JP2021099685A - 防災連動システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、
複数の警報器を備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器へ送信して火災警報を出力させる警報システムと、
施錠制御装置に入力された情報と登録情報との一致を判別した場合に扉に設けた電気錠を解錠するオートロックシステムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
警報器の少なくとも2台から火災連動信号を受信した場合に、施錠制御装置に解錠制御信号を送信して電気錠を解錠させる連動アダプタを設けたことを特徴とする。
連動アダプタは、1の警報器からの火災連動信号を受信し、他の警報器から火災連動信号を受信することなく所定の待ち時間が経過した場合に、施錠制御装置に解錠制御信号を送信して電気錠を解錠させる。
警報器は、火災復旧を検出した場合に警報出力を停止すると共に火災復旧連動信号を他の警報器に送信して火災警報の出力を停止させ、また、火災警報の出力中に警報停止操作を検出した場合に警報出力を停止すると共に警報停止連動信号を他の警報器に送信して警報出力を停止させ、連動アダプタは解錠制御信号を送信して電気錠を解錠した後に、火災復旧連動信号又は警報停止連動信号を受信した場合は、施錠制御装置に施錠制御信号を送信して電気錠を施錠させる。
警報器と連動アダプタ間の信号は、所定の第1通信プロトコルに従って無線伝送され、連動アダプタと施錠制御装置間の信号は、所定の第2通信プロトコルに従って無線伝送される。
警報器と連動アダプタ間の信号は、所定の第1通信プロトコルに従って無線伝送され、連動アダプタと施錠制御装置間の信号は、信号線により有線伝送される。
電気錠は、回動操作により施錠と解錠を切り替える操作部位(サムターン)を回動駆動する駆動装置である。
本発明によれば、複数の警報器を備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器へ送信して火災警報を出力させる警報システムと、施錠制御装置に入力された情報と登録情報との一致を判別した場合に扉に設けた電気錠を解錠するオートロックシステムと、を連動させる防災連動システムに於いて、警報器の少なくとも2台から火災連動信号を受信した場合に、施錠制御装置に解錠制御信号を送信して電気錠を解錠させる連動アダプタを設けたため、たばこの煙や調理に伴う水蒸気等の火災以外の一過性の原因により警報器が火災を検出して警報する非火災報では、例えば台所に設置している警報器が水蒸気により火災を検知して非火災報を出力しても、別の部屋に設置している他の警報器で火災以外の原因により火災を検出して非火災報を出力する可能性は極めて低く、警報器1台の非火災報によりオートロックシステムの電気錠を解錠してしまうことを確実に防止し、オートロックシステムによる住宅のセキュリティを確実に確保することを可能とする。
また、連動アダプタは、1の警報器からの火災連動信号を受信し、他の警報器から火災連動信号の受信することなく所定の待ち時間が経過した場合に、施錠制御装置に解錠制御信号を送信して電気錠を解錠させるようにしたため、実火災であっても、2台の警報器から火災連動信号を受信して電気錠を解錠するまでには、ある程度の時間がかかることから、2台目の警報器からの火災連動信号を受信する前に、1台目の警報器からの火災連動信号を受信してから所定の待ち時間を経過した場合に強制的に電気錠を解錠することで、実火災における電気錠解錠までの時間遅れを防止し、避難行動や消防活動を妨げないようにする。
また、警報器は、火災復旧を検出した場合に警報出力を停止すると共に火災復旧連動信号を他の警報器に送信して火災警報の出力を停止させ、また、火災警報の出力中に警報停止操作を検出した場合に警報出力を停止すると共に警報停止連動信号を他の警報器に送信して警報出力を停止させ、連動アダプタは解錠制御信号を送信して電気錠を解錠した後に、火災復旧連動信号又は警報停止連動信号を受信した場合は、施錠制御装置に施錠制御信号を送信して電気錠を施錠させるようにしたため、2台の警報器からの火災連動信号の受信、若しくは1台の警報器からの火災連動信号の受信から所定時間を経過して電気錠を解錠しても、火災原因の解消により警報器が火災復旧した場合、及び居住者が住宅内を調べて非火災を確認して警報停止操作を行った場合、これに連動して解錠した電気錠を施錠させることで、非火災報による電気錠の解錠を一時的なものに抑え、オートロックシステムによる住宅のセキュリティを確実に確保可能とする。
図1は警報システムの火災検出に連動してオートロックシステムの電気錠を解錠する防災連動システムを住宅に設置した場合の概略を示した説明図である。
警報システムは、住宅12の各部屋に分けて、警報器として機能する無線連動型の住警器10−1〜10−4を設置している。以下、住警器10−1〜10−4をそれぞれ区別しない場合は住警器10という。
オートロックシステムは、住宅12の玄関扉14に設けた電気錠16、扉内側に配置した施錠制御装置18、扉外側に配置した入力部として機能するテンキー操作器20、及び遠隔操作用のリモコンキー装置22を備える。
警報システムとオートロックシステムを連動するため連動アダプタ24を設けている。連動アダプタ24は、警報システムに設けた住警器10−1〜10−4の内の少なくとも2台から火災検出に基づく火災連動信号を受信した場合に、施錠制御装置18に所定の第2通信プロトコルに従って解錠制御信号を送信して電気錠16を解錠させる連動制御を行う。
図3は図1における住警器、連動アダプタ及び施錠制御装置の機能構成を示したブロック図である。
住警器10は、警報制御部34、アンテナ38を接続した無線通信部36、センサ部40、報知部42及び操作部44を備え、図示しない電池電源により動作する。警報制御部34はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
連動アダプタ24は、連動制御部46、アンテナ50を接続した無線通信部48、リモコン通信部52を備え、図示しない電池電源により動作する。連動制御部46はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
