JP2021097844A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発生中のエラーのエラーコードやエラー情報と発生していないエラーのエラーコードやエラー情報との区別を一見して行うことを可能とすることでエラーの解除を容易に行うことが可能な遊技機に関するものである。【解決手段】エラーの発生時に予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧とエラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧とを表示可能であり、発生中のエラーをエラーに対応するエラーコードとエラー情報とを他のエラーコードとエラー情報との通常表示とは異なる特別表示で表示することにより報知し、報知は通常表示と特別表示とを繰り返すことで行われ、エラーコードの報知は繰り返しのタイミングが早い高速表示で表示した後繰り返しのタイミングの遅い低速表示に切り替わり、エラー情報の報知は低速表示で表示されエラーコードの低速表示後の特別表示に切り替わるタイミングと同じタイミングで特別表示を表示する。【選択図】図13

Description

この発明は、遊技機に関するものである。
従来、エラーが発生したときに、エラーコードとエラーの内容を示すエラー情報とを表示してエラーの種類を遊技店の店員に報知する遊技機が広く知られている(特許文献1)。
特開2018−015272号公報
しかし、上述した遊技機では、単に発生中のエラーのエラーコードとエラー情報とを表示しているだけで、他の発生していないエラーのエラーコードとエラー情報との区別がし辛いという問題点があった。
そこで、本発明は、発生中のエラーのエラーコードやエラー情報と、他の発生していないエラーのエラーコードやエラー情報との区別を一見して行うことを可能とすることで、エラーの解除を容易に行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機は、エラーの発生時に、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、当該エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、をそれぞれ表示可能であり、発生中のエラーを、当該エラーに対応する前記エラーコードと前記エラー情報とを点滅させることにより報知し、前記エラーコードの前記報知は、点滅のタイミングが早い高速表示で表示した後、点滅のタイミングの遅い低速表示に切り替わり、前記エラー情報の前記報知は、前記低速表示で表示され、前記エラーコードの当該低速表示後の点滅のタイミングと同じタイミングで点滅させることを特徴とする。
これにより、発生中のエラーのエラーコードやエラー情報と、他の発生していないエラーのエラーコードやエラー情報との区別を一見して行うことを可能とすることで、エラーの解除を容易に行うことが可能な遊技機を提供することができる。
すなわち、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
また、エラーコードの点滅を最初は高速表示させることで発生したエラーを速やかに認識させることが可能となる。
また、エラーコードとは異なり、エラー情報の点滅を最初から高速表示をしないようにすることで、エラー情報を読みやすくすることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機は、エラーの発生時に、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、当該エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、をそれぞれ表示可能であり、発生中のエラーを、当該エラーに対応する前記エラーコードと前記エラー情報とを他の前記エラーコードと前記エラー情報との通常表示とは異なる特別表示で表示することにより報知し、前記報知は、前記通常表示と前記特別表示とを繰り返すことで行われ、前記エラーコードの前記報知は、繰り返しのタイミングが早い高速表示で表示した後、繰り返しのタイミングの遅い低速表示に切り替わり、前記エラー情報の前記報知は、前記低速表示で表示され、前記エラーコードの当該低速表示後の前記特別表示に切り替わるタイミングと同じタイミングで前記特別表示を表示することを特徴とする。
これにより、発生中のエラーのエラーコードやエラー情報と、他の発生していないエラーのエラーコードやエラー情報との区別を一見して行うことを可能とすることで、エラーの解除を容易に行うことが可能な遊技機を提供することができる。
すなわち、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
また、エラーコードの特別表示を最初は高速表示させることで発生したエラーを速やかに認識させることが可能となる。
また、エラーコードとは異なり、エラー情報の特別表示を最初から高速表示をしないようにすることで、エラー情報を読みやすくすることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機は、さらに、前記特別表示は、前記通常表示よりも視認性の高い色で表示するものであることを特徴とする。
これにより、特別表示されている発生中のエラーを認識しやすくすることが可能な遊技機を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機は、さらに、前面側に開口を有する筐体と、前記筐体の一側にヒンジを介して前記開口を開閉可能に取り付けられた前扉と、前記筐体の開放した前面を閉じた閉状態に前記前扉を施錠するための施錠装置と、を備え、前記施錠装置には、前記発生中のエラーをリセットするリセットスイッチと、前記リセットスイッチを作動させる位置又はリセットスイッチを作動させない位置へ変位可能なリセット部材と、鍵軸を一方側へ回転させることで前記筐体に対する前記前扉の施錠を解除し、他方側へ回転させることで前記リセットスイッチを作動させる位置へ前記リセット部材を変位させるシリンダ錠と、を備え、前記リセットスイッチは発光部と受光部とを備える光学的センサであり、前記鍵軸の前記他方側への回転により、前記リセット部材を前記受光部による受光を遮蔽する遮蔽状態から受光可能な受光状態へ変位させ、当該受光状態に変位したことを条件にリセットさせる。
受光状態から遮蔽状態へ変位させることによりリセットされる場合は、針金などを隙間などから挿入されることにより遮蔽状態を作り出す不正な行為によってもリセットさせることが可能であるが、本発明のように遮蔽状態から受光状態へ変位させることによりリセットされるようにすることで、このような不正な行為によってはリセットされないようにすることが可能な遊技機を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機は、さらに、前記前扉が開いている開状態で、前記鍵軸を前記他方側へ回転させないようにする回転防止部材を備えることを特徴とする。
これにより、前扉が開いている状態では、リセットされる方向への回転ができないようにすることで、意図せずリセットされてしまうことを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機は、さらに、前記施錠装置には、前記シリンダ錠の後端側に設けられ、鍵軸の回転に伴って回転するカム板と、前記カム板が回転することで上下に摺動する摺動体と、前記摺動体の摺動に伴い、前記筐体と前記前扉との係合を解除する位置へ変位するロック部材と、を備え、前記リセット部材は、前記摺動体に設けられることを特徴とする。
これにより、カム板が摺動体を上下に移動させることで、前扉の施錠を解除し、発生中のエラーのリセットも可能となり、構造が簡略化されることから組み立てが容易となり、又、部品点数の削減も可能な遊技機を提供することができる。
