JP2021099043A - インペラ及び回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーに作用する遠心力の影響を抑え、インペラの高回転化を図る。【解決手段】インペラは、軸線を中心とした円盤状をなすディスクと、前記ディスクに対して、前記軸線の延びる軸線方向に離れて配置されたカバーと、前記ディスクと前記カバーとを接続し、前記軸線周りの周方向に間隔をあけて配置された複数のブレードと、前記軸線方向において、複数の前記ブレードと離れて配置され、前記ディスクと前記カバーとを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記ディスクと前記カバーとの間に形成されたインペラ流路の流入口に近い位置に位置する前記ブレードの前縁に対して、前記流入口に近い位置で、前記周方向に間隔をあけて複数に配置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、インペラ及び回転機械に関する。
産業用圧縮機や、ターボ冷凍機や、小型ガスタービンなどに用いられる回転機械として、回転軸に固定されたディスクに複数のブレードを取り付けたインペラを具備したものが知られている。上記回転機械は、インペラを回転させることで、ガスに圧力エネルギー及び速度エネルギーを与えている。
例えば、特許文献1には、インペラを備えた遠心圧縮機が開示されている。インペラは、ディスクと、ディスクに設けられた複数のブレードと、複数のブレードを覆うように設けられたカバーと、を備えた、いわゆるクローズドインペラである。
特開2011−122516号公報
ところで、インペラは、複数のブレードが設けられている部分においては、カバーが複数のブレードによってディスクと繋がっている接合されていることで、高い剛性を有している。これに対し、カバーが複数のブレードよりも径方向の内側に延びているカバー内周部では、複数のブレードに繋がっている部分に比較すると、カバーの剛性が低くなる。また、回転機械の能力向上のため、インペラの高回転化を図ろうとすると、インペラのカバーに作用する遠心力が増大する。遠心力の増大に備えて、カバー内周部の肉厚を大きくすると、カバー内周部の剛性が高まる一方で、重量が増大し、遠心力の影響をより多く受けることになる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、剛性を高めつつカバーに作用する遠心力の影響を抑えることが可能なインペラ及び回転機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係るインペラは、軸線を中心とした円盤状をなすディスクと、前記ディスクに対して、前記軸線の延びる軸線方向に離れて配置されたカバーと、前記ディスクと前記カバーとを接続し、前記軸線周りの周方向に間隔をあけて配置された複数のブレードと、前記軸線方向において、複数の前記ブレードと離れて配置され、前記ディスクと前記カバーとを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記ディスクと前記カバーとの間に形成されたインペラ流路の流入口に近い位置に位置する前記ブレードの前縁に対して、前記流入口に近い位置で、前記周方向に間隔をあけて複数に配置されている。
本開示のインペラ及び回転機械によれば、剛性を高めつつカバーに作用する遠心力の影響を抑えることが可能となる。
本開示の実施形態に係る回転機械の構成を示す断面図である。 上記回転機械に設けられたインペラの上半部の子午面形状を示す断面図である。 上記インペラを軸線方向の第一側から見た図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状を示す斜視図である。 上記インペラに設けられたブレードの前縁を軸線方向から見た図である。 上記インペラに設けられた接続部材の変形例を示す図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状の変形例を示す図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状の変形例を示す図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状の変形例を示す図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状の変形例を示す図である。 上記インペラに設けられた接続部材の形状の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本開示によるインペラ及び回転機械を実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(遠心圧縮機の構成)
