JP2021098867A - アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法 - Google Patents

アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021098867A
JP2021098867A JP2021044438A JP2021044438A JP2021098867A JP 2021098867 A JP2021098867 A JP 2021098867A JP 2021044438 A JP2021044438 A JP 2021044438A JP 2021044438 A JP2021044438 A JP 2021044438A JP 2021098867 A JP2021098867 A JP 2021098867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
diamine
polyamide
aldaric acid
repeating unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021044438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7113465B2 (ja
Inventor
忠久 岩田
Tadahisa Iwata
忠久 岩田
有希子 ロジャース
Yukiko Rogers
有希子 ロジャース
ユーシン 呉
Yuxin Wu
ユーシン 呉
久晴 正木
Hisaharu Masaki
久晴 正木
伊藤 哲也
Tetsuya Ito
哲也 伊藤
原 浩司
Koji Hara
浩司 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
University of Tokyo NUC
Original Assignee
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
University of Tokyo NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ensuiko Sugar Refining Co Ltd, University of Tokyo NUC filed Critical Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
Publication of JP2021098867A publication Critical patent/JP2021098867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113465B2 publication Critical patent/JP7113465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/28Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2250/00Compositions for preparing crystalline polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

【課題】アルダル酸を構成単位とする高分子量のポリマーを提供する。【解決手段】少なくとも1つのアルダル酸に由来する繰り返し単位と、少なくとも1つのジアミンに由来する繰り返し単位とを含み、重量平均分子量が1万以上である熱可塑性ポリマー(ただし、アルダル酸とジアミン以外のモノマーに由来する繰り返し単位を更に含む熱可塑性ポリマーである場合を除く。)であって、前記アルダル酸に由来する繰り返し単位が、アルダル酸の水酸基が保護基に変換されている繰り返し単位であり、前記アルダル酸がグルカル酸であり、前記ジアミンが、エチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミン、フェニレンジアミン、p−キシレンジアミン、及びm−キシレンジアミンよりなる群から選択される、熱可塑性ポリマーである。【選択図】なし

Description

本発明は、アルダル酸を構成単位とするポリマー、及びその製造方法に関する。特に、本発明は、グルカル酸等のアルダル酸を構成単位とする高分子量のポリマー、及びその製造方法に関する。
近年、地球温暖化の観点から、また、廃棄物増加に繋がるなどの理由からプラスチックに対する問題点が多々指摘されている。かかる環境上の要請から、既存の石油を原料とするプラスチックから、再生可能資源なバイオマス(植物材料)を原料とするバイオベースプラスチックへ代替することが重要になってきている。
両末端がカルボキシル基であるグルカル酸(GA)はセルロースを分解して得られたグルコースなどの単糖を酸化して得られる糖酸であり、アメリカエネルギー省が定める12種類のバイオマスリファイナリー基幹物質の一つである。プラスチックなどの材料用途への応用は未だなされておらず、新規利用法の開発が非常に重要である。
Figure 2021098867
WO2004/052958 US6894135B2 DE60308411D1 EP1569982A1 US2004/0158029 WO2004/052959A1
Kiely, D. E.; Chen, L.; Lin, T. H., Journal of the American Chemical Society 1994, 116, 571-578. Kiely, D. E.; Chen, L.; Lin, T. H., Journal of Polymer Science Part a-Polymer Chemistry 2000, 38, 594-603.