また、リセットには、摺動体を移動させる必要があり、針金などでは重量のある摺動体を移動させることが困難なため、不正行為によりリセットされてしまうことを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、前扉が開かれた遊技機を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、施錠装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、施錠装置の部分拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、リセット部材の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図2のメイン制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図2のサブ制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図2のメイン制御基板側で管理している遊技の状態の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、有利区間の状態の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、エラーを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、エラーの報知の表示態様の一例を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、エラーの報知のタイミングチャートを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、前扉が開かれた遊技機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であって、施錠装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であって、施錠装置の部分拡大図である。 本発明の第2の実施の形態であって、施錠装置の右側面の部分拡大図である。 本発明の第2の実施の形態であって、回転防止部材の動作を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、リセット部材の動作を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、図20のリセット部材の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、図19の変形例の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、図19の変形例の他の一例を説明するための説明図である。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1〜図8を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前面側に開口を有し、他の面を板状態で形成される直方体状の筐体12と、この筐体12の左側にヒンジを介して開口を開閉可能に取り付けられる前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
(区間報知ランプ90)
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ90が設けられている。
この区間報知ランプ90は、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
なお、本実施の形態にかかる区間報知ランプ90は、「有利区間」である間、常時点灯するものであるが、これに限らず、「有利区間」である間の、例えば、押し順を報知する遊技でのみ点灯する又は当該遊技以降も継続して点灯する場合や、特定の押し順を報知する遊技でのみ点灯する又は当該遊技以降も継続して点灯する場合、有利区間における出玉状況(例えば差枚数)が特定の出玉状況(例えば差枚数が1000枚に到達)であるときにのみ点灯する又は当該特定の状況に到達した以降も継続して点灯する場合、有利区間における出玉状況(例えば差枚数)が特定の出玉状況であって押し順を報知する遊技でのみ点灯する又は当該遊技以降も継続して点灯する場合、など常時点灯させなくても良い。また、前述の様に、区間報知ランプ90を継続して点灯する場合は、例えば、有利区間の上限ゲーム数(1500ゲーム)に到達するまで点灯させる、又は、例えば、有利区間の上限ゲーム数未満の範囲内で設定される所定のゲーム数(例えば1000ゲーム)に到達するまで点灯させると良い。
ここで、区間報知ランプ90の点灯制御は、メイン制御基板200に搭載されている制御手段により制御されることが望ましく、有利区間を制御する有利区間制御手段260により実行する、或いは、当該点灯制御を実行する専用の区間報知制御手段を設けて実行する、ことが可能である。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
(設定変更スイッチ46)
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、メダルセレクタ17から流下した正規のメダルを貯留するメダルタンクと、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
(電源ユニット43)
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(施錠装置500)
施錠装置500は、筐体12の開放した前面を閉じた閉状態に前扉14を施錠するためのものである。
本実施の形態における施錠装置500は、図3、図4に示すように、前扉14の裏面における右端に沿って上下に延びるように形成されている支持部材510と、支持部材510の所定位置に設けたシリンダ錠520と、シリンダ錠520の後端側に設けられ、鍵軸の回転に伴って回転するカム板530と、カム板530が回転することで上下に摺動する摺動体540と、摺動体540の摺動に連動して筐体12と前扉14との係合を解除する位置へ変位するロック体550と、支持部材510の所定位置に設けられ、発生中のエラーをリセットするリセットスイッチ560と、リセットスイッチ560を作動させる位置又はリセットスイッチ560を作動させない位置へ変位可能なリセット部材590と、を備えている。
支持部材510は、水平方向の断面が略L字状に形成されており、L字状の一辺を正面側、他辺を右側となるように、L字状の一辺である正面側部分が、前扉14の裏側に固定されると共に、当該L字状の正面側部分に、シリンダ錠520が固定されている。
シリンダ錠520の後端側には、図4、図5に示すように、シリンダ錠520の鍵穴521に鍵を差し込んで鍵軸を回すことにより、当該鍵軸の回転に伴って回転するカム板530が設けられている。カム板530は、鍵軸を一方側A(右回転)へ回転させるとカム板530も当該一方側Aへ回転し、鍵軸を他方側B(左回転)へ回転させるとカム板530も当該他方側Bへ回転する。
カム板530には、当該カム板530の上部から図5における左側、すなわち、遊技者から見て右側に向かって突出形成された第1突出部531と、カム板530の下部から図5における左側、すなわち、遊技者から見て右側に向かって突出形成された第2突出部532とを備えている。
摺動体540は、図4〜図6に示すように、支持部材510の内部に収容され、カム板530の一方側Aへの回転時に、当該カム板530の第1突出部531が入り込む第1開口部541と、カム板530の他方側Bへの回転時に、当該カム板530の第2突出部532が入り込む第2開口部542とが上下に並べて形成されている。
ここで、摺動体540は、金属などの重量の重い部材で構成されており、針金などを隙間から挿入されても、摺動体540が容易に上下動せず、不正行為によりリセットされてしまうことのないように構成されている。
カム板530の一方側Aへの回転時には、第1突出部531が第1開口部541の下端部545に当接し、一端が支持部材510、他端が摺動体540に固定されたコイルバネ546の付勢力に抗しながら摺動体540を下方へ押し下げることが可能になる。
一方、カム板530の他方側Bへの回転時には、第2突出部532が第2開口部542の上端部543に当接し、一端が支持部材510、他端が摺動体540に固定されたコイルバネ546の付勢力に抗しながら摺動体540を上方へ持ち上げることが可能になる。
ロック体550は、図4に示すように、支持部材510から筐体12側に突出して、筐体12に設けられた係合部(図示せず)と係合可能に形成されるものであり、摺動体540の摺動に連動して筐体12と前扉14との係合を解除する位置へ変位するものである。
具体的には、摺動体540がカム板530により下方に押し下げられることでロック体550の支持部材側が下方に押し下げられるとともに、先端側が上方に上がることで、筐体12と前扉14との係合を解除する位置に変位する。
なお、ロック体550の形状は、図に示すものに限定されず、筐体12に設けられた係号部と係号可能なものであれば形状を問わないものである。
リセットスイッチ560は、図5、図6に示すように、前扉14側の所定位置であって、支持部材510の図6の右側、すなわち、遊技者から見て支持部材510の左側から支持部材510の外部へ延びるように設けられ、発生中のエラーをリセットするものである。
