JP2021096905A - 面設置用面光源モジュール - Google Patents

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Kuniharu Matsuda
国治 松田
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Abstract

【課題】本発明の課題は、面光源パネルの特徴を活かすことで、固定面と一体化し当該固定面そのものと認識される、光源厚みが視認されない面光源付き固定面が形成でき、温度変化による変形や破壊の虞が無い、高機械的強度かつ高ハンドリング性の安価な面設置用面光源モジュールを提供することである。【解決手段】本発明は、固定面に密着固定して使用する面設置用面光源モジュールに関し、面光源パネル及び裏面構造を含み、該裏面構造が、該密着固定に係りかつプレート状の金属製プレート、及びパネル裏面と金属製プレートとの間に介在する樹脂製弾性プレートを含み、該樹脂製弾性プレートが、金属製プレートに固定されており、さらに面光源パネルの対向する2側面の各々の少なくとも一部を挟み込む側面壁部を有することで該面光源パネルを収容すると共に、該面光源パネルに固定されていない。【選択図】図1

Description

本発明は、面設置用面光源モジュールに関し、特に、光源の厚みが気になり難く、固定面そのものと認識される光源付き固定面構成部材を提供し得る面設置用面光源モジュールに関する。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる光源として、有機ELパネルに代表される面光源パネルが注目され、多くの研究がなされている。
このような有機ELパネルに代表され、この他、LEDを面状に並たりLED及び拡散板を組み合わせたりして作製されたLEDパネルの如き、面光源パネルを光源として用いた面設置用面光源モジュールについては、面光源パネルの特徴を十分に活かした部材が未開発の状況である。
例えば特許文献1は、面光源パネルが組み込まれた、耐久性・保守性に優れた外壁用パネルとして、面光源パネルの発光面の反対側の背面が、外壁用パネルの外装面に対向して当該外装面によって覆われている外壁用パネルであって、面光源パネルの側端部に沿い全周に亘って側端部を取り囲む側端覆設部が設けられ、密着部材が、発光面における非発光部に全周に亘って密着し、かつ、覆設部材にも全周に亘って密着する外壁用パネルを開示する。
このような特許文献1の外壁用パネルは、設置したまま面光源パネルを容易に交換することが可能となり、屋外で使用された場合であっても面光源パネル内部への雨水の侵入を防ぐことができる、とのことである。
より具体的には、特許文献1の外壁用パネルでは、発光面側からの水分の侵入を、発光面における覆設部材との隙間を、連続して間断なく両者に密着する密着部材で封止することで防止すると共に、外壁用パネルから覆設部材及び密着部材を外して面光源パネルを露出させてから、当該面光源パネルを取り外し交換することで、外壁用パネル自体は建造物等に設置したままで容易に面光源パネルの交換作業をすることができる、とのことである。
ここで、特許文献1では、当該発光面がガラスや樹脂からなる透明基板からなり、当該外壁用パネルの本体に相当する面光源パネルの筐体が鉄やアルミニウムなどの金属、あるいはポリカーボネート、アクリルといった樹脂等の素材により形成されてなるようにすることを提案している。
このように特許文献1の外壁用パネルは、例えば金属製の外壁用パネル本体にガラス製の面光源パネルを組み込む等の、異種材料を組み合わせた面光源パネル付き外壁用パネルを提案しているが、面光源パネルを組み込む外壁用パネル本体である筐体は、その為の専用部材の製作が必要であり、汎用の様々な材料や表面状態の一般の外壁用パネルに、その特徴を十分に活かしつつ面光源パネルを取り付けるには更なる工夫が必要と考えられる。
特開2014−086336号公報