本発明は、アルダル酸を構成単位とする高分子量のポリマー、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、アルダル酸の1種であるGAを原料としたポリマー材料の開発を目指し、GAの水酸基を保護したモノマーの合成と、その重縮合によるポリマーの合成を試みてきたところ、これまで、直鎖状のグルカル酸アセテート(GAA)の合成に成功しており、GAAと1,6−ヘキサンジアミン(HA)などとの共重合によるポリアミドやポリエステルの合成を行ってきた。しかしながら、これまでの方法では、析出した生成物の分子量が3800以上を越えないという課題があった。
そこで、合成方法や後処理方法を検討したところ、得られたポリマーが水可溶部に存在しており、分子量も増加していることが分かり、ポリマーを効率的に回収する方法を見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、
[1]少なくとも1つのアルダル酸に由来する繰り返し単位を含み、重量平均分子量が3800以上である熱可塑性ポリマー。
[2]少なくとも1つのジアミン又はジオールに由来する繰り返し単位を更に含む、[1]に記載の熱可塑性ポリマー。
[3]少なくとも1つのジアミンに由来する繰り返し単位を含む、[2]に記載の熱可塑性ポリマー。
[4]前記アルダル酸が、キシラル酸、アラビナル酸、グルカル酸、マンナル酸、及びガラクタル酸よりなる群から選択される、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリマー。
[5]結晶性を有する、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリマー。
[6](i)アルダル酸又はその誘導体、及びジアミン又はジオールを、水及び非極性有機溶媒中で混合する工程、及び
(ii)(i)の工程で得られた反応混合物を減圧下で濃縮する工程、
を含む、アルダル酸に由来する繰り返し単位を含むポリマーを製造する方法。
[7]濃縮した反応混合物を凍結乾燥することを含む、[6]に記載の製造方法。
[8]前記非極性有機溶媒が、クロロホルム、及びジクロロメタンよりなる群から選択される、[6]又は[7]に記載の製造方法。
を、提供するものである。
本発明により、アルダル酸を構成単位とする高分子量のポリマーを効率的に製造することができる。また、本発明により、アルダル酸を構成単位とする高分子量の熱可塑性ポリマーを提供することができ、新規バイオベースプラスチックとしての利用が期待できる。
実施例1で得られたポリアミドのH−NMR 実施例1、比較例1〜2で得られたポリマーのGPC溶出曲線及び分子量分布 実施例1で得られたポリアミドのTGA曲線(透析前のサンプルを混合物のまま測定)。 実施例1で得られたポリアミドのDSC曲線(透析前のサンプルを混合物のまま測定)。 実施例1で得られたポリアミドのPOM写真(透析前のサンプルを混合物のまま測定)。 実施例2で得られたポリアミドのH−NMR 実施例2で得られたポリアミドのH−NMR 実施例2で得られたポリアミドのTGA曲線 実施例2で得られたポリアミドのDSC曲線 実施例3で得られたポリアミドのH−NMR 実施例4で得られたポリアミドのH−NMR 実施例4で得られたポリアミドのTGA曲線及びDSC曲線 実施例5で得られたポリアミドのH−NMR
本発明の1つの態様は、少なくとも1つのアルダル酸に由来する繰り返し単位を含み、重量平均分子量が3800以上であり、好ましくは4000以上であるポリマーである。
本発明のポリマーは、好ましくは、少なくとも1つのジアミン又はジオールに由来する繰り返し単位を更に含む。
ジアミンとしては、エチレンジアミン(EA)、1,4−ブタンジアミン(BA)、1,6−ヘキサンジアミン(HA)、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミン等の脂肪族ジアミンや、フェニレンジアミン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン等の芳香族ジアミンが挙げられ、好ましくは、エチレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミンである。
ジオールとしては、エチレングリコール(EG)、1,4−ブタンジオール(BO)、1,6−ヘキサンジオール(HA)、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール等の脂肪族ジオールが挙げられる。好ましくは、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールである。
アルダル酸は、キシラル酸、アラビナル酸、グルカル酸、マンナル酸、又はガラクタル酸から選択され、好ましくは、グルカル酸である。
本発明において、アルダル酸に由来する繰り返し単位には、アルダル酸自体を繰り返し単位とするものに加えて、アルダル酸の誘導体、即ち、アルダル酸の水酸基が保護基に変換されたものを繰り返し単位とするものも含まれる(ここでいう水酸基には、末端カルボキシ基の一部を構成するOH基は含まれない)。水酸基の保護基としては、エステル系保護基(例えば、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基)、エーテル系保護基(例えば、メチル基、エチル基、ベンジル基)等が挙げられる。水酸基の保護基として、好ましくは、アセチル基、メチル基である。なお、通常の方法により、脱保護を行うことが可能であり、これにより、「アルダル酸の水酸基が保護基に変換されている繰り返し単位」を「アルダル酸自体に由来する繰り返し単位」に変換することも可能である。
本発明の1つの好ましい実施態様において、アルダル酸に由来する繰り返し単位はグルカル酸アセテートに由来する繰り返し単位である。
本発明のポリマーは、3800以上の重量平均分子量を有する。これまで得られたグルカル酸を構成単位とする重合体の重量平均分子量は2000程度であり、ポリマーとは言い難いものであったところ、本発明は、アルダル酸を構成単位とする重合体において3800以上の重量平均分子量を達成したものである。
本発明のポリマーの重量平均分子量は、通常、3800以上、好ましくは4000以上、より好ましくは1万以上、更に好ましくは2万以上である。また、重量平均分子量の上限については特に制限はないが、通常100万以下、好ましくは35万以下、より好ましくは10万以下である。
なお、上記重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定した値であり、標準物質としてはポリエチレンオキシドが使用される。
