JP2021097333A - 画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の原稿を一度に読み取った際のマルチクロップ処理の時間を低減する。【解決手段】配置部86は、クリップ処理部85が切り出した全てのクリップ領域を、画像メモリー3内のワークメモリー3Bのワークエリアに、互いに重ならない位置に配置する。向き補正部89は、配置部86がワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向きにそれぞれ補正する。OCR処理部90は、全てのクリップ領域の向きが予め定められた向きに補正された後のワークエリアWAに対して、OCR処理を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像読取装置、及び画像形成装置に関し、特に、画像に含まれる複数の原稿画像を切り出してOCRを行うための技術に関する。
原稿の画像を読み取る画像読取装置では、読み取った画像から原稿画像だけを切り出す機能(クリップ機能)と、切り出した原稿画像中に含まれる文字を認識する機能(OCR機能)とを有するマルチクロップ機能を備えているものがある。クリップ機能は、原稿載置台に置かれた原稿が斜めに傾いている場合でも、クリッピングを行う際に原稿画像の傾きを検出し、切り出した原稿画像の傾きを補正し、更に傾き補正後の原稿画像の向きを補正して表示又は保存まで行う機能である。OCR機能は、切り出した原稿画像に含まれる各文字画像をキャラクター化して文字認識する機能である。
特許文献1には、原稿画像の傾きの補正に用いることが可能な画像メモリーの空き容量が少ない場合に、原稿画像の領域を分割した分割領域ごとに傾きの補正を行うことが記載されている。
特開2018−207202号公報
しかし、原稿載置台に載置された複数の原稿(例えば名刺)を読み取る場合、載置された複数の名刺毎に、クリップ処理及びOCR処理が実行される。つまり、クリップ処理及びOCR処理が、名刺の枚数に亘って繰り返し実行される。このため、載置された名刺の枚数が増加するにつれて、クリップ処理及びOCR処理の時間が増加し、マルチクロップ処理に時間がかかるという問題がある。上記特許文献1に記載された技術では、この問題を解決できない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、複数の原稿を一度に読み取った際のマルチクロップ処理の時間を低減することを可能にする画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明における画像処理装置は、画像を記憶する画像メモリーと、前記画像メモリーに記憶された画像に含まれる複数の原稿の領域をそれぞれクリップ領域として認識するクリップ領域認識部と、複数の前記クリップ領域の傾きをそれぞれ検出する傾き検出部と、複数の前記クリップ領域のうち1つのクリップ領域を選択するクリップ領域選択部と、前記選択されたクリップ領域の傾きに基づいて前記画像の傾きを補正する傾き補正部と、前記傾き補正部が傾きを補正した傾き補正後の画像から当該選択されたクリップ領域を切り出すクリップ処理部と、前記クリップ領域選択部に1つの前記クリップ領域を選択させ、前記傾き補正部に当該選択されたクリップ領域の傾きに基づいて前記画像の傾きを補正させた後、前記クリップ処理部に当該選択されたクリップ領域を前記傾き補正後の画像から切り出させるクリップ処理を、前記クリップ領域認識部が認識した全てのクリップ領域についてそれぞれ行う処理制御部と、前記クリップ処理部が切り出した全てのクリップ領域を、前記画像メモリー内のワークエリアに互いに重ならない位置に配置する配置部と、前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向きにそれぞれ補正する向き補正部と、全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアに対して、OCR処理を行うOCR処理部と、を備えるものである。
また、本発明における画像読取装置は、原稿載置台に置かれた複数の原稿を1つの画像として取得し、当該取得した画像を前記画像メモリーに記憶させる画像読取部と、上記の画像処理装置と、を備える。
また、本発明における画像形成装置は、上記の画像読取装置と、前記画像読取装置が読み取った画像を用紙に印刷する画像形成部と、を備える。
この発明によれば、複数の原稿を一度に読み取った際のマルチクロップ処理の時間を低減することができる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の全体構成を示す概略断面図である。 画像読取装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像読取部が読み取った画像の一例を示す図である。 傾き補正のために回転された画像の一例を示す図である。 傾き補正のために回転された画像の一例を示す図である。 傾き補正のために回転された画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るマルチクロップ処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は画像読取部が読み取った画像の一例を示す図、(B)は全てのクリップ領域が配置されたワークエリアの一例を示す図である。 (A)は第1処理における配置変更により纏められた纏め画像の一例を示す図、(B)は第1処理における纏め画像の回転後のワークエリアの一例を示す図、(C)は第1処理におけるワークエリアに対する一括的にOCR処理を行う例を示す図である。 (A)は画像読取部が読み取った画像の一例を示す図、(B)は全てのクリップ領域が配置されたワークエリアの一例を示す図、(C)は第2処理におけるOCR処理を行う例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置について、図面に基づき詳細に説明する。尚、本実施の形態では、本実施形態に係る画像読取装置として画像形成装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す概略断面図である。図2は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、画像読取部5、画像メモリー3、記憶部4、操作部7、画像形成部12、及びデータ送受信部9を備えている。
まず、画像読取部5について説明する。画像読取部5は、上面に設けられた原稿を載置するためのコンタクトガラス161、コンタクトガラス161に載置された原稿に光を照射する光源26、原稿からの反射光を第2ミラー22に反射する第1ミラー21、反射光をCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーで構成された撮像素子25へ導く第3ミラー23及びレンズ系24を有する。
ユーザーがコンタクトガラス161上に原稿を置き、圧板6を閉じて、スタートボタン(不図示)を押下すると、図2に示す制御部100の制御に従って光源26が発光し、この光源26の光がコンタクトガラス161を透過して原稿に照射される。その結果、原稿の反射光がコンタクトガラス161を通して第1ミラー21に入射する。この入射光は、第2ミラー22、第3ミラー23及びレンズ系24を通過した後、撮像素子25へ入射する。
撮像素子25は、制御部100の制御に従って動作し、入射光を電気信号へ変換する。撮像素子25は、主走査方向に配列しており、主走査方向の1ライン分の出力値を得る。
更に、光源26、第1ミラー21、第2ミラー22及び第3ミラー23は、モーター等の駆動部(不図示)によって副走査方向(矢印Y方向)に一定速度で移動する。こうすることで、画像読取部5は原稿の主走査方向1ライン分の出力値を副走査方向に連続して取得し、結果として原稿全体の画像を読み取ることができる。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、MPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、処理制御部101と、画像処理部8とを備えている。
制御ユニット10は、記憶部4に記憶されている制御プログラムが上記プロセッサーで実行されることにより、制御部100と、処理制御部101と、画像処理部8として機能する。なお、制御ユニット10の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、画像読取部5、画像形成部12、画像メモリー3、記憶部4、及びデータ送受信部9と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
画像メモリー3は、画像読取部5が読み取ったデータやデータ送受信部9が外部装置から受信したデータ等を一時的に保存する入力画像メモリー3Aと、制御ユニット10における画像処理部8のワークエリアとして用いられるワークメモリー3Bとを備える。ここでは、入力画像メモリー3A、及びワークメモリー3Bを個別に示しているが、単一のメモリーを、入力画像メモリー3A、及びワークメモリー3Bとして兼用する構成でも構わない。
記憶部4は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。記憶部4は、画像形成装置1の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。
画像形成部12は、印刷すべき画像のトナー像を用紙(記録媒体)上に形成する。画像メモリー3は、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域としても機能する。
操作部(入力受付部)7は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理についてユーザーからの指示を受け付けるものである。例えば、操作部7は、テンキーや各種処理を実行、停止させるためのスタートボタン、リセットボタン等のハードキー、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成された表示画面を有する。表示画面は操作方法や各種メッセージ、操作ボタン等を表示する。
制御ユニット10に備えられる画像処理部8は、画像メモリー3が記憶するデータに対して、種々の画像処理を施すものである。画像処理部8は、クリップ領域認識部81、傾き検出部82、クリップ領域選択部83、傾き補正部84、クリップ処理部85、配置部86、向き検出部87、配置変更部88、向き補正部89、OCR処理部90、及び判定部91を有する。