前述の特許文献1は、上述したように、面光源パネルとこれを組み込む本体とが異種材料である場合であっても、発光面に間断なく密着部材を密着させることで、面光源パネルへの水分の侵入を防止でき、また、覆設部材及び密着部材を取り外すことで容易に面光源パネルの交換作業が可能であるとしているが、一定面積を有す面光源パネルと本体とで構成材料が異なる場合、線膨張係数の差異に基づきパネルでの発熱や環境による温度変化に起因して、当該密着が不十分になり水分の侵入が防げなくなるだけではなく、薄い面光源パネルが破損する怖れがあり、また、取り外すことを想定した覆設部材や密着部材を用いた場合には、設置面に対し面光源モジュールが一部とはいえ突出してしまい、設置面に面光源が取り付けられているという点で従来の光源と同様の外観となり、面光源の特徴が減殺されてしまう可能性が高く、さらなる改善が望まれる。
また、面光源パネルへの水分の侵入に関しては、その直接的な電気接続部を除き、パネル自体が防水封止されていることが、信頼性の観点から面光源パネルの実用化には必須と考えられ、特許文献1の密着部材使用の防水封止は根本的な解決方法ではない。
さらに、本発明の面設置用面光源モジュールでは、汎用の様々な材料や表面状態の固定面への取り付けを目指しており、その為の薄い面光源パネルの保護方法採用が必要である。
本発明は、このような面光源の薄さを活かした固定面そのものが面光源と認識される面設置用面光源モジュールの工業的実現が求められているとの現状認識の下、そのような面設置用面光源モジュールを提供すべく為されたものである。
即ち、面光源パネルの特徴を活かすことで、白熱灯や蛍光灯等従来光源を用いた場合には確保困難な、固定面そのものが面光源と認識される様にする為の面設置用面光源モジュールを提供することを目的とする。
本発明らは上記課題に鑑み鋭意検討した結果、面光源パネルと特定の裏面構造とを、組み合わせた面設置用面光源モジュールとすることによって、前述の課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、発光面及び裏面を両主面とし、該裏面を固定面に密着固定して使用する面設置用面光源モジュールであって、
該発光面及びパネル裏面を両主面とする面光源パネルと、
該密着固定に係る裏面構造と、を含み、
該裏面構造が、該密着固定に係り、かつ、プレート状の金属製プレート、及び
該パネル裏面と該金属製プレートとの間に介在する樹脂製弾性プレートを含み、
該樹脂製弾性プレートが、該金属製プレートに固定されており、さらに、
該樹脂製弾性プレートが、該面光源パネルの対向する2側面の各々の少なくとも一部を挟み込む側面壁部を有することで、該面光源パネルを収容すると共に、該面光源パネルに固定されていない、面設置用面光源モジュールに関する。
本発明において、前記面光源パネルは、好ましくは、有機ELパネルであり、その薄さ軽さや、柔らかい拡散光を発光する特徴が活かされる。
このような本発明の面設置用面光源モジュールは、上述の様に、側面壁部を有することで面光源パネルを固定せず収容する樹脂製弾性プレートを、金属製プレートに固定した面設置用面光源モジュールなので、これを用いることで、固定面と一体化し当該表面そのものと視認される面光源付き固定面を形成できるだけでなく、このような発明のモジュールは、温度変化による変形や破壊の虞が無い高機械的強度、かつ、高ハンドリング性の安価なモジュールとなる。
付随して、特に難燃性に問題があるOCFフィルムを含むパネルであっても、樹脂製弾性プレートを含む面光源タイルを金属製プレートにより1方向に隔離することで難燃性が向上し、また、金属製プレートにネジ孔を設けることで、固定面構成部材に、固定面用光源モジュールを容易にネジ留め可能となる。
また、前記樹脂製弾性プレートは、
前記裏面側に隆起する隆起部であって、
前記面光源パネルに含まれる光源素子への給電経路となる開口を有し、かつ、その高さが、前記金属製プレートの厚みと同じであり、前記固定された状態で、前記金属製プレートと共に前記裏面側に面一面を構成する隆起部を含むことが好ましく、より光源厚みが視認され難く、また、固定面での放熱が促進されるモジュールとなる。
また、前記樹脂製弾性プレートは、前記側面壁部を含み、かつ、前記面光源パネルの全周を被う周囲壁部を含むことが好ましく、例えば漏電等がより発生し難い、より高絶縁性が確保し易い、沿面距離が確実に確保可能なモジュールとなる。
また、前記樹脂製弾性プレートと前記面光源パネルとの間には、伝熱性液体、例えばシリコングリース、を含むことが好ましく、パネルから金属製プレートへの伝熱が促進され、発光に伴う熱のモジュールからの放熱性が向上し、発光の強度や色合いの安定性が向上すると共に、発光素子の寿命が長くなる。