また、本発明のポリマーは熱可塑性を示すものである。更に、本発明のポリマーは、好ましくは融点を有し、結晶性を示す。
本発明のもう1つの態様は、(i)アルダル酸又はその誘導体、及びジアミン又はジオールを、水及び非極性有機溶媒中で混合する工程、及び(ii)(i)の工程で得られた反応混合物を減圧下で濃縮する工程、を含む、アルダル酸に由来する繰り返し単位を含むポリマーを製造する方法である。
アルダル酸又はその誘導体とジアミン又はジオールを水/有機溶媒の界面重合で反応させると、通常は、化合物が析出するものの得られる化合物の重量平均分子量は2000程度と低いものである。これに対して、アルダル酸又はその誘導体、及びジアミン又はジオールを、水及び非極性有機溶媒中で混合して得られる反応混合物(より具体的には反応溶液)を、好ましくは撹拌しながら、減圧下で濃縮することにより、有機溶媒や水中にも生成しているポリマーを得ることができ、このポリマーの重量平均分子量は4000以上程度と比較的高分子量である。
本発明のポリマーの製造方法は、上記(i)の工程が、好ましくは、塩基性触媒の存在下で行われる。塩基性触媒としては、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン等が挙げられ、炭酸水素ナトリウムが好ましい。
アルダル酸又はその誘導体、及びジアミン又はジオールを、水及び非極性有機溶媒中で混合した後、通常、室温(例えば10〜30℃)で、1分〜10分静置させて反応させる。その後、反応混合物をナスフラスコ等に移して、エバポレーターで、反応混合物を撹拌しながら減圧濃縮する。
ジアミンとしては、エチレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミン等の脂肪族ジアミンや、フェニレンジアミン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン等の芳香族ジアミンが挙げられ、好ましくは、エチレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミンである。
なお、ジアミンが芳香族ジアミンである場合は、上述した製造方法の他、通常の溶液重合によっても、アルダル酸に由来する繰り返し単位を含むポリマーを製造することができる。
ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール等の脂肪族ジオールが挙げられる。好ましくは、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールである。
アルダル酸は、キシラル酸、アラビナル酸、グルカル酸、マンナル酸、又はガラクタル酸から選択され、好ましくは、グルカル酸である。
アルダル酸の誘導体は、アルダル酸の水酸基が保護基に変換されたものを意味し(ここでいう水酸基には、末端カルボキシ基の一部を構成するOH基は含まれない)、水酸基の保護基としては、エステル系保護基(例えば、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基)、エーテル系保護基(例えば、メチル基、エチル基)等が挙げられる。水酸基の保護基として、好ましくは、アセチル基、メチル基である。なお、通常の方法により、脱保護を行うことが可能であり、例えば合成後のポリマーに対して脱保護を行うことにより、「アルダル酸の水酸基が保護基に変換されている繰り返し単位」を「アルダル酸自体に由来する繰り返し単位」に変換することも可能である。
また、末端のカルボキシ基の一部を構成する水酸基は、ジアミン又はジオールとの反応性を高めるため、塩素等で置換することが好ましい。
本発明の1つの好ましい実施態様において、アルダル酸の誘導体は塩化グルカル酸アセテートである。
アルダル酸又はその誘導体とジアミン又はジオールのモル比は、通常1:1である。
非極性有機溶媒としては、水より比重が高い溶媒が好ましく、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン等が挙げられる。
本発明のポリマーの製造方法の1つの側面は、濃縮した反応混合物を凍結乾燥することを含む。有機溶媒を減圧濃縮により除去してもポリマーが析出しない場合があり、この場合には、残りの水を凍結乾燥することにより生成物を全て回収することができる。
濃縮した反応混合物を凍結乾燥してポリマーを得る場合は、得られる生成物中にモノマーが含まれている場合がある。生成物中のポリマーを分離精製するには、透析を行うことが好ましい。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)原料
グルカル酸カリウム塩は塩水港精糖株式会社から提供を受けた。それ以外の試薬は市販されているものを精製せずに用いた。
(2)グルカル酸アセテートの合成
以下のスキーム1によりグルカル酸アセテートを合成した。
スキーム1
Figure 2021098867
D−グルカル酸カリウム塩(10g)を無水酢酸(10ml)に室温で分散させ、その後、濃硫酸(50ml)を60℃で加えた。溶液は数分後に透明になり、3時間撹拌を行った。混合物をクロロホルム/アセトン(v/v=7:3)と水で抽出した。有機相をNaSOで乾燥し、乾燥するまで濃縮し、純水を加え、凍結乾燥により無色固体のグルカル酸アセテート(GAA)を得た(3.0g、収率30%)。
1H-NMR (CDCl3):δ 2.07 (s, 3H, CH3CO at C4), 2.08 (s, 3H, CH3CO at C3), 2.15 (s, 3H, CH3CO at C5), 2.19 (s, 3H, CH3CO at C2), 5.22 (d, 1H, J4,5= 4.65, C5-H), 5.37 (d, 1H, J2,3= 3.90, C2-H), 5.60 (dd, 1H, J4,5= 4.65, J4,3= 6.22, C4-H), 5.81 (dd, 1H, J3,2= 3.90, J3,4= 6.22, C3-H), 6.9 (broad s, C1OOH and C6OOH). 13C-NMR (CDCl3):δ 20.31 (CH3CO at C2), 20.36 (CH3CO at C5), 20.42 (CH3CO at C3) 20.46 (CH3CO at C4), 69.20 (C3), 69.66 (C5), 69.81 (C4), 70.15 (C2), 169.73 (CH3CO at C5), 170.07 (CH3CO at C3), 170.14 (CH3CO at C4), 170.19 (C6), 170.21 (C1), 170.47 (CH3CO at C2). 10% and 50% decomposition temperature Td10% = 187.5 °C, Td50% = 195.5 °C.