以下、本開示の実施形態に係るインペラ及び回転機械について、図1〜図5を参照して説明する。図1に示すように、遠心圧縮機(回転機械)10は、主として、ケーシング20と、回転軸30と、インペラ40と、を備えている。
(ケーシングの構成)
ケーシング20は、回転軸30の一部及びインペラ40を収容している。ケーシング20は、回転軸30の軸線Oの延びる方向(以下、この方向を軸線方向Daと称する)に延びる筒状をなしている。ケーシング20には、縮径及び拡径を繰り返す内部空間24が設けられている。この内部空間24にはインペラ40が収容される。
ケーシング20において、軸線方向Daの第一側Dauの一端部20aに近い位置には、プロセスガス(作動流体)Gを外部からケーシング20内に流入させる吸込口25が形成されている。また、ケーシング20において、軸線方向Daの第二側Dadの他端部20bに近い位置には、プロセスガスGをケーシング20の外部に流出させる排出口26が形成されている。
ケーシング20には、インペラ40同士の間となる位置に、ケーシング側流路50が形成されている。ケーシング側流路50は、インペラ40を流通するプロセスガスGを、ケーシング20において軸線方向Daの第一側Dauの一端部20a側(上流側)から、軸線方向Daの第二側Dadの他端部20b側(下流側)に流通させる。
ケーシング側流路50は、ディフューザ部51と、リターンベンド部52と、戻り流路53と、を備える。ディフューザ部51は、インペラ40の外周端から、軸線Oを中心とした軸線Oを中心とした径方向Drの外側Droに向けて延びる。リターンベンド部52は、ディフューザ部51の外周端に連続している。リターンベンド部52は、ディフューザ部51の外周端から断面視U字状に回り込み、径方向Drの内側Driに向けて延びる。リターンベンド部52は、インペラ40から径方向Drの外側Droに向かって排出されるプロセスガスGを、径方向Drの内側Driに反転させて案内する。戻り流路53は、リターンベンド部52から径方向Drの内側Driに向けて延びる。
(回転軸の構成)
回転軸30は、ケーシング20に対して軸線O回りに回転可能とされている。回転軸30の両端は、ジャーナル軸受28A及び28Bを介して軸線O回りに回転自在にそれぞれ支持されている。また、ケーシング20の一端部20aには、ジャーナル軸受28Aに近い位置にスラスト軸受29が配置されている。回転軸30の一端側は、スラスト軸受29を介して軸線方向Daに支持されている。
(インペラの構成)
複数のインペラ40は、それぞれ、回転軸30に取り付けられ、遠心力を利用してプロセスガスGを圧縮する。複数のインペラ40は、ケーシング20の内部に、軸線方向Daに間隔を空けて収容されている。なお、本開示の実施形態では、図1において、インペラ40が6つ配置されている場合の一例を示しているが、インペラ40は、少なくとも1つ以上配置されていればよい。
図2及び図3に示すように、各インペラ40は、ディスク41と、ブレード42と、カバー43と、を備えた、いわゆるクローズドインペラである。
(ディスクの構成)
ディスク41は、軸線Oを中心とした円盤状に形成されている。ディスク41は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにつれて、径方向Drの外側Droに漸次拡径するように形成されている。
ディスク41の中心部には、軸線方向Daに貫通する円形の貫通孔411が形成されている。インペラ40は、貫通孔411の内面が回転軸30の外周面に嵌まり込んだ状態で、回転軸30に対して一体に固定されている。
ディスク41における軸線方向Daの第一側Dauには、ディスク主面413が形成されている。ディスク主面413は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうに従って径方向Drの外側Droに広がっている。ディスク主面413は、軸線方向Daの第一側Dauの部分では、径方向Drの外側Droを向いている。ディスク主面413は、軸線方向Daの第二側Dadの部分では、軸線方向Daの第一側Dauを向いている。つまり、ディスク主面413は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、軸線方向Daの第一側Dauを向くように湾曲している。即ち、ディスク主面413は、凹曲面状をなしている。
(ブレードの構成)
