JP2021098476A - 作業機 - Google Patents
作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021098476A JP2021098476A JP2019231932A JP2019231932A JP2021098476A JP 2021098476 A JP2021098476 A JP 2021098476A JP 2019231932 A JP2019231932 A JP 2019231932A JP 2019231932 A JP2019231932 A JP 2019231932A JP 2021098476 A JP2021098476 A JP 2021098476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- support cylinder
- cylinder
- link
- vehicle height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
Description
しかしながら、操舵に伴う大きな外力が作用したとき、上下の車輪支持部材同士のスプライン嵌合部分で損傷する可能性があり、耐久性の低下を招く虞がある点で改善の余地がある。
車体フレームと、前記車体フレームに車高調節機構を介して取り付けられた走行装置とを備え、
前記車高調節機構は、前記車体フレーム側に配置された上部支持筒及び前記走行装置側に配置された下部支持筒の一方の一部が他方に互いの筒軸心方向に相対移動可能に挿入された筒状の支持脚部を有し、
前記支持脚部の筒状の内部に、前記走行装置に対して回転動力を伝える伝動軸が挿通され、
前記上部支持筒と前記下部支持筒との筒軸心方向に沿う相対移動を許容し、かつ前記上部支持筒と前記下部支持筒との筒軸芯回りの回動を規制するヒンジ装置が備えられている。
したがって、操舵可能な車高調節機構として、スプライン嵌合構造に比べて損傷し難い構造のものを得易い。
前記上部リンクの他端部と前記下部リンクの他端部とが、前記上部軸心及び前記下部軸心に略平行な軸心回りで相対回動可能に連結されていると好適である。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように定義している。つまり、本発明の作業機における作業走行時の前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
図1に本実施形態に係る作業機としての乗用管理機が示されている。この乗用管理機は、四輪走行型の走行機体1の後部に作業装置としての薬剤散布装置2が備えられている。この乗用管理機は、既に作物が植え付けられている圃場において、作物の植付条を跨いで走行しながら作物に対して薬剤を散布する作業を行うものである。尚、本実施形態では本発明を乗用管理機に適用した場合の例について説明するが、本発明の適用対象はこれに限られるものではない。
エンジン11の動力は、ミッションケース7内の変速装置にて変速されたのち、左右の前輪3F及び左右の後輪3Rに伝達される。従って、走行機体1は、四つの走行車輪3が駆動される四輪駆動型に構成されている。
前輪3Fの車輪支持部4、及び後輪3Rの車輪支持部4には、それぞれに、車体フレーム10をローリング作動可能に支持する揺動支持装置4A、及び操向操作装置4Bが備えられている。そして後輪3Rの車輪支持部4には、前記揺動支持装置4A、及び操向操作装置4Bの他に、車体フレーム10に対する後輪3Rの相対高さを、上下高さ方向における所定長さ範囲内で、左右各別に変更調節可能な車高調節機構4Cも備えられている。
前輪3F及び後輪3Rのそれぞれに備えられる揺動支持装置4Aについて説明する。
図2及び図3に示すように、左右の後輪3Rの左右中間部に筒状の後部横向き伝動ケース13が位置し、この後部横向き伝動ケース13の内部に横向き伝動軸14が備えられる。ミッションケース7での変速後の動力が前後向きの中間軸16、横向き伝動軸14を介して左右両側の後輪3Rに伝達される。後部横向き伝動ケース13は、車体フレーム10に対して中間軸16と同一軸芯である前後軸芯X周りでローリング(回動)自在に支持されている。
この弾性材が存在することで、走行機体1は、水平姿勢からの姿勢変化が生じると、直ちに圧縮される側の弾性材の弾性復元力が作用し、後部横向き伝動ケース13の前後軸芯X周りでの姿勢変化に抵抗を与える状態となる。
前輪3F及び後輪3Rのそれぞれに備えられる操向操作装置4Bについて説明する。
図4及び図5に、前輪3Fのうちの、右側の前輪3Fの車輪支持部4を示す。二個の前輪3Fの夫々は、左右対称に設けられているが、同じ構成であるから、左側の前輪3Fの説明は省略する。また、後輪3Rにおいても、操向操作装置4Bについては同様の構造であるため、説明は省略する。
図4及び図5に、右側の前輪3Fの車輪支持部4に備えられる車高調節機構4Cを示す。この車高調節機構4Cは、左右の前輪3Fの車輪支持部4に備えられているが、左右対称で同じ構成であるから、左側の前輪3Fにおける車高調節機構4Cの説明は省略する。また、後輪3Rにおいても、車高調節機構4Cについては同様の構造であるため、説明は省略する。
図1乃至図5に示すように、車輪支持部4に設けられる車高調節機構4Cに、突き合わせ端部を相対摺動可能に嵌合させて伸縮可能に構成された筒状の支持脚部として、縦向き伝動ケース19が備えられている。縦向き伝動ケース19は、車体フレーム10を支持する上部支持筒19Bと、前輪3Fを支持する下部支持筒19Aとを備えている。