(3)塩化グルカル酸アセテート(GACA)の合成
上記のスキーム1により、塩化グルカル酸アセテートを合成した。
GAA(1.0g、2.6mmol)のクロロホルム溶液に、塩化チオニル(1.2mlm、16.5mmol)を室温で加えた。反応混合物を50℃で3時間撹拌し、その後濃縮して、塩化グルカル酸アセテート(GACA)を得た。この生成物を精製せずに重合に用いた。
[比較例1]
GAA系ポリエステルの溶液重合
以下のスキーム2の上段により、GAA系ポリエステルの溶液重合を行った。
スキーム2:ジアミン又はジオールとのGACAの溶液重合
Figure 2021098867
エチレングリコール(EO、m=1)(147μL、2.6mmol)とトリエチルアミン(TEA)(734μL、2.6mmol)のジメチルアセトアミド(DMAc)(5.0ml)溶液に、GACA(ca.1.0g、2.6mmol)のDMAc(0.5ml)溶液を滴下した。反応混合物を一晩撹拌した。溶液を濃縮して、ポリエステルの粗生成物を得た。
1,4−ブタンジオール(BO、m=2)(234μL、2.6mmol)及び1,6−ヘキサンジオール(HO、m=3)(312mg、2.6mmol)を用いて、他のポリエステルを合成した。
[比較例2]
GAA系ポリアミドの溶液重合
以下のスキーム2の下段により、GAA系ポリアミドの溶液重合を行った。
エチレンジアミン(EA、m=1)(176.4μL、2.6mmol)及びTEA(734μL、5.3mmol)のDMAc(5.0ml)溶液に、GACA(ca.1.0g、2.6mmol)のDMAc(5.0ml)溶液を滴下した。反応混合物を一晩撹拌した。溶媒をエバポレーターにより除去し、乾燥凍結し、ポリアミドの粗生成物を得た。
1,4−ブタンジアミン(BA、m=2)(265μL、2.6mmol)及び1,6−ヘキサンジアミン(HA、m=3)(365μL、2.6mmol)を用いて他のポリアミドを合成した。ポリアミドの分子量は、精製せずにGPCで測定した。
[実施例1]
界面重合によるGAA系ポリアミドの合成
以下のスキーム3により、GAA系ポリアミドの界面重合を行った。
スキーム3:GACAとジアミンとの界面重合
Figure 2021098867
GACA(ca.1.0g、2.6mmol)のクロロホルム(15ml)溶液を用意し、EA(200μL、3.0mmol)及び炭酸水素ナトリウム(0.6g)の水溶液(10ml)を該クロロホルム溶液の表面に滴下した。2相からなる溶液をフラスコに入れて、全ての反応混合物をロータリーエバポレーターを用いて溶媒蒸発により回収し、続けて凍結乾燥し、粗ポリアミドを得た。重合生成物(ca.600mg)をセルロース透析膜(MWCO=1000)を用いて水による透析により精製し、GAA及びEA(4.1mg)からなるポリアミドを得た。
BA(300μL、3mmol)及びHA(400μL、3.0mmol)を用いて他のポリアミドを合成し、GAA及びBA又はHAからなる純粋なポリアミドの収量は、各々、1.7mg及び4.2mgであった。
実施例1で得られたポリアミドのH−NMRを図1に示す。
図1のプロトンのピークを同定した。5−6ppmの範囲のブロードなピークはグルカル酸主鎖のプロトン由来であり、ポリマー状生成物が得られたことが示唆された。また、2.1ppmにアセチル基由来のピークが見られた。図1の(a)における3.4ppmのピークはEAのCH由来であり、図1の(b)における3.2と1.5ppmのピークはBAのCH由来であり、図1の(c)における3.2、1.3、1.5ppmのピークはHAのCH由来であった。H−NMRの測定からジアミンとグルカル酸アセテートとの重合反応が進んだことが分かる。
(4)分子量の測定
実施例1、比較例1〜2で得られたポリマーの分子量を、20mM LiCl/DMAcを溶媒としてGPC(SCL−10A,RID−10A,SIL−10Ai,CTO−10AC, and LC−10Ai,Shimadzu)により測定した。GPC曲線を図2に示す。
図2の(a)、(b)は、GAA及びEO、BO、HOからなるポリエステルのGPC溶出曲線及び分子量分布であり(比較例1)、(c)、(d)は、GAA及びEA、BA、HAからなる溶液重合によるポリアミドのGPC溶出曲線及び分子量分布であり(比較例2)、(e)、(f)は、GAA及びEA、BA、HAからなる界面重合によるポリアミドのGPC溶出曲線及び分子量分布である(実施例1)。
図2(e)の溶出曲線のうち、14分付近に溶出した最も高分子量のピークが生成したポリマー由来である。16分付近の低分子量側のピークの分子量は300程度だったことから、モノマーと考えられる。
ポリマーの分子量を表1に示す。全てのジアミンとの界面重合において、14.5×10〜20.8×10という高分子量化合物が溶液中に生成していることが示される。
Figure 2021098867
[比較例3]
GACAとEAを実施例1と同じ仕込み比率で界面重合を行った。EAの炭酸水素ナトリウム水溶液をGACAのクロロホルム溶液に入れた後、エバポレーターを使わず、三日間攪拌した。水とクロロホルムで分液し、有機層を濃縮乾燥した。水層を凍結乾燥した。生成物の分子量をクロロホルムまたは20mM LiCl/DMAcでGPC測定した。有機層の生成物の重量平均分子量は1,300であり、水層の生成物の分子量は1,000ぐらいであった。
(5)熱的特性
実施例1で得られたポリアミドについて透析前のサンプルを混合物のまま測定した。
TGA曲線を図3に示す。ポリアミドは150〜200℃に分解があった。これはGAAとジアミンモノマー由来であった。加熱後残った40%の残存物は塩であった。
DSC曲線を図4に示す。EA、BA、HAとの重合生成物は119.5、139.4、141.7℃に吸熱ピークが見られた。GAAとHAの融点は50と44℃であり、EA、BAは室温下で液体であるから、これらのピークは生成物の融点であった。従って、生成物は結晶性ポリアミドと考えられた。
