JP6788923B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る遊技機は、所定の操作により管理者用メニュー画像を表示可能な遊技機において、前記管理者用メニュー画像には、少なくとも遊技機の動作確認用の項目を含む複数の項目を含み、管理者用メニュー画像の表示が行われている状態で、前記複数の項目の中から前記動作確認用の項目が選択された場合、第1動作確認用画像を表示し、前記第1動作確認用画像の表示が行われている状態で決定操作をした場合、第2動作確認用画像の表示が行われ、前記第1動作確認用画像は、遊技の進行を制御するメイン基板が管理するメイン系のセンサと、演出を制御するサブ基板が管理するサブ系のセンサとの各種センサに対応する名称の一覧を含む画像であり、前記第2動作確認用画像は、前記各種センサに対応する名称の一覧に加えて、前記各種センサの動作状況を示す情報を含む。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。リール駆動モータ65は、メイン制御手段200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であるか否かを検知するリール位置センサ63が設けられている。そして、このリール位置センサ63は、左回転リール64に対応する左回転リールセンサ、中回転リール66に対応する中回転リールセンサ、及び右回転リール68に対応する右回転リールセンサが設けられている。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数(以下、「クレジットメダル数」とする)を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されている。このような構成により、クレジット表示器87では、クレジットメダル数に対応する2桁の数字が表示可能となっており、払出枚数表示器88では、払出枚数に対応する2桁の数字が表示可能となっている。
前扉14のうち、クレジット表示器87と払出枚数表示器88との間には、現在の状態が「有利区間」であることを発光態様により報知する区間報知ランプ90が設けられている。
ここで、「有利区間」とは、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示が行われない非有利区間から移行可能であり、上記の押し順の表示が可能な区間である。
なお、区間報知ランプ90の点灯は、上述した場合に限定されず、他の場合、例えば、後述するAT状態への移行時に点灯するようにしてもよい。
また、区間報知ランプ90を設けずに、例えば、クレジット表示器87又は払出枚数表示器88を構成する特定の7セグメントLEDを用いて、現在の状態が「有利区間」であることを発光態様により報知してもよい。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。この操作部30は、メダル投入口38と、精算スイッチ36と、ストップスイッチ50と、スタートスイッチ40と、ベットスイッチ32と、十字キー・決定ボタンスイッチ41と、演出用ボタンスイッチ42と、を備えている。
操作部30の右側部分には、遊技機10の内部へ遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
前扉14の裏側であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクター17が設けられている。このメダルセレクター17には、メダル投入口38に投入されたメダルが前扉14の裏側に設けられた所定の流路(メダル通路)を通過する際にメダルに関する検知を順々に行う各種部品として、セレクターセンサA、セレクターセンサB、及びセレクターセンサCを備えるセレクターセンサ92(図2参照)が設けられている。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、ベットスイッチ32として、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
マックスベットスイッチ34の右側には、管理者用メニュー画像等の表示において所定の操作を行うための十字キー・決定ボタンスイッチ41が設けられている。十字キー・決定ボタンスイッチ41は、上下左右の選択を行う十字キーと、選択中の項目の決定操作を行う決定ボタンとを有する。
(演出用ボタンスイッチ42)
十字キー・決定ボタンスイッチ41の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
また、前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている(図2参照)。
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
設定変更スイッチ46は、電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、複数段階設けられた設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検知する払出センサ94と、を備えている。
また、ホッパーユニット24の近傍には、メダルタンク(図示せず)から溢れたメダルを貯蔵可能な補助タンク(図示せず)が設けられている。そして、補助タンクには、補助タンク内のメダルが所定量(満杯)になったことを検知してメイン制御手段200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96が設けられている。
電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44が設けられている。
電源ユニット43には、遊技者にとっての有利度合いの指標となる設定値の変更が可能な状態(設定変更状態)に制御するための設定キースイッチ45が設けられている。
解除センサ77は、払出しメダル切れエラーを解除する際にドアに設けられたキーシリンダー13等の操作を検知するために使用されるセンサである。なお、払出しメダル切れエラー以外のエラーでも、設定変更が必要なエラーを除き、エラーの解除の操作は可能であり、当該操作についても同様に解除センサ77によって検知する。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役の少なくとも何れか1つに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組合せによって、当選した役を構成する図柄61の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の配当としてのメダルが付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の配当を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78と、表示部84と、バックランプ67と、を備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記表示部84は、その画面に種々の情報を表示するための液晶表示装置である。
前記バックランプ67は、リールユニット60に設けられており、回転リール62上の図柄61を照らすためのものである。
図2に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技を制御するメイン制御手段200と、このメイン制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うサブ制御手段500とを備えている。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ表示器)やホールコンピュータに接続されている。
メイン制御手段200は、図3に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、配当付与手段240、遊技状態制御手段250、有利区間制御手段260、送信手段270、及び特定事象検知手段280の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施形態における遊技について説明する。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個全てのストップスイッチ50の操作を終えると、3個全ての回転リール62の回転が停止する。
役抽選手段210は、当選役を決定する役抽選を実行するものである。すなわち、役抽選手段210は、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役の何れか(1つ又は複数)に当選か又はハズレかの役抽選を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための役抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用、ボーナス内部中状態用、ボーナス遊技状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
本実施形態では、役抽選手段210により抽選される役として、大別すると、小役、リプレイ役、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
リール制御手段220は、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の役抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50の押し順が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。
停止図柄判定手段230は、全ての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。
配当付与手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の配当の付与を行うものである。配当付与手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されると配当としてのメダルの払い出しを行う。
遊技状態制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技状態制御手段250は、図3に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、ボーナス内部中状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」(図5参照)を制御するものである。ここで、ノーマル遊技状態は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」(図5参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部中状態は、ボーナス移行役として、例えば、「CBB1」、「CBB2」に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(図5参照)を制御するものである。
ボーナス遊技状態は、ボーナス移行役として、例えば、「CBB1」、「CBB2」に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
有利区間制御手段260は、図6を用いて後述するストップスイッチ50の押し順を報知不可能な非有利区間と、報知可能な有利区間とを制御するものである。そして、有利区間制御手段260は、後述する報知手段520を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
なお、役抽選により予め定められた役に当選することを契機に実行される抽選(有利区間移行抽選)により、有利区間へ移行することが決定された場合に移行する場合に限定されず、予め定められた役に当選することにより、有利区間移行抽選をすることなく非有利区間から有利区間へ移行するようにしてもよい。
また、有利区間は、遊技可能な遊技区間に上限が設定されており、非有利区間から有利区間へ移行してから、所定の上限ゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合は、有利区間の上限ゲーム数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
送信手段270は、サブ制御手段500へ信号を送信するためのものである。
送信手段270は、例えば、セレクターセンサ92の検知を契機に送信される投入検知信号、ベットスイッチ32での検知を契機に送信される投入操作信号、スタートスイッチ40での検知を契機に送信されるスタート信号、ストップスイッチ50での検知を契機に送信されるストップ信号、をサブ制御手段500へ送信する。
自動解除スイッチ(図示せず)とは、特定の契機に自動精算処理(クレジットメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効又は無効を選択するためスイッチである。近年、自動精算機能を搭載しない機種もあるが、ハード面での汎用性を考慮して自動解除スイッチを搭載する機種もある。
特定事象検知手段280は、メイン制御手段200が備える手段であり、特定事象の発生を検知するものである。
ここで特定事象とは、具体的には、遊技機10において、通常の状態とは異なる異常な状態が発生している状態、いわゆるエラー発生が含まれる。
サブ制御手段500は、図4に示すように、受信手段510、報知手段520の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御手段500は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
受信手段510は、送信手段270からの信号を受信するものである。
報知手段520は、演出装置70を用いて種々の情報、具体的には、演出を遊技者に報知するためのものである。
この報知手段520は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出、各遊技状態に応じた演出、各演出状態に応じた演出、又は押し順を報知するための演出等を遊技者に報知する。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、報知手段520は、抽選により選択された演出やメイン制御手段200からの信号(コマンド)に対応する演出を演出装置70を用いて遊技者に報知する。
また、報知手段520は、表示部84に、管理者用メニュー画像300及びメニューの項目に係る各種画像を表示する。管理者用メニュー画像300は、所定の操作により、遊技機10の管理者が各種設定を行うために表示部84に表示される画像である。各種画像については後述する。所定の操作は、例えば、遊技終了時に設定キースイッチ45をONにする等である。
次に、図5を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御手段200により管理され、図5に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、ボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態がある。
ノーマル遊技状態(NOM)は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御される。
ノーマル遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、通常(1/7.3)に設定されている。
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態において、ボーナス移行役として、例えば、「CBB1」、「CBB2」に当選し、当該ボーナス移行役「CBB1」、「CBB2」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に移行する。
ボーナス内部中状態におけるリプレイ役への当選確率は、ノーマル遊技状態よりも高く設定されている。
具体的には、ボーナス遊技状態「CBB1F」からはボーナス遊技状態「CBB1」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB2F」からはボーナス遊技状態「CBB2」に移行可能である。
ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施形態では、ボーナス移行役として、例えば、「CBB1」、「CBB2」に当選し、当該ボーナス移行役「CBB1」、「CBB2」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。
ボーナス遊技状態は、本実施形態では、ボーナス移行役「CBB1」に当選した場合に移行可能な「CBB1」に、ボーナス移行役「CBB2」に当選した場合に移行可能な「CBB2」が、それぞれ設けられている。
そして、「CBB」の終了後は、ノーマル遊技状態(NOM)に移行する。
図6に示すように、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な「非有利区間」と、「非有利区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な「有利区間」とがある。
「非有利区間」から「有利区間」には、本実施形態では、役抽選により予め定められた役に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」への有利区間移行抽選がされ、当該有利区間移行抽選に当選することにより移行させる。
また、「非有利区間」から「有利区間」へは、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる有利区間移行抽選に当選することにより移行する場合に限定されず、役抽選により予め定められた役に当選した場合は有利区間移行抽選をすることなく有利区間へ移行するようにしてもよい。
「有利区間」は、「非有利区間」よりも遊技者にとって有利な区間であって、「有利区間通常状態」、「AT状態」を備える。
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、非有利区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、非有利区間では実行されないAT状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
そのため、メイン制御手段200では、所定枚数の差枚数(所謂MY2400枚)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の投入枚数と払出枚数とを計数している。
有利区間通常状態は、「有利区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
有利区間通常状態は、非有利区間の非有利区間通常状態を継続した状態となっており、非有利区間通常状態と同様の演出が行われる。つまり、非有利区間通常状態と有利区間通常状態との違いは、滞在している区間が「非有利区間」か「有利区間」かの違いとなっている。
「AT状態」は、有利区間通常状態より遊技者にとって有利な状態である。
当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知(押し順ナビ)される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役やリプレイ役の図柄61の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
また、「AT状態」へは、非有利区間から有利区間へ移行後、計数が開始されるゲーム数が、上述した天井ゲーム数抽選により決定されたゲーム数(666ゲームなど)に到達すること(所謂天井)によっても移行してくるようにしている。
なお、「有利区間」は、有利区間通常状態やAT状態に限定されず、AT状態などへの移行を示唆する前兆演出が実行される前兆状態や、AT状態などに高確率で移行可能なチャンスゾーン状態、AT状態の遊技区間を上乗せ可能な上乗せ状態などの状態を備えてもよい。
図7に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200が1ゲーム毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、以上の例に挙げた並び順はあくまで一例であり、他の配置又は操作手順に応じて各種センサを並べてもよい。
ここで、上述した「エラー情報履歴」として表示されるエラーが実際に発生したときの報知態様について、図16、図17を用いて、発生中のエラーの報知について説明する。
図16は、発生中のエラーの報知の表示態様の一例を示すものであり、図16(A)は通常表示を、(B)は特別表示の表示態様の一例である。なお、ここで、図16(A)、又は図16(B)の表示中に、所定の操作(例えば、十字キー・決定ボタンスイッチ41の左キー及び決定ボタンを同時に押下する等)により、図8等に示す管理者メニュー画像を表示させるようにしてもよい。
そして、エラーコードの表示の下側に、エラーコードとエラーの内容を示すエラー情報とが2段で表示される。
なお、エラーコードとエラーの情報とは2段で表示される場合に限定されず、1段や3段以上で表示されるようにしてもよい。
具体的には、発生中のエラーの報知は、発生中のエラーコードとエラー情報とについては、図16(A)に示す通常表示と、図16(B)に示す特別表示とを繰り返すことで行われ、図16(A)に示す通常表示のみの発生していないエラーコードやエラー情報よりも注目させるようにしている。
図17の上段は、エラーコードのタイミングチャートであり、下段はエラー情報のタイミングチャートである。
エラーコードをまず繰り返しのタイミングの早い高速表示で表示するのは、発生したエラーに対応するエラーコードの位置を把握し易くするためであり、その後低速表示に切り替えるのは、エラーコードの内容を見易くするためである。
エラー情報を繰り返しのタイミングの早い高速表示で表示しないのは、高速表示ではエラー情報が読み難く、エラーの内容を把握し辛いからである。
すなわち、エラーコードの低速表示に切り替わった後の特別表示のタイミングと、エラー情報の特別表示のタイミングとが一致するようにしている。
これにより、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
なお、特別表示は、通常表示よりも視認性の高い色で表示されるものに限定されず、発生したエラーに対応するエラーコードやエラー情報の表示位置が認識できるような表示であれば表示形態は問わない。
項目選択中の第1メンテナンス画像302と、動作確認中の第2メンテナンス画像303とにおいて、動作状況の表示の有無を切り分けている。項目選択中の第1メンテナンス画像302では動作状況の欄を空欄とし、項目選択中の第1メンテナンス画像302を表示している状態で決定操作をした場合に動作確認中の第2メンテナンス画像303を表示し、動作確認中の第2メンテナンス画像303で動作状況の欄を表示するようにしている。このように、項目選択中の第1メンテナンス画像302では動作状況の欄だけを設けて、動作確認中の第2メンテナンス画像303で実際の動作状況の内容を表示させる、というように段階的に動作状況を表示させるようにしている。
すなわち、店員にエラーコードとエラー情報とが一体として認識され、発生中のエラーを一見して分からせることが可能となる。
また、エラーコードとは異なり、エラー情報の点滅を最初から高速表示をしないようにすることで、エラー情報を読みやすくすることが可能となる。
13 キーシリンダー
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクター 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 41 十字キー・決定ボタンスイッチ
42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 67 バックランプ
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 77 解除センサ
78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示部 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 セレクターセンサ
94 払出センサ 95 ホッパーモータ
96 オーバーフローセンサ
100 制御装置 200 メイン制御手段
204 素子搭載領域 206 第1領域
208 第2領域 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 配当付与手段 250 遊技状態制御手段
251 ノーマル遊技状態制御手段 252 ボーナス内部中状態制御手段
253 ボーナス遊技状態制御手段
260 有利区間制御手段 270 送信手段
500 サブ制御手段 510 受信手段
520 報知手段
Claims (1)
- 所定の操作により管理者用メニュー画像を表示可能な遊技機において、
前記管理者用メニュー画像には、少なくとも遊技機の動作確認用の項目を含む複数の項目を含み、
管理者用メニュー画像の表示が行われている状態で、前記複数の項目の中から前記動作確認用の項目が選択された場合、第1動作確認用画像を表示し、
前記第1動作確認用画像の表示が行われている状態で決定操作をした場合、第2動作確認用画像の表示が行われ、
前記第1動作確認用画像は、遊技の進行を制御するメイン基板が管理するメイン系のセンサと、演出を制御するサブ基板が管理するサブ系のセンサとの各種センサに対応する名称の一覧を含む画像であり、
前記第2動作確認用画像は、前記各種センサに対応する名称の一覧に加えて、前記各種センサの動作状況を示す情報を含み、
さらに、 前記複数の項目は、発生したエラーの履歴表示用項目を含み、
前記管理者用メニュー画像の表示が行われている状態で、前記複数の項目の中から前記エラーの履歴表示用の項目が選択された場合、決定操作を経ずに、前記エラーの履歴画像を表示し、
前記エラーの少なくとも一部を含むエラーの発生時には、予め記憶されているエラーを示すエラーコードの一覧と、当該エラーコード毎のエラーの内容を示すエラー情報の一覧と、をそれぞれ表示可能であり、
発生中のエラーを、当該エラーに対応するエラーコードとエラー情報とを点滅させることにより報知し、
前記エラーコードの前記報知は、点滅のタイミングが早い高速表示で表示した後、点滅のタイミングの遅い低速表示に切り替わり、
前記エラー情報の前記報知は、前記低速表示で表示され、前記エラーコードの当該低速表示後の点滅のタイミングと同じタイミングで点滅させることを特徴とする遊技機。
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