ここで、発生中のエラーは、図11を用いて後述するが、メダル切れのホッパーエラーや、メダルセレクタ17のメダル詰まりのセレクタエラーなどを含むものである。
リセットスイッチ560は、本実施の形態では、発光部561と受光部562とを備える光学式センサであり、鍵軸の他方側B(左回転)への回転により、リセット部材590を、発光部561から発光した光について受光部562による受光を遮蔽する遮蔽状態から受光可能な受光状態へ変位させ、受光状態に変位したことを条件にリセット信号を出力し、リセットさせるものである。
ここで、リセット部材590は、図5、図6に示すように、摺動体540に設けられ、当該摺動体540から支持部材510の外側に向かって延びるように構成され、当該リセット部材590が、リセットスイッチ560に入り込むことで遮蔽状態となる。
すなわち、鍵軸を回転させていない状態である図6(A)に示すリセット部材590がリセットスイッチ560に入り込んだ遮蔽状態から、鍵軸の他方側B(左回転)への回転により図6(B)に示すリセット部材590がリセットスイッチ560に入り込んでいない受光状態となり、かかる受光状態への変位によりリセット信号を出力する。
リセット部材590は、カム板530の他方側Bへの回転により摺動体540が上方に持ち上げられることに伴い上方へ移動することで、リセットスイッチ560に入り込んだ遮蔽状態から受光状態となり、リセットが行われる。
ここで、リセット部材590は、鍵軸を回転させていない状態は、図6(A)に示すようにリセットスイッチ560に入り込んだ遮蔽状態であり、鍵軸を一方側A(右回転)に回転させた場合であっても、リセットスイッチ560に入り込んだままの遮蔽状態を維持するように形成されている。具体的には、鍵軸を一方側A(右回転)に回転させた場合であっても、鍵軸の一方向側Aへの回転による摺動体540の移動方向とは逆側である上部側がリセットスイッチ560から摺動体540の移動方向に出てしまわないように縦長に形成している。
つぎに、図6を用いて、リセット部材590の動作について説明する。
図6(A)は、リセット部材590がリセットスイッチを作動させる位置へ変位する前の、リセット部材590がリセットスイッチ560に入り込んでいるリセット部材の状態を示している。リセット部材590が設けられた摺動体540は、一端が支持部材510、他端が摺動体540に固定されたコイルバネ546の付勢力により、支持部材510に保持されている。
かかる図6(A)の状態から、鍵軸を一方側Aへ回転、すなわち、遊技者から見て左回転、させることで、図6(B)の状態、すなわち、カム板530の第1突出部531が、第2開口部542の上端部543に引っかかり、そのまま鍵軸の回転を続けることで、リセット部材590が上方に移動される。そして、かかるリセット部材590の移動に伴い、図6(B)に示すように、リセットスイッチ560に入り込んでいたリセット部材590がリセットスイッチ560から出ることで、遮蔽状態から受光状態と変位され、発生中のエラーがリセットされる。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の中段を結んだライン、の1本である。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図9参照)を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
また、図示しないが、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤セブン」、「青セブン」、「バー」、「リプレイ」、「ベル」、「チェリー」などの複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。
(演出装置70)
前記前扉14と前記筐体12には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
(制御装置100)
図2に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、主制御装置の一例であり遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300とを備えている。
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、ベットスイッチ32、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートを備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、図7に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、有利区間制御手段260、特定事象検知手段270、リセット手段280及び送信手段290の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、有利区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定値1〜設定値6)設定されており、設定値によって当選確率の差がある役については、設定値1が最も低く、設定値6が最も高くなるように設定されている。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階や7段階以上であっても良い。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用、ボーナス内部中状態用、ボーナス遊技状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン基板のROM上に記憶されている。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図14参照)において行われる。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図示しないが、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
役抽選手段210には、図5に示すように、設定値設定手段211を備える。
(設定値設定手段211)
設定値設定手段211は、上述したように、役抽選の当選確率を設定する複数段階の設定値のうちから一つの設定値を設定可能なものである。
設定値の設定は、電源ユニット43に設けられた電源スイッチ44を操作して、遊技機10の電源をオフにした後、電源ユニット43に設定変更キーを差し込んで回転させることで設定キースイッチ45をオンにし、その後、電源スイッチ44を操作して遊技機10の電源をオンにする操作をすることで可能となる。
その後、設定変更スイッチ46を操作して、所望の設定値に変更した後、スタートスイッチ40を操作すると設定値が確定する。
なお、設定値の設定や変更に伴い、メイン制御基板200に設けられているRAMに記憶されている情報が初期化される。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。なお、リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図14参照)において行われる。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図14参照)において行われる。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、メイン制御基板200が備える手段であり、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS14(図14参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、メイン制御基板200が備える手段であり、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図7に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、ボーナス内部中状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
(ノーマル遊技状態制御手段251)
ノーマル遊技状態制御手段251は、ノーマル遊技状態を制御するものである。ここで、ノーマル遊技状態は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
(ボーナス内部中状態制御手段252)