ブレード42は、ディスク41とカバー43とを接続している。ブレード42は、ディスク主面413から軸線方向Daの第一側Dauに向かって延びている。ブレード42は、軸線O周りの周方向Dcに間隔をあけて複数配置されている。複数のブレード42は、軸線Oを中心として径方向Drの外側Droに向かって放射状に複数配列されている。各ブレード42は、径方向Drの内側Driから径方向Drの外側Droに向かうに従ってインペラ40の回転方向の後方に向かうように湾曲している。ブレード42は、ディスク主面413における、軸線方向Daの第二側Dadに位置して軸線方向Daの第一側Dauを向く部分413aに接続されている。
(カバーの構成)
カバー43は、ディスク41に対して、軸線方向Daの第一側Dauに離れて配置されている。カバー43は、複数のブレード42を軸線方向Daの第一側Dauから覆っている。カバー43には、ブレード42におけるディスク主面413に接続された端部とは反対側の端部が固定されている。カバー43は、ディスク41との間にブレード42を挟むように、ディスク41と対向して配置されている。カバー43は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって径方向Drの外側Droに漸次拡径するように形成されている。カバー43における軸線方向Daの第二側Dadには、ディスク主面413に対向するカバー対向面431が形成されている。カバー対向面431は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうに従って径方向Drの外側Droに広がっている。カバー対向面431は、軸線方向Daの第一側Dauの部分では、径方向Drの外側Droを向いている。カバー対向面431は、軸線方向Daの第二側Dadの部分では、軸線方向Daの第二側Dadを向いている。つまり、カバー対向面431は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうにしたがって、軸線方向Daの第二側Dadを向くように湾曲している。即ち、カバー対向面431は、凸曲面状をなしているブレード42は、カバー対向面431における、軸線方向Daの第二側Dadに位置して軸線方向Daの第二側Dadを向く部分431aに接合されている。
ディスク41とカバー43の間には、複数のブレード42で周方向Dcに区画されたインペラ流路45が形成されている。インペラ流路45は、軸線方向Daの第一側Dauから第二側Dadに向かうに従って、径方向Drの内側Driから外側Droに向かうように湾曲しながら延びている。インペラ流路45は、径方向Drの内側Driかつ軸線方向Daの第一側Dauで開口する流入口451と、径方向Drの外側Droかつ軸線方向Daの第一側Dauで開口する流出口452と、を有している。流入口451は、戻り流路53を流れたプロセスガスGが流入可能なように、軸線方向Daの第一側Dauを向いて開口している。流出口452は、ディフューザ部51にプロセスガスGを流出させるように、径方向Drの外側Droを向いて開口している。
(接続部材の構成)
図2及び図3に示すように、インペラ40は、接続部材60Aを更に備えている。接続部材60Aは、ディスク41とカバー43とを接続している。接続部材60Aは、周方向Dcに間隔をあけて複数が配置されている。各接続部材60Aは、複数のブレード42に対して、軸線方向Daの第一側Dauに間隔をあけた位置に配置されている。具体的には、軸線方向Daにおいて、流入口451に近い位置に位置するブレード42の前縁421に対して、流入口451により近い位置に配置されている。接続部材60Aは、ブレード42と同数配置されている。接続部材60Aにおいて径方向Drの内側Driの端部であるディスク側端部601が、ディスク主面413に接続されている。ディスク側端部601は、ディスク主面413において軸線方向Daの第一側Dauで径方向Drの外側Droを向く部分413bに接続されている。また、接続部材60Aにおいて径方向Drの外側Droの端部であるカバー側端部602がカバー対向面431に接続されている。カバー側端部602は、カバー対向面431において軸線方向Daの第一側Dauで径方向Drの内側Driを向く部分431bに接続されている。このようにして、接続部材60Aは、カバー43の中で、径方向Drで最も内側Driに位置するカバー内周縁部435に接続されている。