図5に実施例1で得られたポリアミドのPOM写真を示す。開始温度40℃と比較し、EA、BA、HAとの重合生成物は、各々、120℃、140℃、140℃に溶融により透明になった部分が見える。得られた生成物は熱可塑性であった。
[実施例2]
溶液重合によるGAA系ポリアミドの合成
以下のスキーム4により、GACAと芳香族ジアミンとの溶液重合を行い、GAA系ポリアミドを合成した。
スキーム4:GACAとm−キシレンジアミン(mXDA)との重合
Figure 2021098867
m−キシレンジアミン(mXDA)とトリエチルアミン(EtN)のジメチルアセトアミド(DMAc)(5.0ml)溶液に、GACAのDMAc(5.0ml)溶液を滴下した。反応混合物を室温にて一晩撹拌した後、純水の添加により沈殿物が析出した。沈殿物をろ過して、純水で洗浄し、真空乾燥を行い、ポリアミドを得た。
GACA、mXDA、EtN及びDMAcの使用量等の重合条件、並びにポリアミド生成物の分子量及び収率を表2に示す。
Figure 2021098867
表2から分かるように、mXDAの割合が少し過量である場合や、反応溶液中のモノマーの濃度が高い場合ほど、生成物の分子量はより高くなった。
表2の番号1及び2の重合条件で得られたポリアミドのH−NMRを図6に示し、表2の番号3及び4の重合条件で得られたポリアミドのH−NMRを図7に示す。図6〜7には、ピークの帰属を示すが、ポリアミド生成物の化学構造が確認できる。
表2の番号1及び2の重合条件で得られたポリアミドのTGA曲線及びDSC曲線を図8及び図9に示す。
TGA曲線を図8に示す。これらポリアミドは230℃付近から分解が開始することが分かった。
DSC曲線を図9に示す。表2の番号1及び2の重合条件で得られた重合生成物は、それぞれ149.8℃及び132.5℃に吸熱ピークが見られた。これらのピークは生成物の融点である。従って、生成物は結晶性ポリアミドと考えられた。
[実施例3]
溶液重合によるGAA系ポリアミドの合成
以下のスキーム5により、GACAと芳香族ジアミンとの溶液重合を行い、GAA系ポリアミドを合成した。
スキーム5:GACAとp−キシレンジアミン(pXDA)との重合
Figure 2021098867
p−キシレンジアミン(pXDA,2.6mmol)とトリエチルアミン(EtN,5.2mmol)のジメチルアセトアミド(DMAc)(5.0ml)溶液に、GACA(2.6mmol)のDMAc(5.0ml)溶液を滴下した。反応混合物を室温にて一晩撹拌した後、純水の添加により沈殿物が析出した。沈殿物をろ過して、純水で洗浄し、真空乾燥を行い、ポリアミドを得た。
ポリアミド生成物の分子量は、Mw=7.8×10、Mn=4.1×10、Mw/Mn=1.9であり、収率は45.2%であった。
実施例3で得られたポリアミドのH−NMRを図10に示す。図10には、ピークの帰属を示すが、ポリアミド生成物の化学構造が確認できる。
[実施例4]
界面重合によるGAA系ポリアミドの合成
以下のスキーム6により、GACAと芳香族ジアミンとの界面重合を行い、GAA系ポリアミドを合成した。
スキーム6:GACAとm−キシレンジアミン(mXDA)との重合
Figure 2021098867
GACA(2.6mmol)のクロロホルム(10ml)溶液を用意し、mXDA(3.0mmol)及び炭酸水素ナトリウム(0.6g)の水(10ml)溶液をクロロホルム溶液の表面に滴下した。2相からなる溶液をフラスコに入れて、全ての反応混合物をロータリーエバポレーターを用いて溶媒蒸発により回収し、続けて凍結乾燥し、粗ポリアミドを得た。重合生成物(ca.600mg)をセルロース透析膜(MWCO=1000)を用いて水による透析により精製し、GAA及びmXDAからなるポリアミド(収量572mg)を得た。
ポリアミド生成物の分子量は、Mw=6.6×10、Mn=1.6×10、Mw/Mn=4.0であった。
実施例4で得られたポリアミドのH−NMRを図11に示す。図11には、ピークの帰属を示すが、ポリアミド生成物の化学構造が確認できる。
また、実施例4で得られたポリアミドのTGA曲線及びDSC曲線を図12に示す。
TGA曲線を図12左に示す。ポリアミドは150〜200℃に分解があった。
DSC曲線を図12右に示す。GAA由来の融点と思われる吸熱が50〜70℃見られたが、それ以外の吸熱ピークは見られなかった。分子量が6000と低いので、結晶性か非晶性かについては言及することは難しい。
[実施例5]
GAA系ポリアミドの脱保護
以下のスキーム7により、GAA系ポリアミドからアセチル基の脱保護を行い、GA系ポリアミドへと変換した。
スキーム7:ポリアミドの脱保護
Figure 2021098867
GAA系ポリアミドとして、実施例2に記載される表2の番号4の重合条件で得られたポリアミドを用いた。
GAA系ポリアミド(250mg)をDMAc(5.0mL)に溶かし、ここに28%アンモニア水(1.5mL、2.0mL又は2.5mL)を添加して、室温にて24時間攪拌した。
1.5mL及び2.5mLのアンモニア水を添加した場合は、24時間後、反応混合物中にアセトンを加えてポリアミドを沈殿させ、これを回収した。1.5mLのアンモニア水を添加した場合の収量は169.0mgであり、2.5mLのアンモニア水を添加した場合の収量は138.0mgであった。
また、2.0mLのアンモニア水を添加した場合は、24時間後、反応混合物中に2−プロパノールを加えてポリアミドを沈殿させ、これを回収した。2.0mLのアンモニア水を添加した場合の収量は87.8mgであった。
実施例5で得られたポリアミドのH−NMRを図13に示す。図13の(a)は、原料であるGAA系ポリアミドのH−NMRを示し、図13の(b)、(c)及び(d)は、それぞれ1.5mL、2.0mL及び2.5mLのアンモニア水を添加した場合に得られた回収ポリアミドのH−NMRを示す。