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」(図9参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部中状態は、ボーナス移行役に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄62の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
(ボーナス遊技状態制御手段253)
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(図9参照)を制御するものである。ここで、ボーナス遊技状態は、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ボーナス遊技状態には、「RBB1」と、「RBB2」とがある。ここで、「RBB1」はいわゆる「RBB」が連続作動し、所定の枚数、例えば40枚を超えるメダルの払い出しで終了する。また、「RBB2」はいわゆる「RBB」が連続作動し、所定の枚数、例えば312枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
(有利区間制御手段260)
有利区間制御手段260は、メイン制御基板200が備える手段であり、図10を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な非有利区間と、報知可能な有利区間とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
また、有利区間制御手段260は、図10に示すように、役抽選により予め定められた役に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」へ移行させる。
なお、役抽選により予め定められた役に当選することにより、非有利区間から有利区間へ移行する場合に限定されず、当該役に当選することを契機に実行される抽選(有利区間移行抽選)により、有利区間へ移行することが決定された場合に移行するようにしても良い。
(特定事象検知手段270)
特定事象検知手段270は、メイン制御基板200が備える手段であり、特定事象の発生を検知するものである。
ここで特定事象とは、具体的には、遊技機10において、通常の状態とは異なる異常な状態が発生している状態、いわゆるエラー発生が含まれる。
この特定事象には、具体的には、例えば、図11に示すように、投入メダルエラー、払出メダルエラー、払出不良エラー、払出メダル切れエラー、RWMエラー、リールエラー、オーバーフローエラー、メダル払出装置接続エラー、センサエラー等が該当する。これらの特定事象(エラー)には、それぞれの種類を分類するためのエラーコード(上記の順番にE0、E1、E2、E3、E4、E5、E6、E7、EA)が設定されている。
また、特定事象の報知については、図12、図13を用いて後述する。
また、特定事象には、例えば、RWMエラーのように、発生していることを解除するために、設定値を設定する操作が必要な事象である特別事象が含まれる。そのため、特別事象は、他の特定事象に比べ、重度のエラーであるといえる。
なお、特別事象は、RWMエラーに限定されず、他の事象であっても良い。
また、特定事象検知手段270により発生していることが検知されている特定事象を解除するためには、特定事象の原因を取り除くと共に、遊技店の店員が施錠装置500の鍵穴521に鍵を差し込んで施錠を解除する方向とは逆方向(左回転)に回転させてリセットスイッチ560を作動させる必要がある。
また、特定事象のうち、特別事象を解除するためには、上述したように、設定値を設定する操作、具体的には、電源ユニット43に設けられた電源スイッチ44を操作して、遊技機10の電源をオフにした後、電源ユニット43に設定変更キーを差し込んで回転させることで設定キースイッチ45をオンにし、その後、電源スイッチ44を操作して遊技機10の電源をオンにする操作が必要となる。なお、かかる操作の後、スタートスイッチ40を操作すると設定値が変更されず以前の設定値が維持され、設定変更スイッチ46を操作すると、その後のスタートスイッチ40の操作により設定値が変更されることとなる。
なお、特別事象を解除するための操作は、設定値を設定する操作に限定されず、特別事象以外の特定事象を解除するための操作とは異なる操作であれば良い。すなわち、特別事象は、当該特別事象以外の特定事象を解除するための操作では解除できない事象であるともいえる。
(リセット手段280)
リセット手段280は、リセットスイッチ560や設定キースイッチ45からのリセット信号に基づいて、発生中のエラーのリセットを行うものである。
(送信手段290)
送信手段290は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、図8に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、演出制御手段320は、サブ制御基板300ではなく、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段290からの信号を受信するものである。
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、図9に示す遊技状態及び図10に示す有利区間の状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
また、演出制御手段320は、図10に示す有利区間の間、メイン制御基板200の有利区間制御手段260からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行する。
具体的には、各ストップスイッチ50の位置(詳しくは各ストップスイッチ50に対応する回転リール62の位置)と対応する表示装置84の画面に、押し順を示す複数の画像又は映像(例えば「1」「2」「3」)を表示することで押し順を報知する。その後、前記押し順を示す画像又は映像は、ストップスイッチ50が操作される度に、当該操作されたストップスイッチ50の位置に対応する部分が消去(又は順序を示さない画像に変更)される。
また、演出制御手段320は、表示態様は図12、図13を用いて後述するが、エラーの発生中に、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、を表示装置84にそれぞれ表示可能なものである。
そして、発生中のエラーを、当該エラーに対応するエラーコードとエラー情報とを他のエラーコードとエラー情報との通常表示とは異なる特別表示で表示することにより報知する。
具体的には、報知は、通常表示と特別表示とを繰り返すことで行われる。
そして、エラーコードの報知は、繰り返しのタイミングが早い高速表示で表示した後、繰り返しのタイミングの遅い低速表示に切り替わり、エラー情報の報知は、低速表示で表示され、エラーコードの低速表示後の特別表示に切り替わるタイミングと同じタイミングで特別表示を表示する。
また、特別表示は、通常表示よりも視認性の高い色で表示されるものである。
ここで、視認性とは、視認対象物がはっきり見えるか否かという色の特性を意味し、視認性の高い色とは、表示装置84の背景色に対して、通常表示よりも、彩度差の大きくなる色や、色相差の大きくなる色、明度差の大きくなる色である。
このように構成することで、特別表示されている発生中のエラーを認識しやすくすることが可能となる。
(図9を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図9を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、図9に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、ボーナス遊技状態がある。
(ノーマル遊技状態)
ノーマル遊技状態は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御される。
ノーマル遊技状態における役抽選によりボーナス移行役に当選した場合に、ノーマル遊技状態からボーナス内部中状態へ移行する。
(ボーナス内部中状態)
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態において、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組合せが停止表示されなかった場合に移行する。
ボーナス内部中状態は、「RBB1F」と、「RBB2F」とがある。「RBB1F」は対応するボーナス移行役に対応する図柄組合せが停止表示されることで、後述する「RBB1」に移行し、「RBB2F」は「RBB2」へ移行する。
(ボーナス遊技状態)
ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組合せが停止表示された場合に移行する。
