims (3)
- 薬液を収容し、前記薬液を吐出させる吐出筒部が上方に向けて立設された有底筒状の容器本体と、
前記吐出筒部に着脱自在に装着され、コンタクトレンズを収容し、前記吐出筒部を開閉するレンズケースと、
を備え、
前記レンズケースが、
前記吐出筒部に着脱自在に装着され、前記コンタクトレンズ及び前記薬液を収容する凹状の第1及び第2収容部が並設されたケース本体と、
前記ケース本体にヒンジを介して連結され、前記第1及び第2収容部を開閉し、前記第1及び第2収容部の閉塞時に前記吐出筒部に着脱自在に取り付けられて前記吐出筒部の上端開口部を閉塞する閉塞筒部を有する蓋体と、
前記吐出筒部の上端開口部の上方に配置され、前記上端開口部から吐出された前記薬液を前記第1及び第2収容部に向けて案内する邪魔板と、
を備えることを特徴とするコンタクトレンズケース付き容器。 - 前記ケース本体が、前記第1及び第2収容部を各別に画成する有底筒状の第1及び第2収容壁部と、前記第1及び第2収容壁部それぞれの上端開口部を接続する接続壁部と、を有し、
前記接続壁部には、前記第1及び第2収容部間の前記薬液の流通を案内する案内溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトレンズケース付き容器。 - 前記容器本体が、圧縮変形可能な胴部を有するスクイズ容器であることを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクトレンズケース付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019234525A JP2021101876A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コンタクトレンズケース付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019234525A JP2021101876A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コンタクトレンズケース付き容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021101876A true JP2021101876A (ja) | 2021-07-15 |
Family
ID=76755466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019234525A Pending JP2021101876A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コンタクトレンズケース付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021101876A (ja) |
-
2019
- 2019-12-25 JP JP2019234525A patent/JP2021101876A/ja active Pending
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