また、前記樹脂製弾性プレートは、その前記金属製プレートと接する面に、少なくとも2つの突起部を有し、
前記金属製プレートが、該突起部に対応する部分に窪みを有し、かつ、
該突起部が、該窪みに挿入されていることが好ましく、パネルプレート相互間の熱膨張が吸収され易くなるので、より高い機械的強度のモジュールとなる。
また、前記金属製プレートは、前記発光面側の薄板サブプレート、及び、前記裏面側の、該薄板サブプレートより厚みが厚い、厚板サブプレートを含むことが好ましく、より安価に、より難燃性が確保され、より固定面への固定が容易な、そしてよりタイルの損傷が防止されたモジュールとなる。
本発明の面設置用面光源モジュールは、その面光源パネルの薄さに基づいて、固定面と一体化し、当該固定面そのものと認識される、光源厚みが視認されない面光源付き固定面が形成でき、温度変化による変形や破壊の虞が無い、高機械的強度かつ高ハンドリング性の安価な面設置用面光源モジュールである。
本発明の面設置用面光源モジュール100の一実施形態を、本発明に係る固定面構成部材9の一実施形態である化粧梁9に密着固定した状態の断面図である。 図1の面設置用面光源モジュール100、及び化粧梁9を、モジュール100の発光面側から見た平面図である。 図1の面設置用面光源モジュール100を、その裏面側から見た平面図である。
以下、本発明の実施態様について図を参照しながら説明する。
(面設置用面光源モジュール100)
図1は、本発明の面設置用面光源モジュール100の一実施形態を、本発明に係る固定面構成部材9の一実施形態である化粧梁9に密着固定した状態の断面図であり、図中の面設置用面光源モジュール100における、X及びX‘の矢印は図2におけるX−X‘断面切断線での切断方向を、Y及びY‘の矢印は図2におけるY−Y‘断面切断線での切断方向を、各々示す。
本発明の面設置用面光源モジュール100は、固定面構成部材9の固定面900に密着固定して使用する部材であり、発光面及び裏面を両主面とし、固定面構成部材9の固定面900に当該裏面を対向させ密着固定するための特定の裏面構造8、及びこの裏面構造8の樹脂製弾性プレート81が収容する面光源パネル10を含み、好ましくはさらに、裏面構造8と面光源パネル10との間に、伝熱性液体7、好ましくはシリコングリ−ス7、を含む。
本発明の面設置用面光源モジュール100は、樹脂製弾性プレート81が、面光源パネル10を収容するものの、面光源パネル10を固定はしない、又は、これに固定されないことを一つの特徴とし、これにより、これらの線膨張係数の差異に起因する相互規制が無いので、温度変化による変形や破壊の虞が無い。
本発明の面設置用面光源モジュール100は、発光面の一部を構成する、面光源パネル10が有する、図2に示す発光領域111が電力供給により発光することで、固定面構成部材9の固定面900そのものではないが、固定面900と認識される面の少なくとも一部が外部に光を放射し、そのような面を構成する為の、光源厚みが視認され難い、面光源付き固定面構成部材9を形成する為のモジュールとして用いられる。
図2は、図1の面設置用面光源モジュール100及び化粧梁9を、モジュール100の発光面側から見た平面図であり、その左右の端には、本発明の面設置用面光源モジュール100を、例えばネジで、固定面構成部材9に取り付ける為の、裏面構造8の金属製プレート82に設けられた取り付け穴が、小円として、左右1個ずつ計2個描かれている。
図1、及び図2においては、本発明に係る固定面構成部材9の好ましい一実施態様として、木材製の化粧柱9を例示しており、このような化粧柱9は、一般に、天井や床面からその鉛直方向に室内に配置される棒状の部材であり、図1ではその短手断面が描かれている。そして、図1例示の木材製の化粧柱9は、その長手方向に連続する中空空間を具備する化粧柱9となっており、例えばその中央に位置する構造柱を見栄え良く装飾することができ、また、このような中空空間に、例えば本発明に係る発光の為の、電気配線を通すことができる。
(固定面900)
本発明に係る固定面900は、単なる装飾部材の固定面であっても良いが、構造物や家具の固定面とすることが一般的であり、好ましくは建物の内部、及び外部の表面、即ち、外界への露出面であり、好ましい実施態様としては、例えば、化粧柱の表面である。このような化粧柱9としては、木製、及び樹脂製からなる群から選ばれる1種以上であることが、接触による怪我を防止しつつ温かみのある空間を構成する観点から好ましく、木材製とすることがより好ましい。