ボーナス遊技状態は、「RBB1」と、「RBB2」とがある。ここで、「RBB1」はいわゆる「RBB」が連続作動し、所定の枚数、例えば40枚を超えるメダルの払い出しで終了する。また、「RBB2」はいわゆる「RBB」が連続作動し、所定の枚数、例えば312枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
(図10を用いた有利区間の説明)
図10に示すように、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な「非有利区間」と、「非有利区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な「有利区間」とがある。
「非有利区間」は、「有利区間」を除いた区間である。
「非有利区間」から「有利区間」には、非有利区間における役抽選により予め定められた役に当選したことに基づいて移行する。
なお、「非有利区間」から「有利区間」には、予め定められた役に当選したことに基づいて移行する場合に限定されず、予め定められた役に当選し、当該役に対応する図柄組合せが有効ライン86上に停止表示されたことに基づいて移行することとしても良いし、又、予め定められた役に当選した場合に有利区間移行抽選を行い、当該有利区間移行抽選に当選したことに基づいて移行することとしても良い。
また、本実施の形態では、区間報知ランプ90は、有利区間へ移行する契機となる予め定められた役に当選したゲームのいわゆる第3停止後に点灯するように設定されている。
(有利区間)
「有利区間」は、「非有利区間」よりも遊技者に有利な区間であって、「AT状態」などを備える。
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、非有利区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、非有利区間では実行されないAT状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
したがって、「有利区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、「有利区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
また、非有利区間から有利区間へ移行してから、所定の上限ゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合は、有利区間の上限ゲーム数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
そのため、メイン制御基板200では、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の消化ゲーム数を計数している。
また、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)を消化する前(有利区間の上限ゲーム数に到達する前)であっても、予め定められた所定枚数の出玉(例えばいわゆる差枚数2400枚)を獲得したときには、これを契機に、上限ゲーム数を消化する前であっても、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
そのため、メイン制御基板200では、予め定められた所定枚数の出玉(いわゆる差枚数2400枚)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の投入枚数と払出枚数とを計数している。
また、有利区間には、AT状態だけではなく、有利区間からAT状態などの特殊な状態を除いた有利区間通常状態や、AT状態のゲーム数を上乗せさせるか否かを抽選する上乗せ状態、AT状態を継続させるか否かを抽選する継続状態などを備えても良い。
(AT状態)
「AT状態」は、「非有利区間」より遊技者に有利な状態である。当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
「AT状態」は、所定のゲーム数、例えば50ゲームの間、実行可能な状態である。そして、所定のゲーム数が消化されると、「AT状態」から「非有利区間」や「有利区間通常状態」へ移行する。
(発生中のエラーの報知)
図12、図13を用いて、発生中のエラーの報知について説明する。
図12は、発生中のエラーの報知の表示態様の一例を示すものであり、図12(A)は通常表示を、(B)は特別表示の表示態様の一例である。
図12(A)、図12(B)に示すように、特定事象検知手段270によりエラーが発生したことが検知されると、表示装置84の表示領域の上部側に、エラーコードが横一列に表示される。
そして、エラーコードの表示の下側に、エラーコードとエラーの内容を示すエラー情報とが2段で表示される。
なお、エラーコードとエラーの情報とは2段で表示される場合に限定されず、1段や3段以上で表示されるようにしても良い。
そして、発生中のエラーコードとエラー情報とは、図12(B)に示す特別表示で表示され、他の発生していないエラーコードやエラー情報とは区別可能とされている。
具体的には、発生中のエラーの報知は、発生中のエラーコードとエラー情報とについては、図12(A)に示す通常表示と、図12(B)に示す特別表示とを繰り返すことで行われ、図12(A)に示す通常表示のみの発生していないエラーコードやエラー情報よりも注目させるようにしている。
また、図13は、発生中のエラーの報知における通常表示と特別表示との繰り返しのタイミングについて説明するためのタイミングチャートである。
図13の上段は、エラーコードのタイミングチャートであり、下段はエラー情報のタイミングチャートである。
エラーが発生すると、エラーコードは、まず通常表示で表示され(t0)、その後、特別表示と繰り返しのタイミングが早い高速表示で表示される。そして、所定時間経過後(又は所定回数特別表示に切り替えられた後)、繰り返しのタイミングの遅い低速表示に切り替わる(t4から)。その後、リセット手段280により発生中のエラーがリセットされるまで低速表示が行われる。
エラーコードをまず繰り返しのタイミングの早い高速表示で表示するのは、発生したエラーに対応するエラーコードの位置を把握し易くするためであり、その後低速表示に切り替えるのは、エラーコードの内容を見易くするためである。
また、エラー情報は、まず通常表示で表示され(T0)、その後、通常表示と特別表示との繰り返しのタイミングの遅い低速表示で表示される(T1から)。そして、リセット手段280により発生中のエラーがリセットされるまで低速表示が行われる。
エラー情報を繰り返しのタイミングの早い高速表示で表示しないのは、高速表示ではエラー情報が読み難く、エラーの内容を把握し辛いからである。
ここで、エラー情報の報知は、エラーコードの低速表示後の特別表示に切り替わるタイミング(t4)と同じタイミング(T3)で特別表示を表示するようにしている。
すなわち、エラーコードの低速表示に切り替わった後の特別表示のタイミングと、エラー情報の特別表示のタイミングとが一致するようにしている。
これにより、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
なお、図13は、エラーコードの特別表示から通常表示に切り替わるタイミング(例えばt5)と、エラー情報の特別表示から通常表示に切り替わるタイミング(例えばT4)とを、同じタイミングとなるように示しているが、これに限定されず、異なるタイミングであっても良い。
また、図13は、エラーコードの最初の特別表示に切り替わるタイミング(t1)と、エラー情報の最初の特別表示に切り替わるタイミング(T1)とを、同じタイミングとなるように示しているが、これに限定されず、異なるタイミングであっても良い。
また、エラーコードもエラー情報も、まず通常表示から表示される場合に限定されず、特別表示から表示されるようにしても良い。
また、低速表示後、所定時間経過後であってもリセット手段280によるリセットが行われない場合は、再度、高速表示に切り替え、遊技店の通路を通りかかった店員にエラーが発生していることを気づかせるようにしても良い。
なお、特別表示は、通常表示よりも視認性の高い色で表示されるものに限定されず、発生したエラーに対応するエラーコードやエラー情報の表示位置が認識できるようような表示であれば表示形態は問わない。
(図14を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図14に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段290からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組み合わせに対して所定の役の図柄61の組み合わせが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