クリップ領域認識部81は、画像読取部5が読み取った画像から、例えば原稿とコンタクトガラス161との濃度差を利用して原稿エッジ(エッジ画像)を検出し、この原稿エッジが示すエッジ情報を使ってクリップ領域を決定する。そして、クリップ領域認識部81は、画像読取部5が読み取った画像であって、上記原稿エッジを検出した画像から、1つのかたまりとして原稿エッジにより四辺が囲まれた矩形画像をクリップ領域として決定する。
例えば、コンタクトガラス161上に3枚のカード(例えば名刺)が置かれ、画像読取部5がこの複数の名刺を一度に読み取った場合、例えば図3に示すように、読み取った画像900には、3枚の名刺の画像が含まれる。この場合、クリップ領域認識部81は、各名刺について原稿エッジを検出し、クリップ領域を決定する。つまり、クリップ領域認識部81は、画像900から3枚の名刺の原稿エッジを検出し、クリップ領域を決定する。図3において、点線で示す領域91、92及び93がクリップ領域である。
傾き検出部82は、各クリップ領域の傾きを検出する。本実施の形態では、傾き検出部82は、例えば、主走査方向に対するクリップ領域の長辺の傾きを検出する。図3では、傾き検出部82は、領域91が傾きθ1、領域92が傾きθ2、領域93が主走査方向に対して平行、傾きゼロと検出する。
クリップ領域選択部83は、クリップ領域認識部81が認識したクリップ領域のうち、1つのクリップ領域を選択する。例えば、クリップ領域選択部83は、全てのクリップ領域が、予め定められた順番で1つずつ選択されて傾き補正が行われる。前記予め定められた順番は、例えば、画像900の左上から右上、続いて左中から右中、続いて、左下から右下という順番である。このため、クリップ領域選択部83は、画像900の左上に位置する領域91を最初に選択したとする。
傾き補正部84は、クリップ領域選択部83が選択中のクリップ領域の傾きを傾き検出部82が検出した傾きに応じて補正する。例えば、領域91が主走査方向から反時計回りの方向にθ1傾いていた場合、傾き補正部84は画像900を時計回りの方向にθ1回転する。図4は、回転後の画像901を示している。これにより領域91は主走査方向に対して平行、傾きゼロとなる。
クリップ処理部85は、原稿画像から、クリップ領域認識部81により決定された各クリップ領域の画像をそれぞれに切り出す処理(クリップ処理)を行う。例えば、クリップ処理部85は、図4に示すように、傾き補正後の画像901から領域91をクリップする。
処理制御部101は、クリップ領域選択部83に1つのクリップ領域を選択させ、傾き補正部84に当該選択されたクリップ領域の傾きに基づいて画像900の傾きを補正させた後、クリップ処理部85に当該選択されたクリップ領域を傾き補正後の画像900から切り出させるクリップ処理を、クリップ領域認識部81が認識した全てのクリップ領域についてそれぞれ行う。
具体的には、処理制御部101は、図4に示す領域92及び領域93のクリップ処理が終わっていないので、クリップ領域選択部83に領域92を選択させ、図5に示すように、傾き補正部84に領域92の傾きがゼロになるように画像900を主走査方向に対して時計回りにθ2回転させ、クリップ処理部85が傾き補正後の画像902から領域92をクリップする。
続いて、処理制御部101は、領域93に対しても同様の処理を行う。領域93は主走査方向に対する傾きがない、つまり主走査方向に平行の向きである場合、傾き補正部84は画像900を回転させる必要はなく、図6に示すように、クリップ処理部85が画像900からそのまま領域93をクリップする。
配置部86は、クリップ処理部85が切り出した全てのクリップ領域を、画像メモリー3内のワークメモリー3Bのワークエリアに互いに重ならない位置に配置する。
向き検出部87は、配置部86がワークメモリー3Bのワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きが、天地正向き、天地逆向き、右向き、及び左向きの何れであるかをそれぞれ検出する。天地正向きとは、名刺の画像の天地が正しい向きである。天地逆向きとは、名刺の画像の天地が反転している向きである。右向きとは、名刺の画像の天が右側で地が左側となっている向きである。左向きとは、名刺の画像の天が左側で地が右側となっている向きである。具体的には、向き検出部87は、記憶部4に予め記憶されている4種(天地正向き、天地逆向き、右向き、及び左向き)の名刺の画像基準パターンと、クリップ領域の画像とのパターンマッチングにより、クリップ領域の向きが、天地正向き、天地逆向き、右向き、及び左向きの何れであるかを検出する。そして、向き検出部87は、検出した全てのクリップ領域の向きを、クリップ領域ごとに画像メモリー3に記憶させる。
また、向き検出部87は、クリップ領域の画像中の文字列画像の長さ方向又はクリップ領域の長辺が横向きであれば、天地正向き又は天地逆向きであると判定し、2種(天地正向き、及び天地逆向き)の名刺の画像基準パターンとのパターンマッチングにより、クリップ領域の向きが天地正向き又は天地逆向きの何れであるかを検出し、クリップ領域の画像中の文字列画像の長さ方向又はクリップ領域の長辺が縦向きであれば、右向き又は左向きであると判定し、2種(右向き、及び左向き)の名刺の画像基準パターンとのパターンマッチングにより、クリップ領域の向きが右向き又は左向きの何れであるかを検出してもよい。