上記の上部支持筒19Bと下部支持筒19Aとにわたって、上部支持筒19Bと下部支持筒19Aとの筒軸心方向に沿う相対摺動での伸縮が可能で、かつ上部支持筒19Bと下部支持筒19Aとの相対回動が不能であるように連結するヒンジ装置6が設けられている。
ヒンジ装置6には、上部支持筒19Bの上端部に一体的に連結された上部接続体23と、下部支持筒19Aの下端部が一体的に連結された車輪支持ケース24とに亘って、上部リンク60と下部リンク61と、が備えられている。つまり、上部リンク60の上端部が上部接続体23の側面部に左右方向に沿う上部軸心P1回りで回動可能に連結されている。また、下部リンク61の下端部が車輪支持ケース24に、左右方向に沿う下部軸心P2回りで回動可能に連結されている。
上部リンク60の下端部と下部リンク61の上端部とは、連結軸62で相対回動可能に連結され、その連結箇所の水平方向軸心P3回りで屈伸可能に構成されている。
図6及び図7に示すヒンジ装置6は、上部軸心P1、下部軸心P2、及び連結箇所の軸心P3に沿う方向視で、上部軸心P1、下部軸心P2、及び連結箇所の軸心P3が、上部支持筒19Bと下部支持筒19Aとの筒軸心と同一位置にある縦向き伝動軸20の回転軸芯Yから前後方向で離れて位置するように設けられている。
このうち、連結箇所の軸心P3が回転軸芯Yから離れる方向は、上部軸心P1、及び下部軸心P2が回転軸芯Yから離れる方向と同方向である。
したがって、この上部リンク60の角度変化量を、図6乃至図8に示すように、角度センサーとしてのポテンショメータ9で検出するようにすれば、下部リンク61にポテンショメータ9を設けた場合よりも、角度変化の割合が大きくなって分解能に優れ、より精度良く検出し易い。
(1)上記実施形態では、ヒンジ装置6は、上部軸心P1、下部軸心P2、及び連結箇所の軸心P3に沿う方向視で、上部軸心P1、下部軸心P2、及び連結箇所の軸心P3が、上部支持筒19Bと下部支持筒19Aとの筒軸心と同一位置にある縦向き伝動軸20の回転軸芯Yから前後方向で離れて位置するように設けられている構造のものを例示しが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、上部軸心P1及び下部軸心P2のいずれか一方、もしくは両方が、回転軸芯Yと重なる位置に設けられたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
6 ヒンジ装置
9 ポテンショメータ
10 車体フレーム
19 支持脚部
19A 下部支持筒
19B 上部支持筒
20 伝動軸
60 上部リンク
61 下部リンク
P1 上部軸心
P2 下部軸心
P3 水平方向軸心
Y 筒軸心
Claims (9)
- 車体フレームと、前記車体フレームに車高調節機構を介して取り付けられた走行装置とを備え、
前記車高調節機構は、前記車体フレーム側に配置された上部支持筒及び前記走行装置側に配置された下部支持筒の一方の一部が他方に互いの筒軸心方向に相対移動可能に挿入された筒状の支持脚部を有し、
前記支持脚部の筒状の内部に、前記走行装置に対して回転動力を伝える伝動軸が挿通され、
前記上部支持筒と前記下部支持筒との筒軸心方向に沿う相対移動を許容し、かつ前記上部支持筒と前記下部支持筒との筒軸芯回りの回動を規制するヒンジ装置が備えられている作業機。 - 前記ヒンジ装置は、前記上部支持筒を備えた前記車高調節機構の上部または前記車体フレームと、前記下部支持筒を備えた前記車高調節機構の下部または前記走行装置とに亘って設けられている請求項1記載の作業機。
- 前記ヒンジ装置に、前記車高調節機構の上部または前記車体フレームに水平方向に沿う上部軸心回りで回動可能に一端部を連結された上部リンクと、前記車高調節機構の下部または前記走行装置に前記上部軸心に略平行な下部軸心回りで回動可能に一端部を連結された下部リンクと、が備えられ、
前記上部リンクの他端部と前記下部リンクの他端部とが、前記上部軸心及び前記下部軸心に略平行な軸心回りで相対回動可能に連結されている請求項1又は2記載の作業機。 - 前記ヒンジ装置は、前記上部軸心、前記下部軸心、及び前記連結箇所の軸心に沿う方向視で、前記上部軸心、前記下部軸心、及び前記連結箇所の軸心が、前記上部支持筒及び前記下部支持筒の筒軸心から離れて位置するように設けられている請求項3記載の作業機。
- 前記ヒンジ装置は、前記上部軸心及び前記下部軸心が、前記上部支持筒及び前記下部支持筒の前記筒軸心から離れる側と同じ側に、前記連結箇所の軸心が前記筒軸心から離れている請求項4記載の作業機。
- 前記ヒンジ装置は、前記上部軸心及び前記下部軸心が、前記上部支持筒及び前記下部支持筒の前記筒軸心から離れる側とは反対側に、前記連結箇所の軸心が前記筒軸心から離れている請求項4記載の作業機。
- 前記ヒンジ装置の前記上部リンクは前記下部リンクよりも短く形成されている請求項3〜6のいずれか一項記載の作業機。
- 前記ヒンジ装置に、前記上部リンクの前記上部軸心回りの回動角度、上記下部リンクの前記下部軸心回りの回動角度、および前記上部リンクと前記下部リンクとの前記連結箇所の軸心回りの相対回動角度のうちのいずれかを検出するポテンショメータが備えられている請求項1〜7のいずれか一項記載の作業機。
- 前記ポテンショメータは、前記ヒンジ装置の上部に設けられており、前記上部リンクの前記上部軸心回りの回動角度を検出する請求項8記載の作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019231932A JP7138617B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019231932A JP7138617B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021098476A true JP2021098476A (ja) | 2021-07-01 |