グルカル酸のプロトン由来のピークが5−6ppm範囲(a)から3.7−4.3ppm範囲(b,c,d)にシフトし、脱保護が行われたことが分かる。2.5mLのアンモニア水を添加した場合は、他と比べてOHのピークがブロードであり、脱保護がよく進行していることが分かる。なお、沈殿にアセトンを用いた場合、回収した生成物の純度が低く、一方、2−プロパノールを用いた沈殿では、回収した生成物の純度が高いことが分かる。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つのアルダル酸に由来する繰り返し単位を含み、重量平均分子量が3800以上である熱可塑性ポリマー。
  2. 少なくとも1つのジアミン又はジオールに由来する繰り返し単位を更に含む、請求項1に記載の熱可塑性ポリマー。
  3. 少なくとも1つのジアミンに由来する繰り返し単位を含む、請求項2に記載の熱可塑性ポリマー。
  4. 前記アルダル酸が、キシラル酸、アラビナル酸、グルカル酸、マンナル酸、及びガラクタル酸よりなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリマー。
  5. 結晶性を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリマー。
  6. (i)アルダル酸又はその誘導体、及びジアミン又はジオールを、水及び非極性有機溶媒中で混合する工程、及び
    (ii)(i)の工程で得られた反応混合物を減圧下で濃縮する工程、
    を含む、アルダル酸に由来する繰り返し単位を含むポリマーを製造する方法。
  7. 濃縮した反応混合物を凍結乾燥することを含む、請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記非極性有機溶媒が、クロロホルム、及びジクロロメタンよりなる群から選択される、請求項6又は7に記載の製造方法。
JP2021044438A 2016-03-30 2021-03-18 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法 Active JP7113465B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016068112 2016-03-30
JP2016068112 2016-03-30
JP2018509364A JP6894604B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-29 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018509364A Division JP6894604B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-29 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021098867A true JP2021098867A (ja) 2021-07-01
JP7113465B2 JP7113465B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=59964650

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018509364A Active JP6894604B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-29 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法
JP2021044438A Active JP7113465B2 (ja) 2016-03-30 2021-03-18 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018509364A Active JP6894604B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-29 アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10913821B2 (ja)
JP (2) JP6894604B2 (ja)
CN (1) CN108884224B (ja)
AU (1) AU2017239770B9 (ja)
WO (1) WO2017170740A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116286777B (zh) * 2023-05-19 2023-08-01 山东福洋生物科技股份有限公司 一种己二胺和葡萄糖二酸共聚物制备固定化酶材料的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62283124A (ja) * 1986-05-30 1987-12-09 Central Glass Co Ltd ポリアミド樹脂の製造方法
JP2002511113A (ja) * 1997-06-27 2002-04-09 サントル ナシヨナル ド ラ ルシエルシエ シヤンテイフイツク(セ・エーヌ・エール・エス) ジラクトン環を有する新規なモノマー及びこれに対応するポリマー
JP2008504410A (ja) * 2004-06-29 2008-02-14 テヒニーシェ ウニヴェルジテート ウィーン ビス(メタ)アクリルアミド糖を基材としたポリマー担体材料の製造方法
JP2008081411A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Saitama Univ シアル酸チオグリコシドポリマー