配置変更部88は、配置部86が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域について、向き検出部87の検出結果に基づいて、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行う。具体的には、向き検出部87は、検出した全てのクリップ領域の向きを、クリップ領域ごとに画像メモリー3に記憶させている。このため、配置変更部88は、画像メモリー3に記憶されたクリップ領域の向きに基づいて、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める。そして、配置変更部88は、纏めたクリップ領域の大きさから配置変更後の位置を特定する。そして、配置変更部88は、纏めたクリップ領域(後述する纏め画像)毎にクリップ領域の向きを示すデータを画像メモリーに記憶させる。
向き補正部89は、配置部86がワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向き(例えば、天地正向き)にそれぞれ補正する。具体的には、向き補正部89は、配置変更部88が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を、画像メモリーに纏め画像毎に記憶されたクリップ領域の向きを示すデータに基づいて、当該纏め画像に含まれるクリップ領域の向きを天地正向きに補正するように回転させる。
OCR処理部90は、全てのクリップ領域の向きが予め定められた向き(例えば、天地正向き)に補正された後のワークエリアに対して、OCR(Optical Character Recognition)処理を行う。具体的には、OCR処理部90は、天地正向きに揃えられた全てのクリップ領域を、一括的にOCR処理を行い、全てのクリップ領域に含まれる各文字画像をキャラクター化して文字認識する。
制御部100は、OCR処理部90が全てのクリップ領域に対してOCR処理を行った各クリップ領域の文字データをそれぞれ記憶部4に記憶させる。
判定部91は、配置変更部88が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上である場合に、向きバラツキありと判定する。
(i)クリップ領域認識部81が認識したクリップ領域の数Nが予め定められた設定数SQ(例えば、「4」)以上である場合、又は、判定部91が向きバラツキありと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上である場合)、配置変更部88は、配置部86がワークエリアに配置した全てのクリップ領域について、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行い、向き補正部89は、配置変更部88が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれるクリップ領域の向きを天地正向きに補正し、OCR処理部90は、全てのクリップ領域の向きが天地正向きに補正された後のワークエリアに対して、OCR処理を行う。
(ii)クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)より少ない場合で、かつ、判定部91が向きバラツキなしと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)未満である場合)、配置変更部88は、前記配置変更を行わず、向き補正部89は、配置部86がワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、天地正向きにそれぞれ補正し、OCR処理部90は、全てのクリップ領域の向きが天地正向きに補正された後のワークエリアの各クリップ領域に対して、個別にOCR処理を行う。
データ送受信部9は、接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置と種々のデータの送受信を行う。
図7は、本発明の実施形態に係るマルチクロップ処理の流れを示すフローチャートである。最初に、画像読取部5は、コンタクトガラス161に載置された原稿を読み取って画像を取得する(S11)。例えばコンタクトガラス161上に名刺が9枚置かれ、画像読取部5が9枚の名刺を1つの画像910として読み取ったとする。図8(A)は、画像読取部5が読み取った画像910の一例である。画像メモリー3は、制御部100の制御の下、画像910を一旦保存する。本実施形態では、画像読取部5が読み取った画像910は、四辺を直線とする矩形形状となっている。
続いて、クリップ領域認識部81が画像910から原稿エッジを検出し、クリップ領域を決定する(S12)。つまり、クリップ領域認識部81は、画像910から9枚の名刺の原稿エッジを検出し、クリップ領域を決定する。図8(A)において、領域91〜99がそれぞれクリップ領域である。また、クリップ領域認識部81は、画像910における領域91〜99と、その位置を示す座標データとを、画像メモリー3に記憶させている。
そして、傾き検出部82が、各クリップ領域の傾きを検出する(S13)。図8(A)では、傾き検出部82は、主走査方向に対するクリップ領域の長辺の傾きを検出することとして説明する。つまり、傾き検出部82は、領域91が傾きθ1、領域92が傾きθ2、領域94が傾きθ3、領域98が傾きθ4、領域93及び領域95が傾きゼロ、領域96、領域97及び領域99が傾き90度と検出する。傾き検出部82は、領域91〜99の傾きを、当該領域91〜99に対応付けて画像メモリー3に記憶させる。