接続部材60Aは、ディスク側端部601とカバー側端部602とを直線状に結ぶように設けられている。図2に示すように、接続部材60Aの子午面形状は、軸線Oに対して垂直に延びている。つまり、接続部材60Aは、子午面断面において、その仮想中心線が径方向Drにまっすぐ直線状に延びている。したがって、接続部材60Aは、ディスク側端部601及びカバー側端部602に対して垂直に接続されている。ここで、子午面形状とは、軸線方向Daから見た際に円形のインペラ40の子午線及び軸線Oを通る縦断面である子午面断面での形状を意味する。接続部材60Aは、ディスク側端部601からカバー側端部602まで、軸線方向Daと平行な断面が同一形状をなしている。図4に示すように、本開示の実施形態において、接続部材60Aは、軸線方向Daにおける断面(接続部材60Aの延伸方向に直交する断面)の形状が円形である。つまり、接続部材60Aは、ディスク側端部601からカバー側端部602に向けて延びる円柱状をなしている。なお、延伸方向とは、ディスク側端部601とカバー側端部602とを結ぶ仮想線の延びる方向である。
図2に示すように、接続部材60Aは、径方向Drから見ると、ディスク側端部601とカバー側端部602とが、軸線方向Daにおいて同一位置に配置されている。さらに、図3に示すように、軸線方向Daから見た際に、ディスク側端部601とカバー側端部602とが、周方向Dcにおいて同一位置に配置されている。つまり、接続部材60Aは、ディスク側端部601とカバー側端部602とを結ぶ延伸方向が、径方向Drに一致している。つまり、接続部材60Aの径方向Drに対する傾斜角度は0°となるように、径方向Drにまっすぐ延びている。これに対し、図5に示すように、軸線方向Daから見た際、ブレード42の前縁421は、径方向Drに対し、傾斜している。したがって、接続部材60Aは、軸線方向Daから見た際に、径方向Drに対する傾斜角度が、前縁421の径方向Drに対する傾斜角度θ2よりも小さくなるように延びている。
(作用効果)
上記構成のインペラ40では、ブレード42とは独立して、ディスク41とカバー43とが、複数の接続部材60Aによって接続されている。さらに、接続部材60Aは、複数のブレード42の軸線方向Daの第一側Dauの前縁421よりも、軸線方向Daの第一側Dauに間隔をあけた位置に配置されている。これにより、複数のブレード42よりも軸線方向Daの第一側Dauの部分において、カバー43が複数の接続部材60Aによって支持されることになる。したがって、カバー43において、複数のブレード42よりも軸線方向Daの第一側Dauの部分の剛性が、カバー43自体の重量増大を招くことなく高まる。その結果、ブレード42が配置されていない領域でカバー43の剛性を高めつつ、カバー43に作用する遠心力の影響を抑えることができる。これにより、インペラ40の高回転化を図ることが可能となる。
また、接続部材60Aの子午面形状は、軸線Oに対して垂直にまっすぐ延びている。その結果、子午面形状が軸線Oに対して傾いて斜めに延びている(径方向Drにまっすぐ延びていない)場合に比べて、接続部材60Aの剛性を向上させることができる。これにより、カバー43に作用する遠心力の影響(遠心荷重による応力)を効果的に抑えることができる。
また、接続部材60Aは、軸線方向Daから見た際の傾斜角度が、ブレード42の前縁421の傾斜角度θ2よりも小さい。そのため、カバー43をより効率的に支持し、径方向Drへ働く遠心力に対するカバー43の剛性を有効に高めることができる。
また、接続部材60Aは、ディスク側端部601と、カバー側端部602とが、軸線方向Da及び周方向Dcにおいて同一位置に配置されている。つまり、接続部材60Aを径方向Drにまっすぐ延ばすことができる。これにより、接続部材60Aにより、カバー43をより効率的に支持し、径方向Drへ働く遠心力に対するカバー43の剛性を有効に高めることができる。
また、接続部材60Aは、カバー43に対し、軸線Oを中心とした径方向Drで最も内側となるカバー内周縁部435に接続されている。そのため、ブレード42から離れた位置に形成されるカバー内周縁部435における剛性が高まる。したがって、カバー43に及ぶ遠心力の影響を、より有効に抑えることができる。
また、接続部材60Aは、ディスク41とカバー43とを接続する方向に直交する断面の形状が円形である。そのため、流入口451から流入したプロセスガスGが接続部材60Aに衝突した際の圧力損失を抑えることができる。これにより、接続部材60Aを設けることによる圧力損失の増大を抑えることができる。