(裏面構造8)
本発明に係る裏面構造8は、本発明の密着固定に係り、該密着固定に係る金属製プレート82、及び、面光源パネル10を収容する樹脂製弾性プレート81を含み、該樹脂製弾性プレート81は、金属製プレート82に固定されている。
(樹脂製弾性プレート81)
本発明に係る樹脂製弾性プレート81は、発光面と平行な面を有するプレート状であり、パネル裏面と金属製プレート82との間に介在し、金属製プレート82に固定されているが、面光源パネル10には固定されておらず、側面壁部81BBを有することで、面光源パネル10を収容する。
このような側面壁部81BBは、光源パネル10の全周を被う周囲壁部81B(図示せず)に含まれていることが好ましく、面光源パネル10の対向する2側面の各々の少なくとも一部を挟み込む。
また、本発明に係る樹脂製弾性プレート81は、好ましくは、裏面側に隆起する隆起部81Cであって、面光源パネル10に含まれる光源素子1(図示せず)への給電経路となる開口81Dを有する隆起部81Cを含むことが好ましく、このような隆起部81Cは、その高さが、詳しくは後述する金属製プレート82の厚みと同じであること好ましく、前記固定された状態で、金属製プレート82と共に裏面側に面一面を構成する。
図3は、図1の面設置用面光源モジュール100を、その裏面側から見た平面図である。
さらに、本発明に係る樹脂製弾性プレート81は、金属製プレート82と接する面に、好ましくは、少なくとも2つの突起部81A(図示せず)を有し、これらの突起部81Aは、後述する金属製プレート82の窪み82Aに、前記固定時に挿入されている。
樹脂製弾性プレート81の材質としては、温度変化に伴う伸縮が発生しても、柔軟に面光源パネル10を収容可能であり、かつ、金属製プレート82への前記固定が維持可能な樹脂製であることを要するが、弾性樹脂であることが好ましく、より好ましくはシリコンラバーである。
(金属製プレート82)
本発明に係る金属製プレート82は、本発明に係る密着固定に係るプレート状の部材であり、その金属面が固定面900に面同士で密着した状態で固定されることにより、発光に伴う発熱を周囲に効率的に伝導伝熱し、面光源パネル10が高温になり輝度や色温度が低下することを防止し、また、それだけでな、その介在による面光源パネル10の隔離により固定面900の耐延焼性を向上し、さらに、面光源パネル10を裏面側から裏打ち・保護することで、機械的強度や高ハンドリング性が向上する。
このような金属製プレート82は、その厚みが1mm以上、10mm以下であることが好ましく、より好ましくは2mm以上、5mm以下で、好ましい金属材料は、アルミニウム、鉄、銅、SUSである。
このような金属製プレート82は、好ましくは前記突起部81Aに対応する部分に窪み82A(図示せず)を有し、このように物理的に前記固定を担保することで、例えば接着剤で金属製プレート82と樹脂製弾性プレート81とを前記固定した場合にも、異種材料間の固定に伴う線膨張係数差異起因の剥離を伸縮緩和状態にて防止可能である。
また、このような金属製プレート82は、好ましくは、発光面側の薄板サブプレート821、及び、薄板サブプレート821より厚みが厚い、裏面側の厚板サブプレート822を含み、即ち例えば薄板サブプレート821及び厚板サブプレート822からなる。
図1〜3に示す如く、薄板サブプレート821と厚板サブプレート822とは、互いに外形が異なることが好ましく、より好ましくは、平面視で、薄板サブプレート821の外形の内側に収まる厚板サブプレート822の外形とすることであり、適切に面光源パネル10を裏打ち・保護した状態で、また、十分な前記給電経路を確保した状態で、より少ない金属材料で安価に、より軽くモジュール100を構成できる。
このような厚板サブプレート822が、図3の平面図では、影を付して強調し描かれている。
好ましい厚みは、薄板サブプレート821が、0.1mm以上、2mm以下、
厚板サブプレート822が、0.9mm以上、8mm以下である。
(面光源パネル10)
本発明に係る面光源パネル10は、発光面と、本発明に係る裏面の側のパネル裏面とを両主面とする板状部材であり、本発明に係る裏面構造8と共に、本発明の面設置用面光源モジュール100を構成する。