まず、クリップ領域選択部83は、クリップ領域を1つ選択する(S14)。なお、全てのクリップ領域が1つずつ選択されて傾き補正が行われるため、S14においてどの順番でクリップ領域が選択されても構わない。クリップ領域選択部83は、画像メモリー3に記憶された9個のクリップ領域(つまり、領域91〜99)の中から、クリップ領域を1つ選択する。
次に傾き補正部84が、領域91の傾きがゼロになるように画像910を回転させる(S15)。領域91が主走査方向から反時計回りの方向にθ1傾いていた場合、傾き補正部84は画像910を時計回りの方向にθ1回転する。これにより領域91は主走査方向に対して平行、傾きゼロとなる。
そして、クリップ処理部85が、画像910から領域91をクリップする(S16)。全てのクリップ領域のクリップ処理が終わっていない場合(S17でNO)、処理制御部101はS14へ処理を移行する。例えば、次にクリップ領域選択部83は領域92を選択し、傾き補正部84が領域92の傾きがゼロになるように画像910を主走査方向に対して反時計回りにθ2回転し、クリップ処理部85が回転後の画像910から領域92をクリップする。
続いて、処理制御部101は、領域93に対しても同様の処理を行う。領域93は主走査方向に対する傾きがない、つまり主走査方向に平行の向きである場合、傾き補正部84は画像910を回転する必要はなく(処理制御部101はS15を行わず)、クリップ処理部85が画像910からそのまま領域93をクリップする。そして、処理制御部101は、領域94〜99に対しても同様の処理を行う。なお、領域96、97、及び99については、主走査方向から時計回りの方向に90度傾いているため、傾き補正部84は、領域96、97、及び99については画像910を回転させない。
全てのクリップ領域のクリップ処理が終わった場合(S17でYES)、その後、配置部86は、図8(B)に示すように、クリップ処理部85が切り出した全てのクリップ領域(つまり、領域91〜99)を、画像メモリー3内のワークメモリー3BのワークエリアWAに互いに重ならない位置に配置する(S18)。このとき、配置部86は、ワークエリアWAにおける各クリップ領域(つまり、領域91〜99)の配置位置を示す配置座標データを、画像メモリー3に記憶させている。
そして、制御部100は、クリップ領域認識部81が認識したクリップ領域の数Nが予め定められた設定数SQ(例えば、「4」)以上であるか否かと、配置変更部88が配置変更を行うことにより生成された纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上であるか否かと、を判定する(S19)。
制御部100は、クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)以上である場合(S19でYES)、又は、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上である場合(S19でYES)、第1処理を行う(S23〜S25)。
第1処理は、S23〜S25からなる処理である。具体的には、(i)クリップ領域認識部81が認識したクリップ領域の数Nが予め定められた設定数SQ(例えば、「4」)以上である場合、又は、判定部91が向きバラツキありと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上である場合)、配置変更部88は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域について、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行う(S23)。図9(A)に示すように、天地正向きの3つの領域91、93及び94が纏められ、天地逆向きの3つの領域92、95及び98が纏められ、左向きの2つの領域96及び99が纏められている。なお、配置変更部88は、配置部86が画像メモリー3に記憶させた図8(B)に示す各クリップ領域(つまり、領域91〜99)の配置位置を示す配置座標データに基づいて、図8(B)に示す各クリップ領域(つまり、領域91〜99)を、図9(A)に示す配置変更後の配置位置に配置変更を行う。なお、配置変更部88は、図9(A)に示す配置変更後の各クリップ領域(つまり、領域91〜99)の配置変更後座標データを画像メモリー3に記憶させている。
続いて、向き補正部89は、配置変更部88が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより(S24)、当該纏め画像に含まれるクリップ領域の向きを天地正向きに補正する。向き補正部89は、図9(B)に示すように、配置変更を行うことにより生成された纏め画像のうちで、天地逆向きの3つの領域92、95及び98からなる纏め画像を、例えば時計回りに180度回転させて、領域92、95及び98の向きを天地正向きに補正する。また、向き補正部89は、左向きの2つの領域96及び99からなる纏め画像を、例えば時計回りに90度回転させて、領域96及び99の向きを天地正向きに補正する。また、向き補正部89は、右向きの1つの領域97を、例えば反時計回りに90度回転させて、領域97の向きを天地正向きに補正する。なお、向き補正部89は、3つの領域91、93及び94については、天地正向きであるため、天地正向きの3つの領域91、93及び94からなる纏め画像を回転させない。