また、このようなインペラ40を備えていること、インペラ40の高回転化を図り、高速回転で運転することが可能な回転機械10を提供することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記実施形態において、接続部材60Aは、軸線方向Daから見ると、ディスク側端部601とカバー側端部602とを結ぶ延伸方向が、径方向Drに沿うようにしたが、これに限られるものではない。例えば、図6に示すように、接続部材60Bは、軸線方向Daから見た際に、ディスク側端部601とカバー側端部602とを結ぶ延伸方向が、径方向Drに対して傾斜していてもよい。この場合も、接続部材60Bは、軸線方向Daから見た際に、径方向Drに対する傾斜角度θ1が、前縁421の径方向Drに対する傾斜角度θ2よりも小さくなるようにするのが好ましい。
また、上記実施形態の図3において、接続部材60Aは、ブレード42と同数を設けるようにしたが、接続部材60Aの数は、ブレード42と異なっていてもよい。
また、上記実施形態の図3では、接続部材60Aは、周方向Dcにおける位置が、ブレード42の前縁421と同じ位置となっているが、接続部材60Aの周方向Dcにおける位置は、ブレード42と異なっていてもよい。その際、接続部材60Aは、軸線方向Daから見た際に、ブレード42と周方向Dcにおける位置が、ブレード42の前縁421と重ならない位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態において、接続部材60Aを、その延伸方向に直交する断面の形状が円形であるようにしたが、接続部材の形状はこのような形状に限られるものではない。例えば、図7に示すように、接続部材60Cは、延伸方向に直交する断面形状が、長円形となるようにしてもよい。この場合、流入口451におけるプロセスガスGの流れに対して与える圧力損失を抑えるため、断面長円形の接続部材60Cは、その長軸方向をプロセスガスGの流れ方向に沿わせるのが好ましい。
また、図8に示すように、接続部材60Dは、延伸方向に直交する断面形状が、楕円形となるようにしてもよい。また、図9に示すように、接続部材60Eは、延伸方向に直交する断面形状が、軸線方向Daの第一側Dauの前縁が半円状で、軸線方向Daの第二側Dadに向かって幅寸法が漸次小さくなる、ティアドロップ形状としてもよい。また、図10に示すように、接続部材60Fは、延伸方向に直交する断面形状が、翼断面形状となるようにしてもよい。さらに、図11に示すように、接続部材60Gは、ディスク側端部601からカバー側端部602に向けて、径方向Dr回りに捻れて形成されていてもよい。なお、図11では、接続部材60Gの断面形状を翼断面形状としたが、これ以外の形状であってもよい。
また、上記実施形態で示したインペラ40は、その製造方法を問うものではない。例えば、インペラ40は、ディスク41及びブレード42と、カバー43とに分割される構造であってもよい。また、インペラ40は、ディスク41、ブレード42、カバー43、及び接続部材60A〜60Gと、三次元積層成形法等により一体に形成してもよい。
<付記>
実施形態に記載のインペラ40及び回転機械10は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るインペラ40は、軸線Oを中心とした円盤状をなすディスク41と、前記ディスク41に対して、前記軸線Oの延びる軸線方向Daに離れて配置されたカバー43と、前記ディスク41と前記カバー43とを接続し、軸線O周りの周方向Dcに間隔をあけて配置された複数のブレード42と、前記軸線方向Daにおいて、複数の前記ブレード42と離れて配置され、前記ディスク41と前記カバー43とを接続する接続部材60Aとを備え、前記接続部材60Aは、前記ディスク41と前記カバー43との間に形成されたインペラ流路45の流入口451に近い位置に位置する前記ブレード42の前縁421に対して、前記流入口451に近い位置で、前記周方向Dcに間隔をあけて複数に配置されている。
このインペラ40では、ブレード42とは独立して、ディスク41とカバー43とが、複数の接続部材60Aによって接続されている。これにより、複数のブレード42よりも流入口451に近い位置の部分において、カバー43が複数の接続部材60Aによって支持されることになる。したがって、カバー43において、複数のブレード42よりも流入口451に近い位置の部分の剛性が、カバー43自体の重量増大を招くことなく高まる。その結果、ブレード42が配置されていない領域でカバー43の剛性を高めつつ、カバー43に作用する遠心力の影響を抑えることができる。これにより、インペラ40の高回転化を図ることが可能となる。
(2)第2の態様に係るインペラ40は、(1)のインペラ40であって、前記接続部材の子午面形状は、前記軸線に対して垂直に延びている。
これにより、接続部材60Aの剛性を向上させることができる。これにより、カバー43に作用する遠心力の影響(遠心荷重による応力)を効果的に抑えることができる。