(変形例)
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上述した実施の形態では、通常表示と特別表示とを繰り返すことで発生中のエラーを報知しているが、これに限定されず、発生中のエラーに対応するエラーコードとエラー情報とを点滅させることにより報知するようにしても良い。
演出制御手段320は、図示しないが、発生中のエラーを、当該エラーに対応するエラーコードとエラー情報とを点滅させることにより報知する。
そして、エラーコードの報知は、点滅のタイミングが早い高速表示で表示した後、点滅のタイミングの遅い低速表示に切り替わり、エラー情報の報知は、低速表示で表示され、エラーコードの当該低速表示後の点滅のタイミングと同じタイミングで点滅させるようにしている。
具体的には、エラーが発生すると、エラーコードは、点滅のタイミングが早い高速表示で表示される。そして、所定時間経過後(又は所定回数点滅した後)、点滅のタイミングが遅い低速表示に切り替わる。その後、リセット手段280により発生中のエラーがリセットされるまで低速表示が行われる。
エラーコードをまず点滅のタイミングの早い高速表示で表示するのは、発生したエラーに対応するエラーコードの位置を把握し易くするためであり、その後低速表示に切り替えるのは、エラーコードの内容を見易くするためである。
また、エラー情報は、点滅のタイミングの遅い低速表示で表示され、そのまま低速表示で表示される。そして、リセット手段280により発生中のエラーがリセットされるまで低速表示が継続される。
エラー情報を点滅のタイミングの早い高速表示で表示しないのは、高速表示ではエラー情報が読み難く、エラーの内容を把握し辛いからである。
ここで、エラー情報の報知は、エラーコードの低速表示後の点滅のタイミング(t4)と同じタイミングで点滅するようにしている。
すなわち、エラーコードの低速表示に切り替わった後の点滅のタイミングと、エラー情報の点滅のタイミングとが一致するようにしている。
これにより、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
以上のように、本発明では、以下の効果を奏する。
本発明は、発生中のエラーのエラーコードやエラー情報と、他の発生していないエラーのエラーコードやエラー情報との区別を一見して行うことを可能とすることで、エラーの解除を容易に行うことが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
また、エラーコードの点滅を最初は高速表示させることで発生したエラーを速やかに認識させることが可能となる。
また、エラーコードとは異なり、エラー情報の点滅を最初から高速表示をしないようにすることで、エラー情報を読みやすくすることが可能となる。
また、本発明は、さらに、特別表示されている発生中のエラーを認識しやすくすることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、受光状態から遮蔽状態へ変位させることによりリセットされる場合は、針金などを隙間などから挿入されることにより遮蔽状態を作り出す不正な行為によってもリセットさせることが可能であるが、本発明のように遮蔽状態から受光状態へ変位させることによりリセットされるようにすることで、このような不正な行為によってはリセットされないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明では、さらに、カム板530が摺動体540を上下に移動させることで、前扉14の施錠を解除し、発生中のエラーのリセットも可能となり、構造が簡略化されることから組み立てが容易となり、又、部品点数の削減も可能な遊技機10を提供することができる。
また、リセットには、摺動体540を移動させる必要があり、針金などでは重量のある摺動体540を移動させることが困難なため、不正行為によりリセットされてしまうことを防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
(第2の実施の形態)
つぎに、第2の実施の形態について図15〜図23を用いて説明する。
上述した、第1の実施の形態は、前扉が開いている開状態で、鍵軸をリセット側へ回転させないようにする構造を備えていないが、第2の実施の形態では、鍵軸をリセット側へ回転させないようにする構造(回転防止部材580)を備える点で異なるようになっている。
また、第2の実施の形態であっても、第1の実施の形態と同様、エラーコードとエラー情報との通常表示と特別表示とを繰り返すことや、エラーコードとエラー情報とを点滅させることで、で発生中のエラーを報知している。
ここで、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の機能を有する構成要素には、第1の実施の形態において用いた符号と同一の符号を用いている。
また、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
(施錠装置500)
施錠装置500は、筐体12の開放した前面を閉じた閉状態に前扉14を施錠するためのものである。
本実施の形態における施錠装置500は、図15、図16に示すように、前扉14の裏面における右端に沿って上下に延びるように形成されている支持部材510と、支持部材510の所定位置に設けたシリンダ錠520と、シリンダ錠520の後端側に設けられ、鍵軸の回転に伴って回転するカム板530と、カム板530が回転することで上下に摺動する摺動体540と、摺動体540の摺動に連動して筐体12と前扉14との係合を解除する位置へ変位するロック体550と、支持部材510の所定位置に設けられ、発生中のエラーをリセットするリセットスイッチ560と、リセットスイッチ560を作動させる位置又はリセットスイッチ560を作動させない位置へ変位可能なリセット部材570と、前扉14が開いている開状態で、鍵軸の回転を防止する回転防止部材580と、を備えている。
支持部材510は、水平方向の断面が略コ字状に形成されており、コ字状の中央部分が、前扉14の裏側に固定されると共に、コ字状の中央部分に、シリンダ錠520が固定されている。
シリンダ錠520の後端側には、図16に示すように、シリンダ錠520の鍵穴521に鍵を差し込んで鍵軸を回すことにより、当該鍵軸の回転に伴って回転するカム板530が設けられている。カム板530は、鍵軸を一方側A(右回転)へ回転させるとカム板530も当該一方側Aへ回転し、鍵軸を他方側B(左回転)へ回転させるとカム板530も当該他方側Bへ回転する。
カム板530には、当該カム板530の上部から図17における右側、すなわち、遊技者から見て左側に向かって突出形成された第1突出部531と、カム板530の下部から図17における右側、すなわち、遊技者から見て左側に向かって突出形成された第2突出部532とを備えている。
摺動体540は、図16、図17に示すように、支持部材510の内部に収容され、カム板530の一方側Aへの回転時に、当該カム板530の第2突出部532が入り込む第2開口部542と、カム板530の他方側Bへの回転時に、当該カム板530の第1突出部531が入り込む第1開口部541とが上下に並べて形成されている。
カム板530の一方側Aへの回転時には、第2突出部532が第2開口部542の上端部543に当接し、一端が支持部材510、他端が摺動体540に固定されたコイルバネ544の付勢力に抗しながら摺動体540を上方へ持ち上げることが可能になる。
一方、カム板530の他方側Bへの回転時には、第1突出部531が第1開口部541を通して、後述するリセット部材570のリセット用開口部572の下端部573に当接する。この場合には、第1突出部531は摺動体540に当接しないため、摺動体540が下方へ押し下げられることはない。
ロック体550は、図16に示すように、支持部材510から筐体12側に突出して、筐体12に設けられた係合部(図示せず)と係合可能に形成されるものであり、摺動体540の摺動に連動して筐体12と前扉14との係合を解除する位置へ変位するものである。
具体的には、摺動体540がカム板530により上方に持ち上げられることでロック体550の支持部材側が上方に持ち上げられるとともに、先端側が下方に下がることで、筐体12と前扉14との係合を解除する位置に変位する。
リセットスイッチ560は、図20、図21に示すように、前扉14側の所定位置であって、支持部材510の図20の右側、すなわち、遊技者から見て支持部材510の左側から支持部材510の外部へ延びるように設けられ、発生中のエラーをリセットするものである。