続いて、OCR処理部90は、図9(C)に示すように全てのクリップ領域の向きが天地正向きに補正された後のワークエリアWAに対して、OCR処理を行う(S25)。OCR処理部90は、天地正向きに揃えられた全てのクリップ領域を、一括的にOCR処理を行い、全てのクリップ領域に含まれる各文字画像をキャラクター化した文字認識し、図9(C)に示すOCR処理後の文字データを取得する。図9(C)では、OCR処理部90は、領域91〜99の各文字画像をキャラクター化した各テキストデータ(図9(C)に示す「A」〜「K」)を取得する。
一方、制御部100は、クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)未満で、かつ、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)未満である場合(S19でNO)、第2処理を行う(S20、S21)。ここでは、例えばコンタクトガラス161上に名刺が3枚置かれ、画像読取部5が3枚の名刺を1つの画像920として読み取ったとする。図10(A)は、画像読取部5が読み取った画像920の一例である。画像メモリー3は、制御部100の制御の下、画像920を一旦保存する。図10(A)に示すように、制御部100は、クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)未満で、かつ、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)未満であるため(S19でNO)、第2処理を行う(S20、S21)。
第2処理は、S20及びS21からなる処理である。具体的には、(ii)クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)より少ない場合で、かつ、判定部91が向きバラツキなしと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)未満である場合)、配置変更部88は、前記配置変更を行わず(つまり、S23及びS24の処理を行わない)、向き補正部89は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域の向きを、天地正向きにそれぞれ補正する(S20)。具体的には、向き補正部89は、図10(B)に示すように、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域(つまり、領域91〜93)のうちで、天地逆向きの領域92の向きを、図10(C)に示すように、天地正向きに補正する。続いて、OCR処理部90は、図10(C)に示すように全てのクリップ領域の向きが天地正向きに補正された後のワークエリアWAの各クリップ領域に対して、個別にOCR処理を行う(S21)。図10(C)では、OCR処理部90は、領域91〜93を個別にOCR処理を行い、領域91〜93の各文字画像をキャラクター化した各テキストデータ(図9(C)に示す「A」〜「C」)を取得する。
制御部100は、S21の処理後、又は、S25の処理後、OCR処理部90が全てのクリップ領域に対してOCR処理を行った各クリップ領域の文字データをそれぞれ記憶部4に記憶させる(S22)。
制御部100は、S22の処理後、本処理を終了する。
上記の実施形態によれば、配置部86は、クリップ処理部85が切り出した全てのクリップ領域を、画像メモリー3内のワークエリアWAに互いに重ならない位置に配置する。向き補正部89は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向きにそれぞれ補正する。OCR処理部90は、全てのクリップ領域の向きが予め定められた向きに補正された後のワークエリアWAに対して、OCR処理を行う。すなわち、複数のクリップ領域の画像(クリップ画像)を纏めた1つの画像(つまり、ワークエリアWAの画像)に対してOCR処理を行うことで、OCR処理を1回で済ますことができる。これにより、複数の原稿を一度に読み取った際のマルチクロップ処理の時間を低減することができる。
ここで、一般的なマルチクロップ処理と上記実施形態のマルチクロップ処理との差異について、もう少し詳細に説明する。一般的なマルチクロップ処理では、複数のクリップ領域の画像(クリップ画像)毎にその向き補正及びOCR処理の実行が繰り返されることから、OCR処理がクリップ画像の枚数回に亘って実行されるため、マルチクロップ処理に時間がかかるという問題がある。これに対して、上記実施形態のマルチクロップ処理では、上記したようにOCR処理を1回で済ますことができるので、マルチクロップ処理の時間を低減することができる。
また、向き検出部87は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域の向きをそれぞれ検出する。配置変更部88は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域について、向き検出部87の検出結果に基づいて、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行う。向き補正部89は、配置変更部88が配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれるクリップ領域の向きを予め定められた向きに補正する。すなわち、ワークエリアWAの纏め画像に対して1回だけ回転処理を行うだけでよく、マルチクロップ処理の時間を低減することができる。なお、一般的なマルチクロップ処理における向き補正では、異なる向きで揃う複数のクリップ画像(例えば、天地逆向きの複数のクリップ領域)を当該クリップ画像毎に個別に回転させる必要があるため、複数回回転させることになり、マルチクロップ処理に時間がかかる。これに対して、上記実施形態のマルチクロップ処理における向き補正では、上記したように纏め画像に対して1回だけの回転処理で済ますことができるので、マルチクロップ処理の時間を低減することができる。
また、(i)クリップ領域の数Nが予め定められた設定数SQ以上である場合、又は、判定部91が向きバラツキありと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上である場合)には、配置変更部88は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域について、クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行う。向き補正部89は、配置変更部88が配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれるクリップ領域の向きを予め定められた向きに補正する。すなわち、ワークエリアWAの纏め画像に対して1回だけ回転処理を行うだけで済ますことができる。そして、OCR処理部90は、複数のクリップ領域の画像(クリップ画像)を纏めた1つの画像(つまり、ワークエリアWAの画像)に対してOCR処理を行うことで、OCR処理を1回で済ますことができる。これにより、クリップ領域の数Nが予め定められた設定数SQ以上である場合、マルチクロップ処理の時間を低減することができる。一方、(ii)クリップ領域の数Nが設定数SQより少ない場合でかつ判定部91が向きバラツキなしと判定した場合(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)未満である場合)、配置変更部88は、配置変更を行わず、向き補正部89は、ワークエリアWAに配置された全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向きにそれぞれ補正し、OCR処理部90は、予め定められた向きに補正された後のワークエリアWAの各クリップ領域を個別にOCR処理を行う。すなわち、一般的なマルチクロップ処理を行う。この場合には、マルチクロップ処理の時間を低減することはできないが、纏め画像を記憶するエリアを設ける必要がないので、画像メモリー3の使用量の増大を抑制できる。
また、制御部100は、OCR処理部90が全てのクリップ領域に対してOCR処理を行った各クリップ領域の文字データをそれぞれ記憶部4に記憶させる。これにより、各クリップ領域の文字データを保存でき、活用することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、プリンター等の画像形成装置でもよい。
なお、上記実施形態のS19では、クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)以上であるか否かと、向きバラツキの有無の判定(つまり、纏め画像に含まれるクリップ領域の合計数TNが予め定められた閾値TH(例えば、「3」)以上であるであるか否か)とを判定しているが、S19において、クリップ領域の数Nが設定数SQ(例えば、「4」)以上であるか否かのみを判定する構成、或いは、S19において、向きバラツキの有無のみを判定する構成としてもよい。
また、制御部100は、配置部86がワークエリアWAに配置した全てのクリップ領域の向きが予め定められた種類(例えば2種類)以上であれば、前記第1処理を行い、未満であれば第2処理を行うとしてもよい。
なお、本発明の実施形態に係る画像読取装置11に、電子写真方式やインクジェット方式等の画像形成部12(図2)を追加したものが、本実施形態に係る上記の画像形成装置1である。また、本実施形態に係る画像処理装置は、本実施形態に係る画像読取装置11から画像読取部5(図2)を除去したものである。本実施形態に係る画像処理装置は、データ送受信部9が、後述する処理制御部101、第二処理制御部102、及び画像処理部8による処理対象となる画像を、ネットワーク接続された他のパーソナルコンピューター等から取得する。
また、図1乃至図10を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
3 画像メモリー
4 記憶部
5 画像読取部
10 制御ユニット
11 画像読取装置
81 クリップ領域認識部
82 傾き検出部
83 クリップ領域選択部
84 傾き補正部
85 クリップ処理部
86 配置部
87 向き検出部
88 配置変更部
89 向き補正部
90 OCR処理部
91 判定部
100 制御部
101 処理制御部

Claims (7)

  1. 画像を記憶する画像メモリーと、
    前記画像メモリーに記憶された画像に含まれる複数の原稿の領域をそれぞれクリップ領域として認識するクリップ領域認識部と、
    複数の前記クリップ領域の傾きをそれぞれ検出する傾き検出部と、
    複数の前記クリップ領域のうち1つのクリップ領域を選択するクリップ領域選択部と、
    前記選択されたクリップ領域の傾きに基づいて前記画像の傾きを補正する傾き補正部と、
    前記傾き補正部が傾きを補正した傾き補正後の画像から当該選択されたクリップ領域を切り出すクリップ処理部と、