(3)第3の態様に係るインペラ40は、(1)又は(2)のインペラ40であって、前記接続部材60Aは、前記軸線方向Daから見た際に、前記軸線Oを中心とした径方向Drに対する傾斜角度θ1が、前記ブレード42の前記前縁421の子午面形状における前記径方向Drに対する傾斜角度θ2よりも小さくなるように延びている。
これにより、接続部材60Aを、軸線方向Daから見た際の径方向Drに対する傾斜角度θ1が小さい。そのため、カバー43をより効率的に支持し、径方向Drへ働く遠心力に対するカバー43の剛性を有効に高めることができる。
(4)第4の態様に係るインペラ40は、(1)から(3)の何れか一つのインペラ40であって、前記接続部材60Aは、前記軸線方向Daから見た際に、前記ディスク41に接続されているディスク側端部601と、前記カバー43に接続されているカバー側端部602とが、前記周方向Dcにおいて同一位置に配置されている。
これにより、接続部材60Aを径方向Drにまっすぐ近い形で延ばすことができる。これにより、接続部材60Aにより、カバー43をより効率的に支持し、径方向Drへ働く遠心力に対するカバー43の剛性を有効に高めることができる。
(5)第5の態様に係るインペラ40は、(1)から(4)の何れか一つのインペラ40であって、前記接続部材60Aは、前記カバー43に対し、前記軸線Oを中心とした径方向Drで最も内側に位置するカバー内周縁部435に接続されている。
これにより、接続部材60Aでカバー43のカバー内周縁部435における剛性が高まる。そのため、ブレード42から離れた位置に形成されるカバー内周縁部435における剛性が高まる。したがって、カバー43に及ぶ遠心力の影響を、より有効に抑えることができる。
(6)第6の態様に係る回転機械10は、(1)から(5)の何れか一つのインペラ40を備える。
回転機械10としては、遠心圧縮機等が挙げられる。
これにより、インペラ40の高回転化を図り、高速回転で運転することが可能な回転機械10を提供することができる。
10…遠心圧縮機(回転機械)
20…ケーシング
20a…一端部
20b…他端部
24…内部空間
25…吸込口
26…排出口
28A、28B…ジャーナル軸受
29…スラスト軸受
30…回転軸
40…インペラ
41…ディスク
411…貫通孔
413…ディスク主面(面)
413a…部分
413b…部分
42…ブレード
421…前縁
43…カバー
431…カバー対向面
431a…部分
431b…部分
435…カバー内周縁部
45…インペラ流路
451…流入口
452…流出口
50…ケーシング側流路
51…ディフューザ部
52…リターンベンド部
53…戻り流路
60A〜60G…接続部材
601…ディスク側端部
602…カバー側端部
Da…軸線方向
Dad…第二側
Dau…第一側
Dc…周方向
Dr…径方向
Dri…内側
Dro…外側
G…プロセスガス
O…軸線
θ1、θ2…傾斜角度

Claims (6)

  1. 軸線を中心とした円盤状をなすディスクと、
    前記ディスクに対して、前記軸線の延びる軸線方向に離れて配置されたカバーと、
    前記ディスクと前記カバーとを接続し、前記軸線周りの周方向に間隔をあけて配置された複数のブレードと、
    前記軸線方向において、複数の前記ブレードと離れて配置され、前記ディスクと前記カバーとを接続する接続部材とを備え、
    前記接続部材は、前記ディスクと前記カバーとの間に形成されたインペラ流路の流入口に近い位置に位置する前記ブレードの前縁に対して、前記流入口に近い位置で、前記周方向に間隔をあけて複数に配置されているインペラ。
  2. 前記接続部材の子午面形状は、前記軸線に対して垂直に延びている請求項1に記載のインペラ。
  3. 前記接続部材は、前記軸線方向から見た際に、前記軸線を中心とした径方向に対する傾斜角度が、前記前縁の前記径方向に対する傾斜角度よりも小さくなるように延びている請求項1又は2に記載のインペラ。
  4. 前記接続部材は、前記軸線方向から見た際に、前記ディスクに接続されているディスク側端部と、前記カバーに接続されているカバー側端部とが、前記周方向において同一位置に配置されている請求項1から3の何れか一項に記載のインペラ。
  5. 前記接続部材は、前記カバーに対し、前記軸線を中心とした径方向で最も内側に位置するカバー内周縁部に接続されている請求項1から4の何れか一項に記載のインペラ。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のインペラを備える回転機械。
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