ここで、発生中のエラーは、メダル切れのホッパーエラーや、メダルセレクタ17のメダル詰まりのセレクタエラーなどを含むものである。
リセットスイッチ560は、本実施の形態では、発光部561と受光部562とを備える光学式センサであり、鍵軸の他方側B(左回転)への回転により、リセット部材570を、発光部561から発光した光について受光部562による受光を遮蔽する遮蔽状態から受光可能な受光状態へ変位させ、受光状態に変位したことを条件にリセット信号を出力し、リセットさせるものである。
ここで、リセット部材570は、図17〜図21に示すように、支持部材510の内部に収容され、平板状に形成されるものであり、支持部材510の外側に延びる遮光片571を有し、当該遮光片571が、リセットスイッチ560に入り込むことで遮蔽状態となる。
すなわち、図21(A)に示す遮光片571がリセットスイッチ560に入り込んだ遮蔽状態から、鍵軸の他方側B(左回転)への回転により図21(B)に示す遮光片571がリセットスイッチ560に入り込んでいない受光状態となり、かかる受光状態への変位によりリセット信号を出力する。
リセット部材570には、図17〜図19に示すように、カム板530の他方側Bへの回転時に、当該カム板530の第1突出部531が入り込むリセット用開口部572を備える。かかるリセット用開口部572は、摺動体540の第1開口部541と重なる位置に設けられ、摺動体540の第1開口部541を通して当該リセット用開口部572の下端部573に当接することで、一端が支持部材510に他端がリセット部材570に固定されたコイルバネ574の付勢力に抗しながらリセット部材570を下方へ押し下げる。リセット部材570が下方に押し下げられることで、リセットスイッチ560が遮蔽状態から受光状態となり、リセットが行われる。
ここで、リセット部材570は、コイルバネ574により上方へ向けて付勢されている。
回転防止部材580は、前扉14が開いている開状態で、シリンダ錠520の鍵軸の回転に伴うカム板530の他方側B(左回転)への回転を防止するものである。一方、回転防止部材580は、筐体12の前面を閉じた閉状態では、シリンダ錠520の鍵軸の回転に伴うカム板530の回転を防止しないようにしている。
回転防止部材580は、前扉14が開いている開状態で、シリンダ錠520の鍵軸の回転に伴うカム板530の他方側B(左回転)への回転を防止することができるものであれば、どのように構成されているかを問わないが、本実施の形態では、図17〜図20に示すように、回転防止部材580は支持部材510の内部に収容され、摺動体540と平行に設けられた平板状の部材である。
そして、回転防止部材580によりリセット部材570のリセット用開口部572の開口を塞ぐことで、カム板530の第1突出部531がリセット部材570のリセット用開口部572の下端部573に当接しないようにしている。
すなわち、回転防止部材580は、前扉14に設けられた回転防止部材580を筐体12側に突出した状態に付勢する付勢部材581により、前扉14側から筐体12側に突出するように構成され、押し込み部材600により押し込まれている状態(前扉14の閉状態)では後述する押し込み部材によりカム板530の第1突出部531がリセット部材570のリセット用開口部572の下端部573に当接可能な位置まで回転防止部材580を前扉14側に押し込むが、前扉14が開いている開状態では付勢部材の付勢力により筐体12側に突出することで、カム板530の第1突出部531がリセット部材570の下端部573に当接しないようにしている。
また、本実施の形態における回転防止部材580には、図17〜図19に示すように、前扉14の閉状態で、第1開口部541と連通する位置に連通用開口部582を備え、リセット部材570のリセット用開口部572の下端部573にカム板530の第1突出部531が当接可能にしている。
すなわち、前扉14の開状態では、カム板530の第1突出部531は回転防止部材580に邪魔されて、リセット部材570のリセット用開口部572には当接できないが、前扉14の閉状態では、第1開口部541と連通用開口部582とを通して、回転防止部材580に邪魔されることなくリセット部材570のリセット用開口部572の下端部573に当接することが可能となっている。
なお、回転防止部材580には、図17に示すような連通用開口部582を備えず、押し込み部材がカム板530の第1突出部531と当接しない位置まで前扉14側に押し込むことで閉状態では回転防止部材580に邪魔されることなくリセット部材570のリセット用開口部572の下端部573に当接可能にし、開状態では付勢部材の付勢力により前扉14側から筐体12側に突出した回転防止部材580により邪魔をするようにしても良い。
(押し込み部材600)
押し込み部材600は、図15に示すように、筐体12の閉状態で回転防止部材580に対向する部分に設けられ、閉状態で付勢部材の付勢力に抗して前扉14側に回転防止部材580を押し込むものである。
押し込み部材600により回転防止部材580が押し込まれることにより、カム板530の他方側B(左回転)への回転が防止されず、リセット部材570を変位させることが可能となる。
なお、押し込み部材600の構成は、回転防止部材580を押し込み可能であり、当該押し込んだ状態で、カム板530の回転を阻害しないものであれば、どのように構成されているかを問わない。
ここで、図19を用いて、回転防止部材580の動作について説明する。
まず、図19(A)は、前扉14が閉状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が筐体12側から前扉14側に押し込まれている状態を示している。かかる状態では、摺動体540の第1開口部541が回転防止部材580によって塞がれず、図20(B)に示すように第1開口部541と回転防止部材580の連通用開口部582とが連通しており、カム板530の左回転(他方側Bへの回転)が可能となっている。したがって、エラーが発生している場合は、当該エラーをリセットすることも可能である。
図19(B)は、前扉14が開状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が筐体12側から前扉14側に押し込まれておらず、付勢部材581により回転防止部材580が前扉14側から筐体12側に突出した状態となった状態を示している。かかる状態では、摺動体540の第1開口部541が回転防止部材580によって塞がれており、図20(A)に示すようにカム板530の左回転(他方側Bへの回転)が不可能となっている。したがって、エラーが発生中であっても、当該エラーをリセットすることは不可能である。
すなわち、発生中のエラーをリセットするためには、前扉14が閉状態となっている必要がある。
つぎに、図20、図21を用いて、リセット部材570の動作について説明する。
図20(A)、図21(A)は、リセット部材がリセットスイッチを作動させる位置へ変位する前の、リセット部材570の遮光片571がリセットスイッチ560に入り込んでいるリセット部材の状態を示している。リセット部材570は、一端が支持部材510、他端が当該リセット部材570に固定されたコイルバネ574の付勢力により、上方に向けて付勢されている。
かかる図20(A)の状態から、鍵軸を一方側Aへ回転、すなわち、遊技者から見て左回転、させることで、図20(B)の状態、すなわち、カム板530の第1突出部531が、第1開口部541、連通用開口部582、リセット用開口部572を通過し、リセット用開口部572の下端部573に引っかかり、そのまま鍵軸の回転を続けることで、コイルバネ574の付勢力に抗しながらリセット部材570が下方に移動される。そして、かかるリセット部材570の移動に伴い、図20(B)、図21(B)に示すように、リセットスイッチ560に入り込んでいた遮光片571がリセットスイッチ560から出ることで、遮蔽状態から受光状態と変位され、発生中のエラーがリセットされる。
(変形例)
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上述した実施の形態では、回転防止部材580を図19に示すように、長方形状に構成し、押し込み部材600により、筐体12側から前扉14側に押し込むことにより、第1開口部541と連通用開口部582とが連通して、カム板530の左回転(他方側Bへの回転)が可能となっているが、このような場合に限定されない。
回転防止部材580の他の例について図22、図23を用いて説明する。
図22(A)は、前扉14が閉状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が押し込まれている状態を示している。また、図22(B)は、前扉14が開状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が押し込まれていない状態を示している。