    前記クリップ領域選択部に1つの前記クリップ領域を選択させ、前記傾き補正部に当該選択されたクリップ領域の傾きに基づいて前記画像の傾きを補正させた後、前記クリップ処理部に当該選択されたクリップ領域を前記傾き補正後の画像から切り出させるクリップ処理を、前記クリップ領域認識部が認識した全てのクリップ領域についてそれぞれ行う処理制御部と、
    前記クリップ処理部が切り出した全てのクリップ領域を、前記画像メモリー内のワークエリアに互いに重ならない位置に配置する配置部と、
    前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、予め定められた向きにそれぞれ補正する向き補正部と、
    全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアに対して、OCR処理を行うOCR処理部と、を備える画像処理装置。
  2. 前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きをそれぞれ検出する向き検出部と、
    前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域について、前記向き検出部の検出結果に基づいて、前記クリップ領域の向きが同じもの同士を隣接させて纏める配置変更を行う配置変更部と、を更に備え、
    前記向き補正部は、前記配置変更部が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれる前記クリップ領域の向きを前記予め定められた向きに補正する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. (i)前記クリップ領域認識部が認識したクリップ領域の数が予め定められた設定数以上である場合、前記配置変更部は、前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域について、前記配置変更を行い、前記向き補正部は、前記配置変更部が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれる前記クリップ領域の向きを前記予め定められた向きに補正し、前記OCR処理部は、全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアに対して、OCR処理を行い、
    (ii)前記クリップ領域の数が前記設定数より少ない場合、前記配置変更部は、前記配置変更を行わず、前記向き補正部は、前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、前記予め定められた向きにそれぞれ補正し、前記OCR処理部は、全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアの各クリップ領域に対して、個別にOCR処理を行う請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記配置変更部が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像に含まれる前記クリップ領域の数が予め定められた閾値以上である場合に、向きバラツキありと判定する判定部を、更に備え、
    (i)前記判定部が向きバラツキありと判定した場合、前記配置変更部は、前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域について、前記配置変更を行い、前記向き補正部は、前記配置変更部が前記配置変更を行うことにより生成された纏め画像を回転させることにより、当該纏め画像に含まれる前記クリップ領域の向きを前記予め定められた向きに補正し、前記OCR処理部は、全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアに対して、OCR処理を行い、
    (ii)前記判定部が向きバラツキなしと判定した場合、前記配置変更部は、前記配置変更を行わず、前記向き補正部は、前記配置部が前記ワークエリアに配置した全てのクリップ領域の向きを、前記予め定められた向きにそれぞれ補正し、前記OCR処理部は、全てのクリップ領域の向きが前記予め定められた向きに補正された後のワークエリアの各クリップ領域に対して、個別にOCR処理を行う請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 記憶部と、
    前記OCR処理部が前記全てのクリップ領域に対してOCR処理を行った各クリップ領域の文字データをそれぞれ前記記憶部に記憶させる制御部を、更に備える請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 原稿載置台に置かれた複数の原稿を1つの画像として取得する画像読取部と、
    請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    を備える画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像を用紙に印刷する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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