施錠制御装置18は、施錠制御部54、リモコン通信部56及び駆動部58を備え、図示しない電池電源により動作する。施錠制御部54はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
図4は図1及び図2のシステム連動動作をフロー形式で示したタイムチャートである。図4に示すように、住宅12に設けた例えば住警器10−1がステップS1(以下「ステップ」は省略)で火災を検出して火災警報を出力し、S2で火災連動信号を送信すると、例えば住警器10−2を例にとると、S3で火災連動信号を受信し、S4で連動先警報を出力する。
図5はサムターン駆動部を用いた防災連動システムにおける警報器、連動アダプタ及び施錠制御装置の機能構成を示したブロック図である。
図5に示すように、警報システムに設けた住警器10は、警報制御部34、アンテナ38を接続した無線通信部36、センサ部40、報知部42及び操作部44を備え、その機能は図3の実施形態と同じである。
また、連動アダプタ24は、連動制御部46、アンテナ50を接続した無線通信部48、及び連動出力部62を備え、無線通信部48は図3の実施形態と同じであるが、図3のリモコン通信部52に代えて連動出力部62を設け、施錠制御装置18に信号線接続している。
図5に示すように、オートロックシステムの施錠制御装置18は、施錠制御部54及び駆動部58を備え、施錠制御部54に外部に設けたテンキー操作器20と扉開閉検出器25を信号線接続し、また、連動アダプタ24を信号線接続している。駆動部58には電気錠として機能するサムターン駆動装置60を信号線接続している。
(住宅以外の施設)
上記の実施形態は、住宅に設けた警報システムの火災検出に連動してオートロックシステムにより玄関扉を解錠する場合を例にとっているが、住宅用に限らず、ビルやオフィス用など警報システムとオートロックシステムの連動にも適用できる。
また、上記の実施形態は、住警器により火災を検出して連動警報を行う警報システムを例にとっているが、火災以外にガス漏れ警報器等で異常を検出して連動警報を行う警報システムにも適用できる。
また、上記の警報システムは、複数の住警器のそれぞれが火災を検出した場合に他の住警器に火災連動信号を送信して連動警報を出力させる場合を例にとっているが、複数の警報器を親機と複数の子機で構成し、子機で火災を検出した場合に親機に火災検出信号を送信し、これを受信した親機から他の子機に火災連動信号を送信して連動警報を出力させる親子方式の警報システムについても同様に適用できる。この場合、連動アダプタは、親機と子機、或いは2台の子機の火災検出に基づく火災連動信号の受信を検出した場合に、解錠制御信号をオートロックシステムに送信して解錠させる。
上記の実施形態は、扉外側に設けたテンキー操作器を使用した暗証番号の入力により解錠制御する場合を例にとっているが、カード読取器を設けてカード読取による解錠制御としても良いし、キー操作とカード読取の両方を備えた入力機器の認証情報の入力による解錠制御としても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:住宅
14:玄関扉
16:電気錠
18:施錠制御装置
20:テンキー操作器
22:リモコンキー装置
24:連動アダプタ
25:扉開閉検出器
26a:内ハンドル
26b:外ハンドル
28:ロックキー
30:サムターン
30a:ノブ
32:鍵穴
34:警報制御部
36,48:無線通信部
40:センサ部
42:報知部
44:操作部
46:連動制御部
52,56:リモコン通信部
54:施錠制御部
58:駆動部
60:サムターン駆動装置
62:連動出力部
Claims (6)
- 複数の警報器を備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器へ送信して火災警報を出力させる警報システムと、
施錠制御装置に入力された情報と登録情報との一致を判別した場合に扉に設けた電気錠を解錠するオートロックシステムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
前記警報器の少なくとも2台から火災連動信号を受信した場合に、前記施錠制御装置に解錠制御信号を送信して前記電気錠を解錠させる連動アダプタを設けたことを特徴とする防災連動システム。
- 請求項1記載の防災連動システムに於いて、
前記連動アダプタは、1の警報器からの火災連動信号を受信し、他の警報器から火災連動信号を受信することなく所定の待ち時間が経過した場合に、前記施錠制御装置に前記解錠制御信号を送信して前記電気錠を解錠させることを特徴とする防災連動システム。
- 請求項1又2記載の防災連動システムに於いて、
前記警報器は、火災復旧検出した場合に、警報出力を停止すると共に火災復旧連動信号を他の警報器に送信して火災警報の出力を停止させ、また、火災警報の出力中に警報停止操作を検出した場合に警報出力を停止すると共に警報停止連動信号を他の警報器に送信して警報出力を停止させ、
前記連動アダプタは、前記解錠制御信号を送信して前記電気錠を解錠した後に、前記火災復旧連動信号又は前記警報停止連動信号を受信した場合は、前記制御部に施錠制御信号を送信して前記電気錠を施錠させることを特徴とする防災連動システム。
- 請求項1乃至3いずれかに記載の防災連動システムに於いて、
前記警報器と前記連動アダプタ間の信号は、所定の第1通信プロトコルに従って無線伝送され、前記連動アダプタと前記施錠制御装置間の信号は、所定の第2通信プロトコルに従って無線伝送されることを特徴とする防災連動システム。
- 請求項1乃至3いずれかに記載の防災連動システムに於いて、
前記警報器と前記連動アダプタ間の信号は、所定の第1通信プロトコルに従って無線伝送され、前記連動アダプタと前記施錠制御装置間の信号は、信号線により有線伝送されることを特徴とする防災連動システム。
- 請求項1乃至5いずれかに記載の防災連動システムに於いて、前記電気錠は、回動操作により施錠と解錠を切り替える操作部位を回動駆動する駆動装置であることを特徴とする防犯連動システム。
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2019
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