JP2008530307A (ja) * 2005-02-10 2008-08-07 エモリー ユニヴァーシティ 抗炎症グリコデンドロン(glycodendron)を含むポリエチレンオキシドポリマー
JP2010019837A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Yamatake Corp 糖鎖チップの製造方法
WO2012001240A1 (en) * 2010-07-01 2012-01-05 Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Method of producing polyesters

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5312967A (en) * 1992-08-12 1994-05-17 Uab Research Foundation Process for making activated aldarate esters, ester/lactones and lactones
JPH06322066A (ja) * 1993-05-11 1994-11-22 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 主鎖にラクトン環を有するポリウレタン
CA2256900A1 (en) 1996-05-29 1997-12-04 Xiao-Ying Meng Cationic polymer/lipid nucleic acid delivery vehicles
AU2003297049A1 (en) 2002-12-10 2004-06-30 The University Of Montana High molecular weight stereoregular head-tail poly(glucaramides)
DE60308411T2 (de) 2002-12-10 2006-12-28 The University Of Montana, Missoula Verfahren zur Herstellung von hochmolekularen statistischen Polyhydroxypolyamiden
US20060264672A1 (en) 2005-02-23 2006-11-23 Andrews Mark A Processes using alpha, omega-difunctional aldaramides as monomers and crosslinkers
AU2008322438B2 (en) 2007-11-15 2014-06-19 The University Of Montana Hydroxypolyamide gel forming agents
JP6022852B2 (ja) * 2012-08-15 2016-11-09 ユニチカ株式会社 ポリエステル樹脂水性分散体およびその製造方法
JP6366690B2 (ja) 2013-05-14 2018-08-01 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー 血液脳関門を通過するナノ粒子によって脳に治療薬および造影剤を送達する方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62283124A (ja) * 1986-05-30 1987-12-09 Central Glass Co Ltd ポリアミド樹脂の製造方法
JP2002511113A (ja) * 1997-06-27 2002-04-09 サントル ナシヨナル ド ラ ルシエルシエ シヤンテイフイツク(セ・エーヌ・エール・エス) ジラクトン環を有する新規なモノマー及びこれに対応するポリマー
JP2008504410A (ja) * 2004-06-29 2008-02-14 テヒニーシェ ウニヴェルジテート ウィーン ビス(メタ)アクリルアミド糖を基材としたポリマー担体材料の製造方法
JP2008530307A (ja) * 2005-02-10 2008-08-07 エモリー ユニヴァーシティ 抗炎症グリコデンドロン(glycodendron)を含むポリエチレンオキシドポリマー
JP2008081411A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Saitama Univ シアル酸チオグリコシドポリマー
JP2010019837A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Yamatake Corp 糖鎖チップの製造方法
WO2012001240A1 (en) * 2010-07-01 2012-01-05 Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Method of producing polyesters

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
KIELY E.DONALD ET AL.: "Hydroxylated Nylons Based on Unprotected Esterified D-Glucaric Acid by Simple Condensation Reactions", J.AM.CHEM.SOC., vol. 116, JPN6022006864, 1994, pages 571 - 578, ISSN: 0004711627 *
ROSU CORNELIA ET AL.: "Sugar-Based Polyamides:Self-Organization In Strong Polar Organic Solvents", BIOMACROMOLECULES, vol. 16, JPN6022006865, 2015, pages 3062 - 3072, XP055429530, ISSN: 0004711625, DOI: 10.1021/acs.biomac.5b00977 *
橋本和彦ら: "D−ガラクトース誘導体を主鎖に含むポリアミドの合成とその性質", 高分子学会予稿集, vol. 48, no. 2, JPN6022006861, 1999, pages 293, ISSN: 0004711626 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017170740A1 (ja) 2019-04-18
WO2017170740A1 (ja) 2017-10-05
CN108884224A (zh) 2018-11-23
AU2017239770A1 (en) 2018-10-25
JP7113465B2 (ja) 2022-08-05
US20190100621A1 (en) 2019-04-04
US10913821B2 (en) 2021-02-09
AU2017239770B2 (en) 2021-01-07
CN108884224B (zh) 2021-09-10
JP6894604B2 (ja) 2021-06-30
AU2017239770B9 (en) 2021-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101704475B1 (ko) 내열성 및 내화학성이 우수한 폴리술폰 공중합체 및 그 제조방법
US8987406B2 (en) Cyclic polyphenylene ether ether ketone composition and method for producing the same
US20120108693A1 (en) Segmented polyarylene ether block copolymers
JP7113465B2 (ja) アルダル酸を構造単位とする新規ポリマーと製造方法
JP2010058096A (ja) 親水化ポリエーテルスルホン分離膜及びその製造方法
US10662289B2 (en) Polymers from bio-derived dicarboxylic acids
US10941104B2 (en) Biomass-derived polymers and copolymers incorporating monolignols and their derivatives
CN110475803A (zh) 制备聚亚芳基砜/聚酯嵌段共聚物(p)的方法
KR101973671B1 (ko) 폴리술폰 공중합체 제조방법 및 그에 의하여 제조된 3d 프린팅용 폴리술폰 공중합체
CN112409596A (zh) 一种聚砜及其制备方法
Ankushrao et al. High Performance Poly (ether-amide) s Derived from 1, 1-Bis [4-(4-carboxy methylene phenoxy)-3-methyl phenyl] Cyclopentane and Aromatic Diamines
KR20170006860A (ko) 전자끄는기를 포함하는 에폭사이드, 이산화탄소 및 전자끄는기를 포함하지 않는 에폭사이드의 삼원중합체 제조방법
JP4547620B2 (ja) 架橋アリルアミン類重合体の製造方法
Hadel et al. Toward Intrinsically Flame-Retardant, Bioenabled Nitrogen Aromatic Nylon 6, 6 Comonomers
JPS6256895B2 (ja)
Cai et al. Synthesis of poly (aryl ether ketone) s containing diphenyl moieties by electrophilic Friedel–Crafts solution polycondensation
CN108117645B (zh) 一种聚芳酰亚胺制造方法及其生产装置
Wang et al. Synthesis of reactive copolyesters derived from isophthaloyl chloride, bisphenol a, and aliphatic diols with additional reactive groups
JP5316727B1 (ja) 環式ポリフェニレンエーテルエーテルケトン組成物の回収方法およびそれを用いたポリフェニレンエーテルエーテルケトンの製造方法
KR101936510B1 (ko) 피페라지늄으로 가교된 폴리이미드-폴리디메틸실록세인 고분자, 및 이를 이용한 기체분리막
JP3134271B2 (ja) 芳香族スルフィド/スルホン重合体
Yu et al. Synthesis and Characterization of Novel Soluble Aromatic Polyesters with Pendant Cyano Groups
JPH10306157A (ja) 新規なポリアリール−アルキルカーボネートおよびその製造方法
JPH09110926A (ja) 炭酸エステル化ポリビニルアルコール誘導体およびその製造法
JP2010132842A (ja) 環状ポリカーボネートオリゴマーおよび環状ポリカーボネートオリゴマーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7113465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150