JP7138617B2 JP7138617B2 (ja) | 2022-09-16 |
Family
ID=76540777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019231932A Active JP7138617B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7138617B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5357622A (en) * | 1976-11-02 | 1978-05-25 | Iseki & Co Ltd | Apparatus for adjusting road clearance in front wheel driving agrivultural machine |
JPS55119751U (ja) * | 1979-02-15 | 1980-08-25 | ||
JPS5660603U (ja) * | 1979-10-17 | 1981-05-23 | ||
JPH02102813A (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-16 | Iseki & Co Ltd | トラクタに於ける地上高調節装置 |
JPH07276966A (ja) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 車両の懸架装置 |
JP2017039405A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 平 武次 | キャスター |
-
2019
- 2019-12-23 JP JP2019231932A patent/JP7138617B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5357622A (en) * | 1976-11-02 | 1978-05-25 | Iseki & Co Ltd | Apparatus for adjusting road clearance in front wheel driving agrivultural machine |
JPS55119751U (ja) * | 1979-02-15 | 1980-08-25 | ||
JPS5660603U (ja) * | 1979-10-17 | 1981-05-23 | ||
JPH02102813A (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-16 | Iseki & Co Ltd | トラクタに於ける地上高調節装置 |
JPH07276966A (ja) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 車両の懸架装置 |
JP2017039405A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 平 武次 | キャスター |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7138617B2 (ja) | 2022-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101029244B1 (ko) | 트랙터의 조향 장치 | |
US20030155735A1 (en) | Working vehicle | |
JP5747118B2 (ja) | トラクターの操向装置 | |
JP2955549B2 (ja) | 四輪駆動車輛用ラックアンドピニオン式ステアリングシステム | |
JP6843040B2 (ja) | 作業車 | |
US11926184B2 (en) | Riding work vehicle | |
JP7138617B2 (ja) | 作業機 | |
JP2004275059A (ja) | 水田作業機 | |
JP7321076B2 (ja) | 作業機 | |
JP7130605B2 (ja) | 作業車両の昇降装置及び作業機 | |
JP7236989B2 (ja) | 作業車 | |
JPH08207604A (ja) | 農用トラクタ | |
JP3594519B2 (ja) | 作業車の操向装置 | |
JP4219261B2 (ja) | 乗用田植機のステアリング構造 | |
JP3981764B2 (ja) | クローラ型農作業機 | |
JP4263083B2 (ja) | 乗用田植機のステアリング構造 | |
JP6991105B2 (ja) | 乗用型作業車 | |
JP6899802B2 (ja) | 乗用型作業車 | |
JP5443797B2 (ja) | 乗用型農作業機 | |
JP3504573B2 (ja) | 作業車の操向装置 | |
JP6837405B2 (ja) | 作業車 | |
JP3826939B2 (ja) | クローラ型農作業機のクローラ支持装置 | |
JP2003095020A (ja) | 農作業車のステップ構造 | |
JPS5810268B2 (ja) | 前輸駆動装置の上下調整装置 | |
JP2001130428A (ja) | 作業車の操向角検出構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7138617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |