JP2021097581A - 落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバー - Google Patents

落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバー Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーを開示した。【解決手段】保護カバーを含み、前記保護カバーの中には前記保護カバーを左右に貫通したモーター空間が設置され、前記モーター空間の下端壁にはモーター固定台が固定的に連結され、前記モーター空間の上端壁には前記モーター固定台の左側に位置するファン箱が固定的に連結され、落石防止板と第一圧縮ばねにより落石がモーター保護カバーに与える衝撃を抑えられ、落石の衝撃によりモーターの作動に与える影響を一番小さくし、またラックにより落石の運動エネルギーを螺旋ばねの弾性復元力に変えて蓄え、回転磁石と触発磁石とが正対した後に、弾性復元力を放出してファンが駆動されて回転し、ここでモーターの散熱を補助する作用を果たせ、一方、調節リンクによりファンが作動する時間間隔を相対的に調節する。【選択図】図1

Description

本願発明はモーター技術分野に関わり、具体的には落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーである。
露天に取り付けられたモーターには保護カバーを配置することにより埃がついてくることを防止し、雨や雪でモーターの作動に影響し、鉱坑や山の洞窟などで落石と崩落ことがよく発生し、伝統的な薄肉型モーター保護カバーは落石にぶち壊されて内部のモーターを壊す可能性があり、厚肉型モーター保護カバーは落ちた落石の衝突を受けた後に振動を引き起こし、振動もモーターの長期的な作動に影響し、また山の洞窟や鉱坑などは密閉した空間で狭く、散熱しにくく、モーター自体の散熱はモーターの正常作動に要求される散熱に足りない。
中国特許出願公開第104659967号明細書
上記の技術不足に対して、本願発明は落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーを開示する。
本願発明は落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーであって、保護カバーを含み、前記保護カバーの中には前記保護カバーを左右に貫通したモーター空間が設置され、前記モーター空間の下端壁にはモーター固定台が固定的に連結され、前記モーター空間の上端壁には前記モーター固定台の左側に位置するファン箱が固定的に連結され、前記保護カバーの中には上方に開口し、かつ前記モーター空間の上側に位置する落石防止板スライド空間が左右対称に設置され、前記落石防止板スライド空間が外側に開口し、かつ内側に連通し、前記落石防止板スライド空間の下側にはラック空間が前記落石防止板スライド空間と連通するように設置され、前記ラック空間の中には上方へ前記落石防止板スライド空間の中に伸びたラックがスライド可能に連結され、前記落石防止板スライド空間の中には落石防止板がスライド可能に連結され、前記落石防止板の下端面が前記ラックの上端面と固定的に連結され、前記落石防止板の下端面と前記落石防止板スライド空間の底端壁との間には第一圧縮ばねが固定的に連結され、前記ラック空間の左側には主動歯車空間が前記ラック空間と連通するように設置され、前記主動歯車空間の後側にはプーリ伝動空間が設置され、前記主動歯車空間の後端壁には前へ前記主動歯車空間の中に伸び、かつ後ろへ前記プーリ伝動空間の後端壁に伸びた主動軸が回転可能に連結され、前記主動歯車空間の中には前記主動軸の前側末端と固定的に連結された第一単式軸受が設置され、前記第一単式軸受には前記ラックと噛み合った主動歯車が回転可能に連結され、前記プーリ伝動空間の後側には調節空間が設置され、前記調節空間の右側には間隔制御機構が設置され、前記調節空間の左側には遠心車空間が前記調節空間と連通するように設置され、前記遠心車空間と前記プーリ伝動空間との間にはラチェット空間が設置され、前記遠心車空間の後側にはエネルギー蓄え空間が設置され、左側の前記主動軸が後ろに伸びて前記ラチェット空間と前記遠心車空間を貫通して前記エネルギー蓄え空間の中に入っている。
前記プーリ伝動空間は第二単式軸受を含み、前記第二単式軸受が前記プーリ伝動空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第二単式軸受には第一プーリが回転可能に連結され、右側の前記主動軸には前記プーリ伝動空間の中に位置する第二プーリが固定的に連結され、前記第二プーリと前記第一プーリとが第一伝動ベルトにより伝動可能に連結されている。
前記ラチェット空間は内部ラチェットを含み、前記内部ラチェットと前記ラチェット空間の側壁とが固定的に連結され、前記ラチェット空間の中には左側の前記主動軸と固定的に連結された一方向回転盤が設置され、前記一方向回転盤の内部には外側に開口したスライド空間が対称に設置され、前記スライド空間の中にはスライド箱がスライド可能に連結され、前記スライド箱の中には外側に開口した歯止め空間が設置され、前記歯止め空間の前後端壁の間には歯止め回転軸が回転可能に連結され、前記歯止め回転軸には前記内部ラチェットと単式で噛み合っった歯止めが固定的に連結され、前記スライド箱の底端面と前記スライド空間の底壁との間には第二圧縮ばねが固定的に連結されている。
前記遠心車空間は第三単式軸受を含み、前記第三単式軸受が前記遠心車空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第三単式軸受には遠心車が固定的に連結され、前記遠心車の内部には外側に開口した複数の噛合ブロック空間が円周方向に沿って設置され、前記噛合ブロック空間の中には噛合ブロックがスライド可能に連結され、前記噛合ブロックの内端面と前記噛合ブロック空間の底端面との間には引っ張りばねが固定的に連結されている。
前記エネルギー蓄え空間は第四単式軸受を含み、前記第四単式軸受が前記エネルギー蓄え空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸の後側末端と固定的に連結され、前記第四単式軸受には第一傘歯車が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の左端壁には右方に伸びる第一従動軸が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の中には前記第一従動軸と固定的に連結された第三プーリが設置され、前記第三プーリの右側には前記エネルギー蓄え空間の右側末端と固定的に連結された第二傘歯車が設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合っており、左側の前記主動軸の後端面と前記エネルギー蓄え空間の後端壁との間には螺旋ばねが固定的に連結されている。
前記ファンはファン空間を含み、前記ファン空間が前記ファン箱の中に位置し、前記ファン空間の右端壁には左方へ前記ファン空間の中に伸びられ、かつ右方へ前記モーター空間の中に伸びられる第二従動軸が回転可能に連結され、前記第二従動軸の右側末端にはファンが固定的に連結され、前記ファン空間の中には前記第二従動軸の左側末端と固定的に連結された第四プーリが設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとが第二伝動ベルトにより伝動可能に連結されている。
前記調節空間は第三従動軸を含み、前記第三従動軸が前記調節空間の後端壁と回転可能に連結され、かつ前へ前記調節空間の中に伸びており、前記調節空間の中にはまた前記第三従動軸の前側に位置する第四従動軸が設置され、前記第四従動軸の中には後ろに開口したスプライン空間が設置され、前記スプライン空間が前記第三従動軸とスプラインにより連結され、前記第三従動軸の後側末端には磁石回転盤が固定的に連結され、前記磁石回転盤には回転磁石が固定的に連結され、前記調節空間の右側には前記回転磁石と対応する接触磁石空間が前記調節空間と連通するように設置され、前記接触磁石空間の中には接触磁石がスライド可能に連結され、前記接触磁石の右端面と前記接触磁石空間の底壁との間には第三圧縮ばねが固定的に連結され、前記接触磁石の右端面にはまた引き紐が固定的に連結され、前記引き紐の他端が前記スライド箱の底端面と固定的に連結され、前記第四従動軸の後側末端には調節盤が回転可能に連結され、前記調節盤の前側には三つの調節歯車が等間隔に設置され、三つの前記調節歯車は半径が異なり、かつ前記第四従動軸と固定的に連結され、前記調節歯車は前記噛合ブロックと噛み合うことができる。
前記間隔制御機構はリンク移動空間を含み、前記リンク移動空間が前記触発磁石空間の前側に位置し、かつ左方へ前記調節空間と連通し、前記リンク移動空間の右側には右方に開口したリンク操作空間が前記リンク移動空間と連通するように設置され、前記調節盤には右方に伸びて前記リンク移動空間を貫通して前記リンク操作空間の中に入った調節リンクがヒンジで連結され、前記リンク移動空間の下側には三つのリンク位置定め空間が前後等間隔に設置され、前記リンク位置定め空間の間の間隔は前記調節歯車の間の間隔と同じであり、前記調節リンクの下端面には前記リンク位置定め空間と対応するリンク固定ブロックが固定的に連結されている。
本願発明の効果は:落石防止板と第一圧縮ばねにより落石がモーター保護カバーに与える衝撃を抑えられ、落石の衝撃によりモーターの作動に与える影響を一番小さくし、またラックにより落石の運動エネルギーを螺旋ばねの弾性復元力に変えて蓄え、回転磁石と触発磁石とが正対した後に、弾性復元力を放出してファンが駆動されて回転し、ここでモーターの散熱を補助する作用を果たせ、一方、調節リンクによりファンが作動する時間間隔を相対的に調節する。
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1は本願発明の構成概略図 図2は図1の「A―A」方向の断面構成概略図 図3は図2の「B―B」」方向の断面構成概略図 図4は図2の「C―C」」方向の断面構成概略図 図5は図2の「D」部の拡大構成概略図
附図1〜5に示しているように、本願発明は落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーであり、保護カバー10を含み、前記保護カバー10の中には前記保護カバー10を左右に貫通したモーター空間20が設置され、前記モーター空間20の下端壁にはモーター固定台21が固定的に連結され、前記モーター空間20の上端壁には前記モーター固定台21の左側に位置するファン箱14が固定的に連結され、前記保護カバー10の中には上方に開口し、かつ前記モーター空間20の上側に位置する落石防止板スライド空間13が左右対称に設置され、前記落石防止板スライド空間13が外側に開口し、かつ内側に連通し、前記落石防止板スライド空間13の下側にはラック空間24が前記落石防止板スライド空間13と連通するように設置され、前記ラック空間24の中には上方へ前記落石防止板スライド空間13の中に伸びたラック25がスライド可能に連結され、前記落石防止板スライド空間13の中には落石防止板12がスライド可能に連結され、前記落石防止板12の下端面が前記ラック25の上端面と固定的に連結され、前記落石防止板12の下端面と前記落石防止板スライド空間13の底端壁との間には第一圧縮ばね11が固定的に連結され、前記ラック空間24の左側には主動歯車空間29が前記ラック空間24と連通するように設置され、前記主動歯車空間29の後側にはプーリ伝動空間30が設置され、前記主動歯車空間29の後端壁には前へ前記主動歯車空間29の中に伸び、かつ後ろへ前記プーリ伝動空間30の後端壁に伸びた主動軸27が回転可能に連結され、前記主動歯車空間29の中には前記主動軸27の前側末端と固定的に連結された第一単式軸受26が設置され、前記第一単式軸受26には前記ラック25と噛み合った主動歯車28が回転可能に連結され、前記プーリ伝動空間30の後側には調節空間35が設置され、前記調節空間35の右側には間隔制御機構が設置され、前記調節空間35の左側には遠心車空間70が前記調節空間35と連通するように設置され、前記遠心車空間70と前記プーリ伝動空間30との間にはラチェット空間51が設置され、前記遠心車空間70の後側にはエネルギー蓄え空間66が設置され、左側の前記主動軸27が後ろに伸びて前記ラチェット空間51と前記遠心車空間70を貫通して前記エネルギー蓄え空間66の中に入っており、
前記落石防止板12が前記第一圧縮ばね11の推力に抵抗して下方に運動し、前記ラック25が前記ラック空間24に沿って下方に運動し、前記主動歯車28が駆動されて正方向に回転し、そして前記第一単式軸受26により前記主動軸27を正方向に回転させる。
前記プーリ伝動空間30は第二単式軸受22を含み、前記第二単式軸受22が前記プーリ伝動空間30の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27と固定的に連結され、前記第二単式軸受22には第一プーリ72が回転可能に連結され、右側の前記主動軸27には前記プーリ伝動空間30の中に位置する第二プーリ31が固定的に連結され、前記第二プーリ31と前記第一プーリ72とが第一伝動ベルト23により伝動可能に連結され、
右側の前記主動軸27が正方向に回転して前記第二プーリ31を正方向に回転させ、さらに、前記第一伝動ベルト23により前記第一プーリ72が駆動されて正方向に回転し、前記第二単式軸受22により左側の前記主動軸27が駆動されて正方向に回転する。
前記ラチェット空間51は内部ラチェット50を含み、前記内部ラチェット50と前記ラチェット空間51の側壁とが固定的に連結され、前記ラチェット空間51の中には左側の前記主動軸27と固定的に連結された一方向回転盤52が設置され、前記一方向回転盤52の内部には外側に開口したスライド空間53が対称に設置され、前記スライド空間53の中にはスライド箱54がスライド可能に連結され、前記スライド箱54の中には外側に開口した歯止め空間55が設置され、前記歯止め空間55の前後端壁の間には歯止め回転軸57が回転可能に連結され、前記歯止め回転軸57には前記内部ラチェット50と単式で噛み合っった歯止め56が固定的に連結され、前記スライド箱54の底端面と前記スライド空間53の底壁との間には第二圧縮ばね48が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が正方向に回転する時、前記歯止め56が前記内部ラチェット50に止められ、前記一方向回転盤52が逆転できないため、左側の前記主動軸27の逆転が制限され、前記スライド箱54が前記第二圧縮ばね48の推力に抵抗して内側に運動する時、前記歯止め56が内側に運動して前記内部ラチェット50に止められなくなり、左側の前記主動軸27が逆転できる。
前記遠心車空間70は第三単式軸受61を含み、前記第三単式軸受61が前記遠心車空間70の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27と固定的に連結され、前記第三単式軸受61には遠心車58が固定的に連結され、前記遠心車58の内部には外側に開口した複数の噛合ブロック空間60が円周方向に沿って設置され、前記噛合ブロック空間60の中には噛合ブロック63がスライド可能に連結され、前記噛合ブロック63の内端面と前記噛合ブロック空間60の底端面との間には引っ張りばね62が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が回転して前記第三単式軸受61により前記遠心車58を回転連動させ、そして前記噛合ブロック63が前記引っ張りばね62の引張力に抵抗して外側に運動する。
前記エネルギー蓄え空間66は第四単式軸受73を含み、前記第四単式軸受73が前記エネルギー蓄え空間66の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27の後側末端と固定的に連結され、前記第四単式軸受73には第一傘歯車65が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間66の左端壁には右方に伸びる第一従動軸69が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間66の中には前記第一従動軸69と固定的に連結された第三プーリ68が設置され、前記第三プーリ68の右側には前記エネルギー蓄え空間66の右側末端と固定的に連結された第二傘歯車67が設置され、前記第二傘歯車67が前記第一傘歯車65と噛み合っており、左側の前記主動軸27の後端面と前記エネルギー蓄え空間66の後端壁との間には螺旋ばね64が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が前記螺旋ばね64の弾性力に抵抗して正方向に回転する時、前記第四単式軸受73の作用で、左側の前記主動軸27は正方向に回転することにより前記第一傘歯車65を回転連動させなく、
左側の前記主動軸27が逆転する時、前記第四単式軸受73により第一傘歯車65を回転連動させ、そして前記第二傘歯車67を回転連動させ、さらに前記第一従動軸69により前記第三プーリ68を回転連動させる。
前記ファン14はファン空間16を含み、前記ファン空間16が前記ファン箱14の中に位置し、前記ファン空間16の右端壁には左方へ前記ファン空間16の中に伸びられ、かつ右方へ前記モーター空間20の中に伸びられる第二従動軸18が回転可能に連結され、前記第二従動軸18の右側末端にはファン19が固定的に連結され、前記ファン空間16の中には前記第二従動軸18の左側末端と固定的に連結された第四プーリ17が設置され、前記第四プーリ17と前記第三プーリ68とが第二伝動ベルト15により伝動可能に連結され、
前記第三プーリ68が回転して前記第二伝動ベルト15により前記第四プーリ17を回転連動させ、そして前記第二従動軸18により前記ファン19を回転連動させ、ここで散熱を補助できる。
前記調節空間35は第三従動軸39を含み、前記第三従動軸39が前記調節空間35の後端壁と回転可能に連結され、かつ前へ前記調節空間35の中に伸びており、前記調節空間35の中にはまた前記第三従動軸39の前側に位置する第四従動軸32が設置され、前記第四従動軸32の中には後ろに開口したスプライン空間34が設置され、前記スプライン空間34が前記第三従動軸39とスプラインにより連結され、前記第三従動軸39の後側末端には磁石回転盤40が固定的に連結され、前記磁石回転盤40には回転磁石41が固定的に連結され、前記調節空間35の右側には前記回転磁石41と対応する接触磁石空間37が前記調節空間35と連通するように設置され、前記接触磁石空間37の中には接触磁石38がスライド可能に連結され、前記接触磁石38の右端面と前記接触磁石空間37の底壁との間には第三圧縮ばね36が固定的に連結され、前記接触磁石38の右端面にはまた引き紐49が固定的に連結され、前記引き紐49の他端が前記スライド箱54の底端面と固定的に連結され、前記第四従動軸32の後側末端には調節盤42が回転可能に連結され、前記調節盤42の前側には三つの調節歯車33が等間隔に設置され、三つの前記調節歯車33は半径が異なり、かつ前記第四従動軸32と固定的に連結され、前記調節歯車33は前記噛合ブロック63と噛み合うことができ、
前記回転磁石41と前記触発磁石38とが磁力により吸引し合い、また吸引力が第三圧縮ばね36の引張力及び前記第二圧縮ばね48の推力より大きく、前記遠心車58が回転して前記噛合ブロック63を駆動して外側に運動させて前記調節歯車33と噛み合わせ、そして前記噛合ブロック63が回転して前記調節歯車33を回転連動させ、そして前記第四従動軸32を回転連動させ、前記第三従動軸39により前記磁石回転盤40と前記回転磁石41とを回転連動させ、前記回転磁石41が前記接触磁石38と正対した時、前記触発磁石38が前記触発磁石38と前記回転磁石41との吸引力の作用で前記圧縮ばね36の引張力に抵抗して左方に運動し、そして前記引き紐49により前記スライド箱54が駆動されて前記第二圧縮ばね48の推力に抵抗して下方に運動する。
前記間隔制御機構はリンク移動空間47を含み、前記リンク移動空間47が前記触発磁石空間37の前側に位置し、かつ左方へ前記調節空間35と連通し、前記リンク移動空間47の右側には右方に開口したリンク操作空間46が前記リンク移動空間47と連通するように設置され、前記調節盤42には右方に伸びて前記リンク移動空間47を貫通して前記リンク操作空間46の中に入った調節リンク43がヒンジで連結され、前記リンク移動空間47の下側には三つのリンク位置定め空間45が前後等間隔に設置され、前記リンク位置定め空間45の間の間隔は前記調節歯車33の間の間隔と同じであり、前記調節リンク43の下端面には前記リンク位置定め空間45と対応するリンク固定ブロック44が固定的に連結され、
前記調節リンク43が反時計回りに回転することにより、前記リンク固定ブロック44が前記リンク位置定め空間45から離脱し、前記調節リンク43が制限を受けなくて移動でき、需要に応じて前記調節リンク43を前後方向へ前記リンク固定ブロック44が適当な位置にある前記リンク位置定め空間45と対応するまで移動させ、そして前記調節盤42により前記第四従動軸32が駆動されて前後方向へ前記調節歯車33と前記噛合ブロック63とぴったりと対応するまで移動する。
以下、附図1〜5を参照し、本願発明の使用手順を詳しく説明する。
初期状態において、第一圧縮ばね11が緩んだ状態にあり、ラック25の左端面の下側末端がちょうど主動歯車28と噛み合い、第二圧縮ばね48が緩んだ状態にあり、歯止め56が内部ラチェット50と噛み合い、引き紐49が引っ張られた状態にあり、第三圧縮ばね36が圧縮された状態にあり、接触磁石38が完全に触発磁石空間37の中に位置し、引っ張りばね62が緩んだ状態にあり、螺旋ばね64が緩んだ状態にあり、第二単式軸受22、第一単式軸受26及び第三単式軸受61は正方向に回転することしかできなく、第四単式軸受73が逆方向に回転することしかできなく、
作動しはじめる時、モーターをモーター固定台21に固定し、落石が墜落する時、落石は落石防止板12に落ち、そして左側の主動軸27が螺旋ばね64の弾性力に抵抗して正方向に回転してエネルギーを蓄え、内部ラチェット50が歯止め56を止めて左側の主動軸27が逆転できなくなり、落石が落石防止板12に沿って両側に落ちた後、落石防止板12が第一圧縮ばね11の弾性力により復帰し、左側の主動軸27が第一単式軸受26の作用により回転しなく、左側の主動軸27が回転して回転磁石41を回転連動させ、上述の過程を数回繰り返し、回転磁石41が触発磁石38に正対するまで回転した時、スライド箱54が内側に運動し、左側の主動軸27が制限を失って逆転し、そしてファン19が駆動されて回転し、モーターの散熱を補助する作用を果たせ、
ファン19を始動する時間間隔を調節する時、調節リンク43を反時計回りかつ上方に上げた後、調節リンク43を前後に移動させると、噛合ブロック63が異なる調節歯車33と対応でき、ここで二回ファン19を始動するためのエネルギーを蓄えることを完成し、すなわち、ファン19を始動する時間間隔を相対的に調節することを完成する。
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
本願発明はモーター技術分野に関わり、具体的には落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバーである。
露天に取り付けられたモーターには保護カバーを配置することにより埃がついてくることを防止し、雨や雪でモーターの作動に影響し、鉱坑や山の洞窟などで落石と崩落ことがよく発生し、伝統的な薄肉型モーター保護カバーは落石にぶち壊されて内部のモーターを壊す可能性があり、厚肉型モーター保護カバーは落ちた落石の衝突を受けた後に振動を引き起こし、振動もモーターの長期的な作動に影響し、また山の洞窟や鉱坑などは密閉した空間で狭く、放熱しにくく、モーター自体の放熱はモーターの正常作動に要求される放熱に足りない。
中国特許出願公開第104659967号明細書
上記の技術不足に対して、本願発明は落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバーを開示する。
本願発明は落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバーであって、保護カバーを含み、前記保護カバーの中には前記保護カバーを左右に貫通したモーター空間があり、前記モーター空間の下側の壁にはモーター固定台が固定的に連結され、前記モーター空間の上側の壁には前記モーター固定台の左側に位置するファン箱が固定的に連結され、前記ファン箱が放熱のためのもので、前記保護カバーの中には前記モーター空間の上側に位置する落石による破壊防止板スライド空間があり、前記落石による破壊防止板スライド空間が左右に外部と連通し、前記落石による破壊防止板スライド空間において前記モーター空間から遠い方も外部と連通し、前記落石による破壊防止板スライド空間の下側には二つのラック空間が前記落石による破壊防止板スライド空間と連通するように形成され、前記ラック空間の中には上方へ前記落石による破壊防止板スライド空間の中に伸びたラックがスライド可能に設置され、前記落石による破壊防止板スライド空間の中には落石による破壊防止板がスライド可能に連結され、前記落石による破壊防止板の下端面が前記ラックの上端面と固定的に連結され、前記落石による破壊防止板の下端面と前記落石による破壊防止板スライド空間の底面の壁との間には第一圧縮ばねが固定的に連結され、前記ラック空間の左側には主動歯車空間が前記ラック空間と連通するように形成され、前記主動歯車空間の後側にはプーリ伝動空間があり、前記主動歯車空間の後側の壁には前へ前記主動歯車空間の中に伸び、かつ後ろへ前記プーリ伝動空間の後側の壁に伸びた主動軸が回転可能に連結され、前記主動歯車空間の中には前記主動軸の前側末端と固定的に連結された第一一方向軸継手が設置され、前記第一一方向軸継手には前記ラックと噛み合った主動歯車が回転可能に連結され、前記プーリ伝動空間の後側には調節空間があり、前記調節空間の右側には間隔制御機構が設置され、前記調節空間の左側には遠心車空間が前記調節空間と連通するように形成され、前記遠心車空間と前記プーリ伝動空間との間にはラチェット空間があり、前記遠心車空間の後側にはエネルギー蓄え空間があり、左側の前記主動軸が後ろに伸びて前記ラチェット空間と前記遠心車空間を貫通して前記エネルギー蓄え空間の中に入っている。
前記プーリ伝動空間は第二一方向軸継手を含み、前記第二一方向軸継手が前記プーリ伝動空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第二一方向軸継手には第一プーリが回転可能に連結され、右側の前記主動軸には前記プーリ伝動空間の中に位置する第二プーリが固定的に連結され、前記第二プーリと前記第一プーリとが第一伝動ベルトにより伝動可能に連結されている。
前記ラチェット空間は内部ラチェットを含み、前記内部ラチェットと前記ラチェット空間の側面の壁とが固定的に連結され、前記ラチェット空間の中には左側の前記主動軸と固定的に連結された一方向回転盤が設置され、前記一方向回転盤の内部には外側に開口したスライド空間が前記主動軸を中心として対称に形成され、前記スライド空間の中にはスライド箱がスライド可能に設置され、前記スライド箱の中には外側に開口した歯止め溝があり、前記歯止め溝前側と後側の壁の間には歯止め回転軸が回転可能に連結され、前記歯止め回転軸には前記内部ラチェットと単式で噛み合った歯止めが固定的に連結され、前記スライド箱の底端面と前記スライド空間の底面の壁との間には第二圧縮ばねが固定的に連結されている。
前記遠心車空間は第三一方向軸継手を含み、前記第三一方向軸継手が前記遠心車空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第三一方向軸継手には遠心車が固定的に連結され、前記遠心車の内部には外側に開口した複数の噛合ブロック溝が円周方向に沿って形成され、前記噛合ブロック溝の中には噛合ブロックがスライド可能に設置され、前記噛合ブロックの内端面と前記噛合ブロック溝底面の壁との間には引っ張りばねが固定的に連結されている。
前記エネルギー蓄え空間は第四一方向軸継手を含み、前記第四一方向軸継手が前記エネルギー蓄え空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸の後側末端と固定的に連結され、前記第四一方向軸継手には第一傘歯車が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の左側の壁には右方に伸びる第一従動軸が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の中には前記第一従動軸と固定的に連結された第三プーリが設置され、前記第三プーリの右側には前記第一従動軸の右側末端と固定的に連結された第二傘歯車が設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合っており、左側の前記主動軸の後端面と前記エネルギー蓄え空間の後側の壁との間には螺旋ばねが固定的に連結されている。
前記ファン箱はファン空間を含み、前記ファン空間が前記ファン箱の中に位置し、前記ファン空間の右側の壁には左方へ前記ファン空間の中に伸びられ、かつ右方へ前記モーター空間の中に伸びられる第二従動軸が回転可能に連結され、前記第二従動軸の右側末端にはファンが固定的に連結され、前記ファン空間の中には前記第二従動軸の左側末端と固定的に連結された第四プーリが設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとが第二伝動ベルトにより伝動可能に連結されている。
前記調節空間は第三従動軸を含み、前記第三従動軸が前記調節空間の後側の壁と回転可能に連結され、かつ前へ前記調節空間の中に伸びており、前記調節空間の中にはまた前記第三従動軸の前側に位置する第四従動軸が設置され、前記第四従動軸の中には前記調節空間と連通するスプライン空間があり前記第三従動軸が前記スプライン空間にスプラインにより設置され前記第三従動軸には磁石回転盤が固定的に連結され、前記磁石回転盤には回転磁石が固定的に連結され、前記調節空間の右側には前記回転磁石と対応する触発磁石空間が前記調節空間と連通するように形成され、前記触発磁石空間の中には前記回転磁石と吸引・反発しあうことができる触発磁石がスライド可能に設置され、前記触発磁石の右端面と前記触発磁石空間の下側の壁との間には第三圧縮ばねが固定的に連結され、前記触発磁石の右端面にはまた引き紐が固定的に連結され、前記引き紐の他端が前記スライド箱の底端面と固定的に連結され、前記第四従動軸の後側末端には調節盤が回転可能に連結され、前記調節盤の前側には三つの調節歯車が等間隔に設置され、三つの前記調節歯車は半径が異なり、かつ前記第四従動軸と固定的に連結され、前記調節歯車は前記噛合ブロックと噛み合うことができる。
前記間隔制御機構はリンク移動空間及び前記リンク移動空間の内部に設置された部材を含み、前記リンク移動空間が前記触発磁石空間の前側に位置し、かつ左方へ前記調節空間と連通し、前記リンク移動空間の右側には右方に開口したリンク操作溝が前記リンク移動空間と連通するように形成され、前記調節盤には右方に伸びて前記リンク移動空間を貫通して前記リンク操作溝の中に入った調節リンクがヒンジで連結され、前記リンク移動空間の下側には三つのリンク位置定め空間が前後等間隔に形成され、前記リンク位置定め空間の間の間隔は前記調節歯車の間の間隔と同じであり、前記調節リンクの下端面には前記リンク位置定め空間と対応するリンク固定ブロックが固定的に連結されている。
本願発明の効果は:落石による破壊防止板と第一圧縮ばねにより落石がモーター保護カバーに与える衝撃を抑えられ、落石の衝撃によりモーターの作動に与える影響を一番小さくし、またラックにより落石の運動エネルギーを螺旋ばねの弾性復元力に変えて蓄え、回転磁石と触発磁石とが正対した後に、弾性復元力を放出してファンが駆動されて回転し、ここでモーターの放熱を補助する作用を果たせ、一方、調節リンクによりファンが作動する時間間隔を相対的に調節する。
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1は本願発明の構成概略図 図2は図1の「A―A」方向の断面構成概略図 図3は図2の「B―B」」方向の断面構成概略図 図4は図2の「C―C」」方向の断面構成概略図 図5は図2の「D」部の拡大構成概略図
附図1〜5に示しているように、本願発明は落石による破壊防止かつ放熱補助可能なモーター保護カバーであり、保護カバー10を含み、前記保護カバー10の中には前記保護カバー10を左右に貫通したモーター空間20があり、前記モーター空間20の下側の壁にはモーター固定台21が固定的に連結され、前記モーター空間20の上側の壁には前記モーター固定台21の左側に位置するファン箱14が固定的に連結され、前記ファン箱14が放熱のためのもので、前記保護カバー10の中には前記モーター空間20の上側に位置する落石による破壊防止板スライド空間13があり、前記落石による破壊防止板スライド空間13が左右に外部と連通し、前記落石による破壊防止板スライド空間13において前記モーター空間20から遠い方も外部と連通し、前記落石による破壊防止板スライド空間13の下側には二つのラック空間24が前記落石による破壊防止板スライド空間13と連通するように形成され、前記ラック空間24の中には上方へ前記落石による破壊防止板スライド空間13の中に伸びたラック25がスライド可能に設置され、前記落石による破壊防止板スライド空間13の中には落石による破壊防止板12がスライド可能に連結され、前記落石による破壊防止板12の下端面が前記ラック25の上端面と固定的に連結され、前記落石による破壊防止板12の下端面と前記落石による破壊防止板スライド空間13の底面の壁との間には第一圧縮ばね11が固定的に連結され、前記ラック空間24の左側には主動歯車空間29が前記ラック空間24と連通するように形成され、前記主動歯車空間29の後側にはプーリ伝動空間30があり、前記主動歯車空間29の後側の壁には前へ前記主動歯車空間29の中に伸び、かつ後ろへ前記プーリ伝動空間30の後側の壁に伸びた主動軸27が回転可能に連結され、前記主動歯車空間29の中には前記主動軸27の前側末端と固定的に連結された第一一方向軸継手26が設置され、前記第一一方向軸継手26には前記ラック25と噛み合った主動歯車28が回転可能に連結され、前記プーリ伝動空間30の後側には調節空間35があり、前記調節空間35の右側には間隔制御機構が設置され、前記調節空間35の左側には遠心車空間70が前記調節空間35と連通するように形成され、前記遠心車空間70と前記プーリ伝動空間30との間にはラチェット空間51があり、前記遠心車空間70の後側にはエネルギー蓄え空間66があり、左側の前記主動軸27が後ろに伸びて前記ラチェット空間51と前記遠心車空間70を貫通して前記エネルギー蓄え空間66の中に入っており、
前記落石による破壊防止板12が前記第一圧縮ばね11の推力に抵抗して下方に運動し、前記ラック25が前記ラック空間24に沿って下方に運動し、前記主動歯車28が駆動されて正方向に回転し、そして前記第一一方向軸継手26により前記主動軸27を正方向に回転させる。
前記プーリ伝動空間30は第二一方向軸継手22を含み、前記第二一方向軸継手22が前記プーリ伝動空間30の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27と固定的に連結され、前記第二一方向軸継手22には第一プーリ72が回転可能に連結され、右側の前記主動軸27には前記プーリ伝動空間30の中に位置する第二プーリ31が固定的に連結され、前記第二プーリ31と前記第一プーリ72とが第一伝動ベルト23により伝動可能に連結され、
右側の前記主動軸27が正方向に回転して前記第二プーリ31を正方向に回転させ、さらに、前記第一伝動ベルト23により前記第一プーリ72が駆動されて正方向に回転し、前記第二一方向軸継手22により左側の前記主動軸27が駆動されて正方向に回転する。
前記ラチェット空間51は内部ラチェット50を含み、前記内部ラチェット50と前記ラチェット空間51の側面の壁とが固定的に連結され、前記ラチェット空間51の中には左側の前記主動軸27と固定的に連結された一方向回転盤52が設置され、前記一方向回転盤52の内部には外側に開口したスライド空間53が前記主動軸27を中心として対称に形成され、前記スライド空間53の中にはスライド箱54がスライド可能に設置され、前記スライド箱54の中には外側に開口した歯止め溝55があり、前記歯止め溝55の前側と後側の壁の間には歯止め回転軸57が回転可能に連結され、前記歯止め回転軸57には前記内部ラチェット50と単式で噛み合った歯止め56が固定的に連結され、前記スライド箱54の底端面と前記スライド空間53の底面の壁との間には第二圧縮ばね48が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が正方向に回転する時、前記歯止め56が前記内部ラチェット50に止められ、前記一方向回転盤52が逆転できないため、左側の前記主動軸27の逆転が制限され、前記スライド箱54が前記第二圧縮ばね48の推力に抵抗して内側に運動する時、前記歯止め56が内側に運動して前記内部ラチェット50に止められなくなり、左側の前記主動軸27が逆転できる。
前記遠心車空間70は第三一方向軸継手61を含み、前記第三一方向軸継手61が前記遠心車空間70の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27と固定的に連結され、前記第三一方向軸継手61には遠心車58が固定的に連結され、前記遠心車58の内部には外側に開口した複数の噛合ブロック溝60が円周方向に沿って形成され、前記噛合ブロック溝60の中には噛合ブロック63がスライド可能に設置され、前記噛合ブロック63の内端面と前記噛合ブロック溝60の底面の壁との間には引っ張りばね62が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が回転して前記第三一方向軸継手61により前記遠心車58を回転連動させ、そして前記噛合ブロック63が前記引っ張りばね62の引張力に抵抗して外側に運動する。
前記エネルギー蓄え空間66は第四一方向軸継手73を含み、前記第四一方向軸継手73が前記エネルギー蓄え空間66の中に位置し、かつ左側の前記主動軸27の後側末端と固定的に連結され、前記第四一方向軸継手73には第一傘歯車65が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間66の左側の壁には右方に伸びる第一従動軸69が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間66の中には前記第一従動軸69と固定的に連結された第三プーリ68が設置され、前記第三プーリ68の右側には前記第一従動軸69の右側末端と固定的に連結された第二傘歯車67が設置され、前記第二傘歯車67が前記第一傘歯車65と噛み合っており、左側の前記主動軸27の後端面と前記エネルギー蓄え空間66の後側の壁との間には螺旋ばね64が固定的に連結され、
左側の前記主動軸27が前記螺旋ばね64の弾性力に抵抗して正方向に回転する時、前記第四一方向軸継手73の作用で、左側の前記主動軸27は正方向に回転することにより前記第一傘歯車65を回転連動させなく、
左側の前記主動軸27が逆転する時、前記第四一方向軸継手73により第一傘歯車65を回転連動させ、そして前記第二傘歯車67を回転連動させ、さらに前記第一従動軸69により前記第三プーリ68を回転連動させる。
前記ファン箱14はファン空間16を含み、前記ファン空間16が前記ファン箱14の中に位置し、前記ファン空間16の右側の壁には左方へ前記ファン空間16の中に伸びられ、かつ右方へ前記モーター空間20の中に伸びられる第二従動軸18が回転可能に連結され、前記第二従動軸18の右側末端にはファン19が固定的に連結され、前記ファン空間16の中には前記第二従動軸18の左側末端と固定的に連結された第四プーリ17が設置され、前記第四プーリ17と前記第三プーリ68とが第二伝動ベルト15により伝動可能に連結され、
前記第三プーリ68が回転して前記第二伝動ベルト15により前記第四プーリ17を回転連動させ、そして前記第二従動軸18により前記ファン19を回転連動させ、ここで放熱を補助できる。
前記調節空間35は第三従動軸39を含み、前記第三従動軸39が前記調節空間35の後側の壁と回転可能に連結され、かつ前へ前記調節空間35の中に伸びており、前記調節空間35の中にはまた前記第三従動軸39の前側に位置する第四従動軸32が設置され、前記第四従動軸32の中には前記調節空間35と連通するスプライン空間34があり前記第三従動軸39が前記スプライン空間34にスプラインにより設置され前記第三従動軸39には磁石回転盤40が固定的に連結され、前記磁石回転盤40には回転磁石41が固定的に連結され、前記調節空間35の右側には前記回転磁石41と対応する触発磁石空間37が前記調節空間35と連通するように形成され、前記触発磁石空間37の中には前記回転磁石41と吸引・反発しあうことができる触発磁石38がスライド可能に設置され、前記触発磁石38の右端面と前記触発磁石空間37の下側の壁との間には第三圧縮ばね36が固定的に連結され、前記触発磁石38の右端面にはまた引き紐49が固定的に連結され、前記引き紐49の他端が前記スライド箱54の底端面と固定的に連結され、前記第四従動軸32の後側末端には調節盤42が回転可能に連結され、前記調節盤42の前側には三つの調節歯車33が等間隔に設置され、三つの前記調節歯車33は半径が異なり、かつ前記第四従動軸32と固定的に連結され、前記調節歯車33は前記噛合ブロック63と噛み合うことができ、
前記回転磁石41と前記触発磁石38とが磁力により吸引し合い、また吸引力が第三圧縮ばね36の引張力及び前記第二圧縮ばね48の推力より大きく、前記遠心車58が回転して前記噛合ブロック63を駆動して外側に運動させて前記調節歯車33と噛み合わせ、そして前記噛合ブロック63が回転して前記調節歯車33を回転連動させ、そして前記第四従動軸32を回転連動させ、前記第三従動軸39により前記磁石回転盤40と前記回転磁石41とを回転連動させ、前記回転磁石41が前記触発磁石38と正対した時、前記触発磁石38が前記触発磁石38と前記回転磁石41との吸引力の作用で前記圧縮ばね36の引張力に抵抗して左方に運動し、そして前記引き紐49により前記スライド箱54が駆動されて前記第二圧縮ばね48の推力に抵抗して下方に運動する。
前記間隔制御機構はリンク移動空間47及び前記リンク移動空間47の内部に設置された部材を含み、前記リンク移動空間47が前記触発磁石空間37の前側に位置し、かつ左方へ前記調節空間35と連通し、前記リンク移動空間47の右側には右方に開口したリンク操作溝46が前記リンク移動空間47と連通するように形成され、前記調節盤42には右方に伸びて前記リンク移動空間47を貫通して前記リンク操作溝46の中に入った調節リンク43がヒンジで連結され、前記リンク移動空間47の下側には三つのリンク位置定め空間45が前後等間隔に形成され、前記リンク位置定め空間45の間の間隔は前記調節歯車33の間の間隔と同じであり、前記調節リンク43の下端面には前記リンク位置定め空間45と対応するリンク固定ブロック44が固定的に連結され、
前記調節リンク43が反時計回りに回転することにより、前記リンク固定ブロック44が前記リンク位置定め空間45から離脱し、前記調節リンク43が制限を受けなくて移動でき、需要に応じて前記調節リンク43を前後方向へ前記リンク固定ブロック44が適当な位置にある前記リンク位置定め空間45と対応するまで移動させ、そして前記調節盤42により前記第四従動軸32が駆動されて前後方向へ前記調節歯車33と前記噛合ブロック63とぴったりと対応するまで移動する。
以下、附図1〜5を参照し、本願発明の使用手順を詳しく説明する。
初期状態において、第一圧縮ばね11が緩んだ状態にあり、ラック25の左端面の下側末端がちょうど主動歯車28と噛み合い、第二圧縮ばね48が緩んだ状態にあり、歯止め56が内部ラチェット50と噛み合い、引き紐49が引っ張られた状態にあり、第三圧縮ばね36が圧縮された状態にあり、触発磁石38が完全に触発磁石空間37の中に位置し、引っ張りばね62が緩んだ状態にあり、螺旋ばね64が緩んだ状態にあり、第二一方向軸継手22、第一一方向軸継手26及び第三一方向軸継手61は正方向に回転することしかできなく、第四一方向軸継手73が逆方向に回転することしかできなく、
作動しはじめる時、モーターをモーター固定台21に固定し、落石が墜落する時、落石は落石による破壊防止板12に落ち、そして左側の主動軸27が螺旋ばね64の弾性力に抵抗して正方向に回転してエネルギーを蓄え、内部ラチェット50が歯止め56を止めて左側の主動軸27が逆転できなくなり、落石が落石による破壊防止板12に沿って両側に落ちた後、落石による破壊防止板12が第一圧縮ばね11の弾性力により復帰し、左側の主動軸27が第一一方向軸継手26の作用により回転しなく、左側の主動軸27が回転して回転磁石41を回転連動させ、上述の過程を数回繰り返し、回転磁石41が触発磁石38に正対するまで回転した時、スライド箱54が内側に運動し、左側の主動軸27が制限を失って逆転し、そしてファン19が駆動されて回転し、モーターの放熱を補助する作用を果たせ、
ファン19を始動する時間間隔を調節する時、調節リンク43を反時計回りかつ上方に上げた後、調節リンク43を前後に移動させると、噛合ブロック63が異なる調節歯車33と対応でき、ここで二回ファン19を始動するためのエネルギーを蓄えることを完成し、すなわち、ファン19を始動する時間間隔を相対的に調節することを完成する。
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。


Claims (8)

  1. 落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバーであって、保護カバーを含み、前記保護カバーの中には前記保護カバーを左右に貫通したモーター空間が設置され、前記モーター空間の下端壁にはモーター固定台が固定的に連結され、前記モーター空間の上端壁には前記モーター固定台の左側に位置するファン箱が固定的に連結され、前記保護カバーの中には上方に開口し、かつ前記モーター空間の上側に位置する落石防止板スライド空間が左右対称に設置され、前記落石防止板スライド空間が外側に開口し、かつ内側に連通し、前記落石防止板スライド空間の下側にはラック空間が前記落石防止板スライド空間と連通するように設置され、前記ラック空間の中には上方へ前記落石防止板スライド空間の中に伸びたラックがスライド可能に連結され、前記落石防止板スライド空間の中には落石防止板がスライド可能に連結され、前記落石防止板の下端面が前記ラックの上端面と固定的に連結され、前記落石防止板の下端面と前記落石防止板スライド空間の底端壁との間には第一圧縮ばねが固定的に連結され、前記ラック空間の左側には主動歯車空間が前記ラック空間と連通するように設置され、前記主動歯車空間の後側にはプーリ伝動空間が設置され、前記主動歯車空間の後端壁には前へ前記主動歯車空間の中に伸び、かつ後ろへ前記プーリ伝動空間の後端壁に伸びた主動軸が回転可能に連結され、前記主動歯車空間の中には前記主動軸の前側末端と固定的に連結された第一単式軸受が設置され、前記第一単式軸受には前記ラックと噛み合った主動歯車が回転可能に連結され、前記プーリ伝動空間の後側には調節空間が設置され、前記調節空間の右側には間隔制御機構が設置され、前記調節空間の左側には遠心車空間が前記調節空間と連通するように設置され、前記遠心車空間と前記プーリ伝動空間との間にはラチェット空間が設置され、前記遠心車空間の後側にはエネルギー蓄え空間が設置され、左側の前記主動軸が後ろに伸びて前記ラチェット空間と前記遠心車空間を貫通して前記エネルギー蓄え空間の中に入っていることを特徴とする落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  2. 前記プーリ伝動空間は第二単式軸受を含み、前記第二単式軸受が前記プーリ伝動空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第二単式軸受には第一プーリが回転可能に連結され、右側の前記主動軸には前記プーリ伝動空間の中に位置する第二プーリが固定的に連結され、前記第二プーリと前記第一プーリとが第一伝動ベルトにより伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  3. 前記ラチェット空間は内部ラチェットを含み、前記内部ラチェットと前記ラチェット空間の側壁とが固定的に連結され、前記ラチェット空間の中には左側の前記主動軸と固定的に連結された一方向回転盤が設置され、前記一方向回転盤の内部には外側に開口したスライド空間が対称に設置され、前記スライド空間の中にはスライド箱がスライド可能に連結され、前記スライド箱の中には外側に開口した歯止め空間が設置され、前記歯止め空間の前後端壁の間には歯止め回転軸が回転可能に連結され、前記歯止め回転軸には前記内部ラチェットと単式で噛み合っった歯止めが固定的に連結され、前記スライド箱の底端面と前記スライド空間の底壁との間には第二圧縮ばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  4. 前記遠心車空間は第三単式軸受を含み、前記第三単式軸受が前記遠心車空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸と固定的に連結され、前記第三単式軸受には遠心車が固定的に連結され、前記遠心車の内部には外側に開口した複数の噛合ブロック空間が円周方向に沿って設置され、前記噛合ブロック空間の中には噛合ブロックがスライド可能に連結され、前記噛合ブロックの内端面と前記噛合ブロック空間の底端面との間には引っ張りばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  5. 前記エネルギー蓄え空間は第四単式軸受を含み、前記第四単式軸受が前記エネルギー蓄え空間の中に位置し、かつ左側の前記主動軸の後側末端と固定的に連結され、前記第四単式軸受には第一傘歯車が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の左端壁には右方に伸びる第一従動軸が回転可能に連結され、前記エネルギー蓄え空間の中には前記第一従動軸と固定的に連結された第三プーリが設置され、前記第三プーリの右側には前記エネルギー蓄え空間の右側末端と固定的に連結された第二傘歯車が設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合っており、左側の前記主動軸の後端面と前記エネルギー蓄え空間の後端壁との間には螺旋ばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  6. 前記ファンはファン空間を含み、前記ファン空間が前記ファン箱の中に位置し、前記ファン空間の右端壁には左方へ前記ファン空間の中に伸びられ、かつ右方へ前記モーター空間の中に伸びられる第二従動軸が回転可能に連結され、前記第二従動軸の右側末端にはファンが固定的に連結され、前記ファン空間の中には前記第二従動軸の左側末端と固定的に連結された第四プーリが設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとが第二伝動ベルトにより伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  7. 前記調節空間は第三従動軸を含み、前記第三従動軸が前記調節空間の後端壁と回転可能に連結され、かつ前へ前記調節空間の中に伸びており、前記調節空間の中にはまた前記第三従動軸の前側に位置する第四従動軸が設置され、前記第四従動軸の中には後ろに開口したスプライン空間が設置され、前記スプライン空間が前記第三従動軸とスプラインにより連結され、前記第三従動軸の後側末端には磁石回転盤が固定的に連結され、前記磁石回転盤には回転磁石が固定的に連結され、前記調節空間の右側には前記回転磁石と対応する接触磁石空間が前記調節空間と連通するように設置され、前記接触磁石空間の中には接触磁石がスライド可能に連結され、前記接触磁石の右端面と前記接触磁石空間の底壁との間には第三圧縮ばねが固定的に連結され、前記接触磁石の右端面にはまた引き紐が固定的に連結され、前記引き紐の他端が前記スライド箱の底端面と固定的に連結され、前記第四従動軸の後側末端には調節盤が回転可能に連結され、前記調節盤の前側には三つの調節歯車が等間隔に設置され、三つの前記調節歯車は半径が異なり、かつ前記第四従動軸と固定的に連結され、前記調節歯車は前記噛合ブロックと噛み合うことができることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
  8. 前記間隔制御機構はリンク移動空間を含み、前記リンク移動空間が前記触発磁石空間の前側に位置し、かつ左方へ前記調節空間と連通し、前記リンク移動空間の右側には右方に開口したリンク操作空間が前記リンク移動空間と連通するように設置され、前記調節盤には右方に伸びて前記リンク移動空間を貫通して前記リンク操作空間の中に入った調節リンクがヒンジで連結され、前記リンク移動空間の下側には三つのリンク位置定め空間が前後等間隔に設置され、前記リンク位置定め空間の間の間隔は前記調節歯車の間の間隔と同じであり、前記調節リンクの下端面には前記リンク位置定め空間と対応するリンク固定ブロックが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防止かつ散熱補助可能なモーター保護カバー。
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