本変形例では、例えば、図22に示すように、回転防止部材580をく字状に構成し、回転防止部材580の傾斜部610を押し込み部材600により、筐体12側から前扉14側に押し込むことにより、レール620に沿って回転防止部材580を上方に移動させて、第1開口部541を回転防止部材580が塞がないようにしている。
図23(A)は、前扉14が閉状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が押し込まれている状態を示している。また、図23(B)は、前扉14が開状態となっており、押し込み部材600により、回転防止部材580が押し込まれていない状態を示している。
本変形例では、例えば、図23に示すように、回転防止部材580を2段階に折り曲げて構成し、回転防止部材580の頭頂部630を押し込み部材600により、筐体12側から前扉14側に押し込むことにより、回転軸640に沿って回転防止部材580を回転させて、頭頂部630と反対側の末端部650により塞いでいたリセット用開口部572を開放し、第1開口部541を回転防止部材580が塞がないようにしている。
なお、回転防止部材580の形状は、図22、図23に示すものに限定されず、カム板530の回転を防止可能な形状であれば形状を問うものではない。
例えば、前扉14の開状態で前扉14側から筐体12側へ突出する回転防止部材580が、カム板530の第1突出部531と係合して、カム板530の回転を防止することや、前扉14の開状態で飛び出すピン状の回転防止部材580をカム板530の回転方向下流側に設けることで、カム板530の回転を防止するようにしても良い。
また、カム板530は、回転した状態から、回転していない初期位置に戻るように構成しているが、これに限定されず、一方側Aへ回転させて、前扉14を開状態とした場合は、カム板530をロックして初期位置に戻らず、前扉14を閉状態とした場合に初期位置に戻るようにしても良い。
以上のように、本発明では、以下の効果を奏する。
本発明は、前扉14が開いている状態では、リセットされる方向への回転ができないようにすることで、意図せずリセットされてしまうことを防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明は、さらに、鍵軸の他方側Bへの回転を効率的に防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明は、さらに、閉状態では鍵軸の他方側Bへの回転を許容するが、開状態では鍵軸の他方側Bへの回転を防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明は、さらに、回転防止部材580を単純な構成で形成することが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明は、さらに、受光状態から遮蔽状態へ変位させることによりリセットされる場合は、針金などを隙間などから挿入されることにより遮蔽状態を作り出す不正な行為によってもリセットさせることが可能であるが、本発明のように遮蔽状態から受光状態へ変位させることによりリセットされるようにすることで、このような不正な行為によってはリセットされないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
(第1の実施の形態)
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 67 バックランプ
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置 200 メイン制御基板
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技状態制御手段
252 ボーナス内部中状態制御手段 253 ボーナス遊技状態制御手段
260 有利区間制御手段 270 リセット手段
280 送信手段 300 サブ制御基板
310 受信手段 320 演出制御手段
500 施錠装置 510 支持部材
520 シリンダ錠 530 カム板
540 摺動体 550 ロック体
560 リセットスイッチ 561 発光部
562 受光部 570 リセット部材
580 回転防止部材 530 カム板
531 第1突出部 532 第2突出部
540 摺動体 541 第1開口部
542 第2開口部 543 上端部
545 下端部 546 コイルバネ
550 ロック体 560 リセットスイッチ
590 リセット部材
(第2の実施の形態)
544 コイルバネ 574 コイルバネ
570 リセット部材 571 遮光片
572 リセット用開口部 573 下端部
580 回転防止部材 581 付勢部材
582 連通用開口部 600 押し込み部材
610 傾斜部 620 レール
630 頭頂部 640 回転軸
650 末端部

Claims (6)

  1. エラーの発生時に、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、当該エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、をそれぞれ表示可能であり、
    発生中のエラーを、当該エラーに対応する前記エラーコードと前記エラー情報とを点滅させることにより報知し、
    前記エラーコードの前記報知は、点滅のタイミングが早い高速表示で表示した後、点滅のタイミングの遅い低速表示に切り替わり、
    前記エラー情報の前記報知は、前記低速表示で表示され、前記エラーコードの当該低速表示後の点滅のタイミングと同じタイミングで点滅させることを特徴とする遊技機。
  2. エラーの発生時に、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、当該エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、をそれぞれ表示可能であり、
    発生中のエラーを、当該エラーに対応する前記エラーコードと前記エラー情報とを他の前記エラーコードと前記エラー情報との通常表示とは異なる特別表示で表示することにより報知し、
    前記報知は、前記通常表示と前記特別表示とを繰り返すことで行われ、
    前記エラーコードの前記報知は、繰り返しのタイミングが早い高速表示で表示した後、繰り返しのタイミングの遅い低速表示に切り替わり、
    前記エラー情報の前記報知は、前記低速表示で表示され、前記エラーコードの当該低速表示後の前記特別表示に切り替わるタイミングと同じタイミングで前記特別表示を表示することを特徴とする遊技機。
  3. 前記特別表示は、前記通常表示よりも視認性の高い色で表示するものであることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前面側に開口を有する筐体と、
    前記筐体の一側にヒンジを介して前記開口を開閉可能に取り付けられた前扉と、
    前記筐体の開放した前面を閉じた閉状態に前記前扉を施錠するための施錠装置と、を備え、
    前記施錠装置には、前記発生中のエラーをリセットするリセットスイッチと、
    前記リセットスイッチを作動させる位置又はリセットスイッチを作動させない位置へ変位可能なリセット部材と、
    鍵軸を一方側へ回転させることで前記筐体に対する前記前扉の施錠を解除し、他方側へ回転させることで前記リセットスイッチを作動させる位置へ前記リセット部材を変位させるシリンダ錠と、を備え、
    前記リセットスイッチは発光部と受光部とを備える光学的センサであり、
    前記鍵軸の前記他方側への回転により、前記リセット部材を前記受光部による受光を遮蔽する遮蔽状態から受光可能な受光状態へ変位させ、当該受光状態に変位したことを条件にリセットさせる請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記前扉が開いている開状態で、前記鍵軸を前記他方側へ回転させないようにする回転防止部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記施錠装置には、
    前記シリンダ錠の後端側に設けられ、鍵軸の回転に伴って回転するカム板と、
    前記カム板が回転することで上下に摺動する摺動体と、
    前記摺動体の摺動に伴い、前記筐体と前記前扉との係合を解除する位置へ変位するロック部材と、を備え、
    前記リセット部材は、前記摺動体に設けられることを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
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