面光源パネル10の平均厚みは、本発明に係る固定面900との一体性確保の観点から、0.1mm以上、10mm以下が好ましく、0.2mm以上、5mm以下がより好ましく、0.5mm以上、2mm以下がさらに好ましい。
また、その外形は、ハンドリング性確保及びメンテナンス性確保の観点から、矩形であることが好ましく、簡単構成で安価な面光源パネル10とする観点から好ましくは一つの発光領域111を有する。言い換えれば、発光面には、当該一つの発光領域111を取り囲む額縁領域があることが好ましい。このような額縁領域の平均的な幅wは、高信頼性としつつ明るい面光源パネル10とする観点から、0.5mm以上、10mm以下が好ましく、1mm以上、5mm以下がより好ましい。
(発光素子1)
このような面光源パネル10は、発光に係る発光素子1として、LEDを含むLEDパネル1としてもよいが、広範囲に柔らかい光を供給できる有機EL素子1を含む有機ELパネル10とすることが好ましい。
(有機ELパネル10)
本発明に係る有機ELパネル10は、発光面、及びパネル裏面を両主面とし、前記発光面に含まれる発光領域111から光を放射する面状の部材であり、可撓性を有していてもよい。
本発明に係る有機ELパネル10は、発光面からパネル裏面に向かって、透明基板3、有機EL素子1、及び封止構造からなる積層構造を含むパネルとすることが好ましく、このような所謂ボトムエミッション型パネルとすることで、外界に露出する発光面に高い機械的強度を付与せしめることができ、より好ましくは、単一の発光デバイスとして有機EL素子1を唯一つ含むパネルとすることであり、内部配線不要となる為、発光面における発光領域111の面積比率である面積効率が高く、かつ、安価なパネルとなる。
このような有機ELパネル10について詳述すると以下の通りである。
まず、前述した「有機EL素子を唯一つ含むパネル」とは、具体的にはパネル外部から直接給電される等電位電極層が、いずれも後述の、対向する透光性陽極層、及び反射性陰極層の1組のみである素子のみを含むパネルである。
前記透明基板3としては、簡便に高信頼性のボトムエミッション型の有機ELパネル10を構成する観点から、透光性及び絶縁性を有するガラスや樹脂を材料とする基板とすることが好ましく、その中でも有機ELパネルへの水分浸入を防止することで高信頼性パネルとする観点からガラス基板3がより好ましく、薄さ軽さを担保しつつ割れや欠けの発生が少ないパネルとする観点から、その厚みは、平均で0.1mm以上、10mm以下とすることが好ましく、0.2mm以上、5mm以下とすることがより好ましい。また、前記可撓性としては、パネルとしても基板としても、150mmR以下、好ましくは75mmR以下程度とすることができる。
前記有機EL素子1は、透光性導電膜、有機化合物含有の発光層を含み、かつ、複数の薄膜が積層された有機機能膜、及び反射性導電膜を順次製膜し、これらの膜の重畳部分として形成され、重畳部分に含まれる前述した3つの膜が、各々、透光性陽極層、有機機能層、反射性陰極層であり、好ましくは、前記透明基板3側に透光性陽極層が形成されたものである。このような有機EL素子は、透光性陽極層、及び反射性陰極層に印加される電圧に応じて、これらの重畳部分に挟持された有機機能層に電流が流れることで発光する。
前記透光性導電膜の材料としては、透明導電性酸化物が好ましく採用され、その中でも、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)が好ましく、光を効果的に取り出せる高透明性のITOあるいはIZOがより好ましい。また、このような透明導電性酸化物の膜の上に、1mm程度の間隔で縦横に数10μm幅の金属細線を有する金属細線付膜、その金属細線を上若しくは下、又は上下に腐食対策金属層を有するバッファ層金属細線付膜、例えばMo合金/Al合金/Mo合金の3層金属細線(MAM細線)、さらにこのような金属細線の上にこれより太い幅の絶縁膜(例えばポリイミド)を含む絶縁膜金属細線付膜を、前記透光性導電膜とすることも大面積発光領域111の有機ELパネル10であっても輝度ムラ無く発光せしめる観点から好ましい。このような発光領域111においては、例えば、このようなMAM/PI構造が存在しない、透明導電性酸化物の膜開口部位に形成された有機機能層の両電極挟持部分が発光することとなる

このような有機ELパネル10は、外部からの水分の侵入を防ぐために、封止膜により封止がなされることが好ましく、より好ましくは、平面視、有機EL素子1形成領域の全領域を含む発光領域111全面を含む領域に封止膜を備えることである。
また、膜封止の場合、機械的な外力によるキズを防ぐために、PETなどからなる保護フィルム、より好ましくは均熱シートを粘着材で貼り付けることが好ましく、温度ムラの発生による輝度ムラやダークスポット、突然の発光停止等の発生を防止することができる。
このような本発明に係る有機ELパネル10には、輝度や色、角度依存の光学特性や配光性の向上ために、発光面の発光領域11を含む領域の最表面、即ち、例えば前記ガラス基板3の光射出側に、光学機能体を備えることが好ましい。
この光学機能体としては、レンズやプリズムを含む、例えば、レンズシート、プリズムシート、又はレンチキュラーレンズシート等を例示することができ、ガラス表面にアクリル等からなる樹脂を塗ってナノインプリントしたものやガラスビーズを含んだ樹脂をスプレーコートやスリットコートしたものとすることもできる。好ましくは、一表面に凹凸構造をもち、他表面に粘着材が付いた樹脂フィルム(光学フィルム)を、その一表面が前記最表面となるようにガラス表面に貼ることであり、光学フィルムに光散乱性を付与することもできる。
100 面設置用面光源モジュール
10 面光源パネル(LEDパネル、有機ELパネル)
11 面光源タイル
111 発光領域
1 発光素子(有機EL素子、LED)
3 基板
7 伝熱性液体(シリコングリース)
8 裏面構造
81 樹脂製弾性プレート
81A 突起部
81B 周囲壁部
81BB 側面壁部
81C 隆起部
81D 開口
82 金属製プレート
82A 窪み
821 薄板サブプレート
822 厚板サブプレート
900 固定面
9 固定面構成部材(化粧梁)

Claims (6)

  1. 発光面及び裏面を両主面とし、該裏面を固定面に密着固定して使用する面設置用面光源モジュールであって、
    該発光面及びパネル裏面を両主面とする面光源パネルと、
    該密着固定に係る裏面構造と、を含み、
    該裏面構造が、該密着固定に係り、かつ、プレート状の金属製プレート、及び
    該パネル裏面と該金属製プレートとの間に介在する樹脂製弾性プレートを含み、
    該樹脂製弾性プレートが、該金属製プレートに固定されており、さらに、
    該樹脂製弾性プレートが、該面光源パネルの対向する2側面の各々の少なくとも一部を挟み込む側面壁部を有することで、該面光源パネルを収容すると共に、該面光源パネルに固定されていない、面設置用面光源モジュール。
  2. 前記樹脂製弾性プレートが、
    前記裏面側に隆起する隆起部であって、
    前記面光源パネルに含まれる光源素子への給電経路となる開口を有し、かつ、その高さが、前記金属製プレートの厚みと同じであり、前記固定された状態で、前記金属製プレートと共に前記裏面側に面一面を構成する隆起部
    を含む、請求項1に記載の固定面用光源モジュール。
  3. 前記樹脂製弾性プレートが、前記側面壁部を含み、かつ、前記面光源パネルの全周を被う周囲壁部を含む、請求項1、又は2に記載の固定面用光源モジュール。
  4. 前記樹脂製弾性プレートと前記面光源パネルとの間に、伝熱性液体(シリコングリース)を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の固定面用光源モジュール。
  5. 前記樹脂製弾性プレートが、その前記金属製プレートと接する面に、少なくとも2つの突起部を有し、
    前記金属製プレートが、該突起部に対応する部分に窪みを有し、かつ、
    該突起部が、該窪みに挿入されている、請求項1〜4のいずれかに記載の固定面用光源モジュール。
  6. 前記金属製プレートが、前記発光面側の薄板サブプレート、及び、前記裏面側の、該薄板サブプレートより厚みが厚い、厚板サブプレートを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の固定面用光源モジュール。
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